JP2020199646A - 画像形成システム及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】全内容が印刷されていない印刷物(未完成印刷物)を完成させ、未完成印刷物を捨てずにすむようにし、用紙、色材の無駄をなくす。【解決手段】画像形成システムは第1画像形成装置と第2画像形成装置を含む。第1画像形成装置は未完成印刷物を出力する。第1画像形成装置は未完成印刷物の補填印刷用画像データを含む補填用データを保存する。第2画像形成装置は補填用データを取得する。補填印刷用画像データのうち、第2画像形成装置は印刷済部分と未印刷部分を認識する。第2画像形成装置はセットされた未完成印刷物を給紙し、補填印刷用画像データの未印刷部分に基づく印刷を未完成印刷物に行う(補填印刷)。【選択図】図9
Description
本発明は、用紙に印刷する画像形成装置を含む画像形成システムに関する。
複合機、プリンター、複写機のような画像形成装置がある。例えば、印刷するとき、使用者は印刷に関する設定を行う。画像形成装置は、設定に応じてジョブを実行する。そして、同じ設定で印刷ジョブを繰り返すことがある。同じ設定での印刷ジョブの繰り返しに関する技術が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、印刷動作の場合、設定引継ぎシステムは、エラーやユーザの所望により印刷を中断した際、印刷設定情報をユーザに関連付けて情報処理装置で一時保存する。中断した印刷を再開する際、画像処理装置は情報処理装置に保存されている印刷設定情報に基づいて印刷を行う。また、画像形成中断時、印刷設定情報に加えて、印刷済みの画像データも画像処理装置にて管理する。この構成により、中断前と中断後とにおいて、印刷された画像の特性(印刷倍率、モノクロ・カラーの色指定、印刷部数等)を同一にしようとする(特許文献1:請求項6、段落[0021]、[0022]等参照)。
画像形成装置は印刷する。しかし、1枚の用紙の内容の全てを印刷できないことがある。例えば、トナーを用いて印刷する画像形成装置では、画像形成中にトナーエンプティ(トナー切れ)が生ずることがある。この場合、用紙の一部分だけ印刷された状態で印刷が止まることがある。
1枚の用紙の内容の全てが印刷されなかった場合、使用者が望む印刷物が得られない。使用者はそのページを再印刷する。そして、全内容が印刷されなかった印刷物(未完成印刷物)は捨てられる。未完成印刷物は再利用されず、廃棄されているという問題がある。廃棄された用紙、及び、使用された色材は無駄に消費されたことになる。
特許文献1記載の技術は、同じ設定で再印刷を行うためのものである。全内容が印刷されなかった場合に生ずる用紙、色材の無駄については、特許文献1に記載されていない。また、全内容が印刷されなかった印刷物の再利用についても記載がない。従って、特許文献1記載の技術では、上記の問題を解決することはできない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、全内容が印刷されていない印刷物(未完成印刷物)を完成させ、未完成印刷物を捨てずにすむようにし、用紙、色材の無駄をなくす。
上記課題解決のため、本発明に係る画像形成システムは、第1画像形成装置と第2画像形成装置を含む。1枚の用紙の内容の全てを印刷できないとき、前記第1画像形成装置は、1枚の用紙の途中まで印刷した未完成印刷物を出力する。前記第1画像形成装置は、前記未完成印刷物の印刷に用いた画像データである補填印刷用画像データを含む補填用データを保存する。前記第2画像形成装置は、セットされた前記未完成印刷物に対応する前記補填用データを取得する。前記第2画像形成装置は、前記補填用データに含まれる前記補填印刷用画像データのうち、前記第1画像形成装置で印刷した部分である印刷済部分と未印刷部分を認識する。前記第2画像形成装置は、前記未完成印刷物で不足している画像を補填する補填印刷を行う。前記第2画像形成装置は、前記補填印刷では、セットされた前記未完成印刷物を給紙し、前記補填印刷用画像データのうちの前記未印刷部分に基づく印刷を給紙された前記未完成印刷物に行う。
本発明によれば、画像形成中止などの理由により、一部分だけ印刷された印刷物(未完成の状態で排出された印刷物)の補填印刷を行うことができる。補填印刷により、未完成印刷物を完成することができる。第2画像形成装置を用いて、未完成印刷物を利用できる状態とすることができる。用紙、色材の無駄をなくすことができる。
以下、図1〜図15を用いて本発明の実施形態に係る画像形成システム100の一例を説明する。本発明に係る画像形成システム100は、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2を含む。なお、但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成システム100の概要)
まず、図1を用いて、実施形態に係る画像形成システム100の一例を説明する。図1は、実施形態に係る画像形成システム100の一例を示す図である。
まず、図1を用いて、実施形態に係る画像形成システム100の一例を説明する。図1は、実施形態に係る画像形成システム100の一例を示す図である。
例えば、画像形成システム100は、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2を含む。第1画像形成装置1と第2画像形成装置2は印刷機能を備える。第1画像形成装置1と第2画像形成装置2は、例えば、複合機である。第1画像形成装置1と第2画像形成装置2は、プリンターでもよい。
以下の説明では、画像形成システム100が1台の第1画像形成装置1と1台の第2画像形成装置2を含む例を説明する。しかし、画像形成システム100に含まれる第1画像形成装置1は、1台でもよいし、複数台でもよい。また、画像形成システム100に含まれる第2画像形成装置2も1台でもよいし、複数台でもよい。第1画像形成装置1と第2画像形成装置2は、同じ機種でもよいし、異なる機種でもよい。また、実施形態に係る第1画像形成装置1は、第2画像形成装置2として用いられる場合がある。実施形態に係る第2画像形成装置2は、第1画像形成装置1として用いられる場合がある。
また、本実施形態の説明では。色材としてトナーを用いる第1画像形成装置1と第2画像形成装置2を説明する。言い換えると、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2は、トナーを用いて印刷する。なお、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2の何れか一方、又は、両方は、色材としてインクを用いる画像形成装置でもよい。
また、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2は、通信可能に接続される。例えば、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2は、LAN(ローカルエリアネットワーク)によって、相互に通信可能に接続される。なお、画像形成システム100は外部記憶装置3を含んでもよい。外部記憶装置3は、例えば、サーバーである。この場合、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2は、外部記憶装置3と通信できる。第1画像形成装置1と第2画像形成装置2は、データを外部記憶装置3に記憶させられる。
(第1画像形成装置1)
次に、図2、図3に基づき、実施形態に係る第1画像形成装置1の一例を説明する。図2は、実施形態に係る第1画像形成装置1の一例を示す図である。図3は、実施形態に係る第1画像形成部19の一例を示す図である。
