JP2020201856A - 認証システム及び認証方法 - Google Patents

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貴紀 松山
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陽介 土井
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Abstract

【課題】認証の判定精度を向上可能とした認証システム及び認証方法を提供する。【解決手段】車両1は、端末2の認証として、車両1に対する端末2の位置を判定する位置判定システム30を備えている。位置判定システム30は、車両1に設けられた通信機7と端末2との一方から送信された電波の受信強度を、判定ロジックに通して端末2の位置を判定する位置判定部32を備えている。また、位置判定システム30は、位置判定部32の判定結果及び電波の受信強度のうち少なくとも一方を出力することにより、判定ロジックを調整可能とする出力部40を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、認証システム及び認証方法に関する。
従来、例えば車両において、ユーザに所持される端末と車両に搭載される車載機との間の無線通信を通じて車両の制御を行う認証システムが知られている。認証システムとしては、車載機からの送信電波に端末が自動で応答して無線通信によりID照合(スマート照合)を行うスマート照合システムが周知である。
ここで、例えば高機能携帯電話等の端末を車両キーとして使用する認証システムが周知である。特許文献1に記載の認証システムでは、車両と端末とが通信する場合、車両に搭載された通信機から送信された電波を端末が受信したときの受信強度を測定し、この受信強度が整合する位置を、端末の位置として判定する。スマート照合システムでは、位置判定システムによって端末が車両の近傍に位置するか否かが判定される。
米国特許出願公開第2015/0235486号明細書
ところで、車両及び端末の組み合わせによって、電波の受信強度は変化する。よって、位置判定の精度を向上するために、車両及び端末の組み合わせに応じて位置判定の判定ロジックを調整したいニーズがあった。
本発明の目的は、認証の判定精度を向上可能とした認証システム及び認証方法を提供することにある。
上記課題を解決するための認証システムは、端末と前記端末の通信相手に設けられた通信機との間の通信により得られる情報に基づいて前記端末を認証する認証部と、前記情報及び前記認証部における認証の結果のうち少なくとも一方を出力することにより、前記認証部における認証方法の調整を可能にする出力部と、を備える。
上記課題を解決するための認証方法は、端末と前記端末の通信相手に設けられた通信機との間の通信により得られる情報に基づいて前記端末を認証する認証方法であって、前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方を取得するステップと、取得した前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方に基づいて前記端末を認証する方法を調整するステップと、を実行する。
上記課題を解決するための認証方法は、端末と前記端末の通信相手に設けられた通信機との間の通信により得られる情報に基づいて前記端末を認証する認証方法であって、前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方を出力するステップと、出力した前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方に基づいて調整された前記端末を認証する方法を取得するステップと、を実行する。
本発明の認証システム及び認証方法は、認証の判定精度を向上可能とする。
認証システムの構成を示すブロック図。 位置判定の手順を示すフロー。 判定ロジックの変更の手順を示す説明図。
以下、認証システムの一実施形態を、図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、通信相手としての車両1は、ユーザに所持される端末2と無線によって認証を実行する認証システム3を備えている。認証システム3は、例えば近距離無線通信を通じて端末2を認証することにより車載装置4の作動可否を制御する近距離無線照合システムである。なお、ここで言う端末2の認証には、車両1と端末2との間の通信が正当か否かを判定することを含む。端末2は、電話機能を有し、近距離無線通信を用いて車両1と通信可能な高機能携帯電話、所謂スマートフォンであることが好ましい。車載装置4は、例えば車両ドアの施解錠を制御するドアロック装置や、車両1のエンジンなどがある。近距離無線通信は、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信であることが好ましい。
