JP2020194711A - 車両用灯体 - Google Patents
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Abstract
Description
この車両用灯体は、ランプボディとアウターレンズとの間に形成された灯室内に、光源ユニット、ミリ波レーダ及び導光レンズを配置している。導光レンズは、ミリ波レーダの前方に位置した状態で、アウターレンズとミリ波レーダとの間に配置されている。導光レンズは、光源ユニットから出射された光の一部が入射することで発光することが可能とされていると共に、ミリ波レーダから送信されたミリ波を透過させることが可能とされている。従って、従来の車両用灯体によれば、導光レンズが発光することでランプとして見せることができると共に、ミリ波レーダを目立ち難くすることが可能とされている。
さらに、灯室の内部にミリ波レーダを配置しているので、例えばミリ波レーダのメンテナンスや交換等を行い難い。そのため、作業性が悪いうえ、コスト高にも繋がってしまうので、サービス性に課題があった。
また、シール部材を利用して、ミリ波レーダとハウジングとの間の隙間を通じた灯室の内部と外部との間の連通を遮断できるので、灯室内の密閉性を適切に確保することができる。従って、灯室内への塵埃や水分等の侵入を防止することができ、車両用灯体における灯体機能の信頼性を確保することができる。
本実施形態では、車両用灯体を、車両の後部側に設けられたテールライトユニットに適用した場合を例に挙げて説明する。
さらにメインライトケース13は、前方延出部13aの右側に位置し、且つ上方延出部13bの下方に位置する部分に、サブライトユニット30を組み合わせるための収容空間14が確保されるように3次元形状に形成されている。収容空間14は、メインライトケース13を前後方向L1に貫通すると共に、右側に開口する空間とされている。
なお、ライトガイド16はプレート状のものを採用しても構わない。ただし、ライトガイド16は必須なものではなく、具備しなくても構わない。
サブライトユニット30は、サブハウジング(本発明に係るハウジング)40と、サブハウジング40を後方側(車両外側)から覆うようにサブハウジング40に一体的に組み合わされたサブアウターレンズ(本発明に係るアウターレンズ)50と、サブアウターレンズ50よりも前方側(車両内側)に配置され、後方に向けてミリ波M(図5参照)を送信可能なミリ波レーダ60と、を備えている。
なお、右側サイドレンズ53aの厚みは、トップレンズ52の厚みよりも厚肉に形成されている必要はなく、適宜変更して構わない。ただし、本実施形態では、後述するように、第1光源70から出射された光O1を右側サイドレンズ53a内に導光させた後に後方に出射させることが可能とされている。このように光O1を導光する場合には、右側サイドレンズ53aを厚肉形状にすることが好ましい。
特に、左側サイドレンズ53bとトップレンズ52との接続部分は曲面状に形成され、後述する第2光源71から出射された光O2を反射させてトップレンズ52側に導光させる反射部54として機能する。
フランジ部55は、4つのサイドレンズ53に一体的に連設されると共に、レンズ本体51の周囲を囲むように、上下方向L3及び車幅方向L2に突出するように形成されている。
具体的には、膨出部41は、トップレンズ52、左側サイドレンズ53bの一部、上側サイドレンズ53c及び下側サイドレンズ53dに対して近接或いは接触するように、レンズ本体51内に入り込んでいる。これにより、サブアウターレンズ50と膨出部41とは、前後方向L1に重ね合わされた状態で組み合わされている。
さらに膨出部41のうち、サブアウターレンズ50のトップレンズ52に対向する部分には、図4及び図6に示すように、前方に向けて突出する複数のボス部59が形成されている。ボス部59は、シール枠58とレーダ取付孔57の開口部との間に配置され、シール枠58よりも前方に突出するように形成されている。本実施形態では、後述する挿通孔64aの数に対応して4つ形成され、車幅方向L2及び上下方向L3に間隔をあけて配置されている。なお、ボス部59には前方に開口した連結ねじ孔59aが形成されている。
第1光源70から出射されて、右側サイドレンズ53a内に入射した光O1は、右側サイドレンズ53a沿って導光され、右側サイドレンズ53aとトップレンズ52との接続部分を透過した後に、後方に向けて出射される。従って、第1光源70からの光O1については、出射したときの光強度を維持しながら、サブアウターレンズ50を通じて後方に出射させることが可能とされている。
具体的には、粗面部75は、トップレンズ52の前面のうち、サブハウジング40に形成されたレーダ取付孔57の内側に位置する部分に、所定の形成パターンで形成されている。粗面部75は、微細カット加工、表面処理加工等によって表面粗さが他の部分よりも粗く形成された部分であって、図示の例では前方に向かって山状の突出した複数の凸部76で構成されている。
なお、隣り合う凸部76同士の間隔は例えば数μm〜数十μmとされているが、各図では図面を見易くするために各凸部76を強調して図示している。
以上のことから、第2光源71からの光を利用して、主にトップレンズ52自体を発光させることができると共に、粗面部75の形成パターンに基づいて、トップレンズ52内に導光された光O2を所定の発光パターンで後方に向けて出射させることが可能とされている。
レーダ本体61は、ミリ波Mを送信する図示しない送信アンテナ、検出対象物で反射されたミリ波Mを受信する図示しない受信アンテナ、及び送信したミリ波Mの信号と受信したミリ波Mの信号とに基づいて検出信号を生成する図示しない信号生成部を、主に内部を有している。これにより、信号生成部で生成された検出信号に基づいて、例えば検出対象物との間の距離等を検出することが可能とされている。
フランジ片64は、ブラケット本体63の周囲を囲むように車幅方向L2及び上下方向L3に向けて環状に形成されている。フランジ片64には、図6、図7及び図8に示すように、連結ねじ65を挿通するための複数の挿通孔64aが形成されている。
