JP2020201858A - 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
一方で、実際に業務を遂行するための業務処理を通してトレーニングを行うと、入力操作の誤りに起因して業務上のデータに不備が生じたり、データが意図せずに削除されたりする問題が生じる場合がある。
このように、上記従来の技術では、入力操作の習得のためのトレーニングを効率よくかつ適切に行うことが容易でないという課題がある。
所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行する。
図1は、本実施形態の販売管理装置1の機能的構成を示すブロック図である。
販売管理装置1(情報処理装置)は、商品に関する各種データを記憶し、所定の取引先との取引のための作業を含む複数の業務(例えば、商品の売上、仕入及び在庫などに関する業務)について、ユーザからの入力操作に応じてデータの集計や帳票の印刷といった所定の処理を実行することで、商品の販売管理業務を支援する。販売管理装置1は、例えば、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC、スマートフォン、タブレット型端末などであり、商品の販売管理業務を行う者が使用する。
また、表示制御部11は、処理部12による処理結果を逐次表示部50に表示させる処理なども行う。
一方、トレーニングモードでは、トレーニングモード用実行環境データ33が、表示制御部11及び処理部12の処理対象のデータとして用いられる。
通常モード及びトレーニングモードにおける処理及び動作の詳細については後述する。
通常モード用実行環境データ32には、業務データ321、業務メニューデータ322、業務ログデータ323、及び業務プログラム324が含まれる。このうち業務データ321、業務メニューデータ322、及び業務ログデータ323が、通常モードの業務処理における処理対象のデータに相当する。
また、トレーニングモード用実行環境データ33には、業務データ331、業務メニューデータ332(複製業務メニューデータ)、業務ログデータ333(履歴データ)、及び業務プログラム334(複製プログラム)が含まれる。このうち業務データ331、業務メニューデータ332、及び業務ログデータ333が、トレーニングモードの業務処理における処理対象のデータ、及び複製データに相当する。
業務データ321には、得意先データ321a、商品データ321b、仕入先データ321c、及び取引データ321dが含まれる。このうち、得意先データ321a、商品データ321b、及び仕入先データ321cは、「実際の業務の遂行のために業務処理において参照される情報を含むデータ」に相当する。また、得意先データ321a、及び仕入先データ321cは、「実際の業務における取引先に係る情報を含むデータ」に相当し、商品データ321bは、「実際の業務における取引の対象に係る情報を含むデータ」に相当する。また、取引データ321dは、「実際の業務の遂行結果に係る情報を含むデータ」、及び「実際の業務における取引の結果に係る情報を含むデータ」に相当する。
同様に、図2(b)に示されるように、業務データ331には、得意先データ331a、商品データ331b、仕入先データ331c、及び取引データ331dが含まれる。
得意先データ321a、331aは、「キーコード」及び「得意先名」の項目の情報が得意先ごとに記憶されたテーブルデータである。
「キーコード」は、得意先を特定するために得意先ごとに定められている符号である。
「得意先名」は、得意先の名称である。
商品データ321b、331bは、「キーコード」、「商品名」及び「単価」の項目の情報が商品の種別ごとに記憶されたテーブルデータである。
「キーコード」は、商品を特定するために商品ごとに定められている符号である。
「商品名」は、商品の名称である。
「単価」は、商品に対応付けられて定められている商品の単価である。
仕入先データ321c、331cは、「キーコード」及び「仕入先名」の項目の情報が仕入先ごとに記憶されたテーブルデータである。
「キーコード」は、仕入先を特定するために仕入先ごとに定められている符号である。
「仕入先名」は、仕入先の名称である。
取引データ321d、331dは、「伝票日付」、「伝票番号」、「取引区分」、「取引先キーコード」、「行番号」、「商品キーコード」、「数量」、「単価」及び「金額」の項目の情報が商品の取引ごとに記憶されたテーブルデータである。
「伝票日付」は、取引に係る伝票の発行日である。
「伝票番号」は、伝票を特定するために伝票ごとに振られた数字である。
「取引区分」は、取引の種別に応じた区分を表す数字である。
「取引先キーコード」は、その取引の取引先(得意先又は仕入先)を示す符号である。この「取引先キーコード」は、得意先データ321a、331aにおける「キーコード」、及び仕入先データ321c、331cにおける「キーコード」のいずれかに対応する。したがって、得意先データ321a、331a又は仕入先データ321c、331cを参照することで、「取引先キーコード」に対応する取引先を特定することができる。
「行番号」は、伝票における商品等の記載欄の行の番号を示す。すなわち、伝票に2行以上の記載欄に亘って商品等の取引内容が記載されている場合には、取引データ321d、331dには、「伝票番号」が同一であり「行番号」が異なる2以上のデータが記憶される。
「商品キーコード」は、その取引の対象の商品を示す符号である。「商品キーコード」は、商品データ321b、331bにおける「キーコード」に対応する。したがって、商品データ321b、331bを参照することで、「商品キーコード」に対応する商品を特定することができる。
「数量」、「単価」は、それぞれその取引における商品の数量、単価であり、「金額」は、単価に数量を乗じて得られる取引金額である。
業務メニューデータ322、332は、「階層1」、「階層2」及び「業務名」の項目が業務名ごとに記憶されたテーブルデータである。この業務メニューデータ322、332の各行のデータは、「業務名」に記載された業務に係る業務処理を開始させるために選択されるべき「階層1」の業務メニュー、及び「階層2」の業務メニューの組み合わせを示したものである。よって、業務メニューデータ322、332は、「階層1」の業務メニュー、及び「階層2」の業務メニューを選択した場合に実行可能な業務処理を示したものであるということもできる。
