JPH119108A - 苗木栽培用容器、苗木の取出装置、及び苗木の取出方法 - Google Patents

苗木栽培用容器、苗木の取出装置、及び苗木の取出方法

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JPH119108A
JPH119108A JP16555697A JP16555697A JPH119108A JP H119108 A JPH119108 A JP H119108A JP 16555697 A JP16555697 A JP 16555697A JP 16555697 A JP16555697 A JP 16555697A JP H119108 A JPH119108 A JP H119108A
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JP
Japan
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pot
seedling
pots
bottom wall
raising
Prior art date
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Application number
JP16555697A
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English (en)
Inventor
Eiji Kageyama
英治 景山
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TOKAI KASEI KK
Tokai Kasei Corp
Original Assignee
TOKAI KASEI KK
Tokai Kasei Corp
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Publication date
Application filed by TOKAI KASEI KK, Tokai Kasei Corp filed Critical TOKAI KASEI KK
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Publication of JPH119108A publication Critical patent/JPH119108A/ja
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構造で、植物を痛めることなくこれを
容易に取出しでき、その作業効率の向上が図れ、しか
も、成形が容易で充分な強度を有する育苗用セルトレー
や育苗用ポットを提供すること。 【解決手段】 上端側において開口縁で終端する筒状の
側壁と、該側壁の軸方向下端側に連続する底壁とを有
し、前記側壁および底壁によって適宜横断面形状の培土
収容室1を区画して鉢体5とする。該鉢体5の側壁の上
端開口縁側を一平面に沿って面的に配列して複数体連接
連結してなる複数の鉢体5を備えた育苗用セルトレー1
0であって、前記底壁にこの底壁に穿孔した細幅透溝を
介して前記鉢体5の内部に向けて折り曲げ可能に一体形
成された舌状体、又は前記鉢体5の内部に向けて折り取
り可能に一体形成されたノックアウト部のいずれかを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、特には野菜や花木
等の苗を育成する際に使用する栽培用容器、苗木の取出
装置、及び苗木の取出方法に関するものであり、より詳
細には、根に常時外部から充分な空気を供給することが
でき、収容できる培土の量が少なくても該培土の乾燥が
生じ難く、成長後の根に損傷を与えることなく簡単に取
出でき、所謂鉢あげ、移植作業の作業効率の向上が図れ
る育苗用セルトレーや育苗用ポット、苗木の取出装置、
苗木の取出方法に関するものである。
【0001】
【従来の技術】従来より、野菜苗あるいは花木苗等を育
苗する際にポリエチレンあるいはビニール等のプラスチ
ック製の育苗用セルトレーや育苗用ポットが多用されて
いる。
【0002】従来の育苗用セルトレーは単一のポット容
器を多数個連接連結してなるものであり、その大部分
は、上端側において開口縁で終端する筒状の側壁と、前
記側壁における軸方向下端側に連続していて、中央部に
排水孔を備えた底壁とを有し、前記側壁および底壁によ
って適宜横断面形状の比較的小さな培土収容室を区画し
て複数の鉢体となし、各鉢体における前記側壁の上端開
口縁側を一平面に沿って面的に配列して複数体連接連結
