JP2020194815A - 配線基板、半導体装置及び配線基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体素子を搭載する配線基板であって、配線層間の銅のマイグレーションを抑制し、線間絶縁信頼性や層間絶縁信頼性を確保する配線基板の提供を目的としている。【解決手段】ビアに接続する配線と配線と絶縁層からなる層と、ビア接続配線パターンとビアと絶縁層からなる層が交互に積層された配線基板であって、配線の下部にはシード層があり、配線とシード層の絶縁層に接する面には、無機絶縁層膜を有する配線基板。この配線基板とFC−BGA用配線基板を接合したものに半導体チップを搭載して半導体装置となる。【選択図】図1

Description

本発明は配線基板、半導体装置及び配線基板の製造方法に関する。
近年半導体の高速・高集積化が進む中で、FC−BGA(Flip Chip−Ball Grid Array)用配線基板に対する要求も半導体チップとの接続端子の狭ピッチ化が求められ、更には基板側にはライン/スペース(L/S)は2μm/2μmの微細配線形成や層間厚2.5μmレベルの薄化が求められている。
一方、FC−BGA用配線基板と接続するマザーボードとの接続は、従来とほぼ変わらないピッチの接続端子での接続が要求されている。
この半導体チップとの接続端子の狭ピッチ化や基板配線の微細化のため、シリコン上に配線を形成してチップ接続用の基板(シリコンインターポーザ)とし、それをFC−BGA用配線基板に接続する方式が特許文献1に開示されている。または、FC−BGA用配線基板の表面をCMP(Chemical Mechanical Polishing、化学機械研磨)等で平坦にしてから微細配線を形成する方式が特許文献2に開示されている。
また、配線基板として、特許文献3に示すような銅ピラーを具備した構造が特許文献3で提案されている。しかしながら、特許文献3においては具体的に適用可能なライン/スペース(L/S)や層間厚は規定されていない。
特許第4513222号公報 特許第5654160号公報 特許第2571782号公報
前記シリコンインターポーザ方式、およびFC−BGA用配線基板の平坦化を行いその上に微細配線層を形成するいずれの方式においても、ライン/スペース(L/S)2μm/2μmでの線間絶縁信頼性と、層間厚2.5μmでの層間絶縁信頼性が求められる。しかしながら、特許文献3の構造では、銅が樹脂と直接接する構造を成すため、前記絶縁耐性を確保することができず、適用可能な樹脂が少なかった。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであり、配線層間の銅のマイグレーションを抑制し、線間絶縁信頼性や層間絶縁信頼性を確保可能な配線基板の提供を目的としている。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に係る発明は、ビアと、前記ビア下部に接続された配線層であるビア接続配線パターンと、前記ビア接続配線パターンと同一層内に配線パターンと、を有し、前記ビアの側面と、前記ビア接続配線パターンの側面と、前記ビア接続配線パターンの上面内で前記ビアとの接続部以外の上面と、前記配線パターンの側面と上面に、形成された無機絶縁膜層を有することを特徴とする配線基板である。
請求項2に係る発明は、第1配線層からなるビア接続配線パターンと、前記ビア接続配線パターンの上面一部に接続された第2配線層からなる第1ビアと、前記ビア接続配線パターンの側面と前記第1ビアに接続されている以外の前記ビア接続配線パターンの上面と前記第1ビアの側面表面に、形成された第1無機絶縁膜層と、前記第1無機絶縁膜層の表面を埋設し、前記ビア接続配線パターン下面が露出される第1絶縁層と、前記第1ビアの上面を一部含む面と、前記第1ビアの上面以外の前記第1絶縁層の上面一部に形成された第2シード層と、前記第2シード層上に形成されたビア接続配線パターンと配線パターンからなる第3配線層と、前記第3配線層(ビア接続配線パターンと配線パターン)と前記第2シード層の側面表面と、前記第2シード層以外の第1絶縁層上面に、形成された第2無機絶縁膜層と、前記第2無機絶縁膜層を埋設する第2絶縁層と、前記第3配線層一部パターンの上面一部に形成された第3シード層と、前記第3シード層上に形成された第4配線層からなる第2ビアと、前記第2ビアと前記第3シード層の側面表面と、前記第3シード層以外の第2絶縁層上面に、形成された第3無機絶縁膜層と、前記第3無機絶縁膜層を埋設する第3絶縁層と、を有することを特徴とする請求項1に記載の配線基板である。
請求項3に係る発明は、前記配線層は銅層であり、前記無機絶縁膜層はシリコンナイトライド、シリコンオキサイド、タンタルオキサイド、酸化アルミニウム、窒化タンタルの中で少なくとも1種類以上の膜であり、前記シード層は、チタン(Ti)/銅(Cu)、クロム(Cr)/銅(Cu)、ニッケルクロム(NiCr)/銅(Cu)、ニッケル(Ni)/銅(Cu)の中でいずれかの層構成であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板である。
請求項4に係る発明は、前記無機絶縁膜層は、真空中で形成されることを特徴とする請求項1から請求項3にいずれかに記載の配線基板である。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線基板と、
前記配線基板に搭載された半導体チップを有することを特徴とする半導体装置である。