具体的には、ミリ波レーダ60は、サブハウジング40の膨出部41内に配置され、ブラケット本体63及びレーダ本体61がレーダ取付孔57内に前方側から入り込むようにサブハウジング40に組み合わされている。この際、フランジ片64がサブハウジング40に形成されたボス部59に対して前方から接触することで、ミリ波レーダ60の全体が位置決めされる。位置決め時、フランジ片64に形成された4つの挿通孔64aは、図6に示すように、ボス部59に形成された連結ねじ孔59aに対して対向するように配置され、連結ねじ孔59aに連通した状態とされている。
シール部材68は、例えばレーダブラケット62のブラケット本体63の周囲を囲む四角形状の環状で、且つ厚みの薄いシール状に形成され、厚さ方向に弾性変形可能とされている。具体的には、シール部材68は、サブハウジング40側に形成されたシール枠58の形状に対応した環状に形成されている。このシール部材68は、シール枠58とフランジ片64との間に挟み込まれるように配置され、連結ねじ65の締め付けに伴って圧縮された状態で取り付けられている。
なお、シール部材68の種類や材質等は、特に限定されるものではない。例えばシール部材68としては、ゴム製(例えばニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム等)或いは合成樹脂製のシールリング、シールパッキン、ガスケット等を採用することができる。
次いで、上述のように構成されたテールライトユニット10のうち、主にサブライトユニット30の作用について、以下に説明する。
本実施形態のサブライトユニット30によれば、図5に示すように、ミリ波レーダ60から送信したミリ波Mを、サブアウターレンズ50を透過させた後に車両外側である後方に向けて送信することができる。この際、従来とは異なり、サブアウターレンズ50を1枚だけ透過させるだけで、ミリ波Mを後方に向けて送信できるので、ミリ波Mの減衰を抑制することができる。従って、レーダ性能を向上することができる。
従って、違和感のない外観性を具備することができ、サブライトユニット30としてのデザイン性、意匠性を確保することができる。
さらに、サブアウターレンズ50を利用して、所定の発光パターンで第2光源71からの光O2を出射させることができるので、例えばポジションライト用、ストップライト用或いはテールライト用の光として適切に利用することも可能である。特に、第1光源70からの光O1については、光強度を維持しながらサブアウターレンズ50を通じて後方に出射させることができるので、ライトに要求される規定の要件を十分に満たすことが可能である。
なお、レーダブラケット62を例えばアルミニウム等の金属製とすることが好ましい。この場合には、さらに放熱性を高めることができる。さらにレーダブラケット62を金属製とした場合には、例えば複数の放熱フィン等を形成することがより好ましい。
特に、ミリ波レーダ60を取り付ける際に、先に述べたようにミリ波レーダ60の左右の向きを気にすることなく取り付けることができるので、着脱に伴う作業性をより一層向上することができる。
なお、この場合において、サブアウターレンズ50とミリ波レーダ60との間に、例えば導光部材を配置してミリ波レーダ60を見え難くしても構わない。
ただし、上記実施形態のように構成した場合には、ミリ波レーダ60を外部から見え難くして良好な意匠性を確保しつつ、ミリ波Mの減衰を抑制してレーダ性能を向上でき、さらに放熱性、サービス性の向上を図ることができるので、より好ましい。
30…サブライトユニット(車両用灯体)
40…サブハウジング(ハウジング)
50…サブアウターレンズ(導光レンズ)
56…灯室
60…ミリ波レーダ
68…シール部材
70…第1光源
71…第2光源
75…粗面部
76…凸部
Claims (4)
- ハウジングと、
前記ハウジングを車両外側から覆うように前記ハウジングに組み合わされ、前記ハウジングとの間に灯室を形成するアウターレンズと、
前記アウターレンズよりも車両内側に配置され、車両外側に向けてミリ波を送信可能なミリ波レーダと、を備え、
前記アウターレンズは、前記ミリ波を透過可能とされ、
前記ミリ波レーダは、前記ハウジングに対して車両内側から組み合わされた状態で前記ハウジングに保持され、少なくとも一部分が前記灯室の外部に露出し、
前記ミリ波レーダと前記ハウジングとの間には、前記ミリ波レーダと前記ハウジングとの間の隙間を通じた前記灯室の内部と外部との間の連通を遮断するシール部材が設けられていることを特徴とする、車両用灯体。 - 請求項1に記載の車両用灯体において、
前記灯室内には光源が設けられ、
前記アウターレンズは、前記光源からの光によって発光すると共に、前記光を導光して車両外側に出射可能とされ、
前記アウターレンズには、導光された前記光を所定の発光パターンで出射させる粗面部が形成されている、車両用灯体。 - 請求項2に記載の車両用灯体において、
前記粗面部は、前記アウターレンズのうち前記ミリ波レーダ側を向いた内面に形成されている、車両用灯体。 - 請求項3に記載の車両用灯体において、
前記粗面部は、前記ミリ波レーダ側に向かって突出した複数の凸部、及び車両外側に向かって凹んだ複数の凹部のうちの少なくともいずれか一方を有することで、前記アウターレンズのうち車両外側を向いた外面よりも表面粗さが粗く形成され、
複数の前記凸部及び複数の前記凹部は、前記アウターレンズ内に導光された前記光を反射させることで、前記発光パターンで車両外側に出射させる、車両用灯体。
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JP4842161B2 (ja) * | 2007-01-31 | 2011-12-21 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
JP2017007356A (ja) * | 2013-11-15 | 2017-01-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ランプユニット |
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