JP2020199485A - 気液分離器 - Google Patents

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数郎 林
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Abstract

【課題】液溜室の液体の巻き上げを抑制した気液分離器を提供する。【解決手段】気液分離器は、気液多相流体を気体と液体とに分離し、ケーシングを備える。ケーシングは、内部に隔壁部材が配置された中空形状を呈し、隔壁部材の上方及び下方に、気液多相流体を旋回させる旋回室及び分離された液体を溜める液溜室を有する。また、隔壁部材の外周縁とケーシングの内周壁との間には、旋回室と液溜室とを連通する隙間が形成され、隔壁部材は、外周縁の一部に、液溜室側に突出した突出片を有する。【選択図】図4

Description

この発明は、気液多相流体を気体と液体とに分離する気液分離器に関する。
気液分離器は、蒸気、圧縮空気、各種ガス等の気体中に混入している復水(ドレン)や凝縮水等の液体を、旋回流を起こして遠心力によって分離する(例えば、特許文献1参照)。気液分離器では、本体の内部に形成された旋回室で気体と液体とに分離し、分離した液体が旋回室の下方に形成された液溜室に流入して排液口から排出される。
また、特許文献1に記載の気液分離器では、旋回流が液溜室に及んで、液溜室の液体が再び気体に巻き上げられて気体とともに出口に運び出されてしまうのを防止するべく、液溜室に仕切板が設けられている。
特開2002−28422号公報
しかしながら、上述した仕切板を設けた構成の気液分離器であっても、液溜室に溜まった液体が巻き上げられる場合がある。
この発明は、液溜室の液体の巻き上げを抑制した気液分離器を提供することを目的とする。
本発明によって提供される気液分離器は、気液多相流体を気体と液体とに分離し、ケーシングを備える。ケーシングは、内部に隔壁部材が配置された中空形状を呈し、隔壁部材の上方及び下方に、気液多相流体を旋回させる旋回室及び分離された液体を溜める液溜室を有する。また、隔壁部材の外周縁とケーシングの内周壁との間には、旋回室と液溜室とを連通する隙間が形成され、隔壁部材は、外周縁の一部に、液溜室側に突出した突出片を有する。
上記隔壁部材は、円板形状を呈し、突出片は、隔壁部材の外周縁の一部を液溜室側に向かって折り曲げた屈曲片であってもよい。
上記液溜室には、液溜室を横断し、面方向が鉛直方向に平行な仕切板を配置し、仕切板によって形成された液溜室の各空間と排液口とが連結するように、液溜室の下端に排液口を形成するようにしてもよい。
この発明によれば、隔壁部材の突出片がジャマ板として機能し、液溜部の液体の巻き上げを抑制することができる。
この発明の実施形態に係る気液分離器の断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 この発明の実施形態に係る隔壁部材の平面図である。
図面を参照してこの発明の実施形態である気液分離器について説明する。なお、この発明の構成は、実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る気液分離器100の断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1のB−B断面図である。図4は、図3のC−C断面図である。気液分離器100は、気液多相流体を気体と液体とに分離する。本実施形態においては、気液分離器100は、蒸気プラントなどのプラント(プロセスシステム)の配管系統に配置され、蒸気管内の蒸気と復水(ドレン)とを気液分離する。
気液分離器100は、ケーシング1、入口フランジ5及び出口フランジ6等から構成される。ケーシング1は、本体2、出入口部材3及び底蓋4等から構成される。具体的には、ケーシング1は、本体2の上端に出入口部材3が溶接され、本体2の下端に底蓋4が溶接されて形成される。ケーシング1は、中空形状であり、後述する環状空間20、旋回室21及び液溜室22が内部に形成される。
