JP2020198488A - 制御プログラム、電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器の機能の利用可否を簡易な方法で制御する。【解決手段】コピー機能とスキャン機能とを有する複合機をコンピューターに制御させる制御プログラムであって、コンピューターに、前記コピー機能に対応するコピージェスチャーの設定を受け付けさせ、前記スキャン機能に対応するスキャンジェスチャーの設定を受け付けさせ、前記コピージェスチャーをユーザーが認識可能に含むメッセージを前記コピー機能の利用が許可されたユーザーに同報させ、前記スキャンジェスチャーをユーザーが認識可能に含むメッセージを前記スキャン機能の利用が許可されたユーザーに同報させ、前記複合機が、前記コピージェスチャーを受け付けた場合にコピーを行い、前記スキャンジェスチャーを受け付けた場合にスキャンを行うように前記複合機を制御させる、制御プログラムを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、制御プログラム、電子機器に関する。
従来、ユーザー毎に電子機器の各機能の利用許可/禁止が設定されている電子機器が知られている(例えば特許文献1)。
特開2001−273181号公報
しかし、ユーザー毎に機能毎の利用可否を設定し管理することは、管理者にとって煩雑である。
上記目的を達成するための制御プログラムは、コピー機能とスキャン機能とを有する複合機をコンピューターに制御させる制御プログラムであって、コンピューターに、コピー機能に対応するコピージェスチャーの設定を受け付けさせ、スキャン機能に対応するスキャンジェスチャーの設定を受け付けさせ、コピージェスチャーをユーザーが認識可能に含むメッセージをコピー機能の利用が許可されたユーザーに同報させ、スキャンジェスチャーをユーザーが認識可能に含むメッセージをスキャン機能の利用が許可されたユーザーに同報させ、複合機が、コピージェスチャーを受け付けた場合にコピーを行い、スキャンジェスチャーを受け付けた場合にスキャンを行うように複合機を制御させる。
コピージェスチャーを通知されたユーザーは、コピー機能の利用が許可されたユーザーであり、複合機に対してコピージェスチャーを行うことで当該ユーザーはコピー機能を利用することができる。また、スキャンジェスチャーを通知されたユーザーは、スキャン機能の利用が許可されたユーザーであり、複合機に対してスキャンジェスチャーを行うことでスキャン機能を利用することができる。コピー機能の利用を許可するユーザーがコピー機能を利用できるようにするために、管理者は、コピージェスチャーを設定し、コピー機能の利用を許可するユーザーを選択してコピージェスチャーの同報を指示する作業を行えばよい。また、スキャン機能の利用を許可するユーザーがスキャン機能を利用できるようにするために、管理者は、スキャンジェスチャーを設定し、スキャン機能の利用を許可するユーザーを選択してスキャンジェスチャーの同報を指示する作業を行えばよい。従って本構成において、管理者は、ユーザー毎にコピー機能の利用可否とスキャン機能の利用可否を設定する必要はない。そのため、この制御プログラムによれば、複合機の機能(コピー機能やスキャン機能)の利用可否を簡易な方法で制御することができる。
上記目的を達成するための電子機器は、複数の機能を有する電子機器であって、ユーザーに指定された機能を実行する実行部と、ユーザーのジェスチャーを受け付ける受付部と、予め機能ごとに対応付けてジェスチャーが登録されている対応データに基づいて、ユーザーに指定された機能とユーザーのジェスチャーとが、対応しているか否かの判断を行い、対応していればユーザーのジェスチャーに対応する機能の実行部による実行を許可し、対応していなければユーザーのジェスチャーに対応する機能の実行部による実行を許可しない、許可部と、を備える。
すなわち、この電子機器において、電子機器が有する複数の機能のうちいずれかの機能をユーザーが指定してジェスチャーを実施した場合、実施されたジェスチャーが当該機能に対応付けられたジェスチャーである場合にはユーザーは当該機能を利用することができるが、当該機能に対応付けられたジェスチャーでなかった場合にはユーザーは当該機能を利用することができない。従って、利用したい機能に対応付けられたジェスチャーを知っているユーザーが当該機能を利用することができる(知らないユーザーが利用できない)。ジェスチャーは機能ごとに予め対応付けて登録されており、管理者は該当の機能の利用を許可するユーザーにこのジェスチャーを通知すればよく、ユーザー毎に各機能についての利用可否を設定する必要はない。そのため、本構成によれば、電子機器が有する各機能の利用可否を簡易な方法で制御することができる。
上記目的を達成するための電子機器において、ユーザーは特定されない構成であってもよい。
すなわち、電子機器に対して機能を指定したりジェスチャーを行ったユーザーが誰であるかを示す情報を、電子機器は取得しない(個人単位のユーザー認証をしない)構成であってもよい。この構成の場合、ユーザーを特定するためのステップが必要ないため、ユーザーにとって便利である。具体的には、ユーザーは自身が誰であるかを示す情報を入力することなく、利用したい機能のジェスチャーを入力することで、当該機能を利用することができる。また、この構成の場合、ユーザーを特定するためのステップが必要ないため、電子機器は、ユーザーが誰であるかを特定するための情報を記録しておく必要がない。