請求項6に係る発明は、支持体上面に剥離層を形成する工程と、前記剥離層上面に配線保護層を形成する工程と、前記配線保護層上面に、第1シード層を形成する工程と、前記第1シード層上に選択的に第1レジストを塗布する工程と、前記第1レジストの開口部に、第1配線層を形成する工程と、前記第1レジスト除去工程と、前記第1配線層上面一部が開口となるように選択的に第2レジストを塗布する工程と、前記第2レジストの開口部に、第2配線層を形成する工程と、前記第2レジストを除去する工程と、露出する第1シード層を除去する工程と、前記第1配線層の側面と、前記第2配線層に接続されている以外の前記第1配線層の上面と、前記第2配線層の側面と上面と、前記第1配線層下の第1シード層以外の前記配線保護層上面に第1無機絶縁膜層を形成する工程と、第1無機絶縁膜層膜で被覆された第1配線層と第2配線層と第1シード層と前記配線保護層上面を第1絶縁層で埋設する工程と、前記第2配線層上部面と、前記第2配線層上部面と同一平面の第1絶縁層の表面を露出する切削・研磨工程と、第2シード層を形成する工程と、前記第2シード層上で、前記第2配線層上面を一部直下に持つ部分と、前記第2配線層上面を直下にない一部の部分が開口となるように選択的に第3レジストを塗布する工程と、前記第3レジストの開口部に、ビア接続配線パターンと配線パターンからなる第3配線層を形成する工程と、前記第3レジストを除去する工程と、露出する第2シード層を除去する工程と、前記第3配線層(ビア接続配線パターンと配線パターン)の側面と上面と、前記第3配線層下の第2シード層以外の第1絶縁層の上面に、第2無機絶縁膜層を形成する工程と、
第2無機絶縁膜層膜で被覆された第3配線層(ビア接続配線パターンと配線パターン)
と第2シード層と第1絶縁層上面を第2絶縁層で埋設する工程と、前記第3配線層上部面と、前記第3配線層上部面と同一平面の第2絶縁層の表面を露出する切削・研磨工程と、第3シード層を形成する工程と、前記第3シード層上で、前記第2配線層に接続する前記第3配線層を一部直下に持つ部分が開口となるように選択的に第4レジストを塗布する工程と、前記第4レジストの開口部に、第4配線層を形成する工程と、前記第4レジストを除去する工程と、露出する第3シード層を除去する工程と、前記第4配線層の側面と上面と、前記第4配線層下の第3シード層以外の第2絶縁層の上面に、第3無機絶縁膜層を形成する工程と、第3無機絶縁膜層膜で被覆された第4配線層と第3シード層と第2絶縁層上面を第3絶縁層で埋設する工程と、前記第4配線層上部面と、前記第4配線層上部面と同一平面の第3絶縁層の表面を露出する切削・研磨工程と、を有することを特徴とする配線基板の製造方法である。
本発明では、導体層の側壁に無機絶縁膜を形成することで、線間絶縁信頼性に優れた配線基板を提供することができる。また、配線層の上部に無機絶縁層を設けることで層間絶縁信頼性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る配線基板の一例を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板に半導体チップを実装した半導体装置の一例を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板(インターポーザ)に支持体とはんだ層が付いた状態を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板(インターポーザ)の支持体とはんだ層が付いた状態を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係る配線基板(インターポーザ)の支持体が付いた状態を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による支持体が付く配線基板(インターポーザ)の製造工程の一例の模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による支持体が付く配線基板(インターポーザ)の製造工程の一例の模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による支持体が付く配線基板(インターポーザ)の製造工程の一例の模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による支持体が付く配線基板(インターポーザ)の製造工程の一例の模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による支持体が付く配線基板(インターポーザ)の製造工程の一例の模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による支持体が付く配線基板(インターポーザ)の製造工程の一例の模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による配線基板と、半導体装置の製造工程の一例の模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による配線基板と、半導体装置の製造工程の一例の模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による配線基板と、半導体装置の製造工程の一例の模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る模式的断面図による配線基板と、半導体装置の製造工程の一例の模式的説明図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る配線基板について図面を参照して説明する。ただ