「階層1」は、販売管理処理が開始された場合に最初に選択対象となる第1階層の業務メニュー群のいずれかである。第1階層の業務メニュー群は、業務メニュー画面52a、52bにメニューボタン521として表示される。
「階層2」は、第1階層のいずれかの業務メニューが選択された場合に選択可能となる、第2階層のメニュー群(不図示)のいずれかである。
「業務名」は、実行対象の業務処理に係る業務の名称である。
業務ログデータ323、333は、「番号」、「業務名」、「開始日時」、「終了日時」、「得意先キーコード」、「仕入先キーコード」及び「伝票番号」の項目が、実行された業務の業務名ごとに記憶されたテーブルデータである。業務ログデータ323、333は、処理部12により実行された業務処理の内容が時系列順に記録されたものであり、業務処理の履歴に係る履歴データに相当する。また、業務ログデータ323は、「実際の業務の遂行結果に係る情報を含むデータ」、及び「実際の業務における取引の結果に係る情報を含むデータ」に相当する。
「番号」は、実行された業務処理ごとに振られた番号である。
「業務名」は、実行された業務処理に係る業務の名称である。
「開始日時」は、業務処理が開始された日時である。
「終了日時」は、業務処理が終了した日時である。
「得意先キーコード」は、その業務処理における得意先を示すキーコードである。この「得意先キーコード」は、得意先データ321a、331aにおける「キーコード」に対応する。したがって、得意先データ321a、331aを参照することで、「得意先キーコード」に対応する得意先を特定することができる。
「仕入先キーコード」は、その業務処理における仕入先を示すキーコードである。この「仕入先キーコード」は、仕入先データ321c、331cにおける「キーコード」に対応する。したがって、仕入先データ321c、331cを参照することで、「仕入先キーコード」に対応する仕入先を特定することができる。
「伝票番号」は、その業務処理において作成された伝票を示す番号である。この「伝票番号」は、取引データ321d、331dにおける「伝票番号」に対応する。したがって、取引データ321d、331dを参照することで、「伝票番号」に対応する伝票を特定することができる。
同様に、トレーニングモード用実行環境データ33に含まれる業務プログラム334は、業務メニューデータ332の「階層1」の業務メニューごとに用意されている。CPU10(処理部12)は、これらの業務プログラム334に基づいて、対応する業務メニューに係る業務処理を実行する。
また、本実施形態の販売管理装置1は、通信部60を介して外部の印刷装置(不図示)に接続されており、販売管理装置1で作成された各種の伝票やトレーニング用チェックシートSなどを当該印刷装置で印刷できるようになっている。
次に、販売管理装置1の動作について説明する。
販売管理装置1が起動すると、表示部50の表示画面に、販売管理動作を開始させるためのショートカット511、512が表示される。
ショートカット511を選択する入力操作がなされた場合には、通常モードで販売管理動作が開始される。また、ショートカット512を選択する入力操作がなされた場合には、トレーニングモードで販売管理動作が開始される。
詳しくは、メニュープログラム31の起動時に、選択されたショートカット511又は512に応じて異なる引数が参照されるようになっており、この引数に応じて、通常モード及びトレーニングモードのいずれかで販売管理動作が開始される。上記引数の内容は、RAM20のモードフラグ21に反映されて保持され、販売管理装置1が通常モード及びトレーニングモードのいずれで動作しているかの判別のために適宜参照される。
一方、CPU10は、トレーニングモードで販売管理動作を開始させた場合には、トレーニングモード用実行環境データ33を処理対象のデータとして用い、通常モード用実行環境データ32は用いない。これにより、トレーニングモードでの動作時に、実際の業務に係る通常モード用実行環境データ32が書き換えられないようになっている。また、通常モード用実行環境データ32をコピーして得られたトレーニングモード用実行環境データ33を処理対象のデータとして用いることで、通常モードと同一の実行環境でトレーニングを行うことができるようになっている。
以下では、通常モード及びトレーニングモードでの販売管理装置1の動作についてそれぞれ説明する。
図9のショートカット511を選択する入力操作がなされると、CPU10(表示制御部11)は、通常モードで販売管理動作を開始させ、表示部50に通常モード用の業務メニュー画面52aを表示させる。
図10に示すように、業務メニュー画面52aでは、販売管理装置1でサポートされている複数の業務に係る業務処理を開始させるためのメニューボタン521が表示されている。このメニューボタン521の内容は、図7の業務メニューデータ322の「階層1」の業務メニューに対応する。すなわち、処理部12は、業務メニューデータ322を参照して表示させるメニューボタン521を決定する。
売上伝票入力画面53では、印刷される売上伝票(納品書)と同様の配置でデータの入力欄(商品名、数量、単位、単価、金額等)が設けられており、各入力欄を選択して直接データを入力することができるようになっている。納品書作成画面43で納品書の作成が終了した後、印刷ボタン531を選択する入力操作を行うことで、印刷装置により納品書を印刷することができる。
次に、トレーニングモードでの動作について説明する。
図9のショートカット512を選択する入力操作がなされると、トレーニングモードで販売管理動作が開始される。トレーニングモードの販売管理動作では、まず、通常モード用実行環境データ32がコピーされてトレーニングモード用実行環境データ33が生成され、当該トレーニングモード用実行環境データ33に基づいてトレーニング用チェックシートSが印刷(出力)され、その後、トレーニングモード用の業務メニュー画面52bが表示されて、トレーニングのための業務処理が実行される。
