JP2020192179A - 本体カバーの着脱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】意図しない本体カバーの外れを防止できるとともに、メンテナンス時に本体カバーを工具等で容易に取り外すことができる本体カバーの着脱構造を提供する。【解決手段】本発明に係る本体カバーの着脱構造には、電気が流れる可能性のある充電部を収容し、充電部に面するメンテナンス用開口部Hが形成されている本体部2と、本体部2に係止することによりメンテナンス用開口部Hを覆うことが可能で、かつ、メンテナンス用開口部Hに対して着脱可能な本体カバー24と、が備えられ、本体部2に、爪部24cを係止する孔部21bと、本体部2に本体カバー24を取り付けた状態で、切り欠き部24hの中央側に位置して塞ぐリブ部21eが設けられ、切り欠き部24hの縁部とリブ部21eとの間に、外側から充電部側に向かうにつれて断面積の小さくなるテーパ状の工具差し込み用隙間24h1・24h2が設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、本体カバーの着脱構造に関する。
電気炊飯器等の家電製品においては、従来より、例えば、特許文献1に開示されているような本体カバーの着脱構造が採用されている。
本体カバーは、例えば、本体部に収容されている電気が流れる可能性のある部分を覆うようになっており、本体カバーは、本体部の内部のメンテナンス等が行えるようにするために、本体部に対して着脱可能となっている。
特開2003−164373号公報
ところで、本体部に係止して取り付けるタイプの本体カバーは、工具等で着脱できるように縁部に切り欠き部が設けられている。極端な使用シーンでは、その切り欠き部に、指を誤って差し込んだり、着用するアクセサリー等の一部を引っ掛けたりして、意図せず本体カバーを外してしまう人が出現することも想定される。そのような場合、ユーザーが本体部の内部の電気が流れる可能性のある部分に晒されることになるため、そのような状況が極力生じ難くするように改善を施す余地があった。
本発明は、斯かる現状の課題に鑑みてなされたものであり、意図しない本体カバーの外れを防止できるとともに、メンテナンス時に本体カバーを工具等で容易に取り外すことができる本体カバーの着脱構造を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明に係る本体カバーの着脱構造は、
電気が流れる可能性のある充電部を収容し、前記充電部に面するメンテナンス用開口部が形成されている本体部と、
前記本体部に係止することにより前記メンテナンス用開口部を覆うことが可能で、かつ、前記メンテナンス用開口部に対して着脱可能な本体カバーと、が備えられ、
前記本体カバーに、縁部に形成されて外側から前記充電部に向けて貫通する切り欠き部と、前記切り欠き部の近傍に形成される係止用の爪部と、が設けられ、
前記本体部に、前記爪部を係止する孔部と、前記本体部に前記本体カバーを取り付けた状態で、前記切り欠き部の中央側に位置して塞ぐリブ部が設けられ、
前記切り欠き部の縁部と前記リブ部との間に、外側から前記充電部側に向かうにつれて断面積の小さくなるテーパ状の工具差し込み用隙間が設けられているものである。
このような構成によれば、カバーの切り欠き部から、指が差し入れようとしたり、フック状のものを差し入れようとしても、本体部に形成されたリブ部で切り欠き部が塞がれているので、そのようなことが行えなくなっている。このため、本体部に係止して取り付けるタイプの本体カバーであっても、ユーザーが意図せず本体カバーを外してしまうことを有効に防止できる。一方、メンテナンス等の際に本体カバーを取り外す際には、テーパ状の工具差し込み用隙間に、マイナスドライバー等の先端を差し込み、テコの力を掛けることにより、孔部に対する爪部の係止を解除して、本体カバーの取り外しを容易に行うことができる。
よって、本発明であれば、意図しない本体カバーの外れを防止できるとともに、メンテナンス時に本体カバーを工具等で容易に取り外すことができる本体カバーの着脱構造を構成できる。
本発明に係る本体カバーの着脱構造において、前記リブ部は、前記孔部に対する前記爪部の挿入方向に対して平行に形成されていると好適である。
このような構成によれば、本体カバーを取り外す際に、リブ部が治具を案内する役割を果たすため、本体カバーの取り外しが容易になる。
本発明に係る本体カバーの着脱構造において、前記リブ部は、前記本体部における外側の開口端部から前記孔部に至る位置まで連続で形成されていると好適である。
このような構成によれば、本体カバーを取り付ける際に、リブ部が爪部を案内する役割を果たすため、爪部を引っ掛からせることなく、返り部が孔部を超える位置まで確実に挿入することができる。
本発明に係る本体カバーの着脱構造において、前記リブ部によって前記切り欠き部が複数の隙間に区画され、各前記隙間は、テストフィンガーネイルが挿入できない大きさであると好適である。
