JP2020198136A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020198136A
JP2020198136A JP2020152512A JP2020152512A JP2020198136A JP 2020198136 A JP2020198136 A JP 2020198136A JP 2020152512 A JP2020152512 A JP 2020152512A JP 2020152512 A JP2020152512 A JP 2020152512A JP 2020198136 A JP2020198136 A JP 2020198136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
layer
display
substrate
display unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020152512A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7130021B2 (ja
Inventor
一徳 渡邉
Kazunori Watanabe
一徳 渡邉
健輔 吉住
Kensuke Yoshizumi
健輔 吉住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Publication of JP2020198136A publication Critical patent/JP2020198136A/ja
Priority to JP2022132410A priority Critical patent/JP2022167949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7130021B2 publication Critical patent/JP7130021B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/0412Digitisers structurally integrated in a display
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/044Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means
    • G06F3/0445Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means using two or more layers of sensing electrodes, e.g. using two layers of electrodes separated by a dielectric layer
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/044Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means
    • G06F3/0446Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means using a grid-like structure of electrodes in at least two directions, e.g. using row and column electrodes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04103Manufacturing, i.e. details related to manufacturing processes specially suited for touch sensitive devices
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04112Electrode mesh in capacitive digitiser: electrode for touch sensing is formed of a mesh of very fine, normally metallic, interconnected lines that are almost invisible to see. This provides a quite large but transparent electrode surface, without need for ITO or similar transparent conductive material

Abstract

【課題】検知精度を高めることのできる入力装置、または入出力装置を適用する。検出感度を高めることのできる入力装置、または入出力装置を提供する。視認性が向上した表示装置、または入出力装置を実現する。【解決手段】マトリクス状に配置された複数の導電層は、その輪郭が有する直線部分が、表示部の表示領域の輪郭に沿った方向と平行になるように配置され、隣接する2つの導電層の直線部分が互いに対向するように配置される構成とする。また、マトリクス状に配置された複数の導電層のうち、表示部の輪郭に対して斜め方向に一列に配列する複数の導電層が、電気的に接続されている構成とする。または、表示部の輪郭に沿った方向にジグザグに配置された複数の導電層が、電気的に接続されている構成とする。【選択図】図2