し、以下に説明する各図において相互に対応する部分については同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適宜省略する。
さらに、本発明の一実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するもであって、各部の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、変更を加えることができる。
図1は本発明の一実施形態に係る配線基板の一例を示す模式的断面図である。
本発明携帯に係る配線基板3は、第1配線層からなるビア接続配線パターン41Pと、ビア接続配線パターン41Pの上面一部に接続された第2配線層からなる第1ビア42Vと、ビア接続配線パターン41Pの側面と第1ビア41Pに接続されている以外のビア接続配線パターン41Pの上面と第1ビア42Vの側面表面に、形成された第1無機絶縁膜層61と、第1無機絶縁膜層61の表面を埋設し、ビア接続配線パターン41P下面が露出される第1絶縁層11と、
第1ビア42Vの上面を一部含む面と、第1ビア42Vの上面以外の第1絶縁層11の上面一部に形成された第2シード層52と第2シード層52上に形成された第3配線層43と、第3配線層43と第2シード層52の側面表面と、第2シード層52以外の第1絶縁層11上面に、形成された第2無機絶縁膜層62と、第2無機絶縁膜層62を埋設する第2絶縁層12と、
第3配線層43一部パターンの上面一部に形成された第3シード層53と、第3シード層53上に形成された第4配線層からなる第2ビア44Vと、第2ビア44Vと第3シード層53の側面表面と、第3シード層53以外の第2絶縁層43上面に、形成された第3無機絶縁膜層63と、第3無機絶縁膜層63を埋設する第3絶縁層13と、
第2ビア44Vの上面を一部含む面と、第2ビア44Vの上面以外の第3絶縁層13の上面一部に形成された第4シード層54と第4シード層54上に形成された第5配線層45と、第5配線層45と第4シード層54の側面表面と、第4シード層54以外の第3絶縁層13上面に、形成された第4無機絶縁膜層64と、第4無機絶縁膜層64を埋設する第4絶縁層14と、
第5配線層45一部パターンの上面一部に形成された第5シード層55と、第5シード層55上に形成された第5配線層からなる第3ビア46Vと、第3ビア46Vと第5シード層55の側面表面と、第5シード層55以外の第4絶縁層14上面に、形成された第5無機絶縁膜層65と、第5無機絶縁膜層65を埋設する第5絶縁層15と、
第3ビア46Vの上面を含む面に形成された第6シード層56と第6シード層56上に形成された第7配線層47と、第7配線層47と第6シード層56の側面表面と、第7配線層47の上面一部を以外の上面を、埋設するソルダーレジスト層16と、
ソルダーレジスト層16の開口された第7配線層47の上面一部に形成された表面処理層19を有している。
図2は本発明の一実施形態に係る配線基板3をFC−BGA用配線基板1に接続した配線基板100に半導体チップ4を実装した半導体装置1000の一例を示す模式的断面図である。
FC−BGA用配線基板1の一方の面に、上記の配線基板(インターポーザ)3が、はんだバンプまたは銅ポスト(銅ピラー)または金バンプで接合24されている。また、FC−BGA用配線基板1と配線基板(インターポーザ)3との間隙が絶縁性の接着部材としてのアンダーフィル(樹脂)2で埋め込まれている。さらに配線基板(インターポーザ)3の、FC−BGA用配線基板1とは逆側の面に半導体チップ4が銅ピラーで接合31され、半導体チップ4と配線基板(インターポーザ)3との間隙がアンダーフィル32で
埋め込まれている。
配線基板(インターポーザ)3の、半導体チップ4と接合される部分の配線ピッチは、半導体チップ4とFC−BGA配線基板1とを直接接合する場合の、FC−BGA用配線基板1の半導体チップ4と接合される部分の配線ピッチよりも狭くなっている。すなわち、インターポーザ3の半導体チップ4を実装する側の面は、半導体チップ4と接合する場合のFC−BGA用配線基板1よりも微細な配線となっている。
例えば、現在のハイバンドメモリ(HBM:High Bandwidth Memory)の使用に対応するためには、配線基板(インターポーザ)3では配線幅を2μm以上6μm以下にする必要がある。特性インピーダンスを50Ωにあわせるためには、配線幅が2μm、配線高さ2μmの場合、配線上の絶縁膜厚は2.5μmとなる。配線も含めたい1層の厚さは4.5μmとなり、この厚さで5層の配線基板(インターポーザ)3を形成する場合、配線基板(インターポーザ)3は、総厚25μm程度と極薄のインターポーザとなる。
ビアが接続する配線層の側面と、ビアの側面と、ビアが接続する配線層とビアが接続していない配線層の上面と、配線層の側面に設けられた無機絶縁膜層61、62、63は銅マイグレーションを抑制することができ、特に配線層43においてビアが接続していない配線パターン43L、配線層45においてビアが接続していない配線パターン45Lにおいてはライン/スペース(L/S)2μm/2μmの配線間の絶縁信頼性を確保することができる。
