JP2020196095A - 溝研磨体 - Google Patents

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Abstract

【課題】筋状の凹凸を生じさせることなく、研磨対象に形成された溝の溝面を滑らかに研磨することができるとともに、ツルーイング等の特別な整形作業が不要で、容易に作製することができる溝研磨体を提供する。【解決手段】ドリル2に形成されたドリル溝2aの溝面に押し付けられる研磨部22Aを有し、ドリル溝2aの幅方向に延びる回転軸線S1の回りに研磨部22Aを回転させることにより、ドリル溝2aの溝面を研磨するようにした溝研磨体20Aであって、研磨部22Aは、当該研磨部22Aの幅方向中心線Mを基準にその両側に対応するように配置された、ドリル溝2aの溝面への押付力に応じて撓み可能な板状の研磨エレメント31,32を有し、対応する2つの研磨エレメント31,32は、それらの先端又は先端側の延長線が研磨部22Aの回転方向Rに向かって鋭角で交差するように傾斜配置されている溝研磨体。【選択図】図2

Description

本発明は、例えばドリルやボールねじ等に形成された溝の溝面を研磨する溝研磨体に関するものである。
例えば、金属材料等を穿孔するドリルにおいて、穿孔動作に伴い発生する切り屑は、ドリルに形成された捩れ形状の溝であるドリル溝を通して排出される。この際、切り屑がドリル溝に滞ると、切り屑が詰まることがあり、切り屑が詰まると、回転バランスが崩れ、ドリルが径方向に振れて、穴の品質やドリルの寿命、信頼性に悪影響を及ぼす虞がある。切り屑がドリル溝に滞る原因の一つとして、ドリル溝の溝面が滑らかでないことが挙げられ、ドリル溝を研磨して溝面を滑らかにすることが、前記の不具合を未然に防ぐ有効な手段であるといえる。
従来、ドリル溝を研磨するものとして、ドリル溝の形状に合致する研磨部を有する円盤状の溝研磨砥石があり、この溝研磨砥石を回転軸に取り付け、溝研磨砥石の研磨部をドリル溝に押し付けた状態で回転軸を回転させることにより、ドリル溝の溝面を研磨することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
一方、可撓性を有する異なる直径の複数の研磨シートを重ね合わせて構成される研磨体が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特表2003−534927号公報 西独国特許出願公開第2743585号明細書
しかしながら、特許文献1に係る従来の溝研磨砥石では、ドリル溝の溝面を滑らかに研磨するために、研磨部をドリル溝の形状に合わせて高精度に成形しなければならず、高度な加工技術が必要とされ、容易に作製することができないという問題点がある。また、使用が進むにつれて研磨部の表面が削られてしまうので、加工精度の維持のために、ツルーイングと呼ばれる整形作業を時々行う必要があり、ツルーイングを行うための専用機械が必要であるとともに、研削作業とは別にツルーイングのためだけの作業時間が必要であるため、付帯設備の増加や生産効率の悪化を招くという問題点もある。
一方、特許文献2に係る従来の研磨体をドリル溝の研磨に適用する場合、研磨体の外周部がドリル溝の形状に沿うように、研磨体を構成する複数の研磨シートのそれぞれの直径を設定し、各々直径が設定されたそれら研磨シートを重ね合わせて構成される研磨体を回転軸に取り付け、研磨体の外周部を研磨部としてこれをドリル溝に押し付けた状態で回転軸を回転させることにより、ドリル溝の溝面を研磨することになる。
ところが、従来の研磨体では、ドリル溝の研磨動作の際に、複数の研磨シートのそれぞれの外周縁がドリル溝の溝面に対して常に同じ箇所に当接しているため、ドリル溝の溝面において、研磨シートの外周縁が当接している箇所は研磨が行われる一方で、互いに隣接する研磨シートの間の微小な隙間に対応する箇所は研磨が行われないことになる。従って、従来の研磨体を用いた研磨動作では、ドリル溝の溝面に筋状の凹凸が生じてしまい、ドリル溝の溝面を滑らかに研磨することができないという問題点がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、筋状の凹凸を生じさせることなく、研磨対象に形成された溝の溝面を滑らかに研磨することができるとともに、ツルーイング等の特別な整形作業が不要で、容易に作製することができる溝研磨体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る溝研磨体の特徴構成は、
