JP2020196271A - 廃液収容体及び液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃液の付着を抑制することのできる廃液収容体及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】廃液収容体60は、廃液収容室を形成する側壁63,64及び底壁を有するとともに、挿入方向への移動に伴って装着室41に入るときに、廃液受容部が受容した廃液を導入可能な態様で挿入方向に向けて開口する廃液導入口67aが廃液収容室の天井部分に設けられる廃液収容容器61と、装着室41内における挿入方向と異なる接続方向Mへの移動に伴って排出部42と接続される廃液導入部81と、装着室41内における接続方向Mへの移動に伴って基板接続部43と電気的に接続される接続端子82aを有する回路基板82と、を備える。廃液導入部81は、廃液収容容器61の側壁63,64及び底壁と交差する壁部65に設けられ、接続端子82aは、廃液収容容器61の壁部及び天井部分と異なる側壁63に設けられる。
【選択図】図13

Description

本発明は、廃液を収容する廃液収容体及び廃液収容体が装着される液体噴射装置に関する。
液体噴射装置の一例として、噴射不良を予防または解消するために記録ヘッドからインクを廃液として排出し、その廃液を廃インク貯留部に収容するインクジェット式の記録装置がある(例えば、特許文献1)。
特開2004−42442号公報
廃液を収容する廃インク貯留部を交換可能なカートリッジ式の廃液収容体にする場合、その廃液収容体に収容量等を記憶するための回路基板を取り付けると、廃液収容体の交換時期等を管理しやすくなる。しかし、回路基板の接続端子が廃液収容体の外面に露出していると、接続端子に廃液が付着することによって、装置側の基板接続部に対する接続不良が生じてしまう、という課題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、廃液の付着を抑制することのできる廃液収容体及び液体噴射装置を提供することにある。
上記課題を解決する廃液収容体は、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドが噴射した前記液体を廃液として受容する廃液受容部と、前記液体噴射ヘッドから廃液として排出された前記液体を排出する排出部と、基板接続部と、前記排出部及び前記基板接続部が内部に設けられた装着室と、を備える液体噴射装置の前記装着室に着脱可能に装着される廃液収容体であって、前記廃液を収容する廃液収容室を形成する側壁及び底壁を有するとともに、挿入方向への移動に伴って前記装着室に入るときに、前記廃液受容部が受容した前記廃液を導入可能な態様で前記挿入方向に向けて開口する廃液導入口が前記廃液収容室の天井部分に設けられる廃液収容容器と、前記装着室内における前記挿入方向と異なる接続方向への移動に伴って前記排出部と接続される廃液導入部と、前記装着室内における前記接続方向への移動に伴って前記基板接続部と電気的に接続される接続端子を有する回路基板と、を備え、前記廃液導入部は、前記廃液収容容器の前記側壁及び前記底壁と交差する壁部に設けられ、前記接続端子は、前記廃液収容容器の前記壁部及び前記天井部分と異なる前記側壁に設けられる。
液体噴射装置の一実施形態の斜視図。 図1の液体噴射装置が備える筐体内の平面構成を示す模式図。 図1の液体噴射装置に廃液収容体を装着する様子を示す斜視図。 図3の構成を別の角度から見た斜視図。 図1の液体噴射装置の内部構成の一部を示す分解斜視図。 図5の構成を別の角度から見た分解斜視図。 廃液収容体の一実施形態の左側面図。 図7の廃液収容体の底面図。 図7の廃液収容体の右側面図。 図7の廃液収容体の分解斜視図。 廃液伝達部及び廃液導入口の構成を示す分解斜視図。 図1の液体噴射装置に装着した廃液収容体の断面図。 装着室及び廃液収容体の平面図。 図7の廃液収容体の斜視図。 図7の廃液収容体の正面図。 図7の廃液収容体の背面図。
以下、液体噴射装置及び廃液収容体の実施形態について、図を参照して説明する。液体噴射装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターである。廃液収容体は、例えば、プリンターから排出される廃インクを廃液として収容するものである。
図1に示すように、液体噴射装置11は、箱状の筐体12と、筐体12に対して回動可能に取り付けられた上蓋13と、同じく筐体12に対して回動可能に取り付けられた前蓋14と、を備える。上蓋13及び前蓋14は、それぞれ所定の角度まで回動されることによって、筐体12に重なる閉位置と図1に示す開位置とに配置される。
上蓋13を開位置に配置すると、筐体12内に媒体Sを挿入するための挿入口15が露出する。開位置に配置された上蓋13は、挿入口15に挿入される媒体Sを支持する支持部材として機能する。
前蓋14を開位置に配置すると、筐体12内から媒体Sを排出するための排出口16が露出する。開位置に配置された前蓋14は、排出口16から排出される媒体Sを受容する支持部材として機能する。
