JP2020200679A - 緊結装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】仮設足場の組立及び解体の作業性を向上させることができる緊結装置を提供する。【解決手段】支柱12のフランジ16と連結部材14とを連結する緊結装置10に関し、連結部材14に設けられ、上顎部26と、下顎部28と、上顎部26と下顎部28との間に形成されフランジ16を受け入れる受入部30と、を有する顎金具20と、顎金具20に対して上下方向に移動可能に接続され、上顎部26の挿通孔32、下顎部28の挿通孔34、及びフランジ16の緊結孔18に挿通されてフランジ16と顎金具20とを緊結する楔部材22と、を備えている。そして、顎金具20は、下顎部28が、上顎部26に対して回動することで受入部30を拡大させるように構成されている。【選択図】図6
Description
本発明は、仮設足場等の足場に使用される緊結装置に関する。
従来、構築と解体を行う仮設足場において、緊結装置が提供されている。緊結装置は、支柱と横架材等の連結部材を脱着自在に連結するための装置であり、連結部材の端部に設けられた顎金具と楔部材とを備えている。支柱には、連結部材を連結するためのフランジが所定部位に設けられている。そのフランジは、楔部材を挿入するための緊結孔を備えている。緊結装置は、顎金具をフランジに装着し、フランジの緊結孔に楔部材を打ち込むことにより、顎金具とフランジとを強固に固定して、支柱と連結部材との緊結を行う。
例えば、特許文献1には、側面視してコの字型に形成された顎金具を備えた緊結装置において、楔部材を弾性部材で付勢して顎金具をフランジに装着する際に邪魔にならない位置に楔部材を保持する構造の緊結装置が開示されている。
従来の緊結装置は、コの字型の顎金具を備えることにより、比較的高い緊結強度が得られるという利点がある。しかしながら、楔部材が緊結装置の顎金具の上顎部と下顎部の挿通孔に落ち込んでしまい、作業者が楔部材を逐一持ち上げる手間が必要になるという問題がある。また、コの字型の顎金具にフランジを装着する際に、挿入方向又は離脱方向が水平方向に限定されてしまう。そのため、仮設足場の組立及び解体の作業効率が上がらないという問題がある。
そこで、本発明は、仮設足場の組立及び解体の作業性を向上させることができる緊結装置を提供することを目的とする。
本発明の一観点は、支柱のフランジと連結部材とを連結する緊結装置であって、前記連結部材に設けられ、上顎部と、下顎部と、前記上顎部と下顎部との間に形成され前記フランジを受け入れる受入部と、を有する顎金具と、前記顎金具に対して上下方向に移動可能に接続され、前記上顎部の挿通孔、前記下顎部の挿通孔、及び前記フランジの緊結孔に挿通されて前記フランジと前記顎金具とを緊結する楔部材と、を備え、前記顎金具は、前記下顎部が、前記上顎部に対して回動することで前記受入部を拡大させる、緊結装置にある。
上記観点の緊結装置によれば、下顎部を回動させて受入部を拡大させることができるため、顎金具のフランジへの装着が容易となり、仮設足場の組立及び解体の作業性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の緊結装置10は、例えば仮設足場100における支柱12と、横架材等の連結部材14とを脱着自在に連結するための装置である。支柱12には、長手方向に間隔をあけて設けられたフランジ16が1箇所又は複数箇所に設けられている。
図2Aに示すように、フランジ16は、支柱12の周方向に板状に突出した部材であり、周方向に間隔を開けて複数の緊結孔18が設けられている。図2Bに示すように、連結部材14の端部に設けられた緊結装置10をフランジ16に装着し、楔部材22をフランジ16の緊結孔18に打ち込むことにより、緊結装置10をフランジ16に緊結するように構成されている。
図3Aに示すように、緊結装置10は、顎金具20と、楔部材22とを備えている。顎金具20は、連結部材14に接合される筒部24から上顎部26と、下顎部28とが、連結部材14(図2A参照)の長手方向に延び出て形成されている。上顎部26と下顎部28との間には、フランジ16を受け入れ可能な受入部30が形成されている。上顎部26には、楔部材22を挿通可能な挿通孔32が形成されている。
