JP7133509B2 - 立坑造成用ステージシステム及び立坑造成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、立坑造成用ステージシステム及び立坑造成方法に関する。
立坑の造成においては、作業床または作業に用いる設備用の架台となるステージの盛り替えが、地盤の掘削に追従して行われる。地盤の掘削が発破を伴う場合、このステージは発破作業時の飛散防止機能をさらに有する。
従来のステージの盛り替え方法は、地上に設置されているクレーン等を用いてステージを吊り降ろす方法が一般に適用されているが、ステージが立坑の壁面に引っ掛かって動かせなくなることや、ステージの姿勢が崩れ易いこと、ステージを立坑の壁面に固定するための器具となるブラケットの位置ずれによりステージの位置決めが困難になるといった課題がある。また、吊り荷であるステージの上方や下方は安全上の理由から作業員を配置することができないため、限られたスペースにて介錯作業を行う必要があることから作業効率が悪くなる。加えて、立坑にステージを固定するためのブラケットは強度を要することからその重量は一般に大きくなり、そのためにブラケットの設置作業が困難になり易い。
このように、立坑の造成に際して、ステージの盛り替え作業には様々な課題がある。
一方、立坑の造成において造成された壁面に支保工を施工する場合、一般には以下の施工方法が適用される。まず、支保工を形成する支保工部材を地上にあるクレーンで吊り降ろす。次に、既に取り付けられている上方の支保工にタイロッドを取り付け、掘削面に配置した移動式クレーン等で支保工部材を吊り上げ、タイロッドに取付ける。次に、すべての支保工部材をタイロッドに取付け、測量を行いながら各支保工部材の位置合せを行う。次に、鉄筋棒等を用いて各支保工部材を仮固定した後、支保工部材の間に吹付けコンクリートを施工することにより、立坑の壁面に対して支保工が施工される。
上記施工方法において、支保工部材をタイロッドに取付けた段階では、支保工部材は手で押せば容易に動く状態であることから、支保工部材を位置合せする際においても、一方の支保工部材を固定すると他方の支保工部材がずれるといった課題がある。また、支保工部材は重量物であることから、精緻な位置決め作業は容易でない。
このように、立坑の造成に際して、支保工の施工にも様々な課題がある。
ここで、吊り足場に削岩機を搭載して立坑の坑壁に発破孔を形成する際に、立坑内において効率的に発破孔を形成する方法が提案されている。より具体的には、立坑内を昇降可能な吊り足場の作業床面に削岩装置を設置し、削岩装置を駆動して立坑の坑壁に発破孔を形成する発破孔形成方法であり、削岩装置のロッドの延長線上においてロッドの先端に設けられた削岩ビットとは反対側に位置する吊り足場の外周から振れ止めを突出させた後に、削岩ビットで坑壁を削岩する(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-236327号公報
特許文献1に記載の発破孔形成方法によれば、立坑内において効率的に発破孔を形成することはできるが、立坑の造成に当たり、ステージを吊り降ろしながらステージの盛り替えを行う際の様々な課題や支保工の施工の際の様々な課題を解消するものではない。
本発明は、立坑の造成に当たり、ステージを吊り降ろしながらステージの盛り替えを行う際の様々な課題を解消することができ、かつ支保工の施工の際の様々な課題を解消することのできる、立坑造成用ステージシステム及び立坑造成方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明による立坑造成用ステージシステムの一態様は、
立坑の内周面に沿って無端状に延設し、該立坑の内側に張り出す複数の突起を備えている支保工が、該立坑の長手方向に間隔を置いて複数取り付けられている支保工群と、
複数の前記支保工の有する前記突起に沿って前記長手方向にスライド自在であり、該長手方向に延設して該突起に仮固定される、複数のラックにより形成されるラック群と、
前記立坑の内側に昇降自在に配設されているステージであって、前記ラックに噛み合うピニオンギアと、該ピニオンギアを回転させるアクチュエータと、を備えているステージと、を有することを特徴とする。
本態様によれば、例えばH形鋼等の形鋼により形成される支保工から立坑の内側に張り出す突起に沿って立坑の長手方向(例えば鉛直方向)に複数のラックがスライド自在に取り付けられ、ステージの有するアクチュエータにより回転されるピニオンギアがラックに噛み合うことにより、ラックに沿ってステージを安定的かつ効率的に昇降させる(盛り替える)ことができる。そのため、クレーン等を用いてステージを吊り降ろす方法の有する、上記様々な課題を解消することができる。また、支保工の施工においても、例えば造成床(切羽)にて地組された支保工をラックに取り付け、アクチュエータを作動し、ピニオンギアを介してラックを上昇させることにより、所定の位置に精度よく支保工を位置決めし、施工することができる。
