JP2009184283A - 液体収容容器及び液体消費装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクカートリッジのインク供給口(液体供給孔)を下にしておくとインク供給口に付着したインクで、プリンタ台や机の表面を汚してしまう虞があるし、その重心位置が高い場合には倒れ易い課題を有していた。
【解決手段】インク供給口57a,57bが設けられた面にインク供給口57a,57bより突出する4つ突起79a〜79dを設け、その突起79a〜79dは平行四辺形を形成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体消費装置に着脱自在に装填される液体収容容器及び液体消費装置に関する。
近年、多数枚のブランクCDやDVDなどのメディアにデータの書き込みを行うディスクダビング装置や、データの書き込みとレーベル印刷を行ってメディアを制作して発行可能なCD/DVDパブリッシャなどのメディア処理装置が知られている。この種のメディア処理装置は、メディアへデータを書き込むドライブ及びメディアのレーベル面に印刷を施す液体消費装置(以下、「プリンタ」とも称す)を備えている。
この種のプリンタには、例えば記録媒体にノズルからインク滴を吐出して印刷を行うインクジェット式の記録装置が用いられる。そして、インクジェット式記録装置には、例えば特許文献1に開示されているような液体収容容器(以下、「インクカートリッジ」とも称す)53が交換可能に装着される。
しかしながら、上記のインクカートリッジでは、インクを使い切ってインクカートリッジを新しいものに交換する際などに、インク供給口が奥にあることから、取り外したときにインク供給口を下に向けて置いてしまうことが多い。その為、インクカートリッジを外す際にインク接続針に付着しているインクがインク供給口の周囲に付着して場合ことが多いことから、インク供給口に付着したインクで、プリンタ台や机の表面を汚してしまう虞があるという欠点がある。
これらの欠点を解決するものとして特許文献2に開示されているようにインク供給口周囲に突状8を設ける技術もある。
特開2006−188250号公報 特開2000−203054号公報
しかし、上記特許文献2のようにインク供給口の周囲に設ける場合、インクカートリッジの底面に対して突状8で囲まれた面積の割合が小さいことから倒れ易く、特許文献1のようにその重心位置が高い場合に更に倒れ易いという課題を有していた。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、突出位置を工夫することにより、供給口側を接地させたとしても、インク供給口に付着したインクで、プリンタ台や机の表面を汚してしまうことがなく、しかも、倒れにくい液体収容容器を提供する。
上記課題を解決するために本発明は、内部に備えられた液体を液体供給口から外部へ供給する液体収容容器であって、前記液体供給口が形成されている前記液体収容容器の面に前記液体供給口より外側に突出する4つの突起が設けられており、前記4つの突起は平行四辺形の頂点位置に配置されていることを特徴とする。
上記構成により、突起の先端が当たって、液体供給口が載置面から離間され、インク等の液体が載置面に付着しなくなる。これに加え、取り扱いミス等によって落下した場合でも、突起の先端が着地面に衝突し前面が直接衝突することによるインク供給口等の機能部分の変形を防止することができる。
また、突起が形成する形が平行四辺形のように配置することは、突起が形成されている面が設置面の場合、インクカートリッジ100が傾くと、斜辺を形成する突起を支点に傾くが、挿入方向前面55の角が当接するまでの角度を小さくできるから本実施形態のように平行四辺形を形成するように形成した方が倒れ難いので望ましい。
また、前記液体収容容器は、それぞれの内部に前記液体を収容し前記突起をそれぞれ2つずつ有している第1の液体収容体、第2の液体収容体と、それらと互いに掛止する掛止部を備えた結合部材により一体に結合されていることが確実に結合できるので望ましい。
また更には、前記突起は、前記面の第1の短辺側であって、長辺側の近傍に設けられた第1の突起であり、前記第1の短辺と対向する第2の短辺側であって、前記長辺からの距離が前記第1の突起より離れているところに設けられた第2の突起であることは、それぞれを積層させると平行四辺形を形成するので望ましい。