Description

本発明の一態様は、入力装置に関する。本発明の一態様は、表示装置に関する。本発明
の一態様は、入出力装置に関する。特に、本発明の一態様は、タッチパネルに関する。
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する本発
明の一態様の技術分野としては、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、記憶装置
、電子機器、照明装置、入力装置、入出力装置、それらの駆動方法、又は、それらの製造
方法、を一例として挙げることができる。
近年、位置入力手段としてタッチセンサ等の入力装置を搭載した表示装置が実用化され
ている。タッチセンサを搭載した表示装置は、タッチパネル、またはタッチスクリーンな
どと呼ばれている(以下、これを単に「タッチパネル」とも呼ぶ)。例えば、タッチパネ
ルを備える携帯情報端末としては、スマートフォンやタブレット端末などがある。
また、表示装置としては、代表的には液晶素子を備える液晶表示装置、有機EL(El
ectro Luminescence)素子や発光ダイオード(LED:Light
Emitting Diode)等の発光素子を備える発光装置、または電気泳動方式な
どにより表示を行う電子ペーパなどが挙げられる。
例えば、有機EL素子の基本的な構成は、一対の電極間に発光性の有機化合物を含む層
を挟持したものである。この素子に電圧を印加することにより、発光性の有機化合物から
発光を得ることができる。このような有機EL素子が適用された表示装置は、液晶表示装
置等で必要であったバックライト等の光源が不要なため、薄型、軽量、高コントラストで
且つ低消費電力な表示装置を実現できる。例えば、有機EL素子を用いた表示装置の一例
が、特許文献1に記載されている。
また、タッチパネルは、例えば表示パネル上に重なるように感圧式のセンサアレイ、あ
るいは静電容量式のセンサアレイが設けられ、センサアレイの基板に指先や入力用のペン
(スタイラスともいう)で触れると、触れた位置を検知する。
特許文献2には、エレクトロルミネッセンス表示装置の表示画面上にタッチセンサを設
けたタッチパネルの構成が開示されている。
特開2002−324673号公報 特開2000―172444号公報
タッチセンサ、またはタッチパネルに触れる被検知体の位置情報をより精密に取得する
ために、タッチセンサの高感度化が求められている。
本発明の一態様は、検知精度を高めることのできる入力装置、または入出力装置を提供
することを課題の一とする。または、検出感度を高めることのできる入力装置、または入
出力装置を提供することを課題の一とする。または、視認性が向上した表示装置、または
入出力装置を実現することを課題の一とする。
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の
一態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課
題は、明細書、図面、請求項などの記載から抽出できる。
本発明の一態様は、第1乃至第4の導電層と、表示部と、を有するタッチパネルである
。表示部は、その輪郭が第1の方向に平行な部分と、第1の方向と交差する第2の方向に
平行な部分と、を有する。また表示部は、複数の表示素子を有する。複数の表示素子は、
第1の方向及び第2の方向に周期的に配列する。第1乃至第4の導電層と、表示部とは、
互いに重なる部分を有する。ここで第1の導電層と第2の導電層とは、第1の方向に並べ
て配置され、第3の導電層と第4の導電層とは、第1の方向に並べて配置されている。ま
た第1の導電層と第3の導電層とは、第2の方向に並べて配置され、第2の導電層と第4
の導電層とは、第2の方向に並べて配置されている。また第1の導電層と第4の導電層と
は、第1の接続部により電気的に接続され、第2の導電層と第3の導電層とは、第2の接
続部により電気的に接続されている。また第1の接続部と第2の接続部とは、互いに交差
する部分を有する。
また、上記において、第1乃至第4の導電層は、平面視における輪郭の一部に、第1の
方向に平行な直線部分である第1の部分と、第2の方向に平行な直線部分である第2の部
分と、をそれぞれ有することが好ましい。また第1の導電層の第2の部分と、第2の導電
層の第2の部分とは、対向して設けられ、第1の導電層の第1の部分と、第3の導電層の
第1の部分とは、対向して設けられ、第2の導電層の第1の部分と、第4の導電層の第1
の部分とは、対向して設けられていることが好ましい。
また、上記において、第4の導電層を挟んで第1の導電層とは反対側に位置する第5の
導電層を有することが好ましい。または、第3の導電層を挟んで第1の導電層とは反対側
に位置する第5の導電層を有することが好ましい。このとき、第4の導電層と、第5の導
電層とは、第3の接続部により電気的に接続されていることが好ましい。
また、上記において、第1乃至第4の導電層は、それぞれ第1の方向及び第2の方向に
平行な格子状の形状をそれぞれ有していることが好ましい。このとき、格子の開口と、表
示素子とは、互いに重ねて配置されることが好ましい。
また、上記において、第1の基板と、第2の基板と、を有し、上記第1乃至第4の導電
層、及び表示素子は、第1の基板と第2の基板との間に位置することが好ましい。
また、上記において、第1の接続部及び第2の接続部のいずれか一方と、第1乃至第4
の導電層とは、同一面上に形成されていることが好ましい。または、第1の導電層、第4
の導電層、及び第1の接続部は、第1の面上に形成され、且つ第2の導電層、第3の導電
層、及び第2の接続部は、第2の面上に形成されていることが好ましい。
また、上記において、第1の導電層と第2の導電層との距離、及び第1の導電層と第3
の導電層との距離が、1μm以上10mm以下であることが好ましい。
また、本発明の他の一態様は、上記タッチパネルと、FPCと、を有するタッチパネル
モジュールである。また本発明の他の一態様は、上記タッチパネルまたはタッチパネルモ
ジュールと、アンテナ、ボタン、電池、スピーカ、マイクロフォン、またはレンズの少な
くとも一を有する電子機器である。
本発明の一態様によれば、検知精度を高めることのできる入力装置、または入出力装置
を提供できる。または、検出感度を高めることのできる入力装置、または入出力装置を提
供できる。または、視認性が向上した入出力装置を実現できる。または、新規な入力装置
、または入出力装置を提供できる。
なお、これらの効果の記載は、他の効果の存在を妨げるものではない。なお、本発明の
一態様は、必ずしも、これらの効果の全てを有する必要はない。なお、これら以外の効果
は、明細書、図面、請求項などの記載から抽出できる。
実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、入力装置の構成例。 実施の形態に係る、入力装置の構成例。 実施の形態に係る、入力装置の構成例。 実施の形態に係る、入力装置の構成例。 実施の形態に係る、入力装置の構成例。 実施の形態に係る、入力装置の構成例。 実施の形態に係る、入力装置の構成例。 実施の形態に係る、入力装置の構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、タッチパネルの構成例。 実施の形態に係る、成膜装置の構成を説明する図。 実施の形態に係る、タッチセンサのブロック図及びタイミングチャート図。 実施の形態に係る、タッチセンサの回路図。 実施の形態に係る、タッチセンサを備える画素を説明する図。 実施の形態に係る、タッチセンサ及び画素の動作を説明する図。 実施の形態に係る、電子機器及び照明装置の一例を示す図。 実施の形態に係る、電子機器の一例を示す図。 実施の形態に係る、電子機器の一例を示す図。 実施の形態に係る、電子機器の一例を示す図。
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定
されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更
し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態
の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には
同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。また、同様
の機能を指す場合には、ハッチパターンを同じくし、特に符号を付さない場合がある。
なお、本明細書で説明する各図において、各構成の大きさ、層の厚さ、または領域は、
明瞭化のために誇張されている場合がある。よって、必ずしもそのスケールに限定されな
い。
なお、本明細書等における「第1」、「第2」等の序数詞は、構成要素の混同を避ける
ために付すものであり、数的に限定するものではない。
トランジスタは半導体素子の一種であり、電流や電圧の増幅や、導通または非導通を制
御するスイッチング動作などを実現できる。本明細書におけるトランジスタは、IGFE
T(Insulated Gate Field Effect Transistor
)や薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を含む。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様の入力装置(タッチセンサ)の構成例、及び本発明
の一態様の入力装置と表示装置(表示パネル)を備える入出力装置(タッチパネル)の構
成例について、図面を参照して説明する。
なお本明細書等において、タッチパネルは、表示面に画像等を表示(出力)する機能と
、表示面に指やスタイラス等の被検知体が触れる、または近接することを検出するタッチ
センサとしての機能と、を有する。したがってタッチパネルは入出力装置の一態様である
また本明細書等において、表示パネルは、表示面に画像等を表示する機能を有するもの
であり、出力装置の一態様である。また本明細書等においてタッチセンサは、被検知体を
検出する機能を有するものであり、入力装置の一態様である。したがって、表示パネル(
出力装置)とタッチセンサ(入力装置)を有する構成を、タッチパネルと呼ぶこともでき
る。
また、本明細書等において、タッチパネルの基板に、例えばFPC(Flexible
Print Circuit)もしくはTCP(Tape Carrier Pack
age)などのコネクターが取り付けられたもの、または基板にCOG(Chip On
Glass)方式等によりIC(集積回路)が実装されたものを、タッチパネルモジュ
ール、または単にタッチパネルと呼ぶ場合がある。
同様に、表示パネルの基板に上記コネクターやIC等が実装されたものを表示パネルモ
ジュール、または単に表示パネルと呼ぶ場合がある。またタッチセンサの基板に上記コネ
クターやIC等が実装されたものをタッチセンサモジュール、または単にタッチセンサと
呼ぶ場合がある。
本発明の一態様に適用できる静電容量方式のタッチセンサは、一対の導電層を備える。
一対の導電層間には容量が形成されている。一対の導電層に被検知体が近接したとき、一
対の導電層間の容量の大きさが変化することを利用して、検出を行うことができる。この
ような一対の導電層により形成される容量を、マトリクス状に配置することで、位置情報
を取得できる。
静電容量方式としては、表面型静電容量方式、投影型静電容量方式等がある。投影型静
電容量方式としては、自己容量方式、相互容量方式などがある。相互容量方式を用いると
、同時多点検出が容易となるため好ましい。
本発明の一態様が有する一対の導電層は、平面視における輪郭の一部に、直線部分を有
する。また2つの導電層は、各々の直線部分が平行になるように対向して配置される。こ
のような構成とすることで、2つの導電層の間に形成される容量を大きくできる。また、
2つの導電層が対向している部分において、2つの導電層の間に電位差を与えたときに生
じる電気力線はその密度が均一に分布するため、場所によって検出感度に差が生じること
を抑制できる。そのため、検知精度が高められたタッチセンサを実現できる。
本発明の一態様のタッチパネルは、タッチセンサと、画像を表示する表示パネル(表示
装置)と、を有する。タッチセンサは、表示パネルの表示面側に重ねて設けられる。
また本発明の一態様は、上記一対の導電層として、マトリクス状に配置された複数の導
電層を適用できる。当該複数の導電層は、その輪郭が有する直線部分が、表示部の表示領
域の輪郭に沿った方向と平行になるように配置することが好ましい。このような構成によ
り、導電層の端部(輪郭)が表示部の画素に設けられる表示素子を斜めに横切らないよう
に配置できる。その結果、当該導電層の端部での画素からの光の散乱が抑制されるため、
視認性が向上する。
ここで、複数の導電層のうち、縦2つ、横2つの4つの導電層に着目したときに以下の
構成を有することが好ましい。すなわち、隣接する2つの導電層は、それぞれが有する直
線部分が互いに対向するように配置される構成とする。また、対角に位置する2つの導電
層が、接続部によって電気的に接続され、2つの当該接続部が交差する構成とすることが
好ましい。こうすることで、ひとつの導電層に着目したとき、これと隣接する4つの導電
層との間で大きな容量を形成できる。したがって検知精度をより高められる。
マトリクス状に配置された複数の導電層のうち、表示部の輪郭に対して斜め方向に一列
に配列する複数の導電層が、電気的に接続されていることが好ましい。または、表示部の
輪郭に沿った方向にジグザグに配置された複数の導電層が、電気的に接続されていること
が好ましい。
また、表示パネルが有する表示素子と、タッチセンサを構成する一対の導電層とが重な
らないように設けることが好ましい。特に、タッチセンサを構成する一対の導電層が格子
状の上面形状を有し、当該格子の開口と、表示素子とが重なるように配置することが好ま
しい。こうすることで、タッチパネルが表示する画像の輝度の低下を防ぎ、視認性が高め
られたタッチパネルを実現できる。さらに輝度のロスを低減できるため、消費電力を削減
できる。
より具体的には、例えば以下のような構成とすることができる。
[構成例1]
以下では、本発明の一態様の入力装置、出力装置、及び入出力装置の構成例について図
面を参照して説明する。
〔タッチパネルの構成例〕
図1(A)は、本発明の一態様のタッチパネル100の斜視概略図である。また、図1
(B)は、図1(A)を展開した斜視概略図である。なおここでは、明瞭化のため代表的
な構成要素のみを示している。また図1(B)では、一部の構成要素(基板30、基板7
1等)を破線で輪郭のみ明示している。
タッチパネル100は、入力装置10と、表示パネル70とを有し、これらが重ねて設
けられている。
入力装置10としては、例えば静電容量方式のタッチセンサを適用できる。ここでは、
投影型静電容量方式のタッチセンサを適用する場合について説明する。
なお、これに限られず、指やスタイラスなどの被検知体の近接、または接触を検出可能
な様々なセンサを入力装置10に適用できる。
なお、入力装置10の具体的な構成については後述する。
表示パネル70は、対向して設けられた基板71と基板72とを有する。また基板71
上には、表示部81、駆動回路82、配線83等が設けられている。また基板71には、
配線83と電気的に接続されるFPC73が設けられている。またここではFPC73上
にIC74が設けられた例を示している。
表示部81は画像が表示される領域であり、複数の画素を有する。図1(B)には、表
示部81の一部を拡大した概略図を示している。画素は、少なくとも一つの表示素子60
を有する。また画素は、トランジスタ及び表示素子60を備えることが好ましい。表示素
子60としては、代表的には有機EL素子などの発光素子や、液晶素子などを用いること
ができる。
駆動回路82は、走査線駆動回路や信号線駆動回路などの、表示部81が有する画素を
駆動する回路を適用できる。ここでは、駆動回路82として走査線駆動回路を適用した場
合について説明する。
配線83は、表示部81や駆動回路82に信号や電力を伝達する機能を有する。当該信
号や電力は、FPC73を介して外部、またはIC74から配線83に入力される。
表示部81は、駆動回路82と電気的に接続する複数の走査線(ゲート線ともいう)(
図示しない)を有する。当該走査線は、画素が有する一のトランジスタのゲートと電気的
に接続する配線である。駆動回路82は、一の走査線に電気的に接続する複数の画素を選
択する信号を各走査線に順次供給できる。
表示部81は、その輪郭に2以上の直線部分を有することが好ましい。図1(A)(B
)では、表示部81の輪郭が矩形形状である場合を示している。ここで、表示部81の輪
郭において、隣接する2辺(一つの角を形成する2つの直線部分)のうち一方と平行な方
向をX方向、他方と平行な方向をY方向とする。図1(A)(B)では、表示部81の輪
郭における長辺方向をX方向とし、短辺方向をY方向として示している。X方向及びY方
向は、表示部81が有する複数の画素、または複数の表示素子60が周期的に配列する方
向、若しくは画素と電気的に接続する配線(走査線、信号線、または容量線)の延伸方向
と平行な方向と言い換えることもできる。また、X方向及びY方向は、基板71または基
板72の輪郭が有する直線部分と平行な方向である場合もある。
表示部81の輪郭が矩形の場合、X方向とY方向とは直交するが、必ずしもこれらが直
交する必要はなく、これらの成す角の角度が90未満であってもよい。例えばX方向とY
方向の成す角の角度を30度以上90度以下、好ましくは45度以上90度以下、より好
ましくは60度以上90度以下などとすればよい。ここで本明細書等において、2直線の
成す角度を示す場合、鋭角側の角度で示すこととする。すなわち、X方向とY方向の成す
角がα[度](αは0以上90以下)という場合には、内角がα[度]である場合と18
0−α[度]である場合の両方を含む。
また、表示部81の輪郭を三角形、または五角形以上の多角形とする場合、表示部81
の輪郭のうち任意の隣接する2辺と平行な方向をそれぞれX方向、Y方向とすることもで
きる。また表示部81の輪郭が曲線を有し隣接する2つの直線部分を有さない場合には、
X方向及びY方向は、画素や表示素子の配列方向、若しくは画素と電気的に接続する配線
の延伸方向、基板71または基板72の輪郭が有する直線部分の延伸方向などと平行な方
向に置き換えることができる。
図1(A)(B)では、FPC73上にCOF(Chip On Film)方式によ
り実装されたIC74が設けられている例を示している。IC74は、例えば走査線駆動
回路、または信号線駆動回路などとして機能するICを適用できる。なお表示パネル70
が走査線駆動回路及び信号線駆動回路として機能する回路を備える場合や、走査線駆動回
路や信号線駆動回路として機能する回路を外部に設け、FPC73を介して表示パネル7
0を駆動する信号を入力する場合などでは、IC74を設けない構成としてもよい。また
、IC74をCOG(Chip On Glass)方式等により、基板71に直接実装
してもよい。
[入力装置の構成例1]
図2(A)に、入力装置10の上面概略図を示す。また図2(A)中には、表示部81
の輪郭を破線で示している。また図2(A)中には、X方向及びY方向を示している。
入力装置10は、基板30上に複数の電極31、複数の電極32、複数の配線42を有
する。また基板30には、複数の配線42の各々と電気的に接続するFPC50が設けら
れている。また図2(A)では、FPC50にIC51が設けられている例を示している
電極31と電極32は、X方向及びY方向にマトリクス状に配置されている。また電極
31と電極32とは、X方向及びY方向に交互に配置されている。
X方向及びY方向に対して斜め方向(すなわち、X方向及びY方向の両方に交差する方
向)に配列する複数の電極31は、それぞれ後述する接続部33によって電気的に接続さ
れている。また、複数の接続部33を介して接続された複数の電極31が列11をなし、
複数の列11が平行に配列している。また、X方向及びY方向に対して斜め方向に配列す
る複数の電極32は、それぞれ後述する接続部34によって電気的に接続されている。ま
た、複数の接続部34を介して接続された複数の電極32が列12をなし、複数の列12
が平行に配列されている。ここで、図2(A)に示すように、電極31を含む列11と電
極32を含む列12とは、互いに交差する。列11と列12とが交差する部分を、交差部
90とする。
複数の列11、及び複数の列12の各々は、配線42を介してFPC50に電気的に接
続する。投影型静電容量方式の場合、列11及び列12の一方に駆動信号が供給され、他
方に流れる電流を検知することで、入力装置10に接触、または近接する被検知体の位置
情報を取得できる。なお、入力装置10に適用可能な駆動方法の例については後述する。
また、列11の延伸方向、列12の延伸方向は、それぞれX方向及びY方向と交差する
。X方向とY方向が直交する場合、列11の延伸方向とX方向との成す角は40度以上5
0度以下、代表的には45度であることが好ましい。同様に列12の延伸方向とX方向と
の成す角は、40度以上50度以下、代表的には45度であることが好ましい。また列1
1の延伸方向と列12の延伸方向との成す角は、85度以上90度以下、代表的には90
度であることが好ましい。
ここで、列11に含まれる電極31の数は、各々の列11で必ずしも一致しない場合が
ある。同様に、列12に含まれる電極32の数も、各々の列12で必ずしも一致しない場
合がある。図2(A)に示す構成では、電極31を6つ含む列11と、電極31を4つ含
む列11と、電極31を2つ含む列11とが混在している例を示している。また図2(A
)では、電極32を6つ含む列12と、電極32を4つ含む列12と、電極32を2つ含
む列12とが混在している。
電極31および電極32の数に応じて、列11および列12の時定数(RC)が異なる
値を取るため、出力信号の振幅や幅に差が生じる場合がある。したがってこの時定数の違
いを補正するように、入力装置10を駆動することが好ましい。例えば、IC51が当該
補正を行う機能を有していればよい。または、この時定数の違いを補正するように、適当
な値の容量及び抵抗を列11、列12、またはこれらと電気的に接続する配線等に接続す
る構成としてもよい。
図2(B)は、図2(A)中の領域Pを拡大した概略図である。ここでは、交差部90
に隣接する2つの電極31(電極31a、電極31b)と、2つの電極32(電極32a
、電極32b)を含む領域を示している。なお以下では、電極31aと電極31bとで共
通する事項を説明する場合には、これらを区別せずに電極31と表記して説明する。また
同様に電極32aと電極32bについても電極32と表記して説明する。
電極31aと電極31bとは、接続部33により電気的に接続されている。また電極3
2aと電極32bとは、接続部34により電気的に接続されている。また接続部33と接
続部34は、交差部90において互いに重なる部分を有する。接続部33と接続部34と
は電気的に短絡(ショート)しないように、これらの間に絶縁層が設けられている。
電極31及び電極32の平面視における輪郭は、矩形のパターンを有する。列11及び
列12の平面視における輪郭は、当該矩形のパターン(すなわち電極31及び電極32)
がX方向及びY方向に交差する方向に、接続部33または接続部34を介して連なった形
状を有している。このとき、図2(B)に示すように、1つの矩形のパターンが正方形で
あると、電極31を配列するピッチと、電極32を配列するピッチを等間隔にできるため
好ましい。これにより、入力装置10の検知領域において、検出点を等間隔にマトリクス
状に配置でき、被検知体の位置情報の検知精度を高められる。
図2(B)では、列11において電極31a、接続部33、及び電極31bがそれぞれ
一体に形成された場合を示している。同様に列12において電極32a、接続部34、及
び電極32bがそれぞれ一体に形成されている。このとき、少なくとも交差部90を構成
する部分を含む列11の一部を接続部33と呼び、少なくとも交差部90を構成する部分
を含む列12の一部を接続部34と呼ぶことができる。図2(B)では、説明を容易にす
るため、電極31と接続部33を区切る仮想的な境界を破線で示している。また電極32
と接続部34についても同様に、これらを区切る仮想的な境界を破線で示している。
電極31は、その輪郭の一部に直線部分21を有する。また電極32は、その輪郭の一
部に直線部分22を有する。電極31と電極32とは、直線部分21と直線部分22とが
平行に対向するように配置されている。このような構成とすることで、電極31と電極3
2との間隔が一定となり、且つこれら2つの電極が対向する部分の長さを長くできる。ま
た、2つの電極が対向している部分において、2つの電極の間に電位差を与えたときに生
じる電気力線は密度が均一に分布するため、場所によって検出感度に差が生じることを抑
制できる。そのため、検知精度が高められたタッチセンサを実現できる。
電極31が有する直線部分21、及び電極32が有する直線部分22は、X方向または
Y方向に平行であることが好ましい。例えば直線部分21の延伸方向とX方向またはY方
向との成す角、及び直線部分22の延伸方向とX方向またはY方向との成す角が、0度以
上10度以下、好ましくは0度以上5度以下、代表的には0度とすることができる。
また、電極31と電極32との間隔をDとする。間隔Dは、小さいほど2つの電極の間
の容量を大きくできるため、検出感度を向上できる。間隔Dの大きさとしては、例えば0
より大きく10mm以下、好ましくは1μm以上5mm以下、より好ましくは3μm以上
1mm以下、より好ましくは5μm以上500μm以下などとすればよい。または、表示
部81が有する画素、または副画素を配列したときのピッチ、または表示素子60を配列
したときのピッチの整数倍とすることが好ましい。
図3に示すように、接続部33にブリッジ電極35を適用する構成としてもよい。ブリ
ッジ電極35は、島状に加工された電極31a及び電極31bを電気的に接続する。また
ブリッジ電極35は、接続部34の一部と交差する。こうすることで、電極31a、電極
31b、電極32a、電極32b、及び接続部34を同一面上に形成でき、電極間の距離
を小さくできるためより検知精度を高めることができる。なお、ここでは接続部33にブ
リッジ電極35を適用したが、接続部34に適用してもよい。またブリッジ電極35と接
続部34との上下関係は特に限定されず、どちらが基板30側に位置していてもよい。
[入力装置の構成例2]
以下では、上記構成例1とは電極の接続方法が異なる入力装置の構成例について説明す
る。なお上記と重複する部分については説明を省略する場合がある。
図4(A)に、以下で説明する入力装置10の上面概略図を、図4(B)に、図4(A
)中の領域Qの拡大概略図をそれぞれ示す。
図4(A)に示すように、入力装置10は列13と列14を有する。列13は、X方向
に沿ってジグザグに配置された複数の電極31を有する。列14は、Y方向に沿ってジグ
ザグに配置された複数の電極32を有する。列13と列14とが交差する部分に交差部9
0が形成されている。
図4(B)には、1つの列13を構成する3つの電極31(電極31a、電極31b、
電極31c)、1つの列14を構成する3つの電極32(電極32a、電極32b、電極
32c)、及びその周辺部を示している。
電極31cは、電極32aから見て電極31aとは反対側に位置する。すなわち、電極
31aと電極31cの間に、電極32aが挟まれるように位置している。電極31aと電
極31bは接続部33を介して電気的に接続されている。同様に、電極31bと電極31
cは接続部33を介して電気的に接続されている。
また電極32cは、電極31bから見て電極32aとは反対側に位置する。すなわち電
極32aと電極32cの間に、電極31bが挟まれるように位置している。電極32aと
電極32bは接続部34を介して電気的に接続されている。同様に、電極32bと電極3
2cは接続部34を介して電気的に接続されている。
電極31aと電極31bの間に位置する接続部33と、電極32aと電極32bの間に
位置する接続部34とは互いに交差し、交差部90が形成されている。一方、電極31b
と電極31cの間に位置する接続部33と、電極32bと電極32cの間に位置する接続
部34は、それぞれ交差部90を形成しない。
このような構成とすることで、複数の列13の各々が有する電極31の数を等しくでき
る。同様に複数の列14の各々が有する電極32の数を等しくできる。したがって上述し
た時定数の違いを補正する、または時定数の違いを補正するための構成を追加する必要が
ないため、駆動方法や構成を簡略化できる。
なお、ここでは、電極31a、電極31b、電極31c及び接続部33が一体であり、
電極32a、電極32b、電極32c、及び接続部34が一体である場合を示しているが
、上述のように接続部33または接続部34に、ブリッジ電極35を適用する構成として
もよい。
