JP2020201858A - 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】効率よくかつ適切にトレーニングを行うことができる情報処理装置、情報処理システム及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、所定の業務に係る業務処理を、実際に業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、処理手段によりトレーニングモードで業務処理が実行される場合に、通常モードの業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、を備え、処理手段は、トレーニングモードでは、複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行する。【選択図】図12

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに関する。
従来、ユーザからの入力操作に応じて、見積書及び納品書といった帳票の作成や商品の在庫管理などの、各種の業務に係る業務処理を行う情報処理装置がある(例えば、特許文献1)。ユーザは、業務処理において、例えば所定の入力項目に取引データを入力して帳票を作成したり、在庫状況などに応じてデータの更新のためのデータ入力を行ったりすることで、情報処理装置上で商品の販売管理を行うことができる。
このような情報処理装置には、ユーザに入力操作を習得させるために、代表的な業務処理に係る入力操作をユーザに体験させるチュートリアルモードが用意されたものがある。
特開2019−28648号公報
しかしながら、通常、業務処理の種別は多岐に亘り、また、このうちユーザが実際に頻繁に実行する業務処理は、ユーザごとに異なることが多い。このため、上記のようなチュートリアルモードによる画一的なトレーニングでは、入力操作の習得が非効率かつ不十分となってしまう。
一方で、実際に業務を遂行するための業務処理を通してトレーニングを行うと、入力操作の誤りに起因して業務上のデータに不備が生じたり、データが意図せずに削除されたりする問題が生じる場合がある。
このように、上記従来の技術では、入力操作の習得のためのトレーニングを効率よくかつ適切に行うことが容易でないという課題がある。
この発明の目的は、効率よくかつ適切にトレーニングを行うことができる情報処理装置、情報処理システム及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、
所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行する。
本発明によれば、効果よくかつ適切にトレーニングを行うことができる。
販売管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 業務データの内容例を示す図である。 得意先データの内容例を示す図である。 商品データの内容例を示す図である。 仕入先データの内容例を示す図である。 取引データの内容例を示す図である。 業務メニューデータの内容例を示す図である。 業務ログデータの内容例を示す図である。 ショートカットが表示された表示画面の一部を示す図である。 通常モード用の業務メニュー画面を示す図である。 売上管理業務のうち売上伝票入力の処理を行っているときの売上伝票入力画面を示す図である。 トレーニングモードでの販売管理処理の制御手順を示すフローチャートである。 トレーニングメニュー生成処理の制御手順を示すフローチャートである。 業務ログの抽出結果を実行回数順でソートした結果の例を示す図である。 生成されたトレーニングメニューデータの例を示す図である。 トレーニング用チェックシートの印刷開始ダイアログを示す図である。 トレーニング用チェックシートの内容例を示す図である。 トレーニングモード用の業務メニュー画面を示す図である。 売上管理業務のうち売上伝票入力の処理をトレーニングモードで行っているときの売上伝票入力画面を示す図である。 変形例1に係る販売管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 販売管理システムの概略構成図である。
以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
<販売管理装置の構成>
図1は、本実施形態の販売管理装置1の機能的構成を示すブロック図である。
販売管理装置1(情報処理装置)は、商品に関する各種データを記憶し、所定の取引先との取引のための作業を含む複数の業務(例えば、商品の売上、仕入及び在庫などに関する業務)について、ユーザからの入力操作に応じてデータの集計や帳票の印刷といった所定の処理を実行することで、商品の販売管理業務を支援する。販売管理装置1は、例えば、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC、スマートフォン、タブレット型端末などであり、商品の販売管理業務を行う者が使用する。
販売管理装置1は、CPU10(Central Processing Unit)と、RAM20(Random Access Memory)と、記憶部30と、操作部40と、表示部50と、通信部60と、バス70などを備えている。販売管理装置1の各部は、バス70を介して接続されている。
CPU10は、販売管理装置1の各部を制御する。CPU10は、記憶部30に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM20に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。当該処理を実行することで、CPU10は、表示制御部11(表示制御手段)、処理部12(処理手段)、複製部13(複製手段)、トレーニングメニュー出力部14(トレーニングメニュー出力手段)などとして機能する。
このうち表示制御部11は、記憶部30に記憶されたメニュープログラム31を実行することで、複数の種別の業務処理の中から実行する業務処理をユーザに選択させるための業務メニュー画面52a(図10参照)、52b(図18参照)を表示部50に表示させる処理を行う。このうち業務メニュー画面52aは、通常モード用のメニュー画面であり、業務メニュー画面52bは、トレーニングモード用のメニュー画面である。ここで、通常モードは、実際に業務を遂行するために業務処理を実行するモードであり、トレーニングモードは、ユーザによる業務処理に係る入力操作の習得のために業務処理を実行するモードである。以下では、業務メニュー画面52a、52bの任意の一方を指す場合には「業務メニュー画面52」と記す。
また、表示制御部11は、処理部12による処理結果を逐次表示部50に表示させる処理なども行う。
処理部12は、ユーザからの指示に応じて業務プログラム324又は334を実行することで、所定の業務に係る業務処理を実行する。この業務処理には、例えば納品書や請求書などの帳票を作成して出力する処理などがある。また、処理部12は、ユーザからの指示に応じて、通常モード及びトレーニングモードのうち、指定された一方のモードで業務処理を実行する。