上記目的を達成するための電子機器は、ユーザーのジェスチャーを受け付けるよりも前に、ユーザーを特定する特定部と、特定されたユーザーと、特定されたユーザーが行った操作とを対応付けて履歴として記憶させる履歴部と、をさらに備える構成であってもよい。
すなわち、電子機器に対して機能を指定したりジェスチャーを行うユーザーが誰であるかをジェスチャー受け付け前に特定し(個人単位のユーザー認証を行い)、特定されたユーザーの操作履歴を蓄積する構成であってもよい。このようにすることで、不正使用(例えば、ある機能の利用が許可されていないユーザーが、当該機能を利用するためのジェスチャーを行って当該機能を利用したこと等)等を含むユーザーの操作履歴を用いた運用を管理者が行うことが可能である。
上記目的を達成するための電子機器は、機能に対応するアイコンを表示させる表示部をさらに備え、表示部は、アイコンがタッチされたことに応じて、アイコン近傍にユーザーがジェスチャーを行う際の参考となる参考画像を追加表示させ、許可部は、アイコンへのタッチがユーザーによる機能の指定であるとして判断を行う構成であってもよい。
この構成によれば、表示部に表示されたアイコンをタッチすることで、ユーザーは利用したい機能の選択と、ジェスチャー入力の参考画像の表示指示とを行うことができる。また、参考画像が表示されることにより、参考画像が表示されない場合と比較してユーザーはジェスチャーを入力しやすい。
上記目的を達成するための電子機器において、表示部は、アイコンがタッチされたことに応じて、参考画像を、タッチされた位置を中心に追加表示させる構成であってもよい。
この構成の場合、タッチされた位置とは離れた位置を中心に参考画像が追加表示される構成と比較して、ユーザーが選択した機能に対するジェスチャー入力用の参考画像であることをユーザーは認識しやすい。
上記目的を達成するための電子機器は、機能に対応するアイコンを表示させる表示部をさらに備え、表示部は、アイコンがタッチされたことに応じて、アイコンを拡大表示させ、受付部は、拡大されたアイコン上でのジェスチャーを受け付け、許可部は、アイコンへのタッチがユーザーによる機能の指定であるとして判断を行う構成であってもよい。
この構成によれば、表示部に表示されたアイコンをタッチすることで、ユーザーは利用したい機能の指定を行うことができる。さらに、例えば拡大表示前のアイコンがジェスチャー入力に適さない程度に小さい場合、本構成のようにタッチされたアイコンを拡大表示し拡大表示されたアイコン上でジェスチャーを受け付けることにより、拡大表示しないでアイコン上でジェスチャーを受け付けることと比較して、ユーザーがジェスチャーを入力しやすくすることができる。
上記目的を達成するための電子機器は、機能に対応するアイコンであって、機能の実行にあたり許可が必要なアイコンと許可が不要なアイコンとを識別可能に表示させる表示部をさらに備えてもよい。
この構成によれば、ユーザーは、利用するためにジェスチャー入力が必要な機能と、ジェスチャー入力なしに利用することができる機能と、を容易に識別することができる。
上記目的を達成するための電子機器において、表示部は、アイコンの配列を自動的に入れ換える構成であってもよい。
表示部のタッチパネルへの接触によってタッチパネル上に残るジェスチャーの跡(例えば指の皮脂の跡等)から機能に対応付けられたジェスチャーが、当該機能の利用を許可されていないユーザーに知られる可能性がある。本構成のように、表示部に表示するアイコンの配列を自動的に入れ換えることによって、機能に対応付けられたジェスチャーが漏洩する可能性を低減できる。
複合機の構成を示すブロック図。 機能一覧画面の例を示す図。 対応データの例を示す図。 パターン登録処理のフローチャート。 ロックする機能を選択する画面の例を示す図。 パターン登録画面の例を示す図。 パターン登録画面の例を示す図。 利用可否判定処理のフローチャート。 ロック状態のアイコンへのタッチを示す図。 パターン入力用の参考画像の表示例を示す図。 パターン入力操作の例を示す図。 他の実施形態にかかる対応データの例を示す図。 パターン入力用の参考画像の表示例を示す図。 パターン入力用の参考画像の表示例を示す図。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)複合機の構成:
(2)パターン登録処理:
(3)利用可否判定処理:
(4)他の実施形態:
(1)複合機の構成:
図1は、本発明の実施形態にかかる複合機1の構成を示すブロック図である。複合機1は、プロセッサー10と、不揮発性メモリー20と、タッチパネルディスプレイ30と、通信部40と、印刷部50と、読取部60、FAX通信部70とを備える。プロセッサー10は、図示しないCPUやROMやRAM等を備え、不揮発性メモリー20に記録された種々のプログラムを実行し複合機1の各部を制御することができる。なお、プロセッサー10は、単一のチップで構成されていても良いし、複数のチップで構成されていても良い。また、例えばCPUに変えてASICが採用されても良いし、CPUとASICとが協働する構成であっても良い。