筐体12において、挿入口15が開口する外壁を上壁部21、上壁部21と実質的に平行をなして配置される外壁を底壁部22、排出口16が開口する外壁を前壁部23、前壁部23と実質的に平行をなして配置される外壁を後壁部24という。また、筐体12において、上壁部21、底壁部22、前壁部23及び後壁部24と交差する一対の外壁を側壁部25,26という。そして、筐体12において、上壁部21側を天面側、底壁部22側を底面側ということがある。
上壁部21の表面側(天面側)には、液体噴射装置11の操作を行うための操作部17と、操作部17の操作結果や液体噴射装置11の動作状況等を表示するための表示部18とが配置されている。上壁部21の裏面側には、例えば前壁部23及び側壁部25に近い位置に、液体噴射装置11が備える各種機構の制御を行う制御部100が設けられている。
図2に示すように、筐体12内には、媒体支持部27aを有する支持部材27と、媒体支持部27aに支持された媒体Sに対して液体を噴射する液体噴射ヘッド31と、液体噴射ヘッド31を保持して往復移動するキャリッジ33と、が収容されている。媒体支持部27aは、挿入口15から排出口16に向けて延びる搬送路(図2に二点鎖線で示す)に沿って搬送される媒体Sを支持する複数の突部からなる。また、筐体12内には、キャリッジ33の移動を案内するためのガイド軸34が架設されている。
液体噴射ヘッド31は、液体を液滴として噴射する複数のノズル32を有する。液体噴射ヘッド31は、筐体12の長手方向(図2では左右方向)における第1端側(図2では右端側)をホーム位置として、ホーム位置から長手方向における第2端側(図2では左端側)に向かう往路移動と、第2端側からホーム位置に向かう復路移動とを交互に行う。
本実施形態において、液体噴射ヘッド31が液体を噴射する方向を噴射方向、媒体支持部27a上において挿入口15から排出口16に向けて媒体Sが搬送される方向を搬送方向、液体噴射ヘッド31の往路移動方向を走査方向という。本実施形態において、噴射方向は鉛直下方である。
支持部材27は、媒体支持部27aの周囲に凹設された受容凹部27bを有する。受容凹部27bには、液体を吸収可能なシート29を収容することが好ましい。シート29は、不織布または多孔質体などから構成され、媒体Sの縁まで余白無く印刷を施す縁なし印刷を行う場合に、液体噴射ヘッド31から媒体Sの端部に向けて噴射されて、媒体Sに受容されずにはみ出た液滴を受容する。このように、受容凹部27b及びシート29は、液体噴射ヘッド31が噴射した液体を廃液として受容する廃液受容部30として機能する。なお、廃液受容部30が受容する廃液を「噴射廃液」という。
筐体12内において、ホーム位置付近には、液体噴射ヘッド31のメンテナンスを行うためのメンテナンス機構35が配置されている。メンテナンス機構35は、ホーム位置と対応する位置に配置されるキャップ36と、キャップ36に吸引チューブ37を介して接続される吸引機構38と、キャップ36を昇降移動させる昇降機構39と、液体噴射ヘッド31を払拭する払拭部材40と、を備える。
昇降機構39は、キャップ36をキャッピング位置と、キャッピング位置よりも底壁部22に近い退避位置との間で移動させる。液体噴射ヘッド31がホーム位置にあるときにキャップ36がキャッピング位置に移動すると、キャップ36はノズル32が開口する閉空間を形成する状態(図12に示す状態)となり、ノズル32の乾燥を抑制する。このように、キャップ36によってノズル32が開口する閉空間を形成することを「キャッピング」という。液体を噴射しない電源オフ時などに、液体噴射ヘッド31はホーム位置に移動して、キャップ36がキャッピング位置に移動してキャッピングする。キャップ36がキャッピング位置から退避位置に移動すると、キャッピングは解除される。
吸引機構38は、例えば、弾性変形可能なチューブをコロなどの押圧部材が押し潰しつつ移動することで吸引力を発生させるチューブポンプ等からなる吸引ポンプである。キャッピング時に吸引機構38が駆動すると、閉空間が減圧されて負圧になる。これにより、ノズル32を通じて液体噴射ヘッド31から液体が排出される吸引クリーニングが実行される。吸引クリーニングは、例えば気泡が混入するなどして液体の噴射不良が生じた場合などに、噴射不良を解消するためのメンテナンス動作として行われる。
払拭部材40は、液体噴射ヘッド31が液体を噴射した後や、吸引クリーニングの後などに、液体噴射ヘッド31に付着した液体などの異物を払拭する。このように払拭部材40が液体噴射ヘッド31を払拭するメンテナンス動作をワイピングという。
その他、噴射不良を解消するためのメンテナンス動作として、液体噴射ヘッド31が退避位置にあるキャップ36または廃液受容部30に向けて液滴を吐き捨てるフラッシングを行うこともある。なお、吸引クリーニングやフラッシングなどに伴って液体噴射ヘッド31から廃液として排出され、キャップ36に受容された後に吸引機構38の駆動により排出される廃液を「吸引廃液」という。