ここで、ステージには、資機材をステージの上下に搬出入するための開口が設けられ、開口が開閉蓋にて開閉されるようになっているのが望ましい。資機材をステージの上下に搬出入する場合や作業員がステージの上下に移動する場合に開口蓋が開き、それ以外の施工時には開閉蓋が閉じていることにより、ステージが資機材の搬出入口と安全な作業床の機能を有する。また、掘削を発破にて行う場合には、開閉蓋を閉じておくことにより、ステージによる飛散防止が図られる。
例えば、円筒状の立坑において、鉛直方向に所定の間隔を置いて複数の支保工が施工され、各支保工は周方向に間隔を置いて複数の突起を有するとともに、各支保工の有する突起は上下の位置関係にあるように設けられており、この上下の位置関係にある突起に沿ってラックが昇降自在に設けられている。例えば、支保工がその周方向に60度間隔で六つの突起を有する場合、複数の支保工の対応する突起同士が上下の位置関係に配置されて六つの突起群を形成し、それぞれの突起群に対して六つのラックが昇降自在に配設される。この場合、平面視円形のステージにおいて、六つのラックに対応する位置にそれぞれモータ等のアクチュエータが装備され、各アクチュエータの回転軸に装着されているピニオンギアが対応するラックに噛み合うようにして構成される。ステージを昇降させる際は、全てのアクチュエータを同期して回転制御する。
支保工の有する突起と、ラックと、ステージはいずれも、例えばボルトが挿通されるボルト孔を有しており、突起とラックの双方のボルト孔を連通させてボルトを挿通することにより、支保工に対してラックを仮固定することができ、突起とステージの双方のボルト孔を連通させてボルトを挿通することにより、支保工に対してステージを仮固定することができる。
本態様の立坑造成用ステージシステムを適用することにより、例えばステージを任意の支保工の突起に仮固定し、ステージ下方の掘削(重機による掘削や発破等)を行った後、ラック群を下方に降下させて任意の支保工に仮固定し、ステージの仮固定を解除してラック群に沿ってステージを降下させ、この各工程を繰り返すことにより、効率的に立坑を造成することができる。
また、本発明による立坑造成用ステージシステムの他の態様において、前記ラック群は、相互に別のタイミングで降下される第一ラック群と第二ラック群とを含んでいることを特徴とする。
本態様によれば、相互に別のタイミングで降下される第一ラック群と第二ラック群を有することにより、例えば支保工に仮固定されている第一ラック群にステージを仮固定し、ステージ下方の掘削を行った後、第二ラック群を下方に降下させて任意の支保工に仮固定し、ステージの仮固定を解除して第二ラック群に沿ってステージを降下させることにより、ステージを支保工に仮固定することなく、掘削に追随したステージの盛り替えを行うことができる。
また、本発明による立坑造成方法の一態様は、
前記立坑造成用ステージシステムを用いて立坑を造成する、立坑造成方法であって、
所定段の支保工の有する複数の前記突起に対して前記ステージを仮固定する、ステージ仮固定工程と、
前記ステージの下方において所定深度まで立坑の造成を行う、造成工程と、
複数の前記ラックの下端を前記ステージよりも下方にある支保工まで降下させ、任意の支保工に複数の前記ラックを仮固定した後、前記ステージの仮固定を解除するラック仮固定工程と、
前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記ステージを下方の支保工まで降下させる、ステージ降下工程と、を有し、
前記各工程を繰り返すことにより前記立坑を造成することを特徴とする。
本態様によれば、支保工の有する突起にステージを仮固定してステージ下方を掘削(重機による掘削や発破等)し、ラックを下方に降下させて任意の支保工に仮固定した後、ラックに沿ってステージを降下させることにより、地盤の掘削に追随してステージを安定的かつ効率的に盛り替えながら、立坑を造成することができる。尚、本態様の立坑造成方法は、ラック群を形成する全てのラックが同時に降下される立坑造成用ステージシステムを用いた造成方法である。
また、本発明による立坑造成方法の他の態様は、前記立坑造成用ステージシステムを用いて立坑を造成する、立坑造成方法であって、
所定段の支保工の有する複数の前記突起に対して、前記ステージが仮固定されている前記第一ラック群を仮固定する、第一ラック群仮固定工程と、
前記ステージの下方において所定深度まで立坑の造成を行う、造成工程と、