前記第2の突起は、前記長辺からの距離が前記第2の短辺の中央付近であることは、短辺における重心の位置である中央近傍と一致することは、インクカートリッジ直立の安定性が増すので好ましい。
また、前記第1の液体収容体、前記第2の液体収容体は、一方が開口している箱型の収納部が共通であることは、金型代や管理費等のコスト削減ができることから望ましいものである。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態に係る液体収容容器としてパブリッシャ(メディア処理装置)に用いられたインクカートリッジを例に詳細に説明する。
図1は本発明のインクカートリッジが搭載されるパブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図、図2はパブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図、図3はインクカートリッジが装着されるカートリッジホルダの斜視図、図4はインクカートリッジを下側からの斜視図であり、図5はその説明図、図6はインクカートリッジの上側からの斜視図である。
図1に示すパブリッシャ1は、例えばCD或いはDVD等の板状のメディア(記録媒体)へのデータの書き込みやメディアのレーベル面への印刷を行うメディア処理装置であり、ほぼ直方体形状のケース3を備えている。このケース3の前面には、左右に開閉可能な開閉扉5,7が取り付けられている。ケース3の上側左端部には、表示ランプ、操作ボタンなどが配列された操作面9が設けられており、また、ケース3の下端には、作成したメディアを排出するための引き出し部11が設けられている。
正面視右側の開閉扉5は、ブランクメディアをセットする時、或いは作成済みメディアを取り出す時に開閉する。
正面視左側の開閉扉7は、図2に示す液体消費装置としてのレーベルプリンタ13に使用されるインクカートリッジ100の交換時に開閉するためのものであり、この開閉扉7を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ15を有する容器装着部としてのカートリッジ装着部17が露出するようになっている。
なお、パブリッシャ1のケース3の内部には、図示は略すが、レーベルプリンタ13以外に、未使用のブランクメディアを複数枚スタック可能なブランクメディアスタッカ、メディアへのデータ書き込みを行うメディアドライブ、作成済みメディアが保管される作成済みメディアスタッカ、各部の間でメディアを搬送するメディア搬送機構等が設けられている。
レーベルプリンタ13はインクジェットプリンタであり、インク供給機構19に取り付けられる各色(本実施形態ではブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの6色)のインクカートリッジ100を有しており、これらのインクカートリッジ100がカートリッジ装着部17の各カートリッジホルダ15に前方から装着される。
レーベルプリンタ13はインク吐出用のノズルを備えた印字ヘッド21を有するキャリッジ23を備えており、このキャリッジ23は、キャリッジモータ(図示省略)の駆動力で不図示のキャリッジガイド軸に沿って矢印A方向に往復移動する。
レーベルプリンタ13は、インクカートリッジ100が装着されるカートリッジ装着部17を有するインク供給機構19を備えている。このインク供給機構19は、縦型構造を有しており、パブリッシャ1のベース25上に立設されて鉛直方向に配設されている。このインク供給機構19には、可撓性を有するインク供給チューブ26の一端が接続されており、このインク供給チューブ26の他端は、キャリッジ23に接続されている。
そして、インク供給機構19に装着されるインクカートリッジ100のインク(液体)は、インク供給チューブ26を介してキャリッジ23に供給され、このキャリッジ23に設けられたダンパユニット及び背圧調整ユニットを経て印字ヘッド21に供給されノズルから吐出される。
なお、インク供給機構19には、その上部に主部を配置するように加圧機構29が設けられており、この加圧機構29は、インクカートリッジ100内を加圧し、インクカートリッジ100内のインクパックに貯留しているインクを送り出す。
印字領域から外れたキャリッジ23のホームポジション(図2に示す位置)における下方側には、インク吸引機構31が設けられている。このインク吸引機構31は、ホームポジションに配置されたキャリッジ23の下面に露出する印字ヘッド21のノズルを覆うヘッドキャップ33と、印字ヘッド21のヘッドクリーニング動作やインク充填動作によってヘッドキャップ33に排出された廃インクを吸引する廃インク吸引ポンプ35とを備えている。