ここで列13のY方向の幅は、電極31と電極32とがX方向に交互に配列した列の2
列分の幅となる。同様に列14のX方向の幅も、電極31と電極32とがY方向に交互に
配列した列の2列分の幅となる。例えば図4(A)では、電極31と電極32が交互にX
方向に10個、Y方向に6個配置されており、3つの列13と、5つの列14が形成され
た場合を示している。電極31と電極32の大きさ、間隔、またはピッチを小さくするこ
とにより、列13及び列14の数を増やし、検出点を多くできるため、被検知体の位置情
報の検知精度を高められる。
ここで、図5(A)に示すように、交差部90に隣接する4つの電極において、電極3
1と電極32との間隔D1を、他の部分における電極31と電極32との間隔D2よりも
小さくしてもよい。こうすることで、交差部90で交差する列13と列14との容量が増
大し、且つ隣接する列13間、及び列14間の容量を低減できるため、より検知精度を高
められる。
このとき、図5(B)に示すように、電極31や電極32が設けられていない隙間を埋
めるようにダミー電極39を配置してもよい。このような構成とすることで、電極31や
電極32を有する部分と、これらが存在しない部分とで、光学的な特性(透過率、反射率
、光の散乱の程度など)の差が生じることを抑制できる。そのため電極31や電極32が
存在しない領域が使用者に視認されてしまうことを抑制できる。ダミー電極39は、電極
31及び電極32と電気的に絶縁されていることが好ましい。特にダミー電極39に特定
の電位を供給せずに電気的にフローティングの状態とすると、ダミー電極39を設けるこ
とによる検出感度の低下を抑制できるため好ましい。
[センサ電極の構成例]
以下では、上記電極31、電極32等に用いることのできる電極の構成例について説明
する。ここでは、上記入力装置の構成例1で示した接続方法を適用した電極について説明
するが、接続方法を変えることにより上記入力装置の構成例2で示した内容にも適用可能
である。
入力装置10を表示パネル70の表示面に重ねて、タッチパネル100を構成する場合
には、電極31及び電極32に透光性を有する導電性材料を用いることが好ましい。また
、電極31及び電極32に透光性の導電性材料を用い、表示パネル70からの光を電極3
1または電極32を介して取り出す場合には、電極31と電極32との間に、同一の導電
性材料を含む導電膜をダミーパターン(ダミー電極)として配置することが好ましい。こ
のように、電極31と電極32との間の隙間の一部をダミーパターンにより埋めることに
より、光透過率のばらつきを低減できる。その結果、入力装置10を透過する光の輝度ム
ラを低減できる。
透光性を有する導電性材料としては、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウ
ム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛などの導電性酸化物を用いること
ができる。なお、グラフェンを含む膜を用いることもできる。グラフェンを含む膜は、例
えば膜状に形成された酸化グラフェンを含む膜を還元して形成できる。還元する方法とし
ては、熱を加える方法等を挙げることができる。
または、透光性を有する程度に薄い金属または合金を用いることができる。例えば、金
、銀、白金、アルミニウム、マグネシウム、ニッケル、タングステン、クロム、モリブデ
ン、鉄、コバルト、銅、パラジウム、スズ、亜鉛、インジウム、タンタル、またはチタン
などの金属や、該金属を含む合金を用いることができる。または、該金属または合金の窒
化物(例えば、窒化チタン)などを用いてもよい。または、不純物をドープされるなどし
て導電性が付与されたシリコンやゲルマニウムなどの半導体を用いてもよい。また、上述
した材料を含む導電膜のうち、2以上を積層した積層膜を用いてもよい。
また、電極31及び電極32には、使用者から視認されない程度に細く加工された導電
膜を用いてもよい。例えば、このような導電膜を格子状(メッシュ状)に加工することで
、高い導電性と表示装置の高い視認性を得ることができる。このとき、導電膜は30nm
以上100μm以下、好ましくは50nm以上50μm以下、より好ましくは50nm以
上20μm以下の幅である部分を有することが好ましい。特に、10μm以下のパターン
幅を有する導電膜は、使用者が視認することが極めて困難となるため好ましい。
一例として、図6(A)乃至(D)に、電極31または電極32の一部を拡大した概略
図を示している。図6(A)は、格子状の導電膜61を用いた場合の例を示している。こ
のとき、導電膜61を表示パネル70が有する表示素子60と重ならないように配置する
ことで、表示パネル70からの光を遮光することがないため好ましい。その場合、格子の
向きを表示素子60の配列と同じ向きとし、また格子のピッチを表示素子60の配列のピ
ッチの整数倍とすることが好ましい。
また、図6(B)には、三角形の開口が形成されるように加工された格子状の導電膜6
2の例を示している。このような構成とすることで、図7(A)に示した場合に比べて抵
抗をより低くできる。
また、図6(C)に示すように、周期性を有さないパターン形状を有する導電膜63と
してもよい。このような構成とすることで、表示パネル70の表示部と重ねたときにモア
レが生じることを抑制できる。
また、電極31及び電極32に、導電性のナノワイヤを用いてもよい。図6(D)には
、ナノワイヤ64を用いた場合の例を示している。隣接するナノワイヤ64同士が接触す
るように、適当な密度で分散することにより、2次元的なネットワークが形成され、極め
て透光性の高い導電膜として機能させることができる。例えば直径の平均値が1nm以上
100nm以下、好ましくは5nm以上50nm以下、より好ましくは5nm以上25n
m以下のナノワイヤを用いることができる。ナノワイヤ64としては、Agナノワイヤや
、Cuナノワイヤ、Alナノワイヤ等の金属ナノワイヤ、または、カーボンナノチューブ
などを用いることができる。例えばAgナノワイヤの場合、光透過率は89%以上、シー
ト抵抗値は40Ω/□以上100Ω/□以下を実現できる。
図7(A)には、図2(B)で示した電極31及び電極32の正方形の電極パターンが
格子状の上面形状を有する場合の例を示している。またそれぞれの電極の形状を分かりや
すくするため、図7(B)には電極32を破線で示した図を、図7(C)には電極31を
破線で示した図をそれぞれ示している。
電極31と電極32が有する格子のピッチの整数倍が電極31と電極32の間隔Dと等
しくなるように設定することが好ましい。また、電極31及び電極32の格子の方向が、
X方向及びY方向と平行となるようにすることが好ましい。
図7(A)等には、電極31と電極32が有する格子の開口が正方形である場合の例を
示しているが、これに限られず長方形、多角形、円形、楕円形、角の丸い多角形など、様
々な形状とすることもできる。
また、電極31及び電極32が有する開口と、表示パネル70が有する表示素子60と
が重なるように配置されることが好ましい。また、接続部33及び接続部34も同様に開
口を設ける構成とすることが好ましい。こうすることで表示素子60からの光が電極31
と電極32等によって遮られることが無く、光取り出し効率を高めることができる。その
結果、高い視認性を有し、且つ低消費電力な入出力装置を実現できる。
このとき、電極31及び電極32は、表示パネル70が有する配線(信号線、走査線、
容量線等)、表示素子60間に設けられる絶縁層(隔壁ともいう)、トランジスタ、容量
素子などと重ねて設けることが好ましい。このような要素と重ねて電極31及び電極32
を配置することで、開口率を犠牲にすることなく、高感度なタッチパネルを実現できる。
図8(A)には、ブリッジ電極35を適用した場合の例を示している。またそれぞれの
電極の形状を分かりやすくするため、図8(B)にはブリッジ電極35を破線で示した図
を、図8(C)には電極31及び電極32を破線で示した図をそれぞれ示している。また
、ブリッジ電極35と、電極31及び電極32との上下関係は特に限定されず、どちらが
基板30側に配置されていてもよい。
また、電極31及び電極32として、平面視における輪郭のみを形成するパターンを用
いてもよい。図9(A)には、図2(B)で示した電極31及び電極32の正方形の電極
パターンの内側をくりぬいて、輪郭部のみを残したような形状とした場合を示している。
この時、電極31及び電極32の幅が、使用者から視認されない程度に細い場合には、電
極31及び電極32として上述した金属や合金などの遮光性の材料を用いてもよい。また
、図9(B)には、隣接する電極31同士(または電極32同士)を接続するブリッジ電
極35を有する場合の例を示している。
以上がセンサ電極の形状についての説明である。
[画素の構成例]
以下では、本発明の一態様のタッチパネル100が有する表示パネル70の画素の構成
例について説明する。
上述のように、表示パネル70の表示部81には、複数の画素が設けられている。また
画素は1以上の表示素子60を有する。フルカラーの画像を表示する表示パネル70とす
る場合、例えば1つの画素に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色の表示素子60
が設けられた構成とすることが好ましい。また1つの画素が、上記3色に加えて黄色(Y
)や白色(W)の表示素子60を有する構成とすると、色再現性が向上し、且つ消費電力
を低減できるため好ましい。ここで、1つの表示素子60と、これに対応する画素回路を
有する構成を、副画素と呼ぶこともある。副画素は、例えば表示素子60とトランジスタ
と容量を有する構成とすることができる。画素が3つの表示素子60を有する場合、画素
は3つの副画素を含む構成とすることができる。
また、入力装置10を表示パネル70に重ねて配置する場合、入力装置10が有する電
極31及び電極32が、表示素子60の間に位置するように配置することが好ましい。こ
うすることで、表示素子60からの光が電極31及び電極32によって遮られることが無
いため、入力装置10を設けた際の表示パネル70の輝度の低下を実質的に無くす、また
は極めて小さくできる。したがって、視認性が高く、また消費電力が低減されたタッチパ
ネルを実現できる。また、電極31及び電極32が表示素子60と重ならないため、電極
31及び電極32に比較的高抵抗な透光性の導電性材料を用いる必要が無い。そのため、
電極31及び電極32に低抵抗な金属や合金材料を用いることが可能で、電極31や電極
32を肉眼で視認できない程度にまで極めて細く形成できる。したがって電極31や電極
32が光を反射するなどして視認されてしまうことも抑制できるため、より視認性の高い
タッチパネルを実現できる。
以下では、表示パネル70が有する表示素子60と、入力装置10が有する電極31及
び電極32の位置関係について説明する。
図10に、図1(A)に示すタッチパネル100の表示面側から見たときの表示部81
と、入力装置10を重ねた状態における拡大図を示す。ここでは、表示パネル70が有す
る画素40が、異なる色を呈する4つ表示素子60(表示素子60R、表示素子60G、
表示素子60B、表示素子60Y)を有する場合について示している。なお、以下では4
種類の表示素子に共通する事項などを説明するとき、表示素子60と表記して説明する。
図10には電極31と、各表示素子60との位置関係を示している。なおここでは電極
31を例に挙げて示しているが、電極32(またはブリッジ電極35)の場合も同様であ
る。
表示素子60Rは赤色を呈する表示素子であり、表示素子60Gは緑色を呈する表示素
子であり、表示素子60Bは青色を呈する表示素子であり、表示素子60Yは黄色を呈す
る表示素子であるとする。
複数の画素40はX方向及びY方向に周期的に配列している。また、異なる2つの色に
対応する2種類の表示素子60がX方向またはY方向に交互に配列している。
また図10では、電極31がX方向及びY方向に平行な直線部分を有する格子形状を有
している場合を示している。
1つの表示素子60は、その輪郭が電極31が有する直線部分に平行な部分を有してい
ることが好ましい。このような形状とすることで、表示素子60を配列させるときの隙間
をなくし、開口率を高めることができる。図10では、表示素子60が角部の丸い四角形
形状としているが、これに限られず正方形、長方形、多角形、楕円、円、または角部の丸
い多角形などの形状としてもよい。
図10では、電極31が有する開口の1つに、1つの画素40(すなわち4つの表示素
子60)が含まれる構成を示したが、これに限られず電極31は、隣接する表示素子60
の間に配置されるように加工された様々な形態をとることができる。
図11(A)には、電極31が有する格子の開口に、1つの表示素子60が含まれるよ
うに配置した場合を示している。図11(B)では、電極31が有する格子の開口に、複
数の画素40が含まれる場合を示している。図11(C)では、電極31をストライプ状
の形状とした場合を示している。図11(D)では、電極31が有する格子において、直
交する2つの方向の格子のピッチを異ならせ、開口を長方形とした場合を示している。図
11(E)、(F)では、電極31がジグザグ形状である場合を示している。
また、図10及び図11の各図では、1つの画素40に4色の表示素子60が設けられ
た例を示しているが、これに限られず3色、または5色以上の表示素子を設ける構成とし
てもよい。
図12(A)には、1つの画素40が3つの表示素子60を有している場合の例を示し
ている。図12(A)において、同じ色の表示素子60がY方向に沿って並べて配置され
、ストライプ配置を成している。このように、同じ色の表示素子60を一方向に配列させ
ることで、異なる色の発光素子を作り分ける際や、カラーフィルタを形成する際に、これ
よりも下層との位置合わせが容易となるため好ましい。
図12(A)では、表示素子60として、その輪郭が電極31の格子の方向(すなわち
X方向またはY方向)に沿った直線部分を有し、且つ角部の丸い長方形の形状を有してい
る例を示している。
図12(A)では、電極31が有する格子の開口に、1つの表示素子60が含まれるよ
うに配置した場合を示している。図12(B)では、電極31が有する格子の開口に、1
つの画素40が含まれるように配置した場合を示している。図12(C)では、電極31
が有する格子の開口に、複数の画素40が含まれるように配置した場合を示している。図
12(D)では、電極31が有する格子において、直交する2つの方向の格子のピッチを
異ならせ、開口を長方形とした場合を示している。図12(E)(F)では、電極31が
それぞれX方向またはY方向に平行なストライプ状である場合を示している。
なお、図10乃至図12の各図において、説明を容易にするため複数の表示素子60に
R、G、B、Y等の符号を付しているが、この配置方法は一例であり、表示素子60の配
置方法を限定するものではない。R、G、B、Yはそれぞれ交換可能である。またR、G
、B、Yのいずれかに代えて白色の表示素子に対応するWを配置してもよい。
また、ここでは電極31等が格子形状を有し、電極31等と表示素子60とが重ならな
いように配置する場合について説明したが、これに限られない。上述のように電極31と
して透光性を有する材料、または視認されないほどに細線化された材料を用い、表示素子
60と電極31等を重ねて設ける場合には、電極31が格子形状を有さない構成としても
よい。
以上が画素についての説明である。
[断面構成例]
以下では、タッチパネル100の断面構成の例について、図面を参照して説明する。
〔断面構成例1〕
図13は、タッチパネル100の断面概略図である。図13では、図1(A)(B)に
おけるFPC73を含む領域、駆動回路82を含む領域、表示部81を含む領域、及びF
PC50を含む領域のそれぞれの断面を示している。
基板71と、基板72とは、接着層151によって貼り合わされている。また基板72
と基板30とは、接着層152によって貼り合わされている。ここで、基板71と基板7
2及びその間に挟持される構成要素を含む構成が、表示パネル70に相当する。また基板
30及び基板30上に設けられた構成要素を含む構成が、入力装置10に相当する。
〈表示パネル70〉
基板71と基板72との間には、トランジスタ201、トランジスタ202、トランジ
スタ203、表示素子60、容量素子205、接続部206、配線207等が設けられて
いる。
基板71上には、絶縁層211、絶縁層212、絶縁層213、絶縁層214、絶縁層
215、スペーサ216等が設けられている。絶縁層211は、その一部が各トランジス
タのゲート絶縁層として機能し、また他の一部が容量素子205の誘電体としての機能を
有する。絶縁層212、絶縁層213、及び絶縁層214は、各トランジスタや、容量素
子205等を覆って設けられている。絶縁層214は平坦化層としての機能を有する。な
お、ここではトランジスタ等を覆う絶縁層として、絶縁層212、絶縁層213、及び絶
縁層214の3層を有する場合を示しているが、これに限られず4層以上であってもよい
し、単層、または2層であってもよい。また平坦化層として機能する絶縁層214は不要
であれば設けなくてもよい。
絶縁層214上に、表示素子60が設けられている。ここでは、表示素子60として上
面射出型(トップエミッション型)の発光素子(有機EL素子)を適用した場合の例を示
している。表示素子60は、第2の電極223側に光を射出する。表示素子60の発光領
域と重ねて、トランジスタ202、トランジスタ203、容量素子205、及び配線等を
重ねて配置することで、表示部81の開口率を高めることができる。
表示素子60は、第1の電極221と第2の電極223との間に、EL層222を有す
る。また、第1の電極221とEL層222との間には、光学調整層224が設けられて
いる。絶縁層215は、第1の電極221と光学調整層224の端部を覆って設けられて
いる。
図13では、表示部81の例として1画素分の断面を示している。ここでは、画素が電
流制御用のトランジスタ202と、スイッチング制御用のトランジスタ203と、容量素
子205と、を有する場合を示している。トランジスタ202のソース又はドレインの一
方、及び容量素子205の一方の電極は、絶縁層212、絶縁層213及び絶縁層214
に設けられた開口を介して第1の電極221と電気的に接続している。
また図13では、駆動回路82の例として、トランジスタ201が設けられている構成
を示している。
図13では、トランジスタ201及びトランジスタ202に、チャネルが形成される半
導体層を2つのゲート電極で挟持する構成を適用した例を示している。このようなトラン
ジスタは他のトランジスタと比較して電界効果移動度を高めることが可能であり、オン電
流を増大させることができる。その結果、高速動作が可能な回路を作製できる。さらには
、回路の占有面積を縮小できる。オン電流の大きなトランジスタを適用することで、表示
パネルを大型化、または高精細化したときに配線数が増大したとしても、各配線における
信号遅延を低減でき、表示の輝度のばらつきを低減できる。
なお、駆動回路82と表示部81に設けられるトランジスタは、それぞれ同じ構造のト
ランジスタとしてもよいし、異なる構造のトランジスタを組み合わせて用いてもよい。
各トランジスタを覆う絶縁層212、絶縁層213のうち少なくとも一方は、水は水素
などの不純物が拡散しにくい材料を用いることが好ましい。すなわち、絶縁層212また
は絶縁層213はバリア膜として機能させることができる。このような構成とすることで
、トランジスタに対して外部から不純物が拡散することを効果的に抑制でき、信頼性の高
いタッチパネルを実現できる。
スペーサ216は、絶縁層215上に設けられ、基板71と基板72との距離を調整す
る機能を有する。図13では、スペーサ216と遮光層232との間に隙間がある場合を
示しているが、これらが接していてもよい。またここでは、スペーサ216を基板71側
に設ける構成を示したが、基板72側(例えば遮光層232よりも基板71側)に設けて
もよい。または、スペーサ216に代えて粒状のスペーサを用いてもよい。粒状のスペー
サとしては、シリカ等の材料を用いることもできるが、有機樹脂やゴムなどの弾性を有す
る材料を用いることが好ましい。このとき、粒状のスペーサは上下方向に潰れた形状とな
る場合がある。
基板72の基板71側には、着色層231、遮光層232等が設けられている。遮光層
232は開口を有し、当該開口が表示素子60の表示領域と重なるように配置される。着
色層231は、表示素子60と重なるように設けられている。
遮光層232として用いることのできる材料としては、カーボンブラック、金属酸化物
、複数の金属酸化物の固溶体を含む複合酸化物等が挙げられる。また、遮光層232に、
着色層231の材料を含む膜の積層膜を用いることもできる。例えば、着色層231にア
クリル樹脂を含む材料を用い、ある色の光を透過する着色層に用いる材料を含む膜と、他
の色の光を透過する着色層に用いる材料を含む膜との積層構造を用いることができる。着
色層231と遮光層232の材料を共通化することで、装置を共通化できるほか工程を簡
略化できるため好ましい。
例えば、着色層231に用いることのできる材料としては、金属材料、樹脂材料、顔料
または染料が含まれた樹脂材料などが挙げられる。
また、着色層231及び遮光層232を覆ってオーバーコートとして機能する絶縁層を
設けてもよい。
基板71の端部に近い領域に、接続部206が設けられている。接続部206は、接続
層209を介してFPC73が電気的に接続されている。図13に示す構成では、駆動回
路82と電気的に接続する配線207の一部と、第1の電極221と同一の導電膜を加工
して形成された導電層とを積層して、接続部206を構成している例を示している。この
ように、2以上の導電層を積層して接続部206を構成することで、電気抵抗を低減でき
るだけでなく、接続部206の機械的強度を高めることができる。
また、図13では、一例としてトランジスタのゲート電極と同一の導電膜を加工して形
成された配線と、トランジスタのソース電極及びドレイン電極と同一の導電膜を加工して
形成された配線とが交差する交差部86の断面構造を示している。
ここでは、交差部86に、トランジスタのゲート電極と同一の導電膜を加工して形成さ
れた走査線87が設けられている場合を示している。なお、走査線87はトランジスタの
ソース電極及びドレイン電極と同一の導電膜を加工して形成された配線であってもよいし
、他の導電膜を用いてもよい。
〈入力装置10〉
基板30の基板72側には、電極31及び電極32が設けられている。ここでは、ブリ
ッジ電極35を有する場合の例を示している。図13中の交差部86に示すように、電極
31と電極32は同一平面上に形成されている。また電極31及び電極32を覆う絶縁層
161上に、ブリッジ電極35が設けられている。ブリッジ電極35は、絶縁層161に
設けられた開口を介して、電極32を挟むように設けられる2つの電極31と電気的に接
続している。
また図13に示す構成では、電極31が表示素子60と重ならないように配置されてい
る例を示している。すなわち、電極31が有する開口と、表示素子60とが重なるように
、電極31が配置されている。このとき、電極31は着色層231とも重ならないように
配置することが好ましい。また、電極31は遮光層232と重なるように配置することが
好ましい。なお、ここでは電極31の例を示しているが、電極32及びブリッジ電極35
も同様に、表示素子60等と重ならないように配置されていることが好ましい。
図13において、電極31は、絶縁層212、絶縁層213、絶縁層214、絶縁層2
15、スペーサ216等と重ねて設けられている。またトランジスタ202を構成するゲ
ート電極、半導体層、ゲート絶縁層、ソース電極またはドレイン電極の一部と重ねて設け
られていてもよい。またEL層222及び第2の電極223のうち、発光に関与しない部
分とも重ねて設けられている。また第1の電極221や光学調整層224のうち、発光に
関与しない部分と重ねて設けられていてもよい。また、トランジスタ203を構成する層
や、容量素子205を構成する層などと重ねて設けられていてもよい。
基板30の端部に近い領域には、接続部106が設けられている。接続部106は、接
続層109を介してFPC50が電気的に接続されている。図13に示す構成では、配線
42の一部と、ブリッジ電極35と同一の導電膜を加工して得られた導電層とを積層して
、接続部106を構成している例を示している。
接続層109や接続層209としては、異方性導電フィルム(ACF:Anisotr
opic Conductive Film)や、異方性導電ペースト(ACP:Ani
sotropic Conductive Paste)などを用いることができる。
ここで、基板30は、指またはスタイラスなどの被検知体が直接触れる基板としても用
いることができる。その場合、基板30上に保護層(セラミックコート等)を設けること
が好ましい。保護層は、例えば酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、イ
ットリア安定化ジルコニア(YSZ)などの無機絶縁材料を用いることができる。また、
基板30に強化ガラスを用いてもよい。強化ガラスは、イオン交換法や風冷強化法等によ
り物理的、または化学的な処理が施され、その表面に圧縮応力を加えたものを用いること
ができる。タッチセンサを強化ガラスの一面に設け、その反対側の面を例えば電子機器の
最表面に設けてタッチ面として用いることにより、機器全体の厚さを低減できる。
〈各構成要素について〉
以下では、上記に示す各構成要素について説明する。
タッチパネルが有する基板には、平坦面を有する材料を用いることができる。表示素子
からの光を取り出す側の基板には、該光を透過する材料を用いる。例えば、ガラス、石英
、セラミック、サファイヤ、有機樹脂などの材料を用いることができる。
厚さの薄い基板を用いることで、タッチパネルの軽量化、薄型化を図ることができる。
さらに、可撓性を有する程度の厚さの基板を用いることで、可撓性を有するタッチパネル
を実現できる。
ガラスとしては、例えば、無アルカリガラス、バリウムホウケイ酸ガラス、アルミノホ
ウケイ酸ガラス等を用いることができる。
可撓性及び可視光に対する透過性を有する材料としては、例えば、可撓性を有する程度
の厚さのガラスや、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート
(PEN)等のポリエステル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリメ
チルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリエーテルスルホン(PE
S)樹脂、ポリアミド樹脂、シクロオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミドイミ
ド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂等が挙げら
れる。特に、熱膨張係数の低い材料を用いることが好ましく、例えば、熱膨張係数が30
×10−6/K以下であるポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、PET等を好適に用
いることができる。また、ガラス繊維に有機樹脂を含浸した基板や、無機フィラーを有機
樹脂に混ぜて熱膨張係数を下げた基板を使用することもできる。また可撓性を有する程度
に薄いガラスを用いてもよい。このような材料を用いた基板は、重量が軽いため、該基板
を用いたタッチパネルも軽量にできる。
上記材料中に繊維体が含まれている場合、繊維体は有機化合物または無機化合物の高強
度繊維を用いる。高強度繊維とは、具体的には引張弾性率またはヤング率の高い繊維のこ
とを言い、代表例としては、ポリビニルアルコール系繊維、ポリエステル系繊維、ポリア
ミド系繊維、ポリエチレン系繊維、アラミド系繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキ
サゾール繊維、ガラス繊維、または炭素繊維が挙げられる。ガラス繊維としては、Eガラ
ス、Sガラス、Dガラス、Qガラス等を用いたガラス繊維が挙げられる。これらは、織布
または不織布の状態で用い、この繊維体に樹脂を含浸させ樹脂を硬化させた構造物を可撓
性を有する基板として用いても良い。可撓性を有する基板として、繊維体と樹脂からなる
構造物を用いると、曲げや局所的押圧による破損に対する信頼性が向上するため、好まし
い。
または、可撓性を有する程度に薄いガラス、金属などを基板に用いることもできる。ま
たは、ガラスと樹脂材料とが貼り合わされた複合材料を用いてもよい。
また、発光を取り出さない側の基板は、透光性を有していなくてもよいため、上記に挙
げた基板の他に、金属基板、セラミック基板、または半導体基板等を用いることもできる
。金属基板は熱伝導性が高く、基板全体に熱を容易に伝導できるため、タッチパネルの局