また、図3Bに示すように、下顎部28には、楔部材22を挿通可能な挿通孔34が形成されている。受入部30にフランジ16を進入させたときに、フランジ16の緊結孔18と、上顎部26の挿通孔32及び下顎部28の挿通孔34とが上下方向に連通するように形成されている。上顎部26の先端及び下顎部28の先端には、支柱12の外周面に沿う円弧状に形成された当接部26a、28aがそれぞれ形成されている。
図4に示すように、楔部材22は、緊結孔18と、挿通孔32、34とに挿通自在な厚さ(図の幅方向の寸法)を有した板状体よりなり、上下方向の中間部により、楔部36を構成し、楔部36の上下に頭部38と、脚部40とが設けられている。楔部36は、腹部36aと背部36bとの間の寸法が、下方に向けて次第に狭くなるように形成されている。頭部38及び脚部40には、リベットの頭よりなる突出部38a、40aがそれぞれ設けられている。これらの突出部38a、40aは幅方向に突出しており、楔部材22が挿通孔32から抜けるのを阻止するように構成されている。
上顎部26の挿通孔32の一端には、連結部材14の短手方向に広がった取付孔32aが形成されている。取付孔32aの内部には、先端に向けて板状に延び出た固定部46が形成されている。その固定部46には、スプリング42が装着されている。スプリング42には、楔部材22に向けて延び出た板状の保持片44が形成されている。楔部材22の楔部36には、保持片44と係合する凹部36cが形成されており、この凹部36cに保持片44が係合した状態で、楔部材22が挿通孔32に挿入されている。スプリング42により、楔部材22は、先端側に付勢された状態に保たれる。
図2Bに示すように、顎金具20の受入部30にフランジ16を進入させてフランジ16の緊結孔18の上下に上顎部26の挿通孔32と、下顎部28の挿通孔34とを隣接させ、楔部材22をハンマー等により殴打して、下方に押し込む。楔部材22が下方に押し込まれると、楔部材22によって緊結孔18の周縁部と挿通孔32、34の周縁部とが圧接される。そして、顎金具20が支柱12に向けて前進し、上顎部26及び下顎部28の当接部26a、28aが支柱12の外周面に圧接状態で当接される。これにより、フランジ16と楔部材22と顎金具20と、支柱12との相互間における緊結状態が得られる。
また、図2Bの緊結状態からハンマーによる殴打により楔部材22を上方に移動させると、緊結状態が解除される。
本実施形態の顎金具20は、下顎部28が、上顎部26に対して回動自在に構成されている。以下、顎金具20の詳細についてさらに説明する。
顎金具20は、図4に示すように、上顎部26と、下顎部28とが別体として設けられている。図3Bに示すように、顎金具20において、上顎部26は、筒部24の上側半分から顎金具20の先端側に向けて延び出ている。顎金具20の上顎部26に対応する部分の下半分は切り欠かれた切欠部27となっている。
その切欠部27に向けて、一対の装着片58が筒部24から突出して設けられている。装着片58は、幅方向に薄い板状に形成されており、筒部24から顎金具20の先端側に向けて延び出ている。一対の装着片58は、下顎部28の板状の回動軸部50の厚さと略同じ距離だけ離間して配置されている。装着片58には、幅方向に貫通する軸孔58aがそれぞれ形成されている。軸孔58aは、下顎部28の回動軸部50の軸孔50a(図4参照)と連通しており、その軸孔50a、58aには、軸ピン60が挿入されている。
図3A及び図4に示すように、上顎部26は、先端側の当接部26aに向けて幅方向の寸法が徐々に狭くなるように幅方向の両側が斜めに切り欠かれている。これにより、隣接する支柱12の間に連結部材14を挿入する際に、当接部26aの一部が支柱12に干渉するのを防止できるように構成されている。
下顎部28は、板状の本体部48と、本体部48の基端側に設けられた回動軸部50と、回動軸部50から本体部48の先端側に向けて延び出た舌部56とを備えている。本体部48は、顎金具20の筒部24と同じ曲率半径を有する弧状に形成されるとともに、その中央部には、楔部材22が挿通する挿通孔34が形成されている。本体部48の当接部28aは、連結部材14を支柱12に連結させた際に支柱12の外周面と当接する部分となっている。当接部28aは、支柱12との安定した連結状態を発揮するべく、支柱12の外周面と同じ曲率を有する凹面として形成されており、支柱12の外周面と面接触するように構成されている。