このような構成によれば、本体カバーを、IEC規格60335−1で規定された「着脱できない部分」に該当するものとすることができる。
本発明に係る本体カバーの着脱構造において、各前記隙間は、テストプローブが挿入できない大きさであると好適である。
このような構成によれば、本体カバーをIEC規格60335−1で規定された「着脱できない部分」に該当するものとすることができる。
本発明の一実施形態に係る本体カバーの着脱構造を備えた炊飯器の全体構成を示した図、(A)斜視図、(B)背面図。 本発明の一実施形態に係る本体カバーの着脱構造を備えた炊飯器の全体構成(持ち手を外した状態)を示した図、(A)右側面図、(B)背面図。 炊飯器の制御ブロック図。 メンテナンス用開口部を示す図、(A)、メンテナンス用開口部(本体カバーを外した状態)を示す部分斜視模式図、(B)孔部に対する爪部の挿入状況を示す部分斜視模式図。 メンテナンス用開口部に取り付けた本体カバーの周辺部を示す部分背面図。 図5におけるA−A断面矢視図。 図4におけるB−B断面矢視図。 本体カバーを示す図、(A)背面図、(B)右側面図、(C)図8(A)におけるC−C断面矢視図、(D)図8(A)におけるD−D断面矢視図。 開口部の形成状況を示す部分模式図、(A)開口部x1・x2(リブ部がある場合)を示す図、(B)開口部X(リブ部がない場合)を示す図。 開口部の形成状況を示す部分模式図、(A)開口部y1・y2(リブ部がある場合)を示す図、(B)開口部Y(リブ部がない場合)を示す図。 試験用器具を示す図、(A)テストフィンガーネイルを示す図、(B)テストプローブを示す図。
[炊飯器の全体構成]
図1および図2に示す炊飯器1は、本発明に係る本体カバーの着脱構造を備えた機器の一実施形態であり、本体部2と蓋体3を備えている。なお、説明の便宜上、炊飯器1に対して、図1および図2に示した矢印のように、前後方向、左右方向、および上下方向を規定している。また、以下の説明における、前、後、左、右、上、下等の記載は、炊飯器1を構成する各部が、炊飯器1が使用される際の所定位置に組み付けられている状態を基準として向きを表している。
本体部2は、炊飯器1の外殻の一部を構成する部位であり、蓋体3の下方に配置され、内釜(図示せず)や後述する加熱部6および制御装置9の一部を収容するための空間を形成する。なお、本体部2には、炊飯器1を持ち運ぶ際に用いる回動可能な持ち手5が付設されている。
蓋体3は、炊飯器1の外殻の一部を構成する部位であり、本体部2の上方に配置され、後述する加熱部6および制御装置9の一部を収容するための空間を形成するとともに、本体部2の内部に形成された内釜の収容空間(図示せず)を封止可能に構成されている。
図2(A)に示すように、炊飯器1は、ヒンジ4を備えている。ヒンジ4は、本体部2の後端上部と蓋体3の後端下部を回動可能に連結している。蓋体3は、前後方向および略上下方向を向く姿勢の間で本体部2に対して回動可能に構成されている。
炊飯器1は、図3に示すように、加熱部6を備えている。加熱部6は、内釜(図示せず)を加熱するための手段であり、メインヒータ6a、側面ヒータ6b、肩ヒータ6c、蓋ヒータ6dにより構成している。メインヒータ6a、側面ヒータ6bおよび肩ヒータ6cは、本体部2の内部に配置されており、蓋ヒータ6dは、蓋体3の内部に配置されている。
炊飯器1は、制御装置9を備えている。図2(A)および図3に示すように、制御装置9の一部を構成する基板9aは、本体部2の内部に収容されている。制御装置9の基板9aと蓋ヒータ6dは、配線9bによって電気的に接続されている。配線9bは、本体部2と蓋体3を跨ぐようにして、本体カバー24の裏側に配線されている。加熱部6を構成する各ヒータ6a・6b・6c・6dの出力は、ユーザーの設定や制御装置9に予め設定されているプログラム等に応じて、制御装置9によって個別に制御可能である。
さらに、図1および図3に示すように、蓋体3には、炊飯時に発生する蒸気を排出するための蒸気排出ユニット13が備えられている。蒸気排出ユニット13は、蒸気排出口13aを開閉する弁体(図示せず)を備えている。
図3に示すように、制御装置9は、炊飯器1の炊飯動作を制御する装置であり、所謂マイコンにより構成されている。制御装置9は、加熱部6、操作部10、センタセンサ11、と接続されている。
図1〜図3に示すように、操作部10は、ユーザーが炊飯器1に対して操作指示を行うための部位であり、操作スイッチ10a、表示部10b、報知部10cを備えている。ユーザーは、操作スイッチ10aを操作することによって好みの炊き加減等を選択する。表示部10bは、ユーザーによる炊き加減の選択状況や炊飯の進行状況等を表示可能な画面により構成されている。報知部10cは、炊き上がりや炊飯器1の異常等を音や表示でユーザーに報知するための部位であり、スピーカや表示ランプ等により構成されている。