所的な温度上昇を抑制することができ、好ましい。可撓性や曲げ性を得るためには、金属
基板の厚さは、10μm以上200μm以下が好ましく、20μm以上50μm以下であ
ることがより好ましい。
金属基板を構成する材料としては、特に限定はないが、例えば、アルミニウム、銅、ニ
ッケル等の金属、もしくはアルミニウム合金またはステンレス等の合金などを好適に用い
ることができる。
また、金属基板の表面を酸化する、又は表面に絶縁膜を形成するなどにより、絶縁処理
が施された基板を用いてもよい。例えば、スピンコート法やディップ法などの塗布法、電
着法、蒸着法、又はスパッタリング法などを用いて絶縁膜を形成してもよいし、酸素雰囲
気で放置する又は加熱するほか、陽極酸化法などによって、基板の表面に酸化膜を形成し
てもよい。
可撓性を有する基板に、タッチパネルの表面を傷などから保護するハードコート層(例
えば、窒化シリコン層など)や、押圧を分散可能な材質の層(例えば、アラミド樹脂層な
ど)等が積層されていてもよい。また、水分等による表示素子の寿命の低下等を抑制する
ために、可撓性を有する基板に透水性の低い絶縁層が積層されていてもよい。例えば、窒
化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム等の無機絶縁材料
を用いることができる。
基板は、複数の層を積層して用いることもできる。特に、ガラス層を有する構成とする
と、水や酸素に対するバリア性を向上させ、信頼性の高いタッチパネルとすることができ
る。
例えば、表示素子に近い側からガラス層、接着層、及び有機樹脂層を積層した基板を用
いることができる。当該ガラス層の厚さとしては20μm以上200μm以下、好ましく
は25μm以上100μm以下とする。このような厚さのガラス層は、水や酸素に対する
高いバリア性と可撓性を同時に実現できる。また、有機樹脂層の厚さとしては、10μm
以上200μm以下、好ましくは20μm以上50μm以下とする。このような有機樹脂
層を設けることにより、ガラス層の割れやクラックを抑制し、機械的強度を向上させるこ
とができる。このようなガラス材料と有機樹脂の複合材料を基板に適用することにより、
極めて信頼性が高いフレキシブルなタッチパネルとすることができる。
トランジスタは、ゲート電極として機能する導電層と、半導体層と、ソース電極として
機能する導電層と、ドレイン電極として機能する導電層と、ゲート絶縁層として機能する
絶縁層と、を有する。図13には、ボトムゲート構造のトランジスタを適用した場合を示
している。
なお、本発明の一態様のタッチパネルが有するトランジスタの構造は特に限定されない
。例えば、スタガ型のトランジスタとしてもよいし、逆スタガ型のトランジスタとしても
よい。また、トップゲート型又はボトムゲート型のいずれのトランジスタ構造としてもよ
い。トランジスタに用いる半導体材料は特に限定されず、例えば、酸化物半導体、シリコ
ン、ゲルマニウム、有機半導体等が挙げられる。
トランジスタに用いる半導体材料の結晶性についても特に限定されず、非晶質半導体、
結晶性を有する半導体(微結晶半導体、多結晶半導体、単結晶半導体、又は一部に結晶領
域を有する半導体)のいずれを用いてもよい。結晶性を有する半導体を用いると、トラン
ジスタ特性の劣化を抑制できるため好ましい。
また、トランジスタに用いる半導体材料としては、例えば、14族の元素、化合物半導
体又は酸化物半導体を半導体層に用いることができる。代表的には、シリコンを含む半導
体、ガリウムヒ素を含む半導体又はインジウムを含む酸化物半導体などを適用できる。
特に、シリコンよりもバンドギャップの大きな酸化物半導体を適用することが好ましい
。シリコンよりもバンドギャップが広く、且つキャリア密度の小さい半導体材料を用いる
と、トランジスタのオフ状態における電流を低減できるため好ましい。
不純物および酸素欠損を低減し、キャリア密度の低い酸化物半導体を用いることが好ま
しい。具体的には、8×1011/cm未満、好ましくは1×1011/cm未満、
さらに好ましくは1×1010/cm未満であり、1×10−9/cm以上のキャリ
ア密度の酸化物半導体とすることができる。そのような酸化物半導体を、高純度真性また
は実質的に高純度真性な酸化物半導体と呼ぶ。このような酸化物半導体は、不純物濃度が
低く、欠陥準位密度が低い。即ち、安定な特性を有する酸化物半導体であるといえる。
例えば、上記酸化物半導体として、少なくともインジウム(In)もしくは亜鉛(Zn
)を含むことが好ましい。より好ましくは、In−M−Zn系酸化物(MはAl、Ti、
Ga、Ge、Y、Zr、Sn、La、CeまたはHf等の金属)で表記される酸化物を含
む。
特に、半導体層として、複数の結晶部を有し、当該結晶部はc軸が半導体層の被形成面
、または半導体層の上面に対し概略垂直に配向し、且つ隣接する結晶部間には粒界が観察
されない酸化物半導体膜を用いることが好ましい。
このような酸化物半導体は、結晶粒界を有さないために表示パネルを湾曲させたときの
応力によって酸化物半導体膜にクラックが生じてしまうことが抑制される。したがって、
可撓性を有し、湾曲させて用いるタッチパネルなどに、このような酸化物半導体を好適に
用いることができる。
また半導体層としてこのような結晶性を有する酸化物半導体を用いることで、電気特性
の変動が抑制され、信頼性の高いトランジスタを実現できる。
また、シリコンよりもバンドギャップの大きな酸化物半導体を用いたトランジスタは、
その低いオフ電流により、トランジスタと直列に接続された容量に蓄積した電荷を長期間
に亘って保持できる。このようなトランジスタを画素に適用することで、各表示領域に表
示した画像の階調を維持しつつ、駆動回路を停止することも可能となる。その結果、極め
て消費電力の低減された表示装置を実現できる。
または、トランジスタのチャネルが形成される半導体に、シリコンを用いることが好ま
しい。シリコンとしてアモルファスシリコンを用いてもよいが、特に結晶性を有するシリ
コンを用いることが好ましい。例えば、微結晶シリコン、多結晶シリコン、単結晶シリコ
ンなどを用いることが好ましい。特に、多結晶シリコンは、単結晶シリコンに比べて低温
で形成でき、且つアモルファスシリコンに比べて高い電界効果移動度と高い信頼性を備え
る。このような多結晶半導体を画素に適用することで画素の開口率を向上させることがで
きる。また極めて高精細に画素を有する場合であっても、走査線駆動回路と信号線駆動回
路を画素と同一基板上に形成でき、電子機器を構成する部品数を低減できる。
トランジスタのゲート、ソースおよびドレインのほか、タッチパネルを構成する各種配
線および電極などの導電層に用いることのできる材料としては、アルミニウム、チタン、
クロム、ニッケル、銅、イットリウム、ジルコニウム、モリブデン、銀、タンタル、また
はタングステンなどの金属、またはこれを主成分とする合金などが挙げられる。またこれ
らの材料を含む膜を単層で、または積層構造として用いることができる。例えば、シリコ
ンを含むアルミニウム膜の単層構造、チタン膜上にアルミニウム膜を積層する二層構造、
タングステン膜上にアルミニウム膜を積層する二層構造、銅−マグネシウム−アルミニウ
ム合金膜上に銅膜を積層する二層構造、チタン膜上に銅膜を積層する二層構造、タングス
テン膜上に銅膜を積層する二層構造、チタン膜または窒化チタン膜と、その上に重ねてア
ルミニウム膜または銅膜を積層し、さらにその上にチタン膜または窒化チタン膜を形成す
る三層構造、モリブデン膜または窒化モリブデン膜と、その上に重ねてアルミニウム膜ま
たは銅膜を積層し、さらにその上にモリブデン膜または窒化モリブデン膜を形成する三層
構造等がある。なお、酸化インジウム、酸化錫または酸化亜鉛を含む透明導電材料を用い
てもよい。また、マンガンを含む銅を用いると、エッチングによる形状の制御性が高まる
ため好ましい。
また、タッチパネルを構成する各種配線および電極などの導電層に用いることのできる
透光性を有する材料としては、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸
化物、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛などの導電性酸化物またはグラフェンを用
いることができる。または、金、銀、白金、アルミニウム、マグネシウム、ニッケル、タ
ングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、パラジウム、スズ、亜鉛、インジ
ウム、タンタル、またはチタンなどの金属材料や、該金属材料を含む合金材料を用いるこ
とができる。または、該金属材料の窒化物(例えば、窒化チタン)などを用いてもよい。
なお、金属材料、合金材料(またはそれらの窒化物)を用いる場合には、透光性を有する
程度に薄くすればよい。また、上記材料の積層膜を導電層として用いることができる。例
えば、銀とマグネシウムの合金とインジウムスズ酸化物の積層膜などを用いると、導電性
を高めることができるため好ましい。
各絶縁層、オーバーコート、スペーサ等に用いることのできる絶縁材料としては、例え
ば、アクリル、エポキシなどの樹脂、シロキサン結合を有する樹脂の他、酸化シリコン、
酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウムなどの無機絶縁
材料を用いることもできる。
また発光素子は、一対の透水性の低い絶縁膜の間に設けられていることが好ましい。こ
れにより、発光素子に水等の不純物が侵入することを抑制でき、装置の信頼性の低下を抑
制できる。
透水性の低い絶縁膜としては、窒化シリコン膜、窒化酸化シリコン膜等の窒素と珪素を
含む膜や、窒化アルミニウム膜等の窒素とアルミニウムを含む膜等が挙げられる。また、
酸化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、酸化アルミニウム膜等を用いてもよい。
例えば、透水性の低い絶縁膜の水蒸気透過量は、1×10−5[g/(m・day)
]以下、好ましくは1×10−6[g/(m・day)]以下、より好ましくは1×1
−7[g/(m・day)]以下、さらに好ましくは1×10−8[g/(m・d
ay)]以下とする。
各接着層としては、紫外線硬化型等の光硬化型接着剤、反応硬化型接着剤、熱硬化型接
着剤、嫌気型接着剤などの各種硬化型接着剤を用いることができる。これら接着剤として
はエポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、イ
ミド樹脂、PVC(ポリビニルクロライド)樹脂、PVB(ポリビニルブチラル)樹脂、
EVA(エチレンビニルアセテート)樹脂等が挙げられる。特に、エポキシ樹脂等の透湿
性が低い材料が好ましい。また、二液混合型の樹脂を用いてもよい。また、接着シート等
を用いてもよい。
また、上記樹脂に乾燥剤を含んでいてもよい。例えば、アルカリ土類金属の酸化物(酸
化カルシウムや酸化バリウム等)のように、化学吸着によって水分を吸着する物質を用い
ることができる。または、ゼオライトやシリカゲル等のように、物理吸着によって水分を
吸着する物質を用いてもよい。乾燥剤が含まれていると、水分などの不純物が機能素子に
侵入することを抑制でき、表示パネルの信頼性が向上するため好ましい。
また、上記樹脂に屈折率の高いフィラーや光散乱部材を混合することにより、発光素子
からの光取り出し効率を向上させることができる。例えば、酸化チタン、酸化バリウム、
ゼオライト、ジルコニウム等を用いることができる。
発光素子としては、自発光が可能な素子を用いることができ、電流又は電圧によって輝
度が制御される素子をその範疇に含んでいる。例えば、発光ダイオード(LED)、有機
EL素子、無機EL素子等を用いることができる。
発光素子は、トップエミッション型、ボトムエミッション型、デュアルエミッション型
のいずれであってもよい。光を取り出す側の電極には、可視光を透過する導電膜を用いる
。また、光を取り出さない側の電極には、可視光を反射する導電膜を用いることが好まし
い。
EL層は少なくとも発光層を有する。EL層は、発光層以外の層として、正孔注入性の
高い物質、正孔輸送性の高い物質、正孔ブロック材料、電子輸送性の高い物質、電子注入
性の高い物質、又はバイポーラ性の物質(電子輸送性及び正孔輸送性が高い物質)等を含
む層をさらに有していてもよい。
EL層には低分子系化合物及び高分子系化合物のいずれを用いることもでき、無機化合
物を含んでいてもよい。EL層を構成する層は、それぞれ、蒸着法(真空蒸着法を含む)
、転写法、印刷法、インクジェット法、塗布法等の方法で形成できる。
陰極と陽極の間に、発光素子の閾値電圧より高い電圧を印加すると、EL層に陽極側か
ら正孔が注入され、陰極側から電子が注入される。注入された電子と正孔はEL層におい
て再結合し、EL層に含まれる発光物質が発光する。
発光素子として、白色発光の発光素子を適用する場合には、EL層に2種類以上の発光
物質を含む構成とすることが好ましい。例えば2以上の発光物質の各々の発光が補色の関
係となるように、発光物質を選択することにより白色発光を得ることができる。例えば、
それぞれR(赤)、G(緑)、B(青)、Y(黄)、O(橙)等の発光を示す発光物質、
またはR、G、Bのうち2以上の色のスペクトル成分を含む発光を示す発光物質のうち、
2以上を含むことが好ましい。また、発光素子からの発光のスペクトルが、可視光領域の
波長(例えば350nm〜750nm)の範囲内に2以上のピークを有する発光素子を適
用することが好ましい。また、黄色の波長領域にピークを有する材料の発光スペクトルは
、緑色及び赤色の波長領域にもスペクトル成分を有する材料であることが好ましい。
より好ましくは、EL層は、一の色を発光する発光材料を含む発光層と、他の色を発光
する発光材料を含む発光層とが積層された構成とすることが好ましい。例えば、EL層に
おける複数の発光層は、互いに接して積層されていてもよいし、いずれの発光材料も含ま
ない領域を介して積層されていてもよい。例えば、蛍光発光層と燐光発光層との間に、当
該蛍光発光層または燐光発光層と同一の材料(例えばホスト材料、アシスト材料)を含み
、且ついずれの発光材料も含まない領域を設ける構成としてもよい。これにより、発光素
子の作製が容易になり、また、駆動電圧が低減される。
また、発光素子は、EL層を1つ有するシングル素子であってもよいし、複数のEL層
が電荷発生層を介して積層されたタンデム素子であってもよい。
可視光を透過する導電膜は、例えば、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウ
ム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛などを用いて形成できる。また、
金、銀、白金、マグネシウム、ニッケル、タングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバ
ルト、銅、パラジウム、もしくはチタン等の金属材料、これら金属材料を含む合金、又は
これら金属材料の窒化物(例えば、窒化チタン)等も、透光性を有する程度に薄く形成す
ることで用いることができる。また、上記材料の積層膜を導電層として用いることができ
る。例えば、銀とマグネシウムの合金とITOの積層膜などを用いると、導電性を高める
ことができるため好ましい。また、グラフェン等を用いてもよい。
可視光を反射する導電膜は、例えば、アルミニウム、金、白金、銀、ニッケル、タング
ステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、もしくはパラジウム等の金属材料、又
はこれら金属材料を含む合金を用いることができる。また、上記金属材料や合金に、ラン
タン、ネオジム、又はゲルマニウム等が添加されていてもよい。また、チタン、ニッケル
、またはネオジムと、アルミニウムを含む合金(アルミニウム合金)を用いてもよい。ま
た銅、パラジウム、マグネシウムと、銀を含む合金を用いてもよい。銀と銅を含む合金は
、耐熱性が高いため好ましい。さらに、アルミニウム膜またはアルミニウム合金膜に接し
て金属膜又は金属酸化物膜を積層することで、酸化を抑制できる。このような金属膜、金
属酸化物膜の材料としては、チタンや酸化チタンなどが挙げられる。また、上記可視光を
透過する導電膜と金属材料からなる膜とを積層してもよい。例えば、銀とインジウム錫酸
化物の積層膜、銀とマグネシウムの合金とインジウム錫酸化物の積層膜などを用いること
ができる。
電極は、それぞれ、蒸着法やスパッタリング法を用いて形成すればよい。そのほか、イ
ンクジェット法などの吐出法、スクリーン印刷法などの印刷法、又はメッキ法を用いて形
成できる。
以上が、各構成要素についての説明である。
以下では、上記断面構成例1とは一部の構成の異なる例について、図面を参照して説明
する。なお以下では、上記と重複する部分については説明を省略し、相違点について説明
する。
〔断面構成例2〕
図14には、図13とは一部の構成の異なるタッチパネル100の断面構成例を示して
いる。
図14において、トランジスタ201及びトランジスタ202は、その第2のゲートと
して機能する導電層が、絶縁層213と絶縁層214との間に設けられている。このよう
な構成とすることで、図13に示す構成と比べて第2のゲートにかける電圧を低減できる
ため好ましい。
また、図14に示す表示素子60は、塗り分け方式で形成した場合の例を示している。
具体的には、異なる色の画素毎に、異なる色を発光するEL層222が形成されている。
また表示素子60の発光領域よりも外側で、EL層222の端部が第2の電極223に覆
われた領域を有している。EL層222は、例えばメタルマスクを用いた蒸着法や、印刷
法、インクジェット法などでEL層222を形成できる。
また、図14では図13で例示した光学調整層224や着色層231が設けられていな
い例を示している。
また、図14では、第2の電極223を覆って保護膜217が設けられている例を示し
ている。保護膜217は、表示素子60に水などの不純物が拡散しないように、バリア膜
としての機能を有する。またここでは図示しないが、保護膜217はEL層222の端部
、または第2の電極223の端部を覆って設けると、より効果的に表示素子60への水分
の侵入を抑制できる。
保護膜217としては、有機絶縁性材料、または無機絶縁性材料を用いることができる
。無機絶縁性材料を用いると、バリア性の高い膜を薄く形成できるため好ましい。保護膜
217に無機絶縁性材料を用いる場合、例えば窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化ア
ルミニウム、酸化窒化アルミニウム、窒化酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化ハ
フニウムなどを用いることが好ましい。特に、酸化アルミニウムはバリア性に優れている
ため好ましい。また、保護膜217の成膜方法としては、スパッタリング法、蒸着法、C
VD(Chemical Vapor Deposition)法、ALD(Atomi
c Layer Deposition)法などを用いることができる。特にALD法を
用いると、成膜時における表示素子60へのダメージを抑制できるため好ましい。またA
LD法としては熱ALD法を用いることもできるが、PEALD(Plasma Enh
anced ALD)法を用いると、室温程度の低温で成膜できるためより好ましい。
なお、ここで例示したトランジスタの構成、表示素子60の構成、保護膜217の構成
などは、図13、及び以下で例示する各断面構成におけるトランジスタや表示素子等の構
成と置き換えることができる。
〔断面構成例3〕
図15に示すタッチパネルは、基板111と基板112を有する。基板111と基板7
2とは接着層152により接着され、基板111と基板112とは、接着層153により
接着されている。
電極32、配線42等は基板111上に形成されている。また電極31や、電極31と
電気的に接続する配線(図示しない)等は基板112上に形成されている。図15では、
基板111上にFPC50を設ける構成としたが、図示しない領域で、基板112にも同
様にFPCが接続されている。
このように、入力装置10の構成として、2枚の基板を用いる場合、基板111と基板
112には、基板71や基板72と同等、またはこれらよりも薄い基板を用いることが好
ましい。特に、基板111や基板112として上述した可撓性を有する材料を用いること
が好ましい。こうすることで、タッチパネル100の厚さを薄くできる。
また、図15に示すように基板112上に接着層154を介して保護基板130を設け
てもよい。保護基板130の基板112とは反対側の面が、タッチ面として機能する。保
護基板130の材料としては、上記基板30の記載を援用できる。
〔断面構成例4〕
図16に示すタッチパネルは、基板113を有する。基板113と基板72とは接着層
152により接着されている。
基板113の一方の面には、電極32、配線42等が設けられている。また基板113
の他方の面には、電極31や、電極31と電気的に接続する配線41等が設けられている
。すなわち、タッチセンサを構成する電極や配線が、基板113の表裏面に設けられた構
成を有する。
また、図16では、配線42の一部が露出した接続部106aにおいて、FPC50a
及び接続層109aが設けられ、配線41の一部が露出した接続部106bにおいて、F
PC50b及び接続層109bが設けられた例を示している。なお、接続部106aと接
続部106bとは、平面視において互いに重なっていてもよいし、互いが重ならないよう
にずれて配置されていてもよい。
〔断面構成例5〕
図17に示すタッチパネルは、基板72の基板71側とは反対側の面に、タッチセンサ
を構成する電極等が設けられている。具体的には、基板72上にブリッジ電極35と、ブ
リッジ電極35の一部を覆う絶縁層161と、絶縁層161上に電極31、電極32、配
線42等が設けられている。
また図17に示すように、保護基板130と基板72とを、接着層152で接着しても
よい。
このような構成とすることで、入力装置10と表示パネル70とで基板を共有できるた
め、タッチパネルの厚さを極めて薄くできる。
〔断面構成例6〕
図18には、図17で例示したタッチセンサの構成と、図14で例示した塗り分け方式
が適用された発光素子を表示素子60に用いたタッチパネルの構成と、を組み合わせた場
合の例を示している。また図18では、遮光層232が設けられていない場合の例を示し
ている。
〔断面構成例7〕
図19に示すタッチパネルは、基板72の基板71側の面に、タッチセンサを構成する
電極等が設けられている。具体的には、基板72上に電極31、電極32、配線42等と
、これらを覆う絶縁層161と、絶縁層161上にブリッジ電極35等が設けられている
また、上記タッチセンサを構成する電極等を覆って絶縁層233が設けられている。さ
らに、絶縁層233上に着色層231、遮光層232等が設けられている。
このような構成とすることで、入力装置10と表示パネル70とで基板を共有できるう
え、基板72の一面をタッチ面として用いることができるため、タッチパネル100の厚
さをさらに薄くできる。
〔断面構成例8〕
図20には、図19に示したタッチパネルの変形例を示す。
図20に示すタッチパネルは、基板71に代えて、基板91、接着層92、基板93、
及び絶縁層94の積層構造を有する。また、基板72に代えて、基板191、接着層19
2、基板193、及び絶縁層194の積層構造を有する。
絶縁層94及び絶縁層194は、水や水素などの不純物が拡散しにくい材料を用いるこ
とができる。このような構成とすることで、基板91、基板93、基板191、及び基板
193に透湿性を有する材料を用いたとしても、表示素子60や各トランジスタに対して
外部から不純物が拡散することを効果的に抑制でき、信頼性の高いタッチパネルを実現で
きる。
基板93及び基板193は、可撓性を有する樹脂などの材料を用いることができる。基
板91及び基板191は、可撓性を有するフィルムなどを用いることが好ましい。これら
基板に可撓性を有する材料を用いることにより、曲げることのできるタッチパネルを実現
できる。
〔断面構成例9〕
図21に示すタッチパネルは、タッチセンサを構成する電極等と、基板72との間に遮
光層232が設けられている。具体的には、基板72上に遮光層232が設けられ、遮光
層232を覆って絶縁層234が設けられている。絶縁層234上には、電極31、電極
32、配線42と、これらを覆う絶縁層161と、絶縁層161上にブリッジ電極35等
が設けられている。また、ブリッジ電極35及び絶縁層161上に、絶縁層233が設け
られ、絶縁層233上に着色層231が設けられている。
絶縁層233及び絶縁層234は、平坦化膜としての機能を有する。なお、絶縁層23
3、絶縁層234は不要であれば設けなくてもよい。
このような構成とすることで、タッチセンサを構成する電極等よりも視認側に設けられ
た遮光層232によって、当該電極等の外光反射を防ぐことができ、当該電極等が視認さ
れてしまうことを抑制できる。したがって、厚さが薄いだけでなく、視認性がさらに向上
したタッチパネルを実現できる。
〔断面構成例10〕
図22には、図21に示したタッチパネルの変形例を示す。
図22に示すタッチパネルは、基板71に代えて基板91、接着層92、及び絶縁層9
4の積層構造を有する。また、基板72に代えて、基板191、接着層192、及び絶縁
層194の積層構造を有する。
基板91及び基板191に、可撓性を有する材料を用いることにより、曲げることので
きるタッチパネルを実現できる。
〔断面構成例11〕
図23は、表示パネル70として液晶表示装置を適用した場合のタッチパネルの断面構
成例である。図23に示すタッチパネルは、表示素子208として液晶素子が適用されて
いる。また、タッチパネルは、偏光板131、偏光板132、及びバックライト133を
有している。
ここでは表示素子208として、FFS(Fringe Field Switchi
ng)モードが適用された液晶素子を適用した例を示している。表示素子208は、電極
251と、電極252と、液晶253と、を有する。電極251は、電極252上に絶縁
層254を介して設けられ、櫛状の形状、またはスリットが設けられた形状を有している
また、着色層231と遮光層232を覆って、オーバーコート255が設けられている
。オーバーコート255は、着色層231や遮光層232に含まれる顔料などが液晶25
3に拡散することを抑制する機能を有する。
また、オーバーコート255、絶縁層254、及び電極251等において、液晶253
が接する面には、液晶253の配向を制御するための配向膜が設けられていてもよい。
図23では、偏光板131が接着層157によって基板71に接着されている。また、
バックライト133が接着層158によって偏光板131に接着されている。また、偏光
板132は、基板72と基板30の間に位置している。偏光板132は、接着層155に
よって基板72と接着され、また接着層156によって基板30(具体的には基板30上
の絶縁層161の一部)と接着されている。
なお、上記ではFFSモードが適用された液晶素子について示したが、そのほかにもV
A(Vertical Alignment)モード、TN(Twisted Nema
tic)モード、IPS(In−Plane−Switching)モード、ASM(A
xially Symmetric aligned Micro−cell)モード、
OCB(Optically Compensated Birefringence)
モード、FLC(Ferroelectric Liquid Crystal)モード
、AFLC(AntiFerroelectric Liquid Crystal)モ
ードなどを用いることができる。
また、液晶としては、サーモトロピック液晶、低分子液晶、高分子液晶、強誘電液晶、
反強誘電液晶、高分子分散型液晶(PDLC:Polymer Dispersed L
iquid Crystal)などを用いることができる。また、ブルー相を示す液晶を
使用すると、配向膜が不要であり、且つ広い視野角が得られるため好ましい。
〔断面構成例12〕
図24は、表示パネル70として液晶表示装置を適用した場合のタッチパネルの断面構
成例である。図24に示すタッチパネルは、偏光板132がタッチセンサを構成する電極
等よりも視認側に配置されている。具体的には、電極31、電極32等が形成された基板
114が接着層152により基板72に接着され、偏光板132が接着層155により基
板114に接着されている。また、偏光板132よりも視認側には、接着層156によっ
て偏光板132に接着された保護基板130が設けられている。
基板114には、可撓性を有するフィルムなどを用いると、タッチパネルの厚さを低減
できるため好ましい。
〔断面構成例13〕
図25は、表示パネルとして液晶表示装置を適用した場合のタッチパネルの断面構成例
である。図25に示すタッチパネルは、タッチセンサを構成する電極等が基板72の基板