そして、このインク吸引機構31の廃インク吸引ポンプ35によって吸引された廃インクは、チューブ27を介して、廃インク吸収タンク37へ送り込まれる。この廃インク吸収タンク37は、ケース39内に図示略の吸収材を配設したもので、その上面は、複数の通気孔41を有するカバー43によって覆われている。なお、インク吸引機構31の下方には、廃インク吸収タンク37の一部である廃インク受け部45が設けられ、インク吸引機構31から滴下した廃インクを受け止め、吸収材によって吸収するようになっている。
次に、インク供給機構19のカートリッジ装着部17に着脱可能に装着されるインクカートリッジ100とそれが取り付けられるカートリッジ装着部17のカートリッジホルダ15について説明する。
インクカートリッジ100は、図4及び図6に示すように、ほぼ直方体形状のカートリッジケース51を有しており、第1インクカートリッジケース51a及び第2インクカートリッジケース51bが積層されており、そのそれぞれが連結部材91により連結されて一体化されている。それぞれの第1インクカートリッジケース51a、第2インクカートリッジケース51bの内部はその開口部分がフィルム97,98(図8参照)によって密閉されており、上下一対の加圧室53a,53bが形成されている。
各加圧室53a,53b内には、インクを収容する第1の液体収容体としての第1のインクパック54a、第2の液体収容体としての第2のインクパック54b(図7参照)がそれぞれに収容されている。第1のインクパック54a、第2のインクパック54bのインクは、カートリッジケース51の挿入方向前面55で液体供給孔としてのインク供給口57a,57bから供給される。
カートリッジケース51の挿入方向前面55におけるインク供給口57a,57bの近傍には、それぞれ各加圧室53a,53bに空気を圧入するための上下一対の空気導入孔59a,59bが設けられている。さらにカートリッジケース51の挿入方向前面55には、インク供給口57a,57b及び空気導入孔59a,59bを挟むようにして上下一対の挿入穴61a,61bが左右に設けられている。これらの挿入穴61a,61bは、カートリッジホルダ15内の位置決め突起部82a,82bが挿入されるものであり、カートリッジケース51の内部空間とは連通していない。
カートリッジケース51における一側面の前端部には、第1のインクパック54a、第2のインクパック54b内のインクの種類や残量等に関する情報が記憶されているICチップ63aが設けられている。本実施例では、第1インクカートリッジケース51a及び第2インクカートリッジケース51bを一つのインクカートリッジ100として使用することから一つのICチップ63aのみ装着している。
第1インクカートリッジケース51aのレーベルプリンタ13への挿入方向と平行な下面65には略三角形形状に形成されるとともに、その溝の深さが部位によって異なるように形成された案内溝67が設けられ、案内溝67はインクカートリッジ100の着脱操作に際して後述するカートリッジホルダ15に設けられた固定機構の係止ピン81aと係合する。
この案内溝67の底面側には矩形状のガイド溝68が設けられており、ガイド溝68は後述するカートリッジホルダに設けられているガイド用突起85によって案内される部分である。
また、下面65には誤挿入防止を兼ねた3本のインク種識別溝75が一体的に形成されている。このインク種識別溝75は、カートリッジホルダ15への挿入方向と平行となるように設けられ、その一端は、挿入方向前面55を突き抜けるように形成されている。
さらに下面65には、収容されているインクの色を目視でも判別できるように表示部69が形成されており、例えば「Bk」や「Y」等の保有されているインクの色の記号が一体で形成されている。これにより、インク種識別溝の組み合わせでも製造関係者が判別できるが、表示部69に表示することにより一般ユーザにも収容されているインクの色が確認できる効果がある。
また、本実施形態においては、第1インクカートリッジケース51a及び第2インクカートリッジケース51bは同一部品であり共通化を図って金型代や管理費等のコスト削減をしている。この場合、全くの同一としなくとも入れ子等により部分変更程度の同様に金型代の削減に寄与することからそのようなものであっても構わない。