前記第二ラック群の下端を前記ステージよりも下方にある支保工まで降下させ、任意の支保工に前記第二ラック群を仮固定した後、前記第一ラック群に対する前記ステージの仮固定を解除して前記第二ラック群に仮固定する該ステージの仮固定の盛り替えを行い、該第一ラック群の仮固定を解除する、第二ラック群仮固定工程と、
前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記ステージを下方の支保工まで降下させる、ステージ降下工程と、を有し、
前記各工程を繰り返すことにより前記立坑を造成することを特徴とする。
本態様によれば、例えば支保工に仮固定されている第一ラック群にステージを仮固定し、ステージ下方の掘削を行った後、第二ラック群を下方に降下させて任意の支保工に仮固定し、ステージの仮固定を解除して第二ラック群に沿ってステージを降下させることにより、ステージを支保工に仮固定することを不要にできるため、掘削に追随したより一層効率的なステージの盛り替えを行うことができる。
また、本発明による立坑造成方法の他の態様において、前記ラック仮固定工程もしくは前記第二ラック群仮固定工程では、前記ラックの下端を下方にある支保工のさらに下方の造成床まで降下させ、
前記造成床において前記支保工を地組みして地組み支保工を形成し、該地組み支保工を前記ラックの下端に仮固定する、地組み支保工仮固定工程と、
前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記地組み支保工を上方の支保工から所定長離間した位置まで上昇させ、該地組み支保工を、前記立坑に対して直接的に、もしくは上方の支保工に対して間接的に固定する、地組み支保工固定工程と、をさらに有することを特徴とする。
本態様によれば、造成床(切羽)において支保工を地組みして地組み支保工を形成し、地組み支保工が仮固定されたラックをステージに装備されたアクチュエータの作動によって上昇させて位置決めし、固定することにより、支保工の位置決めを精度よく行うことができ、支保工を効率的に設置することができる。ここで、「地組み支保工を立坑に対して直接的に固定する」とは、例えば、立坑の坑壁に支保工を設置し、吹付けコンクリート等を施工することにより、支保工を固定することを意味する。また、「地組み支保工を上方の支保工に対して間接的に固定する」とは、例えば、タイロッド等を用いて上方の支保工に対して地組み支保工を吊持させることを意味する。
立坑が造成される地盤の性状に応じて、支保工と吹付けコンクリートによる覆工に加えて、ロックボルトの打設を行ってもよく、この場合はNATM工法(NATM:New Austrian Tunneling Method)を用いた立坑の造成となる。
以上の説明から理解できるように、本発明の立坑造成用ステージシステム及び立坑造成方法によれば、立坑の造成に当たり、地盤の掘削に追随したステージの盛り替えを安定的かつ効率的に行うことができ、支保工を精度よく位置決めして設置することができる。
第1の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例を示す斜視図であって、立坑の内部を透視した図である。 ステージ上のアクチュエータに装備されたピニオンギアとラックの関係を示すとともに、支保工の有する突起に対するステージの仮固定を説明する図である。 第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。 図3に続いて第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。 図4に続いて第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。 図5に続いて第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。 図6に続いて第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。 図7に続いて第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。 図8に続いて第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。 図9に続いて第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。 第2の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例を示す斜視図であって、立坑の内部を透視した図である。 ステージ上のアクチュエータに装備されたピニオンギアとラックの関係を示すとともに、支保工の有する突起に対するステージの仮固定、及びラックに対するステージの仮固定を説明する図である。 第2の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。 図13に続いて第2の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。