次に、図2、図3に基づき、実施形態に係る第1画像形成装置1の一例を説明する。図2は、実施形態に係る第1画像形成装置1の一例を示す図である。図3は、実施形態に係る第1画像形成部19の一例を示す図である。
第1画像形成装置1は第1制御部10、第1記憶部11、第1画像読取部12、第1操作パネル13、第1印刷部14、第1通信部15、第1インターフェイス部16を含む。
第1制御部10は第1画像形成装置1の動作を制御する。第1制御部10は、第1制御回路10a、第1画像処理回路10bを含む。第1制御回路10aは、例えば、CPUである。第1制御回路10aは、第1記憶部11に記憶されたプログラム、データに基づき各部(第1画像読取部12、第1操作パネル13、第1印刷部14、第1通信部15)を制御する。第1画像処理回路10bは各種画像処理を行う。例えば、第1画像処理回路10bは、画像処理専用の回路(ASIC)である。
第1記憶部11は、ROM、ストレージ、RAMを含む。ROMは、例えば、フラッシュROMである。ストレージは、HDDやSSDのような大容量の不揮発性記憶装置である。第1記憶部11は、各種データ、制御用プログラムを記憶する。例えば、第1記憶部11は制御用データ、設定データ、画像データを記憶する。
第1画像読取部12は、原稿を置く原稿台(コンタクトガラス)を含む。原稿の読み取りのとき、第1制御部10は、原稿台にセットされた原稿を第1画像読取部12に行わせる。原稿読み取りのため、第1画像読取部12は、光源(ランプ)、レンズ、イメージセンサー(ラインセンサー)を含む。そして、イメージセンサーの読み取りに基づき、第1画像読取部12は画像データを生成する。第1画像読取部12を用いて原稿の画像データを得ることができる。
第1操作パネル13は第1表示パネル13a、第1タッチパネル13b、第1ハードキー13cを含む。第1表示パネル13aは、画面、画像を表示する。第1制御部10は第1表示パネル13aの表示を制御する。第1制御部10はジョブの設定に用いる操作画像を第1表示パネル13aに表示させる。操作画像は、例えば、ボタンやキーである。第1タッチパネル13bは、第1表示パネル13aでの使用者の操作を受け付ける。第1タッチパネル13bの出力に基づき、第1制御部10は、操作された操作画像を認識する。操作された操作画像に基づき、第1制御部10は、使用者の操作内容を認識する。第1ハードキー13cも使用者の操作を受け付ける。
第1印刷部14は、第1給紙部17、第1用紙搬送部18、第1画像形成部19、第1定着部110を含む。第1給紙部17は用紙カセットや給紙ローラーを含む。用紙束が用紙カセットにセットされる。印刷ジョブのとき、第1制御部10は給紙ローラーを回転させ、用紙を供給する。第1用紙搬送部18は、搬送ローラー対、搬送モーターを含む。第1制御部10は搬送ローラー対を回転させ、用紙を第1用紙搬送部18に搬送させる。
第1制御部10は画像データに基づくトナー像を第1画像形成部19に形成させる。図3を用いて、第1画像形成部19の一例を説明する。図3に示すように、第1画像形成部19は4色分の第1画像形成ユニット111、露光装置112、及び、中間転写部113を含む。第1画像形成装置1は、ブラックの画像を形成する第1画像形成ユニット111Bk、イエローの画像を形成する第1画像形成ユニット111Y、シアンの画像を形成する第1画像形成ユニット111C、マゼンタの画像を形成する第1画像形成ユニット111Mを含む。各第1画像形成ユニット111Bk〜111Mの構成は、基本的に同じである。そこで、以下の説明では、Bk、Y、C、Mの符号は、特に説明する場合を除き省略する。図3では、第1画像形成ユニット111Bkについてのみ、部材に符号を付す。
各第1画像形成ユニット111は、感光体ドラム114、帯電装置115、現像装置116を含む。印刷のとき、第1制御部10は、メインモーター(不図示)を回転させ、感光体ドラム114を回転させる。また、第1制御部10は、感光体ドラム114を帯電装置115に帯電させる。また、制御部1は、出力用画像データに基づき感光体ドラム114を露光装置112に露光させる。露光装置112は、トナーをのせる画素を露光する。現像装置116は、トナーを含む現像剤を収容する。第1制御部10は、感光体ドラム114の静電潜像を現像装置116にトナーで現像させる。
中間転写部113は、中間転写ベルト117、複数の張架用ローラー、2次転写ローラー118を含む。中間転写ベルト117は無端状である。中間転写ベルト117は、複数の張架用ローラーに架け回される。張架用ローラーとして、駆動ローラー119、1次転写ローラー120Bk、120Y、120C、120M、従動ローラー121、122が設けられる。これら張架用ローラーの軸線方向は平行である。中間転写部113(中間転写ベルト117)は、感光体ドラム114からトナー像の1次転写を受ける。中間転写部113は、搬送される用紙にトナー像を2次転写する。
各1次転写ローラー120は、対応する感光体ドラム114と中間転写ベルト117を挟む。印刷のとき、第1制御部10は1次転写用電圧を各1次転写ローラー120に印加する。その結果、感光体ドラム114のトナー像は中間転写ベルト117に1次転写される。駆動ローラー119はベルトモーターの駆動を受けて回転し、中間転写ベルト117を周回させる。駆動ローラー119の回転によって、中間転写ベルト117と各張架用ローラーが回転する。用紙は、中間転写ベルト117と2次転写ローラー118のニップを通過する。第1制御部10は、2次転写用電圧を2次転写ローラー118に印加する。その結果、中間転写ベルト117に1次転写されたトナー像は、用紙に2次転写される。
第1制御部10は、用紙に転写されたトナー像の定着を第1定着部110に行わせる。具体的に、第1定着部110は、例えば、ヒーターと定着用回転体を含む。ヒーターは定着用回転体を熱する。トナー像が転写された用紙は、定着用回転体により、加熱、加圧される。トナー像の加熱、加圧により、用紙にトナー像が定着する。第1制御部10は、機外に向けて定着後の用紙を第1用紙搬送部18に排出させる。
第1通信部15はコネクター、通信制御回路、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは通信ソフトウェアを記憶する。例えば、第1通信部15は、第2画像形成装置2と通信できる。また、第1通信部15はコンピューター200やFAX装置300から画像データを取得することができる。
第1インターフェイス部16はコネクター、通信制御回路、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは通信ソフトウェアを記憶する。第1インターフェイス部16のコネクターには、デバイスが接続される。例えば、第1インターフェイス部16には、携帯型メモリーを接続することができる。携帯型メモリーは、例えば、USBメモリーである。第1インターフェイス部16は、USBのような規格に準じて接続されたデバイスと通信する。第1インターフェイス部16は、携帯型メモリーに記憶された画像データを取得できる(読み出せる)。
(第2画像形成装置2)
次に、図4、図5に基づき、実施形態に係る第2画像形成装置2の一例を説明する。図4は、実施形態に係る第2画像形成装置2の一例を示す図である。図5は、実施形態に係る第2画像形成部29の一例を示す図である。
次に、図4、図5に基づき、実施形態に係る第2画像形成装置2の一例を説明する。図4は、実施形態に係る第2画像形成装置2の一例を示す図である。図5は、実施形態に係る第2画像形成部29の一例を示す図である。
第2画像形成装置2は第2制御部20、第2記憶部21、第2画像読取部22、第2操作パネル23、第2印刷部24、第2通信部25、第2インターフェイス部26を含む。