してなるように構成されている。
【0003】また、横方向及び縦方向に収納ポケットを
連ねて設け、この収納ポケットに単一に形成された育苗
用ポットをそれぞれ挿入するように構成されている育苗
用トレーが公知であり、かかる育苗用ポットは、円錐台
を椀状に形成したものであり、その底面の中央部若しく
は底面の周縁部に、排水孔と通気孔の機能を兼ね備えた
丸孔若しくはスリット孔を形成してなるように構成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、野菜あるい
は花き苗を育苗する場合、活着がよく生育の早い苗を育
てるためには、最適な通気性を維持することが最も大切
であるものの、従来の育苗用ポットは通気性が悪く、苗
を育てる媒体(培土)の通気性を考えて素材の混合や根
の発達を促すべく酸素の供給を多くするために水分を減
らして通気を図ってきた。その結果、培土中の酸素不足
が原因となり、苗木の根は酸素を求めてポット壁に対し
て伸長し所謂根巻き現象を起こすことになる。一般的に
根巻きした苗は、定植時の傷みは少ないが、根が絡みあ
っているために定植、移植後の植物の生長は必ずしも良
くないのが現状である。そのため、定植時に根巻き部を
除去する作業を必要としていた。
【0005】また、従来の育苗用セルトレーを使用した
り、従来の育苗用トレーに育苗用ポットをそれぞれセッ
トして使用する場合において、鉢体(セル)や育苗用ポ
ットの内容積が小さくて土詰めできる培土量が少ないと
培土の保水性が悪くなるためか培土自体が極めて乾燥し
易くなる等、植物の最適な成長環境を維持できないとい
う問題があった。
【0006】一方、従来の育苗用セルトレーを使用する
と、各鉢体(セル)から苗を抜きだして植え替えるいわ
ゆる移植、もしくは抜き出した苗をより大きなポットに
植え替える所謂鉢上げと呼ばれる作業を行なう場合に、
各鉢体(セル)から苗をそれぞれ一個ずつ摘んで取出し
する作業上の煩雑さのみならず、移植時に根の周りに付
着した土が崩れ易く、移植作業が面倒であるとともに作
業時間が長くなり易く、さらにこれら作業の際に根を傷
つけて植物を枯死させる原因となっていた。
【0007】また、従来の育苗用トレーを使用すると、
定植や鉢上げ作業を行なう際に育苗用ポットの上端部を
一個ずつ摘んで持ち上げて移動するためにその作業が煩
雑となり、加えて、前記収納ポケットと育苗用ポットの
間に形成される隙間に、軟質ポットから浸出する水や散
水した水等が溜るためかこの位置にカビが生えたり、根
腐されしたり、軟質ポット内で根の旋回現象(サークル
現象とか、ルーピング現象とか呼ばれる)が起き易いと
いう問題があった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑み鋭意創案さ
れたものであって、その解決すべき課題は、上述した従
来の育苗用栽培容器が具有する上述した不具合や問題点
を解消することであり、その目的とするところは、特に
は、鉢体(セル)から苗木を抜きだして植え代える所謂
移植作業や、抜き出した苗をより大きなポットに植え替
える所謂鉢上げと呼ばれる作業を行なう際に、簡単な構
造で、植物を痛めることなくこれを容易に取出しできる
ためにその作業効率の向上が図れ、しかも、成形が容易
で充分な強度を有する育苗用セルトレーや育苗用ポット
を提供せんとすることである。
【0009】このような育苗用セルトレーや育苗用ポッ
トを使用した苗木の取出装置、苗木の取出方法を提供す
ることは、本発明の他の目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した手段の要旨とするところは、叙上の
特許請求の範囲の欄に記載の通りである。
【0011】このような構成を採用した請求項1乃至請
求項2に記載の育苗用セルトレーは、培土収容室となる
各鉢体の底壁に、この底壁に穿孔した細幅透溝を介して
前記鉢体の内部に向けて折り曲げ可能に一体形成された
舌状体、又は前記軟質ポットの内部に向けて折り取り可
能に一体形成されたノックアウト部のいずれかを備える
構成であるから、舌状体を鉢体の内部に向けて折り曲げ
する際に、又はノックアウト部を鉢体の内部に向けて折
り取りする際に、この舌状体又はノックアウト部が、苗
木の全体をそのまま上方に向けて押し上げてこの苗木を
各鉢体から浮き上がらせ、これを極めて容易に取り出し
できる。すなわち、植物を痛めることなく、又鉢上げ若
しくは移植作業の作業効率の向上が図れるという作用が
得られる。
【0012】また、舌状体又はノックアウト部は、各鉢
体の底壁に穿孔した細幅透溝を介して一体に形成されて
いるから、水抜き穴(排水孔)や通気孔として機能す
