JP2010027373A - 電池ケースの脱着機構 - Google Patents

電池ケースの脱着機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2010027373A
JP2010027373A JP2008187126A JP2008187126A JP2010027373A JP 2010027373 A JP2010027373 A JP 2010027373A JP 2008187126 A JP2008187126 A JP 2008187126A JP 2008187126 A JP2008187126 A JP 2008187126A JP 2010027373 A JP2010027373 A JP 2010027373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
case
battery case
claw
end surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008187126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5342184B2 (ja
Inventor
Takashi Matsumoto
隆 松本
Takamasa Sumikawa
貴雅 墨川
Hirokazu Sakuta
寛和 作田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harman Pro Co Ltd
Original Assignee
Harman Pro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harman Pro Co Ltd filed Critical Harman Pro Co Ltd
Priority to JP2008187126A priority Critical patent/JP5342184B2/ja
Publication of JP2010027373A publication Critical patent/JP2010027373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5342184B2 publication Critical patent/JP5342184B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】電池交換をする際に簡単で且つ安全に電池ケースの引き出し操作ができるようにし、さらに収納しやすくすること。
【解決手段】電池ケース6の下端面6aに、ケース前爪12とケース後爪13とを設ける。電池収納部5の底面5cに、ケース前爪12とケース後爪13とがそれぞれ係脱可能に挿入される前後方向溝14を形成する。電池ケース6の前面に、ケース前爪12と前後方向溝14との係合を解除することでケース後爪13が前後方向溝14の前端縁14aに当たるまで電池ケース6を引き出し可能とする操作部15を設けると共に、電池ケース6の上端面6b又は電池ケースに装填された電池の上端面のいずれか高い方と電池収納部5の天井面5bとの間に、ケース後爪13と前後方向溝14との掛かり代D以上の上下方向隙間4を設けた電池ケース6の脱着機構11である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池を電源とする電装品を具備する器具に適用される電池ケースの脱着機構に関するものである。
近年、ガス調理器において、使用時の安全性、操作性、自動調理機能が求められており、その制御、自動調理時の機器の駆動電源として乾電池が一般に使用されている。
従来から、図7に示すように、前蓋60付電池ケース50を収容した電池ボックス51を機器の電池収納部5内に収納し、電池ボックス51の前面に設けた解除操作部52によって器体70に設けた係合バネ61と電池ケース50の前蓋60との係合を解除することで、電池ボックス51が図示省略した付勢手段によって前方Aへ押し出されるようにし、一定ストローク押し出されたところで係合部54a,54bによって電池ボックス51の引出しが停止し、この状態では電池ボックス51内に収納されている電池ケース50の前半分が露出した状態となり、この状態で電池ケース50の前蓋60を持ち上げて図7の仮想線で示すように前上がりに傾けることにより、係合部54a,54bが解除され、電池ケース50を電池ボックス51の外部に抜き出して電池37を交換できるようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−273642号公報