タッチパネルディスプレイ30(表示部に相当する)は、プロセッサー10の制御に基づいて様々な情報を表示する表示パネルと、当該表示パネルに重ねられたタッチ検出パネルとを備え、人の指等によるタッチ操作を検出する。タッチパネルディスプレイ30は、当該タッチ操作を示す情報をプロセッサー10に出力する。プロセッサー10は、当該情報に基づいてユーザーが行ったタッチ操作を取得する。
通信部40は、外部機器と有線または無線で通信するための各種の通信インターフェースを含む。また、通信部40は、複合機1に装着された各種のリムーバブルメモリーと通信するためのインターフェースを含む。印刷部50は、本実施形態においては、インクジェット方式や電子写真方式等の各種の印刷方式で各種の印刷媒体に印刷を実行するためのアクチュエーターやセンサー、駆動回路、機械部品等を備えている。
読取部60は、原稿台ガラスに載置された原稿やADF原稿トレイにセットされた原稿の読み取りを行うための装置、例えば、周知のカラーイメージセンサーや光源、原稿を搬送するためのアクチュエーターや駆動回路やセンサー、機械部品等を備えている。FAX通信部70は、公衆交換電話網等を経由して原稿を示す画像データのFAX通信を行うためのモデム、当該画像データを送受信するための制御信号を検出したり生成したりするための回路、送信データを符号化したり受信データを復号するための回路等を備えている。
本実施形態において、複合機1は、例えばオフィス等に据え置かれ、複数のユーザーに共用されることを想定している。各ユーザーの所属(会社、部署)、役職、職種、参加しているプロジェクト等は様々である。複合機1は複数のユーザーで共用されるため、例えばPC等のように、1人のユーザーが一定期間占有しながら複数のアプリケーションを並行して利用するという利用形態は多くない。ユーザーが複合機1の傍に来て複合機1を直接操作しながら利用する機能は、多くの場合、1つである。
複合機1は、コピー機能、スキャン機能、ファックス機能、無線機能、各種設定機能等を含む複数の機能を備えている。本実施形態においては、複合機1が有するこれらの機能を示すアイコンがそれぞれ対応付けられており、図2に示すように、タッチパネルディスプレイ30に表示される機能一覧画面にて提示される。本実施形態においては、機能一覧画面に列挙される各アイコンに対応付けられたプログラム群を実行することによって実現可能な様々な事柄が、当該アイコンに対応付けられた機能であるとして説明を行う。
このように複合機1は様々な機能を有しているが、全てのユーザーについて、全ての機能の利用を無制限に許可してしまうと、運用上不都合が生じる可能性がある。仮に、ユーザー毎に利用できる機能と利用できない機能とを予め登録しておく構成の場合、複合機1の利用の際にまずユーザー認証(例えばID,パスワードによる認証)を行い、認証されたユーザーについての登録内容(各機能の利用可否の登録内容)に基づいて、利用可能な機能については利用を許可し利用不可の機能については利用することができないように制御することが考えられる。しかし、ユーザー毎に機能毎の利用可否を登録したり管理する(見直し・修正・変更等)作業は、管理者にとって繁雑である。
そこで、本実施形態においては、ユーザー毎に機能ごとの利用可否を登録する構成は採用せず、利用制限する機能(全てのユーザーが利用可能な機能ではない機能)については、通常はロックをかけた状態とする。そして、ロックされた状態ではユーザーは機能を利用できず、ロックが解除されると機能を利用できるように制御する構成を採用する。機能のロックは、機能に対応付けて予め登録されたパターン(ジェスチャーに相当する)をタッチパネルディスプレイ30上でのジェスチャーによって入力することにより解除可能とする。
より具体的には、本実施形態において、パターンは、例えば図6に示すように、タッチパネルディスプレイ30に表示された3行×3列の9個の点間をなぞった軌跡を示す情報である。本実施形態の場合、3行×3列の点が参考画像に相当する。例えば各点には、3行×3列の配列における位置に応じた識別番号が対応付けられており、パターンを示す情報は、なぞられた順の識別番号で表現される情報(識別番号列)であってよい。
このような構成を実現するため、本実施形態において、不揮発性メモリー20には、利用制限する機能と、上述のパターンとを対応付けた対応データが記録されている。図3は、対応データの一例を示している。図3の例では、複合機1が有する複数の機能のうち、コピー機能とスキャン機能とファックス機能とが利用制限があり、各機能にそれぞれ対応付けてパターンA,B,Cが記録されていることを示している。なお、本実施形態においては、パターンA,B,Cは異なるパターンであることを想定している(他の実施形態においては同じパターンであることを排除しない)。また、図3の例では、コピー機能,スキャン機能,ファックス機能の現在の状態は、ロック状態であることを示している。後述するように、機能に対応付けられたパターンが入力されると当該機能のロックが解除される(ロック解除状態となる)。
