JP6962970B2 - 加湿装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、空気調和装置(100)は、空気を調和することによって環境試験室(200)の室内の温度及び相対湿度を一定に保つものである。
温度調節部(10)は、主として、吸込ファン(12)、ブラインクーラ(13)及び電気ヒータ(14)を備えている。
加湿装置(20)は、風路(101)内を通過する空気を加湿する。加湿装置(20)は、水が貯留される加湿パン(21)を有する。加湿装置(20)には、空気吸込口(24)と空気吹出口(25)とが設けられる。加湿側空気吹出口(17)を通過した空気は、空気吸込口(24)から加湿装置(20)内に流入する。この空気は、加湿パン(21)内の水から蒸発される水蒸気により加湿された後、空気吹出口(25)へ流出する。加湿装置(20)の詳細は後述する。
空気調和装置(100)は、加湿風路(102)へ流入する空気流量と、バイパス風路(103)へ流入する空気流量との比率を調節する流量調節部(30)をさらに備える。流量調節部(30)は、温度調節部(10)の下流側に配置される。流量調節部(30)は、加湿風路(102)に設けられた開度可変の加湿ダンパ(31)と、バイパス風路(103)に設けられた開度可変のバイパスダンパ(32)とを有する。
温湿度センサ(42)は、センサ取付チャンバ(41)に配置される。センサ取付チャンバ(41)は、混合ボックス(33)と環境試験室(200)との間に配置される。
空気調和装置(100)において、加湿装置(20)による加湿量は、制御部である湿度指示調節計(53)、パン水位制御部(54)及び空気流量制御部(55)によって制御される。また、加湿パン(21)の水温は、パン水温制御部(51)によって制御される。各制御については後述する。
図2〜図4に示すように、加湿装置(20)は、加湿パン(21)、加湿風路形成部(107)、水位調節機構(120)、温度センサ(26)、仕切り板(99)ヒータ(23)、タンク(91)、第1連通管(92a)、第2連通管(92b)及び水位センサ(27)を備える。
図2及び図3に示すように、加湿パン(21)は、水が貯留される貯留部である。加湿パン(21)は、底部(71)、側壁部(75)及び枠部(74)を備える。加湿パン(21)は、上面が開口したトレイ状である。加湿パン(21)は、前記開口が加湿装置(20)内の加湿風路(102)に面するように配置される。
加湿風路形成部(107)は、加湿対象となる空気が通る空気通路である。加湿風路形成部(107)は、下面が開口した直方体に形成される。加湿風路形成部(107)は、加湿パン(21)の上面を覆うように設けられる。
図1に示すように、水位調節機構(120)は、加湿パン(21)内の水位を調節する。水位調節機構(120)は、第1排水口(82)、第1調節弁(29)、第1排水管(105)、給水口(81)、第2調節弁(28)、及び給水管(104)を有する。
図4に示すように、仕切り板(99)は、凹部(73)の下流側の上端から立設している。仕切り板(99)は、複数の貫通孔(90,90,…)が形成されたパンチングメタルからなる板状の部材である。給水口(81)から給水された水は、貫通孔(90,90,…)を通って下流側に移動する。このような構成により、給水速度が上昇しても、給水された水は、仕切り板(99)によって整流される。そのため、加湿パン(21)内の水面が乱れることを抑制できる。このことにより、水面の面積の僅かな変化を抑えることができる。
温度センサ(26)は、加湿パン(21)内の水温を検知する。温度センサ(26)は、温度センサ取付口(83)から凹部(73)内に配置される。温度センサ(26)が検知した加湿パン(21)内の水温データは、パン水温制御部(51)へ出力される。
ヒータ(23)は、プラグヒータである。図4に示すように、ヒータ(23)は、取付口(89)に固定される。ヒータ(23)は凹部(73)内へ貫通している。ヒータ(23)が、取付口(89)に固定された状態において、ヒータ(23)の上端の高さ位置は、凹部(73)の上端の高さ位置よりも低い。
図2及び図4に示すように、タンク(91)は、加湿パン(21)と水平方向に離れて配置される。具体的に、タンク(91)は、第3側壁(75c)の前方、かつ、上流側において、設置面(F)から起立している。
第1連通管(92a)は、加湿パン(21)とタンク(91)とを連通する円筒管である。第1連通管(92a)は、第1連通孔(98a)と第3連通孔(98c)とに接続している。第1連通管(92a)は、第1連通孔(98a)から第3連通孔(98c)まで水平に延びている。
第2連通管(92b)は、加湿パン(21)とタンク(91)とを連通する円筒管である。第2連通管(92b)は、第1連通管(92a)と同一形状である。第2連通管(92b)は、第2連通孔(98b)と第4連通孔(98d)とに接続している。第2連通管(92b)は、第2連通孔(98b)から第4連通孔(98d)まで水平に延びている。
水位センサ(27)は、タンク(91)内の水位を検知する水位検知部である。水位センサ(27)は、ガイドパルス式のレベルセンサである。水位センサ(27)は、本体(27a)とプローブ(27b)とを備える。プローブ(27b)は、本体(27a)から下方に延びる棒状の部品である。本体(27a)はタンク(91)の上蓋(97)に設置される。プローブ(27b)は、上蓋(97)を貫通するようにタンク(91)内に設置される。この状態で、プローブ(27b)の下端は、第1連通路(93a)よりも低い高さ位置まで延びている。水位センサ(27)は、タンク(91)内の水位を第1水位と第2水位との間で検知する。
送信したパルス信号が液面を反射した後、本体(27a)が当該パルス信号を受信するまでの時間を測定することによって、タンク(91)内の液面高さを検知する。