第2制御部20は第2画像形成装置2の動作を制御する。第2制御部20は、第2制御回路20a、第2画像処理回路20bを含む。第2制御回路20aは、例えば、CPUである。第2制御回路20aは、第2記憶部21に記憶されたプログラム、データに基づき各部(第2画像読取部22、第2操作パネル23、第2印刷部24、第2通信部25)を制御する。第2画像処理回路20bは各種画像処理を行う。例えば、第2画像処理回路20bは、画像処理専用の回路(ASIC)である。
第2記憶部21は、ROM、ストレージ、RAMを含む。ROMは、例えば、フラッシュROMである。ストレージは、HDDやSSDのような大容量の不揮発性記憶装置である。第2記憶部21は、各種データ、制御用プログラムを記憶する。例えば、第2記憶部21は制御用データ、設定データ、画像データを記憶する。
第2画像読取部22は、原稿を置く原稿台(コンタクトガラス)を含む。原稿の読み取りのとき、第2制御部20は、原稿台にセットされた原稿を第2画像読取部22に行わせる。原稿読み取りのため、第2画像読取部22は、光源(ランプ)、レンズ、イメージセンサー(ラインセンサー)を含む。そして、イメージセンサーの読み取りに基づき、第2画像読取部22は画像データを生成する。第2画像読取部22を用いて原稿の画像データを得ることができる。
第2操作パネル23は、第2表示パネル23a、第2タッチパネル23b、第2ハードキー23cを含む。第2表示パネル23aは、画面、画像を表示する。第2制御部20は第2表示パネル23aの表示を制御する。第2制御部20は、ジョブの設定に用いる操作画像を第2表示パネル23aに表示させる。操作画像は、例えば、ボタンやキーである。第2タッチパネル23bは、第2表示パネル23aでの使用者の操作を受け付ける。第2タッチパネル23bの出力に基づき、第2制御部20は、操作された操作画像を認識する。操作された操作画像に基づき、第2制御部20は、使用者の操作内容を認識する。第2ハードキー23cも使用者の操作を受け付ける。
第2印刷部24は、第2給紙部27、第2用紙搬送部28、第2画像形成部29、第2定着部210を含む。第2給紙部27は、用紙カセットや給紙ローラーを含む。用紙束が用紙カセットにセットされる。印刷ジョブのとき、第2制御部20は給紙ローラーを回転させ、用紙を供給させる。第2用紙搬送部28は搬送ローラー対、搬送モーターを含む。第2制御部20は搬送ローラー対を回転させ、用紙を第2用紙搬送部28に搬送させる。
第2制御部20は画像データに基づくトナー像を第2画像形成部29に形成させる。図5を用いて、第2画像形成部29の一例を説明する。図5に示すように、第2画像形成部29は、4色分の第2画像形成ユニット211、露光装置212、及び、中間転写部213を含む。第2画像形成装置2は、ブラックの画像を形成する第2画像形成ユニット211Bk、イエローの画像を形成する第2画像形成ユニット211Y、シアンの画像を形成する第2画像形成ユニット211C、マゼンタの画像を形成する第2画像形成ユニット211Mを含む。各第2画像形成ユニット211Bk〜50Mの構成は基本的に同じである。そこで、以下の説明では、Bk、Y、C、Mの符号は、特に説明する場合を除き省略する。図5では、第1画像形成ユニット111Bkについてのみ、部材に符号を付す。
各第2画像形成ユニット211は、感光体ドラム214、帯電装置215、現像装置216を含む。印刷のとき、第2制御部20は、メインモーター(不図示)を回転させ、感光体ドラム214を回転させる。また、第2制御部20は、感光体ドラム214を帯電装置215に帯電させる。また、制御部1は、出力用画像データに基づき感光体ドラム214を露光装置212に露光させる。出力用画像データは、画素ごとにトナーをのせるか否かを示すデータである。露光装置212は、トナーをのせる画素を露光する。現像装置216は、トナーを含む現像剤を収容する。第2制御部20は、感光体ドラム214の静電潜像を現像装置216にトナーで現像させる。
中間転写部213は、中間転写ベルト217、複数の張架用ローラー、2次転写ローラー218を含む。中間転写ベルト217は無端状である。中間転写ベルト217は、複数の張架用ローラーに架け回される。張架用ローラーとして、駆動ローラー219、1次転写ローラー220Bk、220Y、220C、220M、従動ローラー221、222が設けられる。これら張架用ローラーの軸線方向は平行である。中間転写部213(中間転写ベルト217)は、感光体ドラム214からトナー像の1次転写を受ける。中間転写部213は、搬送される用紙にトナー像を2次転写する。
各1次転写ローラー220は、対応する感光体ドラム214と中間転写ベルト217を挟む。印刷のとき、第2制御部20は1次転写用電圧を各1次転写ローラー220に印加する。その結果、感光体ドラム214のトナー像は中間転写ベルト217に1次転写される。駆動ローラー219は、ベルトモーターの駆動を受けて回転し、中間転写ベルト217を周回させる。駆動ローラー219の回転によって、中間転写ベルト217と各張架用ローラーが回転する。用紙は、中間転写ベルト217と2次転写ローラー218のニップを通過する。第2制御部20は、2次転写用電圧を2次転写ローラー218に印加する。その結果、中間転写ベルト217に1次転写されたトナー像は、用紙に2次転写される。
第2制御部20は、用紙に転写されたトナー像の定着を第2定着部210に行わせる。具体的に、第2定着部210は、例えば、ヒーターと定着用回転体を含む。ヒーターは定着用回転体を熱する。トナー像が転写された用紙は、定着用回転体により、加熱、加圧される。トナー像の加熱、加圧により、用紙にトナー像が定着する。第2制御部20は、機外に向けて定着後の用紙を第2用紙搬送部28に排出させる。
第2通信部25はコネクター、通信制御回路、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは通信ソフトウェアを記憶する。例えば、第2通信部25は、第2画像形成装置2と通信できる。また、第2通信部25はコンピューター200やFAX装置300から画像データを取得することができる。
第2インターフェイス部26はコネクター、通信制御回路、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは通信ソフトウェアを記憶する。第2インターフェイス部26のコネクターには、デバイスが接続される。例えば、第2インターフェイス部26には、携帯型メモリーを接続することができる。携帯型メモリーは、例えば、USBメモリーである。第2インターフェイス部26は、USBのような規格に準じて、接続されたデバイスと通信する。第2インターフェイス部26は、携帯型メモリーに記憶された画像データを取得できる(読み出せる)。
(第1画像形成装置1のトナーエンプティの検知)
次に、図6を用いて、実施形態に係る第1画像形成装置1でのトナーエンプティの検知の一例を説明する。図6は、実施形態に係る第1画像形成装置1でのトナーエンプティの検知の一例を示す図である。
次に、図6を用いて、実施形態に係る第1画像形成装置1でのトナーエンプティの検知の一例を説明する。図6は、実施形態に係る第1画像形成装置1でのトナーエンプティの検知の一例を示す図である。
第1画像形成装置1の第1制御部10は、トナーエンプティ(色材の残量ゼロ)を検知する。以下、トナーエンプティの検知の一例を説明する。まず、第1画像形成部19の各画像形成ユニットは現像装置116を含む。1つの現像装置116に対して、トナー容器123、補給装置124が1つずつ設けられる。現像装置116、トナー容器123、及び、補給装置124は各色で同様の構成である。トナー容器123は、補給用のトナーを収容する容器である。空のトナー容器123は、新たなトナー容器123に交換される。