本体部48の両側部28bは、上顎部26と対向してフランジ16の下面と面接触するべく、平坦な面として形成されている。本体部48の基端部からは、板状の回動軸部50が弧状の本体部48の内側に向けて垂直に立ち上がるようにして形成されている。回動軸部50は、図6Aに示すように側面視して、本体部48に対してL字型に立ち上がるように形成されており、その屈曲部分に、軸ピン60が挿入される軸孔52が形成されている。
また、回動軸部50の他方の端部には、舌部56が形成されている。舌部56は、本体部48と平行に配置され、本体部48の先端に向けて延び出ている。舌部56の下面と、両側部28bとは、平行な面として形成されている。舌部56と、両側部28bとの間にフランジ16を収容して保持するべく、舌部56の下面と両側部28bとは、フランジ16の厚さよりも広い間隔を開けて形成されている。また、舌部56の幅方向の寸法は、図2Aのフランジ16の緊結孔18の周囲の部分の幅と略同じ程度に設定される。
図4に示すように、舌部56の先端側には、コの字型に切り欠かいてなる溝部57が形成されている。溝部57は、下顎部28が顎金具20に対して回動する際に、楔部材22が舌部56と干渉しないように設けられている。図3Bに示すように、下顎部28が上顎部26と略平行に対向するように配置されると、下顎部28の挿通孔34が上顎部26の挿通孔32と上下方向に連通して、楔部材22を下顎部28の挿通孔34に挿入可能となる。また、溝部57の両側部に形成された舌部56の先端部56aは幅方向の寸法が、緊結孔18の幅よりも大きく形成されることにより、先端部56aが緊結孔18に入らないように構成されている。
本実施形態では、顎金具20を支柱12に装着する際に、下顎部28を支柱12と干渉しない部位に退避するため、当接部28aの幅をより広くとることができる。したがって、図5に示すように、当接部28aの幅Aを上顎部26の当接部26aの幅Bよりも広く形成することができる。このように構成することにより、下顎部28がより広い範囲で支柱12の外周面と当接して支柱12をより確実に捉えることができるため、顎金具20を支柱12に強固に緊結させることが可能となる。
以下、本実施形態の緊結装置10の作用について、説明する。
図6Aに示すように、緊結装置10は、連結部材14の端部に装着されている。作業者が連結部材14を支柱12に組み付けるべく、顎金具20を正位置として連結部材14を持ち上げると、図示のように、自重により、下顎部28の先端側が下方に下がるようにして回動する。なお、本明細書において、正位置とは、顎金具20の上顎部26が上側に配置され、下顎部28が下側に配置される位置(向き)をいうものとし、逆位置とは、顎金具20の上顎部26が下側に配置され、下顎部28が上側に配置される位置(向き)をいうものとする。筒部24の軸ピン60に対向する部分には、下顎部28の回動範囲を規制する傾斜面62が形成されている。この傾斜面62に回動軸部50の下面54が当接することにより、下顎部28が下向きの所定位置に位置決めされて停止する。これにより、下顎部28と、上顎部26との間に形成される受入部30の範囲が広がる。
このとき、下顎部28の回動軸部50は、本体部48よりも顎金具20の先端側に突出しており、舌部56が回動軸部50の端部から下方に向けて突出している。また、楔部材22は、スプリング42によって、付勢されて受入部30の中間位置に配置される。すなわち、楔部材22は、受入部30にフランジ16を挿入する際に、下顎部28から離間した位置に保持される。
次に、図6Bに示すように、顎金具20にフランジ16を接近させて、フランジ16を受入部30に入れる。本実施形態の顎金具20では、受入部30が大きいため、フランジ16の挿入方向が水平方向制限されず、水平以外の方向からフランジ16を受入部30に挿入することができる。従来の緊結装置と異なり、顎金具20の受入部30の高さをフランジ16との高さと合わせて水平方向に回動させる操作は行わなくてよい。
その後、顎金具20を降下させると、フランジ16の端部に下顎部28の舌部56が当接する。
さらに、顎金具20を下降させると、舌部56がフランジ16に引っ掛って押し上げられる。なお、舌部56がフランジ16の緊結孔18に入ってしまうと、下顎部28がフランジ16にロックされていまい、下顎部28の回動が妨げられてしまう。本実施形態では、舌部56が緊結孔18よりも幅広に形成されているため、舌部56が緊結孔18に入るトラブルを避けるように構成されている。