また、複合機1の管理者は、ロックを解除するためのパターンをユーザーが認識可能に含むメッセージを、ロックした機能の利用を許可するユーザーに同報する。本実施形態においては、メッセージは電子メールにて同報する構成を採用する。複合機1において、電子メールを送信するための設定は管理者によって予めなされている。
管理者は、電子メールの宛先に、既存のメーリングリストの代表メールアドレスを選択することができてよい。メーリングリストの代表アドレス宛に電子メールが送信されると、当該メーリングリストに登録されているメールアドレス宛に当該電子メールが同報される。メーリングリストは、所属する会社毎、あるいは部署毎、役職毎、職種毎、プロジェクト毎等、様々な属性毎に作成されていてよい。メーリングリストの代表アドレスは、例えば不揮発性メモリー20や、複合機1がアクセス可能な他の装置の記録媒体に記録されたアドレス帳に含まれていてよい。管理者はアドレス帳を参照し、利用を許可したいユーザーのグループに対応するメーリングリストを選択することができる。
パターンをユーザーが認識可能に含むメッセージは、例えば、3×3の点のなぞり順を示す画像ファイルを添付して送信する構成であってもよいし、上述の識別番号列のテキストデータを電子メール本文に含めて送信する構成であってもよい。また、なぞり順を示すテキストデータは、開始点の位置と、続く点へのベクトル(向きと大きさ)とを示す構成であってもよい(例えば、中央の点から開始し、右に1個進み、斜め左下に1個進み等)。
(2)パターン登録処理:
次に、任意の機能の利用制限を行う(ロックする)ための処理について説明する。図4は、パターン登録処理を示すフローチャートである。パターン登録処理は、機能をロックする指示を管理者がタッチパネルディスプレイ30を介して入力した場合に開始される。パターン登録処理が開始されると、プロセッサー10は、ロックする機能の選択を受け付ける(ステップS100)。すなわち、プロセッサー10は、複合機1が有する機能の一覧を提示し、ロックする機能の選択を促す。図5は、この場合の画面表示例を示している。列挙された機能のうちいずれかの機能を管理者が選択すると、プロセッサー10は選択された機能を示す情報を取得する。ここでは、コピー機能が選択されたとして説明を続ける。
続いて、プロセッサー10は、パターンの入力を受け付け、機能に対応付けて記録する(ステップS105)。プロセッサー10は、パターン入力のための3行×3列の点をタッチパネルディスプレイ30に表示させる。ユーザーが点から点を順になぞると、プロセッサー10はなぞられた順になぞられた点の識別番号を取得する。ユーザーの指が、タッチパネルディスプレイ30から離されたことを検知すると、プロセッサー10は、ユーザーがなぞった軌跡を示す情報(識別番号列)を、パターンを示す情報として機能に対応付けて不揮発性メモリー20(対応データ)に記録する(例えば図3を参照)。またプロセッサー10は、当該機能を利用制限有りの機能として対応データに記録する。さらにプロセッサー10は、当該機能の状態をロック状態にする。図6は、コピー機能に対応付けて登録するパターンの例を示す図である。図6のようにパターンを入力し終えてタッチパネルディスプレイ30から管理者が指を離すと、プロセッサー10は、図7に示すようにロックが完了した旨を示す画面を表示する。
続いて、プロセッサー10は、パターンを通知するユーザーの選択を受け付ける(ステップS110)。例えば、図7に示す画面を一定時間表示した後、プロセッサー10はパターン送信画面を表示し、管理者に、パターンを通知するユーザーのメールアドレスの選択を促す。管理者は、タッチパネルディスプレイ30を操作してアドレス帳を参照し、アドレス帳に含まれる所望のメーリングリストの代表アドレスを選択する。例えば、コピー機能の利用を許可するユーザーのグループに対応するメーリングリストの代表アドレスを管理者は選択することができる。プロセッサー10は選択された代表アドレスを、パターンを通知する宛先メールアドレスとして取得することができる。
続いて、プロセッサー10は、同報指示を受け付けると、選択されたユーザーに、パターンを同報する(ステップS120)。例えばパターン送信画面の送信ボタンを管理者がタッチすると、プロセッサー10は、同報指示が入力されたと判断する。同報指示が入力されたと判断した場合、プロセッサー10は、パターンを示す識別番号列に基づいてパターンを示す画像ファイルを生成し、当該画像ファイルを添付した電子メールであってステップS110で受け付けたアドレス宛の電子メールを送信する。その結果、メーリングリストに登録された複数のメールアドレスにそれぞれ対応するユーザーに機能のロックを解除するためのパターンを示す画像ファイルが添付された電子メールが送信されることとなる。
例えば、コピー機能のロック解除パターンを通知されたユーザーは、コピー機能の利用が許可されたユーザーである。通知されたパターンを複合機1に対して入力することで当該ユーザーはコピー機能を利用することができる。管理者は、コピー機能に対応付けるパターン(コピージェスチャー)を設定し、コピー機能の利用を許可するユーザーを選択してコピー機能に対応するパターンを一斉に通知する指示を行う作業を行えばよい。コピー機能以外の機能、例えばスキャン機能についても同様に、スキャン機能の利用を許可するユーザーにスキャン機能に対応付けられたパターン(スキャンジェスチャー)を通知することができる。ファックス機能等その他の機能についても同様にすることができる。このように、本実施形態によれば、管理者は、ユーザー毎にコピー機能の利用可否とスキャン機能の利用可否を設定する必要はない。そのため、本実施形態の場合、複合機の機能の利用可否を簡易な方法で制御することができる。
