JP2020195338A - カセット式苗木育成コンテナ - Google Patents

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【課題】根巻き等の根の異常変形のない健全な根鉢を持った苗木を多量に育成することが可能なカセット式苗木育成コンテナを提供する。【解決手段】苗木を育成するためのセル10は上部を上端の4つの角部が水平方向外側に伸びた鍔部11aを有する四角枠部11に形成し、その上部から下方を側板12aが傾斜したコーン部12に形成する。側板12aに底板中心12fに関して互いに異なった角度で形成された第1スリット12c及び第2スリット12dを高さ方向に沿って重複しないように別個に形成する。第2スリット12dは側板12a及び底板12bを切り欠いて底部中心12fに達するようにする。セル10を受けるトレイ部は、セル10の四角枠部11が嵌合する角形凹部を上面に形成する共に、角形凹部の底面にコーン部12を貫通させる貫通穴を形成する。トレイ部には脚部を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、カセット式苗木育成コンテナに関し、より詳細には根巻き等の根の異常変形のない健全な根鉢を持った苗木を多量に育成することが可能なカセット式苗木育成コンテナに関する。
苗木を専用の容器(ポット)で育成するのでなはく、トレイに縦長コーン状の凹部(キャビティ)を例えば格子状に形成した、いわゆるマルチキャビティコンテナ(以下、「コンテナ」という。)と呼ばれる育苗装置で多量の苗木を育成することが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。なお、上記ポットにおいて育成された苗木のことは「ポット苗」と呼ばれ、上記コンテナにおいて育成された苗木のことは「コンテナ苗」と呼ばれている。各コンテナ苗は上記キャビティにおいて育成される。
ポット苗とコンテナ苗は育成容器が違うだけでなく、多くの点で異なっている。先ず、根鉢の形状が異なる。ポット苗は横長縦短の形状になるのに対し、コンテナ苗は横短縦長の形状になる。従って、コンテナ苗はポット苗に比べ根鉢が崩れにくい成型性を有している。そのためコンテナ苗は土壌に移植し易く、「プラグ苗」とも呼ばれている。また、ポットの容量が450cc程度であるに対し、キャビティの容量は150cc程度である。さらに、育苗に使用される培地(培土)は、ポット苗では土壌をベースとしているのに対し、コンテナ苗ではココナツハスク、ピートモス等の有機培地をベースとしている。その結果、コンテナ苗はポット苗に比べて小型軽量で且つ取扱い性が良く土壌に移植し易いという利点を有している。
コンテナ苗とポット苗の最も大きな違いは、苗木の根の生育状態にある。ポット苗の場合、容器内周面に到達した根は内周面に沿って延々と伸び続けることにより、根巻きが生じる。根巻きは自分の根で自分の根本を絞める虞があり、最悪の場合、根腐れ、枯死にまで至る虞がある。これに対しコンテナ苗の場合、キャビティ内周面に沿って空気根切り孔が放射状に複数形成されている。そのため、根は空気根切り孔を回避するように下方に沿って伸びて、底部において空気根切り孔によって成長を止めることになる。これにより、コンテナ苗では根巻きが生じることはない。
また、上記育苗装置以外にも複数の植え込み凹部(キャビティ)を列状に設けた植え込みユニットと、その植え込みユニットを一面状に並べて保持する枠体とで構成された栽培トレイについても知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
実用新案登録第3205361号 特開2008−11729号公報
上記特許文献1及び2に記載の育苗装置では、播種後発芽しない或いは育成不良苗を有するキャビティについては「間引き」又は「植替え」が必要となる。
しかし、容器(キャビティ)はトレイに一体樹脂成形されているため、容器に育成不良の苗木がある場合、その容器ごとトレイから取り出すことができないという問題がある。
さらに、出荷時においてコンテナからの苗木の取り出しは、専用エジェクト機で全摘出される。全摘出とは、成長度合いに関係なくキャビティにある全ての苗木がコンテナから摘出されることである。その結果、未成熟苗は再度コンテナに戻されるが、摘出時のストレスでその後の成長が不安定になるという問題がある。
また、容器がトレイに一体樹脂成形されているため、トレイを不整地に置く場合、容器底部が不整地の凹凸地形に対応しない接地不良を引き起こす可能性がある。容器底部の接地不良は、苗木に潅水した水が容器から排水されないため、根腐れを引き起こす可能性がある。