71側の面に形成されている例を示している。具体的には、基板72上に電極31、電極
32、配線42等と、これらを覆う絶縁層161と、絶縁層161上にブリッジ電極35
等が設けられている。また、タッチセンサを構成する電極等を覆って絶縁層233が設け
られている。さらに、絶縁層233上に着色層231、遮光層232等が設けられている
また、基板72の反対側の面には、接着層155により偏光板132が接着されている
。また偏光板132には、接着層156により保護基板130が接着されている。
このような構成とすることで、入力装置と表示パネルとで基板を共有できるうえ、基板
72の一面をタッチ面として用いることができるため、タッチパネルの厚さをさらに薄く
できる。
〔断面構成例14〕
図26は、表示パネルとして液晶表示装置を適用した場合のタッチパネルの断面構成例
である。図26に示すタッチパネルは、タッチセンサを構成する電極等が基板72の基板
71側の面とは反対側の面に設けられている例を示している。具体的には、基板72の着
色層231等が設けられている面とは反対側の面上に、ブリッジ電極35と、ブリッジ電
極35の一部を覆う絶縁層161と、絶縁層161上に電極31、電極32、配線42等
が設けられている。また、基板72上には接着層152によって偏光板132が貼り付け
られ、偏光板132上には接着層156によって保護基板130が貼り付けられている。
[変形例]
以下では、保護膜が適用され、信頼性が向上したタッチパネルの構成例について説明す
る。
保護膜は、タッチパネルの露出している部分を覆って設けることができる。例えば、一
対の基板の表面及び側面、接着層、絶縁層、等の露出した側面を覆って設けることができ
る。
保護膜は、水分が透過しにくい材料を用いることが好ましい。例えば、酸化物、窒化物
、フッ化物、硫化物、三元化合物、金属またはポリマー等を用いることができる。
例えば、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、ハフニウムシリケート、酸化ランタン、
酸化珪素、チタン酸ストロンチウム、酸化タンタル、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ニオブ
、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化イットリウム、酸化セリウム、酸化スカンジウム、
酸化エルビウム、酸化バナジウムまたは酸化インジウム等を含む材料を用いることができ
る。
例えば、窒化アルミニウム、窒化ハフニウム、窒化珪素、窒化タンタル、窒化チタン、
窒化ニオブ、窒化モリブデン、窒化ジルコニウムまたは窒化ガリウム等を含む材料を用い
ることができる。
例えば、チタンおよびアルミニウムを含む窒化物、チタンおよびアルミニウムを含む酸
化物、アルミニウムおよび亜鉛を含む酸化物、マンガンおよび亜鉛を含む硫化物、セリウ
ムおよびストロンチウムを含む硫化物、エルビウムおよびアルミニウムを含む酸化物、イ
ットリウムおよびジルコニウムを含む酸化物等を含む材料を用いることができる。
例えば、原子層堆積(ALD:Atomic Layer Deposition)法
を用いて形成できる材料を、保護膜に用いることが好ましい。緻密な、クラックやピンホ
ールなどの欠陥が低減された、または均一な厚さを備える保護膜を、原子層堆積法を用い
て形成できる。また、保護膜を形成する際に加工部材に与える損傷を低減できる。
例えばALD法を用いて保護膜を形成することで、複雑な凹凸形状を有する表面や、タ
ッチパネルの上面、側面及び裏面にまで厚さが均一で欠陥の少ない保護膜を形成できる。
このような保護膜をタッチパネルに適用することで、タッチパネル内に水分などの不純
物が外部から拡散することを抑制できる。したがって、タッチパネルを構成する表示素子
(有機EL素子、液晶素子など)や、トランジスタ、または配線や電極などに当該不純物
が拡散することを抑制できる。その結果、極めて高い信頼性を有するタッチパネルを実現
できる。
以下では、このような保護膜を適用したタッチパネルの断面構成例を示す。
〔断面構成例15〕
図27は、図20で例示したタッチパネルに保護膜260を適用した場合の断面概略図
である。
保護膜260は、タッチパネルの露出した部分を覆って設けられている。具体的には、
基板191、接着層192、基板193、絶縁層194、絶縁層161、絶縁層233、
接着層151、絶縁層215、絶縁層214、絶縁層213、絶縁層212、絶縁層21
1、絶縁層94、基板93、接着層92、基板91等の露出した面の一部、または全部を
覆って設けられている。
また図27に示すように、接続部206において、接続層209と重なる部分には、保
護膜260の開口が設けられていることが好ましい。同様に接続部106の接続層109
と重なる部分には、保護膜260の開口が設けられていることが好ましい。こうすること
で、FPC73と接続部206、及びFPC50と接続部106の電気的な接続を容易に
できる。
すなわち、FPC等が電気的に接続する接続部(端子部)以外の領域を覆って、保護膜
260が設けられている構成とすると、外部からの不純物の拡散が効果的に抑制できるた
め好ましい。
接続部206や、接続部106など、保護膜260を設けない部分を形成する場合、保
護膜260を全面に形成した後に、一部を物理的に剥離することで形成してもよい。また
は、保護膜260を成膜する前に、マスキングを施すことで保護膜260が成膜されない
部分を形成してもよい。
〔断面構成例16〕
図28は、図22で例示したタッチパネルに保護膜260を適用した場合の断面概略図
である。
保護膜260は、タッチパネルの露出した部分を覆って設けられている。具体的には、
基板191、接着層192、絶縁層194、絶縁層234、絶縁層161、絶縁層233
、接着層151、絶縁層213、絶縁層212、絶縁層211、絶縁層94、接着層92
、基板91等の露出した面の一部、または全部を覆って設けられている。
〔断面構成例17〕
図29は、図23で例示したタッチパネルに保護膜260を適用した場合の断面概略図
を示している。
図29に示す構成では、液晶素子である表示素子208が適用された表示パネル70を
覆って保護膜260が設けられている。具体的には、基板72、オーバーコート255、
接着層151、絶縁層254、絶縁層214、絶縁層213、絶縁層212、絶縁層21
1、基板71等の露出した面の一部、または全部を覆って設けられている。
また接着層155及び接着層157は、保護膜260と接して設けられている。
なお、本変形例では、3つの断面構成例を示したが、これに限られず図13乃至図26
で例示したいずれの断面構成例で示したタッチパネルにも保護膜260を適用できる。
以上が断面構成例についての説明である。
〔作製方法例〕
ここで、可撓性を有するタッチパネルを作製する方法について説明する。
ここでは便宜上、画素や回路を含む構成、カラーフィルタ等の光学部材を含む構成、タ
ッチセンサを構成する電極や配線を含む構成等を素子層と呼ぶこととする。素子層は例え
ば表示素子を含み、表示素子の他に表示素子と電気的に接続する配線、画素や回路に用い
るトランジスタなどの素子を備えていてもよい。
またここでは、素子層が形成される絶縁表面を備える支持体(例えば図22における基
板91または基板191)のことを、基板と呼ぶこととする。
可撓性を有する絶縁表面を備える基板上に素子層を形成する方法としては、基板上に直
接素子層を形成する方法と、剛性を有する支持基材上に素子層を形成した後、素子層と支
持基材とを剥離して素子層を基板に転置する方法と、がある。
基板を構成する材料が、素子層の形成工程にかかる熱に対して耐熱性を有する場合には
、基板上に直接素子層を形成すると、工程が簡略化されるため好ましい。このとき、基板
を支持基材に固定した状態で素子層を形成すると、装置内、及び装置間における搬送が容
易になるため好ましい。
また、素子層を支持基材上に形成した後に、基板に転置する方法を用いる場合、まず支
持基材上に剥離層と絶縁層を積層し、当該絶縁層上に素子層を形成する。続いて、支持基
材と素子層を剥離し、基板に転置する。このとき、支持基材と剥離層の界面、剥離層と絶
縁層の界面、または剥離層中で剥離が生じるような材料を選択すればよい。
例えば剥離層としてタングステンなどの高融点金属材料を含む層と当該金属材料の酸化
物を含む層を積層して用い、剥離層上の絶縁層として、窒化シリコンや酸化窒化シリコン
、窒化酸化シリコン等を複数積層した層を用いることが好ましい。高融点金属材料を用い
ると、素子層の形成工程の自由度が高まるため好ましい。
剥離は、機械的な力を加えることや、剥離層をエッチングすること、または剥離界面の
一部に液体を滴下して剥離界面全体に浸透させることなどにより剥離を行ってもよい。ま
たは、熱膨張の違いを利用して剥離界面に熱を加えることにより剥離を行ってもよい。
また、支持基材と絶縁層の界面で剥離が可能な場合には、剥離層を設けなくてもよい。
例えば、支持基材としてガラスを用い、絶縁層としてポリイミドなどの有機樹脂を用いて
、有機樹脂の一部をレーザ光等を用いて局所的に加熱することにより剥離の起点を形成し
、ガラスと絶縁層の界面で剥離を行ってもよい。または、支持基材と有機樹脂からなる絶
縁層の間に金属層を設け、当該金属層に電流を流して当該金属層を加熱することにより、
当該金属層と絶縁層の界面で剥離を行ってもよい。または、支持基材と有機樹脂からなる
絶縁層の間に、光を吸収する材料(金属、半導体、絶縁体等)の層を設け、当該層にレー
ザ光等の光を照射して局所的に加熱することにより剥離の起点を形成してもよい。ここで
示した方法において、有機樹脂からなる絶縁層は基板として用いることができる。
例えば、図22に示す構成の場合、第1の支持基材上に第1の剥離層、絶縁層94を順
に形成した後に、それよりも上層の構造物を形成する。またこれとは別に、第2の支持基
材上に第2の剥離層、絶縁層194を順に形成した後に、それよりも上層の構造物を形成
する。続いて、第1の支持基材と第2の支持基材を接着層151により貼り合せる。その
後、第2の剥離層と絶縁層194との界面で剥離することで第2の支持基材及び第2の剥
離層を除去し、絶縁層194と基板191とを接着層192により貼り合せる。また、第
1の剥離層と絶縁層94との界面で剥離することで第1の支持基材及び第1の剥離層を除
去し、絶縁層94と基板91とを接着層92により貼り合せる。なお、剥離及び貼り合せ
はどちら側を先に行ってもよい。
以上が可撓性を有するタッチパネルを作製する方法についての説明である。
なお、ここでは、表示素子として、発光素子や液晶素子を用いた場合の例を示したが、
本発明の一態様は、これに限定されない。
例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Syste
m)素子や、電子放出素子などの表示素子を用いた表示装置を用いることができる。ME
MSを用いた表示素子としては、シャッター方式のMEMS表示素子、光干渉方式のME
MS表示素子などが挙げられる。電子放出素子としては、カーボンナノチューブを用いて
もよい。また、電子ペーパを用いてもよい。電子ペーパとしては、マイクロカプセル方式
、電気泳動方式、エレクトロウェッティング方式、電子粉流体(登録商標)方式等を適用
した素子を用いることができる。
[成膜装置の構成例]
以下では、本発明の一態様のタッチパネルを構成する薄膜を成膜することのできる装置
について説明する。以下で例示する装置は、特に保護膜217、保護膜260、絶縁層2
12、絶縁層213、絶縁層94、絶縁層194等の成膜に好適に用いることができる。
〔成膜装置ALDの構成例〕
図30は、成膜装置ALDを説明する図である。
本実施の形態で説明する成膜装置ALDは、成膜室310と、成膜室310に接続され
る制御部312と、を有する(図30参照)。
制御部312は、制御信号を供給する制御装置(図示せず)ならびに制御信号が供給さ
れる流量制御器312a、流量制御器312bおよび流量制御器312cを備える。例え
ば、高速バルブを流量制御器に用いることができる。具体的にはALD用バルブ等を用い
ることにより、精密に流量を制御できる。また、流量制御器および配管の温度を制御する
加熱機構312hを有する。
流量制御器312aは、制御信号ならびに第1の原料および不活性ガスが供給され、制
御信号に基づいて第1の原料または不活性ガスを供給する機能を有する。
流量制御器312bは、制御信号ならびに第2の原料および不活性ガスが供給され、制
御信号に基づいて第2の原料または不活性ガスを供給する機能を有する。
流量制御器312cは、制御信号を供給され、制御信号に基づいて排気装置315に接
続する機能を有する。
≪原料供給部≫
原料供給部311aは、第1の原料を供給する機能を有し、流量制御器312aに接続
されている。
原料供給部311bは、第2の原料を供給する機能を有し、流量制御器312bに接続
されている。
気化器または加熱手段等を原料供給部に用いることができる。これにより、固体の原料
や液体の原料から気体の原料を生成できる。
なお、原料供給部は2つに限定されず、3つ以上の原料供給部を有することができる。
また原料供給部の数に応じて、流量制御部を配置すればよい。
≪原料≫
さまざまな物質を第1の原料に用いることができる。
例えば、揮発性の有機金属化合物、金属アルコキシド等を第1の原料に用いることがで
きる。
第1の原料と反応をするさまざまな物質を第2の原料に用いることができる。例えば、
酸化反応に寄与する物質、還元反応に寄与する物質、付加反応に寄与する物質、分解反応
に寄与する物質または加水分解反応に寄与する物質などを第2の原料に用いることができ
る。
また、ラジカル等を用いることができる。例えば、原料をプラズマ源に供給し、プラズ
マ等を用いることができる。具体的には酸素ラジカル、窒素ラジカル等を用いることがで
きる。
ところで、第1の原料と組み合わせて用いる第2の原料は、室温に近い温度で第1の原
料と反応する原料が好ましい。例えば、反応温度が室温以上200℃以下好ましくは50
℃以上150℃以下に位置するである原料が好ましい。
≪排気装置≫
排気装置315は、排気する機能を有し、流量制御器312cに接続されている。なお
、排出される原料を捕捉するトラップを排出口314と流量制御器312cの間に有して
もよい。このとき、除害設備を用いて排気を除害することが好ましい。
≪制御部≫
制御装置は、流量制御器を制御する制御信号または加熱機構を制御する制御信号等を供
給する。例えば、第1のステップにおいて、第1の原料を加工部材300の表面に供給す
る。そして、第2のステップにおいて、第1の原料と反応する第2の原料を供給する。こ
れにより第1の原料は第2の原料と反応し、反応生成物が加工部材300の表面に堆積で
きる。
加工部材300の表面に堆積させる反応生成物の量は、第1のステップと第2のステッ
プを繰り返すことにより制御できる。
加工部材300に供給される第1の原料の量は、加工部材300の表面が吸着できる量
により制限される。例えば、第1の原料の単分子層が加工部材300の表面に形成される
条件を選択し、形成された第1の原料の単分子層に第2の原料を反応させることにより、
極めて均一な第1の原料と第2の原料の反応生成物を含む層を形成できる。
その結果、入り組んだ構造を表面に備える加工部材300の表面に、さまざまな材料を
成膜できる。例えば3nm以上200nm以下の厚さを備える膜を、加工部材300に形
成できる。
例えば、加工部材300の表面にピンホールと呼ばれる小さい穴や、マイクロクラック
と呼ばれる小さいヒビ等が形成されている場合、これらの内部に回り込んで成膜材料を成
膜し、ピンホールやマイクロクラックを埋めることができる。
成膜装置ALDは、成膜される膜の段差被覆性(ステップカバレッジ)が極めて高いと
いう特徴を有している。また、加工部材300の表面形状が複雑な凹凸形状を有している
場合であっても、その表面に均質な膜を成膜できるという特徴を有している。
また、余剰の第1の原料または第2の原料を、排気装置315を用いて成膜室310か
ら排出する。例えば、アルゴンまたは窒素などの不活性ガスを導入しながら排気してもよ
い。
≪成膜室≫
成膜室310は、第1の原料、第2の原料および不活性ガスが供給される導入口313
と、第1の原料、第2の原料および不活性ガスを排出する排出口314とを備える。
成膜室310は、単数または複数の加工部材300を支持する機能を備える支持部31
6と、加工部材を加熱する機能を備える加熱機構317と、加工部材300の搬入および
搬出をする領域を開閉する機能を備える扉318と、を有する。
例えば、抵抗加熱器または赤外線ランプ等を加熱機構317に用いることができる。
加熱機構317は、例えば80℃以上、100℃以上または150℃以上に加熱する機
能を備える。
加熱機構317は、例えば室温以上200℃以下好ましくは50℃以上150℃以下の
温度になるように加工部材300を加熱する。
また、成膜室310は、圧力調整器および圧力検知器を有する。
≪支持部≫
支持部316は、単数または複数の加工部材300を支持する。これにより、一回の処
理ごとに単数または複数の加工部材300に例えば絶縁膜を形成できる。
加工部材300としては、基板のほか、タッチパネル、表示装置、入力装置、またはF
PC等のモジュールが接続されたタッチパネル等を適用できる。
〔膜の例〕
本実施の形態で説明する成膜装置ALDを用いて、作製できる膜について説明する。
例えば、酸化物、窒化物、フッ化物、硫化物、三元化合物、金属またはポリマーを含む
膜を形成できる。
例えば、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、アルミニウムシリケート、ハフニウムシ
リケート、酸化ランタン、酸化珪素、チタン酸ストロンチウム、酸化タンタル、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化イットリウム、酸化セリ
ウム、酸化スカンジウム、酸化エルビウム、酸化バナジウムまたは酸化インジウム等を含
む材料を成膜できる。
例えば、窒化アルミニウム、窒化ハフニウム、窒化珪素、窒化タンタル、窒化チタン、
窒化ニオブ、窒化モリブデン、窒化ジルコニウムまたは窒化ガリウム等を含む材料を成膜
できる。
例えば、銅、白金、ルテニウム、タングステン、イリジウム、パラジウム、鉄、コバル
トまたはニッケル等を含む材料を成膜できる。
例えば、硫化亜鉛、硫化ストロンチウム、硫化カルシウム、硫化鉛、フッ化カルシウム
、フッ化ストロンチウムまたはフッ化亜鉛等を含む材料を成膜できる。
例えば、チタンおよびアルミニウムを含む窒化物、チタンおよびアルミニウムを含む酸
化物、アルミニウムおよび亜鉛を含む酸化物、マンガンおよび亜鉛を含む硫化物、セリウ
ムおよびストロンチウムを含む硫化物、エルビウムおよびアルミニウムを含む酸化物、イ
ットリウムおよびジルコニウムを含む酸化物等を含む材料を成膜できる。
≪酸化アルミニウムを含む膜≫
例えば、アルミニウム前駆体化合物を含む原料を気化させたガスを第1の原料に用いる
ことができる。具体的には、トリメチルアルミニウム(TMA、化学式はAl(CH
)またはトリス(ジメチルアミド)アルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、アル
ミニウムトリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナート)などを
用いることができる。
水蒸気(化学式はHO)を第2の原料に用いることができる。
成膜装置ALDを用いて上記の第1の原料および第2の原料から、酸化アルミニウムを
含む膜を形成できる。
≪酸化ハフニウムを含む膜≫
例えば、ハフニウム前駆体化合物を含む原料を気化させたガスを第1の原料に用いるこ
とができる。具体的には、テトラキス(ジメチルアミド)ハフニウム(TDMAH、化学
式はHf[N(CH)またはテトラキス(エチルメチルアミド)ハフニウム等
のハフニウムアミドを含む原料を用いることができる。
オゾンを第2の原料に用いることができる。
成膜装置ALDを用いて上記の第1の原料および第2の原料から、酸化ハフニウムを含
む膜を形成できる。
≪タングステンを含む膜≫
例えば、WFガスを第1の原料に用いることができる。
ガスまたはSiHガスなどを第2の原料に用いることができる。
成膜装置ALDを用いて上記の第1の原料および第2の原料から、タングステンを含む
膜を形成できる。
本実施の形態は、少なくともその一部を本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組
み合わせて実施できる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、本発明の一態様の入力装置、または入出力装置の駆動方法の例につ
いて、図面を参照して説明する。
[センサの検知方法の例]
図31(A)は、相互容量方式のタッチセンサの構成を示すブロック図である。図31
(A)では、パルス電圧出力回路601、電流検知回路602を示している。なお図31
(A)では、パルス電圧が与えられる電極621、電流の変化を検知する電極622をそ
れぞれ、X1−X6、Y1−Y6のそれぞれ6本の配線として示している。また図31(
A)は、電極621および電極622が重畳することで形成される容量603を図示して
いる。なお、電極621と電極622とはその機能を互いに置き換えてもよい。
パルス電圧出力回路601は、X1−X6の配線に順にパルス電圧を印加するための回
路である。配線X1−X6のうち1つにパルス電圧が印加されることで、容量603を形
成する電極621および電極622は電界が生じる。この電極間に生じる電界が遮蔽等に
より容量603の容量に変化を生じさせることを利用して、被検知体の近接、または接触
を検出できる。
電流検知回路602は、容量603での容量の変化による、Y1−Y6の配線での電流
の変化を検知するための回路である。Y1−Y6の配線では、被検知体の近接、または接
触がないと検知される電流値に変化はないが、検知する被検知体の近接、または接触によ
り容量が減少する場合には電流値が減少する変化を検知する。なお電流の検知は、積分回
路等を用いて行えばよい。
次いで図31(B)には、図31(A)で示す相互容量方式のタッチセンサにおける入
出力波形のタイミングチャートを示す。図31(B)では、1フレーム期間で各行列での
被検知体の検出を行うものとする。また図31(B)では、被検知体を検出しない場合(
非タッチ)と被検知体を検出する場合(タッチ)との2つの場合について示している。な
おY1−Y6の配線については、検知される電流値に対応する電圧値とした波形を示して
いる。
X1−X6の配線には、順にパルス電圧が与えられ、該パルス電圧にしたがってY1−
Y6の配線での波形が変化する。被検知体の近接または接触がない場合には、X1−X6
の配線の電圧の変化に応じてY1−Y6の波形が一様に変化する。一方、被検知体が近接
または接触する箇所では、電流値が減少するため、これに対応する電圧値の波形も変化す
る。
このように、容量の変化を検知することにより、被検知体の近接または接触を検出でき
る。
またパルス電圧出力回路601及び電流検知回路602として、一体化されたICの形
態でタッチパネルに実装される、若しくは電子機器の筐体内の基板に実装されることが好
ましい。また可撓性を有するタッチパネルとする場合には、曲げた部分では寄生容量が増
大し、ノイズの影響が大きくなってしまう恐れがあるため、ノイズの影響を受けにくい駆
動方法が適用されたICを用いることが好ましい。例えばシグナル−ノイズ比(S/N比
)を高める駆動方法が適用されたICを用いることが好ましい。
また、図31(A)ではタッチセンサとして配線の交差部に容量603のみを設けるパ
ッシブマトリクス型のタッチセンサの構成を示したが、トランジスタと容量とを備えたア
クティブマトリクス型のタッチセンサとしてもよい。図32にアクティブマトリクス型の
タッチセンサに含まれる一つのセンサ回路の例を示している。
センサ回路は容量603と、トランジスタ611と、トランジスタ612と、トランジ
スタ613とを有する。トランジスタ613はゲートに信号G2が与えられ、ソース又は
ドレインの一方に電圧VRESが与えられ、他方が容量603の一方の電極およびトラン
ジスタ611のゲートと電気的に接続する。トランジスタ611はソース又はドレインの
一方がトランジスタ612のソース又はドレインの一方と電気的に接続し、他方に電圧V
SSが与えられる。トランジスタ612はゲートに信号G1が与えられ、ソース又はドレ
インの他方が配線MLと電気的に接続する。容量603の他方の電極には電圧VSSが与
えられる。
続いて、センサ回路の動作について説明する。まず信号G2としてトランジスタ613
をオン状態とする電位が与えられることで、トランジスタ611のゲートが接続されるノ
ードnに電圧VRESに対応した電位が与えられる。次いで信号G2としてトランジスタ
613をオフ状態とする電位が与えられることで、ノードnの電位が保持される。
続いて、指等の被検知体の近接または接触により、容量603の容量が変化することに
伴い、ノードnの電位がVRESから変化する。
読み出し動作は、信号G1にトランジスタ612をオン状態とする電位を与える。ノー
ドnの電位に応じてトランジスタ611に流れる電流、すなわち配線MLに流れる電流が
変化する。この電流を検知することにより、被検知体の近接または接触を検出できる。
トランジスタ611、トランジスタ612、トランジスタ613としては、チャネルが
形成される半導体層に酸化物半導体を適用したトランジスタを用いることが好ましい。特
にトランジスタ613にこのようなトランジスタを適用することにより、ノードnの電位
を長期間に亘って保持でき、ノードnにVRESを供給しなおす動作(リフレッシュ動作
)の頻度を減らすことができる。
[インセル型のタッチパネルの構成例]
上記では、タッチセンサを構成する電極を、表示素子等が設けられる基板とは異なる基
板上に形成した場合を示したが、表示素子等が設けられる基板上に、タッチセンサを構成
する一対の電極のいずれか一方、または両方を設ける構成としてもよい。
以下では、複数の画素を有する表示部にタッチセンサを組み込んだタッチパネルの構成
例について説明する。ここでは、画素に設けられる表示素子として、液晶素子を適用した
例を示す。
図33(A)は、本構成例で例示するタッチパネルの表示部に設けられる画素回路の一
部における等価回路図である。
一つの画素は少なくともトランジスタ3503と液晶素子3504を有する。またトラ
ンジスタ3503のゲートに配線3501が、ソースまたはドレインの一方には配線35
02が、それぞれ電気的に接続されている。
画素回路は、X方向に延在する複数の配線(例えば、配線3510_1、配線3510
_2)と、Y方向に延在する複数の配線(例えば、配線3511)を有し、これらは互い
に交差して設けられ、その間に容量が形成される。
また、画素回路に設けられる画素のうち、一部の隣接する複数の画素は、それぞれに設
けられる液晶素子の一方の電極が電気的に接続され、一つのブロックを形成する。当該ブ
ロックは、島状のブロック(例えば、ブロック3515_1、ブロック3515_2)と
、Y方向に延在するライン状のブロック(例えば、ブロック3516)の、2種類に分類
される。なお、図33では、画素回路の一部のみを示しているが、実際にはこれら2種類
のブロックがX方向及びY方向に繰り返し配置される。
X方向に延在する配線3510_1(または3510_2)は、島状のブロック351
5_1(またはブロック3515_2)と電気的に接続される。なお、図示しないが、X
方向に延在する配線3510_1は、ライン状のブロックを介してX方向に沿って不連続
に配置される複数の島状のブロック3515_1を電気的に接続する。また、Y方向に延
在する配線3511は、ライン状のブロック3516と電気的に接続される。
図33(B)は、X方向に延在する複数の配線3510と、Y方向に延在する複数の配
線3511の接続構成を示した等価回路図である。X方向に延在する配線3510の各々
には、入力電圧または共通電位を入力できる。また、Y方向に延在する配線3511の各
々には接地電位を入力する、または配線3511と検知回路と電気的に接続できる。
以下、図34(A)(B)を用いて、上述したタッチパネルの動作について説明する。
ここでは1フレーム期間を、書き込み期間と検知期間とに分ける。書き込み期間は画素
への画像データの書き込みを行う期間であり、配線3501(ゲート線、または走査線と
もいう)が順次選択される。一方、検知期間は、タッチセンサによるセンシングを行う期
間であり、X方向に延在する配線3510が順次選択され、入力電圧が入力される。
図34(A)は、書き込み期間における等価回路図である。書き込み期間では、X方向
に延在する配線3510と、Y方向に延在する配線3511の両方に、共通電位が入力さ
れる。
図34(B)は、検知期間のある時点における等価回路図である。検知期間では、Y方
