JP2020193487A - 立坑造成用ステージシステム及び立坑造成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
従来のステージの盛り替え方法は、地上に設置されているクレーン等を用いてステージを吊り降ろす方法が一般に適用されているが、ステージが立坑の壁面に引っ掛かって動かせなくなることや、ステージの姿勢が崩れ易いこと、ステージを立坑の壁面に固定するための器具となるブラケットの位置ずれによりステージの位置決めが困難になるといった課題がある。また、吊り荷であるステージの上方や下方は安全上の理由から作業員を配置することができないため、限られたスペースにて介錯作業を行う必要があることから作業効率が悪くなる。加えて、立坑にステージを固定するためのブラケットは強度を要することからその重量は一般に大きくなり、そのためにブラケットの設置作業が困難になり易い。
このように、立坑の造成に際して、ステージの盛り替え作業には様々な課題がある。
上記施工方法において、支保工部材をタイロッドに取付けた段階では、支保工部材は手で押せば容易に動く状態であることから、支保工部材を位置合せする際においても、一方の支保工部材を固定すると他方の支保工部材がずれるといった課題がある。また、支保工部材は重量物であることから、精緻な位置決め作業は容易でない。
このように、立坑の造成に際して、支保工の施工にも様々な課題がある。
本発明は、立坑の造成に当たり、ステージを吊り降ろしながらステージの盛り替えを行う際の様々な課題を解消することができ、かつ支保工の施工の際の様々な課題を解消することのできる、立坑造成用ステージシステム及び立坑造成方法を提供することを目的としている。
立坑の内周面に沿って無端状に延設し、該立坑の内側に張り出す複数の突起を備えている支保工が、該立坑の長手方向に間隔を置いて複数取り付けられている支保工群と、
複数の前記支保工の有する前記突起に沿って前記長手方向にスライド自在であり、該長手方向に延設して該突起に仮固定される、複数のラックにより形成されるラック群と、
前記立坑の内側に昇降自在に配設されているステージであって、前記ラックに噛み合うピニオンギアと、該ピニオンギアを回転させるアクチュエータと、を備えているステージと、を有することを特徴とする。
支保工の有する突起と、ラックと、ステージはいずれも、例えばボルトが挿通されるボルト孔を有しており、突起とラックの双方のボルト孔を連通させてボルトを挿通することにより、支保工に対してラックを仮固定することができ、突起とステージの双方のボルト孔を連通させてボルトを挿通することにより、支保工に対してステージを仮固定することができる。
本態様の立坑造成用ステージシステムを適用することにより、例えばステージを任意の支保工の突起に仮固定し、ステージ下方の掘削(重機による掘削や発破等)を行った後、ラック群を下方に降下させて任意の支保工に仮固定し、ステージの仮固定を解除してラック群に沿ってステージを降下させ、この各工程を繰り返すことにより、効率的に立坑を造成することができる。
本態様によれば、相互に別のタイミングで降下される第一ラック群と第二ラック群を有することにより、例えば支保工に仮固定されている第一ラック群にステージを仮固定し、ステージ下方の掘削を行った後、第二ラック群を下方に降下させて任意の支保工に仮固定し、ステージの仮固定を解除して第二ラック群に沿ってステージを降下させることにより、ステージを支保工に仮固定することなく、掘削に追随したステージの盛り替えを行うことができる。
前記立坑造成用ステージシステムを用いて立坑を造成する、立坑造成方法であって、
所定段の支保工の有する複数の前記突起に対して前記ステージを仮固定する、ステージ仮固定工程と、
前記ステージの下方において所定深度まで立坑の造成を行う、造成工程と、
複数の前記ラックの下端を前記ステージよりも下方にある支保工まで降下させ、任意の支保工に複数の前記ラックを仮固定した後、前記ステージの仮固定を解除するラック仮固定工程と、
前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記ステージを下方の支保工まで降下させる、ステージ降下工程と、を有し、
前記各工程を繰り返すことにより前記立坑を造成することを特徴とする。
所定段の支保工の有する複数の前記突起に対して、前記ステージが仮固定されている前記第一ラック群を仮固定する、第一ラック群仮固定工程と、
前記ステージの下方において所定深度まで立坑の造成を行う、造成工程と、
前記第二ラック群の下端を前記ステージよりも下方にある支保工まで降下させ、任意の支保工に前記第二ラック群を仮固定した後、前記第一ラック群に対する前記ステージの仮固定を解除して前記第二ラック群に仮固定する該ステージの仮固定の盛り替えを行い、該第一ラック群の仮固定を解除する、第二ラック群仮固定工程と、
前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記ステージを下方の支保工まで降下させる、ステージ降下工程と、を有し、
前記各工程を繰り返すことにより前記立坑を造成することを特徴とする。
前記造成床において前記支保工を地組みして地組み支保工を形成し、該地組み支保工を前記ラックの下端に仮固定する、地組み支保工仮固定工程と、
前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記地組み支保工を上方の支保工から所定長離間した位置まで上昇させ、該地組み支保工を、前記立坑に対して直接的に、もしくは上方の支保工に対して間接的に固定する、地組み支保工固定工程と、をさらに有することを特徴とする。
立坑が造成される地盤の性状に応じて、支保工と吹付けコンクリートによる覆工に加えて、ロックボルトの打設を行ってもよく、この場合はNATM工法(NATM:New Austrian Tunneling Method)を用いた立坑の造成となる。