現像装置116はトナーを収容し、トナーを用いて静電潜像を現像する。現像を行うとトナーが消費される。現像装置116内のトナーが減る。連続印刷のときやベタ画像を印刷したとき、現像装置116内のトナーが減りやすい。各現像装置116は、現像装置116内のトナーが規定量以下になったことを検知するトナーセンサー125を含む。各トナーセンサー125の出力は、第1制御部10に入力される。トナーセンサー125の出力に基づき、第1制御部10は、現像装置116内のトナーが規定量以下になった色を認識する。画像形成中にトナーが減る。そのため、第1制御部10は、画像形成中に現像装置116内のトナーが規定量以下になったことを認識することがある。
第1制御部10は、現像装置116内のトナーが規定量以下になった色の補給装置124を動作させる。補給装置124は、補給管126とトナー搬送装置127を含む。補給管126はトナー容器123と現像装置116をつなぐ。トナー容器123のトナーは、補給管126を経て、現像装置116内に投入される。トナー搬送装置127は、トナー容器123のトナーを補給管126に取り込み、さらに、補給管126に取り込んだトナーを現像装置116に向けて搬送する。例えば、トナー搬送装置127は、トナーを搬送するスクリューと、スクリューを回転させる補給用モーターを含む。第1制御部10は、補給用モーターを回転させ、トナーを現像装置116に送る。
補給装置124の動作開始後(補給用モーターの回転開始後)、トナーセンサー125の出力に基づいて現像装置116内のトナーが規定量を上回ったことを認識できたとき、第1制御部10は、補給装置124(補給用モーター)を停止させる。
一方、トナー容器123のトナーが無くなれば、新たなトナーが現像装置116に送り込まれなくなる。補給装置124の動作開始後(補給用モーターの回転開始後)、予め定められた補給時間、補給装置124を動作させ続けても、現像装置116内のトナーが規定量を上回ったと認識できないとき、第1制御部10は、トナーエンプティになったと判定する(トナーエンプティを検知する)。なお、トナーエンプティを検知したときも、第1制御部10は補給装置124(補給用モーター)を停止させる。第1制御部10は、トナーエンプティを検知したトナーの色を第1表示パネル13aに表示させてもよい。
(画像形成中のトナーエンプティ検知時の処理)
次に、図7、図8を用いて、実施形態に係る第1画像形成装置1のトナーエンプティ検知時の処理の一例を説明する。図7は、実施形態に係る第1画像形成装置1のトナーエンプティ検知時の処理の一例を示す図である。図8は、実施形態に係る第1画像形成装置1が出力した中止印刷物4の一例を示す図である。
次に、図7、図8を用いて、実施形態に係る第1画像形成装置1のトナーエンプティ検知時の処理の一例を説明する。図7は、実施形態に係る第1画像形成装置1のトナーエンプティ検知時の処理の一例を示す図である。図8は、実施形態に係る第1画像形成装置1が出力した中止印刷物4の一例を示す図である。
第1画像形成装置1は印刷ジョブを行える。第1画像読取部12の読み取りで得られた原稿の画像データに基づいて印刷ジョブを行うことができる(コピージョブ)。また、第1通信部15がコンピューター200やFAX装置300から受信したデータに基づいて印刷ジョブを行うこともできる(プリンタージョブ)。また、第1インターフェイス部16に接続された携帯型メモリーから読み出したデータに基づいて印刷ジョブを行うこともできる(外部メモリー印刷ジョブ)。
現像装置116内のトナーが少ない状態で現像を続けると十分な濃度が得られないことがある。また、現像装置116の部材に異常が出ることもあり得る。そこで、画像形成中でも、トナーエンプティを検知した時点で、第1画像形成装置1の第1制御部10は、画像形成(トナー像形成)を第1画像形成部19に中止させる。図7のスタートは、画像形成中(トナー像形成中)にトナーエンプティを検知した時点である。
画像形成中にトナーエンプティを検知したとき、第1画像形成装置1の第1制御部10は、画像形成を第1画像形成部19(全ての第1画像形成ユニット111)に中止させる(ステップ♯11)。言い換えると、第1制御部10は、1枚の用紙の内容を全て印刷せずに、トナーエンプティを検知した時点でトナー像形成(色材に基づく画像形成)を第1画像形成部19に中止させる。
例えば、第1制御部10は、露光装置112による露光を停止させる。なお、形成済かつ未転写のトナー像については、第1制御部10は、感光体ドラム114から中間転写ベルト117への転写(1次転写)と、中間転写ベルト117から用紙への転写(2次転写)を行わせる。また、画像形成中にトナーエンプティを検知したとき、第1制御部10は、次の用紙の給紙を第1給紙部17に開始させない。
第1制御部10は、搬送経路上の全ての用紙を第1印刷部14に搬送させる(ステップ♯12)。第1制御部10は、機外に排出されるまで、トナーエンプティ検知時点で給紙開始済、かつ、未排出の用紙を第1印刷部14(第1給紙部17、第1用紙搬送部18、第1画像形成部19、第1定着部110)に搬送させる。これにより、第1画像形成装置1の内部に残る用紙がなくなる。
画像形成が途中で中止された用紙は、排出までの過程で、第1定着部110を通過する。第1定着部110の通過時、転写されているトナー像は用紙に定着する。第1制御部10は、画像形成が中止された用紙についてもトナーを定着させる。最終的に第1画像形成装置1は、画像形成中止によって1枚の用紙の内容の全てが印刷されなかった用紙を中止印刷物4(未完成印刷物)として出力する(ステップ♯13)。
図8は中止印刷物4の一例を示す。図8は、途中まで印刷された文書の一例を示す。図8はモノクロ印刷(白黒印刷)の途中で、画像形成が中止された文書の一例を示す。主走査方向のライン単位で描画(画像形成)が繰り返される。そのため、画像形成が中止された場合、用紙搬送方向(副走査方向)と垂直な方向(主走査方向)で途切れる。
中止印刷物4を出力したとき、第1制御部10は、補填用データ5を生成する(ステップ♯14)。中止印刷物4の補填用データ5は、位置情報と補填印刷用画像データ6を含む。例えば、第1制御部10は、位置情報と補填印刷用画像データ6を含むフォルダーを中止印刷物4の補填用データ5として生成する。また、第1制御部10は、画像形成を中止したこと、画像形成を中止した印刷ジョブの開始日時、中止日時のような情報を補填用データ5に含めてもよい。また、第1制御部10は、画像形成を中止した印刷ジョブでの印刷設定値を示す情報を補填用データ5に含めてもよい。第1制御部10は、画像形成を中止した印刷ジョブのジョブ名を補填用データ5の名前としてもよい。
位置情報は、画像形成を中止した位置(露光を止めた位置)を示す情報である。位置情報は、用紙搬送方向での画像形成の中止位置を示す情報である。第1制御部10は、用紙搬送方向において、1枚の用紙の先頭からみて何ライン目で画像形成を中止したかを認識している。そこで、第1制御部10は、用紙の先頭から画像形成を中止するまでに描画した(露光した)ライン数に1を加えた値を位置情報とする。例えば、用紙搬送方向(副走査方向)での用紙の先頭端(下流端)のラインを1番目のラインとし、999ラインを露光し、1000ライン目に画像形成を中止した場合、第1制御部10は、ライン番号1000を位置情報とする。なお、カラーで画像を形成した場合、色ごとに画像形成の中止位置は異なる。第1制御部10は、色ごとに異なる中止位置を位置情報とする。
第2画像形成装置2で中止印刷物4の補填印刷を行うため、第1制御部10は、補填印刷用画像データ6を補填用データ5に含める。なお、カラーで画像を形成した場合、第1制御部10は、カラーの補填印刷用画像データ6を補填用データ5に含める。