図3に示すように、液体噴射装置11は、筐体12の底面側に、廃液収容体60が着脱可能に装着される装着室41と、装着室41を覆う蓋19と、を備える。廃液収容体60は、噴射廃液と吸引廃液の両方を収容する廃液収容容器61を有する。装着室41の内部には、吸引廃液を排出する排出部42と、制御部100と図示しない信号線で接続された基板接続部43と、が設けられる。
廃液収容体60は、挿入方向Nへの移動に伴って装着室41に入り、装着室41内における挿入方向Nと異なる接続方向Mへの移動に伴って液体噴射装置11に装着される。本実施形態において、挿入方向Nは底壁部22から上壁部21に向かう方向であり、接続方向Mは側壁部26から側壁部25に向かう方向である。液体噴射装置11に装着された廃液収容体60は、装着室41内における接続方向Mの反対方向(解除方向)への移動に伴って接続が解除され、挿入方向Nの反対方向(取出方向)への移動に伴って装着室41から出る。廃液収容体60には、装着室41内における移動操作を行うときに手を掛けることのできる手掛部66aを設けることが好ましい。
装着室41には、挿入方向Nに移動する廃液収容体60を案内する挿入案内部44と、挿入案内部44の端部からそれぞれ接続方向Mに延びて、接続方向Mに移動する廃液収容体60を案内する装着案内部45,46と、を設けてもよい。この場合、廃液収容体60には、挿入案内部44及び装着案内部45に係合する第1係合突部68と、装着案内部46に係合する第2係合突部69と、を設けるとよい。
排出部42及び基板接続部43は、接続方向Mに沿って延びるように装着室41内に向けて突出させることが好ましい。また、装着室41内には、接続される廃液収容体60の位置決めをするために、接続方向Mに沿って延びる案内突部47を突出させることが好ましい。
装着室41内には、廃液受容部30(図2参照)から延びる1または複数の廃液伝達部48を突出させることが好ましい。廃液伝達部48を複数(本実施形態では4つ)設ける場合、装着室41の長手方向(本実施形態では接続方向M)に沿って並ぶように配置するとよい。
図4に示すように、装着室41内には、廃液収容容器61を係止する係止部49を設けることが好ましい。係止部49は、例えば装着室41内に突出する板ばねとすることができる。この場合、装着室41内に入った廃液収容容器61が接続方向Mに移動したときに、係止部49が廃液収容容器61を係止する構成にするとよい。
図5に示すように、装着室41は、支持部材27より底面側に配置されて、底面側が開口する箱状の収容部材28により形成される。また、支持部材27と収容部材28の間には、接続方向Mに沿ってスライド移動可能なスライダー50が配置される。スライダー50は、底面側に向けて突出する伝達突部51を有する。伝達突部51は、液体を吸収可能な吸収シート53で覆うとよい。
シート29からは、底面側に向けて延びる1または複数(本実施形態では4つ)の延設部29aが設けられる。スライダー50は延設部29aと対応する位置に、延設部29aと個別に対応するように複数設けるとよい。支持部材27には延設部29aを挿通する貫通孔27cが設けられ、延設部29aは貫通孔27cを通じてスライダー50の伝達突部51(吸収シート53がある場合は吸収シート53)に接する位置まで延設される。
シート29が受容した噴射廃液は、延設部29a及び吸収シート53(吸収シート53がない場合は伝達突部51)を伝って流下する。これにより、シート29の延設部29a、吸収シート53及び伝達突部51は、廃液伝達部48を構成する。なお、スライダー50の移動に伴って延設部29aが吸収シート53から離れないように、延設部29aを伝達突部51の方に押し付ける補助部材54を設けるとよい(図11を併せて参照)。
図6に示すように、スライダー50は、例えばバネなどからなる付勢部材52によって、解除方向に付勢しておくことが好ましい。この場合、スライダー50に付勢部材52の一端を係止する第1係止部50aを設け、収容部材28に付勢部材52の他端を係止する第2係止部28aを設けるとよい。また、付勢部材52の付勢力によるスライダー50の移動を規制する規制突部28bを収容部材28に設け、スライダー50には規制突部28bに係合する係合爪50bを設けるとよい。
収容部材28には、廃液伝達部48を挿通する貫通孔28cが設けられる。貫通孔28cは、スライダー50の移動に伴う廃液伝達部48の移動を許容するように、接続方向Mに延びるように形成することが好ましい。
次に、廃液収容体60の構成について詳述する。
図7に示すように、廃液収容体60は、吸引廃液を導入する廃液導入部81と、接続端子82aを有する回路基板82と、を備える。回路基板82には、廃液の収容量などの情報を記憶する記憶部(図示略)が設けられる。
図7〜図9に示すように、廃液収容体60には、着脱に伴う移動方向(挿入方向N並びに接続方向M及び解除方向)を矢印で図示しておくと、操作性がよい。