本体2は、上端及び下端が開口した円筒形状であり、下部内面(内周壁)の直径よりも上部内面(内周壁)の直径が大きい。本体2の上部内面と下部内面との間の環状の段部には、二重のほぼ円筒形状の排気管10が載せられている。排気管10は、上記段部と出入口部材3との間で固定される。排気管10は、外側円筒10Aと内側円筒10B等から構成される。
外側円筒10Aは、真直ぐな形状であり、内側円筒10Bよりも上部が低く形成されている。なお、外側円筒10Aは、省略して本体2で兼用することもできる。内側円筒10Bは、上部と下部とが緩やかに拡がった形状である。また、外側円筒10Aと内側円筒10Bとの間には、環状空間20が形成されている。環状空間20には、旋回羽根12が形成されている。旋回羽根12は、排気管10に一体形成されている。
出入口部材3は、左右に入口30及び出口31を有し、入口30に入口フランジ5が溶接され、出口31に出口フランジ6が溶接されている。入口30は、連通孔13を通して下方の環状空間20に連結される。入口フランジ5は、配管系統の上流側に接続される。蒸気及び復水の気液多相流体は、入口フランジ5から入口30を経由して、環状空間20に流入する。出口31は、排気管10の内側円筒10Bの上部と連結している。出口フランジ6は、配管系統の下流側に接続される。気液分離した気体(蒸気)は、内側円筒10B、出口31、出口フランジ6を経由して、配管系統の下流側に排出される。
旋回室21及び液溜室22は、本体2の下部内面から底蓋4の内面にわたって形成されている。旋回室21と液溜室22とは、隔壁部材40によって隔てられている。旋回室21は、隔壁部材40の上方の本体2の下部内面に形成されている。旋回室21は、流入した気液多相流体を旋回させる。これにより、気液多相流体が気体と液体とに遠心分離する。
液溜室22は、隔壁部材40の下方の底蓋4の内面に形成されている。液溜室22は、旋回室21において分離された液体が溜められる。底蓋4は、椀型の形状であり、下端中央に排液口8を有する。また、底蓋4の排液口8には、排液管9が溶接されている。排液管9は、排液口8を経由して液溜室22に溜まった復水(液体)を、配管系統の外部に排出する。また、底蓋4の内面(液溜室22)には、液溜室22を2つに仕切るように横断する仕切板50が配置されている。仕切板50は、半小判形状であり、面方向が鉛直方向と平行になるように底蓋4の内面に溶接して固定されている。仕切板50は、液溜室22において旋回流の勢いを抑制する。
隔壁部材40は、仕切板50の上(上端)に載った状態で配置されている。隔壁部材40は、板部材であり、4個の突起41A〜41D、及び、4個の突出片42A〜42Dを有する。突起41A〜41Dは、隔壁部材40の外周の四隅に形成され、底蓋4の内面に溶接される。これにより、隔壁部材40が底蓋4に固定される。また、図3に示すように、各突起41A〜41Dの間において、隔壁部材40の外周縁と底蓋4(ケーシング1)の内周壁との間に4個の液体通過用隙間(隙間)45A〜45Dが形成される。液体通過用隙間45A〜45Dは、旋回室21と液溜室とを連通する。旋回室21で分離された液体は、液体通過用隙間45A〜45Dを通過して液溜室22に流入する。
突出片42A〜42Dは、隔壁部材40の外周縁の一部に形成され、図4に示すように液溜室22側に突出している。なお、図4では、仕切板50の図示を省略している。突出片42A〜42Dは、ジャマ板として機能し、液溜室22の液体の巻き上げを抑制する。突出片42A〜42Dは、隔壁部材40の外周縁の一部を屈曲させることで形成された屈曲片である。
図5は、突出片42A〜42Dが形成される前の隔壁部材40′を示す。隔壁部材40′は、突起41A〜41Dを有する円板形状である。隔壁部材40′において、外周縁の突起41A〜41Dの間の円弧60A〜60Dと線分(弦)61A〜61Dとによって形成される弓形の領域62A〜62Dが突出片42A〜42Dとなる。より詳細には、線分61A〜61Dを起点として、領域62A〜62Dを折り曲げることで突出片42A〜42Dが形成される。このように隔壁部材40′の一部を屈曲させているのみであるので、突出片42A〜42Dを形成しやすい。
なお、突出片42A〜42Dと隔壁部材40との角度は、少なくとも突出片42A〜42Dの突出方向が液溜室22側であればよく、気液二相流体の種別、気液分離器100の構成等に応じて任意の角度を採用可能である。さらに、突出片42A〜42Dの隔壁部材40からの突出量も、同様に任意の突出量を採用可能である。