制御装置9は、ユーザーが操作部10により炊飯モードを選択すると、選択された炊飯モードに応じたプログラムに従って加熱部6の出力を調整する。また、制御装置9には、センタセンサ11の検出結果がフィードバックされ、さらに加熱部6への出力を調整する。センタセンサ11は、内釜(図示せず)の温度を検出する温度センサである。
[炊飯器の本体の詳細な構成]
図1および図2に示すように、炊飯器1を構成する本体部2は、肩部材21、胴部材22、底部材23を組み合わせて構成されている。本実施形態で示す本体部2は、肩部材21と底部材23が樹脂製であり、胴部材22が金属製である。そして、肩部材21の後部には、本体部2の内部をメンテナンスするときに使用する開口部であるメンテナンス用開口部Hが形成されている。
本体カバー24は、メンテナンス用開口部Hを塞いで、電気が流れる可能性のある充電部(例えば、可動部であるヒンジ4や、配線9b)に、ユーザーが通常の使用状態において触れられないように隠蔽する役割を果たしている。メンテナンス用開口部Hは、充電部の後側に面して形成されている。つまり、メンテナンス用開口部Hは、本体部2の内部をメンテナンスする際に、ヒンジ4や配線9b等を露出させることを可能にするために設けた開口部であり、通常の使用状態では、本体カバー24によって塞がれている。
なお、ここでいう「充電部」とは、通電される配線(電源線および制御線)や端子が露出しており、ユーザーが触れた場合に感電するまたは感電する恐れがある部位を指す。また、メンテナンス用開口部Hは、「可動部」を覆うものであってもよい。ここでいう「可動部」とは、回転やスライド等の動作が可能であって、ユーザーの指等が挟まれるまたは挟まれる恐れがある部位を指し、ヒンジ4等が該当する。
即ち、炊飯器1における本体カバー24は、メンテナンス用開口部Hに位置する充電部を塞ぐものである。炊飯器1は、充電部を塞ぐための本体カバー24を、簡易に設けることができるように構成されている。
[肩部材の詳細な構成]
図4(A)に示すように、肩部材21は、メンテナンス用開口部H(薄墨を付した範囲)の上端に位置するフック部21a・21aを備えている。フック部21aは、メンテナンス用開口部Hの所定位置に本体カバー24を取り付ける際に、本体カバー24の上部(後述する支持ステー24b)を係止する役割を果たす部位である。
また、肩部材21は、メンテナンス用開口部Hの下端に位置する左右一対の孔部21b・21bを備えている。孔部21bは、メンテナンス用開口部Hの所定位置に本体カバー24を取り付ける際に、本体カバー24の下部(後述する爪部24c)を係止する役割を果たす部位である。孔部21b・21bは、背面視において、炊飯器1の中心線に対して左右対称に形成されている。
図5および図6に示すように、孔部21bを前方側に抜けた先には、孔部21bの下面に対して略垂直な平面である係止部21cが形成されている。係止部21cは、本体カバー24の下部(後述する爪部24cの返り部24f)を係止する役割を果たす部位である。
図4(A)に示すように、肩部材21は、メンテナンス用開口部Hの下端中央部において、さらに孔部21dを備えている。孔部21dは、メンテナンス用開口部Hの所定位置に本体カバー24を取り付ける際に、本体カバー24の下部(後述する爪部24d)を係止する役割を果たす部位である。
図5および図7に示すように、孔部21dを前方側に抜けた先には、孔部21dの下面に対して略垂直な平面である係止部21gが形成されている。係止部21gは、本体カバー24の下部(後述する爪部24dの返り部24g)を係止する役割を果たす部位である。
また、図4(A)に示すように、肩部材21は、メンテナンス用開口部Hの下端に位置するリブ部21e・21eを左右一対で備えている。リブ部21eは、上向き凸状の形態を有する部位である。リブ部21e・21eは、背面視において、炊飯器1の中心線に対して左右対称に配置されている。リブ部21fは、背面視において、孔部21bの幅方向における中央の位置に形成されている。リブ部21fは、前後方向において、メンテナンス用開口部Hの開口端部から孔部21bに至るまでの範囲に連続して形成されている。リブ部21eは、各孔部21bに対する爪部24cの挿入方向に対して平行に形成されている。
さらに、肩部材21には、メンテナンス用開口部Hの下端に位置するリブ部21fを備えている。リブ部21fは、上向き凸状の形態を有する部位である。リブ部21fは、背面視において、孔部21dの幅方向における中央の位置に形成されている。また、リブ部21fは、前後方向において、メンテナンス用開口部Hの開口端部から孔部21dに至るまでの範囲に連続して形成されている。リブ部21fは、孔部21dに対する爪部24dの挿入方向に対して平行に形成されている。
なお、図6および図7に示すように、各リブ部21e・21e・21fは、その上面が後方から前方に向かって先上がりとなる傾斜を有している。
[本体カバーの詳細な構成]
図8(A)〜(D)に示すように、本体カバー24は、背面視で略矩形状の形態を有する樹脂製の部材であり、メンテナンス用開口部Hの開口形状に略一致する外形形状を有する板状のプレート部24aを備えている。