トレーニングモードでの販売管理処理が開始されると、CPU10(複製部13)は、通常モード用実行環境データ32をコピーしてトレーニングモード用実行環境データ33を生成し、記憶部30に記憶させる(ステップS101)。以降の各処理では、CPU10は、トレーニングモード用実行環境データ33を処理対象のデータとして用いる。
トレーニングメニュー生成処理が呼び出されると、CPU10は、業務ログデータ333を参照して、直近の所定期間、ここでは開始日が前月である業務ログを抽出する(ステップS201)。なお、業務ログを抽出する期間はこれに限られず、例えばトレーニングメニュー生成処理を実行している日から所定日数だけ遡った日までの期間などとしてもよい。
図14は、業務ログの抽出結果を実行回数順でソートした結果の例を示す図である。
ここでは、売上伝票Aに係る業務処理が3回、仕入伝票Aに係る業務処理が2回、売上伝票B、売上伝票C及び仕入伝票Bに係る業務処理がそれぞれ1回であり、この順にソートされている。
トレーニングメニューデータ34は、「業務名」、「業務メニュー」、「得意先名」、「仕入先名」及び「商品名」の項目が業務名ごとに記憶されたテーブルデータである。
「業務名」は、ステップS203におけるソート結果の順序で配列された、業務ログの業務名である。
「業務メニュー」は、業務メニューデータ332において「業務名」に対応する業務メニューを探索して抽出したものである。
「得意先名」は、業務ログデータ333において「業務名」に対応する得意先キーコードを、得意先データ331aの得意先名に変換したものである。
「仕入先名」は、業務ログデータ333において「業務名」に対応する仕入先キーコードを、仕入先データ331cの仕入れ先名に変換したものである。
「商品名」は、業務ログデータ333において「業務名」に対応する伝票番号を取得し、取引データ331dにおいて当該伝票番号に対応する商品コードを商品データ331bの商品名に変換したものである。
このトレーニング用チェックシートSは、トレーニングメニュー生成処理で生成されたトレーニングメニューデータ34(図15)の内容が反映されたものである。また、トレーニング用チェックシートSでは、右端にユーザチェック欄が設けられている。
なお、トレーニング用チェックシートSには、さらに、トレーニング項目の業務処理に対応する帳票番号(前月の業務処理において実際に作成された帳票の番号)を記載してもよい。また、当該帳票番号の帳票がトレーニング用チェックシートSとともに印刷されるようにしてもよい。これにより、ユーザは、トレーニングでの帳票の作成例を参照することができる。
図18の業務メニュー画面52bにおけるメニューボタン521の内容は、トレーニングモード用実行環境データ33の業務メニューデータ332(図7)の「階層1」の業務メニューに対応する。すなわち、CPU10は、業務メニューデータ332を参照して表示させるメニューボタン521を決定する。業務メニューデータ332は、通常モード用実行環境データ32に含まれる業務メニューデータ322をコピーしたものであるので、トレーニングモードの業務メニュー画面52bに含まれるメニューボタン521は、通常モードの業務メニュー画面52a(図10)に含まれるメニューボタン521と同一となる。
売上伝票入力画面53では、業務メニュー画面52と同様に、業務処理がトレーニングモードで実行されていることを示すトレーニングモード標識532(標識)が表示される。すなわち、CPU10は、モードフラグ21を参照してトレーニングモードであるか否かを判定し、トレーニングモードであると判定された場合に業務プログラムの実行時にトレーニングモード標識532を表示させる。
また、トレーニングモードの業務処理において帳票を印刷する場合には、印刷される帳票にもトレーニングモード標識532と同様の標識が印刷される。これにより、トレーニングモードで印刷された帳票が誤って実際の業務で使用されることのないようにすることができる。
次に、上記実施形態に係る変形例1について説明する。本変形例は、業務メニューデータ及び業務プログラムが、通常モード及びトレーニングモードで共用される点で上記実施形態と異なる。
本変形例では、記憶部30において、業務メニューデータ35及び業務プログラム36が、通常モード用実行環境データ32及びトレーニングモード用実行環境データ33から独立して記憶されている。すなわち、業務メニューデータ35及び業務プログラム36は、通常モード用実行環境データ32には含まれておらず、トレーニングモードの開始時にコピーされないため、トレーニングモード用実行環境データ33にも含まれていない。
次に、上記実施形態に係る変形例2について説明する。本変形例は、販売管理装置1の機能の一部が管理サーバ2に実装され、これにより、販売管理装置1及び管理サーバ2を備える販売管理システム100(情報処理システム)が構成されている点で上記実施形態と異なる。
販売管理システム100は、複数の販売管理装置1と、管理サーバ2とを備えている。また、販売管理装置1及び管理サーバ2は、通信ネットワーク3を介して情報通信可能に接続されている。
また、管理サーバ2には、販売管理装置1にインストールされている業務プログラムの更新管理を行う機能や、販売管理装置1の業務データを分析する機能などが設けられていてもよい。
これによれば、実際に業務を遂行する場合の業務処理の実行環境と近い環境でトレーニングを行うことができるため、ユーザは、必要な入力操作を効率よく習得することができる。また、トレーニングモードでは、複製されたトレーニングモード用実行環境データ33が処理対象のデータとされるため、トレーニングにおいて実際の業務に係るデータ(通常モード用実行環境データ32)が書き換えられる問題が生じないようにすることができる。
これによれば、実際に業務を遂行する場合の業務処理の実行環境と近い環境でトレーニングを行うことができるため、ユーザは、必要な入力操作を効率よく習得することができる。また、トレーニングにおいて実際の業務に係るデータが書き換えられる問題が生じないようにすることができる。