向に延在する配線3511の各々は、検知回路と電気的に接続する。また、X方向に延在
する配線3510のうち、選択されたものには入力電圧が入力され、それ以外のものには
共通電位が入力される。
なお、ここで例示した駆動方法は、インセル方式だけでなく上記で例示したタッチパネ
ルにも適用でき、上記駆動方法例で示した方法と組み合わせて用いることができる。
このように、画像の書き込み期間とタッチセンサによるセンシングを行う期間とを、独
立して設けることが好ましい。これにより、画素の書き込み時のノイズに起因するタッチ
センサの感度の低下を抑制できる。
本実施の形態は、少なくともその一部を本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組
み合わせて実施できる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明の一態様の電子機器及び照明装置について、図面を用いて説
明する。
本発明の一態様の入力装置、表示装置、または入出力装置を用いて、電子機器や照明装
置を作製できる。本発明の一態様の入力装置、表示装置、または入出力装置を用いて、曲
面を有し、信頼性の高い電子機器や照明装置を作製できる。また、本発明の一態様の入力
装置、表示装置、または入出力装置を用いて、可撓性を有し、信頼性の高い電子機器や照
明装置を作製できる。また本発明の一態様の入力装置、または入出力装置を用いて、タッ
チセンサの検出感度や検知精度が向上した電子機器や照明装置を作製できる。
電子機器としては、例えば、テレビジョン装置(テレビ、又はテレビジョン受信機とも
いう)、コンピュータ用などのモニタ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタ
ルフォトフレーム、携帯電話機(携帯電話、携帯電話装置ともいう)、携帯型ゲーム機、
携帯情報端末、音響再生装置、パチンコ機などの大型ゲーム機などが挙げられる。
また、本発明の一態様の電子機器又は照明装置は可撓性を有する場合、家屋やビルの内
壁もしくは外壁、又は、自動車の内装もしくは外装の曲面に沿って組み込むことも可能で
ある。
また、本発明の一態様の電子機器は、二次電池を有していてもよく、非接触電力伝送を
用いて、二次電池を充電できると好ましい。
二次電池としては、例えば、ゲル状電解質を用いるリチウムポリマー電池(リチウムイ
オンポリマー電池)等のリチウムイオン二次電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電
池、ニカド電池、有機ラジカル電池、鉛蓄電池、空気二次電池、ニッケル亜鉛電池、銀亜
鉛電池などが挙げられる。
本発明の一態様の電子機器は、アンテナを有していてもよい。アンテナで信号を受信す
ることで、表示部で映像や情報等の表示を行うことができる。また、電子機器が二次電池
を有する場合、アンテナを、非接触電力伝送に用いてもよい。
図35(A)、(B)、(C1)、(C2)、(D)、(E)に、湾曲した表示部70
00を有する電子機器の一例を示す。表示部7000はその表示面が湾曲して設けられ、
湾曲した表示面に沿って表示を行うことができる。なお、表示部7000は可撓性を有し
ていてもよい。
表示部7000は、本発明の一態様の表示装置、または入出力装置等を用いて作製され
る。本発明の一態様により、湾曲した表示部を備え、且つ信頼性の高い電子機器を提供で
きる。
図35(A)に携帯電話機の一例を示す。携帯電話機7100は、筐体7101、表示
部7000、操作ボタン7103、外部接続ポート7104、スピーカ7105、マイク
7106等を有する。
図35(A)に示す携帯電話機7100は、表示部7000にタッチセンサを備える。
電話を掛ける、或いは文字を入力するなどのあらゆる操作は、指やスタイラスなどで表示
部7000に触れることで行うことができる。
また、操作ボタン7103の操作により、電源のON、OFF動作や、表示部7000
に表示される画像の種類を切り替えることができる。例えば、メール作成画面から、メイ
ンメニュー画面に切り替えることができる。
図35(B)にテレビジョン装置の一例を示す。テレビジョン装置7200は、筐体7
201に表示部7000が組み込まれている。ここでは、スタンド7203により筐体7
201を支持した構成を示している。
図35(B)に示すテレビジョン装置7200の操作は、筐体7201が備える操作ス
イッチや、別体のリモコン操作機7211により行うことができる。または、表示部70
00にタッチセンサを備えていてもよく、指等で表示部7000に触れることで操作して
もよい。リモコン操作機7211は、当該リモコン操作機7211から出力する情報を表
示する表示部を有していてもよい。リモコン操作機7211が備える操作キー又はタッチ
パネルにより、チャンネルや音量の操作を行うことができ、表示部7000に表示される
映像を操作できる。
なお、テレビジョン装置7200は、受信機やモデムなどを備えた構成とする。受信機
により一般のテレビ放送の受信を行うことができる。また、モデムを介して有線又は無線
による通信ネットワークに接続することにより、一方向(送信者から受信者)又は双方向
(送信者と受信者間、あるいは受信者間同士など)の情報通信を行うことも可能である。
図35(C1)、(C2)、(D)、(E)に携帯情報端末の一例を示す。各携帯情報
端末は、筐体7301及び表示部7000を有する。さらに、操作ボタン、外部接続ポー
ト、スピーカ、マイク、アンテナ、又はバッテリ等を有していてもよい。表示部7000
にはタッチセンサを備える。携帯情報端末の操作は、指やスタイラスなどで表示部700
0に触れることで行うことができる。
図35(C1)は、携帯情報端末7300の斜視図であり、図35(C2)は携帯情報
端末7300の上面図である。図35(D)は、携帯情報端末7310の斜視図である。
図35(E)は、携帯情報端末7320の斜視図である。
本実施の形態で例示する携帯情報端末は、例えば、電話機、手帳又は情報閲覧装置等か
ら選ばれた一つ又は複数の機能を有する。具体的には、スマートフォンとしてそれぞれ用
いることができる。本実施の形態で例示する携帯情報端末は、例えば、移動電話、電子メ
ール、文章閲覧及び作成、音楽再生、インターネット通信、コンピュータゲームなどの種
々のアプリケーションを実行できる。
携帯情報端末7300、携帯情報端末7310及び携帯情報端末7320は、文字や画
像情報をその複数の面に表示できる。例えば、図35(C1)、(D)に示すように、3
つの操作ボタン7302を一の面に表示し、矩形で示す情報7303を他の面に表示でき
る。図35(C1)、(C2)では、携帯情報端末の上側に情報が表示される例を示し、
図35(D)では、携帯情報端末の横側に情報が表示される例を示す。また、携帯情報端
末の3面以上に情報を表示してもよく、図35(E)では、情報7304、情報7305
、情報7306がそれぞれ異なる面に表示されている例を示す。
なお、情報の例としては、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の通知
、電子メールや電話などの着信を知らせる表示、電子メールなどの題名もしくは送信者名
、日時、時刻、バッテリの残量、アンテナ受信の強度などがある。または、情報が表示さ
れている位置に、情報の代わりに、操作ボタン、アイコンなどを表示してもよい。
例えば、携帯情報端末7300の使用者は、洋服の胸ポケットに携帯情報端末7300
を収納した状態で、その表示(ここでは情報7303)を確認できる。
具体的には、着信した電話の発信者の電話番号又は氏名等を、携帯情報端末7300の
上方から観察できる位置に表示する。使用者は、携帯情報端末7300をポケットから取
り出すことなく、表示を確認し、電話を受けるか否かを判断できる。
図35(F)〜(H)に、湾曲した発光部を有する照明装置の一例を示している。
図35(F)〜(H)に示す各照明装置が有する発光部は、本発明の一態様の表示装置
、または入出力装置等を用いて作製される。本発明の一態様により、湾曲した発光部を備
え、且つ信頼性の高い照明装置を提供できる。
図35(F)に示す照明装置7400は、波状の発光面を有する発光部7402を備え
る。したがってデザイン性の高い照明装置となっている。
図35(G)に示す照明装置7410の備える発光部7412は、凸状に湾曲した2つ
の発光部が対称的に配置された構成となっている。したがって照明装置7410を中心に
全方位を照らすことができる。
図35(H)に示す照明装置7420は、凹状に湾曲した発光部7422を備える。し
たがって、発光部7422からの発光を、照明装置7420の前面に集光するため、特定
の範囲を明るく照らす場合に適している。また、このような形態とすることで、影ができ
にくいという効果を奏する。
また、照明装置7400、照明装置7410及び照明装置7420の備える各々の発光
部は可撓性を有していてもよい。発光部を可塑性の部材や可動なフレームなどの部材で固
定し、用途に合わせて発光部の発光面を自在に湾曲可能な構成としてもよい。
照明装置7400、照明装置7410及び照明装置7420は、それぞれ、操作スイッ
チ7403を備える台部7401と、台部7401に支持される発光部を有する。
なおここでは、台部によって発光部が支持された照明装置について例示したが、発光部
を備える筐体を天井に固定する、又は天井からつり下げるように用いることもできる。発
光面を湾曲させて用いることができるため、発光面を凹状に湾曲させて特定の領域を明る
く照らす、又は発光面を凸状に湾曲させて部屋全体を明るく照らすこともできる。
図36(A1)、(A2)、(B)〜(I)に、可撓性を有する表示部7001を有す
る携帯情報端末の一例を示す。
表示部7001は、本発明の一態様の表示装置、または入出力装置等を用いて作製され
る。例えば、曲率半径0.01mm以上150mm以下で曲げることができる表示装置、
または入出力装置等を適用できる。また、表示部7001はタッチセンサを備えていても
よく、指等で表示部7001に触れることで携帯情報端末を操作できる。本発明の一態様
により、可撓性を有する表示部を備え、且つ信頼性の高い電子機器を提供できる。
図36(A1)は、携帯情報端末の一例を示す斜視図であり、図36(A2)は、携帯
情報端末の一例を示す側面図である。携帯情報端末7500は、筐体7501、表示部7
001、引き出し部材7502、操作ボタン7503等を有する。
携帯情報端末7500は、筐体7501内にロール状に巻かれた可撓性を有する表示部
7001を有する。
また、携帯情報端末7500は内蔵された制御部によって映像信号を受信可能で、受信
した映像を表示部7001に表示できる。また、携帯情報端末7500にはバッテリが内
蔵されている。また、筐体7501にコネクターを接続する端子部を備え、映像信号や電
力を有線により外部から直接供給する構成としてもよい。
また、操作ボタン7503によって、電源のON、OFF動作や表示する映像の切り替
え等を行うことができる。なお、図36(A1)、(A2)、(B)では、携帯情報端末
7500の側面に操作ボタン7503を配置する例を示すが、これに限られず、携帯情報
端末7500の表示面と同じ面(おもて面)や、裏面に配置してもよい。
図36(B)には、表示部7001を引き出し部材7502により引き出した状態の携
帯情報端末7500を示す。この状態で表示部7001に映像を表示できる。また、表示
部7001の一部がロール状に巻かれた図36(A1)の状態と表示部7001を引き出
し部材7502により引き出した図36(B)の状態とで、携帯情報端末7500が異な
る表示を行う構成としてもよい。例えば、図36(A1)の状態のときに、表示部700
1のロール状に巻かれた部分を非表示とすることで、携帯情報端末7500の消費電力を
下げることができる。
なお、表示部7001を引き出した際に表示部7001の表示面が平面状となるように
固定するため、表示部7001の側部に補強のためのフレームを設けていてもよい。
なお、この構成以外に、筐体にスピーカを設け、映像信号と共に受信した音声信号によ
って音声を出力する構成としてもよい。
図36(C)〜(E)に、折りたたみ可能な携帯情報端末の一例を示す。図36(C)
では、展開した状態、図36(D)では、展開した状態又は折りたたんだ状態の一方から
他方に変化する途中の状態、図36(E)では、折りたたんだ状態の携帯情報端末760
0を示す。携帯情報端末7600は、折りたたんだ状態では可搬性に優れ、展開した状態
では、継ぎ目のない広い表示領域により一覧性に優れる。
表示部7001はヒンジ7602によって連結された3つの筐体7601に支持されて
いる。ヒンジ7602を介して2つの筐体7601間を屈曲させることにより、携帯情報
端末7600を展開した状態から折りたたんだ状態に可逆的に変形させることができる。
図36(F)、(G)に、折りたたみ可能な携帯情報端末の一例を示す。図36(F)
では、表示部7001が内側になるように折りたたんだ状態、図36(G)では、表示部
7001が外側になるように折りたたんだ状態の携帯情報端末7650を示す。携帯情報
端末7650は表示部7001及び非表示部7651を有する。携帯情報端末7650を
使用しない際に、表示部7001が内側になるように折りたたむことで、表示部7001
の汚れや傷つきを抑制できる。
図36(H)に、可撓性を有する携帯情報端末の一例を示す。携帯情報端末7700は
、筐体7701及び表示部7001を有する。さらに、入力手段であるボタン7703a
、7703b、音声出力手段であるスピーカ7704a、7704b、外部接続ポート7
705、マイク7706等を有していてもよい。また、携帯情報端末7700は、可撓性
を有するバッテリ7709を搭載できる。バッテリ7709は例えば表示部7001と重
ねて配置してもよい。
筐体7701、表示部7001、及びバッテリ7709は可撓性を有する。そのため、
携帯情報端末7700を所望の形状に湾曲させることや、携帯情報端末7700に捻りを
加えることが容易である。例えば、携帯情報端末7700は、表示部7001が内側又は
外側になるように折り曲げて使用できる。または、携帯情報端末7700をロール状に巻
いた状態で使用することもできる。このように筐体7701及び表示部7001を自由に
変形できるため、携帯情報端末7700は、落下した場合、又は意図しない外力が加わっ
た場合であっても、破損しにくいという利点がある。
また、携帯情報端末7700は軽量であるため、筐体7701の上部をクリップ等で把
持してぶら下げて使用する、又は、筐体7701を磁石等で壁面に固定して使用するなど
、様々な状況において利便性良く使用できる。
図36(I)に腕時計型の携帯情報端末の一例を示す。携帯情報端末7800は、バン
ド7801、表示部7001、入出力端子7802、操作ボタン7803等を有する。バ
ンド7801は、筐体としての機能を有する。また、携帯情報端末7800は、可撓性を
有するバッテリ7805を搭載できる。バッテリ7805は例えば表示部7001やバン
ド7801と重ねて配置してもよい。
バンド7801、表示部7001、及びバッテリ7805は可撓性を有する。そのため
、携帯情報端末7800を所望の形状に湾曲させることが容易である。
操作ボタン7803は、時刻設定のほか、電源のオン、オフ動作、無線通信のオン、オ
フ動作、マナーモードの実行及び解除、省電力モードの実行及び解除など、様々な機能を
持たせることができる。例えば、携帯情報端末7800に組み込まれたオペレーティング
システムにより、操作ボタン7803の機能を自由に設定することもできる。
また、表示部7001に表示されたアイコン7804に指等で触れることで、アプリケ
ーションを起動できる。
また、携帯情報端末7800は、通信規格に準拠した近距離無線通信を実行可能である
。例えば無線通信可能なヘッドセットと相互通信することによって、ハンズフリーで通話
することもできる。
また、携帯情報端末7800は入出力端子7802を有していてもよい。入出力端子7
802を有する場合、他の情報端末とコネクターを介して直接データのやりとりを行うこ
とができる。また入出力端子7802を介して充電を行うこともできる。なお、本実施の
形態で例示する携帯情報端末の充電動作は、入出力端子を介さずに非接触電力伝送により
行ってもよい。
図37(A)に自動車9700の外観を示す。図37(B)に自動車9700の運転席
を示す。自動車9700は、車体9701、車輪9702、ダッシュボード9703、ラ
イト9704等を有する。本発明の一態様の表示装置、または入出力装置は、自動車97
00の表示部などに用いることができる。例えば、図37(B)に示す表示部9710乃
至表示部9715に本発明の一態様の表示装置、または入出力装置を設けることができる
表示部9710と表示部9711は、自動車のフロントガラスに設けられた表示装置、
または入出力装置である。本発明の一態様の表示装置、または入出力装置は、表示装置、
または入出力装置が有する電極を、透光性を有する導電性材料で作製することによって、
反対側が透けて見える、いわゆるシースルー状態の表示装置、または入出力装置とするこ
とができる。シースルー状態の表示装置、または入出力装置であれば、自動車9700の
運転時にも視界の妨げになることがない。よって、本発明の一態様の表示装置、または入
出力装置を自動車9700のフロントガラスに設置できる。なお、表示装置、または入出
力装置に、表示装置、または入出力装置を駆動するためのトランジスタなどを設ける場合
には、有機半導体材料を用いた有機トランジスタや、酸化物半導体を用いたトランジスタ
など、透光性を有するトランジスタを用いるとよい。
表示部9712はピラー部分に設けられた表示装置、または入出力装置である。例えば
、車体に設けられた撮像手段からの映像を表示部9712に映し出すことによって、ピラ
ーで遮られた視界を補完できる。表示部9713はダッシュボード部分に設けられた表示
装置、または入出力装置である。例えば、車体に設けられた撮像手段からの映像を表示部
9713に映し出すことによって、ダッシュボードで遮られた視界を補完できる。すなわ
ち、自動車の外側に設けられた撮像手段からの映像を映し出すことによって、死角を補い
、安全性を高めることができる。また、見えない部分を補完する映像を映すことによって
、より自然に違和感なく安全確認を行うことができる。
また、図37(C)は、運転席と助手席にベンチシートを採用した自動車の室内を示し
ている。表示部9721は、ドア部に設けられた表示装置、または入出力装置である。例
えば、車体に設けられた撮像手段からの映像を表示部9721に映し出すことによって、
ドアで遮られた視界を補完できる。また、表示部9722は、ハンドルに設けられた表示
装置、または入出力装置である。表示部9723は、ベンチシートの座面の中央部に設け
られた表示装置、または入出力装置である。なお、表示装置、または入出力装置を座面や
背もたれ部分などに設置して、当該表示装置、または入出力装置を、当該表示装置、また
は入出力装置の発熱を熱源としたシートヒーターとして利用することもできる。
表示部9714、表示部9715、または表示部9722はナビゲーション情報、スピ
ードメーターやタコメーター、走行距離、給油量、ギア状態、エアコンの設定など、その
他様々な情報を提供できる。また、表示部に表示される表示項目やレイアウトなどは、使
用者の好みに合わせて適宜変更できる。なお、上記情報は、表示部9710乃至表示部9
713、表示部9721、表示部9723にも表示できる。また、表示部9710乃至表
示部9715、表示部9721乃至表示部9723は照明装置として用いることも可能で
ある。また、表示部9710乃至表示部9715、表示部9721乃至表示部9723は
加熱装置として用いることも可能である。
本発明の一態様の表示装置、または入出力装置が適用される表示部は平面であってもよ
い。この場合、本発明の一態様の表示装置、または入出力装置は、曲面や可撓性を有さな
い構成であってもよい。
図37(D)に示す携帯型ゲーム機は、筐体901、筐体902、表示部903、表示
部904、マイクロフォン905、スピーカ906、操作キー907、スタイラス908
等を有する。
図37(D)に示す携帯型ゲーム機は、2つの表示部(表示部903と表示部904)
を有する。なお、本発明の一態様の電子機器が有する表示部の数は、2つに限定されず1
つであっても3つ以上であってもよい。電子機器が複数の表示部を有する場合、少なくと
も1つの表示部が本発明の一態様の表示装置、または入出力装置を有していればよい。
図37(E)はノート型パーソナルコンピュータであり、筐体921、表示部922、
キーボード923、ポインティングデバイス924等を有する。
表示部922に、本発明の一態様の表示装置、または入出力装置を適用できる。
図38(A)に、カメラ8000の外観を示す。カメラ8000は、筐体8001、表
示部8002、操作ボタン8003、シャッターボタン8004、結合部8005等を有
する。またカメラ8000には、レンズ8006を取り付けることができる。
結合部8005は、電極を有し、後述するファインダー8100のほか、ストロボ装置
等を接続できる。
ここではカメラ8000として、レンズ8006を筐体8001から取り外して交換可
能な構成としたが、レンズ8006と筐体が一体となっていてもよい。
シャッターボタン8004を押すことにより、撮像できる。また、表示部8002はタ
ッチパネルとしての機能を有し、表示部8002をタッチすることにより撮像することも
可能である。
表示部8002に、本発明の一態様の表示装置、または入出力装置を適用できる。
図38(B)には、カメラ8000にファインダー8100を取り付けた場合の例を示
している。
ファインダー8100は、筐体8101、表示部8102、ボタン8103等を有する
筐体8101には、カメラ8000の結合部8005と係合する結合部を有しており、
ファインダー8100をカメラ8000に取り付けることができる。また当該結合部には
電極を有し、当該電極を介してカメラ8000から受信した映像等を表示部8102に表
示させることができる。
ボタン8103は、電源ボタンとしての機能を有する。ボタン8103により、表示部
8102の表示のオン・オフを切り替えることができる。
表示部8102に、本発明の一態様の表示装置、または入出力装置を適用できる。
なお、図38(A)(B)では、カメラ8000とファインダー8100とを別の電子
機器とし、これらを脱着可能な構成としたが、カメラ8000の筐体8001に、本発明
の一態様の表示装置、または入出力装置を備えるファインダーが内蔵されていてもよい。
図38(C)には、ヘッドマウントディスプレイ8200の外観を示している。
ヘッドマウントディスプレイ8200は、装着部8201、レンズ8202、本体82
03、表示部8204、ケーブル8205等を有している。また装着部8201には、バ
ッテリ8206が内蔵されている。
ケーブル8205は、バッテリ8206から本体8203に電力を供給する。本体82
03は無線受信機等を備え、受信した画像データ等の映像情報を表示部8204に表示さ
せることができる。また、本体8203に設けられたカメラで使用者の眼球やまぶたの動
きを捉え、その情報をもとに使用者の視点の座標を算出することにより、使用者の視点を
入力手段として用いることができる。
また、装着部8201には、使用者に触れる位置に複数の電極が設けられていてもよい
。本体8203は使用者の眼球の動きに伴って電極に流れる電流を検知することにより、
使用者の視点を認識する機能を有していてもよい。また、当該電極に流れる電流を検知す
ることにより、使用者の脈拍をモニタする機能を有していてもよい。また、装着部820
1には、温度センサ、圧力センサ、加速度センサ等の各種センサを有していてもよく、使
用者の生体情報を表示部8204に表示する機能を有していてもよい。また、使用者の頭
部の動きなどを検知し、表示部8204に表示する映像をその動きに合わせて変化させて
もよい。
表示部8204に、本発明の一態様の表示装置、または入出力装置を適用できる。
本実施の形態は、少なくともその一部を本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組
み合わせて実施できる。
10 入力装置
11 列
12 列
13 列
14 列
21 直線部分
22 直線部分
30 基板
31 電極
31a 電極
31b 電極
31c 電極
32 電極
32a 電極
32b 電極
32c 電極
33 接続部
34 接続部
35 ブリッジ電極
39 ダミー電極
40 画素
41 配線
42 配線
50 FPC
50a FPC
50b FPC
51 IC
60 表示素子
60B 表示素子
60G 表示素子
60R 表示素子
60Y 表示素子
61 導電膜
62 導電膜
63 導電膜
64 ナノワイヤ
70 表示パネル
71 基板
72 基板
73 FPC
74 IC
81 表示部
82 駆動回路
83 配線
86 交差部
87 走査線
90 交差部
91 基板
92 接着層
93 基板
94 絶縁層
100 タッチパネル
106 接続部
106a 接続部
106b 接続部
109 接続層
109a 接続層
109b 接続層
111 基板
112 基板
113 基板
114 基板
130 保護基板
131 偏光板
132 偏光板
133 バックライト
151 接着層
152 接着層
153 接着層
154 接着層
155 接着層
156 接着層
157 接着層
158 接着層
161 絶縁層
191 基板
192 接着層
193 基板
194 絶縁層
201 トランジスタ
202 トランジスタ
203 トランジスタ
205 容量素子
206 接続部
207 配線
208 表示素子
209 接続層
211 絶縁層
212 絶縁層
213 絶縁層
214 絶縁層
215 絶縁層
216 スペーサ
217 保護膜
221 電極
222 EL層
223 電極
224 光学調整層
231 着色層
232 遮光層
233 絶縁層
234 絶縁層
251 電極
252 電極
253 液晶
254 絶縁層
255 オーバーコート
260 保護膜
300 加工部材
310 成膜室
311a 原料供給部
311b 原料供給部
312 制御部
312a 流量制御器
312b 流量制御器
312c 流量制御器
312h 加熱機構
313 導入口
314 排出口
315 排気装置
316 支持部
317 加熱機構
318 扉
601 パルス電圧出力回路
602 電流検知回路
603 容量
611 トランジスタ
612 トランジスタ
613 トランジスタ
621 電極
622 電極
901 筐体
902 筐体
903 表示部
904 表示部
905 マイクロフォン
906 スピーカ
907 操作キー
908 スタイラス
921 筐体
922 表示部
923 キーボード
924 ポインティングデバイス
3501 配線
3502 配線
3503 トランジスタ
3504 液晶素子
3510 配線
3510_1 配線
3510_2 配線
3511 配線
3515_1 ブロック
3515_2 ブロック
3516 ブロック
7000 表示部
7001 表示部
7100 携帯電話機
7101 筐体
7103 操作ボタン
7104 外部接続ポート
7105 スピーカ
7106 マイク
7200 テレビジョン装置
7201 筐体
7203 スタンド
7211 リモコン操作機
7300 携帯情報端末
7301 筐体
7302 操作ボタン
7303 情報
7304 情報
7305 情報
7306 情報
7310 携帯情報端末
7320 携帯情報端末
7400 照明装置
7401 台部
7402 発光部
7403 操作スイッチ
7410 照明装置
7412 発光部
7420 照明装置
7422 発光部
7500 携帯情報端末
7501 筐体
7502 部材
7503 操作ボタン
7600 携帯情報端末
7601 筐体
7602 ヒンジ
7650 携帯情報端末
7651 非表示部
7700 携帯情報端末
7701 筐体
7703a ボタン
7703b ボタン
7704a スピーカ
7704b スピーカ
7705 外部接続ポート
7706 マイク
7709 バッテリ
7800 携帯情報端末
7801 バンド
7802 入出力端子
7803 操作ボタン
7804 アイコン
7805 バッテリ
8000 カメラ
8001 筐体
8002 表示部
8003 操作ボタン
8004 シャッターボタン
8005 結合部
8006 レンズ
8100 ファインダー
8101 筐体
8102 表示部
8103 ボタン
8200 ヘッドマウントディスプレイ
8201 装着部
8202 レンズ
8203 本体
8204 表示部
8205 ケーブル
8206 バッテリ
9700 自動車
9701 車体
9702 車輪
9703 ダッシュボード
9704 ライト
9710 表示部
9711 表示部
9712 表示部
9713 表示部
9714 表示部
9715 表示部
9721 表示部
9722 表示部
9723 表示部