研磨対象に形成された溝の溝面に押し付けられる研磨部を有し、前記溝の幅方向に延びる回転軸線の回りに前記研磨部を回転させることにより、前記溝面を研磨するようにした溝研磨体であって、
前記研磨部は、当該研磨部の幅方向中心線を基準にその両側に対応するように配置された、前記溝面への押付力に応じて撓み可能な板状の研磨エレメントを有し、
対応する2つの前記研磨エレメントは、それらの先端又は先端側の延長線が前記研磨部の回転方向に向かって鋭角で交差するように傾斜配置されていることにある。
本構成の溝研磨体は、研磨部の幅方向中心線を基準にその両側に対応するように配置された、溝面への押付力に応じて撓み可能な板状の研磨エレメントを有し、対応する2つの研磨エレメントの先端又は先端側の延長線が研磨部の回転方向に向かって鋭角で交差するように対応する2つの研磨エレメントが傾斜配置されていることを特徴としている。このような特徴構成を備える溝研磨体によれば、研磨対象に形成された溝の溝面に研磨部を押し付けた状態で溝幅方向に延びる回転軸線の回りに研磨部を回転させると、傾斜配置された対応する2つの研磨エレメントが、溝の両側に隣接する面と溝面との交わりの角部に引っ掛かることなく、溝面全体(溝の奥面、及び溝の両方の内側面)に接触しながら溝に沿ってスムーズに移動される。これにより、対応する2つの研磨エレメントが溝幅方向に広がりを持って溝面の形状に追従するように変形しながら溝面に沿って摺動することになり、筋状の凹凸を生じさせることなく、溝面を滑らかに研磨することができる。また、溝面への押付力に応じて撓んで溝面の形状に追従するように変形した研磨エレメントが元の状態に戻ろうとする復元力により、研磨エレメントが常に溝面に押し付けられるので、使用が進むにつれて研磨エレメントそれ自体が摩耗したとしても、研磨エレメントが溝面に接触した状態を維持することができ、従来の溝研磨砥石では必要とされるツルーイング等の特別な整形作業が不要になる。また、溝面に研磨部を押し付けると、研磨部を構成する研磨エレメントが溝面の形状に追従するように撓んで変形するため、研磨部を溝面の形状に合わせて高精度に成形する必要がなく、容易に作製することができる。
本発明に係る溝研磨体において、
前記研磨エレメントにおける前記溝面への押付部分は、前記研磨エレメントの傾斜方向に沿う前記溝の断面形状と合致するような形状に形成されていることが好ましい。
本構成の溝研磨体によれば、研磨エレメントにおける溝面への押付部分が、研磨エレメントの傾斜方向に沿う溝の断面形状と合致するような形状に形成されているので、研磨部を溝面に押し当てると、研磨エレメントを溝面にぴったりと接触させることができ、溝面をより均一に磨くことができ、溝面をより高精度に研磨することができる。
本発明に係る溝研磨体において、
前記研磨部は、対応する2つの前記研磨エレメントを回転方向に沿って並べることによって構成されていることが好ましい。
本構成の溝研磨体によれば、研磨部の幅方向中心線を基準にその両側に対応するように配置された2つの研磨エレメントを回転方向に沿って並べることによって研磨部が構成されているので、溝面に研磨部を押し付けた状態で回転軸線の回りに回転させると、研磨部の回転方向に並べられた複数組の対応する2つの研磨エレメントによって溝面が連続的に研磨されることになり、溝面を高効率で研磨することができる。
本発明に係る溝研磨体において、
前記研磨部における回転方向に隣り合う前記研磨エレメントの間にスペーサが介挿されていることが好ましい。
本構成の溝研磨体によれば、スペーサの厚みや幅寸法、個数等の調整によって研磨エレメントの撓み具合を容易に調整することができる。
本発明に係る溝研磨体において、
前記回転軸線と同軸をなすホイール軸線を有するホイール部材を備え、
前記研磨エレメントは、前記ホイール部材の外周部に固定されていることが好ましい。
本構成の溝研磨体によれば、研磨エレメントが傾斜配置された状態がホイール部材によって確実に保たれるので、研磨動作をより安定的に行うことができる。
本発明に係る溝研磨体において、
前記研磨エレメントは、基材と研磨層とを備え、
前記基材は、前記溝の溝面と対向する端面部を有し、
前記研磨層は、前記基材における前記端面部及び前記端面部の近傍の端縁部に設けられることが好ましい。