そこで、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであり、その目的は根巻き等の根の異常変形のない健全な根鉢を持った苗木を多量に育成することが可能なカセット式苗木育成コンテナを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るカセット式苗木育成コンテナは、苗木を育成するための容器(10)と、複数の前記容器(10)を収容すると共に複数の脚部(26)を有するトレイ部(20)とを備えた苗木育成コンテナであって、前記容器(10)は上部が径方向外側に張り出した枠部(11)に形成され該上部から下方がコーン形状部(12)に形成され、且つ前記トレイ部(20)は前記枠部(11)が嵌合する凹部(21)を有すると共に前記凹部(21)は前記コーン形状部(12)を通す貫通穴(22a)が形成され、且つ各前記容器(10)は別個独立に前記トレイ部(20)から分離可能に構成されていることを特徴とする。
上記構成では、容器(10)はトレイ部(20)に対し分離可能に且つ高さ方向に変位可能となる。これにより「植替え」や「間引き」については、対応する容器の交換のみによって行うことができ、全ての苗木をコンテナから摘出することがなくなる。
また、容器(10)の上部が枠部(11)に形成され、上部が拡幅していることにより、根鉢の上部における根の量を多くすることができる。これにより、土壌に移植された苗木が安定に成長するようになる。さらにトレイ部(20)は容器(10)を収容する部位が凹部(21)に形成されているため、容器(10)は回転不能になる。これにより、特にコンテナを移動する際の容器(10)の姿勢が安定するようになる。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第2の特徴は、前記枠部(11)の天板(11a)には水平方向外側に伸びた鍔部(11d)が形成されていることである。
上記構成では、鍔部(11d)により容器(10)をトレイ部(20)から取り出し易くなる。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第3の特徴は、前記枠部(11)の底部内周面(11c)は中心に向かうに従って高さが大きくなるテーパー面を成していることである。
上記構成では、容器(10)の上部に保水性を持たすことが可能となる。これにより、上記枠部(11)における根の量を多くすることができる。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第4の特徴は、前記コーン形状部(12)は、底面の中心(12f)に関して放射状に重複することなく互いに異なる角度で形成された第1スリット部(12c)及び第2スリット部(12d)を高さ方向に沿って重複しないように別個に有することである。
上記構成では、苗木の根を下方に伸びるように成長させると共に、苗木に潅水した水を下方に導水し接地面を介して排水することが可能となる。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第5の特徴は、前記第2スリット部(12d)は、前記第1スリット部(12c)より下方に形成され、且つスリットの本数が前記第1スリット部(12c)よりも多いことである。
上記構成では、第2スリット部(12)によって、下方に伸びる根を底部に誘導するようになる。これにより潅水した水を下方に好適に導水するようになる。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第6の特徴は、前記第2スリット部(12d)は、前記コーン形状部(12)の側面(12a)及び底面(12b)を切り欠いて前記底面の中心(12f)を含むことである。
上記構成では、底面(12b)のスリットによって、潅水した水を接地面を介して排水するようになる。これにより根腐れを好適に防止するようになる。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第7の特徴は、前記コーン形状部(12)の内周面には、リブ(12g)が前記第1スリット部(12c)及び前記第2スリット部(12d)の何れの仮想延長線上にも存在しないように形成されていることである。
上記構成では、リブ(12g)によって、苗木の根が下方に伸びるように成長する。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第8の特徴は、前記容器(10)は透明性を有する合成樹脂で成形されることである。
上記構成では、苗木の成長を可視化することができる。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第9の特徴は、前記トレイ部(20)は透明性を有する合成樹脂で成形されることである。
上記構成では、苗木の成長をより明瞭に可視化することができる。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第10の特徴は、前記容器(10)は生分解材料から成形されることである。