はじめに、図1及び図2を参照して、第1の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例について説明する。ここで、図1は第1の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例を示す斜視図であって、立坑の内部を透視した図である。また、図2は、ステージ上のアクチュエータに装備されたピニオンギアとラックの関係を示すとともに、支保工の有する突起に対するステージの仮固定を説明する図である。尚、図1や図3等においては、図2に示すアクチュエータ50の図示を省略している。
次に、図3乃至図10を参照して、第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例について説明する。ここで、図3乃至図10は順に、第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。
次に、図11及び図12を参照して、第2の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例について説明する。ここで、図11は第2の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例を示す斜視図であって、立坑の内部を透視した図である。また、図12は、ステージ上のアクチュエータに装備されたピニオンギアとラックの関係を示すとともに、支保工の有する突起に対するステージの仮固定、及びラックに対するステージの仮固定を説明する図である。
次に、図13及び図14を参照して、第2の実施形態に係る立坑造成方法の一例について説明する。ここで、図13及び図14は順に、第2の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。尚、図13及び図14においては、図12に示すアクチュエータ50、56の図示を省略している。
Claims (5)
- 立坑の内周面に沿って無端状に延設し、該立坑の内側に張り出す複数の突起を備えている支保工が、該立坑の長手方向に間隔を置いて複数取り付けられている支保工群と、
複数の前記支保工の有する前記突起に沿って前記長手方向にスライド自在であり、該長手方向に延設して該突起に仮固定される、複数のラックにより形成されるラック群と、
前記立坑の内側に昇降自在に配設されているステージであって、前記ラックに噛み合うピニオンギアと、該ピニオンギアを回転させるアクチュエータと、を備えているステージと、を有することを特徴とする、立坑造成用ステージシステム。 - 前記ラック群は、相互に別のタイミングで降下される第一ラック群と第二ラック群とを含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の立坑造成用ステージシステム。
- 請求項1に記載の立坑造成用ステージシステムを用いて立坑を造成する、立坑造成方法であって、
所定段の支保工の有する複数の前記突起に対して前記ステージを仮固定する、ステージ仮固定工程と、
前記ステージの下方において所定深度まで立坑の造成を行う、造成工程と、
複数の前記ラックの下端を前記ステージよりも下方にある支保工まで降下させ、任意の支保工に複数の前記ラックを仮固定した後、前記ステージの仮固定を解除するラック仮固定工程と、
前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記ステージを下方の支保工まで降下させる、ステージ降下工程と、を有し、
前記各工程を繰り返すことにより前記立坑を造成することを特徴とする、立坑造成方法。 - 請求項2に記載の立坑造成用ステージシステムを用いて立坑を造成する、立坑造成方法であって、
所定段の支保工の有する複数の前記突起に対して、前記ステージが仮固定されている前記第一ラック群を仮固定する、第一ラック群仮固定工程と、
前記ステージの下方において所定深度まで立坑の造成を行う、造成工程と、
前記第二ラック群の下端を前記ステージよりも下方にある支保工まで降下させ、任意の支保工に前記第二ラック群を仮固定した後、前記第一ラック群に対する前記ステージの仮固定を解除して前記第二ラック群に仮固定する該ステージの仮固定の盛り替えを行い、該第一ラック群の仮固定を解除する、第二ラック群仮固定工程と、
前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記ステージを下方の支保工まで降下させる、ステージ降下工程と、を有し、
前記各工程を繰り返すことにより前記立坑を造成することを特徴とする、立坑造成方法。 - 前記ラック仮固定工程もしくは前記第二ラック群仮固定工程では、前記ラックの下端を下方にある支保工のさらに下方の造成床まで降下させ、
前記造成床において前記支保工を地組みして地組み支保工を形成し、該地組み支保工を前記ラックの下端に仮固定する、地組み支保工仮固定工程と、
前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記地組み支保工を上方の支保工から所定長離間した位置まで上昇させ、該地組み支保工を、前記立坑に対して直接的に、もしくは上方の支保工に対して間接的に固定する、地組み支保工固定工程と、をさらに有することを特徴とする、請求項3又は4に記載の立坑造成方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115142853A (zh) * | 2022-07-04 | 2022-10-04 | 中煤第三建设集团机电安装工程有限责任公司 | 一种快速安装独眼立井井筒装备的施工方法 |
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JPS576640Y2 (ja) * | 1978-09-30 | 1982-02-08 | ||
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JPH06115858A (ja) * | 1992-10-07 | 1994-04-26 | Kajima Corp | 揚重装置およびその使用方法 |
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