本構成の溝研磨体によれば、基材の端面部に設けられた研磨層が溝面に当接されるとともに、基材の端縁部に設けられた研磨層が基材の撓み量に応じて溝面に当接されて、研磨が行われることになる。従って、必要最小限の研磨層で溝の溝面を確実に研磨することができ、研磨層を形成するための研磨材等の使用量を低減することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体が装備された溝研磨装置の平面図である。 図2は、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体を用いてドリル溝を研磨している状態の要部拡大図である。 図3は、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体で、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図である。 図4は、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体における対応する2つの研磨エレメントのドリル溝に対する位置関係を示す図である。 図5(a)は、図4のX−X線断面図であり、図5(b)は、左側研磨エレメントの全体斜視図であり、図5(c)は、右側研磨エレメントの全体斜視図である。 図6は、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体における対応する2つの研磨エレメントの傾斜配置の説明図で、(a)は逆Vの字状配置、(b)は八の字状配置、(c)は人の字状配置、(d)は入の字状配置、(e)は八の字状配置の変形例(1)、(f)は八の字状配置の変形例(2)である。 図7は、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体の研磨部とドリル溝との相対移動の様子を模式的に示す図である。 図8は、本発明の第二実施形態に係る溝研磨体の構造説明図で、(a)は回転方向に隣り合う右側研磨エレメントの間にスペーサが介挿されている状態図、(b)は回転方向に隣り合う左側研磨エレメントの間にスペーサが介挿されている状態図である。
以下、本発明について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態では、研磨対象としてドリルを例に挙げて説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることは意図しない。
〔第一実施形態〕
図1には、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体が装備された溝研磨装置の平面図が示されている。また、図2には、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体を用いてドリル溝を研磨している状態の要部拡大図が示されている。
<溝研磨装置>
図1に示されるように、本実施形態の溝研磨装置1は、研磨対象であるドリル2に形成されたドリル溝2aを露出させた状態でドリル2の基部側を掴んでドリル2を水平姿勢に保持するワーク保持部3を具備したスライド機構4と、ワーク保持部3によって保持されるドリル2のドリル溝2aの幅方向に延びる回転軸線Sを有する回転軸5と、回転軸5に取り付けられる溝研磨体20Aとを備えて構成されている。
ここで、回転軸5は、図示されないスイング機構により水平方向(B軸方向)に揺動自在とされている。また、スライド機構4は、例えば公知の図示されない直動案内機構の組み合わせにより、保持するドリル2の軸方向に沿うZ軸方向にワーク保持部3が移動自在であるとともに、Z軸と水平に直交するX軸方向にワーク保持部3が移動自在に構成されている。また、ワーク保持部3は、スライド機構4の支持体6に回転可能に支持されており、電動モータ7からの回転動力で回転駆動されて、保持しているドリル2をその軸線回りに回転させることができるようになっている。
図2に示されるように、回転軸5には、段面5aを境界にその先端側に取付軸部5bが形成され、この取付軸部5bの先端寄りの部位には、ナット部材8が螺着可能となっている。取付軸部5bには、後述するホイール部材21に形成された挿通孔23を通して溝研磨体20Aが取り付けられ、ナット部材8の締め付けにより、ホイール部材21の端面が段面5aに突き当たった状態で溝研磨体20Aが回転軸5と一体となって回転するように回転軸5に固定されている。
図3には、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体で、(a)平面図、(b)右側面図、及び(c)左側面図がそれぞれ示されている。
<溝研磨体>