通常モードでは、記憶部30に記憶されている通常モード用実行環境データ32が、表示制御部11及び処理部12の処理対象のデータとして用いられる。ここで、処理対象のデータとは、処理の実行のために参照されるデータ、及び処理によって生成又は書き換えられるデータである。よって、処理部12による処理結果は、通常モード用実行環境データ32内のデータに記憶される。したがって、通常モード用実行環境データ32には、実際の業務の内容が反映されることとなる。具体的には、処理対象のデータとして用いられる通常モード用実行環境データ32には、実際の業務の遂行のために業務処理において参照される情報を含むデータ、及び実際の業務の遂行結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一方が含まれ得る。より詳しくは、通常モード用実行環境データ32には、実際の業務における取引先に係る情報を含むデータ、実際の業務における取引の対象に係る情報を含むデータ、及び実際の業務における取引の結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一部が含まれ得る。
一方、トレーニングモードでは、トレーニングモード用実行環境データ33が、表示制御部11及び処理部12の処理対象のデータとして用いられる。
通常モード及びトレーニングモードにおける処理及び動作の詳細については後述する。
複製部13は、トレーニングモードで業務処理が開始される場合(より詳しくは、業務処理の開始のために業務メニュー画面52が表示される場合。以下同じ。)に、記憶部30に記憶されている通常モード用実行環境データ32をコピー(複製)して、トレーニングモード用実行環境データ33を生成し、記憶部30に記憶させる。複製部13は、トレーニングモードで業務処理が実行されるごとに、新たにトレーニングモード用実行環境データ33を生成する。既にトレーニングモード用実行環境データ33が存在している場合には、当該トレーニングモード用実行環境データ33の内容が、最新の通常モード用実行環境データ32の内容に書き換えられる。トレーニングモードでは、最新のトレーニングモード用実行環境データ33が、表示制御部11及び処理部12の処理対象のデータとして用いられる。
トレーニングメニュー出力部14は、トレーニングモードで業務処理が開始される場合に、複数のトレーニング項目の実行手順を示すトレーニングメニューの情報を含むトレーニングメニューデータ34を生成し、当該トレーニングメニューを含むトレーニング用チェックシートS(図17参照)を所定の印刷装置により印刷させる。
RAM20は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU10により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。RAM20には、販売管理処理及び業務処理が通常モード及びトレーニングモードのいずれで動作しているかを示すモードフラグ21が記憶される。なお、モードフラグ21は、記憶部30に記憶されて保持されても良い。
記憶部30は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)といった、データの書き込み及び読み出しが可能な記憶装置を備え、各種のプログラムやデータを含むファイル等を記憶する。具体的には、記憶部30には、上述したメニュープログラム31、通常モード用実行環境データ32、トレーニングモード用実行環境データ33、及びトレーニングメニューデータ34などが記憶されている。
通常モード用実行環境データ32には、業務データ321、業務メニューデータ322、業務ログデータ323、及び業務プログラム324が含まれる。このうち業務データ321、業務メニューデータ322、及び業務ログデータ323が、通常モードの業務処理における処理対象のデータに相当する。
また、トレーニングモード用実行環境データ33には、業務データ331、業務メニューデータ332(複製業務メニューデータ)、業務ログデータ333(履歴データ)、及び業務プログラム334(複製プログラム)が含まれる。このうち業務データ331、業務メニューデータ332、及び業務ログデータ333が、トレーニングモードの業務処理における処理対象のデータ、及び複製データに相当する。
図2は、業務データ321、331の内容例を示す図である。
業務データ321には、得意先データ321a、商品データ321b、仕入先データ321c、及び取引データ321dが含まれる。このうち、得意先データ321a、商品データ321b、及び仕入先データ321cは、「実際の業務の遂行のために業務処理において参照される情報を含むデータ」に相当する。また、得意先データ321a、及び仕入先データ321cは、「実際の業務における取引先に係る情報を含むデータ」に相当し、商品データ321bは、「実際の業務における取引の対象に係る情報を含むデータ」に相当する。また、取引データ321dは、「実際の業務の遂行結果に係る情報を含むデータ」、及び「実際の業務における取引の結果に係る情報を含むデータ」に相当する。
同様に、図2(b)に示されるように、業務データ331には、得意先データ331a、商品データ331b、仕入先データ331c、及び取引データ331dが含まれる。
上述したように、トレーニングモード用実行環境データ33は、通常モード用実行環境データ32をコピーして生成されたものであるため、その生成時の内容は、通常モード用実行環境データ32と同一である。したがって、生成時における業務データ331の内容は、業務データ321の内容と同一である。
図3は、得意先データ321a、331aの内容例を示す図である。
得意先データ321a、331aは、「キーコード」及び「得意先名」の項目の情報が得意先ごとに記憶されたテーブルデータである。
「キーコード」は、得意先を特定するために得意先ごとに定められている符号である。
「得意先名」は、得意先の名称である。
図4は、商品データ321b、331bの内容例を示す図である。
商品データ321b、331bは、「キーコード」、「商品名」及び「単価」の項目の情報が商品の種別ごとに記憶されたテーブルデータである。
「キーコード」は、商品を特定するために商品ごとに定められている符号である。
「商品名」は、商品の名称である。
「単価」は、商品に対応付けられて定められている商品の単価である。
図5は、仕入先データ321c、331cの内容例を示す図である。
仕入先データ321c、331cは、「キーコード」及び「仕入先名」の項目の情報が仕入先ごとに記憶されたテーブルデータである。
「キーコード」は、仕入先を特定するために仕入先ごとに定められている符号である。
「仕入先名」は、仕入先の名称である。
図6は、取引データ321d、331dの内容例を示す図である。
取引データ321d、331dは、「伝票日付」、「伝票番号」、「取引区分」、「取引先キーコード」、「行番号」、「商品キーコード」、「数量」、「単価」及び「金額」の項目の情報が商品の取引ごとに記憶されたテーブルデータである。
「伝票日付」は、取引に係る伝票の発行日である。
「伝票番号」は、伝票を特定するために伝票ごとに振られた数字である。
「取引区分」は、取引の種別に応じた区分を表す数字である。
「取引先キーコード」は、その取引の取引先(得意先又は仕入先)を示す符号である。この「取引先キーコード」は、得意先データ321a、331aにおける「キーコード」、及び仕入先データ321c、331cにおける「キーコード」のいずれかに対応する。したがって、得意先データ321a、331a又は仕入先データ321c、331cを参照することで、「取引先キーコード」に対応する取引先を特定することができる。
「行番号」は、伝票における商品等の記載欄の行の番号を示す。すなわち、伝票に2行以上の記載欄に亘って商品等の取引内容が記載されている場合には、取引データ321d、331dには、「伝票番号」が同一であり「行番号」が異なる2以上のデータが記憶される。
「商品キーコード」は、その取引の対象の商品を示す符号である。「商品キーコード」は、商品データ321b、331bにおける「キーコード」に対応する。したがって、商品データ321b、331bを参照することで、「商品キーコード」に対応する商品を特定することができる。
「数量」、「単価」は、それぞれその取引における商品の数量、単価であり、「金額」は、単価に数量を乗じて得られる取引金額である。