車両1は、車載装置4の作動可否を制御するコントローラ5を備えている。コントローラ5は、通信線6を通じて車載装置4に接続されている。通信線6は、例えばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)からなる。車載装置4は、例えばドアロック装置やエンジン装置からなる。
車両1は、車両1において近距離無線通信を行う複数の通信機7を備えている。本例の通信機7は、BLE(Bluetooth Low Energy)通信を実行する。通信機7は、BLE通信により、端末2と通信を行う。BLE通信では、スレーブからのアドバタイジングパケットに対してマスタが応答することにより、BLE通信接続が実行される。
通信機7は、無線通信を通じて端末2の認証を行う認証制御部8を備えている。認証制御部8は、通信機7のうちの1つであり、コントローラ5に設けられている。すなわち、本例の場合、コントローラ5は、通信機7を内蔵している。
コントローラ5は、電子キーと無線によるID照合を行うID照合部10を備えている。電子キーは、主としてキー機能を有する車両キーの一種である。認証制御部8の図示しないメモリには、車両1に登録された電子キーID、キー固有鍵、及び車両情報が書き込み保存されている。ID照合部10は、電子キー及び認証制御部8に対し、電子キーID及びキー固有鍵を使用したID照合を実行可能である。ID照合部10は、ID照合が成立したことを一条件として車載装置4の作動を許可する。
端末2は、端末2の作動を制御する端末制御部20と、端末2においてネットワーク通信を行なうネットワーク通信部21と、端末2において近距離無線通信を行う端末通信部22とを備えている。端末制御部20には、端末2において認証システム3の作動を管理するユーザインターフェースアプリケーション23(以下、UIアプリケーション23と記載)が設けられている。UIアプリケーション23は、例えばネットワーク通信を通じてサーバ等からダウンロードされる。端末制御部20は、UIアプリケーション23を用いて、車両1との間の認証、車両ドアの施解錠操作、エンジンの始動操作など、種々の処理を実行する。
端末2のメモリ24には、例えば端末2の機種を示す端末情報、車両1の車種を示す車両情報、及び鍵情報が書き込み保存されている。鍵情報は、例えばワンタイムキーであることが好ましい。鍵情報は、例えばUIアプリケーション23を用いて、ネットワーク通信を通じて取得され、メモリ24に書き込み保存される。また、端末2に保存された鍵情報は、端末2で車両1を操作する際に、近距離無線通信を通じて、コントローラ5の認証制御部8との間で行われる鍵認証に用いられる。
コントローラ5及び端末2は、例えば端末2を車両1に電子キー登録する時に、機器アドレス等の近距離無線通信に用いる識別情報を互いに送信することにより、ペアリング設定される。また、コントローラ5は、端末2へ車両情報を送信して、これをメモリ24に記憶させる。これにより、車両1と端末2とが紐付けられる。車両情報は、例えば車種や型式、車台番号などである。
コントローラ5は、端末2とBLE通信を通じた相互通信により自動的に鍵認証を実行する。本例の場合、鍵認証では、ペアリング設定が完了したコントローラ5及び端末制御部20の間でBLE通信接続が確立すると、鍵情報が送信されて照合が行われる。コントローラ5は、例えば鍵情報が正常に復号できることを確認すると、鍵認証を成立と判定する。なお、これら一連の鍵認証は、ユーザによる端末2の操作をすることなく、また、車両1の操作をすることなく自動的に処理が実行される。
認証システム3は、車両1と端末2とが通信を行うとき、車両1に対する端末2の位置を判定する位置判定システム30を備えている。位置判定は、車両1と端末2との間の通信が正当か否かを判定する認証の一例である。本例の位置判定システム30は、鍵認証の通信を行うとき、車両1及び端末2の間で無線により電波を送信して、端末2の車両1に対する位置を判定する。また、この位置判定は、鍵認証の通信時のどのタイミングで実施されてもよい。すなわち、位置判定は、鍵認証前、鍵認証後、鍵認証途中のいずれで実施されてもよい。
通信機7は、位置判定のための電波(以下、単に電波と記載する)を送信する通信モジュール31を有している。本例の通信モジュール31は、車両1において異なる位置に複数設けられている。通信モジュール31は、コントローラ5との間で有線又は無線により通信接続されている。