補填印刷用画像データ6は、画像形成を中止した印刷物(中止印刷物4)の印刷に用いた画像データ(印刷ジョブ用画像データ)である。コピージョブの場合、第1制御部10は、第1画像読取部12の読み取りで得られた画像データを印刷ジョブ用画像データとする。また、プリンタージョブの場合、第1制御部10は、受信したデータに基づき第1画像処理回路10bが生成した画像データを印刷ジョブ用画像データとする。外部メモリー印刷ジョブの場合、第1制御部10は、携帯型メモリーから取得した画像データを印刷ジョブ用画像データとする。第1制御部10は、これらの印刷ジョブ用画像データを補填印刷用画像データ6としてもよい。
そして、第1画像形成装置1の第1制御部10は、生成した中止印刷物4の補填用データ5を保存する(ステップ♯15)。そして、第1制御部10は本フローチャートの処理を終了する(エンド)。補填用データ5の保存場所は、予め定められる。例えば、保存場所は、第1画像形成装置1の第1記憶部11の不揮発記憶領域でもよい(図2参照)。また、第2画像形成装置2の第2記憶部21の不揮発記憶領域を保存場所としてもよい(図4参照)。また、外部記憶装置3の不揮発記憶領域を保存場所としてもよい(図1参照)。第1操作パネル13は保存場所の設定を受け付ける。第1制御部10は、設定された保存場所に補填用データ5を記憶させる。
(中止印刷物4の補填印刷)
次に、図9、図10を用いて、実施形態に係る中止印刷物4の補填印刷の一例を説明する。図9は、実施形態に係る中止印刷物4の補填印刷の一例を示す図である。図10は、実施形態に係る補填印刷物の一例を示す図である。
次に、図9、図10を用いて、実施形態に係る中止印刷物4の補填印刷の一例を説明する。図9は、実施形態に係る中止印刷物4の補填印刷の一例を示す図である。図10は、実施形態に係る補填印刷物の一例を示す図である。
第2画像形成装置2の第2操作パネル23は中止印刷物4の補填印刷を行う設定を受け付ける。図9のスタートは、第2操作パネル23が中止印刷物4の補填印刷を行う設定を受け付けた、と第2制御部20が認識した時点である。使用者は、第2画像形成装置2の第2給紙部27に中止印刷物4をセットする。
まず、第2画像形成装置2の第2制御部20は、指定画面を第2表示パネル23aに表示させる(ステップ♯21)。使用者は、使用する補填用データ5を指定画面にて指定する。第2画像形成装置2は、予め定められた補填用データ5の保存場所を記憶しておいてもよい。例えば、第1画像形成装置1で保存場所が設定されたとき、第1制御部10は、第2画像形成装置2(第2通信部25)に向けて、設定された保存場所を第1通信部15に通知させてもよい。
第2操作パネル23が中止印刷物4の補填印刷を行う設定を受け付けたとき、第2制御部20は、保存場所へのアクセスを第2通信部25に行わせる。例えば、第2制御部20は、保存場所に格納されている補填用データ5(フォルダー)の一覧を指定画面内に表示させる。使用者は、第2タッチパネル23bにタッチを行って、使用する補填用データ5を選択する。
使用する補填用データ5が選択されると、第2制御部20は、選択された中止印刷物4の補填用データ5を第2通信部25に取得させる(ステップ♯22)。言い換えると、第2制御部20は選択された補填用データ5を保存場所からダウンロードする。なお、補填用データ5が選択されると、第2制御部20は指定画面を閉じる。
次に、第2制御部20は、位置情報を確認する(ステップ♯23)。そして、位置情報に基づき、第2制御部20は、取得した補填用データ5が含む補填印刷用画像データ6のうち、印刷済部分7と未印刷部分8を認識する(ステップ♯24)。例えば、第2画像形成装置2の第2制御部20は、位置情報に基づき、画像形成の中止位置から用紙搬送方向上流側(後尾側)を未印刷部分8と認識する。第2画像形成装置2の第2制御部20は、画像形成の中止位置から用紙搬送方向下流側(先頭側)を印刷済部分7と認識する。
そして、第2制御部20(第2画像処理回路20b)は、補填印刷用画像データ6のうち、印刷済部分7(図8参照)の画素の画素値を、トナーをのせないことを示す値に変換する(ステップ♯25)。例えば、第2制御部20は、補填印刷用画像データ6のうち、印刷済部分7の画素の画素値を白色にする。この画素値の変換により、補填印刷では、第2制御部20は、補填印刷用画像データ6のうち未印刷部分8以外の部分については、第2印刷部24に印刷を行わせない。
そして、第2制御部20は、中止印刷物4の給紙を第2給紙部27に開始させる(ステップ♯26)。使用者は、ステップ♯26までの間に、未完成印刷物を第2給紙部27にセットしておく。第2制御部20は、給紙された中止印刷物4の補填印刷を第2画像形成部29に行わせる(ステップ♯27)。補填印刷は、中止印刷物4(未完成印刷物)で不足している画像を補填するための印刷である。
具体的に、第2制御部20は、ステップ♯25で加工した補填印刷用画像データ6に基づく印刷を第2画像形成部29に行わせる。第2制御部20(第2画像処理回路20b)は、印刷設定に応じた画像処理を行い、画像処理後の画像データについて、網点処理を行って、出力用画像データを生成する。出力用画像データは、トナーをのせる画素、のせない画素を示す画像データである。出力用画像データを用いて、第2画像形成部29の露光装置212は露光する。具体的に、露光装置212は、トナーをのせる画素にレーザー光を照射し、トナーをのせない画素にレーザー光を照射しない。第2制御部20は、加工した補填印刷用画像データ6に基づき、出力用画像データを生成する。第2制御部20は、生成した出力用画像データに基づき第2画像形成部29に印刷させる。
第2制御部20は、補填印刷用画像データ6のうち、画像形成の中止位置(中止ライン)から用紙搬送方向上流側の範囲について、第2画像形成部29に印刷を行わせる。つまり、第2制御部20は、未印刷部分8を第2画像形成部29に印刷させる。その結果、未印刷部分8のトナー像が中止印刷物4に転写される。
第2制御部20は、第2定着部210を通過させて、中止印刷物4を出力する(ステップ♯28)。言い換えると、第2制御部20は、補填印刷された中止印刷物4を機外に排出する。これにより、中止印刷物4の補填印刷が完了する(エンド)。
図10は中止印刷物4の一例を示す。図10に示すように、印刷中止によって印刷されなかった部分を埋め合わせるための印刷がなされる。図10の例では、文書全体が印刷されている。中止印刷物4を捨てずに済む。トナー、用紙の無駄が生じない。
(色限定印刷)
次に、図11、図12を用いて、実施形態に係る色限定印刷の一例を説明する。図11、実施形態に係る色限定印刷の一例を示す図である。図12は、実施形態に係る色限定印刷物9の一例を示す図である。
次に、図11、図12を用いて、実施形態に係る色限定印刷の一例を説明する。図11、実施形態に係る色限定印刷の一例を示す図である。図12は、実施形態に係る色限定印刷物9の一例を示す図である。
トナーエンプティを検知した場合、トナーエンプティが解消されるまで、印刷できない画像形成装置がある。しかし、新たなトナー容器123への交換がなされるまで全く印刷できないと不便な場合がある。そこで、黒色以外のトナーのうち何れか1色、又は、複数色のトナーのエンプティを検知している間、第1画像形成装置1では、色限定印刷を行うことができる。色限定印刷は、黒色のトナーのみを用いる印刷である。なお、黒色のトナーがエンプティのときは、色限定印刷を行うことはできない。
また、モノクロ(白黒)印刷にのみ対応し、カラー印刷に対応していない画像形成装置がある。このような画像形成装置では、黒色の色材(トナー)のみが用いられる。モノクロ印刷のみに対応している画像形成装置を第1画像形成装置1として用いる場合、カラーの画像データに基づき印刷するとき、第1制御部10は色限定印刷を行ってもよい。