以下、各実施形態に係る立坑造成用ステージシステム及び立坑造成方法について、添付の図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
[第1の実施形態に係る立坑造成用ステージシステム]
はじめに、図1及び図2を参照して、第1の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例について説明する。ここで、図1は第1の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例を示す斜視図であって、立坑の内部を透視した図である。また、図2は、ステージ上のアクチュエータに装備されたピニオンギアとラックの関係を示すとともに、支保工の有する突起に対するステージの仮固定を説明する図である。尚、図1や図3等においては、図2に示すアクチュエータ50の図示を省略している。
立坑造成用ステージシステム100は、地盤Gに施工される立坑Sの長手方向L(鉛直方向)に間隔を置いて取り付けられている複数の支保工10により形成される支保工群15と、円筒状の立坑Sの周方向に間隔を置いて昇降自在に配設されている複数のラック20により形成されるラック群25と、立坑Sの内側に昇降自在に配設されているステージ40と、を有する。尚、図示する立坑Sは円筒状であるが、直方体状の立坑や、長手方向に断面寸法や断面形状が変化する立坑等であってもよい。
環状(無端状)の支保工10は、H形鋼等の形鋼や角形鋼管等により形成される複数(図示例は六つ)の弧状の支保工ピース11を、溶接やボルト等にて接合することにより形成される。図1には、地表面側から順に、第一段の支保工10A,第二段の支保工10B、第三段の支保工10C,及び第四段の支保工10Dの四つの支保工が、立坑Sの内周面S1に沿って長手方向Lに所定の間隔を置いて配設されている状態を示している。第四段の支保工10Dの下方には造成床S2があり、地盤Gの掘削に応じて造成床S2が下方に移動するにつれて、順次下方に別途の支保工が取り付けられることになる。地盤Gの性状に応じて、上下に間隔を置いて配設される支保工10の間には、吹付けコンクリートが施工されてもよい。尚、各支保工の取り付け方法は、以下の立坑造成方法において詳説する。
支保工10には、立坑Sの内側に張り出す複数の突起12が取り付けられている。突起12は、H形鋼等の形鋼により、もしくは、複数の鋼板を溶接して箱型に組み付ること等により形成され、例えば、一つの突起12が一つの支保工ピース11の中央位置に溶接等により固定される。突起12の両側面にはボルト孔12aが開設されている。
各支保工10A乃至10Dの有する六つの突起12は、立坑Sの長手方向Lの対応する位置に設けられており、図示例では、長手方向Lに間隔を置いて並ぶ四つの突起12からなる突起群が立坑Sの周方向に60度間隔に配置されている。
各突起群を形成する四つの突起12の側方(図示例では、立坑Sの内側から見て突起群の右側)にはラック20が配設され、ラック20は四つの突起12に沿うようにしてY1方向に昇降する。
ラック20は、鉛直方向に延設して少なくとも三段の支保工10に亘る長さを有しており、ラック20の側面には、その長手方向に間隔を置いて複数のボルト孔21が開設されている。ラック20が昇降された任意の位置において、任意のボルト孔21と突起12のボルト孔12aが位置合わせされ、双方のボルト孔21,12aにボルトを螺合することにより、支保工10に対するラック20の仮固定を図ることができる。ここで、ラック20は、突起群を形成する複数の突起12のうちのいずれの突起12に対して仮固定されてもよい。図1においては、例えば、第二段の支保工10Bの有する六つの突起12に対して、それぞれ対応するラック20がボルト接合されている。
ステージ40は、環状の支保工10の内径よりも小径の平面視円形を呈しており、内部に資機材の搬出入口や作業員の出入り口となる開口41を有する。図示例のステージ40は、二つの開口蓋42が蝶番を介して開口41の左右端に取り付けられ、それぞれの開口扉42がX1方向に回動して観音開きするように構成されている。ステージ40を作業床として使用する場合や、ステージ40の下方の掘削を発破等により行う場合は、開口41を閉じた状態で使用する。一方、開口41を開くことにより、ステージ40の下方に資機材を搬送したり、ステージ40上の作業員がステージ40の下方の例えば造成床S2に移動することができる。