位置判定システム30は、通信機7と端末2との間の通信を通じて、端末2の位置を判定する位置判定部32を有している。位置判定部32が、端末2との通信により得られる情報に基づいて端末2を認証する認証部に該当する。本例の位置判定部32は、認証制御部8に設けられている。位置判定部32は、位置判定において、通信機7及び端末2の一方から他方に電波を送信させる。本例の場合、位置判定部32は、通信モジュール31から電波を送信させる。なお、通信モジュール31に加えてコントローラ5から電波を送信してもよい。位置判定の一連の過程において、電波の送信は、各通信機7から複数回、実行される。ブルートゥース通信では、周波数ホッピングの機能に準じて、複数のチャネルを切り替えながら電波の送信が繰り返し行われる。
位置判定システム30は、通信機7と端末2との間の通信により得られる情報として、電波の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定する測定部33を備える。測定部33は、通信機7から送信された電波の受信強度を、通信機7ごとに、測定する。また、受信した電波の受信強度は、各周波数の電波毎に測定される。そして、測定部33は、測定した電波の受信強度をコントローラ5へ送信する。
位置判定部32は、通信機7ごとの受信強度を受信すると、これら受信強度を認証部における認証方法としての判定ロジックに通して、車両1に対する端末2の位置を判定する。判定ロジックは、例えば少なくとも1つの判定パラメータを用いた関数からなる判定式を含む。この判定式に、受信強度を変数として代入した場合に、判定条件が満たされるか否かによって、端末2の位置を判定する。位置判定部32は、判定ロジックにより、例えば車両1の室内外のどちらに端末2が位置するかを判定する。
位置判定システム30は、判定ロジックを変更するための変更機能を有している。変更機能では、位置判定結果及び電波の受信強度のうち少なくとも一方のパラメータに基づき、判定ロジックが変更される。また、判定ロジックは、車両1に搭載された通信機7の構成と端末2の構成との組み合わせに基づいて変更される。
位置判定システム30は、位置判定結果及び電波の受信強度のうち少なくとも一方のパラメータを出力する出力部40を備えている。出力部40は、パラメータを出力することにより、判定ロジックの調整を実行可能にする。本例の出力部40は、認証制御部8に設けられている。本例の場合、出力部40は、位置判定が実行される度に、パラメータとして位置判定結果と電波の受信強度とを、端末2を介して例えばサーバ等のネットワーク41に出力する。ネットワーク41には、例えば判定ロジックを管理するためのサーバ又はデータセンタ等が接続されている。また、出力部40は、位置判定結果及び電波の受信強度とともに、車両1の車種を示す車両情報、及び端末2の機種を示す端末情報などの識別情報を、ネットワーク41に送信する。位置判定結果と電波の受信強度とは、車両情報及び端末情報に紐付けられて、ネットワーク41上に蓄積される。
位置判定システム30は、判定ロジックを調整するための変更情報を生成する生成部42を備えている。本例の生成部42は、ネットワーク41上に設けられている。生成部42は、位置判定結果と電波の受信強度とに基づいて、変更情報を生成する。変更情報とは、例えば判定ロジックの新たな判定パラメータや判定式である。変更情報は、ネットワーク41上に保存される。生成部42は、例えばネットワーク41上に蓄積された位置判定結果と電波の受信強度とを学習データとして、機械学習により判定ロジックを学習して、変更情報を生成することが好ましい。生成部42は、変更情報を、車両情報及び端末情報の組み合わせ毎に生成する。よって、ネットワーク41上には、車両情報及び端末情報の組み合わせに紐付けられた複数種類の変更情報が保存される。
ネットワーク41には、ネットワーク41を介して変更情報を配信する配信部43が設けられている。配信部43は、車両情報及び端末情報の組み合わせに応じて、ネットワーク41に接続された端末2を介して車両1へ変更情報を配信する。
位置判定システム30は、判定ロジックを変更する変更部44を備えている。変更部44は、通信機7及び端末2のうち少なくとも一方に設定された判定ロジックを、調整された新たな判定ロジックに変更する。本例の変更部44は、認証制御部8に設定された判定ロジックを変更する。変更部44は、変更情報が配信されると、この配信された変更情報を基に、認証制御部8に設定された判定ロジックを、新たな判定ロジックへ書き換える。
次に、図2及び図3を用いて位置判定システム30の作用を説明する。まず、図2を用いて、位置判定について説明する。
図2に示すように、S101(Sはステップの略、以下同様)では、コントローラ5は、端末2とのBLE通信接続を確立するために、アドバタイジングパケットを車両1の近傍エリアに送信する。このようにして、コントローラ5は、車両1の近傍に端末2が位置しているか否かを監視する。アドバタイジングパケットは、BLE通信接続が確立するまで繰り返し送信される。