る。すなわち、水抜き穴(排水孔)や通気孔を別途穿設
する必要がない。
【0013】また、培土収容室に土詰めされた培土の保
水性が確保できて培土が極めて乾燥し難くなる。
【0014】さらにまた、原材料となるシートの厚さを
変更することなく鉢体の強度を向上させることが可能に
なり、また内部に向けて折り曲げ可能に一体形成された
舌状体を備えた鉢体からなるものにあっては繰り返し使
用が可能であり、これらによって育苗用セルトレーのコ
ストダウンが達成できる。
【0015】請求項2に記載の育苗用セルトレーによれ
ば、細幅透溝の幅寸法が8mm以下であるから、特に
は、鉢体内の培土が細幅透溝を介して外部に極めて洩れ
難く、培土の保水性を極めて効率的に確保できる。
【0016】請求項3に記載の育苗用セルトレーによれ
ば、請求項1乃至請求項2に記載の育苗用セルトレーが
具有する全ての作用に加えて、さらに、散水された水を
前記連通部を介して互いに隣接する鉢体に均等に配分で
きる。すなわち、鉢体間における散水量のばらつきが防
止できる、という作用が得られる。
【0017】つぎに、このような構成を採用した請求項
4乃至請求項5に記載の育苗用ポットは、育苗用ポット
の底壁に、この底壁に穿孔した細幅透溝を介して前記育
苗用ポットの内部に向けて折り曲げ可能に一体形成され
た舌状体又は前記育苗用ポットの内部に向けて折り取り
可能に一体形成されたノックアウト部のいずれかを備え
る構成であるから、横方向及び縦方向に収納ポケットを
連ねて設けた園芸用トレーにこの育苗用ポットを挿入し
て使用すれば、叙上の請求項1に記載の育苗用セルトレ
ーが具有する作用と実質的に同一の作用が得られる。
【0018】請求項5に記載の育苗用ポットによれば、
特には、育苗用ポット内の培土が極めて洩れ難く、培土
の保水性を極めて効率的に確保できる。
【0019】つぎに、このような構成を採用した請求項
6乃至請求項9に記載の苗木の取出装置は、育苗用セル
トレー又は育苗用トレーの下端部に押圧トレーが嵌着さ
れると、舌状体又はノックアウトのそれぞれと対応する
位置に配置された押圧部によって、舌状体をそれぞれ当
該鉢体若しくは育苗ポットの内部に向けて折り曲げでき
るように構成されているから、又はノックアウトをそれ
ぞれ当該鉢体若しくは育苗ポットの内部に向けて折り取
りできるように構成されているから、鉢体若しくは育苗
用ポット内で成長した苗木の全体をそっくりそのまま上
方に向けて浮き上がらせることができ、植物を痛めるこ
となく簡単に取り出しでき、鉢上げや定植作業の作業効
率の向上が図れる。
【0020】請求項7に記載の苗木の取出装置によれ
ば、特には、散水された水を前記連通部を介して互いに
隣接する鉢体に均等に配分できる。すなわち、鉢体間に
おける散水量のばらつきが防止できる、という作用が得
られる。
【0021】また、請求項9に記載の苗木の取出装置に
よれば、特には、育苗用ポット内の培土が極めて洩れ難
く、培土の保水性を極めて効率的に確保できる。
【0022】つぎに、このような構成を採用した請求項
10乃至請求項11に記載の苗木の取り出し方法によれ
ば、 鉢体若しくは育苗用ポット内の植物の苗木の全体
をそのままそっくり上方に向けて浮き上がらせることが
でき、植物を痛めることなく簡単に取り出しでき、鉢上
げや移植作業の作業効率の向上が図れる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図面で示す
より具体的な実施例に基いてさらに詳細に説明するが、
これは代表的なものを示したものであり、その要旨を越
えない限り、以下の実施例により本発明が限定されるも
のではない。
【0024】ところで、本発明の苗木取り出し装置に係
る育苗用セルトレーや育苗用ポット等を製造するための
材質を特に限定するものではないが、成型し易さやコス
トなどの観点からは、ポリスチレン(PS)、ポリエチ
レン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂で
あることが好ましく、環境問題の観点からは、生分解性
の高分子材料であることが好ましい。
【0025】また、育苗用セルトレーや育苗用トレー、
及び押圧部を有する押圧トレーは、材料シートを所定の
形状を有する金型上に配置して真空成型法、圧空成型
法、又は射出成型法等によって所定の寸法形状に成型し
たものであり、育苗用ポットは例えばブロー成型法等で
成型した後に例えば切削加工等で二次加工を施したもの
である。
【0026】図1は複数の鉢体(セル)を連接連結して
なる第一実施例の苗木の取出装置100を模式的に示す
分解斜視図であり、図2は育苗用セルトレー10の一部