図3(a)〜(c)に示されるように、溝研磨体20Aは、ホイール部材21と、ホイール部材21の外周部に固定状態で挟持される研磨部22Aとを備え、ドリル溝2aの溝面に研磨部22Aを押し付けた状態で、ドリル溝2aの幅方向に延びる回転軸線S(後述するホイール軸線S)の回りに研磨部22Aを回転させることにより、ドリル溝2aの溝面を研磨することができるように構成されている。
<ホイール部材>
ホイール部材21は、回転軸線S(図2参照)と同軸をなすホイール軸線Sを有する所定直径の円盤状部材からなり、その中心部には、回転軸5の取付軸部5bが挿通される円形状の挿通孔23が形成されている。
<研磨部>
図3(a)に示されるように、研磨部22Aは、その回転方向Rに向かって左側、及び右側にそれぞれ配される左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32を有している。左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32は、研磨部22Aの幅方向中心線Mを基準にその両側に対応するように配置されている。
図4には、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体における対応する2つの研磨エレメントのドリル溝に対する位置関係を示す図が示されている。また、図5(a)には、図4のX−X線断面図が、図5(b)には、左側研磨エレメントの全体斜視図が、図5(c)には、右側研磨エレメントの全体斜視図が、それぞれ示されている。
<左側研磨エレメント>
図5(a)に示されるように、左側研磨エレメント31は、幅方向に所定間隔をあけて配される一側辺部41、及び他側辺部42のそれぞれの固定端同士(図5(a)において下端同士)を繋ぐ固定端辺部43に対し一側辺部41、及び他側辺部42が垂直をなして互いに平行に延在し、他側辺部42の高さ寸法よりも一側辺部41の高さ寸法が大きく設定されて、一側辺部41、及び他側辺部42のそれぞれの可動端同士(図5(a)において上端同士)が可動端辺部44によって接続されたような略四角形の板状に形成されている。
<右側研磨エレメント>
右側研磨エレメント32は、幅方向に所定間隔をあけて配される一側辺部51、及び他側辺部52のそれぞれの固定端同士(図5(a)において下端同士)を繋ぐ固定端辺部53に対し一側辺部51、及び他側辺部52が垂直をなして互いに平行に延在し、一側辺部51の高さ寸法よりも他側辺部52の高さ寸法が大きく設定されて、一側辺部51、及び他側辺部52のそれぞれの可動端同士(図5(a)において上端同士)が可動端辺部54によって接続されたような略四角形の板状に形成されている。
左側研磨エレメント31におけるドリル溝2aの溝面への押付部分、すなわち可動端辺部44は、左側研磨エレメント31の傾斜方向に沿うドリル溝2aの断面形状と合致するような形状に形成されている。同様に、右側研磨エレメント32におけるドリル溝2aの溝面への押付部分、すなわち可動端辺部54は、右側研磨エレメント32の傾斜方向に沿うドリル溝2aの断面形状と合致するような形状に形成されている。これにより、研磨部22Aをドリル溝2aの溝面に押し当てた際に、左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32をドリル溝2aの溝面にぴったりと接触させることができ、ドリル溝2aの溝面をより均一に磨くことができて、ドリル溝2aの溝面をより高精度に研磨することができる。
図5(b)に示されるように、左側研磨エレメント31は、基材31aと研磨層31bとを備えて構成されている。基材31aは、研磨部22Aがドリル溝2aに入り込んだときに、ドリル溝2aの溝面と対向する端面部61を有している。研磨層31bは、基材31aにおける端面部61及び端面部61の近傍の端縁部62に設けられている。
図5(c)に示されるように、右側研磨エレメント32は、左側研磨エレメント31と同様に、基材32aと研磨層32bとを備えて構成されている。基材32aは、研磨部22Aがドリル溝2aに入り込んだときに、ドリル溝2aの溝面と対向する端面部65を有している。研磨層32bは、基材32aにおける端面部65及び端面部65の近傍の端縁部66に設けられている。
ここで、研磨層31b,32bは、基材31a,32aに対し接着剤を介して研磨材が付着されることで形成されるものである。