上記構成では、苗木を容器(10)から取り出さずに容器(10)と共に直植えが可能となる。また、生分解材料に嫌臭成分を含有させることができるため、移植後の害獣被害を回避することができる。
本発明に係るカセット式苗木育成コンテナの第11の特徴は、前記枠部は四角枠部(11)又は円柱枠部に形成されていることである。
上記構成では、苗木の根が成長して枠部を圧迫する場合であっても、荷重を均等に分散させ、これにより容器(10)の変形を好適に防止することが可能となる。
本発明のカセット式苗木育成コンテナによれば、苗木を育成する容器(10)が別個独立にトレイ部(20)から分離可能に且つ高さ方向に沿って相対変位可能に構成されているため、育成不良の苗木についてはその容器も一緒に取り出すことができ、苗木の育成管理が容易になると共に、不整地の凹凸地形に好適に追従することができ、接地不良による根腐れを好適に防止することが可能となる。また、根鉢の上部は根量が多くなり、苗木の根は下方に沿って伸びるように容器(10)は成形されているため、根巻き等の根の異常変形のない健全な根鉢を持った苗木を多量に育成することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るカセット式苗木育成コンテナを示す説明図である。 本発明に係るセルを示す説明図である。 図2(d)のB部拡大図である。 本発明に係るトレイ部を示す斜視説明図である。 本発明の一実施形態に係るカセット式苗木育成コンテナの不整地の凹凸地形追従性を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係るセルの底面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るカセット式苗木育成コンテナ100を示す説明図である。
このカセット式苗木育成コンテナ100は、苗木及び培地が充填される複数のセル10と、セル10を収容するトレイ部20とを具備して構成されている。このカセット式苗木育成コンテナ100は、苗木を育成するためのセル10を複数(本実施形態では40個)収容することが可能であり、各セル10とトレイ部20は分離可能かつ高さ方向に沿って相対変位可能に構成されている。従って、「植替え」や「間引き」については、育成不良苗又は未発芽種子が有るセル10のみを交換することによって行うことができる。なお、ここで言う「カセット式」とは、各セル10がトレイ部20に一体化(固定)されておらず、各セル10のトレイ部20からの取り出し/トレイ部20への取り付けが自由自在に行われるように構成されていることを意味している。以下、各構成についてさらに説明する。
図2は、本発明に係るセル10を示す説明図である。図2(a)はセル10の平面図であり、図2(b)はセル10の正面図であり、図2(c)はセル10の底面図であり、図2(d)は図2(b)のA−A断面図である。
図2(a)及び図2(b)に示されるように、セル10は上部が中空四角柱形の四角枠部11に形成され、下部が中空円錐形のコーン部12に形成されている。四角枠部11は、天板11aと側板11bと底板11cから成る。天板11aは角部(コーナー部)が側板11bの角部より水平方向外側に張り出している。これにより、天板11aの角部には水平方向外側に伸びた鍔部11dが形成されている。これにより、鍔部11dを摘むことによりセル10をトレイ部20から取り出し易くなる。
側板11bは4つのストレート部とその間を滑らかに接続するコーナー部とから成る。なお、側板11bのストレート部の長さと天板11aのストレート部の長さは同じである。また、側板11bに連続する底板11cは、板厚が半径方向内側に向かって厚くなるテーパー面を成している。これについては図3を参照しながら後述する。
このように、セル10の上部を四角枠部11によって形成することにより、セル10の上部が拡幅になる。それに加えて、底板11cの上記テーパー面によってセル10の上部が保水性を有するようになる。その結果、根鉢の上面部における根の量を多くすることが可能となる。
一方、図2(b)に示されるように、コーン部12は、側板12aと底板12bとから成る。また、図2(d)に示されるように、側板12aは、他のセルをスタックした際に他のセルとの間に隙間Δが形成されるように鉛直方向に関し傾斜している。つまり、側板12aはテーパー面を成している。
また、図2(a)に示されるように、側板12aには第1スリット12cが底板中心12fに関して90°間隔で4個形成されている。第2スリット12dは底板中心12fに関して45°間隔で8個形成されている。第1スリット12cの仮想延長線上(長手方向)に第2スリット12dが位置しないように、第1スリット12c及び第2スリット12dはそれぞれ形成されている。