切欠平面図、図3は同セルトレー10の一部切欠底面
図、図4は同セルトレー10の一部切欠左右方向縦断面
図(図1乃至3のA−A断面図)であり、図5は同セル
トレー10の一部切欠前後方向縦断面図(図1乃至3の
B−B断面図)であり、図6は、各セル(鉢体)5の底
壁3に形成された舌状体7の作用を説明するために模式
的に示す縦断面図である。
【0027】図において、第一実施例の苗木取り出し装
置100は、矩形状の培土収容室1を区画してなる鉢体
5を多数個連接連結してなり、各鉢体5の底壁3にこの
鉢体5の内部に向けて折り曲げ可能な舌状体7を有する
育苗用セルトレー10と、前記舌状体7をそれぞれ当該
鉢体5の内部に向けて折り曲げすべく当該舌状体7のそ
れぞれと対応する位置に配置され底面22の上面に形成
された複数の押圧部21を有する押圧トレー20と、か
らなるものであり、舌状体5を鉢体3の内部に向けて折
り曲げする際にこの舌状体7により苗木の全体を培土と
共にそのまま上方に向けて押し上げ苗木のそれぞれを各
鉢体5から離脱させながら浮き上がらせるように機能す
るものである。
【0028】育苗用セルトレー10は、基本的には、端
側において開口縁で終端する筒状の側壁2と、該側壁2
の軸方向下端側に連続する底壁3とを有し、前記側壁2
および底壁3によって横断面が矩形状の培土収容室1を
区画してなる鉢体5を多数個連接連結したものからなっ
ており、各鉢体5における側壁2の上端開口縁側を一平
面に沿って面的に配列したトレー型の育苗用セルトレー
10として一体的に成型されている。また、前記複数の
鉢体のうち互いに隣合う鉢体の上端開口縁に当該鉢体5
を連通させるべく連通部4が設けられており、底壁3に
はこの底壁3の中心を囲むように馬蹄形状の細幅透溝6
が穿孔され、この細幅透溝6を介在して鉢体5の内部に
向け折り曲げ可能な舌状体7が形成されている。但し、
この育苗用セルトレー10に設けた培土収容室1(鉢体
5)の横断面形状を限定するものではなく、矩形乃至円
形状、その他の形状であってもよく、またその寸法形状
や配置位置はいずれも、種々に設計変更できる事項であ
る。
【0029】第一実施例の育苗用セルトレー10にあっ
ては、9x12=108個の培土収容室1が形成されて
おり、各培土収容室1は、3.78cmx4.8cmの
開口5’を有し、その深さは5.3cmに形成されてい
る。
【0030】細幅透溝6は、排水孔及び通気孔としての
両機能を兼ね備えているものであり、その幅寸法は全長
にわたって同じである必要はなく、途中で寸法が異なっ
ていてもよい。細幅透溝6の幅寸法を制限するものでは
ないが、細幅透溝6の幅寸法が広すぎると、培土収容室
1内に土入れされた培土がこの細幅透溝6を介して漏洩
するという不具合が生じるからである。幅寸法は可能な
限り幅狭であり、すなわち例えば網目体を備えなくても
培土収容室1から培土が流出しない程度の幅狭に穿設す
るようになっている。好ましいその幅寸法は8mm以下
であり、さらに好適には2mm以下である。
【0031】舌状体7の形状は、上述した細幅透溝6の
全体形状により一義的に決まるものであり、本実施例の
馬蹄形の他、半円形状乃至一部欠損楕円形状に形成する
ことができる。このような形状であると、植物苗木の根
を痛めることなくそして円滑に当該舌状体7を折り曲げ
できるから好ましい。すなわち、この舌状体7の寸法形
状や、その全体形状、配置位置等はいずれも、種々に設
計変更できる事項である。
【0032】押圧トレー20の上面は、育苗用セルトレ
ー10の下端部に嵌合する凹形状に形成されている。ま
た、押圧トレー20の底面22上面には、育苗用セルト
レー10に設けた複数の鉢体5の底壁3にそれぞれ備え
られた前記舌状体7のそれぞれと対応する位置に、各舌
状体7に当接してこれらを鉢体5の内部に向けて折り曲
げつつ鉢体5内の苗木を培土とともに上方に向けて約5
〜10mm押し上げするための押圧部21が複数突設さ
れている。押圧部21は、押圧トレー20の上面に育苗
用セルトレー10の下端部を嵌着したとき、鉢体5内の
苗木の全体をそのまま約5〜10mm上方に向けて押し
上げできそのまま保持できる高さとなるように突設され
る。
【0033】ついで、第一実施例の苗木取り出し装置1
00の操作手順をその作用効果とともに説明する。
【0034】まず、育苗用セルトレー10に設けた各培
土収容室1に培土を土入れして播種若しくは幼苗を植え
付けし、必要ならば施肥したのち適宜散水しながら育苗
する。
【0035】この時、互いに隣合う鉢体5間の上端開口
縁にはこれら鉢体5の上面空間を連通させるべく連通部
4が設けられているから、この連通部4を介して散水さ