また、本体カバー24は、プレート部24aの上端部より前方に向けて突設された支持ステー24b・24bを左右一対で備えている。支持ステー24bには、上向きに開口された凹部24eが形成されている。
また、本体カバー24は、プレート部24aの下端部より前方に向けて左右一対で突設された爪部24c・24cを備えている。爪部24cには、下向きに突設された返り部24fが形成されている。返り部24fは、爪部24cより、切り欠き部24hの形成方向視における切り欠き部24hの形成範囲内にはみ出して突設されている。
さらに、本体カバー24は、プレート部24aの下端部中央より前方に向けて突設された爪部24dを備えている。爪部24dには、下向きに突設された返り部24gが形成されている。返り部24gは、爪部24dより、切り欠き部24jの形成方向視における切り欠き部24jの形成範囲内にはみ出して突設されている。
本体カバー24は、プレート部24aの下端縁部を矩形状に切り欠いた部位である切り欠き部24hを備えている。切り欠き部24hは、プレート部24aを厚み方向に貫通するように形成されている。切り欠き部24hは、左右方向において爪部24cの形成範囲に略一致し、前後方向において後端から爪部24cに至る範囲に形成されている。
また、本体カバー24は、プレート部24aの下端縁部を矩形状に切り欠いた部位である切り欠き部24jを備えている。切り欠き部24jは、プレート部24aを厚み方向に貫通するように形成されている。切り欠き部24jは、左右方向において爪部24dの形成範囲に略一致し、前後方向において後端から爪部24dに至る範囲に形成されている。
さらに本体カバー24には、蓋体3を後側に回動させたときに、ヒンジ4が本体カバー24に接触しないようにするための切り欠き部24kが形成されている。
[本体カバーの取り付け方法]
図5〜図7に示すように、本体カバー24は、肩部材21のメンテナンス用開口部Hが形成された所定位置に取り付けられる。
メンテナンス用開口部Hを塞ぐ所定位置に本体カバー24を取り付けるときには、まず、本体カバー24の上端に位置する支持ステー24b・24bの各凹部24e・24eにフック部21a・21aを入り込ませる。その後、本体カバー24の下部を本体部2側に押し込むようにし、各爪部24c・24dを各孔部21b・21dに挿入していく。このとき、図4(B)に示すように、爪部24dは、リブ部21fに沿って案内されながら、周囲に引っ掛かることなく孔部21dに挿入される。そして、本体カバー24は、最終的に返り部24gが孔部21dを超え、該返り部24gが係止部21gによって係止される位置まで挿入される。なお、図4(B)では、孔部21dに対する爪部24dの挿入状況のみを図示しているが、孔部21bに対する爪部24cの挿入状況も同様である。
[本体カバーの取り付け状態]
炊飯器1では、メンテナンス用開口部Hを塞ぐ所定位置に本体カバー24が取り付けられると、支持ステー24b・24bが、肩部材21(より詳しくは、フック部21a)に対して係止される。
また、メンテナンス用開口部Hを塞ぐ所定位置に本体カバー24を取り付けられると、爪部24cが、孔部21bに挿入される。爪部24cは、返り部24fが孔部21bを通過する位置まで挿入される。爪部24cは、返り部24fが孔部21bを通過する位置まで挿入されると、爪部24cの有する弾性によって、返り部24fが下方に変位され、これにより、返り部24fが係止部21cによって係止される。これにより、爪部24c・24cが、肩部材21(より詳しくは、係止部21c)に対して係止される。
そして、炊飯器1では、メンテナンス用開口部Hを塞ぐ所定位置に本体カバー24を取り付けたときに、切り欠き部24hと肩部材21によって囲まれた空間が形成される。その空間は、図9(B)に示すように、背面視において、開口部X(薄墨を付した範囲)として現れる。
さらに、炊飯器1では、メンテナンス用開口部Hを塞ぐ所定位置に本体カバー24を取り付けたときに、爪部24dが、孔部21dに挿入される。爪部24dは、返り部24gが孔部21dを通過する位置まで挿入される。爪部24dは、返り部24gが孔部21dを通過する位置まで挿入されると、爪部24dの有する弾性によって、返り部24gが下方に変位され、これにより、返り部24gが係止部21gによって係止される。これにより、爪部24dが、肩部材21(より詳しくは、係止部21g)に対して係止される。
そして、炊飯器1では、メンテナンス用開口部Hを塞ぐ所定位置に本体カバー24を取り付けたとき、切り欠き部24jと肩部材21によって囲まれた空間が形成される。その空間は、図10(B)に示すように、背面視において、開口部Y(薄墨を付した範囲)として現れる。