図10に示すように、廃液収容体60の廃液収容容器61は、廃液を収容する廃液収容室61aを形成する底壁62、側壁63,64及び壁部65,66を有するとともに、廃液収容室61aの天井部分を形成する蓋体67を有する。側壁63,64は実質的に平行をなして、挿入方向N及び接続方向Mに延びる。
回路基板82は、廃液収容容器61の接続方向Mに延びる側壁63に、接続方向Mに開口する態様で設けられた凹部83内に収容することが好ましい。また、凹部83内には、接続方向Mに延びる案内凸部83aを設けておくとよい。なお、回路基板82が取り付けられた凹部83の接続方向Mに延びる内壁は、側壁63の一部を構成する。
廃液導入部81は、廃液収容容器61の側壁63,64及び底壁62と交差する壁部65に設けられる。廃液導入部81は、例えば、壁部65に設けられた貫通孔65aと、貫通孔65aを囲む環状のシール部材81aと、シール部材81aを押さえる環状部材81bと、によって構成される。
廃液収容体60は、廃液収容室61aに収容される廃液を吸収可能な吸収部材70を備えることが好ましい。吸収部材70として、噴射廃液を吸収する第1吸収部材70Fと、吸引廃液を吸収する第2吸収部材70Sとを設けることが好ましい。さらに、第1吸収部材70Fと第2吸収部材70Sの間には、液体の流動を抑制する遮蔽シート71を配置することが好ましい。吸収部材70(70F,70S)の大きさ及び数は、吸収する廃液の排出量に応じて変更することができる。例えば、本実施形態では、第2吸収部材70Sは板状のものを4つ設けて、底壁62側から順に層をなすように重ねている。
廃液収容容器61には、底壁62から廃液収容室61a内に突出する係止突部61bと側壁63,64及び壁部66から廃液収容室61a内に突出する係止突部61cとを設けるとよい。この場合、第2吸収部材70Sに係止突部61b,61cとそれぞれ係合する切込み70b,70cを入れて、切込み70b,70cに係止突部61b,61cをそれぞれ挿入する態様で第2吸収部材70Sを廃液収容室61aに収容すると、廃液収容室61a内における第2吸収部材70Sの移動が抑制される。また、遮蔽シート71に切り込みを入れて切片71dを立ち上げるとともに、第1吸収部材70Fに切片71dと係合する切込み70dを入れて、切込み70dに切片71dを挿入した状態で第1吸収部材70Fと遮蔽シート71を廃液収容室61aに収容するとよい。
第1吸収部材70F及び遮蔽シート71を廃液収容室61aに収容するときに、遮蔽シート71を係止突部61b,61cで支持するように配置すると、廃液を吸収した第1吸収部材70Fが自重で下方に沈まないように、係止突部61b,61cで支えることができる。本実施形態では、廃液収容容器61の壁部65に段差部65dを設けて、段差部65dでも遮蔽シート71を支持するようにしている(図12を併せて参照)。
廃液収容室61aの天井部分を形成する蓋体67には、挿入方向Nへの移動に伴って装着室41(図3参照)に入るときに、廃液受容部30(図6参照)が受容した噴射廃液を導入可能な態様で挿入方向Nに向けて開口する廃液導入口67aが設けられる(図12を併せて参照)。
本実施形態の廃液収容容器61には、接続方向Mに並ぶ複数(4つ)の廃液導入口67aを設けている。また、第1吸収部材70Fには、4つの廃液導入口67aのうちの3つと対応する位置に、貫通孔70aが形成されている。4つの廃液導入口67aのうちの残る1つの廃液導入口67aは、第1吸収部材70Fの端部(接続方向Mにおける先端側)と対応する位置に配置される。
図11に示すように、第1吸収部材70Fの切込み70dに挿入可能な挿入突部67dを蓋体67に突設し、切込み70dに挿入突部67dを挿入する態様で蓋体67を取り付けるようにすると、遮蔽シート71及び第1吸収部材70Fの移動を抑制することができる。さらに、蓋体67に第1吸収部材70Fの貫通孔70aに入るように箱状をなすとともに解除方向に向けて開口する突出部67bを凹設すると、第1吸収部材70Fの移動をより抑制することができる。なお、図11においては、シート29の本体部分、支持部材27及び収容部材28の図示を省略している。
図12に二点鎖線で示すように、廃液収容体60が挿入方向Nに移動して装着室41に入ると、装着室41に突出する廃液伝達部48は、廃液収容体60に設けられた箱状の突出部67bの中(凹部の中)に入る。そして、廃液収容体60が装着室41内で接続方向Mに移動して図12に実線で示す位置に至ると、廃液伝達部48が突出部67bの開口から出て廃液導入口67aに入り、第1吸収部材70Fに接触する。
すなわち、第1吸収部材70Fは、装着室41内における接続方向Mへの移動に伴って廃液伝達部48と接触する。これにより、液体噴射ヘッド31が噴射した液体を廃液受容部30が廃液として受容した場合には、その噴射廃液が廃液伝達部48を伝って廃液収容体60に収容される。
また、廃液収容体60が装着室41内で接続方向Mに移動すると、廃液導入部81が排出部42と接続される。すなわち、廃液導入部81は、装着室41内における接続方向Mへの移動に伴って、排出部42と接続される。なお、廃液収容容器61の内部に排出部42が挿入された場合に、排出部42の周囲及びその下方に廃液が流れる空間を空けておくために、下層に位置する第2吸収部材70Sに切り欠き70fを設けておくとよい。