れた水を均等に配分でき、鉢体5間における散水量のば
らつきが防止できる。
【0036】一方、細幅透溝6は幅狭に穿孔されている
から、先ず水抜き穴(排水孔)として機能するため、従
来のように水抜き穴(排水孔)を別途穿設する必要がな
く、また、培土収容室1(鉢体5)の内容積が小さくて
土詰めできる培土量が少なくても当該培土は極めて乾燥
し難い。
【0037】同様に、細幅透溝6は通気孔として機能す
るから、最適な通気性を維持して根の発達を促すことが
できる。すなわち、酸素の供給を多くするために水分を
減らして通気を図る必要がなく、培土中の酸素不足に起
因して苗の根が酸素を求めてポット壁に対して伸長し所
謂根巻き現象を起こすことがないから、従来のように、
定植若しくは移植時に根巻き部を除去するという作業が
不要となり、かかる作業効率が向上する、という作用効
果が得られる。
【0038】すなわち、散水作業、保湿管理、及び通気
管理が、極めて簡単且つ効率的に行えて植物物の最適な
成長環境を維持できる、という作用効果が得られる。
【0039】つぎに、育苗後の植物苗木を各鉢体(セ
ル)から抜きだして植え替えるいわゆる移植、もしくは
抜き出した苗をより大きなポットに植え替える所謂鉢上
げ作業について説明する。
【0040】押圧トレー20の上面に育苗用セルトレー
10の下端部をゆっくり嵌着すると、押圧トレー20の
底面22の上面には、鉢体5の底壁3にそれぞれ備えら
れた舌状体7と対応する位置のそれぞれに押圧部21が
突設されているから、押圧部21は各鉢体5の底壁3に
形成された舌状体7に当接しこの舌状体7のすべてを鉢
体5の内部に向けてゆっくりと折り曲げできる。この
時、この折り曲げに連動して、各培土収容質1(鉢体
5)内の植物苗木(樹木)は根張りした培土と共に上方
に向けて押し上げ、各培土収容質1(鉢体5)内の植物
苗木(樹木)を各鉢体5から離脱させながら浮き上がら
せ、図6に示すように、そのままの状態に保持できる。
ついで、これら苗木(樹木)を鉢体(セル)から取り出
し、所望する場所に移植若しくはより大きなポットに植
え代えするようになっている。
【0041】すなわち、従来のように各鉢体(セル)か
ら苗木(樹木)をそれぞれ一個ずつ手で摘んで引っ張り
出したり、各鉢体(セル)の側壁を手で押圧して押し出
したり、底壁を手で押し上げる等の作業上の煩雑さがな
いから、移植作業や鉢上げ作業を迅速、且つ確実に終了
でき、かかる作業の作業効率の向上が図れる。そして、
従来のように、苗木の取り出し作業時に根の周りに付着
した土が崩れたりすることがないため、根を傷つけて植
物を枯死させる原因となることがない、という格別顕著
な作用効果が得られる。
【0042】つぎに、第二実施例の苗木取り出し装置2
00を説明する。
【0043】図7は第二実施例の苗木取り出し装置20
0を模式的に示す一部欠損分解斜視図であり、図8は育
苗用トレー30に挿入される育苗用ポット40を模式的
に示す斜視図、図9は同育苗用ポット40の底面図であ
り、図10は図8(9)のC−C断面を、そして、図1
1は図8(9)のD−D断面を模式的に示すそれぞれ縦
断面図である。図12は、育苗用ポット40の底壁41
に形成されたノックアウト43の作用を説明するために
模式的に示す縦断面図である。
【0044】図において、第二実施例の苗木取り出し装
置200は、横方向及び縦方向に複数の収納ポケット3
1を連接連結してなる育苗用トレー30と、底壁41の
それぞれにこの底壁41に穿孔した円形状の細幅透溝4
2を介して内部上方に向けて折り取り可能なノックアウ
ト43が一体に設けられ前記複数の収納ポケット31に
それぞれ挿入される単一の育苗用ポット40と、ノック
アウト43をそれぞれ当該育苗用ポット40の内部に向
けて折り取りすべく、ノックアウト43のそれぞれと対
応する位置に配置され底面52の上面に形成た押圧部5
1有する押圧トレー50と、を具備してなるものであ
り、各ノックアウト43を育苗用ポット40の内部上方
に向けて折り取りする際に、これらノックアウト43の
折り取りに連動して苗木(樹木)の全体をそのまま上方
に向けて押し上げ、苗木のそれぞれを各鉢体5から離脱
させながら浮き上がらせるようにするものである。な
お、上記ノックアウト43を折り取りする際に、これら
ノックアウト43の移動に伴って育苗用ポット40自体
がそのまま上方に向けて押し上げされることを阻止する
ために、育苗用ポット40の上端縁にフランジ44を設
けるとともに、育苗用トレーに係止可能な図示しない育
苗用トレー蓋を備え、この育苗用トレー蓋と育苗用トレ
ー30との間に前記フランジ44を挟持させるような構
成でもよい。
【0045】押圧部51は押圧トレー50の底面52の