Claims (4)

  1. 複数のトランジスタと、複数の発光素子とを有する表示部と、
    前記表示部上に配置されたタッチセンサと、を有し
    前記タッチセンサは、一対の第1の導電層と、第2の導電層とを有し、
    前記第1の導電層は、格子状の形状を有し、
    平面視において、前記格子状の形状が有する複数の開口の一つは、前記複数の発光素子の一つと重なり、
    前記発光素子の発光領域の輪郭は、前記開口の直線部分に平行な部分を有する表示装置。
  2. 複数のトランジスタと、複数の発光素子とを有する表示部と、
    前記表示部上に配置されたタッチセンサと、を有し
    前記タッチセンサは、一対の第1の導電層と、第2の導電層とを有し、
    前記第1の導電層は、格子状の形状を有し、
    平面視において、前記格子状の形状が有する複数の開口の一つは、前記複数の発光素子の一つと重なり、
    前記発光素子の発光領域の輪郭は、前記開口の直線部分に平行な部分を有し、
    前記輪郭は、角部の丸い四角形状又は楕円形状を有する表示装置。
  3. 複数のトランジスタと、複数の発光素子とを有する表示部と、
    前記表示部上に配置されたタッチセンサと、を有し
    前記タッチセンサは、一対の第1の導電層と、第2の導電層とを有し、
    前記第1の導電層は、格子状の形状を有し、
    平面視において、前記格子状の形状が有する複数の開口の一つは、前記複数の発光素子の一つと重なり、
    前記発光素子の発光領域の輪郭は、前記開口の直線部分に平行な部分を有し、
    前記発光素子は、前記トランジスタと電気的に接続された電極を有し、
    前記電極は、隔壁を介して前記第1の導電層と重なる領域を有する表示装置。
  4. 複数のトランジスタと、複数の発光素子とを有する表示部と、
    前記表示部上に配置されたタッチセンサと、を有し
    前記タッチセンサは、一対の第1の導電層と、第2の導電層とを有し、
    前記第1の導電層は、格子状の形状を有し、
    平面視において、前記格子状の形状が有する複数の開口の一つは、前記複数の発光素子の一つと重なり、
    前記発光素子の発光領域の輪郭は、前記開口の直線部分に平行な部分を有し、
    前記輪郭は、角部の丸い四角形状又は楕円形状を有し、
    前記発光素子は、前記トランジスタと電気的に接続された電極を有し、
    前記電極は、隔壁を介して前記第1の導電層と重なる領域を有する表示装置。
JP2020152512A 2014-12-01 2020-09-11 表示装置 Active JP7130021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022132410A JP2022167949A (ja) 2014-12-01 2022-08-23 表示装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014243346 2014-12-01
JP2014243346 2014-12-01