本実施形態のインクカートリッジ100は、第1インクカートリッジケース51a及び第2インクカートリッジケース51bが積層されるように連結部材91により連結されて一体化されて形成されている。第1インクカートリッジケース51a及び第2インクカートリッジケース51bの挿入方向前面55には、第1の短辺側(図6の上下方向の辺)であって、長辺c側の近傍に設けられた第1の突起79(79a,79c)と、第1の短辺と対向する第2の短辺側であって、長辺cからの距離が第1の突起79(79a,79c)より離れているところに設けられた第2の突起79(79b,79d)がインク供給口57a,57b、空気導入孔59a,59b(加圧口)より外側に突出して形成されている。本実施の形態では第2の突起79(79b,79d)は短辺の略中央に配置してあり、短辺における重心の位置である中央近傍に設けることは、インクカートリッジ100の直立の安定性が増す。
したがって第1インクカートリッジケース51a及び第2インクカートリッジケース51bが積層されて形成されているインクカートリッジ100の挿入方向前面55には、突起79aと突起79cとを結ぶ線と突起79bと突起79dとを結ぶ線は平行となるから、平行四辺形の頂点部分に突出した突起79(79a,79b,79c,79d)が備えられていることになる。
この第1の突起79(79a,79c)及び第2の突起79(79b,79d)により、プリンタから脱着したインクカートリッジ100が、挿入方向前面55を下向きとして置かれた場合であっても、第1の突起79(79a,79c)、第2の突起79(79b,79d)の先端が当たって、挿入方向前面55が載置面から離間され、インク供給口57a,57bのインクが載置面に付着しなくなる。これに加え、取り扱いミス等によって落下した場合でも、第1の突起79(79a,79c)、第2の突起79(79b,79d)の先端が着地面に衝突し、挿入方向前面55が直接衝突することによるインク供給口57a,57b、空気導入孔59a,59b、挿入穴61a,61b等の変形を防止することができる。この結果、レーベルプリンタ13への装着不能又はプリンタ装着時のインクや圧縮空気の漏れを防止できる。
また、インクカートリッジ100が、挿入方向前面55を下向きとして置かれた場合に倒れ難い安定する突起の位置としては、挿入方向前面55の4角に配置することが望ましいが、インク種識別溝75や案内溝67のような機能があることから配置する突起の数には限りがあるのが現状であり、本願発明は、その中の最適な配置を提案するものである。
本実施形態のように形成する形が平行四辺形のように配置することは、立てていたインクカートリッジ100が傾く場合、斜辺を形成する突起、本実施形態では図6における第1の突起79aと第2の突起79bを結ぶ線および第1の突起79cと第2の突起79dを結ぶ線を支点に挿入方向前面55の角a若しくは角bが当接するまで傾くが、重心の位置が斜辺に対して当接している角とは反対側となるため直立するように戻ることから倒れにくものである。比較説明の為に例えば仮に第2の突起79b、角dが第1の突起79(79a,79c)と同様に角側に形成されている場合には突起79aと突起79bとを結ぶ線がインクカートリッジ100の中央近傍になるため、それを支点に角a側の長辺が接するように傾いた場合全体重心が突起79aと突起79bとを結ぶ線と角a側の長辺の間に位置するため、インクカートリッジ100は第2インクカートリッジケース51bの突起が接地するように起き上がることはできない。また、仮にこの突起が短辺の中央部に配置されたものは本願に比して傾き角度が大きいものであり、本実施形態のように平行四辺形を形成するように形成した方が倒れ難いので望ましい。
次に、カートリッジホルダ15について説明する。
図3は、インクカートリッジ100が装着されていない状態のカートリッジホルダ15を示している。カートリッジホルダ15は、2本の導出針12a,12bと加圧機構29によって加圧された空気をインクカートリッジ100に送るための加圧ポート14を備えて固定されているホルダ本体16と、インクカートリッジ100の前面部が接続されインクカートリッジ100の挿入穴61aに挿入する一対の位置決め突起部82a,82bが設けられホルダ本体16に対してインクカートリッジ100の挿抜方向の矢印B方向に移動可能なスライダ部材18を有している。
スライダ部材18は不図示のバネにより図3に示すようにホルダ本体16から離れるように付勢されている。