図11のスタートは、第1画像形成装置1が、1又は複数色の有彩色のトナーが無い状態で印刷を開始する時点である。例えば、第1操作パネル13がコピージョブ、又は、外部メモリー印刷ジョブの印刷を受け付けた時点である。あるいは、第1通信部15がコンピューター200から印刷ジョブ用の画像データを受信した時点である。
第1画像形成装置1の第1制御部10は、印刷ジョブ用画像データを取得する(ステップ♯31)。例えば、コピージョブの場合、第1制御部10は、第1画像読取部12に原稿を読み取らせる。第1制御部10は、読み取りで得られた画像データを、印刷ジョブ用画像データとする。外部メモリー印刷ジョブの場合、第1制御部10は、第1インターフェイス部16に接続された携帯型メモリーから画像データを読み出す。第1制御部10は、読み出した画像データを、印刷ジョブ用画像データとする。プリンタージョブの場合、第1画像形成装置1の第1通信部15はデータを受信する。例えば、第1通信部15は、ページ記述言語で記述されたデータを受信する。第1制御部10(第1画像処理回路10b)は、受信したデータを解析して画像データを生成する。第1制御部10は、生成した画像データを、印刷ジョブ用画像データとする。
第1制御部10(第1画像処理回路10b)は色限定印刷用画像データを生成する(ステップ♯32)。具体的に、色限定印刷用画像データを生成するとき、第1制御部10は印刷ジョブ用画像データをコピーする。第1制御部10は、コピーした画像データのうち、有彩色(無彩色以外)の画素の画素値を白色に変換する。つまり、第1制御部10は、有彩色が印刷されないようにする。
そして、第1制御部10(第1画像処理回路10b)は、色限定印刷用画像データを画像処理して、出力用画像データを生成する(ステップ♯33)。ステップ♯33で生成される出力用画像データは、黒色のトナー用の画像データである。第1制御部10は、生成した出力用画像データに基づく印刷を第1印刷部14に行わせる(ステップ♯34)。
図12は、色限定印刷物9の一例を示す。色限定印刷用画像データに基づいて印刷するので、第1制御部10は、図柄での黒色の輪郭や、黒色の文字を第1印刷部14(第1画像形成部19)に印刷させる。図12は、りんごの図柄の輪郭が印刷された例を示す。
色限定印刷物9を出力したとき、第1制御部10は、補填用データ5を生成する(ステップ♯35)。補填用データ5は、色限定印刷物9の補填印刷を行うためのデータである。補填印刷用画像データ6を含む。例えば、第1制御部10は、補填印刷用画像データ6を含むフォルダーを補填用データ5として生成する。また、補填用データ5は、第1制御部10は、色限定印刷を行ったこと、及び、その開始日時を示すデータを補填用データ5に含めてもよい。また、第1制御部10は、色限定印刷での印刷解像度を示す情報を補填用データ5に含めてもよい。また、第1制御部10は、色限定印刷での印刷設定値を示す情報を補填用データ5に含めてもよい。第1制御部10は色限定印刷のジョブ名を補填用データ5の名前としてもよい。
補填印刷用画像データ6は、色限定印刷物9の印刷に用いた画像データである。また、補填印刷用画像データ6は、有彩色を消していない画像データである。第1制御部10は、色限定印刷物9の印刷ジョブ用画像データを補填印刷用画像データ6とする。
そして、第1画像形成装置1の第1制御部10は、生成した補填用データ5を保存する(ステップ♯36)。この処理により、第1制御部10は本フローチャートの処理を終了する(エンド)。補填用データ5の保存場所は上述したように、予め定められる。
(色限定印刷物9の補填印刷)
次に、図13、図14を用いて、実施形態に係る色限定印刷物9の補填印刷の一例を説明する。図13は、実施形態に係る色限定印刷物9の補填印刷の一例を示す図である。図14は、実施形態に係る補填印刷物の一例を示す図である。
次に、図13、図14を用いて、実施形態に係る色限定印刷物9の補填印刷の一例を説明する。図13は、実施形態に係る色限定印刷物9の補填印刷の一例を示す図である。図14は、実施形態に係る補填印刷物の一例を示す図である。
第2画像形成装置2の第2操作パネル23は色限定印刷物9の補填印刷を行う設定を受け付ける。図13のスタートは、第2操作パネル23が色限定印刷物9の補填印刷を行う設定を受け付けた、と第2制御部20が認識した時点である。
まず、第2画像形成装置2の第2制御部20は、指定画面を第2表示パネル23aに表示させる(ステップ♯41)。例えば、第2操作パネル23が色限定印刷物9の補填印刷を行う設定を受け付けたとき、第2制御部20は、保存場所へのアクセスを第2通信部25に行わせる。例えば、第2制御部20は、保存場所に格納されている補填用データ5(フォルダー)の一覧を指定画面内に表示させる。
使用者は、使用する補填用データ5を指定画面にて指定する。使用者は、第2タッチパネル23bにタッチを行って、使用する補填用データ5を選択する。この点、図9のステップ♯21と同様である。指定画面の表示後、第2制御部20は、選択された補填用データ5を第2通信部25に取得させる(ステップ♯42)。言い換えると、第2制御部20は選択された補填用データ5を保存場所からダウンロードする。
次に、第2制御部20は、取得した補填用データ5が含む補填印刷用画像データ6のうち、印刷済部分7と未印刷部分8を認識する(ステップ♯43)。色限定印刷物9の補填印刷では、第2画像形成装置2の第2制御部20は、補填印刷用画像データ6のうち、有彩色部分(無彩色以外の部分)を未印刷部分8と認識する。第2制御部20は、補填印刷用画像データ6のうち、無彩色部分(黒、グレーの部分)を印刷済部分7と認識する。
そして、第2制御部20は、補填印刷用画像データ6のうち、印刷済部分7(図12参照)の画素の画素値を、トナーをのせないことを示す値に変換する(ステップ♯44)。例えば、第2制御部20は、補填印刷用画像データ6のうち、黒色、または、グレーの画素を白色に変換する。色限定印刷物9の補填印刷でも、第2制御部20は、補填印刷用画像データ6のうち印刷済部分7については、第2印刷部24に印刷を行わせない。
そして、第2制御部20は、色限定印刷物9の給紙を第2給紙部27に開始させる(ステップ♯45)。使用者は、ステップ♯45までの間に、色限定印刷物9を第2給紙部27にセットしておく。第2制御部20は、給紙された色限定印刷物9の補填印刷を第2画像形成部29に行わせる(ステップ♯46)。補填印刷は、色限定印刷物9(未完成印刷物)で不足している画像を補填するための印刷である。
第2制御部20は、ステップ♯44で加工した補填印刷用画像データ6に基づき、出力用画像データを生成する。第2制御部20は、生成した出力用画像データに基づき第2画像形成部29に印刷させる。第2制御部20は、補填印刷用画像データ6のうち、有彩色の部分について、第2画像形成部29に印刷を行わせる。つまり、第2制御部20は、未印刷部分8を第2画像形成部29に印刷させる。その結果、未印刷部分8のトナー像が色限定印刷物9に転写される。第2制御部20は、第2定着部210を通過させて、色限定印刷物9を出力する(ステップ♯47)。言い換えると、第2制御部20は、補填印刷された色限定印刷物9を機外に排出する。これにより、色限定印刷物9の補填印刷の処理は完了する(エンド)。
図14は色限定印刷物9を補填印刷したものの一例を示す。図14に示すように、有彩色を加えるための印刷がなされる。図14の例では、りんごの色付き部分も追加で印刷されている。色限定印刷物9を完成させることができる。トナー、用紙の無駄が生じない。
(変形例)
次に、図15を用いて、実施形態に係る画像形成システム100の変形例を説明する。図15は、変形例に係る第2画像形成装置2の一例を示す図である。