このようなプログラムで販売管理装置1を動作させることで、実際に業務を遂行する場合の業務処理の実行環境と近い環境でトレーニングを行うことができるため、ユーザは、必要な入力操作を効率よく習得することができる。また、トレーニングにおいて実際の業務に係るデータが書き換えられる問題が生じないようにすることができる。
例えば、通常モード用実行環境データ32及びトレーニングモード用実行環境データ33の内容は、上記実施形態のものに限られず、業務処理の処理対象となり得る任意のデータを含むものとすることができる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記複製手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理を実行するためのプログラムを複製して複製プログラムを生成し、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製プログラムに基づいて前記業務処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
異なる複数の前記業務処理が特定された業務メニューデータに基づいて、前記複数の業務処理の中から実行する前記業務処理をユーザに選択させるための業務メニュー画面を表示させる表示制御手段を備え、
前記複製手段は、前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードで用いられる前記業務メニューデータを複製して複製業務メニューデータを生成し、
前記表示制御手段は、前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合には、前記複製業務メニューデータに基づいて前記業務メニュー画面を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記通常モードの前記業務処理における前記処理対象のデータには、実際の前記業務の遂行のために前記業務処理において参照される情報を含むデータ、及び実際の前記業務の遂行結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一方が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記業務は、所定の取引先との取引のための作業を含み、
前記通常モードの前記業務処理における前記処理対象のデータには、実際の前記業務における前記取引先に係る情報を含むデータ、実際の前記業務における前記取引の対象に係る情報を含むデータ、及び実際の前記業務における前記取引の結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一部が含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記複製手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理が実行されるごとに、新たに前記複製データを生成し、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、最新の前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項7>
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理の履歴に係る履歴データに基づいて、複数のトレーニング項目の実行手順を示すトレーニングメニューを生成して出力するトレーニングメニュー出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項8>
前記トレーニングメニュー出力手段は、前記複製データに含まれる前記履歴データに基づいて前記トレーニングメニューを生成して出力することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
<請求項9>
前記複数のトレーニング項目の各々は、異なる複数の前記業務処理のいずれかに対応し、
前記トレーニングメニュー出力手段は、前記履歴データにより示される、前記複数の業務処理の各々の実行回数に基づいて前記複数のトレーニング項目を配列することを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理装置。
<請求項10>
前記トレーニングメニュー出力手段は、前記複数の業務処理のうち前記実行回数の多い業務処理に対応する前記トレーニング項目ほど早期に実行されるように前記実行手順を定めることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
<請求項11>
前記トレーニングメニュー出力手段は、前記履歴データのうち直近の所定期間の前記履歴に係る部分に基づいて前記トレーニングメニューを生成することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項12>
前記処理手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理を実行しているときに、前記業務処理が前記トレーニングモードで実行されていることを示す標識を、前記業務処理の処理内容とともに表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項13>
所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする情報処理システム。
<請求項14>
情報処理装置に設けられたコンピュータを、
所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段、
として機能させ、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とするプログラム。
2 管理サーバ
3 通信ネットワーク
10 CPU(コンピュータ)
11 表示制御部(表示制御手段)
12 処理部(処理手段)
13 複製部(複製手段)