上面に突設して一体に形成されるものであり、その全体
外観形状等を限定するものではない。例えば脚部の天端
に、前記ノックアウトよりも小径の円盤体若しくはリン
グ体を設けるとともに、該円盤体若しくはリング体の周
縁端部に刃体を備え、当該ノックアウトを略水平に保っ
たまま押し上げながら切り取りするものでも構わない。
【0046】このように構成された第二実施例の苗木取
り出し装置200は、上述した第一実施例の苗木取り出
し装置100と実質的に同一の作用効果が得られること
等は、いずれも再度繰り返して説明するまでもなく、所
謂当業者にとって周知なことである。よって、この第二
実施例の苗木取り出し装置により得られる作用効果につ
いては、繰り返し説明しない。
【0047】ところで、本発明は叙上の各実施例に限定
されるものではなく、例えば第一実施例の取り出し装置
100において前記鉢体5の底壁3に馬蹄形の舌状体7
を形成するに代えて、第二実施例の取り出し装置200
で述べた、育苗用ポット40の底壁41に形成したよう
な折り取り可能なノックアウト43を形成するとか、逆
に、第二実施例の取り出し装置200において前記育苗
用ポット40の底壁41にノックアウト43を形成する
に代えて、第一実施例の取り出し装置100で述べた、
底壁3に穿設したような舌状体7を形成するとか、或い
は、図13に底面図で模式的に示すように、鉢体や育苗
用ポットの底壁60に、この底壁60の中心を通る十字
状に細幅透溝61を形成して舌状体62を4葉に構成す
るとか、図14に底面図で模式的に示すように、H字状
に細幅透溝61を形成して前記舌状体62を2葉に構成
するとか等、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で、適宜
設計変更して実施できる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の苗木取り出
し装置を構成する各部材は、構造が極めて簡単なもので
あって、プラスチックの成形加工によって極めて容易に
製造できるものであり、多量生産に適合する点等におい
て、経済的に極めて有利なものであるといえる。
【0049】本発明の植物苗木取り出し装置によれば、
育苗用セルトレーに設けた鉢体、若しくは単一の育苗用
ポットの底壁に、この底壁に穿孔した細幅透溝を介して
前記鉢体の内部に向けて折り曲げ可能に一体形成された
舌状体、又は前記鉢体の内部に向けて折り取り可能に一
体形成されたノックアウト部のいずれかが備えられ、育
生後の苗木を上方に向けて押し上げ、これにより浮かせ
た状態に保持するように構成されているから、従来のか
かる育苗用セルトレーや育苗用ポットには見られない次
に示す格別顕著な作用効果が得られる。
【0050】幅狭な細幅透溝が排水孔及び/又は通気
孔として機能するから、別途、排水孔及び/又は通気孔
を先設する必要がない。 鉢体内の培土が流出しないから、例えば網目体など鉢
体の底面に敷設する必要がない。 鉢体の培土収容室の内容積が小さすぎて培土の保水性
が悪く乾燥し易い場合であっても、培土の保水が適度に
維持できる。 このセルトレーを平坦な場所に置いても排水と空気の
流れを促すことができ、排水性と通気性とを適度に維持
することができるから、苗木の根に対する空気流通がよ
く、培土中に根がよく張り詰め所謂根巻き現象を抑制す
ることができる。 根の成長点が鉢体の側壁に当接してそれ以上横方向に
伸びずに下方に伸張するから、培土中に根がよく張り詰
め根巻き現象が起きない。すなわち、定植後は活着がよ
くしかも根の生育がよくて深層まで伸長する理想的な苗
を育苗できる、 細幅透溝が幅狭に形成されているため、原材料となる
シートの厚さを変更することなく、鉢体ひいては育苗セ
ルトレーの強度を向上させることができ、コストダウン
が図れる。 苗木の取り出し作業時に、根の周りに付着した土が崩
れたりすることがなく、しかも、根を含む苗全体を痛め
ることなく確実に取り出しでき。すなわち、これら作業
の際に根を傷つけて植物を枯死させる原因となることが
ない、 従来のように各鉢体(セル)から苗木をそれぞれ一個
ずつ手で摘んで引っ張り出したり、側壁を手で押圧して
押し出したり、底壁を手で押し上げる等の作業上の煩雑
さがないから、移植作業や鉢上げ作業を迅速、且つ確実
に終了でき、かかる作業の作業効率の向上が図れ、コス
トダウンが図れる。 という全ての作用効果が得られるので、極めて実効性の
高いものであるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の苗木の取出装置を概略的
に示す要部分解斜視図である。