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015229303A Division JP6764226B2 (ja) 2014-12-01 2015-11-25 タッチパネル、タッチパネルモジュール及び電子機器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022132410A Division JP2022167949A (ja) 2014-12-01 2022-08-23 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020198136A true JP2020198136A (ja) 2020-12-10
JP7130021B2 JP7130021B2 (ja) 2022-09-02

Family

ID=56124452

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015229303A Active JP6764226B2 (ja) 2014-12-01 2015-11-25 タッチパネル、タッチパネルモジュール及び電子機器
JP2020152512A Active JP7130021B2 (ja) 2014-12-01 2020-09-11 表示装置
JP2022132410A Pending JP2022167949A (ja) 2014-12-01 2022-08-23 表示装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015229303A Active JP6764226B2 (ja) 2014-12-01 2015-11-25 タッチパネル、タッチパネルモジュール及び電子機器

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022132410A Pending JP2022167949A (ja) 2014-12-01 2022-08-23 表示装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9933872B2 (ja)
JP (3) JP6764226B2 (ja)

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6494287B2 (ja) * 2015-01-08 2019-04-03 三菱電機株式会社 タッチスクリーン、タッチパネル、表示装置、および電子機器
KR20160088530A (ko) * 2015-01-15 2016-07-26 삼성디스플레이 주식회사 터치 패널
JP2016133622A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 セイコーエプソン株式会社 記憶型表示装置、記憶型表示装置の駆動方法、及び電子機器
KR20160114510A (ko) * 2015-03-24 2016-10-05 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 터치 패널
KR102338748B1 (ko) * 2015-04-21 2021-12-15 삼성디스플레이 주식회사 터치 스크린 패널 및 이의 제조 방법
DE102016206922A1 (de) 2015-05-08 2016-11-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Touchscreen
JP6728152B2 (ja) 2015-05-28 2020-07-22 株式会社半導体エネルギー研究所 タッチパネル
JP6612075B2 (ja) 2015-07-23 2019-11-27 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置、入力装置および表示装置の製造方法
US10978489B2 (en) 2015-07-24 2021-04-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, display panel, method for manufacturing semiconductor device, method for manufacturing display panel, and information processing device
US10442533B2 (en) 2015-12-14 2019-10-15 Autel Robotics Co., Ltd. Battery used for unmanned aerial vehicle and unmanned aerial vehicle
WO2017103737A1 (en) 2015-12-18 2017-06-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display panel, input/output device, data processing device, and method for manufacturing display panel
CN105807991A (zh) * 2016-03-03 2016-07-27 京东方科技集团股份有限公司 一种显示基板、内嵌式触摸屏、其驱动方法及显示装置
KR20180002123A (ko) * 2016-06-28 2018-01-08 삼성디스플레이 주식회사 표시장치
KR102365490B1 (ko) * 2016-07-13 2022-02-18 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 입출력 패널, 입출력 장치, 반도체 장치
KR102552283B1 (ko) * 2016-07-15 2023-07-10 삼성디스플레이 주식회사 압력 센서 및 이를 포함하는 표시 장치
JP2018022606A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
CN107025027A (zh) * 2016-08-12 2017-08-08 京东方科技集团股份有限公司 触控基板及其制作方法、显示面板和显示装置
CN106354305B (zh) * 2016-08-25 2019-09-03 京东方科技集团股份有限公司 一种触控显示模组、其制作方法及显示装置
KR102586280B1 (ko) * 2016-08-30 2023-10-10 삼성디스플레이 주식회사 터치 패널 및 이를 포함하는 표시 장치
CN106502454B (zh) * 2016-10-21 2019-09-10 昆山龙腾光电有限公司 触控显示面板及其制造方法
WO2018073706A1 (en) 2016-10-21 2018-04-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and operating method thereof
KR20180076006A (ko) 2016-12-27 2018-07-05 엘지디스플레이 주식회사 표시 장치
US10528180B2 (en) * 2016-12-30 2020-01-07 Cirque Corporation Waterproof touch keypad with skimmer detection
KR20180079025A (ko) * 2016-12-30 2018-07-10 엘지디스플레이 주식회사 인-셀 터치 유기 발광 표시장치
KR102009382B1 (ko) * 2017-03-03 2019-08-09 동우 화인켐 주식회사 안테나가 구비된 터치 센서
TWI748063B (zh) * 2017-03-06 2021-12-01 南韓商東友精細化工有限公司 電極連接結構、觸控感測器和影像顯示裝置
CN107422917B (zh) * 2017-07-31 2020-06-16 京东方科技集团股份有限公司 一种触摸电极及驱动方法、触摸面板
US20190034003A1 (en) * 2017-07-31 2019-01-31 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Array substrate, self-capacitive touch display panel, and electronic apparatus
US10402026B2 (en) * 2017-08-18 2019-09-03 Int Tech Co., Ltd. Conductive mesh and touch sensor
KR102366552B1 (ko) * 2017-10-12 2022-02-23 삼성디스플레이 주식회사 패널 하부 부재 구조물 및 표시 장치
KR102382639B1 (ko) 2017-10-31 2022-04-05 엘지디스플레이 주식회사 터치센서를 포함하는 표시장치 및 그의 제조방법
CN107947778B (zh) * 2017-11-10 2022-01-04 深圳市梦想电子有限公司 一种透明导电膜按键的结构、制造方法及系统
CN107784969B (zh) * 2017-11-15 2021-06-11 武汉天马微电子有限公司 显示面板、显示装置以及压力传感器检测方法
JP2019091346A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
CN107978622B (zh) * 2017-11-22 2020-08-11 上海天马有机发光显示技术有限公司 一种阵列基板、显示面板和显示装置
JP7151437B2 (ja) * 2017-12-18 2022-10-12 株式会社リコー 3次元曲面状の積層基板及びその製造方法
WO2019175704A1 (ja) 2018-03-16 2019-09-19 株式会社半導体エネルギー研究所 電気モジュール、表示パネル、表示装置、入出力装置、情報処理装置、電気モジュールの作製方法
CN109189265B (zh) * 2018-08-28 2021-10-08 上海天马微电子有限公司 一种可拉伸面板和柔性显示装置
JP7250500B2 (ja) * 2018-12-13 2023-04-03 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
JP7326073B2 (ja) * 2019-09-05 2023-08-15 東芝テック株式会社 Led駆動回路及び液体吐出観察装置
WO2021151483A1 (en) * 2020-01-29 2021-08-05 Huawei Technologies Co., Ltd. Display stack with millimeter-wave antenna functionality
CN113534976A (zh) * 2020-04-14 2021-10-22 宸美(厦门)光电有限公司 具虚设图案的触控面板
JP2022029727A (ja) * 2020-08-05 2022-02-18 三菱電機株式会社 アンテナ内蔵タッチスクリーンおよび表示装置
CN111968522B (zh) * 2020-09-16 2022-07-01 厦门天马微电子有限公司 可拉伸显示面板及显示装置
KR20220042888A (ko) * 2020-09-28 2022-04-05 엘지디스플레이 주식회사 표시 장치
CN112198728B (zh) * 2020-10-16 2022-06-10 武汉华星光电技术有限公司 阵列基板及其制作方法、液晶显示面板
CN112270895B (zh) * 2020-10-29 2022-11-11 厦门天马微电子有限公司 一种显示面板及其制备方法、显示装置
JP7100721B1 (ja) * 2021-01-14 2022-07-13 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 情報機器およびディスプレイモジュール
CN113157137B (zh) * 2021-04-30 2023-05-05 京东方科技集团股份有限公司 触控显示面板和显示装置
CN114153328B (zh) * 2021-12-03 2024-01-23 武汉天马微电子有限公司 一种显示面板及显示装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005259718A (ja) * 2000-11-27 2005-09-22 Seiko Epson Corp 有機エレクトロルミネッセンス装置及び有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法
US20130278513A1 (en) * 2012-04-19 2013-10-24 Hyoung-Wook Jang Touch screen panel
JP2014525098A (ja) * 2011-07-19 2014-09-25 アップル インコーポレイテッド タッチ感知ディスプレイ
JP2014186258A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Sony Corp 表示装置および電子機器

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5565657A (en) * 1993-11-01 1996-10-15 Xerox Corporation Multidimensional user interface input device
US6972753B1 (en) 1998-10-02 2005-12-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Touch panel, display device provided with touch panel and electronic equipment provided with display device
JP4338845B2 (ja) 1998-10-02 2009-10-07 株式会社半導体エネルギー研究所 タッチパネル及びタッチパネルを備えた表示装置及び表示装置を備えた電子機器
SG118118A1 (en) 2001-02-22 2006-01-27 Semiconductor Energy Lab Organic light emitting device and display using the same
TW564471B (en) 2001-07-16 2003-12-01 Semiconductor Energy Lab Semiconductor device and peeling off method and method of manufacturing semiconductor device
JP4027740B2 (ja) 2001-07-16 2007-12-26 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
CN102112950B (zh) * 2008-09-12 2015-01-28 奥博特瑞克斯株式会社 电容型触摸面板、显示装置及电容型触摸面板的制造方法
JP2010231533A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Citizen Electronics Co Ltd 透明電極基板及びそれを備えたタッチパネル
EP2513893A4 (en) 2009-12-18 2016-09-07 Semiconductor Energy Lab Liquid crystal display device and electronic device
JP2012256819A (ja) 2010-09-08 2012-12-27 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US20120153970A1 (en) 2010-12-21 2012-06-21 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Capacitive touch sensing devices and methods of manufacturing thereof
KR20140141696A (ko) 2012-03-30 2014-12-10 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 터치스크린, 터치스크린의 구동 방법 및 터치스크린 모듈
US9134864B2 (en) 2012-05-31 2015-09-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device with controller and touch panel for rapid restoration from power-saving mode
US9916793B2 (en) 2012-06-01 2018-03-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method of driving the same
KR102114212B1 (ko) 2012-08-10 2020-05-22 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시 장치
US9417475B2 (en) 2013-02-22 2016-08-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device
KR102141459B1 (ko) 2013-03-22 2020-08-05 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 액정 표시 장치
CN107768408A (zh) 2013-04-15 2018-03-06 株式会社半导体能源研究所 发光装置
WO2015030086A1 (en) 2013-08-30 2015-03-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device
KR102239367B1 (ko) 2013-11-27 2021-04-09 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 터치 패널
WO2015132694A1 (en) 2014-03-07 2015-09-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Touch sensor, touch panel, and manufacturing method of touch panel

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005259718A (ja) * 2000-11-27 2005-09-22 Seiko Epson Corp 有機エレクトロルミネッセンス装置及び有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法
JP2014525098A (ja) * 2011-07-19 2014-09-25 アップル インコーポレイテッド タッチ感知ディスプレイ
US20130278513A1 (en) * 2012-04-19 2013-10-24 Hyoung-Wook Jang Touch screen panel
JP2014186258A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Sony Corp 表示装置および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP7130021B2 (ja) 2022-09-02
JP2016110643A (ja) 2016-06-20
US9933872B2 (en) 2018-04-03
JP2022167949A (ja) 2022-11-04
JP6764226B2 (ja) 2020-09-30
US20160179259A1 (en) 2016-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7130021B2 (ja) 表示装置
JP6826641B2 (ja) 表示装置
JP6744966B2 (ja) 入力装置、及び入出力装置
JP6841640B2 (ja) 表示装置
JP2022132358A (ja) 表示装置
JP2021073492A (ja) 表示装置
JP2022095621A (ja) 表示装置
JP2022020836A (ja) タッチパネル、モジュールおよび電子機器
JP7046251B2 (ja) 表示装置
JP7397957B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7130021

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150