次に、図15を用いて、実施形態に係る画像形成システム100の変形例を説明する。図15は、変形例に係る第2画像形成装置2の一例を示す図である。
上述の実施形態の説明では、中止印刷物4については、位置情報を補填用データ5に含める例を説明した。また、中止印刷物4の補填印刷において、位置情報に基づき、第2制御部20は、印刷済部分7と未印刷部分8を認識する例を説明した。
変形例では、第2画像形成装置2が中止印刷物4を読み取って印刷済部分7と未印刷部分8を認識する点で異なる。それ以外の点では、変形例に係る第2画像形成装置2は、実施形態に係る第2画像形成装置2と同様である。
変形例では、第2画像形成装置2は読取ユニット223を含む。読取ユニット223は未完成印刷物(中止印刷物4)の搬送経路上に設けられる。図15は、読取ユニット223の設置例を示す。例えば、読取ユニット223は、第2画像形成装置2の第2給紙部27から第2画像形成部29の間の搬送路に設けられる。例えば、読取ユニット223は、第2給紙部27の最も下流側の給紙ローラー27aよりも下流、かつ、第2用紙搬送部28の最も上流側の搬送ローラー対28aの間で中止印刷物4を読み取る位置に配置される。これにより、給紙後すぐに中止印刷物4を読み取ることができる。
読取ユニット223は、搬送される中止印刷物4を読み取る。中止印刷物4の読み取りのため、読取ユニット223は、ランプ224とイメージセンサー225を含む。ランプ224は、搬送される中止印刷物4に光を照射する。イメージセンサー225は、中止印刷物4の反射光に基づき、原稿を読み取り、アナログ画像信号を出力する。アナログ画像信号は、第2制御部20に入力される。第2制御部20は、入力されたアナログ画像信号をA/Dし、読取画像データを生成する。読取画像データは中止印刷物4を読み取って得られた画像データである。
第2画像形成装置2の第2制御部20(第2画像処理回路20b)は、読取画像データに基づき、印刷済部分7と未印刷部分8を認識してもよい。例えば、第2制御部20は、読取画像データに含まれる高濃度画素を認識する。高濃度画素は、予め定められた基準値よりも画素値が濃い(暗い)画素である。認識した高濃度画素のうち、用紙搬送方向において、最も上流側(後尾側)の画素の位置を認識する。第2制御部20は、最も上流側(後尾側)の高濃度画素から下流側(先頭側)の範囲を印刷済部分7と認識してもよい。また、第2制御部20は、最も上流側(後尾側)の高濃度画素よりも上流側(後尾側)の範囲を未印刷部分8と認識してもよい。
このようにして、実施形態及び変形例に係る画像形成システム100は、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2を含む。1枚の用紙の内容の全てを印刷できないとき、第1画像形成装置1は、1枚の用紙の途中まで印刷した未完成印刷物(中止印刷物4、色限定印刷物9)を出力する。第1画像形成装置1は、未完成印刷物の印刷に用いた画像データである補填印刷用画像データ6を含む補填用データ5を保存する。第2画像形成装置2は、セットされた未完成印刷物に対応する補填用データ5を取得する。第2画像形成装置2は、補填用データ5に含まれる補填印刷用画像データ6のうち、第1画像形成装置1で印刷した部分である印刷済部分7と未印刷部分8を認識する。第2画像形成装置2は、未完成印刷物で不足している画像を補填する補填印刷を行う。第2画像形成装置2は、補填印刷では、セットされた未完成印刷物を給紙し、補填印刷用画像データ6のうちの未印刷部分8に基づく印刷を給紙された未完成印刷物に行う。
第1画像形成装置1が未完成印刷物を出力した場合、第2画像形成装置2を用いて、未完成印刷物で印刷されていない部分(未印刷部分8)を印刷することができる。欠けている画像を補填する印刷を第2画像形成装置2で行うことができる。未完成印刷物を完成させることができる。未完成印刷物を利用できる状態とすることができる。未完成印刷物を捨てずにすむ。用紙、色材の無駄をなくすことができる。
第2画像形成装置2は、補填印刷では、補填印刷用画像データ6のうち印刷済部分7については、印刷を行わない。補填印刷において、未完成印刷物のうち色材がすでにのせられている部分(印刷済部分7)については、重ね書きしないようにすることができる。ページ(用紙)全体を再印刷する場合に比べ、色材の消費量を減らすことができる。
第2画像形成装置2は、使用する補填用データ5の選択を受け付ける。第2画像形成装置2は、選択された補填用データ5を取得する。未完成印刷物のセット後、指定した補填用データ5に基づき、補填印刷を開始することができる。
第1画像形成装置1は、印刷に用いる色材のエンプティを検知する。第1画像形成装置1は、1枚の用紙の画像形成中に色材のエンプティを検知したとき画像形成を中止する。第1画像形成装置1は、画像形成を中止した印刷物である中止印刷物4を未完成印刷物として出力する。第1画像形成装置1は、中止印刷物4の補填印刷用画像データ6を補填用データ5に含める。色材切れ(エンプティ)で印刷が中止されたときの印刷物(中止印刷物4)について、補填印刷(欠損を埋めるための印刷)を行うことができる。エンプティで印刷が途中で止まった用紙を完成させることができる。画像形成中止が生じても用紙、色材が無駄にならない。
第1画像形成装置1は、用紙搬送方向での画像形成の中止位置を示す位置情報を補填用データ5に含める。第2画像形成装置2は、位置情報に基づき、補填印刷用画像データ6のうち、中止位置よりも用紙搬送方向下流側を印刷済部分7と認識し、中止位置から用紙搬送方向上流側を未印刷部分8と認識する。第1画像形成装置1は、画像形成の中止位置を示す情報を補填用データ5に含めることができる。位置情報に基づき、第2画像形成装置2は、補填のために色材をのせ始める位置を容易に把握することができる。
変形例では、第2画像形成装置2は中止印刷物4を読み取って読取画像データを生成する。読取画像データに基づき、第2画像形成装置2は印刷済部分7と未印刷部分8を認識する。中止印刷物4の画像データに基づき、第2画像形成装置2は、補填のために色材をのせ始める位置を認識することができる。補填印刷の開始位置を認識することができる。
変形例では、第2画像形成装置2は、中止印刷物4の搬送経路上に設けられた読取ユニット223を含む。第2画像形成装置2は、読取ユニット223の読み取りで得られたアナログ画像信号に基づき、読取画像データを生成する。セットされた未完成印刷物を給紙、搬送する過程で未完成印刷物の読取画像データを得ることができる。使用者は未完成印刷物をセットするだけですむ。
第1画像形成装置1は、黒色以外の色材がないとき、又は、黒色以外の色材のうち何れか1色、又は、複数色がエンプティのとき、無彩色部分のみを印刷した印刷物である色限定印刷物9を未完成印刷物として出力する。第1画像形成装置1は、色限定印刷物9の補填印刷用画像データ6を補填用データ5に含める。有彩色の色材が第1画像形成装置1で不足している場合、第1画像形成装置1では、黒色部分と灰色部分のみを印刷することができる。例えば、黒文字や図柄の輪郭のみを先行して印刷することができる。使用者は、第1画像形成装置1が印刷した色限定印刷物9を第2画像形成装置2にセットすればよい。第2画像形成装置2の補填印刷により、印刷物を完成させることができる。
第2画像形成装置2は、色限定印刷物9の補填印刷用画像データ6のうち、有彩色部分を未印刷部分8と認識する。第2画像形成装置2は、補填印刷では、補填印刷用画像データ6のうち、有彩色部分のみを印刷する。補填印刷では、無彩色部分への印刷を行わないようにすることができる。補填印刷において、印刷済部分7にさらに黒の色材を重ねないようにすることができる。色材の無駄な消費を無くすことができる。