上記のような構成の研磨エレメント31,32では、ドリル溝2aの溝面に研磨部22Aを押し付けたときに、基材31a,32aの端面部61,65に設けられた研磨層31b、32bがドリル溝2aの溝面に当接されるとともに、基材31a,32aの端縁部62,66に設けられた研磨層31b,32bが基材31a,32aの撓み量に応じてドリル溝2aの溝面に当接されて、研磨が行われることになる。従って、必要最小限の研磨層31b,32bでドリル溝2aの溝面を確実に研磨することができ、研磨層31b,32bを形成するための研磨材等の使用量を低減することができる。
なお、研磨エレメント31,32としては、上記のような構成に限定されるものではなく、基材31a,32aの全体に研磨層31b,32bを設ける態様や、合成樹脂に研磨材(砥粒)を練り込むことにより、研磨エレメント31,32を構成する態様もあり得る。
基材31a,32aとしては、研磨エレメント31,32がドリル溝2aの溝面への押付力に応じて撓み可能とするために、可撓性を有するシート材の中から適宜に選択され、例えば綿布やガラスクロス、合繊布、クラフト紙、不織布、金属網、合成樹脂シートなどが用いられる。基材31a,32aに付着される研磨材(砥粒)としては、例えばダイヤモンドやCBN(立方晶窒化ホウ素)、BC、Al、SiO、SiCの中から選択される少なくとも1種からなるものが挙げられる。基材31a,32aに対し研磨材を付着するための接着剤は、研磨材同士を接着する結合成分と、研磨材を基材31a,32aに接着する接着成分とから構成されている。研磨材同士を接着する結合成分としては、一般的に使用されているメタル、ビトリファイド、レジン等の中から適宜に選択される。研磨材を基材31a,32aに接着する接着成分としては、膠や合成樹脂などが用いられる。使用される主な合成樹脂としては、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などが挙げられる。
図4に示されるように、左側研磨エレメント31においては、一側辺部41が研磨部22Aの回転方向Rに先行した位置に配され、他側辺部42が研磨部22Aの回転方向Rに後行した位置に配されている。一方、右側研磨エレメント32においては、他側辺部52が研磨部22Aの回転方向Rに先行した位置に配され、一側辺部51が研磨部22Aの回転方向Rに後行した位置に配されている。
図6には、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体における対応する2つの研磨エレメントの傾斜配置の説明図で、(a)逆Vの字状配置、(b)八の字状配置、(c)人の字状配置、(d)入の字状配置、(e)八の字状配置の変形例(1)、及び(f)八の字状配置の変形例(2)がそれぞれ示されている。
図6(a)に示される例では、左側研磨エレメント31の一側辺部41と右側研磨エレメント32の他側辺部52とを突き合わせる一方で、左側研磨エレメント31の他側辺部42と右側研磨エレメント32の一側辺部51とを所定距離Lだけ離すようにされている。これにより、研磨部22Aの幅方向中心線Mを挟んで対応する2つの研磨エレメント31,32、すなわち幅方向中心線Mの両側に並ぶ左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32は、それらの先端が研磨部22Aの回転方向Rに向かって鋭角θで交差するように傾斜配置され、図3(a)において回転方向Rを上向きに定めたときに、回転方向Rに向かって先細るような逆Vの字状を呈するように左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32とが傾斜配置される。
なお、左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32との傾斜配置の例としては、図6(a)に示されるような態様以外に、図6(b)に示されるように、左側研磨エレメント31の一側辺部41と右側研磨エレメント32の他側辺部52とが突き合わされずに研磨部22Aの幅方向に離れている態様がある。このような態様例では、左側研磨エレメント31の一側辺部41と右側研磨エレメント32の他側辺部52との距離Lよりも、左側研磨エレメント31の他側辺部42と右側研磨エレメント32の一側辺部51との距離Lの方が大きく設定される。これにより、幅方向中心線Mの両側に並ぶ左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32は、それらの先端側の延長線が研磨部22Aの回転方向Rに向かって鋭角θで交差するように傾斜配置され、図6(b)において回転方向Rを上向きに定めたときに、回転方向Rに向かって先細るような八の字状を呈するように左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32とが傾斜配置される。