(3)利用可否判定処理:
次に、ユーザーが複合機1の傍に来て複合機1に対して直接操作を行って複合機1の機能の1つを利用しようとする際に実行される処理について説明する。図8は利用可否判定処理を示すフローチャートである。利用可否判定処理は、複合機1の機能一覧画面の表示要求を取得した場合にプロセッサー10によって実行される。利用可否判定処理が開始されると、プロセッサー10は、機能のアイコン一覧を表示する(ステップS200)。プロセッサー10は、複合機1が備える各機能のアイコンをタッチパネルディスプレイ30に表示させる。この際、プロセッサー10は、各機能について利用制限がなされていない(ロック状態でない)機能のアイコンを通常の態様で表示し、利用制限がなされている(ロック状態の)機能のアイコンを通常の態様の表示よりも彩度を低下させて表示(グレーアウト表示)する。例えば図9は、コピー機能とスキャン機能とファックス機能がロック状態であり、無線機能と各種設定機能がロック状態でない場合の表示例を示している。
このように、機能に対応するアイコンであって、機能の実行にあたり許可が必要なアイコンと許可が不要なアイコンとを識別可能に表示させる構成であることにより、ユーザーは、利用するためにロック解除パターンの入力が必要な機能と、入力なしに利用することができる機能と、を容易に識別することができる。
続いてプロセッサー10は、アイコンへのタッチを受け付ける(ステップS205)。すなわちプロセッサー10は、タッチパネルディスプレイ30に対するタッチ操作を待機する。プロセッサー10は、タッチ操作を検知すると、タッチ位置はいずれかのアイコンの表示領域であるか否かを判定し、いずれかのアイコンの表示領域である場合は当該アイコンに対応付けられた機能を特定する。なお、ユーザーによるアイコンへのタッチ操作は、利用したい機能をユーザーが指定したことに相当する。
続いてプロセッサー10は、タッチされたアイコンに対する機能は利用制限有りであるか否かを判定する(ステップS210)。すなわち、プロセッサー10は、対応データ(例えば図3を参照)を参照し、アイコンに対応付けられている機能は利用制限があるか否かを判定する。
ステップS210において、利用制限有りと判定されなかった場合、プロセッサー10は、機能の詳細画面を表示する(ステップS235)。すなわち、利用制限がない機能(パターン入力無しに利用が可能な機能)のアイコンがタッチされた場合、プロセッサー10は後述するステップS215〜S230を実行することなく、当該機能の詳細画面を表示する。例えば図9に示すような機能一覧画面が表示されている状態で、利用制限無しの無線機能のアイコンがタッチされた場合、プロセッサー10は、無線機能の詳細画面を表示し、無線機能に関するユーザーの操作を受け付ける状態に遷移する。
ステップS210において、利用制限有りと判定された場合、プロセッサー10は、参考画像をアイコンに重ねて表示する(ステップS215)。プロセッサー10は、利用制限有りの機能のアイコンがタッチされたことに応じて、図10に示すように、アイコン上に3行×3列の9個の点(参考画像に相当する)を重畳表示する。3行×3列の9個の点がタッチされたアイコン上に重畳表示されることにより、これらの点が表示されない場合と比較してユーザーはパターンを入力しやすい。また、アイコンをタッチすることで、ユーザーは利用したい機能の選択とともに、ジェスチャー入力の参考画像の表示指示をも行ったことになり、これらを別の操作で行う構成と比較すると、ユーザーにとって便利である。
続いてプロセッサー10は、パターンの入力を受け付ける(ステップS220)。例えば図11に示すように、タッチパネルディスプレイ30に表示された3行×3列を構成する点から点をユーザーがなぞってタッチパネルディスプレイ30から指を離すと、プロセッサー10は、ユーザーがなぞった軌跡を示す情報(識別番号列)を、パターンを示す情報として取得する。プロセッサー10はこの場合、受付部に相当する。
続いてプロセッサー10は、受け付けたパターンは、機能に対応付けて予め登録されているパターンと一致するか否かを判定する(ステップS225)。すなわち、プロセッサー10は不揮発性メモリー20に記録された対応データ(例えば図3を参照)を参照し、ステップS205で指定された機能に対応付けて登録されているパターンを示す情報を取得する。そしてプロセッサー10は、ステップS205で指定された機能に対応付けて登録されているパターンを示す情報に、ステップS220で取得したパターンを示す情報が一致するか否かを判定する。
ステップS225において、一致すると判定されなかった場合、プロセッサー10はステップS200の処理に戻る。すなわち、ステップS205で指定されたアイコンに対応する機能のロックは解除されず、当該アイコンは機能一覧画面においてグレーアウト表示のままである。