次に、気液分離器100における気液分離の動作について説明する。入口30から入った複数を含む蒸気(気液二相流体)は、連通孔13を通過して環状空間20に流入し、旋回羽根12によって旋回せしめられた状態で旋回室21に流入する。これにより、気液二相流体の液体は、遠心力の作用で外側に振り出されて分離され、本体2の内周壁に沿って流下して液体通過用隙間45A〜45Dを通って液溜室22に流入する。液溜室22の液体は、最終的に排液口8から排液管9を通過して系外に排出される。
ここで、旋回室21の旋回流は、液体通過用隙間45A〜45Dを通して液溜室22に及ぶが、液溜室22を横断する鉛直方向の仕切板50にほぼ直角方向に衝突するので、勢いが抑制される。また、液溜室22において液体(水滴)が巻き上げられても、突出片42A〜42Dがジャマ板として機能するので、水滴が旋回室21の方にまで巻き上げられることが抑制される。
一方、旋回室21で液体から分離された気体は、排気管10の内側円筒10Bを通って出口31から出口フランジ6を通過して配管系統の下流側に流出する。
以上のように、本発明の実施形態では、旋回室と液溜室との隔壁部材に突出片を設けているので、液溜室の液体の巻き上げを抑制することができる。また、本発明の実施形態では、液溜室を横断する仕切板を設けているので、液溜室における旋回流の勢いが抑制される。したがって、より高い効率で液溜室の液体の巻き上げを防止するこができる。
なお、本発明の実施形態では、液溜室に仕切板を設けているが、仕切板は設けなくてもよい。
また、本発明の実施形態では、突出片の形状を弓形としているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、矩形としてもよい。
さらに、本発明の実施形態では、隔壁部材の突出片を、隔壁部材の外周縁を屈曲させて形成しているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、溶接することで、突出片を隔壁部材の外周縁に配置する構成としてもよい。
この発明は、蒸気等の気体中に混入している復水(ドレン)や凝縮水等の液体を、旋回流を起こして遠心力によって分離する気液分離器に利用することができる。
1 ケーシング
2 本体
8 排液口
21 旋回室
22 液溜室
40 隔壁部材
42A〜42D 突出片(屈曲片)
45A〜45D 液体通過用隙間(隙間)
50 仕切板
100 気液分離器

Claims (3)

  1. 気液多相流体を気体と液体とに分離する気液分離器であって、
    内部に隔壁部材が配置された中空形状を呈し、該隔壁部材の上方及び下方に、気液多相流体を旋回させる旋回室及び分離された液体を溜める液溜室を有するケーシングを備え、
    前記隔壁部材の外周縁と前記ケーシングの内周壁との間には、前記旋回室と前記液溜室とを連通する隙間が形成され、
    前記隔壁部材は、外周縁の一部に、前記液溜室側に突出した突出片を有する、
    ことを特徴とする気液分離器。
  2. 前記隔壁部材は、円板形状を呈し、
    前記突出片は、前記隔壁部材の外周縁の一部を前記液溜室側に向かって折り曲げた屈曲片である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の気液分離器。
  3. 前記液溜室には、該液溜室を横断し、面方向が鉛直方向に平行な仕切板を配置し、
    前記仕切板によって形成された前記液溜室の各空間と排液口とが連結するように、該液溜室の下端に排液口を形成した、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の気液分離器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5528434U (ja) * 1978-08-11 1980-02-23
JP2002028422A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Tlv Co Ltd 気液分離器

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