また、シード層51、52、53、54、55、56を支持体5側から銅の拡散を防止可能な導電層と銅の積層膜にすることで、層間厚2.5μmでの層間絶縁信頼性を確保することができる。また、配線層の上面を無機絶縁膜層で被覆することにより、層間の絶縁信頼性を確保することができる。
シード層51、52、53、54、55、56の層構成は、チタン(Ti)/銅(Cu)、クロム(Cr)/銅(Cu)、ニッケルクロム(NiCr)/銅(Cu)、ニッケル(Ni)/銅(Cu)など、用途に応じて適宜構成、厚みを振って構わないが、最も望ましいのは、チタン(Ti)/銅(Cu)である。
無機絶縁膜層の厚みは5〜500nmであることが望ましいが、更に望ましくは20〜100nmである。
無機絶縁膜層の厚みは61、62、63間で異なっていてもよく、各層内においても厚みは異なっていてもよい。
無機絶縁膜層は導体層の熱酸化を抑制する効果もあり、銅が酸化銅へと酸化されることによる樹脂と銅の密着性低下を抑制することができる。
絶縁層11、12、13、14、15には、感光性絶縁樹脂、非感光性絶縁樹脂のいずれを用いてもよく、また、例えば、11は感光性絶縁樹脂、12は非感光性絶縁樹脂といったように各層で異なる絶縁樹脂を適用してもよい。絶縁樹脂にはエポキシ系やポリイミド系や液晶ポリマ(LCP:Liquid Crystal Polymer)などを用いることができ、絶縁樹脂中には、例えば、シリカや硫酸バリウムなどのフィラーが添加されていてもよい。
ビア42V、44V、46Vの形状は、順テーパー形状でもよく、垂直テーパー形状で
もよい。高速伝送の用途においては、ビアの径はΦ5〜Φ30umの間であることが望ましい。
絶縁層12、13、14、15の厚みは高速伝送の用途においては、1μmから5μmの間であることが望ましい。層間厚を薄くすることで、電気特性が向上する。
シード層をチタン(Ti)/銅(Cu)とした場合、樹脂層と導体の接する面はチタン層であるか、一部の樹脂層は無機絶縁膜層により全面を被覆されるため、わずかな銅酸化物による密着性の低下を抑制でき、ひいては線間、層間での導体からの樹脂剥離を防止することができ、更なる信頼性向上が期待できる。
<製造方法>
前記の通り、配線基板(インターポーザ)3の厚みは薄く、そのままの状態ではFC−BGA用配線基板1に実装するのが困難であるため、配線基板(インターポーザ)3には剛直性が求められる。また、2μm程度の幅と高さを有する配線を形成するには、平坦な支持体が必要となり、配線基板(インターポーザ)3は、剛直で平坦な支持体5上に剥離層6と配線保護層7などを介して形成される。なお、支持体上には剥離層、配線保護以外の層を設けてもよい。
また、配線基板(インターポーザ)3は、FC−BGA用配線基板1の一方の面に、接合24するために、表面処理層19に、はんだ層20を形成する。
FC−BGA用配線基板1と配線基板(インターポーザ)3が接合され、インターポーザ3を備えた配線基板100が形成され、さらに配線基板100に半導体チップ4が搭載された半導体装置1000を形成するには、配線基板(インターポーザ)3に支持体・はんだ層が付いた支持体・はんだ層付き配線基板(インターポーザ)90を中間工程で必要とする。
<支持体・はんだ層付き配線基板(インターポーザ)90の製造方法>
図3は本発明の一実施形態に係る配線基板(インターポーザ)に支持体とはんだ層が付いた状態を示す模式的断面図である。
図4は図3の支持体5とはんだ層20を合わせもつ支持体・はんだ層付き配線基板(インターポーザ)90の一部分を拡大したものである。
図4に示すように、支持体5上には、剥離層6と、配線保護層7と、シード層51を介して配線基板(インターポーザ)3が接合し、さらに、配線基板(インターポーザ)3の支持体側ではない面に、ソルダーレジスト層16の開口部の表面処理層19にはんだ層20が形成されている。
次に図6(a)から(e)と、図7(f)から(j)と、図8(k)から(m)と、図9(n)から(p)と、図10(q)から(s)と、図11(t)から(v)と、図12(w)から(x)と順を追って、本発明の一実施形態に係るインターポーザ3を備えた配線基板100と配線基板100に半導体チップを搭載した半導体装置1000を形成するときに必要な支持体・はんだ層付き配線基板(インターポーザ)90の製造工程の一例を説明する。
まず、支持体5上に、配線基板(インターポーザ)3を作製する、図6(a)に示すように、支持体5の一方の面に、後工程で、支持体5を剥離するための剥離層6を形成する。
剥離層6は、UV光によって剥離可能な樹脂でもよく、熱によって発泡する樹脂でもよい。UV光によって剥離可能な樹脂を用いる場合、後工程で支持体5を剥離する際には、剥離層6を設けた側とは反対側の面から支持体5にUV光を照射して、配線基板(インターポーザ)3と、FC−BGA用配線基板1との接合体から支持体5を取り去る。この場合、支持体5は、透明性を有する必要があり、例えばガラスを用いることができる。ガラスは平坦性に優れており、配線基板(インターポーザ)3の微細なパターン形成に向いている、また、ガラスは線膨張係数(CTE:Coefficient of ThermalExpansion)が小さく歪みにくいことから、FC−BGA用配線基板1と接合した時のパターン配置精度及び平坦性の確保に優れている。支持体5としてガラスを用いる場合、ガラスの厚さは、製造プロセスにおける反りの発生を抑制する観点から厚い方が望ましく、例えば0.7mm以上1.1mm以下程度の厚みが望ましい。また、ガラスの線膨張係数(CTE:Coefficient of ThermalExpansion)は3ppm以上15ppm以下であり、FC−BGA用配線基板、半導体チップの線膨張係数(CTE:Coefficient of ThermalExpansion)の観点から9ppm程度が望ましい。ここでは、支持体5として、例えばガラスを用いる。