ステップS225において、一致すると判定された場合、プロセッサー10は、機能の利用を許可する(ステップS230)。すなわちプロセッサー10は、ステップS205で指定された機能のロックを解除する。例えば利用制限有りのコピー機能についてS230が実行された場合、図3に示すように、プロセッサー10は、コピー機能の状態をロック状態からロック解除状態に切り替える。ステップS225,S230を実行する場合、プロセッサー10は許可部に相当する。
続いてプロセッサー10は、機能の詳細画面を表示する(ステップS235)。すなわち、ロックされていた機能のアイコンがタッチされた場合、プロセッサー10はステップS215〜S230を実行してロックを解除した後、当該機能の詳細画面を表示する。例えば図9に示すような機能一覧画面が表示されている状態で、ロックされているコピー機能のアイコンがタッチされた場合、プロセッサー10は、コピー機能の詳細画面を表示し、コピー機能に関するユーザーの操作を受け付ける状態に遷移する。この場合、ユーザーは指定した機能を利用することができる。また、プロセッサー10はユーザーに指定された機能を実行するため、この場合プロセッサー10は実行部に相当する。
以上のように、本実施形態においては、複合機1を利用するユーザーは特定されない構成である。すなわち、複合機1に対して機能を指定したりロック解除のためのパターンを入力したユーザーが誰であるかを示す情報を、プロセッサー10は取得しない(個人単位のユーザー認証をしない)構成である。この場合、ユーザーを特定するためのステップが必要ないため、ユーザーにとって便利である。具体的には、ユーザーは自身が誰であるかを示す情報(例えばIDやパスワード)を入力することなく、利用したい機能のジェスチャーを入力することで、当該機能を利用することができる。また、この構成の場合、ユーザーを特定するためのステップが必要ないため、例えば複合機1は、ユーザーが誰であるかを特定するための情報を記録しておく必要がない。そのため、本構成によれば、複合機1が有する各機能の利用可否を簡易な方法で制御することができる。
なお、機能一覧画面の表示要求を再び取得した場合(例えば最後の操作から一定時間経過後やホームボタン操作時等)、プロセッサー10は、ロック解除状態であった機能を、自動的に再びロック状態に戻すようにしてよい。
(4)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、本発明は、コピー機能やスキャン機能を備える複合機以外にも、複数の機能を選択可能にユーザーに提示し、選択された機能を実行することができる様々な電子機器に適用可能である。従ってこの場合制御プログラムは、複数の機能を有する電子機器をコンピューターに制御させる制御プログラムであって、コンピューターに、機能ごとにジェスチャーの設定を受け付けさせ、機能ごとに受け付けたジェスチャーを対応付けた対応データを生成させ、機能ごとに受け付けたジェスチャーをユーザーが認識可能に含むメッセージを同報させる、構成であってもよい。制御プログラムは、電子機器に搭載されたコンピューターが実行する構成であってもよいし、電子機器と通信可能に接続された電子機器とは別装置(例えば、サーバー,管理者のPC)が実行する構成であってもよいし、その組み合わせであってもよい。
従って例えば、機能ごとにジェスチャーの設定を受け付けることや、受け付けたジェスチャーと機能とを対応付けた対応データを生成することや、機能ごとに受け付けたジェスチャーをユーザーが認識可能に含むメッセージを同報することは、電子機器で実施されてもよいし、別装置で実施されてもよいし、一部が電子機器で実施され他の一部が別装置で実施されてもよい。また、機能とジェスチャーとを対応付けた対応データは、電子機器が参照可能であればどこに保存されていてもよい。対応データは、電子機器の記録媒体に保存されてもよいし、ユーザーがジェスチャーの設定(登録)を行った装置の記録媒体に保存されてもよいし、これらとは異なる装置の記録媒体に保存されてよい。
機能は、1つのアイコンに対応付けられたプログラムを実行することにより実現可能な様々な事柄全体を指す構成であってもよいし、そのうちの一部を指す構成であってもよい。後者の例は、1回につき1部以下のコピー機能、1回につき5部以下のコピー機能、部数制限無しのコピー機能等を想定してよい。この場合、図12に示すように、管理者は、1部以下のコピー機能に対応付けるジェスチャーと、5部以下のコピー機能に対応付けるジェスチャーと、部数無制限のコピー機能に対応付けるジェスチャーとを相違させる。管理者は、1部以下のコピー機能を許可するユーザーにパターンA1を同報し、5部以下のコピー機能を許可するユーザーにパターンA2を同報し、部数制限無しのユーザーにパターンA3を同報する。例えばパターンA1を通知されたユーザーは複合機1に対してパターンA1を入力すると、1部以下のコピー可能状態でコピー機能のロックが解除される。1回のコピー(すなわちこの場合1部のコピー)が終了すると機能一覧画面に戻り、機能一覧画面に戻るとコピー全体の機能を示すアイコンは、ロック状態に戻る構成であってよい。
