JP2020193778A - 加湿装置 - Google Patents
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図1に示すように、空気調和装置(100)は、空気を調和することによって環境試験室(200)の室内の温度及び相対湿度を一定に保つものである。
温度調節部(10)は、主として、吸込ファン(12)、ブラインクーラ(13)及び電気ヒータ(14)を備えている。
加湿部(20)は、風路(101)内を通過する空気を加湿する加湿装置(20)である。加湿装置(20)は、加湿パン(21)を備える。加湿装置(20)は、加湿パン(21)内に水(22)を貯留することで、水面から水蒸気を空気に供給する。具体的には、加湿パン(21)内の水(22)が貯留される領域の上方には、上流側に位置する空気吸込口(24)と、下流側に位置する空気吹出口(25)とが設けられる。空気吸込口(24)と空気吹出口(25)との間の空間は、加湿風路(102)の一部が構成される。このことにより、加湿パン(21)に貯留された水(22)が蒸発して、加湿風路(102)を通過する空気が加湿される。加湿パン(21)には、水(22)を加熱するヒータ(23)が設けられる。
空気調和装置(100)は、加湿風路(102)へ流入する空気流量と、バイパス風路(103)へ流入する空気流量との比率を調節する流量調節部(30)をさらに備える。流量調節部(30)は、温度調節部(10)の下流側に配置される。流量調節部(30)は、加湿風路(102)に設けられた開度可変の加湿ダンパ(31)と、バイパス風路(103)に設けられた開度可変のバイパスダンパ(32)とを有する。
温湿度センサ(42)は、センサ取付チャンバ(41)に配置される。センサ取付チャンバ(41)は、混合ボックス(33)と環境試験室(200)との間に配置される。
空気調和装置(100)において、加湿部(20)による加湿量は、制御部である湿度指示調節計(53)、パン水位制御部(54)及び空気流量制御部(55)によって制御される。また、加湿パン(21)の水温は、パン水温制御部(51)によって制御される。各制御については後述する。
図1〜図4に示すように、加湿装置(20)は、加湿パン(21)、水位調節機構(120)、水位センサ(27)、温度センサ(26)、仕切り板(99)及びヒータ(加熱部)(23)を備える。
図2及び図3に示すように、加湿パン(21)は、底部(71)、4つの側壁(75a〜75d)及び枠部(74)を備える。加湿パン(21)は、上面が開口したトレイ状である。加湿パン(21)は、前記開口が加湿部(20)内の加湿風路(102)に面するように配置される。
水位調節機構(120)は、加湿パン(21)内の水位を調節する。水位調節機構(120)は、第1排水口(82)、第1調節弁(29)、第1排水管(105)、給水口(81)、第2調節弁(28)、及び給水管(104)を有する。
図4に示すように、仕切り板(99)は、凹部(73)の第1縦壁(73b)の上端から上方へ垂直に延びている。仕切り板(99)は、複数の貫通孔(98,98,…)が形成されたパンチングメタルからなる板状の部材である。給水口(81)から給水された水(22)は、貫通孔(98,98,…)を通って下流側に移動する。給水速度が上昇しても、給水された水(22)は、仕切り板(99)によって整流される。そのため、加湿パン(21)内の水面が波打つことが抑制される。このことにより、水面の面積の僅かな変化を抑えることができるため、空気中への加湿量を正確に調節できる。
温度センサ(26)は、加湿パン(21)内の水温を検知する。温度センサ(26)は、温度センサ取付口(83)から凹部(73)内に配置される。温度センサ(26)が検知した加湿パン(21)内の水温データは、パン水温制御部(51)へ出力される。
図5に示すように、水位センサ(27)は、筒部(91)、2つの接続部(92a,92b)、水位検知部(94)を備える。
ヒータ(23)は、プラグヒータである。ヒータ(23)は、ステンレス素材からなる加熱部材(23a)を備える。図4に示すように、ヒータ(23)は、取付口(89)から加熱部材(23a)が凹部(73)内へ貫通するように取付けられる。ヒータ(23)は、第2水位よりも低い位置に配置される。
次に各制御について説明する。図1に示すように、空気調和装置(100)において、加湿部(20)による加湿量は、制御部である湿度指示調節計(53)、空気流量制御部(55)及びパン水位制御部(54)によって制御される。
空気流量制御部(55)は、流量調節部(30)を制御する。具体的には、空気流量制御部(55)は、予め設定された目標湿度(湿度指示調節計(53)の目標湿度よりも低く設定される)、及び、湿度指示調節計(53)から出力された目標水位(湿度に換算される)に基づいて、加湿風路(102)に設けられた加湿ダンパ(31)及びバイパス風路(103)に設けられたバイパスダンパ(32)のそれぞれの開度を制御する。ここで、加湿ダンパ(31)の開度を大きくすること、及び/又は、バイパスダンパ(32)の開度を小さくすることによって、バイパス風路(103)へ流入する空気の流量に対する加湿風路(102)へ流入する空気の流量の比率が増大して加湿量が増大する。一方、加湿ダンパ(31)の開度を小さくすること、及び/又は、バイパスダンパ(32)の開度を大きくすることによって、バイパス風路(103)へ流入する空気の流量に対する加湿風路(102)へ流入する空気の流量の比率が減少して加湿量が減少する。