図13に示すように、接続端子82aを有する回路基板82は、廃液収容容器61の接続方向Mに延びる側壁63に形成された凹部83内に設けられ、装着室41内における接続方向Mへの移動に伴って基板接続部43と電気的に接続される。これにより、回路基板82と制御部100(図3参照)との間で、廃液等に関する情報が授受される。
廃液収容容器61は、装着室41内で接続方向Mに移動したときに係止部49と係合する係合部89を有することが好ましい。係合部89は、例えば、廃液収容室61aの天井部分を構成する蓋体67に形成される凹凸形状からなる(図14を併せて参照)。
廃液収容容器61には、接続方向Mへの移動時に案内突部47に案内される案内部87を設けることが好ましい(図14を併せて参照)。本実施形態の案内部87は、壁部65に設けた凹部であるが、底壁62、側壁63,64または蓋体67に設けた凹部、凸部または平面を案内部87としてもよい。
廃液収容容器61において、底壁62及び壁部65が延びる方向を幅方向Wとすると、廃液導入部81は、幅方向Wにおいて案内部87と係合部89の間に配置することが好ましい。
図14及び図15に示すように、廃液収容容器61において、廃液導入部81、接続端子82a及び案内部87は、底壁62に沿って延びる仮想平面Pと重なる位置に配置することが好ましい。すなわち、底壁62から蓋体67に向かう方向の長さを高さとすると、廃液導入部81、接続端子82a及び案内部87は同程度の高さに設定し、図15に示す正面視において、廃液導入部81、接続端子82a及び案内部87が幅方向Wに並ぶようにするとよい。
特に、案内突部47(図13参照)が凹部からなる案内部87の上端と対応する位置で係合する場合、案内突部47に案内部87が係合することによって、廃液収容体60の高さ方向の位置決めがなされるので、装着時における廃液導入部81及び接続端子82aの位置を正しく設定することができる。
また、図15に示すように、廃液収容容器61において、接続端子82aを底壁62と係合部89の間に配置すると、接続端子82aの高さ方向の位置決めをより正確にすることができるので、好ましい。
図16に示すように、手掛部66aは、底壁62から解除方向に延設する態様で、壁部66に突設することが好ましい。このようにすると、底壁62を下にして載置する場合に廃液収容体60の姿勢を安定させることができるので、廃液を収容した状態で取り出した場合に、蓋体67に開口する廃液導入口67aや壁部65に開口する廃液導入部81からの廃液の漏出を抑制することができる。また、底壁62に近い位置に手掛部66aを設けることによって、手掛部66aがない天側(蓋体67側)と手掛部66aがある底側(底壁62)側とを容易に区別することができる。
さらに、図3、図4及び図12に示すように、装着室41に段部41aを設けておくと、廃液収容体60の天側と底側とを逆にした状態では、手掛部66aが段部41aに引っかかるので、装着室41への入れ間違いを防ぐことができる。
次に、以上のように構成された廃液収容体60及び液体噴射装置11の作用について説明する。
廃液収容体60においては、遮蔽シート71で廃液収容室61a内を仕切ることにより、吸引廃液が上層の第1吸収部材70Fに吸収されるのを抑制して、吸引廃液を下層の第2吸収部材70Sに優先的に吸収させることができる。また、第1吸収部材70Fの自重による沈下を遮蔽シート71が抑制することにより、廃液伝達部48の第1吸収部材70Fに対する接触面積を安定して確保することができる。
ここで、液体噴射装置11において廃液収容体60を収容する装着室41は、筐体12の底面側に向けて開口するので、筐体12をひっくり返して廃液収容体60を着脱することになる。そして、廃液収容体60には、廃液導入口67a及び廃液導入部81が開口するので、廃液収容体60を装着した状態で筐体12をひっくり返すと、廃液導入口67aまたは廃液導入部81が下(または斜め下)を向いてしまうおそれがある。その点、廃液収容体60に収容した廃液を吸収部材70に吸収しておくことによって、廃液導入口67a及び廃液導入部81からの廃液の漏出が抑制される。
なお、廃液導入口67aは複数有り、また、廃液導入部81を出入りさせるために開口面積をある程度広く確保する必要があるため、特に廃液が漏出しやすい。その点、本実施形態では、廃液導入部81が出入りする凹部(貫通孔70a)を箱状の突出部67bで覆っているので、廃液導入口67aの開口面積が小さくなり、廃液の漏出が抑制される。
また、廃液収容体60においては、廃液受容部30が受容した噴射廃液を廃液伝達部48に伝わせて、廃液伝達部48に接触する第1吸収部材70Fに吸収させるので、装着室41内における廃液の飛散が抑制される。そのため、接続端子82aや装着室41の内壁等に廃液が付着しにくい。また、回路基板82は凹部83内に収容されているので、仮に漏出した廃液が側壁63を伝い落ちたとしても、接続端子82aに廃液が付着しにくい。