図2に示すように、ステージ40の上面には、支保工10の有する突起12と、突起12の側方にあるラック20の双方が遊嵌する開口45が開設されている。図1に示す立坑造成用ステージシステム100では、ステージ40の周方向に60度の間隔を置いて六つの開口45が開設されている。開口45の周囲のうち、ラック20に対応する位置には鍵型のガイド柵48が取り付けられており、ガイド柵48の2つの側面のうち、ステージ40の中心側に対向した側面には窓48aが開設されている。
ステージ40の上面におけるガイド柵48の近傍には、台座51が取り付けられており、台座51の上にアクチュエータであるモータ50が搭載されている。モータ50の回動軸にはピニオンギア55が装備されており、ピニオンギア55の一部はガイド柵48の窓48aを介してラック20側に突設し、ピニオンギア55とラック20は噛み合っている。図1に示す立坑造成用ステージシステム100では、六つの開口45の近傍においてピニオンギア55が装備されたモータ50がそれぞれ載置され、対応するラック20とピニオンギア55が噛み合っている。
ステージ40の開口45の側方(ガイド柵48と反対側の側方)には、座ぐり溝46が開設され、座ぐり溝46の側方にはボルト孔47が形成されている。
ステージ40をY1方向に昇降させる際には、六つのモータ50を同期して作動させることにより、各モータ50に装備されているピニオンギア55を介して六つのラック20に沿ってステージ40が昇降する。ステージ40が所望の位置に到達した際に、六つの座ぐり溝46のボルト孔47と、それぞれのボルト孔47に対応する突起12のボルト孔12aに対してボルト60をX2方向に螺合することにより、支保工10に対するステージ40の仮固定が図られる。ここで、図示を省略するが、ステージ40の上、もしくは地上にある管理棟にはコントローラがあり、このコントローラにより、六つのモータ50の同期作動制御や同期停止制御を図ることができる。例えば、施工管理者の有するスマートフォンやタブレット等のユーザ端末の制御スイッチをON/OFFすることにより、制御信号を無線通信にてコントローラに送信し、コントローラからの制御信号を各モータ50に送信することにより、各モータ50の作動制御を実行する。
一方、任意の支保工10の有する六つの突起12のボルト孔12aと、それぞれのボルト孔12aに対応する六つのラック20のボルト孔21に対してボルト60を螺合することにより、支保工10に対する六つのラック20の仮固定が図られる。
尚、台座51がステージ40に対してスライド自在に構成され、ラック20に対してステージ40を昇降させる際には、台座51がステージ40の径方向外側にスライドしてピニオンギア55とラック20を噛み合わせ、ステージ40を昇降させない際には、台座51がステージ40の径方向内側にスライドしてピニオンギア55とラック20の係合を解除するように構成してもよい。
[第1の実施形態に係る立坑造成方法]
次に、図3乃至図10を参照して、第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例について説明する。ここで、図3乃至図10は順に、第1の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。
ここでは、図3に示すように、立坑Sの内周面S1に対して第四段の支保工10Dまでが施工されているものとする。図3に示すように、ステージ40は第三段の支保工10Cの位置において、支保工10Cの有する各突起12にボルト接合により仮固定されており(ステージ仮固定工程)、ラック群25を形成する六つのラック20は、例えば第二段の支保工10Bの有する各突起12にボルト接合により仮固定されて、各ラック20の下端は第三の支保工10Cに位置しているものとする。尚、六つのラック20は、第一段の支保工10Aや第三段の支保工10Cの有する各突起12にボルト接合により仮固定されていてもよい。
図3に示す状態から、ステージ40を下方に降下させる盛り替えを行う。まず、図4に示すように、第二段の支保工10Bの有する各突起12からボルト60を取り外すことにより、支保工10Bに対する六つのラック20の仮固定を解除する。次いで、例えば、ステージ40に搭載されている各モータ50を作動させ、ピニオンギア55を介して、各ラック20の下端が第四段の支保工10Dの位置に到達するまで各ラック20をY2方向に降下させる。例えば、ステージ40の位置する第三段の支保工10Cの各突起12に対して、盛り替え後の各ラック20をボルト接合により仮固定する。
盛り替え後の各ラック20を例えば第三段の支保工10Cの各突起12に仮固定した後、第三段の支保工10Cの各突起12に仮固定されていたステージ40の仮固定を解除する(以上、ラック仮固定工程)。