次に各制御について説明する。図1に示すように、空気調和装置(100)において、加湿装置(20)による加湿量は、制御部である湿度指示調節計(53)、空気流量制御部(55)及びパン水位制御部(54)によって制御される。
空気流量制御部(55)は、流量調節部(30)を制御する。具体的には、空気流量制御部(55)は、予め設定された湿度の目標設定値、及び、湿度指示調節計(53)から出力された目標水位(出力値より換算される)に基づいて、加湿風路(102)に設けられた加湿ダンパ(31)及びバイパス風路(103)に設けられたバイパスダンパ(32)のそれぞれの開度を制御する。ここで、加湿ダンパ(31)の開度を大きくすること、及び/又は、バイパスダンパ(32)の開度を小さくすることによって、バイパス風路(103)へ流入する空気の流量に対する加湿風路(102)へ流入する空気の流量の比率が増大して加湿量が増大する。一方、加湿ダンパ(31)の開度を小さくすること、及び/又は、バイパスダンパ(32)の開度を大きくすることによって、バイパス風路(103)へ流入する空気の流量に対する加湿風路(102)へ流入する空気の流量の比率が減少して加湿量が減少する。
空気調和装置(100)において、加湿パン(21)に貯留された水の温度を調整するヒータ(加熱部)(23)は、パン水温制御部(51)によって制御される。パン水温制御部(51)は、予め設定された目標温度、及び温度センサ(26)によって測定された水の水温に基づいて、ヒータ(23)の出力を制御する。
湿度指示調節計(53)は、予め設定された目標湿度、及び、温湿度センサ(42)によって測定された空気の湿度に基づき、パン水位制御部(54)の目標水位を出力する。
本実施形態の加湿装置(20)は、加湿パン(21)の水位を調節することで、加湿パン(21)の水面の面積を変化させ、ひいては空気の加湿量を調節している。この加湿量の調節は、上述したように、水位センサ(27)で検出した水位を目標水位に収束させることで実現される。ところが、加湿パン(21)の水面は、加湿風路形成部(107)を流れる空気によって乱れる。このため、仮に加湿パン(21)の内部に水位センサ(27)を設け、加湿パン(21)の水位を検知しようとすると、水面の乱れに起因して加湿パン(21)の水位を正確に検知できない。
本実施形態では、上記のような課題を考慮し、上述した構成を採用している。具体的には、タンク(91)は、加湿装置(20)から水平方向に離れて配置される。タンク(91)の上部には上蓋(97)が取付けられている。そのため、タンク(91)内の水面は加湿風路形成部(107)の空気流れの影響を受けない。
本実施形態では、水が貯留されるとともに上側が開放される加湿パン(21)(貯留部)と、加湿パン(21)の少なくとも上側に形成される加湿風路形成部(107)(空気通路)とを備え、加湿パン(21)の水面から加湿風路形成部(107)を流れる空気に水蒸気を供給する加湿装置(20)であって、タンク(91)(補助貯留部)と、加湿パン(21)とタンク(91)とを連通する少なくとも1つの連通路(93a,93b)とを備える。タンク(91)は、タンク(91)の水面が加湿風路形成部(107)に露出しないように構成され、タンク(91)の水位を検知する水位センサ(27)(水位検知部)をさらに備える。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
21 加湿パン(貯留部)
27 水位検知部
72 傾斜面(面積変化部 )
91 タンク(補助貯留部)
92a 第1連通管(連通管)
91b 第2連通管(連通管)
93a 第1連通路(連通路)
93b 第2連通路(連通路)
107 加湿風路形成部(空気通路)
120 水位調節機構
Claims (5)
- 水が貯留されるとともに上側が開放される貯留部(21)と、
該貯留部(21)の少なくとも上側に形成される空気通路(107)とを備え、
該貯留部(21)の水面上を、該空気通路(107)の一端から他端に向かって流れる空気に水蒸気を供給する加湿装置(20)であって、
補助貯留部(91)と、
前記貯留部(21)と前記補助貯留部(91)とを連通する連通路(93a,93b)と、
前記貯留部(21)に設けられ、前記貯留部(21)の水位に応じて前記空気通路(107)に露出する水面の面積を、空気の流れ方向に変化させる面積変化部(72)と、
前記補助貯留部(91)の液面高さを検知するレベルセンサ(27)と、
対象空間(200)の湿度が目標湿度を満たすための目標水位となるように、前記レベルセンサ(27)により検知される前記液面高さを、第1水位と前記第1水位よりも低い第2水位との間で変化させる水位調節機構(120)と
を備え、
前記補助貯留部(91)は、該補助貯留部(91)の水面が前記空気通路(107)に露出しないように前記貯留部(91)から離れて配置され、
前記連通路(93a,93b)は、前記第2水位以下の高さ位置に設けられる第1連通路(93a)を含む
ことを特徴とする加湿装置。 - 請求項1において、
前記補助貯留部(91)は、上部が閉塞されたタンク(91)で構成される
ことを特徴とする加湿装置。 - 請求項2において、
前記少なくとも1つの連通路(93a,93b)は、前記貯留部(21)と前記タンク(91)とを連通すると共に、前記第1水位以上の高さ位置に設けられる第2連通路(93b)を含んでいることを特徴とする加湿装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、
前記貯留部(21)と、前記補助貯留部(91)とは水平方向に離れて配置され、
前記連通路(93a,93b)は、連通管(92a,92b)で構成されていることを特徴とする加湿装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1つにおいて、
前記補助貯留部(91)は、縦長の筒状に形成されていることを特徴とする加湿装置。
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