なお、図12の例において、スキャン機能はパターンBを知っているユーザーには利用可能であるがパターンBを知らないユーザーには利用不可であることを示している。また、パターンA3は、部数制限無しのコピー機能の利用を許可されたユーザーが知っているパターンである。例えばパターンA3とパターンBとは、異なっていても良いが、同じであってもよい。すなわち、異なる機能で同じパターンが登録されてもよい。
また、1つの機能は、1つの表示部に表示するアイコンに対応付けられていてもよいし、必ずしもアイコンに対応付けられていなくても良い。後者の場合、例えば1つの機能に専用のボタンが対応付けられていてもよい。ユーザーは利用したい機能の指定をアイコンやボタンを選択することによって指定する構成であってもよいし、機能を示す文字をタッチパネル上のキーボード等や発話によって入力することで指定する構成であってもよい。キーボードの配列はどのようなものであってもよい。
ジェスチャーは、タッチパネルへのタッチ(スライド、タップ、プレス等)操作によって表現されるものであってもよい。タッチパネルへのタッチ操作によって表現されるジェスチャーは、上記実施形態で示したようなパターン入力であってもよいし、タッチパネルディスプレイに表示したキーボードの各キーに対するタップ操作によるパスワード入力であってもよい。また、ジェスチャーはタッチパネルディスプレイに対する操作以外で表現されるものであってもよい。例えば、電子機器はユーザーを2方向から撮影し、ユーザーがタッチパネルとは異なる位置で行う3次元的なジェスチャーを取得する構成を備えていても良い。
パターンを含むメッセージの同報は、メーリングリストの代表アドレス宛に電子メールを送信することによって実現されてもよいし、該当の機能の利用を許可したいユーザーのメールアドレスを個別に宛先に選択して電子メールを送信することによって実現されてもよい。また、ジェスチャーを示す情報をクラウドサーバーに保存し、保存先を電子メールやFAXやSNS等で対象のユーザーに通知する構成であってもよい。同報に用いられる通信の伝送媒体や方式や規格はどのようなものであってもよい。
さらに、本発明は、ユーザーのジェスチャーを受け付けるよりも前に、ユーザーを特定する特定部と、特定されたユーザーと、特定されたユーザーが行った操作とを対応付けて履歴として記憶させる履歴部と、をさらに備えてもよい。すなわち、電子機器に対して機能を指定したりジェスチャーを行ったりするユーザーが誰であるかをジェスチャー受け付け前にログイン動作を行なうことでプロセッサー10が特定する(個人単位のユーザー認証を行い)構成であってもよい(ただし、ユーザー毎に機能毎の利用可否を対応付ける設定や設定内容の保存の必要はない。もちろん基本設定のように極少数にしか操作させないような機能については、ユーザー毎に利用可否を対応付けてもよい)。さらに特定されたユーザーの操作履歴をプロセッサー10がアクセス可能な記録媒体に蓄積する構成であってもよい。この記録媒体は、複合機1の内部にあってもよいし、ネットワーク上のサーバー内など複合機1の外部にあってもよい。このようにすることで、不正使用(例えば、ある機能の利用が許可されていないユーザーが、当該機能を利用するためのジェスチャーを行って当該機能を利用したこと等)等を含むユーザーの操作履歴を保存可能である。操作履歴を解析することにより不正利用は検出可能である。このように操作履歴が蓄積されることを事前にユーザー全員に周知しておけば不正使用の抑止力となりえ、本発明のように簡易的な方法で利用可否を制御する場合にも有効である。なお、ユーザー認証は、IDとパスワードの入力で行われても良いし、社員証カードの社員識別番号を示すバーコードの読取やRFタグ読取等によって行われても良いし、生体認証によって行われても良い。
参考画像はアイコンがタッチされたことに応じて、アイコン近傍に表示されてもよい。タッチ位置がアイコンの中央部であっても端部であっても、アイコンを基準にして決まった位置に参考画像が表示されてもよいし、アイコンを示す表示領域におけるタッチ位置によって参考画像の表示位置が異なっても良い。例えば、参考画像は、アイコンがタッチされたことに応じて、タッチされた位置を中心に追加表示されてもよい。この構成の場合、タッチ位置とは離れた位置を中心に参考画像が追加表示される構成と比較して、ユーザーが選択した機能に対するジェスチャー入力用の参考画像であることをユーザーは認識しやすい。図13は、アイコンの右下の端部がタッチ位置である場合の3×3の点(参考画像)の表示例を示している。このように、3×3の点がタッチ位置を中心に表示されることにより、タッチ位置から離れた位置を中心として3×3の点が表示される場合より、タッチ位置からパターンの開始点への平均移動距離を短くすることができる。なお、図13に示すようにアイコンにタッチされたことに応じてタッチ位置を中心に3×3の点が表示される場合、ユーザーは最初のアイコンタッチから指を離すことなくそのままパターン入力動作に入っても良いし、一旦指を離してからパターン入力動作に入っても良い。前者の場合、パターンが3×3の中央の点を開始点とする構成であれば、ユーザーは、アイコンに対する1回のタッチオンからタッチオフまでの間に、機能の指定と参考画像表示とパターン入力とを行うことができる。