そして、炊飯器1は、メンテナンス用開口部Hを塞ぐ所定位置に本体カバー24を取り付けたときに、各リブ部21e・21e・21fが、各切り欠き部24h・24h・24jの左右方向の中央に配置されるように構成されている。即ち、本発明に係る本体カバー24の着脱構造では、メンテナンス用開口部Hに本体カバー24を取り付けたときに、切り欠き部24hが、リブ部21eによって、工具差し込み用隙間24h1・24h2に区画されるとともに、切り欠き部24jが、リブ部21fによって工具差し込み用隙間24j1・24j2に区画される。
図9(A)に示すように、切り欠き部24hの端部に形成される開口部Xは、リブ部21eによって二つの開口部x1・x2に二分され、かつ、図10(A)に示すように、切り欠き部24jの端部に形成される開口部Yは、リブ部21fによって二つの開口部y1・y2に二分される。
また、図9(A)に示すように、リブ部21eは、その上面が後方から前方に向かって先上がりとなる傾斜を有している。このため、炊飯器1では、メンテナンス用開口部Hの所定位置に本体カバー24を取り付けたとき、リブ部21eの上面と、切り欠き部24hとの間に、後方から前方に向かって先細りとなる(即ち、仰角が小さくなる)隙間S1が形成される。隙間S1を備えた工具差し込み用隙間24h1・24h2は、メンテナンス用開口部Hから本体カバー24を取り外す際に、切り欠き部24hに治具を挿入するための手掛かりとなる。
また同様に、図10(A)に示すように、リブ部21fは、その上面が後方から前方に向かって先上がりとなる傾斜を有している。このため、炊飯器1では、メンテナンス用開口部Hの所定位置に本体カバー24を取り付けたとき、リブ部21fの上面と、切り欠き部24jとの間に、後方から前方に向かって先細りとなる(即ち、仰角が小さくなる)隙間S2が形成される。隙間S2を備えた工具差し込み用隙間24j1・24j2は、メンテナンス用開口部Hから本体カバー24を取り外す際に、切り欠き部24jに治具を挿入するための手掛かりとなる。
即ち、炊飯器1において、本体カバー24と各リブ部21e・21fとの間の隙間S1・S2は、本体部2の内部に向かって狭くなるように構成されている。このような構成によれば、本体カバー24を取り外す際に、隙間S1を備えた工具差し込み用隙間24h1・24h2、および隙間S2を備えた工具差し込み用隙間24j1・24j2に沿って容易に治具(マイナスドライバー)を差し込むことができるため、本体カバー24の取り外しが容易に行え、ひいては、炊飯器1のメンテナンス性が確保される。
また、炊飯器1において、各リブ部21e・21fは、各孔部21b・21dに対する爪部24c・24dの挿入方向に対して平行に形成されている。このような構成によれば、本体カバー24を取り外す際に、各リブ部21e・21fが治具を案内する役割を果たすため、本体カバー24の取り外しが容易になる。
さらに、炊飯器1において、各リブ部21e・21fは、本体部2におけるメンテナンス用開口部Hの開口端部から各孔部21b・21dに至る位置まで連続で形成されている。このような構成によれば、本体カバー24を取り付ける際に、各リブ部21eが各爪部24c・24dを案内する役割を果たすため、各爪部24c・24dを引っ掛からせることなく、各返り部24f・24gが各孔部21b・21dを超える位置まで確実に挿入することができる。
[本体カバーの着脱構造の具体例]
本実施形態で示す炊飯器1は、メンテナンス用開口部Hを塞ぐ所定位置に本体カバー24を取り付けたとき、肩部材21と切り欠き部24hによって、開口部X(図9(B)参照)が形成される。炊飯器1における開口部Xの具体的な寸法は、幅が約8.5mm、高さが約2.4mmである。
また、炊飯器1では、メンテナンス用開口部Hを塞ぐ所定位置に本体カバー24を取り付けたとき、肩部材21と切り欠き部24jによって、開口部Y(図10(B)参照)が形成される。炊飯器1における開口部Yの具体的な寸法は、幅が約10.9mm、高さが約2.4mmである。
また、炊飯器1における各リブ部21e・21e・21fの高さは、最後部が1.6mm程度で、最前部が2.1mm程度となっており、各リブ部21e・21e・21fの上面が、後方から前方に向かって先上がりとなる傾斜を有している。また、各リブ部21e・21e・21fの幅は、それぞれ1.5mm程度である。
そして、炊飯器1では、リブ部21eによって、切り欠き部24hが、二つの工具差し込み用隙間24h1・24h2に区画され、開口部Xが二つの開口部x1・x2に区画されている(図9(A)参照)。開口部x1・x2は、それぞれ開口部Xよりも小さく、開口部x1・x2の互いの寸法は略同一であり、それぞれ幅が約3.5mm、高さが約2.4mmである。
また、リブ部21eの頂部と切り欠き部24hとの間に形成される隙間S1(図9(A)参照)は、最後部で0.8mm程度、最前部で0.3mm程度の、本体部2の内部に向かって先細りとなる形状を有している。本実施形態においては、隙間S1の仰角を約2°としている。
また、炊飯器1では、リブ部21fによって、切り欠き部24jが、二つの工具差し込み用隙間24j1・24j2に区画され、開口部Yが二つの開口部y1・y2に区画されている(図10(A)参照)。開口部y1・y2は、それぞれ開口部Yよりも小さく、開口部y1・y2の互いの寸法は略同一であり、それぞれ幅が約4.7mm、高さが約2.4mmである。