図7は、業務メニューデータ322、332の内容例を示す図である。
業務メニューデータ322、332は、「階層1」、「階層2」及び「業務名」の項目が業務名ごとに記憶されたテーブルデータである。この業務メニューデータ322、332の各行のデータは、「業務名」に記載された業務に係る業務処理を開始させるために選択されるべき「階層1」の業務メニュー、及び「階層2」の業務メニューの組み合わせを示したものである。よって、業務メニューデータ322、332は、「階層1」の業務メニュー、及び「階層2」の業務メニューを選択した場合に実行可能な業務処理を示したものであるということもできる。
「階層1」は、販売管理処理が開始された場合に最初に選択対象となる第1階層の業務メニュー群のいずれかである。第1階層の業務メニュー群は、業務メニュー画面52a、52bにメニューボタン521として表示される。
「階層2」は、第1階層のいずれかの業務メニューが選択された場合に選択可能となる、第2階層のメニュー群(不図示)のいずれかである。
「業務名」は、実行対象の業務処理に係る業務の名称である。
図8は、業務ログデータ323、333の内容例を示す図である。
業務ログデータ323、333は、「番号」、「業務名」、「開始日時」、「終了日時」、「得意先キーコード」、「仕入先キーコード」及び「伝票番号」の項目が、実行された業務の業務名ごとに記憶されたテーブルデータである。業務ログデータ323、333は、処理部12により実行された業務処理の内容が時系列順に記録されたものであり、業務処理の履歴に係る履歴データに相当する。また、業務ログデータ323は、「実際の業務の遂行結果に係る情報を含むデータ」、及び「実際の業務における取引の結果に係る情報を含むデータ」に相当する。
「番号」は、実行された業務処理ごとに振られた番号である。
「業務名」は、実行された業務処理に係る業務の名称である。
「開始日時」は、業務処理が開始された日時である。
「終了日時」は、業務処理が終了した日時である。
「得意先キーコード」は、その業務処理における得意先を示すキーコードである。この「得意先キーコード」は、得意先データ321a、331aにおける「キーコード」に対応する。したがって、得意先データ321a、331aを参照することで、「得意先キーコード」に対応する得意先を特定することができる。
「仕入先キーコード」は、その業務処理における仕入先を示すキーコードである。この「仕入先キーコード」は、仕入先データ321c、331cにおける「キーコード」に対応する。したがって、仕入先データ321c、331cを参照することで、「仕入先キーコード」に対応する仕入先を特定することができる。
「伝票番号」は、その業務処理において作成された伝票を示す番号である。この「伝票番号」は、取引データ321d、331dにおける「伝票番号」に対応する。したがって、取引データ321d、331dを参照することで、「伝票番号」に対応する伝票を特定することができる。
図1の通常モード用実行環境データ32に含まれる業務プログラム324は、業務メニューデータ322の「階層1」の業務メニューごとに用意されている。CPU10(処理部12)は、これらの業務プログラム324に基づいて、対応する業務メニューに係る業務処理を実行する。
同様に、トレーニングモード用実行環境データ33に含まれる業務プログラム334は、業務メニューデータ332の「階層1」の業務メニューごとに用意されている。CPU10(処理部12)は、これらの業務プログラム334に基づいて、対応する業務メニューに係る業務処理を実行する。
操作部40は、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有し、ユーザ(オペレータ)からのキー操作入力及び位置操作入力を受け付け、その操作情報をCPU10に出力する。
表示部50は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成され、CPU10から入力された制御信号に従って各種表示を行う。
通信部60は、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワーク(図示略)を介してサーバ等の各種機器に接続される。通信ネットワークは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等とすることができる。CPU10は、通信部60を介して、通信ネットワーク上の機器と通信が可能である。
また、本実施形態の販売管理装置1は、通信部60を介して外部の印刷装置(不図示)に接続されており、販売管理装置1で作成された各種の伝票やトレーニング用チェックシートSなどを当該印刷装置で印刷できるようになっている。
なお、本実施形態では、販売管理装置1の記憶部30に、メニュープログラム31、通常モード用実行環境データ32、トレーニングモード用実行環境データ33、及びトレーニングメニューデータ34が記憶されているが、これに限られず、上記のデータやプログラムの一部又は全部を外部のサーバ等に記憶させておき、販売管理装置1がサーバ等から通信部60を介して必要な情報を取得して動作するようにしてもよい。
<販売管理装置の動作>
次に、販売管理装置1の動作について説明する。
販売管理装置1が起動すると、表示部50の表示画面に、販売管理動作を開始させるためのショートカット511、512が表示される。
図9は、ショートカット511、512が表示された表示画面51の一部を示す図である。
ショートカット511を選択する入力操作がなされた場合には、通常モードで販売管理動作が開始される。また、ショートカット512を選択する入力操作がなされた場合には、トレーニングモードで販売管理動作が開始される。
詳しくは、メニュープログラム31の起動時に、選択されたショートカット511又は512に応じて異なる引数が参照されるようになっており、この引数に応じて、通常モード及びトレーニングモードのいずれかで販売管理動作が開始される。上記引数の内容は、RAM20のモードフラグ21に反映されて保持され、販売管理装置1が通常モード及びトレーニングモードのいずれで動作しているかの判別のために適宜参照される。
CPU10(表示制御部11及び処理部12)は、通常モードで販売管理動作を開始させた場合には、記憶部30に記憶されている通常モード用実行環境データ32を処理対象のデータとして用い、トレーニングモード用実行環境データ33は用いない。
一方、CPU10は、トレーニングモードで販売管理動作を開始させた場合には、トレーニングモード用実行環境データ33を処理対象のデータとして用い、通常モード用実行環境データ32は用いない。これにより、トレーニングモードでの動作時に、実際の業務に係る通常モード用実行環境データ32が書き換えられないようになっている。また、通常モード用実行環境データ32をコピーして得られたトレーニングモード用実行環境データ33を処理対象のデータとして用いることで、通常モードと同一の実行環境でトレーニングを行うことができるようになっている。
以下では、通常モード及びトレーニングモードでの販売管理装置1の動作についてそれぞれ説明する。
<通常モードでの動作>
図9のショートカット511を選択する入力操作がなされると、CPU10(表示制御部11)は、通常モードで販売管理動作を開始させ、表示部50に通常モード用の業務メニュー画面52aを表示させる。
図10は、通常モード用の業務メニュー画面52aを示す図である。
図10に示すように、業務メニュー画面52aでは、販売管理装置1でサポートされている複数の業務に係る業務処理を開始させるためのメニューボタン521が表示されている。このメニューボタン521の内容は、図7の業務メニューデータ322の「階層1」の業務メニューに対応する。すなわち、処理部12は、業務メニューデータ322を参照して表示させるメニューボタン521を決定する。