また、左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32との傾斜配置の例としては、図6(c)に示されるように、回転方向Rを図の上向きに定めたときに、左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32とが人の字状に傾斜配置されるような態様例、すなわち左側研磨エレメント31の一側辺部41の近傍に右側研磨エレメント32の他側辺部52が突き合わされるような態様がある。このような態様例は、図6(a)に示される態様例での右側研磨エレメント32の位置(図6(c)において二点鎖線で示す)から右側研磨エレメント32が左側研磨エレメント31の他側辺部42に向かって少しだけ平行移動したものであると考えられるから、図6(a)に示される態様例と同様に、左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32は、それらの先端が研磨部22Aの回転方向Rに向かって鋭角θで交差するように傾斜配置されるものであるとみなすことができる。
また、左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32との傾斜配置の例としては、図6(d)に示されるように、回転方向Rを図の上向きに定めたときに、左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32とが入の字状に傾斜配置されるような態様例、すなわち右側研磨エレメント32の他側辺部52の近傍に左側研磨エレメント31の一側辺部41が突き合わされるような態様がある。このような態様例は、図6(a)に示される態様例での左側研磨エレメント31の位置(図6(d)において二点鎖線で示す)から左側研磨エレメント31が右側研磨エレメント32の一側辺部51に向かって少しだけ平行移動したものであると考えられるから、図6(a)に示される態様例と同様に、左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32は、それらの先端が研磨部22Aの回転方向Rに向かって鋭角θで交差するように傾斜配置されるものであるとみなすことができる。
また、左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32との傾斜配置の例としては、図6(e)及び(f)に示されるように、左側研磨エレメント31の一側辺部41と右側研磨エレメント32の他側辺部52とが突き合わされずに研磨部22Aの幅方向に離れ、且つ、左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32とが回転方向Rにずれている態様がある。これらの態様例は、図6(b)に示される態様例での右側研磨エレメント32の位置(図6(e)において二点鎖線で示す)、又は6(b)に示される態様例での左側研磨エレメント31の位置(図6(f)において二点鎖線で示す)から、右側研磨エレメント32、又は左側研磨エレメント31が、回転方向Rの反対方向に少しだけ平行移動したものであると考えられるから、図6(b)に示される態様例と同様に、左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32の先端側の延長線が研磨部22Aの回転方向Rに向かって鋭角で交差するように左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32が傾斜配置され、図6(b)において回転方向Rを上向きに定めたときに、回転方向Rに向かって先細るような八の字状を呈するように左側研磨エレメント31と右側研磨エレメント32とが傾斜配置されるものであるとみなすことができる。
図3(a)〜(c)に示されるように、第一実施形態において、研磨部22Aは、幅方向中心線Mを基準にその両側に対応するように配置された2つの研磨エレメント31,32、すなわち左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32を一組の研磨エレメント31,32として、複数組の研磨エレメント31,32を研磨部22Aの回転方向Rに沿って並べることによって構成されている。ここで、回転方向Rに先行する位置にある一組の研磨エレメント31,32と後行する位置にある一組の研磨エレメント31,32とは、回転方向Rに重なり合った領域を有して回転方向Rにずれた位置関係にあり、回転方向Rに後行する位置にある対応する左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32が、回転方向Tに先行する位置にある対応する左側研磨エレメント31、及び右側研磨エレメント32の間に入り込むように配置されている。