湿度指示調節計(53)は、予め設定された目標湿度、及び、温湿度センサ(42)によって測定された空気の湿度に基づき、パン水位制御部(54)の目標水位を出力する。
空気調和装置(100)において、加湿パン(21)に貯留された水(22)の温度を調整するヒータ(加熱部)(23)は、パン水温制御部(51)によって制御される。パン水温制御部(51)は、予め設定された目標温度、及び温度センサ(26)によって測定された水(22)の水温に基づいて、ヒータ(23)の出力を制御する。
環境試験室(200)の設定温度によっては、温度調節部(10)内で調節される空気の温度は0度近くなる。そのため、加湿部(20)内の加湿風路(102)には低温の空気が流れ、加湿パン(21)内の水(22)は凍りつき易くなる。従って、環境試験室(200)に供給される空気への加湿量を正確に調節するためには、加湿パン(21)内の水(22)の温度をヒータ(23)により調節することが必要である。
本実施形態では、加湿部(20)を構成する加湿装置(20)は、水が貯留される加湿パン(21)を備え、該加湿パン(21)の水面から水蒸気を空気に供給する。加湿部(20)は、加湿パン(21)の水位を第1水位と、該第1水位よりも低い第2水位との間で調節する水位調節機構(120)と、加湿パン(21)の内部の水(22)を加熱するヒータ(23)とを備える。加湿パン(21)は、水位調節機構(120)により水位が調節されることで、水面の面積が変化するように形成されており、ヒータ(23)は、前記第2水位よりも低い位置に配置されている。
図6に示すように、実施形態の変形例では、加湿パン(21)の底部(71)は、傾斜面(72)のみから構成されている。傾斜面(72)は、加湿パン(21)の下流側の端から上流側の端まで下方に傾斜するように設けられる。前記第2水位は、傾斜面(72)のうち、設置面(F)からの高さH2の高さ位置に設定される。取付口(89)は、第4側壁(75d)のうち、前記第2水位よりも低い位置に設けられる。給水口(81)は、第1側壁(75a)のうち、前記第2水位よりも低い位置に設けられている。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
21 加湿パン
23 ヒータ(加熱部)
26 温度センサ
28 第2調節弁
29 第1調節弁
71 底部
72 傾斜面
73 凹部
75a 第1側壁(側壁)
75d 第4側壁(側壁)
81 給水口
82 第1排水口(排水口)
89 取付口
104 給水管
105 第1排水管(排水管)
120 水位調節機構
Claims (8)
- 水(22)が貯留される加湿パン(21)を備え、該加湿パン(21)の水面から水蒸気を空気に供給する加湿装置であって、
前記加湿パン(21)の水位を第1水位と、該第1水位よりも低い第2水位との間で調節する水位調節機構(120)と、
前記加湿パン(21)の内部の水を加熱する加熱部(23)とを備え、
前記加湿パン(21)は、前記水位調節機構(120)により水位が調節されることで、水面の面積が変化するように形成されており、
前記加熱部(23)は、前記第2水位よりも低い位置に配置されることを特徴とする加湿装置。 - 請求項1において、
前記水位調節機構(120)は、
前記加湿パン(21)の側壁(75a)に開口する排水口(82)に接続される排水管(105)と、
前記排水管(105)からの排水量を調節する第1調節弁(29)とを備え、
前記排水口(82)は、前記第2水位より低く且つ前記加熱部(23)よりも高い位置にあることを特徴とする加湿装置。 - 請求項1又は2において、
前記加湿パン(21)は、水位に応じて水面の面積を変化させる傾斜面(72)を有し、
前記傾斜面(72)は、少なくとも前記第1水位から前記第2水位までの間に形成されることを特徴とする加湿装置。 - 請求項3において、
前記加湿パン(21)の底部(71)は、前記傾斜面(72)の下端から下方に凹んだ凹部(73)を有し、
前記加熱部(23)は、前記凹部(73)の内部に配置されることを特徴とする加湿装置。 - 請求項4において、
前記加湿パン(21)の水温を検出する温度センサ(26)を備え、
前記温度センサ(26)は、前記凹部(73)の内部に配置されることを特徴とする加湿装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
前記水位調節機構(120)は、
前記加湿パン(21)の側壁(75a)に開口する給水口(81)に接続される給水管(104)と、
前記給水管(104)からの給水量を調節する第2調節弁(28)とを備え、
前記給水口(81)は、前記加湿パン(21)の側壁(75a)のうち、前記第2水位より低い位置にあることを特徴とする加湿装置。 - 請求項4又は5において、
前記水位調節機構(120)は、
前記加湿パン(21)の側壁(75a)に開口する給水口(81)に接続される給水管(104)と、
前記給水管(104)からの給水量を調節する第2調節弁(28)とを備え、
前記給水口(81)は、前記加湿パン(21)の側壁(75a)のうち、前記凹部(73)に対応する位置に開口していることを特徴とする加湿装置。 - 請求項1〜7のいずれか1つにおいて、
前記加湿パン(21)の側壁(75d)には、前記第2水位より低い部分に取付口(89)が形成され、
前記加熱部(23)は、前記取付口(89)を貫通し側方に延びるヒータであることを特徴とする加湿装置。
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