その後、連結部材14の自重に任せて、顎金具20をフランジ16の上に降ろす。これにより、図7Aに示すように、連結部材14の自重によって、舌部56が押し上げられる。そして、下顎部28が軸ピン60を軸に回動することにより、上顎部26に向けて持ち上がるように回動して受入部30が狭まる。すなわち、顎金具20において、舌部56は受入部30を狭める動作のトリガーとして機能する。そして、図7Bに示すように、下顎部28が、上顎部26と略平行な向きにまで持ち上がることで、フランジ16の上面及び下面が上顎部26及び下顎部28で挟まれるよう。このとき、フランジ16は、舌部56と下顎部28の両側部28bとの間に挟まれるようにして保持される。フランジ16が下顎部28と上顎部26とに挟まれて安定的に保持される。
図7Bの状態では、挿通孔32、34及び緊結孔18が上下方向に連通し、楔部材22を挿通孔32、34及び緊結孔18に挿入することができる。そして、楔部材22の頭部38をハンマー等で殴打して下方の緊結孔18に楔部材22を圧入する。これにより、楔部材22が図示のように緊結孔18に圧入されてゆく。
図8に示すように、楔部材22を所定の緊結位置まで打ち込むことにより、楔部材22により、フランジ16と顎金具20とがガタつくことなく緊結された状態となる。この状態では、楔部材22の腹部36aがフランジ16の緊結孔18の内側壁と圧接する。また、楔部材22の背部36bが上顎部26の当接部26aの楔部材22側の端部及び下顎部28の当接部28aの楔部材22側の端部に圧接する。すなわち、楔部材22が、上顎部26、下顎部28及びフランジ16の3点と圧接することにより、連結部材14がフランジ16に対してガタつくことなく強固に緊結される。以上の操作により、緊結装置10の緊結が完了する。
本実施形態の緊結装置10は、以下の効果を奏する。
本実施形態は、支柱12のフランジ16と連結部材14とを連結する緊結装置10に関し、連結部材14に設けられ、上顎部26と、下顎部28と、上顎部26と下顎部28との間に形成されフランジ16を受け入れる受入部30と、を有する顎金具20と、顎金具20に対して上下方向に移動可能に接続され、上顎部26の挿通孔32、下顎部28の挿通孔34、及びフランジ16の緊結孔18に挿通されてフランジ16と顎金具20とを緊結する楔部材22と、を備えている。そして、顎金具20は、下顎部28が、上顎部26に対して回動することで受入部30を拡大させるように構成されている。このように構成することにより、受入部30にフランジ16を入れる操作が容易になり、例えば、顎金具20をフランジ16の上に乗せるような操作でも、顎金具20の受入部30にフランジ16を配置することができる。
上記の緊結装置10において、下顎部28は基端部に設けられた回動軸部50を介して顎金具20に回動自在に取り付けられるとともに、自重で下方に回動することで受入部30を拡大させるように構成されていてもよい。このように構成すると、連結部材14を持ち上げた際に、自重で下顎部28が開いて受入部30が広がるため、作業性に優れる。
緊結装置10において、下顎部28は、回動軸部50から延び出て上顎部26に対向配置される本体部48と、回動軸部50を介して本体部48から離間して形成された舌部56を備えてもよい。上記の緊結装置10において、下顎部28は、上顎部26に対向配置される本体部48と、本体部48の基端付近に形成された回動軸部50と、本体部48の回動軸部50から屈曲して延び出た舌部56と、を備え、下顎部28が自重で下方に回動した状態において、舌部56は本体部48よりも顎金具20の先端側に突出しているように構成してもよい。この場合、舌部56がフランジ16と当接しつつ回動することにより、下顎部28の本体部48を上顎部26と平行な位置に持ち上げるように構成してもよい。このように構成することで、受入部30にフランジ16を配置した際に、舌部56が受入部30と当接して、下顎部28を持ち上げるように回動させることができる。これにより、顎金具20をフランジ16に乗せる操作だけで、下顎部28が持ち上がって受入部30が閉まるため、作業性に優れる。
上記の緊結装置10において、下顎部28は、回動軸部50の先端から本体部48の先端側に向けて本体部48と平行な向きに屈曲して延び、本体部48との間でフランジ16を収容する舌部56を備えてもよい。また下顎部28は、上顎部26と平行な向きに配置された状態において、舌部56と本体部48との間でフランジ16を保持してもよい。