なお、スライダー50を付勢部材52によって解除方向に付勢しておくと、装着室41内で接続方向Mに移動する廃液収容体60内の第1吸収部材70Fに廃液伝達部48が押し付けられる。そのため、廃液伝達部48と第1吸収部材70Fを確実に接触させることができる。
装着室41内で接続方向Mに移動した廃液収容体60は、係止部49が係合部89に引っかかることによって、液体噴射装置11に装着された状態が維持される。
ここで、装着室41において幅方向Wにスペースの余裕があると、廃液収容体60が係合部89を中心に傾いてしまうおそれがあるが、案内部87を案内突部47と係合させておくことにより、廃液収容体60の傾きを抑制することができる。
そして、幅方向Wにおいて案内部87と係合部89の間に廃液導入部81を配置しておくことによって、廃液収容体60の傾き等に起因する廃液導入部81の変位が抑制される。これにより、廃液導入部81の排出部42に対する接続を維持して、廃液の漏出を抑制することができる。また、接続端子82aを底壁62と係合部89の間に配置しておくことによって、廃液収容体60の傾き等に起因する接続端子82aの変位が抑制されるので、接続端子82aの基板接続部43に対する接続を維持することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
廃液収容体60を液体噴射装置11に対して着脱可能に装着することにより、筐体12内に交換できない固定式の廃液収容部を設けるよりも、廃液を収容するためのスペース(装着室41)を小さくすることが可能になる。これにより、液体噴射装置11を小型化することができる。
ただし、廃液収容体60を交換可能にすると、廃液収容体60が使用の途中で着脱されて、接続端子82aに廃液が付着するリスクが高くなる。また、廃液収容体60に廃液導入口67aと廃液導入部81を設けることにより、噴射廃液と吸引廃液の両方を収容することができるが、廃液収容体60に廃液を導入する2つの開口(廃液導入口67a及び廃液導入部81)を設けることにより、廃液が漏出するリスクが高くなる。
その点、回路基板82の接続端子82aは、廃液導入口67aが設けられる蓋体67及び廃液導入部81が設けられる壁部65とは異なる側壁63に設けられるので、廃液が付着しにくい。
上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、上記実施形態に含まれる構成と下記変更例に含まれる構成とを任意に組み合わせてもよいし、下記変更例に含まれる構成同士を任意に組み合わせてもよい。
・受容凹部27bにシート29を配置しない場合、廃液伝達部48、スライダー50、吸収シート53、補助部材54及び突出部67bを設けず、貫通孔27c,28cを通じて廃液導入口67a内に廃液が滴下するようにしてもよい。
・廃液伝達部48は、例えば、シート29に接触する別の部材であってもよい。例えば、スライダー50から液体を伝達させる部材を天面側に向けて延設し、シート29に接触させるようにしてもよい。
・液体噴射ヘッド31が噴射する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う構成にしてもよい。
・媒体Sは用紙に限らず、プラスチックフィルムや薄い板材などでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛であってもよい。また、媒体Sは所定のサイズに切断された単票でなくてもよく、例えば円筒状に巻かれたロール状の媒体であってもよいし、Tシャツなど、任意の形状の衣類等であってもよいし、食器または文具のような任意の形状の立体物であってもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
[思想1]
液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドが噴射した前記液体を廃液として受容する廃液受容部と、前記液体噴射ヘッドから廃液として排出された前記液体を排出する排出部と、基板接続部と、前記排出部及び前記基板接続部が内部に設けられた装着室と、を備える液体噴射装置の前記装着室に着脱可能に装着される廃液収容体であって、
前記廃液を収容する廃液収容室を形成する側壁及び底壁を有するとともに、挿入方向への移動に伴って前記装着室に入るときに、前記廃液受容部が受容した前記廃液を導入可能な態様で前記挿入方向に向けて開口する廃液導入口が前記廃液収容室の天井部分に設けられる廃液収容容器と、
前記装着室内における前記挿入方向と異なる接続方向への移動に伴って前記排出部と接続される廃液導入部と、
前記装着室内における前記接続方向への移動に伴って前記基板接続部と電気的に接続される接続端子を有する回路基板と、
を備え、
前記廃液導入部は、前記廃液収容容器の前記側壁及び前記底壁と交差する壁部に設けられ、
前記接続端子は、前記廃液収容容器の前記壁部及び前記天井部分と異なる前記側壁に設けられることを特徴とする廃液収容体。