次に、図5に示すように、ステージ40に搭載されている各モータ50を作動させ、ピニオンギア55を介して、第三段の支保工10Cに仮固定されている各ラック20に沿ってステージ40を第四段の支保工10DまでY3方向に降下させる(ステージ降下工程)。そして、ステージ40を、第四段の支保工10Dの有する各突起12にボルト接合により仮固定する(ステージ仮固定工程)。
ステージ40を第四段の支保工10Dに仮固定した後、図6に示すように、ステージ40の下方を重機により掘削したり、発破等を行うことにより、立坑の深度を深くしていく(造成工程)。この造成工程においては、ステージ40の開口扉42を開いて開口41を形成し、地上にあるクレーン等の重機を用いて、開口41を介して掘削用重機を造成床S2に吊り下ろすことができる(いずれの施工機械ともに図示せず)。あるいは、第四段の支保工10Dから造成床S2まで梯子をかけ、開口41を介して作業員が造成床S2に到達し、発破の準備をした後、開口41を閉じて発破を行うことができる。この造成工程により、当初の造成床S2から所定深度深い造成床S3までの造成が行われる。
造成工程に次いで、第四段の支保工10Dの下方に、別途の支保工の設置を行う。具体的には、図7に示すように、ステージ40の開口41を開き、地上にあるクレーン等の重機を用いて、ワイヤWにより吊り下げられた支保工ピース11を造成床S3にY4方向に吊り下ろす。
図8に示すように、造成床S3上において、吊り下ろされた複数(図示例は六つ)の支保工ピース11を地組みして地組み支保工10Eを形成する。この地組みに際しては、第四段の支保工10Dから造成床S3まで梯子をかけ、ステージ40の開口41を介して、作業員がY5方向に移動し、造成床S3に到達することにより行うことができる。
次に、図9に示すように、第三段の支保工10Cの各突起12に対する各ラック20の仮固定を解除し、ステージ40に搭載されている各モータ50を作動させ、ピニオンギア55を介して、各ラック20をY6方向に降下させてそれらの下端を造成床S3まで到達させる。そして、各ラック20を地組み支保工10Eの有する各突起12にボルト接合により仮固定する(以上、地組み支保工仮固定工程)。
次に、図10に示すように、各モータ50を作動させ、ピニオンギア55を介して、各ラック20をY7方向に上昇させ、第四段の支保工10Dから所定間隔離れた位置において地組み支保工10Eを位置決めする。地組み支保工10Eを位置決めした後、例えば、地組み支保工10Eを第四段の支保工10Dからタイロッド等により吊持したり、あるいは、タイロッド等による吊持に加えて第四段の支保工10Dと地組み支保工10Eの間に吹付けコンクリートを施工すること等により、立坑Sの内周面S1に対して地組み支保工10Eを設置する(地組み支保工固定工程)。
地組み支保工固定工程の後、以上で説明したステージ仮固定工程、ラック仮固定工程、ステージ降下工程、及び造成工程を繰り返し実行することにより、所定深度までの立坑の造成が行われる。
図示する立坑造成方法によれば、立坑Sの造成に当たり、ステージを吊り降ろしながらステージの盛り替えを行う際の様々な課題や支保工の施工の際の様々な課題を解消することができ、地盤Gの掘削に追随したステージ40の盛り替えを安定的かつ効率的に行うことができ、支保工10を精度よく位置決めして設置することができる。
[第2の実施形態に係る立坑造成用ステージシステム]
次に、図11及び図12を参照して、第2の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例について説明する。ここで、図11は第2の実施形態に係る立坑造成用ステージシステムの一例を示す斜視図であって、立坑の内部を透視した図である。また、図12は、ステージ上のアクチュエータに装備されたピニオンギアとラックの関係を示すとともに、支保工の有する突起に対するステージの仮固定、及びラックに対するステージの仮固定を説明する図である。
立坑造成用ステージシステム200は、各支保工10の有する各突起12の左右に一組のラック20、30を有し、六つのラック20により形成される第一ラック群25と、六つのラック30により形成される第二ラック群35とを有し、第一ラック群25と第二ラック群35が相互に別のタイミングで降下されるように構成されている点において、立坑造成用ステージシステム100と相違する。
図12に示すように、ステージ40の上面には、支保工10の有する突起12と、突起12の左右の側方にあるラック20,30が遊嵌する開口49が開設されている。開口49の周囲のうち、左右のラック20,30に対応する位置には二つの鍵型のガイド柵48が取り付けられており、ガイド柵48の2つの側面のうち、ステージ40の中心側に対向した側面には窓48aが開設されており、他方の側面にはボルト孔48bが開設されている。ラック20,30の有するボルト21,31にガイド柵48の有するボルト孔48bが位置決めされ、ボルト60がX3方向に螺合されることにより、ラック20もしくはラック30に対するステージ40の仮固定が図られる。より具体的には、第一ラック群25を形成する六つのラック20に対して、もしくは、第二ラック群35を形成する六つのラック30に対して、ステージ40が仮固定される。