ところが、前記特許文献1の従来例にあっては、電池ボックス51を途中まで引き出して停止させた状態で、電池ケース50の前端側を持ち上げて傾けながら電池ボックス51から抜き出す必要がある。このため従来では、電池ボックス51の停止位置までの引き出し操作と、電池ボックス51内からの電池ケース50の抜き出し操作の両方を順次行なう必要があり、面倒であるうえに、電池ケース50を抜き出すためには、その前端側を持ち上げて電池ボックス51との係合を外さなければならず、きわめて手間がかかるものである。そのうえ、ユーザーが電池ケース50だけを抜き取る仕組みを知らずに、電池ボックス51を無理に引っ張り出して係合部54a,54bを壊してしまう恐れもあった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その課題とするところは、電池交換をする際に簡単で且つ安全に電池ケースの引き出し操作ができ、また収納しやすくできる電池ケースの脱着機構を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、以下の構成を特徴としている。
電池を使用する機器に設けた電池収納部5内に、電池が装填された電池ケース6を収納すると共に、該電池ケース6を電池収納部5の前面開口部5aから前方Aに抜挿可能とする電池ケースの脱着機構である。上記電池ケース6の下端面6aに、ケース前爪12とケース後爪13とを前後方向に離れて設ける。電池ケース6の下端面6aと対向する電池収納部5の底面5cに、上記ケース前爪12とケース後爪13とがそれぞれ係脱可能に挿入される前後方向溝14を前後方向に長く形成する。電池ケース6の前面に、上記ケース前爪12と上記前後方向溝14との係合を解除することでケース後爪13が前後方向溝14の前端縁14aに当たるまで電池ケース6を引き出し可能とするための操作部15を設けると共に、電池ケース6の上端面6b又は電池ケース6に装填された電池の上端面のいずれか高い方と電池収納部5の天井面5bとの間に、上記ケース後爪13と前後方向溝14との掛かり代D以上の上下方向隙間4を設ける。
このような構成とすることで、電池ケース6の収納位置において操作部15によってケース前爪12を前後方向溝14から離脱させて、電池ケース6を引き出すことができると共に、ケース後爪13が前後方向溝14の前端縁14aに当たることで、電池ケース6が引出し途中で掛け止めされ、これにより前面開口部5aから落下してしまうことがない。さらにこの掛け止め状態から電池ケース6を意識的に上方向Cに持ち上げることによりケース後爪13と前後方向溝14との係合が外れ、電池ケース6を前方Aに容易に抜き取ることができる。
また、上記ケース後爪13が前後方向溝14の前端縁14aに当たった電池ケース6の掛け止め状態において、電池ケース6が前のめりに傾いたときは電池ケース6の上端面6b後部又は電池ケース6に装填された電池の上端面後部のいずれか高い方が電池収納部5の天井面5bに当接することでケース後爪13と前後方向溝14との係合が解除されないように構成されているのが好ましい。
このような構成とすることで、電池ケース6を意識的に持ち上げない限り、電池ケース6を手前に引き出せない構造となり、電池ケース6から手を離しても、ケース後爪13と前後方向溝14との係合が維持され、電池ケース6が自重によって前面開口部5aから落下することがないので、より安全に引き出し操作を行なうことができる。
本発明は、電池ケースを引出し途中で落下しないように掛け止めでき、さらにこの状態で電池ケースを持ち上げて手前に抜き取ることができるので、安全且つ容易に電池ケース内の電池交換や保守点検ができるようなる。従って、従来のような電池ボックスの引き出し操作と、電池ボックス内からの電池ケースの抜き出し操作とを順次行なったり、電池ケースと電池ボックスとの係合を外したりする手間がなくなり、そのうえ従来と比較して電池ケースを抜き取る仕組みが複雑でないので、電池交換の際に電池ケースの脱着機構をユーザーが壊してしまうおそれがないものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本実施形態のグリル付きガスこんろ1は、図5に示すように、こんろバーナ3を備えるこんろ部2と、ガス燃焼式のグリルバーナ(図示せず)を備えるグリル部20とからなるビルトインタイプのガスこんろ1である。勿論、ビルトインこんろに限定されるものではなく、テーブルこんろであってもよい。
先ず、こんろ部2とグリル部20の基本構造を説明する。
こんろ部2の上面は、略正方形のガラス板で構成されるトッププレート8により覆われている。
こんろ本体内に設けたこんろ台上(図示せず)には、高火力バーナと標準バーナとからなる2口のこんろバーナ3が載置されており、トッププレート8の対角線上に設けた開口部から各こんろバーナ3の炎孔部をトッププレート8上に突出させる形態で配置されている。なお、2口のこんろバーナ3の両方共に高火力バーナとしても良い。