また、リブ部21fの頂部と切り欠き部24jとの間に形成される隙間S2(図10(A)参照)は、最後部で0.8mm程度、最前部で0.3mm程度の、本体部2の内部に向かって先細りとなる形状を有している。本実施形態においては、隙間S2の仰角を約2°としている。
さらに、炊飯器1では、リブ部21eを、前後方向において、メンテナンス用開口部Hの開口端部から孔部21bに至るまでの範囲に連続して設ける構成としている。このような構成では、孔部21bに爪部24cを挿入する際に、リブ部21eが爪部24cの返り部24fを案内する役割を果たし、返り部24fの引っ掛かりを防止することで、爪部24cを孔部21bの所定位置までスムーズかつ確実に挿入することができる。
同様に、炊飯器1では、リブ部21fを、前後方向において、メンテナンス用開口部Hの開口端部から孔部21dに至るまでの範囲に連続して設ける構成としている。このような構成では、孔部21dに爪部24dを挿入する際に、リブ部21fが爪部24dの返り部24gを案内する役割を果たし、返り部24gの引っ掛かりを防止することで、爪部24dを孔部21dの所定位置までスムーズかつ確実に挿入することができる。
[試験結果の説明]
次に、各部が上記寸法を有する炊飯器1について、IEC規格60335−1の規定に従って試験を行った。その試験結果について説明する。
図11(A)には、IEC規格60529に規定されたテストフィンガーネイルFを図示している。また、図11(B)には、IEC規格61032に規定された引張力を加えるための「適当な手段」であるテストプローブPを示している。テストプローブPの各部の寸法a〜fは、a=31.5mm、b=16mm、c=φ9.3mm、d=12mm、e=φ5.5mm、f=3.8mmである。また、鈎状部分を構成する鋼線の太さは、φ2.5mmである。以下に説明するIEC規格60335−1の規定による試験では、これらのテストフィンガーネイルFとテストプローブPを使用した。
[テストフィンガーネイルを用いた試験の結果]
まず、本発明に係る本体カバーの着脱構造を備えていない(即ち、リブ部21eおよびリブ部21fを備えていない)炊飯器について、試験を行った結果を示す。本発明に係る本体カバーの着脱構造を備えていない炊飯器では、メンテナンス用開口部Hに本体カバー24を取り付けたときに、図9(B)に示す開口部Xと図10(B)に示す開口部Yが形成される。
開口部Xおよび開口部Yに対しては、テストフィンガーネイルFの先端が、約3.4mm挿入可能であった。そして、開口部Xおよび開口部YにテストフィンガーネイルFの先端が3.4mm挿入されている状態から、最も不都合な方向に押力を加えると、メンテナンス用開口部Hから本体カバー24が外れてしまう結果となった。ここで加えた具体的な押力は、テストプローブPを用いて本体カバー24に50Nの引張力を加えつつ、開口部Xおよび開口部YにテストフィンガーネイルFを挿し込み、さらに挿し込んだテストフィンガーネイルFを10Nの押力で横方向にスライドさせたものである。
次に、本発明に係る本体カバーの着脱構造を備えた(即ち、リブ部21eおよびリブ部21fを備えた)炊飯器1について、試験を行った結果を示す。炊飯器1では、メンテナンス用開口部Hに本体カバー24を取り付けたときに、図9(A)に示す開口部x1・x2と図10(A)に示す開口部y1・y2が形成される。
開口部x1・x2および開口部y1・y2に対しては、テストフィンガーネイルFの先端が、約1.3mm挿入可能であった。そして、開口部x1・x2および開口部y1・y2にテストフィンガーネイルFの先端が1.3mm挿入されている状態から、最も不都合な方向に所定の上記押力を加えても、メンテナンス用開口部Hから本体カバー24が外れることがなかった。
また同時に、炊飯器1における本体カバー24の着脱構造では、隙間S1・S2を手掛かりにしてテストフィンガーネイルFを挿入できないことも確認できた。
炊飯器1では、リブ部21eおよびリブ部21fを設けて、各開口部x1・x2および開口部y1・y2を、テストフィンガーネイルFが挿入できない寸法としたことで、本体カバー24が、IEC規格60335−1で規定された「着脱できない部分」に該当するものと判断できる試験結果が得られた。
なお、リブ部21eおよびリブ部21fを設けた場合であっても、隙間S1・S2が大きい場合、隙間S1・S2がテストフィンガーネイルFの進入を助ける手がかりとなる可能性がある。このため、隙間S1・S2が0.8mm以下となるように、リブ部21eおよびリブ部21fの高さを設定することが好ましい。このため、隙間S1・S2の仰角は、3°以下とすることが好ましく、2.5°以下とすることがより好ましい。