第2スリット12dは側板12a及び底板12bを切り欠いて、さらに底板中心12fを切り欠いている。第1スリット12c及び第2スリット12dは、空気根切り(エア・プルーニング)により、苗木の根が下方に伸びて成長するように設けられている。
また、第2スリット12dの個数が第1スリット12cの個数より多いのは、第2スリット12dは空気根切り(エア・プルーニング)の他に、セル10内部に潅水した水を下方に導水し、排水するように設けられているためである。
また、図2(a)及び図2(d)に示されるように、側板12aには底板中心12fを中心として2つのリブ12gが点対称に設けられている。このリブ12gは、苗木の根が下方に沿って成長することを促進すると共に、コーン部12の座屈や捻れ変形を好適に抑制する。また、第1スリット12c及び第2スリット12dの各仮想延長線上(長手方向)にリブ12gが位置しないようにリブ12gは形成されている。
また、セル10は透明な合成樹脂で成形されることが好ましい。これによりセル10の内部(苗木の根の成長)を可視化することが可能となる。
また、セル10は生分解材料で成形されることが好ましい。これにより根鉢をセル10から取り出すことなく、セル10と共に直植えが出来るようになる。
図3は、図2(d)のB部拡大図である。説明の都合上、側板11bのコーナー部とストレート部が重ねて図示されている。四角枠部11の底板11cの内周面は半径方向内側に向かって高さが大きくなるテーパー面を成している。これにより、セル10の上部において保水性を確保することが可能となる。なお、テーパー面はコーナー部において長く確保されている。
図4は、本発明に係るトレイ部20を示す斜視説明図である。このトレイ部20は、その上面24にセル10を収容する所定深さdの凹部21が格子状(縦5個×横8個=40個)に形成されている。また、4つの隅部には全てのセル10全体を支持する脚部25が4個形成されている。なお、脚部25の個数については4個以上であれば良く4個に限定されることはない。
凹部21の内周面は、セル10を受ける底面22と、セル10の四角枠部11が嵌合する側面23とから成る。底面22にはセル10のコーン部12が貫通する貫通穴22aが形成されている。側面23は、セル10の四角枠部11より若干幅広に形成されている。
図5は、本発明の一実施形態に係るカセット式苗木育成コンテナ100の不整地の凹凸地形追従性を示す説明図である。
各セル10とセル10を収容するトレイ部20は分離可能に構成されているため、各セル10は高さ方向に変位可能である。従って、設置面に凹凸地形が有る場合、各セル10は高さ方向にそれぞれ変位することによって設置面に接地する。これにより潅水した水を接地面を介して好適に排水することが可能となる。
以上の通り、本実施形態に係るカセット式苗木育成コンテナ100によれば、セル10とセル10を収容するトレイ部20が分離可能かつセル10が高さ方向に沿って相対変位可能に構成されている。これにより、稚苗又は未発芽種子に対する「植替え」や「間引き」はセル10の交換によって行うことができる。セル10は個別に取り出すことができるため、出荷時に専用エジェクト機を使わずに済む。さらにセル10は高さ方向に沿って相対変位可能に構成されているため、設置面に凹凸地形が有る場合であっても凹凸地形に追従して接地することができる。これにより潅水した水を設置面を介して好適に排水することが可能となる。
セル10の四角枠部11の天板11a角部は、水平方向外側に張り出した鍔部11dに形成されている。これによりセル10を摘み易くなりセル10の交換が容易となる。
また、セル10の四角枠部11の底板11cは、半径方向内側に向かって高さが高くなるように形成されている。これによりセル10の上部が拡幅になると共に保水性を有するようになる。その結果、根鉢上部における苗木の根の量が多くなり、苗木を土壌に移植した際に苗木が安定に成長するようになる。
コーン部12の側板12aに、底板中心12fに関して放射状に90°の間隔で形成された第1スリット12cと、同45°の間隔で形成された第2スリット12dは、長手方向が互いに一致せず且つ高さ方向に沿って重複しないように形成されている。また、第2スリット12dは側板12a及び底板12bを切り欠いて底板中心12fを含んでいる。これにより、苗木の根が下方に安定して伸びるようになると共に、潅水した水を下方に導水し接地面を介して好適に排水することが可能となる。その結果、根巻き、根腐れを好適に防止することが可能となる。
また、セル10が透明な合成樹脂成形品である場合、苗木の成長を可視化することができる。セル10に加えてトレイ部20が透明な合成樹脂成形品である場合、苗木の成長をより明瞭に可視化することが可能となる。