いずれかのメニューボタン521を選択する入力操作がなされると、CPU10(処理部12)は、当該メニューボタン521に対応する業務プログラム324を実行する。これにより、業務処理が開始される。詳しくは、メニューボタン521に対応する業務処理の画面に遷移し、業務処理の内容に応じて、業務メニューデータ322における「階層2」のメニューボタン(不図示)が表示される。この「階層2」のメニューボタンをさらに選択することで、業務メニューデータ322における「業務名」に対応する業務処理(見積書や売上伝票といった帳票の作成等)が開始される。ただし、「階層2」のメニューボタンは必須ではなく、「階層1」のメニューボタンを選択した段階で具体的な業務に係る業務処理が開始されてもよい。
図11は、売上管理業務のうち売上伝票入力の処理を行っているときの売上伝票入力画面53を示す図である。
売上伝票入力画面53では、印刷される売上伝票(納品書)と同様の配置でデータの入力欄(商品名、数量、単位、単価、金額等)が設けられており、各入力欄を選択して直接データを入力することができるようになっている。納品書作成画面43で納品書の作成が終了した後、印刷ボタン531を選択する入力操作を行うことで、印刷装置により納品書を印刷することができる。
通常モードで実行される業務プログラム324では、上述したように、処理対象のデータとして、通常モード用実行環境データ32のみを用いる。したがって、通常モードでは、通常モード用実行環境データ32のみが更新される。詳しくは、業務データ321の得意先データ321a、商品データ321b、仕入先データ321c、取引データ321dに対して、ユーザの入力操作に応じた内容の追加、更新等がなされ、業務ログデータ323に業務ログが記録される。
<トレーニングモードでの動作>
次に、トレーニングモードでの動作について説明する。
図9のショートカット512を選択する入力操作がなされると、トレーニングモードで販売管理動作が開始される。トレーニングモードの販売管理動作では、まず、通常モード用実行環境データ32がコピーされてトレーニングモード用実行環境データ33が生成され、当該トレーニングモード用実行環境データ33に基づいてトレーニング用チェックシートSが印刷(出力)され、その後、トレーニングモード用の業務メニュー画面52bが表示されて、トレーニングのための業務処理が実行される。
図12は、トレーニングモードでの販売管理処理のCPU10による制御手順を示すフローチャートである。
トレーニングモードでの販売管理処理が開始されると、CPU10(複製部13)は、通常モード用実行環境データ32をコピーしてトレーニングモード用実行環境データ33を生成し、記憶部30に記憶させる(ステップS101)。以降の各処理では、CPU10は、トレーニングモード用実行環境データ33を処理対象のデータとして用いる。
トレーニングモード用実行環境データ33が生成されると、CPU10(トレーニングメニュー出力部14)は、トレーニングメニュー生成処理を実行する(ステップS102)。
図13は、トレーニングメニュー生成処理のCPU10による制御手順を示すフローチャートである。
トレーニングメニュー生成処理が呼び出されると、CPU10は、業務ログデータ333を参照して、直近の所定期間、ここでは開始日が前月である業務ログを抽出する(ステップS201)。なお、業務ログを抽出する期間はこれに限られず、例えばトレーニングメニュー生成処理を実行している日から所定日数だけ遡った日までの期間などとしてもよい。
CPU10は、抽出した業務ログから、各業務名に係る業務処理の実行回数を取得し(ステップS202)、実行回数順にソートする(ステップS203)。
図14は、業務ログの抽出結果を実行回数順でソートした結果の例を示す図である。
ここでは、売上伝票Aに係る業務処理が3回、仕入伝票Aに係る業務処理が2回、売上伝票B、売上伝票C及び仕入伝票Bに係る業務処理がそれぞれ1回であり、この順にソートされている。
CPU10は、トレーニングモード用実行環境データ33のデータを参照して、業務名ごとに、業務メニュー、得意先、仕入先及び商品名の情報を付加し、トレーニング用チェックシートSの形式のトレーニングメニューデータ34を生成する(ステップS204)。
図15は、生成されたトレーニングメニューデータ34の例を示す図である。
トレーニングメニューデータ34は、「業務名」、「業務メニュー」、「得意先名」、「仕入先名」及び「商品名」の項目が業務名ごとに記憶されたテーブルデータである。
「業務名」は、ステップS203におけるソート結果の順序で配列された、業務ログの業務名である。
「業務メニュー」は、業務メニューデータ332において「業務名」に対応する業務メニューを探索して抽出したものである。
「得意先名」は、業務ログデータ333において「業務名」に対応する得意先キーコードを、得意先データ331aの得意先名に変換したものである。
「仕入先名」は、業務ログデータ333において「業務名」に対応する仕入先キーコードを、仕入先データ331cの仕入れ先名に変換したものである。
「商品名」は、業務ログデータ333において「業務名」に対応する伝票番号を取得し、取引データ331dにおいて当該伝票番号に対応する商品コードを商品データ331bの商品名に変換したものである。
ステップS204の処理が終了すると、CPU10は、処理を図12の販売管理処理のステップS103に移行させる。ステップS103では、CPU10(表示制御部11)は、CPU10は、トレーニング用チェックシートSの印刷開始ダイアログ54を表示部50に表示させる。
図16は、トレーニング用チェックシートSの印刷開始ダイアログ54を示す図である。この印刷開始ダイアログ54を表示させることで、トレーニング用チェックシートSが印刷されることをユーザに認識させることができる。印刷開始ダイアログ54のOKボタン541を選択する入力操作がなされると、CPU10は、トレーニング用チェックシートSを印刷装置により印刷させる(ステップS104)。
図17は、トレーニング用チェックシートSの内容例を示す図である。
このトレーニング用チェックシートSは、トレーニングメニュー生成処理で生成されたトレーニングメニューデータ34(図15)の内容が反映されたものである。また、トレーニング用チェックシートSでは、右端にユーザチェック欄が設けられている。
トレーニング用チェックシートSの各行は、ユーザが実行すべきトレーニング項目を示している。トレーニング用チェックシートSの各行を参照することで、ユーザは、どの業務メニューを選択してどの業務名に係る業務処理のトレーニングを行うか、また当該業務処理において使用する得意先、仕入先及び商品の名称を把握することができる。
なお、トレーニング用チェックシートSには、さらに、トレーニング項目の業務処理に対応する帳票番号(前月の業務処理において実際に作成された帳票の番号)を記載してもよい。また、当該帳票番号の帳票がトレーニング用チェックシートSとともに印刷されるようにしてもよい。これにより、ユーザは、トレーニングでの帳票の作成例を参照することができる。
トレーニング用チェックシートSにおける複数のトレーニング項目は、ユーザが実行すべき順序で上から配列されている。すなわち、トレーニング用チェックシートSは、トレーニング項目の実行手順を示すトレーニングメニューを含むものである。これらのトレーニング項目は、前月の業務ログにおいて実行回数が多かった順に業務処理を配列したものであるため、トレーニング用チェックシートSに示された順序で各業務処理のトレーニングを行うことで、ユーザは、実際の業務で使用する頻度の高い業務処理から効率よく操作手順を習得することができる。また、トレーニングが完了したトレーニング項目のチェック欄にチェックを行うことで、ユーザは、トレーニングの進捗状況を把握することができる。