ステージ40の上面におけるガイド柵48の近傍には、台座51,57が取り付けられており、台座51,57の上にはそれぞれ、アクチュエータであるモータ50,56が搭載されている。モータ50,56の回動軸にはピニオンギア55,58が装備されており、ピニオンギア55,58の一部は、それぞれガイド柵48の窓48aを介してラック20側とラック30側に突設し、ピニオンギア55,58とラック20,30は噛み合っている。図11に示す立坑造成用ステージシステム200では、六つの開口49の近傍においてピニオンギア55,58が装備されたモータ50,56がそれぞれ載置され、対応するラック20、30とピニオンギア55、58が噛み合っている。
立坑造成用ステージシステム100においては、ステージ40の盛り替えに当たり、ステージ40を支保工10に仮固定することを要した。これに対して、立坑造成用ステージシステム200においては、第一ラック群25と第二ラック群35の一方を任意の支保工10に仮固定するとともに当該一方のラック群に対してステージ40を仮固定し、ステージ40が仮固定されていない他方のラック群を下方に降下して任意の支保工10に仮固定した後、一方の支保工群に対するステージ40の仮固定を解除して他方の支保工群に仮固定し、ステージ40を降下させる盛り替えを行うことができる。すなわち、ステージ40を支保工10に仮固定することなく、地盤の掘削に追随した、より一層効率的なステージ40の盛り替えを実行することができる。
[第2の実施形態に係る立坑造成方法]
次に、図13及び図14を参照して、第2の実施形態に係る立坑造成方法の一例について説明する。ここで、図13及び図14は順に、第2の実施形態に係る立坑造成方法の一例を説明する工程図である。尚、図13及び図14においては、図12に示すアクチュエータ50、56の図示を省略している。
ここでは、図13に示すように、立坑Sの内周面S1に対して第五段の支保工10Eまでが施工されているものとする。図13に示すように、ステージ40は第三段の支保工10Cの位置に位置決めされており、ステージ40は第一ラック群25を構成する六つのラック20の中段においてボルト接合により仮固定されている。さらに、六つのラック20は、例えば第二段の支保工10Bの有する各突起12にボルト接合により仮固定されている。一方、ステージ40が仮固定されていない第二ラック群35を構成する六つのラック30は、例えば第一段の支保工10Aの有する各突起12にボルト接合により仮固定されている(第一ラック群仮固定工程)。尚、六つのラック20は、第三段の支保工10Cの有する各突起12にボルト接合により仮固定されていてもよく、六つのラック30は、第二段の支保工10Bや第三段の支保工10Cの有する各突起12にボルト接合により仮固定されていてもよい。
図13に示す状態から、ステージ40を下方に降下させる盛り替えを行う。具体的には、図14に示すように、第一段の支保工10Aの有する各突起12からボルト60を取り外すことにより、支保工10Aに対する六つのラック30の仮固定を解除する。次いで、例えば、ステージ40に搭載されている各モータ56を作動させ、ピニオンギア58を介して、六つのラック30の下端をステージ40よりも下方の支保工である第五段の支保工10EまでY9方向に降下させ、例えば第三段の支保工10Cに各ラック30を仮固定する。
次に、第一ラック群25を構成する六つのラック20に対するステージ40の仮固定を解除し、第二ラック群35を構成する六つのラック30にステージ40を仮固定する、ステージ40の仮固定の盛り替えを行う。さらに、第二段の支保工10Bに対する第一ラック群25を構成する六つのラック20の仮固定を解除する(以上、第二ラック群仮固定工程)。
次に、ステージ40に搭載されている各モータ50を作動させ、ピニオンギア55を介して、ステージ40が第四段の支保工10Dの位置に到達するまでステージ40をY8方向に降下させる(ステージ降下工程)。
ステージ降下工程の後は、図6に示す造成工程を実行し、次いで、図7乃至図10に示す地組み支保工仮固定工程及び地組み支保工固定工程を行う。そして、地組み支保工固定工程の後、以上の第一ラック群仮固定工程、第二ラック群仮固定工程、ステージ降下工程、及び造成工程を繰り返し実行することにより、所定深度までの立坑の造成が行われる。