即ち、炊飯器1における本体カバー24の着脱構造において、各リブ部21e・21fによって区画された複数の工具差し込み用隙間24h1・24h2および工具差し込み用隙間24j1・24j2は、テストフィンガーネイルFが挿入できない大きさの開口部x1・x2および開口部y1・y2を有するものである。このような構成によれば、本体カバー24を、IEC規格60335−1で規定された「着脱できない部分」に該当するものとすることができる。なお、本実施形態では、各開口部x1・x2の寸法が略同一となるように各リブ部21e・21fを設けているが、区画した後の各開口部の寸法が、テストフィンガーネイルFを挿入できない寸法となっていればよく、また、一つの切り欠き部に対して複数のリブ部を設ける構成としてもよい。
[テストプローブを用いた試験の結果]
まず、本発明に係る本体カバーの着脱構造を備えていない(即ち、リブ部21eおよびリブ部21fを備えていない)炊飯器について、試験を行った結果を示す。
開口部Xおよび開口部Yに対しては、テストプローブPの先端鈎状部を奥の深い位置まで挿入して引掛けることが可能であった。そして、開口部Xおよび開口部YにテストプローブPを引掛けた状態から、最も不都合な方向に所定の引張力を加えると、メンテナンス用開口部Hから本体カバー24が外れてしまう結果となった。
次に、本発明に係る本体カバーの着脱構造を備えた(即ち、リブ部21eおよびリブ部21fを備えていない)炊飯器1について、試験を行った結果を示す。開口部x1・x2および開口部y1・y2に対しては、テストプローブPの先端鈎状部を引掛けることができなかった。このため、炊飯器1は、本試験の条件においてメンテナンス用開口部Hから本体カバー24が外れてしまうことがない、ということが確認できた。
炊飯器1では、リブ部21eおよびリブ部21fを設けて、各開口部x1・x2および開口部y1・y2を、テストプローブPが挿入できない寸法としたことで、本体カバー24が、IEC規格60335−1で規定された「着脱できない部分」に該当するものと判断できる試験結果が得られた。
また同時に、炊飯器1における本体カバー24の着脱構造では、隙間S1・S2を手掛かりにしてテストプローブPを挿入できないことも確認できた。
そして、テストフィンガーネイルFを用いた試験と、テストプローブPを用いた試験の両結果より、炊飯器1における本体カバー24の着脱構造が、IEC60335−1で規定された「着脱できない部分」に該当するものであることが確認できた。
即ち、炊飯器1における本体カバー24の着脱構造において、各リブ部21e・21fによって区画された複数の工具差し込み用隙間24h1・24h2および工具差し込み用隙間24j1・24j2は、テストプローブPが挿入できない大きさの開口部x1・x2および開口部y1・y2を有するものである。このような構成によれば、本体カバー24を、IEC規格60335−1で規定された「着脱できない部分」に該当するものとすることができる。なお、本実施形態では、各開口部x1・x2の寸法が略同一となるように各リブ部21e・21fを設けているが、区画した後の各開口部の寸法が、テストプローブPが挿入できない寸法となっていればよく、また、一つの切り欠き部に対して複数のリブ部を設ける構成としてもよい。
[本体カバーの着脱性]
前述の通り、炊飯器1では、図9(A)に示す開口部x1・x2および図10(A)に示す開口部y1・y2に対して、テストフィンガーネイルFやテストプローブPを挿入することは困難であった。このことは、炊飯器1が通常の使用状態である場合、ユーザーがメンテナンス用開口部Hから本体カバー24を不用意に取り外してしまう可能性が非常に低いことを示している。
本体カバー24を取り外しにくい構成とすれば、メンテナンス性の低下が懸念されるが、炊飯器1における本体カバー24の着脱構造では、工具差し込み用隙間24h1・24h2における隙間S1および差し込み用隙間24j1・24j2における隙間S2を利用することによって、開口部x1・x2および開口部y1・y2に対して、マイナスドライバー等の治具を容易に挿入することができる。そして、開口部x1・x2および開口部y1・y2に治具を挿入すれば、各返り部24f・24gを各係止部21c・21gから容易に外すことができ、メンテナンス用開口部Hから本体カバー24を容易に取り外すことができる。即ち、炊飯器1における本体カバー24の着脱構造は、本体カバー24をIEC規格60335−1で規定された「着脱できない部分」に該当するものとして構成しながら、従来と変わらない良好なメンテナンス性を確保している。
なお、本体カバー24を取り外しにくい構成とすれば、意匠性の悪化も懸念されるが、炊飯器1における本体カバー24の着脱構造では、外観上は、従来の構成に各リブ部21e・21fを追加しただけのものに近いため、意匠性の悪化を招くようなこともない。また、既存製品を設計変更し、リブ部を設けることも比較的容易である。