ホルダ本体16の底部には、インクカートリッジ100の案内溝67と係合する固定機構81が配置されている。固定機構81は、係止ピン81aが立設された揺動自在の揺動レバー81bより構成されている。
この固定機構81とインクカートリッジ100の案内溝67により、カートリッジホルダ15にインクカートリッジ100が挿入されると、係止ピン81aがインクカートリッジ100の引抜き方向における移動を規制し、また、解除可能に規制する。すなわち、最初の挿入方向の押圧でインクカートリッジ100をカートリッジホルダ15に抜脱不能に装着し、次の挿入方向の押圧でカートリッジホルダ15を抜脱可能に規制解除する。
上述のように係止ピン81aがインクカートリッジ100を抜脱可能に規制を解除すると、付勢されているスライダ部材18は、インクカートリッジ100の装着時の挿入方向とは反対の取出し方向へ移動する。
また、ホルダ本体16の底部には、挿入されるインクカートリッジ100のインク種識別溝75と係合する3本のリブ83が一体的に形成されており、所定のインクカートリッジ100以外装着できないように規制する。
上述のように所定のインクカートリッジのみ装着できるようにしたことにより、インク種識別溝75が、インク種(液種)に対応した形状を有することで、異種のインクが混ざることによる印刷品質の低下が防止される。また、染料インクと顔料インクとが混ざることによる凝集、ヘッド詰まりも防止される。また、インクカートリッジ100は、仕様により同一外形状で異なるインク容量を収容する場合がある。この場合、同一色のインクカートリッジ100においても、インク容量の多いインクカートリッジと、インク容量の少ないインクカートリッジとに分けられる。これにより、誤ったインク容量のインクカートリッジ100が挿入されることによる印刷続行時間の誤判断がなくなり、インク空状態での印刷によるヘッドの故障や、インクの大量残りが防止できる。
ホルダ本体16の底部には、挿入されるインクカートリッジ100のガイド溝68と係合するガイド用突起85が一体的に形成されている。上記構成により、ガイド用突起85が形成されているホルダ本体16に2本の導出針12a,12bが取り付けられていることから、導出針12a,12bとガイド用突起85の位置精度のバラツキはないことから、スライダ部材18に案内されたインクカートリッジ100が導出針12a,12bに対して多少左右に振れたとしてもガイド用突起85の側面85a,85bがガイド溝68の側面68a,68bをガイドすることにより、導出針12a,12bにインクカートリッジ100のインク供給口57a,57bを案内することができる。上記構成により、導出針12a,12bは横方向においてインク供給口57a,57bの中心へガイドされるので,インク供給口57a,57bからのインク漏れを少なくできる作用効果がある。
一方、スライダ部材18には、カートリッジケース51のICチップ63aと電気的接触する接触端子86が設けられている。これにより、インクカートリッジ100をカートリッジホルダ15内に挿入して装着した際に、パブリッシャ1の制御部と電気的に接続され、ICチップ63aに記憶されている各インクパック内のインクの種類や残量等に関する情報が制御部へ送られると共に制御部からの新たな情報をICチップ63aへ書き込むことができる。本実施形態では、カートリッジホルダ15にICチップ63aのみを備えるようにしたが、インクカートリッジ100には2個(例えば図4のICチップ63b)備えることができる。その場合には、スライダ部材18にそれに対応した接触端子86上段に増設すればよい。
また、スライダ部材18には、ホルダ本体16に備えられている2本の導出針12a,12bが挿通できる孔18a,18bと、加圧ポート14の先端が装着されたインクカートリッジ100の空気導入孔59A,59Bに圧接できるように孔18c,18dが形成されている。図3の状態において、インクカートリッジ100を装着して挿入方向にスライダ部材18を移動すると加圧ポート14の先端が孔18a,18bより現れインクカートリッジ100の空気導入孔59A,59Bに当接する。加圧ポート14はホルダ本体16に不図示の圧縮バネによりインクカートリッジ100の進退方向に移動自在に取り付けられており、その当接部分はゴムで形成されていることから、空気導入孔59a,59bの周囲から加圧された空気が漏れない構成となっている。