図示する立坑造成方法によれば、立坑Sの造成に当たり、ステージを吊り降ろしながらステージの盛り替えを行う際の様々な課題や支保工の施工の際の様々な課題を解消することができ、地盤Gの掘削に追随したステージ40の盛り替えを安定的かつ効率的に行うことができ、支保工10を精度よく位置決めして設置することができる。また、ステージ40を支保工10に仮固定することなく、地盤の掘削に追随した、より一層効率的なステージ40の盛り替えを実行することができる。
以上、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
10,10A、10B,10C,10D:支保工、10E:支保工(地組み支保工)、11:支保工ピース、12:突起、12a:ボルト孔、15:支保工群、20:ラック、21:ボルト孔、25:ラック群(第一ラック群)、30:ラック、35:ラック群(第二ラック群)、40:ステージ、41:開口、42:開口蓋、45,49:開口、46:座ぐり溝、47:ボルト孔、48:ガイド柵、50,56:アクチュエータ(モータ)、51,57:台座、55,58:ピニオンギア、60:ボルト、100,200:立坑造成用ステージシステム、G:地盤、S:立坑、S1:内周面、S2,S3:造成床

Claims (5)

  1. 立坑の内周面に沿って無端状に延設し、該立坑の内側に張り出す複数の突起を備えている支保工が、該立坑の長手方向に間隔を置いて複数取り付けられている支保工群と、
    複数の前記支保工の有する前記突起に沿って前記長手方向にスライド自在であり、該長手方向に延設して該突起に仮固定される、複数のラックにより形成されるラック群と、
    前記立坑の内側に昇降自在に配設されているステージであって、前記ラックに噛み合うピニオンギアと、該ピニオンギアを回転させるアクチュエータと、を備えているステージと、を有することを特徴とする、立坑造成用ステージシステム。
  2. 前記ラック群は、相互に別のタイミングで降下される第一ラック群と第二ラック群とを含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の立坑造成用ステージシステム。
  3. 請求項1に記載の立坑造成用ステージシステムを用いて立坑を造成する、立坑造成方法であって、
    所定段の支保工の有する複数の前記突起に対して前記ステージを仮固定する、ステージ仮固定工程と、
    前記ステージの下方において所定深度まで立坑の造成を行う、造成工程と、
    複数の前記ラックの下端を前記ステージよりも下方にある支保工まで降下させ、任意の支保工に複数の前記ラックを仮固定した後、前記ステージの仮固定を解除するラック仮固定工程と、
    前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記ステージを下方の支保工まで降下させる、ステージ降下工程と、を有し、
    前記各工程を繰り返すことにより前記立坑を造成することを特徴とする、立坑造成方法。
  4. 請求項2に記載の立坑造成用ステージシステムを用いて立坑を造成する、立坑造成方法であって、
    所定段の支保工の有する複数の前記突起に対して、前記ステージが仮固定されている前記第一ラック群を仮固定する、第一ラック群仮固定工程と、
    前記ステージの下方において所定深度まで立坑の造成を行う、造成工程と、
    前記第二ラック群の下端を前記ステージよりも下方にある支保工まで降下させ、任意の支保工に前記第二ラック群を仮固定した後、前記第一ラック群に対する前記ステージの仮固定を解除して前記第二ラック群に仮固定する該ステージの仮固定の盛り替えを行い、該第一ラック群の仮固定を解除する、第二ラック群仮固定工程と、
    前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記ステージを下方の支保工まで降下させる、ステージ降下工程と、を有し、
    前記各工程を繰り返すことにより前記立坑を造成することを特徴とする、立坑造成方法。
  5. 前記ラック仮固定工程もしくは前記第二ラック群仮固定工程では、前記ラックの下端を下方にある支保工のさらに下方の造成床まで降下させ、
    前記造成床において前記支保工を地組みして地組み支保工を形成し、該地組み支保工を前記ラックの下端に仮固定する、地組み支保工仮固定工程と、
    前記アクチュエータを作動し、回転する前記ピニオンギアを前記ラックに噛み合わせながら前記地組み支保工を上方の支保工から所定長離間した位置まで上昇させ、該地組み支保工を、前記立坑に対して直接的に、もしくは上方の支保工に対して間接的に固定する、地組み支保工固定工程と、をさらに有することを特徴とする、請求項3又は4に記載の立坑造成方法。
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