【図2】図1の育苗用セルトレーを概略的に示す要部平
面図である。
【図3】図1の育苗用同セルトレーを概略的に示す要部
底面図である。
【図4】図1の育苗用同セルトレーを概略的に示す要部
左右方向縦断面図(図1のA−A断面図)である。
【図5】図1の育苗用同セルトレーを概略的に示す要部
前後方向縦断面図(図1のB−B断面図)である。
【図6】各セル(鉢体)5の底壁に形成された舌状体7
の作用を説明するために模式的に示す要部縦断面図であ
る。
【図7】第二実施例の苗木取り出し装置を概略的に示す
要部分解斜視図である。
【図8】第二実施例の苗木取り出し装置に備えた育苗用
トレーに挿入される育苗用ポットを模式的に示す要部斜
視図である。
【図9】図8に示す育苗用ポットの底面図である。
【図10】図8(9)のC−C断面を模式的に示す要部
縦断面図である。
【図11】図8(9)のD−D断面を模式的に示す要部
縦断面図である。
【図12】図12は、第二実施例の苗木取り出し装置に
備えた育苗用ポットの底壁に形成されたノックアウトの
作用を説明するために模式的に示す要部縦断面図であ
る。
【図13】本発明において、鉢体若しくは育苗用ポット
の底壁に形成可能な他の舌状体を概略的に示す要部底面
図である。
【図14】本発明において、鉢体若しくは育苗用ポット
の底壁に形成可能なまた他の舌状体を概略的に示す要部
底面図である。
【符号の説明】
1…培土収容室 2…側壁(鉢体の側壁) 3…底壁 4…連通部 5…鉢体 6…細幅透溝 7…舌状体 10…育苗用セルトレー 20…押圧トレー 21…押圧部 22…底面 30…育苗用トレー 31…収納ポケット 40…単一の育苗用ポット 41…底壁 42…細幅透溝 43…ノックアウト 44…フランジ 50…押圧トレー 51…押圧部 52…底面 60…鉢体や育苗用ポットの底壁 61…細幅透溝 62…舌状体 100…第一実施例の取り出し装置 200…第二実施例の取り出し装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端側において開口縁で終端する筒状の
    側壁と、該側壁の軸方向下端側に連続する底壁とを有
    し、前記側壁および底壁によって適宜横断面形状の培土
    収容室を区画して鉢体とし、該鉢体における前記側壁の
    上端開口縁側を一平面に沿って面的に配列して複数体連
    接連結してなる、複数の鉢体を備えた育苗用セルトレー
    であって、 前記底壁にこの底壁に穿孔した細幅透溝を介して前記鉢
    体の内部に向けて折り曲げ可能に一体形成された舌状
    体、又は前記鉢体の内部に向けて折り取り可能に一体形
    成されたノックアウト部のいずれかが備えられているこ
    とを特徴とする育苗用セルトレー。
  2. 【請求項2】 前記育苗用セルトレーにおいて、 前記細幅透溝はその幅寸法が8mm以下であり、水抜き
    穴若しくは通気孔を兼ねて機能するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の育苗用セルトレ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記育苗用セルトレーにおいて、 前記複数の鉢体のうち互いに隣合う鉢体の上端開口縁に
    当該鉢体を連通させるべく連通部を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の育苗用セルトレー。
  4. 【請求項4】 横方向及び縦方向に収納ポケットを連ね
    て設けた園芸用トレーに挿入可能な育苗用ポットであっ
    て、 該育苗用ポットの底壁にこの底壁に穿孔した細幅透溝を
    介して前記育苗用ポットの内部に向けて折り曲げ可能に
    一体形成された舌状体又は前記育苗用ポットの内部に向
    けて折り取り可能に一体形成されたノックアウト部のい
    ずれかが備えられていることを特徴とする育苗用ポッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記育苗用ポットにおいて、 前記細幅透溝はその幅寸法が8mm以下であり、水抜き
    穴若しくは通気孔を兼ねて機能するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の育苗用ポット。
  6. 【請求項6】 上端側において開口縁で終端する筒状の
    側壁と、該側壁の軸方向下端側に連続する底壁とを有
    し、前記側壁および底壁によって適宜横断面形状の培土
    収容室を区画して鉢体とし、該鉢体における前記側壁の
    上端開口縁側を一平面に沿って面的に配列して複数体連