上記構成により、インクカートリッジ100には、加圧機構29によって加圧された空気が加圧ポート14、空気導入孔59A,59Bを経て送り込まれることにより、インクパックを押し潰して、インクパック内部に収容されているインクを、インク導出針〇〇を介してインク供給機構19へ圧送するようになっている。
次に、インクカートリッジ100について、図7〜図9を用いて説明する。
図7はインクカートリッジの分解斜視図であり、図7及び図9はインクカートリッジの断面図である。
図7に示すように、インクカートリッジ100は、外郭ケースとしての上方が開口し箱型の第1インクカートリッジケース51a及び第2インクカートリッジケース51bと、インクを収容した液体収容部としての第1のインクパック54a及び第2のインクパック54bとを備える。なお、本実施形態においては、第1インクカートリッジケース51aと収納される第1のインクパック54a、密閉するためのフィルム97とによって液体収容体が構成されている。また、第2インクカートリッジケース51bと収納される第2のインクパック54b、密閉するためのフィルム98とによって液体収容体が構成されている。尚、第1インクカートリッジケース51a及び第2インクカートリッジケース51bは外側よりも若干の内側に位置するようにして略長方形形状の環状となる枠体58a,58bに囲まれ第1のインクパック54a、第2のインクパック54bが収納される加圧室53a,53bが形成されている。この加圧室53a,53bに第1のインクパック54a第2のインクパック54bを収納してフィルム97,98を熱溶着等によって開口部を封止すると加圧室53a,53bは密閉され、空気導入孔59a,59bから加圧された空気が送り込まれることにより加圧室となる。前述のように、位置決め用の挿入穴61a,61bは加圧室53a,53bとは非連通状態に構成されている。
そして、第2インクカートリッジケース51bの開口を塞ぐための蓋部93が取り付けられる。蓋部93は、略長方形の板状に形成され、その周縁部に下方に向かって突出する蓋側係合爪94aが8つ形成されており、これらの蓋側係合爪94aは、蓋部93の外側に向かって突出している。
一方、第1インクカートリッジケース51a及び第2インクカートリッジケース51bには、外枠52a,52bと加圧室のための枠体58とによって、溝部77が形成されている。そして、この溝部77には、ケース側係合部である段差部51dが8つ形成されている。
第2インクカートリッジケース51bの開口を塞ぐように蓋部93を取り付けると、掛止部92cが第2インクカートリッジケース51bに設けられた段差部51dに掛止することにより蓋部93が第2インクカートリッジケース51bに取り付けられる。
また、第1インクカートリッジケース51aと第2インクカートリッジケース51bは連結部材91によって連結されている。連結部材91は第1インクカートリッジケース51aの開口を塞ぐための略長方形の板状に形成され、その周縁部に下方に向かって突出する下側係合爪92bが8つ形成されている。本実施の形態は第1インクカートリッジケース51aと第2インクカートリッジケース51bが同一の形状であるため連結部材91の下側係合爪92bと蓋側係合爪94aは同一の位置に同一の形状で形成されている。更に連結部材91にはその周縁部に上方に向かって突出する上側係合爪92aが下側係合爪92bとの間に形成されている。この上側係合爪92aは下側係合爪92bを反転させた形状となっている。従って、上側係合爪92aも下側係合爪92bも連結部材91の外側に向かって突出しており、その掛止部92c,92dが第1インクカートリッジケース51aの段差部51c、第2インクカートリッジケース51bの段差部51gに掛止することにより第1インクカートリッジケース51aと第2インクカートリッジケース51bは連結される。
上記のように第1インクカートリッジケース51aと第2インクカートリッジケース51bに同一部品を使用し、第1インクカートリッジケース51aと第2インクカートリッジケース51bとを連結部材91によって連結させる2層の場合を説明したが、第1インクカートリッジケース51aの下側にさらに連結部材91取り付ければ新たな第3のインクカートリッジケースをも取り付けることが可能なので3層以上の多層のインクカートリッジを提供することも可能となる。
第1インクカートリッジケース51aと第2インクカートリッジケース51bが連結された後、ラベル95が、蓋部93上から貼り付けられ、その後、第2インクカートリッジケース51bと第1インクカートリッジケース51a後側側面に対して貼り付けられる。従って、ラベル95は、2つの面にわたって貼り付けられ、ラベル95による締結力により第1インクカートリッジケース51aと第2インクカートリッジケース51bの連結は確実なものとすることができる。