一方、剥離層6に前記熱によって発泡する樹脂を用いた場合は、後工程で支持体5を剥離する際には、配線基板(インターポーザ)3と、FC−BGA用配線基板1との接合体を加熱する事で支持体5を取り去る。この場合、支持体5は、歪みの少ないメタルやセラミックスを用いることができる。
次いで、図6(b)に示すように、剥離層6の上に配線保護層7を形成する。配線保護層7は、後工程で支持体5を剥離する際にインターポーザ3を保護するための層であり、例えば、アクリル系樹脂をラミネート法により形成する。配線保護層7は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、ポリエステル樹脂、オキセタン樹脂の1種又はこれらの樹脂の2種類以上が混合された樹脂であって、インターポーザ3を支持体5から剥離後に除去可能な樹脂であればよい。配線保護層7については、スピンコート、ラミネート等、樹脂の形状に応じて適宜形成してよい。
次いで、図6(c)に示すように、真空中で、配線保護層7上にシード層51を形成する。シード層の構成についてはチタン(Ti)/銅(Cu)、クロム(Cr)/銅(Cu)、ニッケルクロム(NiCr)/銅(Cu)、ニッケル(Ni)/銅(Cu)等、用途に応じて適宜構成、厚みを振って構わない。本発明の一実施形態では例えば、支持体5側から順にチタン(Ti):50nm、銅(Cu):300nmをスパッタにより形成する。配線保護層7上にシード層51を形成することで、この上に微細パターンを形成することが可能となる。
次に図6(d)に示すようにシード層51上にレジスト層71を形成し、その開口部71aに電解銅めっきによりビア接続配線パターン41Pを形成する。その後、図6(e)に示すようにレジスト層71を除去する。
次に、図7(f)に示すようにビア接続配線パターン41P上に開口部72aを具備するレジスト層72を設ける。
次に、図7(g)に示すようにビア接続配線パターン41P上のレジスト開口部72a内に電解銅めっきにより第1ビア42Vを形成する。
次に、図7(h)に示すようにレジスト層71を剥離し、ビア接続配線パターン41P
の下部以外のシード層51をエッチングし除去する。なお、シード層51は後述する剥離層6を剥離後に実施してもよい。
次に、図7(i)に示すように無機絶縁膜層61を設ける。無機絶縁膜層61は、ビア接続配線パターン41Pと第1ビア42Vが接する面を除いた支持体5の主面A側から全面に形成する。
次に、図7(j)に示すように、ビア接続配線パターン41Pと第1ビア42Vと無機絶縁膜層51が埋没するように絶縁層11を形成する。絶縁層を形成する絶縁樹脂に感光性材料を用いる場合は、スピンコート法により形成する。一方、絶縁樹脂に非感光性材料を用いる場合は、真空ラミネーターなどによって、樹脂をラミネートして形成する。
次に、図8(k)に示すように、CMP(Chemical Mechanical Polishing、化学機械研磨)あるいは機械研磨により第1ビア42Vと無機絶縁膜層61を露出させる。このとき、ビア接続配線パターン41Pが露出する程度までは研磨しない。
次に、図8(l)に示すように、シード層52を設け、更にレジスト層73を設け、レジスト開口部73a、73b、73cを形成する。
次に、図8(m)に示すように、レジスト開口部73a、73b、73c内に電解銅めっきにより配線層43を形成し、位置に応じてビアに接続するビア接続配線パターン43R、配線パターン43Lを設ける。
次に、図9(n)に示すように、レジスト層73を剥離し、ビア接続配線パターン43R、配線層43Lの下部以外のシード層52を除去して、ビア接続配線パターン43R、配線パターン43Lを形成する。
次に、図9(0)に示すように、無機絶縁膜層62を支持体5の主面A側から全面に形成する。
次に、図9(p)に示すように、ビア接続配線パターン43Rと配線パターン43Lと無機絶縁膜層62が埋没するように、絶縁層12を設ける。
次に、図10(q)に示すように、CMP(Chemical Mechanical
Polishing、化学機械研磨)あるいは機械研磨によりビア接続配線パターン43Rと、配線パターン43Lと無機絶縁膜層62を露出させる。
次に、図10(r)に示すように、シード層53を設ける。
次に、図10(s)に示すように、レジスト層74を設け、更にレジスト開口部74aを設ける。レジスト開口部74a内には電解めっきによりビア44Vを設ける。
次に、図11(t)に示すように、レジスト層74を剥離し、ビア44V下部以外のシード層53を除去後、無機絶縁膜層63を支持体5の主面A側から全面に形成した後、ビア44Vと無機絶縁膜層63が埋没するように樹脂層13を形成する。
次に、図11(u)に示すように、CMP(Chemical Mechanical
Polishing、化学機械研磨)あるいは機械研磨によりビア44Vと、無機絶縁膜層63を露出させる。
次に、図8(l)から図11(u)の工程を繰り返すことで、絶縁層11、12、13、14、15、無機絶縁膜層61、62、63、64、65、ビア接続配線パターン41P、ビア接続パターン43R、45R、ビア42V、44V、46V、シード層51、52、53、54、55を具備した図11(v)に示した配線基板を得る。