S102では、端末2は、車両1の近傍エリアに進入し、アドバタイジングパケットを受信すると、端末2の周囲に、コントローラ5が存在することを検知する。そして、端末2は、アドバタイジングパケットに対する応答を送信する。これにより、コントローラ5との間で無線によるBLE通信接続が開始される。
S103では、コントローラ5及び端末2は、アドバタイジングパケットに連なる一連の通信接続の処理に従い、自動で通信接続する。両者の通信接続は、端末2がコントローラ5とのBLE通信の範囲外へ移動するまで継続される。
S104では、コントローラ5及び端末2の通信接続が確立すると、コントローラ5は、位置判定部32によって、通信モジュール31へ位置判定のための電波を送信する指令信号を出力する。位置判定部32は、例えば指令信号によって通信モジュール31からの電波の送信タイミングや周波数ホッピングなど、電波の送信を制御する。また、電波の送信は、例えばコントローラ5及び端末2の間で共有された通信ルールに則って行われることが好ましい。
S105では通信モジュール31は、指令信号を受信すると、端末2への位置検出のための電波の送信を実行する。各通信モジュール31による電波の送信は、位置判定の処理が完了するまで繰り返し実行される。なお、電波は、通信モジュール31に加えてコントローラ5から送信されてもよい。
S106では、端末2の測定部33は、通信モジュール31からの電波を受信すると、受信した電波の各周波数での受信強度を測定する。受信強度は、通信モジュール31ごとに測定される。そして、測定部33は、測定した受信強度を、コントローラ5へ送信する。
S107では、コントローラ5の位置判定部32は、端末2から受信強度を受信すると、各通信モジュール31から送信された電波の受信強度を判定ロジックに通して、端末2の位置を判定する。判定ロジックでは、少なくとも一つの判定パラメータを用いた関数からなる判定式に、変数として受信強度を代入することにより、判定条件を満たすか否かによって、端末2の位置が判定される。位置判定部32は、判定ロジックによって、車両1周辺どのエリアに端末2が位置するかを判定する。車両1周辺のエリアとは、例えば、車両1の室内に設けられた室内エリア、車両1の室外において車両1近傍に設けられた室外エリアである。
S108では、コントローラ5は、位置判定部32によって判定された端末2の位置に基づき、車両1の作動を制御させる。例えば、認証制御部8は、鍵認証が成立し、且つ端末2が室外エリアに位置すると判定した場合、ID照合部10とID照合を実行する。ID照合部10は、認証制御部8とのID照合が成立すると、車両ドアの施解錠を制御する。同様に、鍵認証が成立し、端末2が室内エリアに位置すると判定したことを一条件に、エンジンの始動が制御される。このように、位置判定システム30によって、判定された端末2の位置に応じた制御が行われる。
次に、図3を用いて、判定ロジックの変更機能の作用について説明する。
図3に示すように、S201では、コントローラ5の出力部40は、位置判定が実行された際、判定結果を端末2へ送信する。判定結果は、位置判定において、端末2が室内エリア及び室外エリアのいずれに位置にすると判定されたかを示す情報である。
S202では、端末2のUIアプリケーション23は、受信した判定結果と、測定部33により測定した受信強度をネットワーク41へ送信する。なお、受信強度は、各通信機7から受信した電波の受信強度の群に関して、例えば受信強度の生データでもよいし、受信強度の平均値などの統計値でもよい。また、受信強度は、複数チャネルで送信された電波のデータ群でもよいし、位置判定の成否に拘わらず所定時間継続して収集したデータ群でもよい。また、判定結果及び受信強度は、端末2に保存されている端末情報及び車両情報とともに送信される。判定結果及び受信強度の出力は、異なる複数の車両1に搭載された出力部40によって行われる。出力された判定結果及び受信強度は、ネットワーク41上で、端末情報及び車両情報に紐付けられて保存される。これにより、端末情報及び車両情報の組み合わせ毎に、判定結果及び受信強度のデータが蓄積される。
ネットワーク41は、例えば車両情報及び端末情報の組み合わせに応じて複数種類の判定ロジックを管理する。車両情報は、通信機7の構成に係る情報である。通信機7の構成とは、例えば通信機7の電波の送信出力や受信感度などの通信性能、通信機7の搭載位置、及び車体による電波の伝搬特性などが挙げられる。また、端末情報は、端末2の構成に係る情報である。端末2の構成とは、例えば端末2の通信性能などが挙げられる。