トレーニング用チェックシートSが印刷されると、CPU10(表示制御部11)は、表示部50にトレーニングモード用の業務メニュー画面52bを表示させる(図12のステップS105)。
図18は、トレーニングモード用の業務メニュー画面52bを示す図である。
図18の業務メニュー画面52bにおけるメニューボタン521の内容は、トレーニングモード用実行環境データ33の業務メニューデータ332(図7)の「階層1」の業務メニューに対応する。すなわち、CPU10は、業務メニューデータ332を参照して表示させるメニューボタン521を決定する。業務メニューデータ332は、通常モード用実行環境データ32に含まれる業務メニューデータ322をコピーしたものであるので、トレーニングモードの業務メニュー画面52bに含まれるメニューボタン521は、通常モードの業務メニュー画面52a(図10)に含まれるメニューボタン521と同一となる。
また、トレーニングモードの業務メニュー画面52では、販売管理装置1がトレーニングモードで動作していることを示すトレーニングモード標識522(標識)が、メニューボタン521とともに表示される。すなわち、CPU10は、モードフラグ21を参照してトレーニングモードであるか否かを判定し、トレーニングモードであると判定された場合に業務メニュー画面52においてトレーニングモード標識522を表示させる。これにより、ユーザに動作モードを認識させることができる。
業務メニュー画面52bが表示されると、CPU10(処理部12)は、ユーザの指示(メニューボタン521を選択する入力操作)に応じて、業務処理をトレーニングモードで実行する(図12のステップS106)。ここでは、CPU10は、トレーニングモード用実行環境データ33に含まれる業務プログラム334に基づいて業務処理を実行する。
図19は、売上管理業務のうち売上伝票入力の処理をトレーニングモードで行っているときの売上伝票入力画面53を示す図である。
売上伝票入力画面53では、業務メニュー画面52と同様に、業務処理がトレーニングモードで実行されていることを示すトレーニングモード標識532(標識)が表示される。すなわち、CPU10は、モードフラグ21を参照してトレーニングモードであるか否かを判定し、トレーニングモードであると判定された場合に業務プログラムの実行時にトレーニングモード標識532を表示させる。
また、トレーニングモードの業務処理において帳票を印刷する場合には、印刷される帳票にもトレーニングモード標識532と同様の標識が印刷される。これにより、トレーニングモードで印刷された帳票が誤って実際の業務で使用されることのないようにすることができる。
トレーニングモードにおける業務処理では、トレーニングモード用実行環境データ33内のファイルのみが更新されるため、実際の業務で用いられるデータ(通常モード用実行環境データ32)を保護するためにファイル更新を制限する必要がない。よって、トレーニングモードにおける業務処理の内容は、トレーニングモード標識532が表示される点を除いて通常モードにおける業務処理の内容と同一とすることができる。すなわち、通常モードで使用可能な全ての機能を、トレーニングモードにおいても用いることができる。これにより、実際の業務に近い環境でトレーニングを行うことができるようになっている。
CPU10は、トレーニングモードの終了を指示する入力操作がなされたか否かを判定し(ステップS107)、トレーニングモードの終了が指示されていないと判定された場合には(ステップS107で“No”)、処理をステップS106に戻す。トレーニングモードの終了が指示されたと判定された場合には(ステップS107で“Yes”)、CPU10は、トレーニングモードの販売管理処理を終了させる。
<変形例1>
次に、上記実施形態に係る変形例1について説明する。本変形例は、業務メニューデータ及び業務プログラムが、通常モード及びトレーニングモードで共用される点で上記実施形態と異なる。
図20は、変形例1に係る販売管理装置1の機能的構成を示すブロック図である。
本変形例では、記憶部30において、業務メニューデータ35及び業務プログラム36が、通常モード用実行環境データ32及びトレーニングモード用実行環境データ33から独立して記憶されている。すなわち、業務メニューデータ35及び業務プログラム36は、通常モード用実行環境データ32には含まれておらず、トレーニングモードの開始時にコピーされないため、トレーニングモード用実行環境データ33にも含まれていない。
本変形例では、業務メニュー画面52の表示時には、業務メニューデータ35が参照されてメニューボタン521が表示される。その際、モードフラグ21が参照されて、トレーニングモードである場合には、併せてトレーニングモード標識522が表示される。
また、業務プログラム36の実行時にモードフラグ21が参照されて、業務処理が通常モード及びトレーニングモードのいずれで実行されるかが判定される。この判定結果に基づいて、通常モード用実行環境データ32及びトレーニングモード用実行環境データ33の一方が、業務処理の処理対象のデータとして選択されて用いられる。
なお、業務メニューデータ35及び業務プログラム36の一方を、通常モード用実行環境データ32及びトレーニングモード用実行環境データ33に含めてもよい。すなわち、トレーニングモードの開始時にコピーされるようにしてもよい。
<変形例2>
次に、上記実施形態に係る変形例2について説明する。本変形例は、販売管理装置1の機能の一部が管理サーバ2に実装され、これにより、販売管理装置1及び管理サーバ2を備える販売管理システム100(情報処理システム)が構成されている点で上記実施形態と異なる。
図21は、販売管理システム100の概略構成図である。
販売管理システム100は、複数の販売管理装置1と、管理サーバ2とを備えている。また、販売管理装置1及び管理サーバ2は、通信ネットワーク3を介して情報通信可能に接続されている。
管理サーバ2は、複数の販売管理装置1における処理の状況を取得して必要な管理を行う。本変形例では、管理サーバ2に設けられたCPUが、上記実施形態の表示制御部11、処理部12、複製部13及びトレーニングメニュー出力部14の少なくとも一部として機能する。そして、管理サーバ2のCPUによる処理結果が販売管理装置1に送信されて販売管理装置1の表示部50に表示される。
また、管理サーバ2には、販売管理装置1にインストールされている業務プログラムの更新管理を行う機能や、販売管理装置1の業務データを分析する機能などが設けられていてもよい。
以上のように、上記実施形態の情報処理装置としての販売管理装置1は、CPU10を備え、当該CPU10は、所定の業務に係る業務処理を、実際に業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行し(処理部12、処理手段)、トレーニングモードで業務処理が実行される場合に、業務データ321、業務メニューデータ322、及び業務ログデータ323を複製して業務データ331、業務メニューデータ332、及び業務ログデータ333を生成し(複製部13、複製手段)、トレーニングモードでは、業務データ331、業務メニューデータ332、及び業務ログデータ333を処理対象のデータとして用いて業務処理を実行する(処理部12、処理手段)。
これによれば、実際に業務を遂行する場合の業務処理の実行環境と近い環境でトレーニングを行うことができるため、ユーザは、必要な入力操作を効率よく習得することができる。また、トレーニングモードでは、複製されたトレーニングモード用実行環境データ33が処理対象のデータとされるため、トレーニングにおいて実際の業務に係るデータ(通常モード用実行環境データ32)が書き換えられる問題が生じないようにすることができる。
また、CPU10は、トレーニングモードで業務処理が実行される場合に、業務処理を実行するための業務プログラム324を複製して業務プログラム334を生成し(複製部13、複製手段)、トレーニングモードでは、業務プログラム334に基づいて業務処理を実行する(処理部12、処理手段)。これによれば、実際の業務で用いる業務プログラム324のバージョンが更新された場合においても、更新後の最新のプログラムに基づいてトレーニングを行うことができる。
また、CPU10は、異なる複数の業務処理が特定された業務メニューデータ322、332に基づいて、上記複数の業務処理の中から実行する業務処理をユーザに選択させるための業務メニュー画面52を表示させ(表示制御部11、表示制御手段)、トレーニングモードで業務処理が実行される場合に、通常モードで用いられる業務メニューデータ322を複製して業務メニューデータ332を生成し(複製部13、複製手段)、トレーニングモードで業務処理が実行される場合には、業務メニューデータ332に基づいて業務メニュー画面52bを表示させる(表示制御部11、表示制御手段)。これによれば、実際の業務で用いる業務メニュー画面52aと同一のメニューを選択可能な業務メニュー画面52bでトレーニングを行うことができる。よって、実際の業務で用いる任意の業務処理についてのトレーニングを行うことができる。
また、通常モードの業務処理における処理対象のデータとしての通常モード用実行環境データ32には、実際の業務の遂行のために業務処理において参照される情報を含むデータとしての得意先データ321a、商品データ321b及び仕入先データ321c、並びに実際の業務の遂行結果に係る情報を含むデータとしての取引データ321d及び業務ログデータ323が含まれる。これらの各データは、通常モード用実行環境データ32を複製して生成されるトレーニングモード用実行環境データ33にも含まれることとなるため、トレーニングモードの業務処理でこのトレーニングモード用実行環境データ33を用いることで、実際の業務に近くリアリティのあるトレーニングを行うことができる。よって、より効果的にトレーニングを行うことができる。
また、上記の業務は、所定の取引先との取引のための作業を含み、通常モードの業務処理における処理対象のデータとしての通常モード用実行環境データ32には、実際の業務における取引先に係る情報を含むデータとしての得意先データ321a及び仕入先データ321c、実際の業務における取引の対象に係る情報を含むデータとしての商品データ321b、並びに実際の業務における取引の結果に係る情報を含むデータとしての取引データ321d及び業務ログデータ323が含まれる。これらの各データは、通常モード用実行環境データ32を複製して生成されるトレーニングモード用実行環境データ33にも含まれることとなるため、トレーニングモードの業務処理でこのトレーニングモード用実行環境データ33を用いることで、実際の業務に近くリアリティのあるトレーニングを行うことができる。よって、より効果的にトレーニングを行うことができる。
また、CPU10は、トレーニングモードで業務処理が実行されるごとに、新たにトレーニングモード用実行環境データ33を生成し(複製部13、複製手段)、トレーニングモードでは、最新のトレーニングモード用実行環境データ33を処理対象のデータとして用いて業務処理を実行する(処理部12、処理手段)。これによれば、最新の業務の遂行状況を反映した内容でトレーニングを行うことができる。
また、CPU10は、トレーニングモードで業務処理が実行される場合に、通常モードの業務処理の履歴に係る業務ログデータ333に基づいて、複数のトレーニング項目の実行手順を示すトレーニングメニューを生成してトレーニング用チェックシートSとして出力する(トレーニングメニュー出力部14、トレーニングメニュー出力手段)。これによれば、トレーニングの手順をユーザに分かりやすく示すことができる。また、業務ログデータ333に基づいて生成されたトレーニングメニューを用いることで、実際の業務で使用する業務処理についてのトレーニングを優先して行うことができる。例えば、業務で実際に使用する帳票の入力操作を優先して習得することができる。これにより、従来の画一的なチュートリアルモードによるトレーニングと比較して、実際の業務に必要な入力操作を効率良く習得することができる。
また、CPU10は、複製されたトレーニングモード用実行環境データ33に含まれる業務ログデータ333に基づいてトレーニングメニューを生成してトレーニング用チェックシートSとして出力する(トレーニングメニュー出力部14、トレーニングメニュー出力手段)。これによれば、通常モードでの業務処理の最新の履歴に基づいてトレーニングメニューを生成することができる。
また、複数のトレーニング項目の各々は、異なる複数の業務処理のいずれかに対応し、CPU10は、業務ログデータ333により示される、複数の業務処理の各々の実行回数に基づいて複数のトレーニング項目を配列する(トレーニングメニュー出力部14、トレーニングメニュー出力手段)。これによれば、実際の業務で実行する頻度の高い業務処理について優先してトレーニングを行うことができる。よって、業務に必要な入力操作をより効率良く習得することができる。
また、CPU10は、複数の業務処理のうち実行回数の多い業務処理に対応するトレーニング項目ほど早期に実行されるように実行手順を定める(トレーニングメニュー出力部14、トレーニングメニュー出力手段)。これによれば、実際の業務で実行する頻度の高い順に、業務処理についてのトレーニングを行うことができる。よって、業務に必要な入力操作をより効率良く習得することができる。
また、CPU10は、業務ログデータ333のうち直近の所定期間の履歴に係る部分に基づいてトレーニングメニューをトレーニング用チェックシートSとして生成する(トレーニングメニュー出力部14、トレーニングメニュー出力手段)。これによれば、直近の業務で実行されている業務処理についてのトレーニングを優先して行うことができる。よって、業務に必要な入力操作をより効率良く習得することができる。
また、CPU10は、トレーニングモードで業務処理を実行しているときに、業務処理がトレーニングモードで実行されていることを示すトレーニングモード標識532を、業務処理の処理内容とともに表示部50に表示させる(処理部12、処理手段)。これによれば、トレーニングモードであることをユーザに分かりやすく示すことができる。
また、変形例2に係る情報処理システムとしての販売管理システム100は、CPUを備え、当該CPUは、所定の業務に係る業務処理を、実際に業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行し(処理手段)、トレーニングモードで業務処理が実行される場合に、業務データ321、業務メニューデータ322、及び業務ログデータ323を複製して業務データ331、業務メニューデータ332、及び業務ログデータ333を生成し(複製手段)、トレーニングモードでは、業務データ331、業務メニューデータ332、及び業務ログデータ333を処理対象のデータとして用いて業務処理を実行する(処理手段)。
これによれば、実際に業務を遂行する場合の業務処理の実行環境と近い環境でトレーニングを行うことができるため、ユーザは、必要な入力操作を効率よく習得することができる。また、トレーニングにおいて実際の業務に係るデータが書き換えられる問題が生じないようにすることができる。
また、上記実施形態に係るプログラム(メニュープログラム31、業務プログラム324、334)は、販売管理装置1に設けられたコンピュータとしてのCPU10を、所定の業務に係る業務処理を、通常モード及びトレーニングモードのうちユーザにより指定された一方で実行する処理手段、処理手段によりトレーニングモードで業務処理が実行される場合に、業務データ321、業務メニューデータ322、及び業務ログデータ323を複製して業務データ331、業務メニューデータ332、及び業務ログデータ333を生成する複製手段、として機能させ、処理手段は、トレーニングモードでは、業務データ331、業務メニューデータ332、及び業務ログデータ333を処理対象のデータとして用いて業務処理を実行する。