上記[思想1]によれば、回路基板の接続端子は、廃液収容容器において、廃液導入口が設けられる天井部分と、廃液導入部が設けられる壁部とは異なる側壁に設けられるので、廃液の付着を抑制することができる。
[思想2]
前記廃液収容容器には、前記接続方向に並ぶ複数の前記廃液導入口が設けられる
ことを特徴とする[思想1]に記載の廃液収容体。
上記[思想2]によれば、接続方向に複数の廃液導入口を並べて配置することによって、廃液収容容器内にバランスよく廃液を収容することができる。
[思想3]
前記装着室内には、前記廃液収容容器を係止する係止部が設けられ、
前記廃液収容容器は、前記装着室内で前記接続方向に移動したときに前記係止部と係合する係合部を前記天井部分に有し、
前記廃液収容容器において、前記接続端子は前記底壁と前記係合部の間に配置される
ことを特徴とする[思想1]または[思想2]に記載の廃液収容体。
上記[思想3]によれば、廃液収容容器は、係合部が係止部と係合することによって、接続方向に沿う移動が規制される。そして、移動が規制された廃液収容容器が係合部を支点として傾いた場合にも、接続端子は底壁と係合部の間に配置されるので、傾きによる変位が小さい。そのため、接続端子の基板接続部に対する接触不良が生じにくい。
[思想4]
前記装着室内には、前記接続方向に沿って延びる案内突部が突出し、
前記廃液収容容器には、前記接続方向への移動時に前記案内突部に案内される案内部が設けられ、
前記廃液収容容器において、前記底壁及び前記壁部が延びる方向を幅方向とすると、前記廃液導入部は、前記幅方向において前記案内部と前記係合部の間に配置される
ことを特徴とする[思想3]に記載の廃液収容体。
上記[思想4]によれば、廃液収容容器は、接続方向への移動時に案内部が案内突部に案内されることによって装着室内で位置決めされる。そのため、位置決めの基準となる案内部と係合部の間に廃液導入部を配置することにより、廃液導入部を適切に排出部に接続することができる。
[思想5]
前記装着室内には、前記接続方向に沿って延びる案内突部が突出し、
前記廃液収容容器には、前記接続方向への移動時に前記案内突部に案内される案内部が設けられ、
前記廃液収容容器において、前記廃液導入部、前記接続端子及び前記案内部は、前記底壁に沿って延びる仮想平面と重なる位置に配置される
ことを特徴とする[思想1]から[思想4]のうちいずれか一項に記載の廃液収容体。
上記[思想5]によれば、廃液収容容器は、接続方向への移動時に案内部が案内突部に案内されることによって装着室内で位置決めされる。そのため、廃液導入部及び接続端子を案内部と同じ仮想平面上に配置することによって、排出部及び基板接続部に対してそれぞれ適切に接続することができる。
[思想6]
前記装着室内には、前記廃液受容部から延びる廃液伝達部が突出し、
前記廃液収容室に収容される前記廃液を吸収可能な吸収部材を備え、
前記吸収部材は、前記装着室内における前記接続方向への移動に伴って前記廃液伝達部と接触する
ことを特徴とする[思想1]から[思想5]のうちいずれか一項に記載の廃液収容体。
上記[思想6]によれば、吸収部材を廃液伝達部に接触させることによって、廃液受容部が受容した廃液を廃液伝達部に伝わせて廃液収容室に導入し、吸収部材に吸収させることができる。これにより、廃液導入口を通じて導入される廃液が周囲に飛散しにくくなるので、接続端子や基板接続部に対する廃液の付着を抑制することができる。
[思想7]
液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドが噴射した前記液体を廃液として受容する廃液受容部と、
前記液体噴射ヘッドから廃液として排出された前記液体を排出する排出部と、
基板接続部と、
前記排出部及び前記基板接続部が内部に設けられた装着室と、
を備え、
[思想1]から[思想6]のうちいずれか一項に記載の廃液収容体が前記装着室に着脱可能に装着されることを特徴とする液体噴射装置。
上記[思想7]によれば、装着室に装着される廃液収容体の接続端子や基板接続部に対する廃液の付着を抑制することができる。これにより、廃液の付着に起因する接続端子と基板接続部の接続不良の発生を抑制することができる。
11…液体噴射装置、12…筐体、13…上蓋、14…前蓋、15…挿入口、16…排出口、17…操作部、18…表示部、19…蓋、21…上壁部、22…底壁部、23…前壁部、24…後壁部、25…側壁部、26…側壁部、27…支持部材、27a…媒体支持部、27b…受容凹部、27c…貫通孔、28…収容部材、28a…第2係止部、28b…規制突部、28c…貫通孔、29…シート、29a…延設部、30…廃液受容部、31…液体噴射ヘッド、32…ノズル、33…キャリッジ、34…ガイド軸、35…メンテナンス機構、36…液体キャップ、36…キャップ、37…吸引チューブ、38…吸引機構、39…昇降機構、40…払拭部材、41…装着室、41a…段部、42…排出部、43…基板接続部、44…挿入案内部、45…装着案内部、46…装着案内部、47…案内突部、48…廃液伝達部、49…係止部、50…スライダー、50a…第1係止部、50b…係合爪、51…伝達突部、52…付勢部材、53…吸収シート、54…補助部材、60…廃液収容体、61…廃液収容容器、61a…廃液収容室、61b…係止突部、61c…係止突部、62…底壁、63…側壁、64…側壁、65…壁部、65a…貫通孔、65d…段差部、66…壁部、66a…手掛部、67…蓋体、67a…廃液導入口、67b…突出部、67d…挿入突部、68…第1係合突部、69…第2係合突部、70…吸収部材、70a…貫通孔、70b…切込み、70c…切込み、70d…切込み、70F…第1吸収部材、70f…切り欠き、70S…第2吸収部材、71…遮蔽シート、71d…切片、81…廃液導入部、81a…シール部材、81b…環状部材、82…回路基板、82a…接続端子、83…凹部、83a…案内凸部、87…案内部、89…係合部、100…制御部、M…接続方向、N…挿入方向、P…仮想平面、S…媒体、W…幅方向。

Claims (7)

  1. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドが噴射した前記液体を廃液として受容する廃液受容部と、前記液体噴射ヘッドから廃液として排出された前記液体を排出する排出部と、基板接続部と、前記排出部及び前記基板接続部が内部に設けられた装着室と、を備える液体噴射装置の前記装着室に着脱可能に装着される廃液収容体であって、
    前記廃液を収容する廃液収容室を形成する側壁及び底壁を有するとともに、挿入方向への移動に伴って前記装着室に入るときに、前記廃液受容部が受容した前記廃液を導入可能な態様で前記挿入方向に向けて開口する廃液導入口が前記廃液収容室の天井部分に設けられる廃液収容容器と、
    前記装着室内における前記挿入方向と異なる接続方向への移動に伴って前記排出部と接続される廃液導入部と、
    前記装着室内における前記接続方向への移動に伴って前記基板接続部と電気的に接続される接続端子を有する回路基板と、
    を備え、
    前記廃液導入部は、前記廃液収容容器の前記側壁及び前記底壁と交差する壁部に設けられ、
    前記接続端子は、前記廃液収容容器の前記壁部及び前記天井部分と異なる前記側壁に設けられることを特徴とする廃液収容体。
  2. 前記廃液収容容器には、前記接続方向に並ぶ複数の前記廃液導入口が設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の廃液収容体。
  3. 前記装着室内には、前記廃液収容容器を係止する係止部が設けられ、
    前記廃液収容容器は、前記装着室内で前記接続方向に移動したときに前記係止部と係合する係合部を前記天井部分に有し、
    前記廃液収容容器において、前記接続端子は前記底壁と前記係合部の間に配置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の廃液収容体。
  4. 前記装着室内には、前記接続方向に沿って延びる案内突部が突出し、
    前記廃液収容容器には、前記接続方向への移動時に前記案内突部に案内される案内部が設けられ、
    前記廃液収容容器において、前記底壁及び前記壁部が延びる方向を幅方向とすると、前記廃液導入部は、前記幅方向において前記案内部と前記係合部の間に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の廃液収容体。
  5. 前記装着室内には、前記接続方向に沿って延びる案内突部が突出し、
    前記廃液収容容器には、前記接続方向への移動時に前記案内突部に案内される案内部が設けられ、
    前記廃液収容容器において、前記廃液導入部、前記接続端子及び前記案内部は、前記底壁に沿って延びる仮想平面と重なる位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の廃液収容体。
  6. 前記装着室内には、前記廃液受容部から延びる廃液伝達部が突出し、
    前記廃液収容室に収容される前記廃液を吸収可能な吸収部材を備え、
    前記吸収部材は、前記装着室内における前記接続方向への移動に伴って前記廃液伝達部と接触する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の廃液収容体。
  7. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドが噴射した前記液体を廃液として受容する廃液受容部と、
    前記液体噴射ヘッドから廃液として排出された前記液体を排出する排出部と、
    基板接続部と、
    前記排出部及び前記基板接続部が内部に設けられた装着室と、
    を備え、
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の廃液収容体が前記装着室に着脱可能に装着されることを特徴とする液体噴射装置。
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