S203では、ネットワーク41の生成部42は、蓄積された判定結果及び受信強度を基に、変更情報を生成する。例えば、生成部42は、判定結果及び受信強度を学習データとして判定ロジックの機械学習を行い、変更情報を生成する。生成部42は、変更情報として、新たな判定パラメータや判定式を生成する。なお、変更情報は、判定パラメータ及び判定式の変更前後での差分を示すデータであってもよいし、比を示すデータであってもよい。生成部42は、端末情報及び車両情報に基づいて、通信機7の構成と端末2の構成との組み合わせに応じた変更情報を生成し、ネットワーク41に保存する。これにより、ネットワーク41には、端末情報及び車両情報の組み合わせに応じて、複数種類の変更情報が保存される。
S204では、ネットワーク41の配信部43は、生成された変更情報を端末2へ送信する。変更情報は、端末情報及び車両情報を基に、端末2へ配信される。配信部43は、端末情報及び車両情報が一致する複数の端末2へ、変更情報を配信可能である。なお、変更情報の配信はどのタイミングで行われてもよく、位置判定の通信が実行されたタイミングに拘わらず配信されてもよい。配信部43は、例えば、生成部42によって新たな変更情報が生成された場合に、係る端末2へ変更情報を配信する。
S205では、端末2は、受信した変更情報を車両1へ送信する。端末2は、例えば変更情報を受信した後、最初にコントローラ5と通信接続した場合に、車両1へ変更情報を送信する。変更部44は、変更情報を受信すると、変更情報により判定ロジックを変更する。変更部44は、変更情報が新たな判定パラメータである場合、判定パラメータを書き換える。また、変更部44は、変更情報が新たな判定式である場合、判定式を書き換える。このように、車両1及び端末2の組み合わせ毎に、判定結果及び受信強度に基づいて生成された変更情報によって、判定ロジックが変更される。
上記の実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本例の認証システム3は、通信機7と端末2との間で送信された電波の受信強度を、判定ロジックに通す判定により車両1に対する端末2の位置を判定する位置判定部32を備えた。また、位置判定部32の判定結果及び電波の受信強度のうち少なくとも一方を出力することにより、判定ロジックを調整する出力部40を備えた。この構成によれば、通信機7及び端末2の間の位置判定の通信に応じて出力された情報により、判定ロジックを調整することができる。これにより、車両及び端末の組み合わせに応じて適切な判定ロジックに変更することができるので、位置判定の精度を向上可能となる。
(2)出力部40は、判定結果及び受信強度のうち少なくとも一方を、ネットワーク41に出力し、ネットワーク41上に蓄積させる。この構成によれば、ネットワーク41に大量のデータを蓄積することができる。よって、ネットワーク41によって判定ロジックを調整する場合に、有利となる。
(3)本例の認証システム3は、認証制御部8に設定された判定ロジックを、調整された新たな判定ロジックへ変更する変更部44を備える。この構成によれば、判定ロジックの調整を、認証制御部8に反映することができる。
(4)変更部44は、通信機7の構成と端末2の構成との組み合わせに応じて判定ロジックを変更する。この構成によれば、通信機7の構成と端末2の構成に応じた判定ロジックに変更できる。これは、位置判定精度の向上に寄与する。
(5)判定ロジックは、判定結果及び受信強度を用いて調整される。この構成によれば、より適切な判定ロジックを生成できる。これは、位置判定精度の向上に寄与する。また、生成部42は、ネットワーク41に蓄積された判定結果及び受信強度に基づく学習データを用いて判定ロジックを学習すれば、より好適な判定ロジックを生成できる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
[出力部40について]
・出力部40は、車両1に対するユーザ操作に関する情報、例えば車両ドアの施解錠操作や、エンジンスイッチの操作などの有無を示す情報を出力してもよい。この場合、生成部42は、ユーザ操作と判定結果及び受信強度との整合を確認することにより、変更情報を生成することができる。
・出力部40は、判定結果に対するユーザのフィードバックを出力してもよい。この場合、生成部42は、フィードバックに基づいて変更情報を生成することができる。
・出力部40は、位置判定通信の度に判定結果及び受信強度を出力することに限られず、出力の頻度やタイミングは適宜変更可能である。
・出力部40は、車両情報及び端末情報を出力することに限定されない。車両情報だけでもよいし、端末情報だけでもよいし、その他の識別情報を出力してもよいし、これら識別情報を出力しなくてもよい。
・出力部40は、判定結果及び受信強度の両方を出力することに限定されず、これらのうち少なくとも一方を出力すればよい。
・出力部40は、ネットワーク41へ直接通信を行ってもよい。
・出力部40は、判定結果及び受信強度をネットワーク41へ出力することに限定されない。従って、変更情報は、ネットワーク41で生成されることに限定されず、車両1で生成されてもよいし、端末2で生成されてもよいし、これらの組み合わせでもよい。