上記の緊結装置10において、舌部56の先端部の幅方向の寸法がフランジ16の緊結孔18の幅方向の寸法よりも大きく形成されていてもよい。このように構成することにより、舌部56の先端部が緊結孔18に引っ掛かって下顎部28の回動が妨げられるのを防ぐことができる。
上記の緊結装置10において、顎金具20は、上顎部26の基端側に円筒状に形成された筒部24と、筒部24の先端から上顎部26に対向して突出し、回動軸部50を支持する装着片58をさらに有していてもよい。
上記の緊結装置10において、顎金具20は、下顎部28の回動範囲を規制する、回動規制部を備えていてもよい。この回動規制部を設けることにより、舌部56がフランジ16と確実に当接する位置に下顎部28を位置決めすることができる。
上記の緊結装置10において、上顎部26の先端及び下顎部28の先端は支柱12の外周面を収容可能な弧状の凹面よりなる当接部26a、28aが形成されているとともに、下顎部28の当接部28aの幅が上顎部26の当接部26aの幅よりも広くてもよい。下顎部28は、受入部30にフランジ16を入れた後に、持ち上げられて支柱12と当接するため、より広い当接部28aとすることができる。これにより、下顎部28が、支柱12の外周面をより広い範囲で捉えることができ、緊結装置10を、より一層強固に緊結することができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…緊結装置 12…支柱
14…連結部材 16…フランジ
18…緊結孔 20…顎金具
22…楔部材 24…筒部
26…上顎部 28…下顎部
14…連結部材 16…フランジ
18…緊結孔 20…顎金具
22…楔部材 24…筒部
26…上顎部 28…下顎部
Claims (9)
- 支柱のフランジと連結部材とを連結する緊結装置であって、
前記連結部材に設けられ、上顎部と、下顎部と、前記上顎部と前記下顎部との間に形成され前記フランジを受け入れる受入部と、を有する顎金具と、
前記顎金具に対して上下方向に移動可能に接続され、前記上顎部の挿通孔、前記下顎部の挿通孔、及び前記フランジの緊結孔に挿通されて前記フランジと前記顎金具とを緊結する楔部材と、を備え、
前記顎金具は、前記下顎部が、前記上顎部に対して回動することで前記受入部を拡大させる、緊結装置。 - 請求項1記載の緊結装置であって、前記下顎部は基端部に設けられた回動軸部を介して前記顎金具に回動自在に取り付けられるとともに、自重で下方に回動することで前記受入部を拡大させる、緊結装置。
- 請求項2記載の緊結装置であって、前記下顎部は、前記回動軸部から延び出て前記上顎部に対向配置される本体部と、前記回動軸部を介して前記本体部から離間して形成された舌部と、を備え、前記下顎部が自重で下方に回動した状態において、前記舌部は前記本体部よりも前記顎金具の先端側に突出している、緊結装置。
- 請求項3記載の緊結装置であって、前記舌部が前記フランジと当接しつつ回動することにより、前記下顎部の前記本体部を前記上顎部と平行な位置に持ち上げる、緊結装置。
- 請求項3又は4記載の緊結装置であって、前記下顎部は、前記上顎部と平行な向きに配置された状態において、前記舌部と前記本体部との間で前記フランジを保持する、緊結装置。
- 請求項5記載の緊結装置であって、前記舌部の先端部の幅方向の寸法が、前記フランジの前記緊結孔の幅方向の寸法よりも大きく形成されている、緊結装置。
- 請求項2〜6のいずれか1項に記載の緊結装置であって、前記顎金具は、前記上顎部の基端側に円筒状に形成された筒部を備え、前記筒部の先端には前記回動軸部を支持する装着片が設けられている、緊結装置。
- 請求項2〜7のいずれか1項に記載の緊結装置であって、前記顎金具は、前記下顎部の回動範囲を規制する回動規制部を備える、緊結装置。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の緊結装置であって、前記上顎部の先端及び前記下顎部の先端は前記支柱の外周面を収容可能な弧状の凹面よりなる当接部が形成されているとともに、前記下顎部の前記当接部の幅が前記上顎部の前記当接部の幅よりも広い、緊結装置。
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