次に、図8(l)から図11(u)の工程を繰り返すことで、絶縁層11、12、13、1次に、図12(w)に示すように、ビア46Vに接続されたシード層56とビア接続配線パターン47Pからなるはんだ接続用ビア接続配線パターンを絶縁層15上に設け、配線基板(インターポーザ)3のFC−BGA用配線基板1側の最表面にソルダーレジスト層16を形成する。ソルダーレジスト層16は、絶縁樹脂として感光性エポキシ樹脂を使用して、露光、現像により、ビア接続配線パターン47Pが露出する開口部16aを備えるように形成する。なお、ソルダーレジスト層16の絶縁樹脂は絶縁層15と同一材料でもよい。
次に、図12(x)に示すように、ビア接続配線パターン47Pの表面に、酸化防止とはんだバンプの濡れ性をよくするため、表面処理層19を設ける。表面処理層としては、無電解ニッケル(Ni)/パラジウム(Pd)/金(Au)めっき、OSP(Organic Solderability Preservative、水溶性プレフラックスによる表面処理)、無電解スズめっき、無電解ニッケル(Ni)/金(Au)めっきなどから適宜用途に応じて選択しても良い。
更に、表面処理層19に、はんだ層20を搭載しリフローした後、支持体5を個片化することで、半導体パッケージ毎に支持体・はんだ層付き配線基板(インターポーザ)90が製作される。
無機絶縁膜層61、62、63は真空中で蒸着あるいはスパッタリングにより成膜される。無機絶縁膜には、例えば、シリコンナイトライド、シリコンオキサイド、タンタルオキサイド、酸化アルミニウム、窒化タンタルなどから選択される少なくとも1種類以上の膜を使用することができ、無機絶縁膜は複数の種類が積層されていてもよい。
無機絶縁膜層の厚みは5〜500nmであることが望ましいが、更に望ましくは20〜100nmである。これは、無機絶縁膜層厚みを前記20〜100nmの範囲にすることで、絶縁信頼性が確保できることから製造容易性を考慮したためである。
無機絶縁膜層の厚みは61、62、63間で異なっていてもよく、各層内においても厚みは異なっていてもよい。
シード層51、52、53、54、55、56の層構成は、チタン(Ti)/銅(Cu)、クロム(Cr)/銅(Cu)、ニッケルクロム(NiCr)/銅(Cu)、ニッケル(Ni)/銅(Cu)など、用途に応じて適宜構成、厚みを振って構わないが、最も望ましいのは、チタン(Ti)/銅(Cu)である。
チタン(Ti)層は更なる層厚絶縁信頼性の向上と、下地の樹脂との密着向上のために設け、銅は電解銅めっきをする際の導電層として適している。
図5は図4の破線部内Bを拡大したものであり、図4の実施形態の別の支持体・はんだ層付き配線基板(インターポーザ)90の例である。図5に示すように、各ビア接続配線パターンと各ビアの接合部の形状はCMP(Chemical Mechanical Polishing、化学機械研磨)等で研磨する際に銅のエッチング量を増やすことでビア接続配線パターン43R/ビア42V、ビア44V/ビア接続配線パターン43R、ビア接続配線パターン45R/ビア44V、ビア46V/ビア接続配線パターン45R、ビア接続配線パターン47P/ビア46Vの各界面で凹部を形成してもよい。これにより配線層におけるビアに接続する配線パターンとビアの接続面積が増え、電気特性が向上する。
<配線基板(インターポーザ)3が付属する配線基板100、半導体装置1000の製造方法>
図13(a)に示すように、支持体・はんだ層付き配線基板(インターポーザ)90の端子、つまり、はんだバンプ20の位置に合わせて設計、製造したFC−BGA用配線基板1にフリップチップにより支持体・はんだ層付き配線基板(インターポーザ)90を配置し、図13(b)に示すように、支持体5付きインターポーザ3とFC−BGA用配線基板1を接合後、アンダーフィル2で固め位置を固定する。
次に図14(c)に示すように、支持体5の背面より、すなわち、支持体5のFC−BGA用配線基板1とは逆側の面からレーザ光26を支持体5との界面に形成された剥離層6に照射し、図14(d)に示すように支持体5を取り外す。
次に、剥離層6と配線保護層7とシード層51を除去し、図15(e)に示すような基板を得る。本発明の実施形態では、剥離層6は機械的に、配線保護層7から引き剥がす。また、配線保護層7は、アクリル系樹脂を用いており、アルカリ系溶剤(1%NaOH、2.3%TMAH)によって除去する。更に、シード層51は、配線保護層7側からチタンと銅を用いており、それぞれアルカリ系のエッチング剤と、酸系のエッチング剤にて溶解除去する。このようにして、FC−BGA用配線基板1に配線基板(インターポーザ)3が接続された配線基板100を得る。
配線基板100において、表面に露出した導体層上に前記の通り、無電解ニッケル(Ni)/パラジウム(Pd)/金(Au)めっき、OSP(Organic Solderability Preservative、水溶性プレフラックスによる表面処理)、無電解スズめっき、無電解ニッケル(Ni)/金(Au)めっきなどの表面処理を施してもよい。
最後に、図15(f)に示すように、FC−BGA用配線基板1に配線基板(インターポーザ)3が接続された配線基板100に半導体チップ4を接続し、配線基板100と半導体チップ4の間隙にアンダーフィル32を充填することで、本発明にかかる半導体装置1000を作ることができる。
上記の通り、本発明にかかる実施形態により、配線層の側面と、ビアの側面と、ビアが接続する配線層とビアが接続していない配線層の上面と、配線層の側面に設けられた無機絶縁膜層が銅マイグレーションを抑制することにより、ライン/スペース(L/S)は2μm/2μmレベルでの配線間の絶縁信頼性を確保することができる。