    接連結してなる複数の鉢体を備え、各鉢体の底壁のそれ
    ぞれにこの底壁に穿孔した細幅透溝を介して前記鉢体の
    内部に向けて折り曲げ可能な舌状体又は前記鉢体の内部
    に向けて折り取り可能なノックアウトのいずれかを一体
    に設けた育苗用セルトレーと、 前記舌状体をそれぞれ当該鉢体の内部に向けて折り曲げ
    すべく、又は前記ノックアウトをそれぞれ当該鉢体の内
    部に向けて折り取りすべく、前記舌状体又は前記ノック
    アウトのそれぞれと対応する位置に配置された押圧部を
    有する押圧トレーと、を具備してなる苗木の取出装置。
  7. 【請求項7】 前記育苗用セルトレーにおいて、 前記複数の鉢体のうち互いに隣合う鉢体の上端開口縁に
    当該鉢体を連通させるべく連通部を設けたことを特徴と
    する請求項6に記載の育苗用セルトレー。
  8. 【請求項8】 横方向及び縦方向に複数の収納ポケット
    を連接連結してなる育苗用トレーと、 底壁のそれぞれにこの底壁に穿孔した細幅透溝を介して
    その内部に向けて折り曲げ可能な舌状体又は前記鉢体の
    内部に向けて折り取り可能なノックアウトのいずれかが
    一体に設けられ、前記複数の収納ポケットにそれぞれ挿
    入可能な単一の育苗用ポットと、 前記舌状体をそれぞれ当該鉢体の内部に向けて折り曲げ
    すべく、又は前記ノックアウトをそれぞれ当該鉢体の内
    部に向けて折り取りすべく、前記舌状体又は前記ノック
    アウトのそれぞれと対応する位置に配置された押圧部を
    有する押圧トレーと、を具備してなる苗木の取出装置。
  9. 【請求項9】 前記苗木の取出装置において、 前記細幅透溝は、その幅寸法が8mm以下であり、水抜
    き穴若しくは通気孔を兼ねて機能するように構成されて
    いることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の
    苗木の取出装置。
  10. 【請求項10】 上端側において開口縁で終端する筒状
    の側壁と、該側壁の軸方向下端側に連続する底壁とを有
    し、前記側壁および底壁によって適宜横断面形状の培土
    収容室を区画して鉢体とし、該鉢体における前記側壁の
    上端開口縁側を一平面に沿って面的に配列して複数体連
    接連結してなる複数の鉢体を備え、各鉢体の底壁のそれ
    ぞれにこの底壁に穿孔した細幅透溝を介して前記鉢体の
    内部に向けて折り曲げ可能な舌状体又は前記鉢体の内部
    に向け折り取り可能なノックアウトを一体に設けた育苗
    用セルトレーの下端に、前記舌状体又は前記ノックアウ
    トとそれぞれ対応する位置に配置された押圧部を有する
    押圧トレーを嵌着することにより、前記舌状体をそれぞ
    れ折り曲げ又は前記ノックアウトをそれぞれ折り取りな
    がら、前記鉢体内で育成した苗木の全体を上方に向けて
    浮き上がらせてこれを取出しすることを特徴とする苗木
    の取出方法。
  11. 【請求項11】 横方向及び縦方向に複数の収納ポケッ
    トを連接連結してなる育苗用トレーの下端に、底壁のそ
    れぞれにこの底壁に穿孔した細幅透溝を介してその内部
    に向けて折り曲げ可能な舌状体又は内部に向けて折り取
    り可能なノックアウトのいずれかを一体に設けた育苗用
    ポットを前記複数の収納ポケットにそれぞれ挿入した状
    態のまま、前記舌状体又は前記ノックアウトとそれぞれ
    対応する位置に配置された押圧部を有する押圧トレーを
    嵌着することによって、前記舌状体をそれぞれ折り曲げ
    又は前記ノックアウトをそれぞれ折り取りながら前記育
    苗用ポット内の植物苗木の全体を上方に向けて浮き上が
    らせてこれを取出しすることを特徴とする苗木の取出方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4793172A (en) * 1986-02-24 1988-12-27 Italimpianti Of America Incorporated Thermal crown controlled rolls
WO2013096849A1 (en) * 2011-12-23 2013-06-27 Tropicana Products, Inc. Container, soil blend, and method of growing plants

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