上記トッププレート8上には、各こんろバーナ3に対する被加熱物(鍋など)を受け止めて支持するための五徳9が載置されている。
こんろ本体内には、各種の制御を実行するように構成されたマイクロコンピュータからなる制御部(図示せず)が設けられている。さらに各こんろバーナ3には、点火作動を実行する点火装置としての点火プラグ(図示せず)および着火状態を検出するための熱電対(図示せず)が設けられている。こんろ用器具栓操作部31を「点火」の角度まで押しまわし操作すると、こんろバーナ3にガスが供給され、点火用イグナイタに通電され連続スパークによりガスに点火する。ガスに点火すると、各こんろバーナ3に備えられた熱電対の温度が上昇し、制御部が安全弁への通電を保持することによりガスの供給が継続されることにより燃焼が継続される。万が一煮こぼれなどによりこんろバーナ3が消火すると、熱電対の温度が下がり、制御部がバーナの消火を検出すると、安全弁への通電を遮断し、バーナへのガスの供給が停止するようになっている。
また、上記2口こんろバーナ3の全口に、被加熱物(鍋など)の底部に接触して、その温度を検出するためのサーミスタからなるこんろ用温度センサ10が設けられている。このこんろ用温度センサ10は環状のこんろバーナ3の中央を貫通する形態で備えられており、こんろ用温度センサ10の感温ヘッドは、ばねで上方に付勢されていて、五徳9に載せられた加熱容器の底面に当接して所定の消火温度(例えば270℃)を検知するものである。
一方、グリル部20は、前面に開口した箱状に形成された扉付きグリル庫22内に、魚などの被調理物を載置させる載置部としての焼き網(図示せず)を設けて構成されており、被調理物を上面から加熱するためのグリルバーナ(図示せず)を備えている。
本例のグリル庫22は、こんろ部2の左手前に位置する高火力バーナの略直下に位置している。このようにグリル庫22を左手前に偏在させることにより、こんろ本体内の右側部分にまとまったスペースが確保でき、ガスバルブ、点火用イグナイタ、制御部などの電装部品の配置が行ないやすくなっている。
上記グリルバーナにも、こんろバーナ3と同様、点火作動を実行する点火装置としての点火プラグ(図示せず)および着火状態を検出するための熱電対(図示せず)が設けられている。すなわち、グリル用器具栓操作部32を「点火」の角度まで押しまわし操作すると、グリルバーナにガスが供給され、点火用イグナイタに通電され連続スパークによりガスに点火する。ガスに点火すると、グリルバーナに備えられた熱電対の温度が上昇し、制御部が安全弁への通電を保持することによりガスの供給が継続されることにより燃焼が継続される。万が一、グリルバーナが消火すると、熱電対の温度が下がり、制御部がバーナの消火を検出し、安全弁への通電を遮断してガス供給が停止するようになっている。
また、グリル庫22の側方の前面には、図6に示すように、こんろバーナ3とグリルバーナの点火および消火や火力調節を行うための操作部として、2つのこんろ用器具栓操作部31と、1つのグリル用器具栓操作部32とが計3個設けられていると共に、これら器具栓操作部31の側部に、電池ケース蓋17で開閉される電池収納部5が設けられている。電池ケース蓋17を設けることにより外観がすっきりとし、また不用意に電池ケース6が引き出されることがなく、子供のいたずらなどを防止できるようになる。電池収納部5の一部には表示部34とセンサ解除スイッチ33とを備えた操作表示パネル36が設置されている。本例の表示部34を説明する。先ずグリル燃焼ランプ34aはグリルに点火し着火が検出されたときにLEDが点灯する。グリルバーナはグリル庫22内上面に位置し、グリルバーナへの着火を直接目視では確認しにくいため、グリル燃焼ランプ34aにより使い勝手が良くなっている。電池交換サインランプ34bは電池収納部5内に装着されている電池の直列電圧が2.1V以下になるとLEDが点滅し、電池交換時期であることを報知する。センサ解除ランプ34cは、センサ解除スイッチ33の3秒長押し操作によりセンサ解除モードに設定に設定されるとLEDが点灯する。ここで、センサ解除スイッチ33は、こんろ部2で炒めものや炒りものなど高温調理を行う時にセンサ解除モードに切り替えるためのものである。一般に加熱しすぎによる調理ミスや天ぷら油火災を未然に回避するために、こんろ用温度センサ10の検知温度が予め設定された消火設定温度を上回るとこんろ過熱防止機能が働いて自動的に消火されてしまうという問題がある。そこで、センサ解除スイッチ33を例えば3秒以上長押しすることにより、こんろ過熱防止機能の作動温度が例えば290℃に変更されるセンサ解除モードに設定できるようにしており、このときセンサ解除ランプ34cが点灯することでセンサ解除モードに設定されたことをひと目で判別できる構造となっている。