また、アイコンがタッチされたことに応じてアイコンを拡大表示させ、拡大されたアイコン上でのジェスチャーを受け付ける構成であってもよい(図14参照)。この構成によれば、例えば拡大表示前のアイコンがジェスチャー入力に適さない程度に小さい場合、拡大表示しないでアイコン上でジェスチャーを受け付けることと比較して、ユーザーがジェスチャーを入力しやすくすることができる。
また、表示部は、アイコンの配列を自動的に入れ換える構成であってもよい。具体的には例えば、上記実施形態における機能一覧画面に列挙されているアイコンの順序や表示位置が変動する構成であってもよい。タッチパネルへの接触によってタッチパネル上に残るジェスチャーの跡(例えば指の皮脂の跡等)から機能に対応付けられたジェスチャーが、当該機能の利用を許可されていないユーザーに知られる可能性がある。本構成のように、表示部に表示するアイコンの配列を自動的に入れ換えることによって、機能に対応付けられたジェスチャーが漏洩する可能性を低減できる。
さらに、本発明は、コンピューターが実行するプログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、複数の装置が備える部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリーであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
1…複合機、10…プロセッサー、20…不揮発性メモリー、30…タッチパネルディスプレイ、40…通信部、50…印刷部、60…読取部、70…FAX通信部

Claims (9)

  1. コピー機能とスキャン機能とを有する複合機をコンピューターに制御させる制御プログラムであって、
    コンピューターに、
    前記コピー機能に対応するコピージェスチャーの設定を受け付けさせ、
    前記スキャン機能に対応するスキャンジェスチャーの設定を受け付けさせ、
    前記コピージェスチャーをユーザーが認識可能に含むメッセージを前記コピー機能の利用が許可されたユーザーに同報させ、
    前記スキャンジェスチャーをユーザーが認識可能に含むメッセージを前記スキャン機能の利用が許可されたユーザーに同報させ、
    前記複合機が、前記コピージェスチャーを受け付けた場合にコピーを行い、前記スキャンジェスチャーを受け付けた場合にスキャンを行うように前記複合機を制御させる、
    制御プログラム。
  2. 複数の機能を有する電子機器であって、
    ユーザーに指定された機能を実行する実行部と、
    ユーザーのジェスチャーを受け付ける受付部と、
    予め機能ごとに対応付けてジェスチャーが登録されている対応データに基づいて、ユーザーに指定された機能とユーザーのジェスチャーとが、対応しているか否かの判断を行い、
    対応していればユーザーのジェスチャーに対応する機能の前記実行部による実行を許可し、
    対応していなければユーザーのジェスチャーに対応する機能の前記実行部による実行を許可しない、
    許可部と、
    を備える電子機器。
  3. ユーザーは特定されない、
    請求項2に記載の電子機器。
  4. ユーザーのジェスチャーを受け付けるよりも前に、ユーザーを特定する特定部と、
    特定されたユーザーと、特定されたユーザーが行った操作とを対応付けて履歴として記憶させる履歴部と、をさらに備える、
    請求項2に記載の電子機器。
  5. 機能に対応するアイコンを表示させる表示部をさらに備え、
    前記表示部は、アイコンがタッチされたことに応じて、アイコン近傍にユーザーがジェスチャーを行う際の参考となる参考画像を追加表示させ、
    前記許可部は、アイコンへのタッチがユーザーによる機能の指定であるとして前記判断を行う、
    請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記表示部は、アイコンがタッチされたことに応じて、前記参考画像を、タッチされた位置を中心に追加表示させる、
    請求項5に記載の電子機器。
  7. 機能に対応するアイコンを表示させる表示部をさらに備え、
    前記表示部は、アイコンがタッチされたことに応じて、アイコンを拡大表示させ、
    前記受付部は、拡大されたアイコン上でのジェスチャーを受け付け、
    前記許可部は、アイコンへのタッチがユーザーによる機能の指定であるとして前記判断を行う、
    請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 機能に対応するアイコンであって、機能の実行にあたり許可が必要なアイコンと許可が不要なアイコンとを識別可能に表示させる表示部をさらに備える、
    請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記表示部は、アイコンの配列を自動的に入れ換える、
    請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の電子機器。
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