図7には、本発明の第一実施形態に係る溝研磨体の研磨部とドリル溝との相対移動の様子を模式的に示す図が示されている。
上記のような配置とすることにより、図7(a)〜(b)に示されるように、研磨部22Aを回転方向Rに回転させた際に、ドリル溝2aの両側に隣接する面と溝面との交わりの角部25が、重ね合わされた隣接する左側研磨エレメント31、及び重ね合わされた隣接する右側研磨エレメント32のそれぞれの段差を下るように相対移動しつつ摺接することになる。ここで、説明の都合上、以下において、隣接する左側研磨エレメント31の位置関係を区別する必要がある際には符号「31A」,「31B」を用いて表わし、隣接する右側研磨エレメント32の位置関係を区別する必要がある際には符号「32A」,「32B」を用いて表わすものとする。
〔ドリル溝研磨動作〕
次に、上記の溝研磨装置1を用いて研磨対象であるドリル2のドリル溝2aを溝研磨体20Aにより研磨するドリル溝研磨動作について説明する。
図1に示されるように、ドリル溝研磨動作を開始するにあたっては、ワーク保持部3によってドリル2の基部側を掴んでドリル2を水平姿勢に保持する。また、回転軸5に対し溝研磨体20Aを挿通孔23(図3(b)及び(c)参照)に回転軸5を通すようにして取り付け、溝研磨体20Aを回転軸5の段面5a(図2参照)に突き当て、ナット部材8を回転軸5の先端寄りの部位に装着し、ナット部材8を締め付けることにより、溝研磨体20Aを回転軸5に固定して使用可能な状態とする。
次いで、回転軸5をB軸方向に適宜に揺動させるとともに、スライド機構4によりワーク保持部3をZ軸方向及びX軸方向にそれぞれ適宜に移動させ、かつワーク保持部3の回転によりドリル2をその軸線回りに適宜に回転させて、溝研磨体20Aの研磨部22Aをドリル溝2aに押し当てるように位置決めする。そして、回転軸5を回転させるとともに、スライド機構4によるワーク保持部3のZ軸方向及びX軸方向の運動とワーク保持部3の回転運動との合成運動により、回転運動している溝研磨体20Aの研磨部22Aをドリル溝2aに押し付けた状態でドリル溝2aに沿って研磨部22Aを相対移動させる。
このとき、研磨部22Aの回転方向Rに向かって鋭角θで交差するように傾斜配置された対応する2つの研磨エレメント31,32が、ドリル溝2aの角部25(図7(a)〜(c)参照)に引っ掛かることなく、ドリル溝2aの溝面全体(溝の奥面、及び両方の内側面)に接触しながらドリル溝2aに沿ってスムーズに移動される。これにより、対応する2つの研磨エレメント31,32が溝幅方向に広がりを持ってドリル溝2aの溝面の形状に追従するように変形しながら溝面に沿って摺動することになり、筋状の凹凸を生じさせることなく、ドリル溝2aの溝面を滑らかに研磨することができる。
また、ドリル溝2aの溝面への押付力に応じて撓んでドリル溝2aの溝面の形状に追従するように変形した研磨エレメント31,32が元の状態に戻ろうとする復元力により、研磨エレメント31,32が常にドリル溝2aの溝面に押し付けられるので、使用が進むにつれて研磨エレメント31,32それ自体が摩耗したとしても、研磨エレメント31,32がドリル溝2aの溝面に接触した状態を維持することができ、従来の溝研磨砥石では必要とされるツルーイング等の特別な整形作業が不要になる。また、ドリル溝2aの溝面に研磨部22Aを押し付けると、研磨部22Aを構成する研磨エレメント31,32がドリル溝2aの溝面の形状に追従するように撓んで変形するため、研磨部22Aをドリル溝2aの溝面の形状に合わせて高精度に成形する必要がなく、容易に作製することができる。