また、本発明は、画像形成装置の発明と捉えることもできる。画像形成装置は、印刷部(第2印刷部24)、通信部(第2通信部25)、制御部(第2制御部20)を含む。印刷部は、未完成印刷物(中止印刷物4、色限定印刷物9)がセットされる給紙部を含み、印刷を行う。通信部は、セットされた未完成印刷物に対応する補填用データ5を取得する。制御部は、補填用データ5に含まれる補填印刷用画像データ6のうち、他の画像形成装置で印刷した部分である印刷済部分7と未印刷部分8を認識する。制御部は、未完成印刷物で不足している画像を補填する補填印刷を印刷部に行わせる。制御部は、補填印刷では、セットされた未完成印刷物を給紙部に給紙させ、補填印刷用画像データ6のうちの未印刷部分8に基づき、給紙された未完成印刷物への印刷を印刷部に行わせる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、情報処理装置や、画像形成装置や情報処理装置を含む画像形成システムに使用可能である。
100 画像形成システム 1 第1画像形成装置
10 第1制御部 14 第1印刷部
15 第1通信部 2 第2画像形成装置
20 第2制御部 24 第2印刷部
25 第2通信部 223 読取ユニット
4 中止印刷物(未完成印刷物) 5 補填用データ
6 補填印刷用画像データ 7 印刷済部分
8 未印刷部分 9 色限定印刷物(未完成印刷物)
10 第1制御部 14 第1印刷部
15 第1通信部 2 第2画像形成装置
20 第2制御部 24 第2印刷部
25 第2通信部 223 読取ユニット
4 中止印刷物(未完成印刷物) 5 補填用データ
6 補填印刷用画像データ 7 印刷済部分
8 未印刷部分 9 色限定印刷物(未完成印刷物)
Claims (10)
- 第1画像形成装置と第2画像形成装置を含む画像形成システムであって、
前記第1画像形成装置は、
1枚の用紙の内容の全てを印刷できないとき、1枚の用紙の途中まで印刷した未完成印刷物を出力し、
前記未完成印刷物の印刷に用いた画像データである補填印刷用画像データを含む補填用データを保存し、
前記第2画像形成装置は、
セットされた前記未完成印刷物に対応する前記補填用データを取得し、
前記補填用データに含まれる前記補填印刷用画像データのうち、前記第1画像形成装置で印刷した部分である印刷済部分と未印刷部分を認識し、
前記未完成印刷物で不足している画像を補填する補填印刷を行い、
前記補填印刷では、セットされた前記未完成印刷物を給紙し、前記補填印刷用画像データのうちの前記未印刷部分に基づく印刷を給紙された前記未完成印刷物に行うことを特徴とする画像形成システム。 - 前記第2画像形成装置は、前記補填印刷では、前記補填印刷用画像データのうち前記印刷済部分については、印刷を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
- 前記第2画像形成装置は、
使用する前記補填用データの選択を受け付け、
選択された前記補填用データを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。 - 前記第1画像形成装置は、
印刷に用いる色材のエンプティを検知し、
1枚の用紙の画像形成中に前記色材のエンプティを検知したとき画像形成を中止し、
画像形成を中止した印刷物である中止印刷物を前記未完成印刷物として出力し、
前記中止印刷物の前記補填印刷用画像データを前記補填用データに含めることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成システム。 - 前記第1画像形成装置は、
用紙搬送方向での画像形成の中止位置を示す位置情報を前記補填用データに含め、
前記第2画像形成装置は、
前記位置情報に基づき、前記補填印刷用画像データのうち、前記中止位置よりも用紙搬送方向下流側を前記印刷済部分と認識し、前記中止位置から用紙搬送方向上流側を前記未印刷部分と認識することを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。 - 前記第2画像形成装置は、
前記中止印刷物を読み取って読取画像データを生成し、
前記読取画像データに基づき、前記印刷済部分と前記未印刷部分を認識することを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。 - 前記第2画像形成装置は、
前記中止印刷物の搬送経路上に設けられた読取ユニットを含み、
前記読取ユニットの読み取りで得られたアナログ画像信号に基づき、前記読取画像データを生成することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。 - 前記第1画像形成装置は、
黒色以外の前記色材がないとき、又は、黒色以外の前記色材のうち何れか1色、又は、複数色がエンプティのとき、無彩色部分のみを印刷した印刷物である色限定印刷物を前記未完成印刷物として出力し、
前記色限定印刷物の前記補填印刷用画像データを前記補填用データに含めることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成システム。 - 前記第2画像形成装置は、
前記色限定印刷物の前記補填印刷用画像データのうち、有彩色部分を前記未印刷部分と認識し、
前記補填印刷では、前記補填印刷用画像データのうち、前記有彩色部分のみを印刷することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。 - 未完成印刷物がセットされる給紙部を含み、印刷を行う印刷部と、
セットされた前記未完成印刷物に対応する前記補填用データを取得する通信部と、
前記補填用データに含まれる補填印刷用画像データのうち、他の画像形成装置で印刷した部分である印刷済部分と未印刷部分を認識し、
前記未完成印刷物で不足している画像を補填する補填印刷を前記印刷部に行わせ、
前記補填印刷では、セットされた前記未完成印刷物を前記給紙部に給紙させ、前記補填印刷用画像データのうちの前記未印刷部分に基づき、給紙された前記未完成印刷物への印刷を前記印刷部に行わせる制御部と、を含むことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019106410A JP2020199646A (ja) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | 画像形成システム及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019106410A JP2020199646A (ja) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | 画像形成システム及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020199646A true JP2020199646A (ja) | 2020-12-17 |
Family
ID=73742379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019106410A Pending JP2020199646A (ja) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | 画像形成システム及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020199646A (ja) |
-
2019
- 2019-06-06 JP JP2019106410A patent/JP2020199646A/ja active Pending
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