14 トレーニングメニュー出力部(トレーニングメニュー出力手段)
20 RAM
30 記憶部
31 メニュープログラム
32 通常モード用実行環境データ
321 業務データ
322 業務メニューデータ
323 業務ログデータ
324 業務プログラム
33 トレーニングモード用実行環境データ
331 業務データ(複製データ)
332 業務メニューデータ(複製データ、複製業務メニューデータ)
333 業務ログデータ(複製データ、履歴データ)
334 業務プログラム(複製プログラム)
34 トレーニングメニューデータ
40 操作部
50 表示部
52、52a、52b 業務メニュー画面
60 通信部
100 販売管理システム
522、523 トレーニングモード標識
532 トレーニングモード標識
S トレーニング用チェックシート
Claims (14)
- 所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする情報処理装置。 - 前記複製手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理を実行するためのプログラムを複製して複製プログラムを生成し、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製プログラムに基づいて前記業務処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 異なる複数の前記業務処理が特定された業務メニューデータに基づいて、前記複数の業務処理の中から実行する前記業務処理をユーザに選択させるための業務メニュー画面を表示させる表示制御手段を備え、
前記複製手段は、前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードで用いられる前記業務メニューデータを複製して複製業務メニューデータを生成し、
前記表示制御手段は、前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合には、前記複製業務メニューデータに基づいて前記業務メニュー画面を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記通常モードの前記業務処理における前記処理対象のデータには、実際の前記業務の遂行のために前記業務処理において参照される情報を含むデータ、及び実際の前記業務の遂行結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一方が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記業務は、所定の取引先との取引のための作業を含み、
前記通常モードの前記業務処理における前記処理対象のデータには、実際の前記業務における前記取引先に係る情報を含むデータ、実際の前記業務における前記取引の対象に係る情報を含むデータ、及び実際の前記業務における前記取引の結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一部が含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記複製手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理が実行されるごとに、新たに前記複製データを生成し、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、最新の前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理の履歴に係る履歴データに基づいて、複数のトレーニング項目の実行手順を示すトレーニングメニューを生成して出力するトレーニングメニュー出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記トレーニングメニュー出力手段は、前記複製データに含まれる前記履歴データに基づいて前記トレーニングメニューを生成して出力することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 前記複数のトレーニング項目の各々は、異なる複数の前記業務処理のいずれかに対応し、
前記トレーニングメニュー出力手段は、前記履歴データにより示される、前記複数の業務処理の各々の実行回数に基づいて前記複数のトレーニング項目を配列することを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理装置。 - 前記トレーニングメニュー出力手段は、前記複数の業務処理のうち前記実行回数の多い業務処理に対応する前記トレーニング項目ほど早期に実行されるように前記実行手順を定めることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
- 前記トレーニングメニュー出力手段は、前記履歴データのうち直近の所定期間の前記履歴に係る部分に基づいて前記トレーニングメニューを生成することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記処理手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理を実行しているときに、前記業務処理が前記トレーニングモードで実行されていることを示す標識を、前記業務処理の処理内容とともに表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする情報処理システム。 - 情報処理装置に設けられたコンピュータを、
所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段、
として機能させ、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とするプログラム。
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