また、支持体5側から銅の拡散を防止可能な導電層と銅の積層膜にすることで、層間厚2.5μmでの層間絶縁信頼性を確保することができる。また、配線層の上面を無機絶縁膜層で被覆することにより、層間の絶縁信頼性を確保することができる。
以上、本発明の一実施形態を例示したが、本発明は上記実施形態に限定されたものではなく、本発明の実施形態の技術的思想が逸脱しない限り、配線基板としての用途を考慮し、要求される他の物性である剛性、強度、耐衝撃性などを向上する目的で、他の層や構造を任意に形成できる。
以下、実施例(実施例1と2、比較例1と2)を用いて、本発明の絶縁耐性の効果を検証する。また、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図6(a)から(e)と、図7(f)から(j)と、図8(k)から(m)と、図9(n)から(p)と、図10(q)から(s)と、図11(t)から(v)と、図12(w)までの手順に従い、図12(w)で示す配線基板を製作した。
無機絶縁膜層61、62、63、64、65はシリコンナイトライドを使用した。また、シード層51、52、53、54、55はチタン(Ti)/銅(Cu)の層構成とした。
(実施例2)
上記と同様なプロセスで、図12(w)で示す配線基板を製作した。
無機絶縁膜層61、62、63、64、65はシリコンオキサイドを使用した。また、シード層51、52、53、54、55はチタン(Ti)/銅(Cu)の層構成とした。
(比較例1)
図6(a)から(e)と、図7(f)から(j)と、図8(k)から(m)と、図9(n)から(p)と、図10(q)から(s)と、図11(t)から(v)と、図12(w)までの手順において、無機絶縁膜層は形成せずに、図12(w)で示される配線基板において、無機絶縁膜層61、62、63、64、65がないものを製作した。シード層51、52、53、54、55はチタン(Ti)/銅(Cu)の層構成とした。
(比較例2)
図6(a)から(e)と、図7(f)から(j)と、図8(k)から(m)と、図9(n)から(p)と、図10(q)から(s)と、図11(t)から(v)と、図12(w)までの手順において、図12(w)で示される配線基板を製作した。
無機絶縁膜層61、62、63、64、65はシリコンナイトライドを使用した。また、シード層51、52、53、54、55は銅(Cu)の単層構成とした。
(評価及び方法)
実施例1と2、比較例1と2で得られたそれぞれの配線基板を用いて、以下の方法で図12(w)の43L(ライン/スペース(L/S)は2μm/2μm)にて線間の絶縁信頼性を評価し、図12(w)の43L/45L間(層間厚2.5μm)にて層間の絶縁信頼性を評価した。結果を表1に記す。
<絶縁信頼性評価>
バイアスHASTの試験を以下の条件にのっとって実施した。
・規格:JESD22−A110
・温度:130℃
・湿度:85%RH
・電圧:3.3V
○:抵抗値が106Ω以上が96時間保持される。
×:抵抗値が106Ω以上保持される時間が96時間未満である
Figure 2020194815
(比較結果)
表1に示す結果から、図12(w)で示される配線基板において、実施例において無機絶縁層膜がシリコンナイトライドかシリコンオキサイドであり、シード層がチタン(Ti)/銅(Cu)の層構成であれば、高い線間絶縁信頼性と、層間絶縁信頼性が得られていることが確かめられた。
比較例1において、図12(w)で示される配線基板において、無機絶縁層膜がない配線基板は、線間絶縁信頼性と層間絶縁信頼性が低く、比較例2において、図12(w)で示される配線基板において、無機絶縁層膜がシリコンナイトライドであっても、シード層が銅(Cu)単層であれば、線間絶縁信頼性は高いが、層間絶縁信頼性が低くなった。
よって、本発明にかかる配線基板において無機絶縁膜層の導入と、シード層の選択により、高い線間絶縁信頼性と、層間絶縁信頼性が得られることが示された。
1・・・FC−BGA配線用基板
2・・・アンダーフィル
3・・・配線基板(インターポーザ)
4・・・半導体チップ
5・・・支持体
6・・・剥離層
7・・・配線保護層
11、12、13、14、15・・・絶縁層(樹脂層)
16・・・ソルダーレジスト層
16a・・・ソルダーレジスト層開口部
19・・・表面処理層
20・・・はんだ層
24・・・金バンプ接合部
26・・・レーザ光
31・・・銅ピラー
32・・・アンダーフィル
41、42、43、44、45、46、47・・・配線層
41P、47P・・・ビア接続配線パターン
42V、44V、46V・・・ビア
43R、45R・・・ビア接続配線パターン
43L、45L・・・配線パターン
51、52、53、54、55、56・・・シード層
61、62、63、64、65・・・無機絶縁膜層
71、72、73、74・・・レジスト
71a、72a、73a、74a・・・レジスト開口部
73b、73c・・・レジスト開口部
90・・・支持体・はんだ層付き配線基板(インターポーザ)
100・・・配線基板
1000・・・半導体装置
A・・・側
B・・・支持体・はんだ付き配線基板3(インターポーザ)の一部

Claims (6)

  1. ビアと、
    前記ビア下部に接続された配線層であるビア接続配線パターンと、前記ビア接続配線パターンと同一層内に配線パターンと、
    を有し、
    前記ビアの側面と、前記ビア接続配線パターンの側面と、前記ビア接続配線パターンの上面内で前記ビアとの接続部以外の上面と、前記配線パターンの側面と上面に、形成された無機絶縁膜層を有することを特徴とする配線基板。