尚、本発明の液体収容容器に係るインク供給口、加圧口、位置決め手段等の構成は、上記各実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
また、本発明に係る液体収容容器の用途は、上記実施形態に示したインクカートリッジに限らない。例えば、本発明の液体収容容器は、液体収容容器を容器装着部に着脱可能に装着し、液体消費装置の液体噴射ヘッドに液体を供給するのに適したものである。ここで言う液体消費射装置としては、例えば、インクジェットプリンタの液体噴射ヘッド(印刷ヘッド)、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置の色剤噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、さらにはバイオチップを製造するバイオチップ製造装置の生体有機物噴射ヘッド及び精密ピペットしての試料噴射ヘッドなどが該当する。
パブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図。 パブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジが装着されるカートリッジホルダの斜視図。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジを下側からの斜視図。 図4の説明図。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジの上側からの斜視図であり、図1に示した液体収容容器を反対側の側面から視た斜視図。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジの分解斜視図。 図7のインクカートリッジの断面図。 図7のインクカートリッジの断面図。
符号の説明
1…パブリッシャ、12a,12b…導出針、13…液体消費装置としてのレーベルプリンタ、15…カートリッジホルダ、17…容器装着部としてのカートリッジ装着部、19…インク供給機構、21…印字ヘッド、23…キャリッジ、29…加圧機構、51…カートリッジケース、51a…第1インクカートリッジケース、51b…第2インクカートリッジケース、54a…第1の液体収容体としての第1のインクパック、54b…第2の液体収容体としての第2のインクパック、55…挿入方向前面、57a,57b…液体供給孔としてのインク供給口、79…突起、91…連結部材、100…液体収容容器としてのインクカートリッジ。

Claims (6)

  1. 内部に備えられた液体を液体供給口から外部へ供給する液体収容容器であって、
    前記液体供給口が形成されている前記液体収容容器の面に前記液体供給口より外側に突出する4つの突起が設けられており、前記4つの突起は平行四辺形の頂点位置に配置されていることを特徴とする液体収容容器。
  2. 前記液体収容容器は、それぞれの内部に前記液体を収容し前記突起をそれぞれ2つずつ有している第1の液体収容体、第2の液体収容体と、それらと互いに掛止する掛止部を備えた結合部材により一体に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  3. 前記突起は、前記面の第1の短辺側であって、長辺側の近傍に設けられた第1の突起であり、
    前記第1の短辺と対向する第2の短辺側であって、前記長辺からの距離が前記第1の突起より離れているところに設けられた第2の突起であることを特徴とする請求項2に記載の液体収容容器。
  4. 前記第2の突起は、前記長辺からの距離が前記第2の短辺の中央付近であることを特徴とする請求項3に記載の液体収容容器。
  5. 前記第1の液体収容体、前記第2の液体収容体は、一方が開口している箱型の収納部が共通であることを特徴とする請求項2に記載の液体収容容器。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項の液体収容容器と、
    前記液体収容容器からの液体を吐出するヘッドを備えていることを特徴とする液体消費装置。
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