・変更情報は、機械学習により生成されることに限定されない。
・出力部40は、車両1に設けられてもよいし、端末2に設けられてもよい。
・生成部42は、車両1に設けられてもよいし、端末2に設けられてもよいし、ネットワーク41に設けられてもよい。例えば生成部42が車両1又は端末2に設けられた場合、変更機能において、ネットワーク41が用いられなくてもよい。
[変更部44]
・変更部44は、位置判定通信の度に判定ロジックを変更することに限られず、変更の頻度やタイミングは適宜変更可能である。
・変更部44は、車両情報及び端末情報を基に判定ロジックを変更することに限定されない。車両情報だけでもよいし、端末情報だけでもよいし、その他の識別情報に基づいて変更されてもよい。また、これら識別情報に拘わらず変更してもよい。
・変更部44は、車両1に設けられてもよいし、端末2に設けられてもよいし、これらの組み合わせでもよい。
[位置判定について]
・位置判定のための電波は、端末2から送信され、これを通信機7側で受信したときの受信強度を基に位置判定を行ってもよい。これは、測定部33が、通信機7側に設けられる構成に適用できる。
・測定部33は、端末2に設けられてもよいし、通信機7に設けられてもよい。
・位置判定部32は、車両の室内外のいずれに端末2が位置するかを判定することに限定されない。例えば、車両に対して左右のいずれか、車両に対する座標などを判定してもよい。
・端末2で、位置を判定して、その判定結果をコントローラ5へ送信してもよい。これは、位置判定部32が端末2に設けられる構成に適用できる。
・位置判定部32は、コントローラ5に設けられてもよいし、認証制御部8に設けられてもよいし、通信モジュール31に設けられてもよいし、端末2に設けられてもよいし、ネットワーク41に設けられてもよいし、これらの組み合わせでもよい。
・位置判定のための電波の送信タイミングは、特に限定されず、位置判定システム30の仕様に応じて適宜変更してもよい。
・位置判定のための電波の各周波数は、BLE通信の周波数ホッピングから決まるチャネルに限定されない。
・位置判定のための電波は、実施例に限定されず、種々の態様の信号であってよい。
・位置判定のための電波に、各通信モジュール31を識別する情報が付与されていてもよい。
・通信モジュール31に加えて認証制御部8が位置判定のための電波を送信してもよい。
・車両1と端末2との間の通信が正当か否かを判定する認証は、位置判定に限られず、例えば単に受信強度を用いた判定でもよい。
[判定ロジックについて]
・判定ロジックは、本実施形態に限定されない。例えば、判定ロジックには、判定パラメータを含む判定式、位置判定時の通信ルール、及び通信プロファイルなどが含まれていてもよい。
・判定ロジックの変更情報は、判定パラメータや判定式を変更する情報に限定されない。例えば、通信ルールや通信プロファイルを変更する情報であってもよい。
・判定ロジックは、通信機7に設定されていてもよいし、端末2に設定されていてもよいし、コントローラ5に設定されていてもよいし、これらの組み合わせでもよい。
・判定ロジックは、端末2を介して登録されることに限定されず、登録用の機器などを用いて登録されてもよい。
[認証部について]
・端末2の認証は、端末2の正否を判定する認証でもよいし、車両1と端末2との間の通信の正否を判定する認証でもよいし、これらの組み合わせでもよい。例えば、認証部は、端末2の正否を判定する認証として鍵認証を行ってもよいし、ユーザの生体情報を用いた生体認証を行ってもよい。
・認証部は、位置判定部32に限定されない。例えば鍵認証を行う認証制御部8でもよい。これは、出力部40が、鍵認証の通信で得られた情報を基に、認証方法を調整可能とする構成に適用される。
・通信機7と端末2との間の通信を通じて得られる情報は、電波の受信強度であってもよいし、鍵情報であってもよいし、車両情報や端末情報であってもよいし、ユーザの生体情報であってもよい。
・認証方法は、判定ロジックに限定されず、例えば鍵認証の通信ルールや通信プロファイルでもよい。
[通信機7について]
・通信モジュール31と端末2とが通信接続してもよい。例えば、通信モジュール31が端末2と通信接続した場合、コントローラ5は、通信モジュール31を介して端末2と通信を行ってもよい。
・通信機7の配置位置は、特に限定されない。
・通信機7の個数は、特に限定されない。1つでもよいし、2つでもよいし、3つでもよい。
・通信機7は、認証制御部8及び通信モジュール31に限定されず、端末2と通信を行う機器であればよい。
・認証制御部8は、コントローラ5に設けられることに限定されず、コントローラ5とは別個に構成されていてもよい。また、コントローラ5と別個に設けられる場合、コントローラ5とは、有線又は無線によって通信してもよい。