また、セル10が生分解材料から成形される場合、苗木をセル10から取り出すことなく、セル10のまま土壌に移植することが可能となる。生分解材料に嫌臭成分を含有することができるため、移植後の害獣被害を好適に回避することが可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上記だけに限定されない。すなわち、本発明の技術的範囲内において種々の修正・改良を追加することが可能である。例えば、上記四角枠部に代えて円柱枠部を採用することも可能である。
また、図6に示されるように、第2スリット12dの形成態様については、中間に底板12bを挟んで底板中心12fに到達するようにしても良い。
10 セル
11 四角枠部(枠部)
11a 鍔部
11b 側板
11c 底板
11d 鍔部
12 コーン部
12a 側板
12b 底板
12c 第1スリット
12d 第2スリット
12f 底板中心
12g リブ
20 トレイ部
21 四角凹部(凹部)
22 底面
23 側面
24 上面
25 脚部
100 カセット式苗木育成コンテナ

Claims (11)

  1. 苗木を育成するための容器(10)と、
    複数の前記容器を収容すると共に複数の脚部(26)を有するトレイ部(20)と、を備えた苗木育成コンテナであって、
    前記容器(10)は上部が径方向外側に張り出した枠部(11)に形成され該上部から下方がコーン形状部(12)に形成され、且つ
    前記トレイ部(20)は前記枠部(11)が嵌合する凹部(21)が形成されると共に前記コーン形状部(12)を通す貫通穴(22a)が形成され、且つ
    各前記容器(10)は別個独立に前記トレイ部(20)から分離可能に構成されている
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  2. 請求項1に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記枠部(11)の天板(11a)には水平方向外側に伸びた鍔部(11d)が形成されている
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  3. 請求項1又は2に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記枠部(11)の底部内周面(11c)は中心に向かうに従って高さが大きくなるテーパー面を成している
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記コーン形状部(12)は、底面の中心(12f)に関して放射状に重複することなく互いに異なる角度で形成された第1スリット部(12c)及び第2スリット部(12d)を高さ方向に沿って重複しないように別個に有する
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  5. 請求項4に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記第2スリット部(12d)は、前記第1スリット部(12c)より下方に形成され、且つスリットの本数が前記第1スリット部(12c)よりも多い
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  6. 請求項4又は5に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記第2スリット部(12d)は、前記コーン形状部(12)の側面及び底面を切り欠いて前記底面の中心(12f)を含む
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  7. 請求項4から6の何れか1項に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記コーン形状部(12)の内周面には、リブ(12g)が前記第1スリット部(12c)及び前記第2スリット部(12d)の何れの仮想延長線上にも存在しないように形成されている
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記容器(10)は透明性を有する合成樹脂から成形される
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記トレイ部(20)は透明性を有する合成樹脂から成形される
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記容器(10)は生分解材料から成形される
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
  11. 請求項1から10の何れか1項に記載のカセット式苗木育成コンテナにおいて、
    前記枠部は四角枠部(11)又は円柱枠部に形成されている
    ことを特徴とするカセット式苗木育成コンテナ。
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