  2. 第1配線層からなるビア接続配線パターンと、
    前記ビア接続配線パターンの上面一部に接続された第2配線層からなる第1ビアと、
    前記ビア接続配線パターンの側面と前記第1ビアに接続されている以外の前記ビア接続配線パターンの上面と前記第1ビアの側面表面に、形成された第1無機絶縁膜層と、
    前記第1無機絶縁膜層の表面を埋設し、前記ビア接続配線パターン下面が露出される第1絶縁層と、
    前記第1ビアの上面を一部含む面と、前記第1ビアの上面以外の前記第1絶縁層の上面一部に形成された第2シード層と、
    前記第2シード層上に形成されたビア接続配線パターンと配線パターンからなる第3配線層と、
    前記第3配線層(ビア接続配線パターンと配線パターン)と前記第2シード層の側面表面と、前記第2シード層以外の第1絶縁層上面に、形成された第2無機絶縁膜層と、
    前記第2無機絶縁膜層を埋設する第2絶縁層と、
    前記第3配線層一部パターンの上面一部に形成された第3シード層と、
    前記第3シード層上に形成された第4配線層からなる第2ビアと、
    前記第2ビアと前記第3シード層の側面表面と、前記第3シード層以外の第2絶縁層上面に、形成された第3無機絶縁膜層と、
    前記第3無機絶縁膜層を埋設する第3絶縁層と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記配線層は銅層であり、
    前記無機絶縁膜層はシリコンナイトライド、シリコンオキサイド、タンタルオキサイド、酸化アルミニウム、窒化タンタルの中で少なくとも1種類以上の膜であり、
    前記シード層は、チタン(Ti)/銅(Cu)、クロム(Cr)/銅(Cu)、ニッケルクロム(NiCr)/銅(Cu)、ニッケル(Ni)/銅(Cu)の中でいずれかの層構成であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  4. 前記無機絶縁膜層は、真空中で形成されることを特徴とする請求項1から請求項3にいずれかに記載の配線基板。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線基板と、前記配線基板に搭載された半導体チップを有することを特徴とする半導体装置。
  6. 支持体上面に剥離層を形成する工程と、
    前記剥離層上面に配線保護層を形成する工程と、
    前記配線保護層上面に、第1シード層を形成する工程と、
    前記第1シード層上に選択的に第1レジストを塗布する工程と、
    前記第1レジストの開口部に、第1配線層を形成する工程と、
    前記第1レジスト除去工程と、
    前記第1配線層上面一部が開口となるように選択的に第2レジストを塗布する工程と、
    前記第2レジストの開口部に、第2配線層を形成する工程と、
    前記第2レジストを除去する工程と、
    露出する第1シード層を除去する工程と、
    前記第1配線層の側面と、前記第2配線層に接続されている以外の前記第1配線層の上面と、前記第2配線層の側面と上面と、前記第1配線層下の第1シード層以外の前記配線保護層上面に第1無機絶縁膜層を形成する工程と、
    第1無機絶縁膜層膜で被覆された第1配線層と第2配線層と第1シード層と前記配線保護層上面を第1絶縁層で埋設する工程と、
    前記第2配線層上部面と、前記第2配線層上部面と同一平面の第1絶縁層の表面を露出する切削・研磨工程と、
    第2シード層を形成する工程と、
    前記第2シード層上で、前記第2配線層上面を一部直下に持つ部分と、前記第2配線層上面を直下にない一部の部分が開口となるように選択的に第3レジストを塗布する工程と、
    前記第3レジストの開口部に、ビア接続配線パターンと配線パターンからなる第3配線層を形成する工程と、
    前記第3レジストを除去する工程と、
    露出する第2シード層を除去する工程と、
    前記第3配線層(ビア接続配線パターンと配線パターン)の側面と上面と、前記第3配線層下の第2シード層以外の第1絶縁層の上面に、第2無機絶縁膜層を形成する工程と、
    第2無機絶縁膜層膜で被覆された第3配線層(ビア接続配線パターンと配線パターン)と第2シード層と第1絶縁層上面を第2絶縁層で埋設する工程と、
    前記第3配線層上部面と、前記第3配線層上部面と同一平面の第2絶縁層の表面を露出する切削・研磨工程と、
    第3シード層を形成する工程と、
    前記第3シード層上で、前記第2配線層に接続する前記第3配線層を一部直下に持つ部分が開口となるように選択的に第4レジストを塗布する工程と、
    前記第4レジストの開口部に、第4配線層を形成する工程と、
    前記第4レジストを除去する工程と、
    露出する第3シード層を除去する工程と、
    前記第4配線層の側面と上面と、前記第4配線層下の第3シード層以外の第2絶縁層の上面に、第3無機絶縁膜層を形成する工程と、
    第3無機絶縁膜層膜で被覆された第4配線層と第3シード層と第2絶縁層上面を第3絶縁層で埋設する工程と、
    前記第4配線層上部面と、前記第4配線層上部面と同一平面の第3絶縁層の表面を露出する切削・研磨工程と、
    を有することを特徴とする配線基板の製造方法。
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