[端末2について]
・端末2は、複数の通信機7と通信接続してもよい。これは、仕様に応じて適宜変更可能である。
・車両1と端末2との近距離無線通信のペアリングを行う方法は、特に限定されない。例えば、どちらか片方の機器の操作のみでペアリングを行なってもよい。また、ペアリング時に車両1側で操作を行う場合、車両1に搭載されたカーナビゲーションシステムなどの機器を入出力機器として適用することができる。すなわち、ペアリングに際して、操作機器、操作方法及び認証方法などは適宜変更可能である。
・端末2が鍵情報を取得する方法は、ネットワーク通信を通じて取得することとしたが、これに限定されない。例えば、BLE通信を用いて車両1にログイン(ユーザID及びパスワード認証)し、予め車両1に登録されている鍵情報を端末2に付与する態様としてもよい。
[その他]
・認証システム3は、端末2でのみ車両1を作動することが可能なシステムとしてもよい。この場合、ID照合部10を省略できる。
・認証システム3で行う端末2の正否を判定する認証は、鍵認証に限らず、端末2の正否を確認できるものであればよい。例えば従前のスマート照合のように、チャレンジレスポンス認証やキーIDの正否を確認する認証としてもよい。これは、ID照合部10を省略した構成に適用できる。
・一連の認証において、鍵認証と位置判定との順番は特に限定されない。例えば、位置判定の後に鍵認証を行ってもよいし、前に行ってもよいし、鍵認証と位置判定との実行期間が重なるように行ってもよい。
・認証システム3は、鍵認証を行うものでもよいし、位置判定を行うものでもよいし、これらの組み合わせでもよい。
・端末2の認証は、端末2の正否を判定する認証でもよいし、車両1と端末2との間の通信の正否を判定する認証でもよい。
・通信機7と端末2との間の無線通信に用いられる通信規格や帯域は、実施例に限定されず、例えばWi−Fi(登録商標)やZigbee(登録商標)を用いてもよい。
・認証システム3は、車両1に搭載されることに限定されず、種々の機器や装置に変更可能である。
1…車両、2…端末、3…認証システム、4…車載装置、5…コントローラ、7…通信機、8…認証制御部、10…ID照合部、20…端末制御部、23…ユーザインターフェースアプリケーション、30…位置判定システム、31…通信モジュール、32…位置判定部、33…測定部、40…出力部、41…ネットワーク、42…生成部、43…配信部、44…変更部。

Claims (7)

  1. 端末と前記端末の通信相手に設けられた通信機との間の通信により得られる情報に基づいて前記端末を認証する認証部と、
    前記情報及び前記認証部における認証の結果のうち少なくとも一方を出力することにより、前記認証部における認証方法の調整を可能にする出力部と、
    を備える認証システム。
  2. 前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方を、前記端末が接続されるネットワークに出力し、前記ネットワーク上に蓄積させる
    請求項1に記載の認証システム。
  3. 前記認証部における認証方法を変更する変更部をさらに備える
    請求項1又は請求項2に記載の認証システム。
  4. 前記変更部は、前記通信機の構成と前記端末の構成との組み合わせに応じて前記認証方法を変更する
    請求項3に記載の認証システム。
  5. 前記認証方法は、前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方を用いて調整される
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の認証システム。
  6. 端末と前記端末の通信相手に設けられた通信機との間の通信により得られる情報に基づいて前記端末を認証する認証方法であって、
    前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方を取得するステップと、
    取得した前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方に基づいて前記端末を認証する方法を調整するステップと、を実行する認証方法。
  7. 端末と前記端末の通信相手に設けられた通信機との間の通信により得られる情報に基づいて前記端末を認証する認証方法であって、
    前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方を出力するステップと、
    出力した前記情報及び前記認証の結果のうち少なくとも一方に基づいて調整された前記端末を認証する方法を取得するステップと、を実行する認証方法。
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