即ち、本実施形態で示した炊飯器1における本体カバー24の着脱構造は、電気が流れる可能性のある充電部を収容し、前記充電部に面するメンテナンス用開口部Hが形成されている本体部2と、本体部2に係止することによりメンテナンス用開口部Hを覆うことが可能で、かつ、メンテナンス用開口部Hに対して着脱可能な本体カバー24と、が備えられ、本体カバー24に、縁部に形成されて外側から前記充電部に向けて貫通する切り欠き部24h・24jと、切り欠き部24h・24jの近傍に形成される係止用の爪部24c・24dと、が設けられ、本体部2に、爪部24c・24dを係止する孔部21b・21dと、本体部2に本体カバー24を取り付けた状態で、切り欠き部24h・24jの中央側に位置して塞ぐリブ部21e・21fが設けられ、切り欠き部24h・24jの縁部とリブ部21e・21fとの間に、外側から前記充電部側に向かうにつれて断面積の小さくなるテーパ状の工具差し込み用隙間24h1・24h2および工具差し込み用隙間24j1・24j2が設けられているものである。
このような構成によれば、本体カバー24の切り欠き部24h・24jから、指を差し入れようとしたり、フック状のものを差し入れようとしても、本体部2に形成されたリブ部21e・21fで切り欠き部24h・24jが塞がれているので、そのようなことが行えなくなっている。このため、本体部2に係止して取り付けるタイプの本体カバー24であっても、ユーザーが意図せず本体カバー24を外してしまうことを有効に防止できる。一方、メンテナンス等の際に本体カバー24を取り外す際には、テーパ状の工具差し込み用隙間24h1・24h2および工具差し込み用隙間24j1・24j2に、マイナスドライバー等の先端を差し込み、テコの力を掛けることにより、孔部21b・21dに対する爪部24c・24dの係止を解除して、本体カバー24の取り外しを容易に行うことができる。よって、意図しない本体カバー24の外れを防止できるとともに、メンテナンス時に本体カバー24を工具等で容易に取り外すことができる。
また、このような構成を有する本体カバー24の着脱構造によれば、ビス等を用いずに、簡易に本体部2に対して本体カバー24を取り付けることが可能であり、当該本体カバー24を、IEC規格60335−1で規定された「着脱できない部分」に該当するものとして構成することができる。
なお、本実施形態では、炊飯器1における本体カバー24の着脱構造を例示したが、本発明に係る本体カバーの着脱構造を適用可能な機器はこれに限定されるものではなく、例えば電気ポット等であってもよく、可動部や充電部を備える機器であって、可動部や充電部を本体カバーによって覆う必要性のある機器全般に適用することが可能である。
2 本体部
21b 孔部
21c 係止部
21d 孔部
21e リブ部
21f リブ部
21g 係止部
24 本体カバー
24a プレート部
24c 爪部
24d 爪部
24f 返り部
24g 返り部
24h 切り欠き部
24h1 工具差し込み用隙間
24h2 工具差し込み用隙間
24j 切り欠き部
24j1 工具差し込み用隙間
24j2 工具差し込み用隙間
H メンテナンス用開口部
x1 開口部
x2 開口部
y1 開口部
y2 開口部
F テストフィンガーネイル
P テストプローブ

Claims (5)

  1. 電気が流れる可能性のある充電部を収容し、前記充電部に面するメンテナンス用開口部が形成されている本体部と、
    前記本体部に係止することにより前記メンテナンス用開口部を覆うことが可能で、かつ、前記メンテナンス用開口部に対して着脱可能な本体カバーと、が備えられ、
    前記本体カバーに、縁部に形成されて外側から前記充電部に向けて貫通する切り欠き部と、前記切り欠き部の近傍に形成される係止用の爪部と、が設けられ、
    前記本体部に、前記爪部を係止する孔部と、前記本体部に前記本体カバーを取り付けた状態で、前記切り欠き部の中央側に位置して塞ぐリブ部が設けられ、
    前記切り欠き部の縁部と前記リブ部との間に、外側から前記充電部側に向かうにつれて断面積の小さくなるテーパ状の工具差し込み用隙間が設けられている、
    本体カバーの着脱構造。
  2. 前記リブ部は、前記孔部に対する前記爪部の挿入方向に対して平行に形成されている、
    請求項1に記載の本体カバーの着脱構造。
  3. 前記リブ部は、
    前記本体部における外側の開口端部から前記孔部に至る位置まで連続で形成されている、
    請求項1または2に記載の本体カバーの着脱構造。
  4. 前記リブ部によって前記切り欠き部が複数の隙間に区画され、
    各前記隙間は、テストフィンガーネイルが挿入できない大きさである、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の本体カバーの着脱構造。
  5. 各前記隙間は、テストプローブが挿入できない大きさである、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の本体カバーの着脱構造。
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