このようなプログラムで販売管理装置1を動作させることで、実際に業務を遂行する場合の業務処理の実行環境と近い環境でトレーニングを行うことができるため、ユーザは、必要な入力操作を効率よく習得することができる。また、トレーニングにおいて実際の業務に係るデータが書き換えられる問題が生じないようにすることができる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部30のHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る情報処理装置、情報処理システム及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、通常モード用実行環境データ32及びトレーニングモード用実行環境データ33の内容は、上記実施形態のものに限られず、業務処理の処理対象となり得る任意のデータを含むものとすることができる。
また、上記実施形態では、通常モード用実行環境データ32をコピーしてトレーニングモード用実行環境データ33を生成する例を用いて説明したが、単純なコピーに限定する趣旨ではない。例えば、通常モード用実行環境データ32の少なくとも一部がリレーショナルデータベースの形式で設けられている場合に、データベースのエクスポート及びインポートを伴う処理を行ってトレーニングモード用実行環境データ33を生成してもよい。すなわち、処理対象データの「複製」には、ファイルの単純なコピーのほか、データベースのエクスポート及びインポートの処理なども含まれる。
また、トレーニング用チェックシートSのトレーニング項目は、伝票入力を伴うものに限られず、例えばマスタ登録管理業務といったデータの管理に係る業務等も、業務ログから抽出される実行回数によってはトレーニング項目となり得る。
また、トレーニング用チェックシートSにおけるトレーニング項目の順序は、業務ログにおける実行回数に応じたものに限られず、例えば予め各業務処理に対応付けられている難易度に従った順序などとしてもよい。
また、トレーニング用チェックシートSを印刷する態様に代えて、トレーニング用チェックシートSを表示部50に表示(出力)させることでユーザに提示してもよい。
また、通常モード用実行環境データ32の業務ログデータ323に基づいてトレーニングメニューデータ34を生成し、トレーニング用チェックシートSを印刷してもよい。
また、上記実施形態では、所定の取引先との取引のための作業を含む業務を例に挙げて説明したが、これ以外の任意の業務について本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態における情報処理装置としての販売管理装置1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記複製手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理を実行するためのプログラムを複製して複製プログラムを生成し、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製プログラムに基づいて前記業務処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
異なる複数の前記業務処理が特定された業務メニューデータに基づいて、前記複数の業務処理の中から実行する前記業務処理をユーザに選択させるための業務メニュー画面を表示させる表示制御手段を備え、
前記複製手段は、前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードで用いられる前記業務メニューデータを複製して複製業務メニューデータを生成し、
前記表示制御手段は、前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合には、前記複製業務メニューデータに基づいて前記業務メニュー画面を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記通常モードの前記業務処理における前記処理対象のデータには、実際の前記業務の遂行のために前記業務処理において参照される情報を含むデータ、及び実際の前記業務の遂行結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一方が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記業務は、所定の取引先との取引のための作業を含み、
前記通常モードの前記業務処理における前記処理対象のデータには、実際の前記業務における前記取引先に係る情報を含むデータ、実際の前記業務における前記取引の対象に係る情報を含むデータ、及び実際の前記業務における前記取引の結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一部が含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記複製手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理が実行されるごとに、新たに前記複製データを生成し、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、最新の前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項7>
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理の履歴に係る履歴データに基づいて、複数のトレーニング項目の実行手順を示すトレーニングメニューを生成して出力するトレーニングメニュー出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項8>
前記トレーニングメニュー出力手段は、前記複製データに含まれる前記履歴データに基づいて前記トレーニングメニューを生成して出力することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
<請求項9>
前記複数のトレーニング項目の各々は、異なる複数の前記業務処理のいずれかに対応し、
前記トレーニングメニュー出力手段は、前記履歴データにより示される、前記複数の業務処理の各々の実行回数に基づいて前記複数のトレーニング項目を配列することを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理装置。
<請求項10>
前記トレーニングメニュー出力手段は、前記複数の業務処理のうち前記実行回数の多い業務処理に対応する前記トレーニング項目ほど早期に実行されるように前記実行手順を定めることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
<請求項11>
前記トレーニングメニュー出力手段は、前記履歴データのうち直近の所定期間の前記履歴に係る部分に基づいて前記トレーニングメニューを生成することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項12>
前記処理手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理を実行しているときに、前記業務処理が前記トレーニングモードで実行されていることを示す標識を、前記業務処理の処理内容とともに表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項13>