また、ドリル溝2aの溝面に研磨部22Aを押し付けた状態で回転軸線S回りの一方向(図7中記号R矢印方向)に回転させると、図7(a)〜(c)に示されるように、研磨部22Aの回転方向Rに並べられた複数組の対応する2つの研磨エレメント31,32によってドリル溝2aの溝面が連続的に研磨されることになる。このとき、ドリル溝2aの角部25が、重ね合わされた隣接する左側研磨エレメント31、及び重ね合わされた隣接する右側研磨エレメント32のそれぞれの段差を下るように相対移動しつつ摺接することになる。これにより、重ね合わされた隣接する左側研磨エレメント31A,31Bにおける段差を越える前にドリル溝2aの角部が接触する段差越え前側の左側研磨エレメント31Aとその段差を越えた後にドリル溝2aの角部が接触する段差越え後側の左側研磨エレメント31Bとの間にドリル溝2aの角部25が食い込む方向とは逆方向にドリル溝2aに対し研磨部22Aが相対移動されることになる。同様に、重ね合わされた隣接する右側研磨エレメント32A,32Bにおける段差を越える前にドリル溝2aの角部25が接触する段差越え前側の右側研磨エレメント32Aとその段差を越えた後にドリル溝2aの角部25が接触する段差越え後側の右側研磨エレメント32Bとの間にドリル溝2aの角部25が食い込む方向とは逆方向にドリル溝2aに対し研磨部22Aが相対移動されることになる。従って、ドリル溝2aの溝面を高効率で研磨することができるとともに、隣接する左側研磨エレメント31A,31Bの間、及び隣接する右側研磨エレメント32A,32Bの間に、ドリル溝2aの角部25が食い込んでしまうのを確実に防いでドリル溝2aの研磨動作をより安定的に行うことができる。
〔第二実施形態〕
図8には、本発明の第二実施形態に係る溝研磨体の構造説明図で、(a)回転方向に隣り合う右側研磨エレメントの間にスペーサが介挿されている状態図、(b)回転方向に隣り合う左側研磨エレメントの間にスペーサが介挿されている状態図、がそれぞれ示されている。なお、第二実施形態の溝研磨体20Bにおいて、第一実施形態の溝研磨体20Aと同一又は同様のものについては、図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては、第二実施形態の溝研磨体20Bに特有の部分を中心に説明することとする。
第二実施形態の溝研磨体20Bにおいては、図8(b)に示されるように、隣り合う左側研磨エレメント31の間にスペーサ35が介挿されるとともに、図8(a)に示されるように、隣り合う右側研磨エレメント32の間にスペーサ36が介挿されることによって、研磨部22Bが構成されている。これらスペーサ35,36の厚みや幅寸法、個数等の調整によって研磨エレメント31,32の撓み具合を容易に調整することができる。
以上、本発明の溝研磨体について、複数の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の溝研磨体は、例えばドリルやエンドミル、ボールねじ等に形成された溝の溝面を研磨する用途において利用可能である。
2 ドリル(研磨対象)
2a ドリル溝
20A,20B 溝研磨体
21 ホイール部材
22A,22B 研磨部
31 左側研磨エレメント
31a 基材
31b 研磨層
32 右側研磨エレメント
32a 基材
32b 研磨層
35,36 スペーサ
回転軸線
ホイール軸線
M 研磨部の幅方向中心線

Claims (6)

  1. 研磨対象に形成された溝の溝面に押し付けられる研磨部を有し、前記溝の幅方向に延びる回転軸線の回りに前記研磨部を回転させることにより、前記溝面を研磨するようにした溝研磨体であって、
    前記研磨部は、当該研磨部の幅方向中心線を基準にその両側に対応するように配置された、前記溝面への押付力に応じて撓み可能な板状の研磨エレメントを有し、
    対応する2つの前記研磨エレメントは、それらの先端又は先端側の延長線が前記研磨部の回転方向に向かって鋭角で交差するように傾斜配置されている溝研磨体。
  2. 前記研磨エレメントにおける前記溝面への押付部分は、前記研磨エレメントの傾斜方向に沿う前記溝の断面形状と合致するような形状に形成されている請求項1に記載の溝研磨体。
  3. 前記研磨部は、対応する2つの前記研磨エレメントを回転方向に沿って並べることによって構成されている請求項1又は2に記載の溝研磨体。
  4. 前記研磨部における回転方向に隣り合う前記研磨エレメントの間にスペーサが介挿されている請求項3に記載の溝研磨体。
  5. 前記回転軸線と同軸をなすホイール軸線を有するホイール部材を備え、
    前記研磨エレメントは、前記ホイール部材の外周部に固定されている請求項1〜4の何れか一項に記載の溝研磨体。
  6. 前記研磨エレメントは、基材と研磨層とを備え、
    前記基材は、前記溝の溝面と対向する端面部を有し、
    前記研磨層は、前記基材における前記端面部及び前記端面部の近傍の端縁部に設けられる請求項1〜5の何れか一項に記載の溝研磨体。
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