所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする情報処理システム。
<請求項14>
情報処理装置に設けられたコンピュータを、
所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段、
前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段、
として機能させ、
前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とするプログラム。
1 販売管理装置(情報処理装置)
2 管理サーバ
3 通信ネットワーク
10 CPU(コンピュータ)
11 表示制御部(表示制御手段)
12 処理部(処理手段)
13 複製部(複製手段)
14 トレーニングメニュー出力部(トレーニングメニュー出力手段)
20 RAM
30 記憶部
31 メニュープログラム
32 通常モード用実行環境データ
321 業務データ
322 業務メニューデータ
323 業務ログデータ
324 業務プログラム
33 トレーニングモード用実行環境データ
331 業務データ(複製データ)
332 業務メニューデータ(複製データ、複製業務メニューデータ)
333 業務ログデータ(複製データ、履歴データ)
334 業務プログラム(複製プログラム)
34 トレーニングメニューデータ
40 操作部
50 表示部
52、52a、52b 業務メニュー画面
60 通信部
100 販売管理システム
522、523 トレーニングモード標識
532 トレーニングモード標識
S トレーニング用チェックシート

Claims (14)

  1. 所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
    前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
    を備え、
    前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記複製手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理を実行するためのプログラムを複製して複製プログラムを生成し、
    前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製プログラムに基づいて前記業務処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 異なる複数の前記業務処理が特定された業務メニューデータに基づいて、前記複数の業務処理の中から実行する前記業務処理をユーザに選択させるための業務メニュー画面を表示させる表示制御手段を備え、
    前記複製手段は、前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードで用いられる前記業務メニューデータを複製して複製業務メニューデータを生成し、
    前記表示制御手段は、前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合には、前記複製業務メニューデータに基づいて前記業務メニュー画面を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通常モードの前記業務処理における前記処理対象のデータには、実際の前記業務の遂行のために前記業務処理において参照される情報を含むデータ、及び実際の前記業務の遂行結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一方が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記業務は、所定の取引先との取引のための作業を含み、
    前記通常モードの前記業務処理における前記処理対象のデータには、実際の前記業務における前記取引先に係る情報を含むデータ、実際の前記業務における前記取引の対象に係る情報を含むデータ、及び実際の前記業務における前記取引の結果に係る情報を含むデータ、の少なくとも一部が含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記複製手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理が実行されるごとに、新たに前記複製データを生成し、
    前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、最新の前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理の履歴に係る履歴データに基づいて、複数のトレーニング項目の実行手順を示すトレーニングメニューを生成して出力するトレーニングメニュー出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記トレーニングメニュー出力手段は、前記複製データに含まれる前記履歴データに基づいて前記トレーニングメニューを生成して出力することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記複数のトレーニング項目の各々は、異なる複数の前記業務処理のいずれかに対応し、
    前記トレーニングメニュー出力手段は、前記履歴データにより示される、前記複数の業務処理の各々の実行回数に基づいて前記複数のトレーニング項目を配列することを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理装置。
  10. 前記トレーニングメニュー出力手段は、前記複数の業務処理のうち前記実行回数の多い業務処理に対応する前記トレーニング項目ほど早期に実行されるように前記実行手順を定めることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記トレーニングメニュー出力手段は、前記履歴データのうち直近の所定期間の前記履歴に係る部分に基づいて前記トレーニングメニューを生成することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記処理手段は、前記トレーニングモードで前記業務処理を実行しているときに、前記業務処理が前記トレーニングモードで実行されていることを示す標識を、前記業務処理の処理内容とともに表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段と、
    前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段と、
    を備え、
    前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とする情報処理システム。
  14. 情報処理装置に設けられたコンピュータを、
    所定の業務に係る業務処理を、実際に前記業務を遂行するための通常モード、及びユーザによる前記業務処理に係る入力操作の習得のためのトレーニングモードのうち、ユーザにより指定された一方で実行する処理手段、
    前記処理手段により前記トレーニングモードで前記業務処理が実行される場合に、前記通常モードの前記業務処理における処理対象のデータを複製して複製データを生成する複製手段、
    として機能させ、
    前記処理手段は、前記トレーニングモードでは、前記複製データを処理対象のデータとして用いて前記業務処理を実行することを特徴とするプログラム。
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