ここで本発明において、図1(a)に示すように、ガスこんろ1の前面に、前面が開口した電池収納部5を設け、例えば2個の電池が装填された電池ケース6が電池収納部5の前面開口部5aから前方に向かって抜挿可能に収納されている。ここでは、電池ケース6の上端面6bの高さが電池ケース6に装填される電池の上端面よりも高いものとして、以下説明する。
電池ケース6の脱着機構11を説明する。電池ケース6の下端面6aには、前後方向に離間してケース前爪12とケース後爪13とが設けられている。電池ケース6の下端面6aと対向する電池収納部5の底面5c中央には、上記ケース前爪12とケース後爪13とがそれぞれ係脱可能に挿入される前後方向溝14が前後方向に長く形成されている。
本例では、図4に示すように、電池ケース6の底板6c中央部分を支点Bにして前後方向にそれぞれアーム片18,19が形成されている。後側のアーム片19にはケース後爪13が形成され、前側のアーム片18にはケース前爪12が形成されている。各アーム片18,19は、いずれも、周囲のスリット16a,16bによって電池ケース6の底板6c中央部分を支点Bにして上方向Cに弾性変位可能となっている。さらにケース前爪12の先端は電池ケース6の前板6d側に設けたL字状の屈曲部24の一端に連設され、屈曲部24の他端は後述する下側片15bに連設されている。
電池ケース6の前板6dには、図1(b)に示すように、上側片15aと下側片15bとからなる操作部15が設けられており、操作部15を指で上下から摘むことにより、下側片15bと連設されているケース前爪12のみが電池ケース6の底板6c中央部分を支点Bにして上方向Cに撓むようにして持ち上がってケース前爪12が前後方向溝14から離脱するようになるが、このとき、ケース後爪13は下側片15bによって持ち上げられず、前後方向溝14に嵌まり込んだ状態を維持するようになっている。これにより、操作部15によりケース前爪12が前後方向溝14から離脱することで、ケース後爪13が前後方向溝14の前端縁14aに当たるまで、電池ケース6は前方Aに引出し可能となる。
上記ケース後爪13が前後方向溝14の前端縁14aに当たった電池ケース6の掛け止め状態において、図2(a)に示すように、ケース後爪13から前面開口部5aまでの距離L1は、電池ケース6の後端面から前面開口部5aまでの距離L2の約1/2となっている。これにより、図2(b)に示すように、電池ケース6が前のめりに傾いたときは電池ケース6の上端面6b後部が上方向Cに浮き上がって電池収納部5の天井面5bに当接することでケース後爪13と前後方向溝14との係合が解除されないようになっている。
また、電池ケース6の上端面6bと電池収納部5の天井面5bとの間には、図2(a)に示すように、前後方向溝14に対するケース後爪13の掛かり代D(図1(a)のケース後爪13の高さ寸法)よりも幅広の上下方向隙間4が設けられている。この上下方向隙間4により、ユーザーが電池ケース6を意識的に持ち上げることにより、ケース後爪13と前後方向溝14との係合が解除され、電池ケース6を手前に引き出せるようになっている。本例ではケース後爪13の掛かり代Dをケース前爪12の掛かり代Eよりも低くしており(E>D)、これにより、操作部15を操作しない状態においては、ケース前爪12と前後方向溝14との係合が容易に解除されないようにしている。
しかして、上記構成によれば、電池が装填された電池ケース6を電池収納部5に収納した状態(図1(a))では、電池ケース6のケース前爪12及びケース後爪13が共に、電池収納部5の底面5c中央に前後方向に形成された前後方向溝14に嵌まり込んでいると共に、ケース前爪12が前後方向溝14の前端縁14aに当たっているため、電池ケース6は前方Aに移動できず、収納位置に保持される。この状態では電池ケース6に装填された2本の電池は電池収納部5の奥に設けられた本体電極バネ40に弾接しており、ガスこんろ1の電源として、電池から電力が供給できる状態になっている。またこの状態では、本体電極バネ40によって電池ケース6は電池収納部5の奥に移動することができず、電池ケース6を電池収納部5における所定の位置に安定的に保持できるようになる。本体電極バネ40は、電池の正極側あるいは負極側の電極に接触する本体電極バネ40であり、電池ケース6を引き出し方向に向かって付勢する飛び出し用バネを兼ねている。なお電池の数は2本に限定されない。
上記電池ケース6を引き出すにあたっては、図1(b)のように電池ケース6の前板6dに設けた操作部15を上下から摘むと、操作部15の下側片15bが持ち上がることにより、操作部15の下側片15bからケース前爪12のアーム片18の根元部分にかけての部位が、電池ケース6の底板6c部分を支点にして撓むように上方向Cに持ち上がる。これにより、ケース前爪12が前後方向溝14から離脱すると共に、電池収納部5の奥に設けた本体電極バネ40からのバネ付勢力が作用することによって、ケース前爪12が前後方向溝14の前端縁14aを乗り越えて電池収納部5の底面5c上に移動し、これに伴い電池ケース6が前方A向に移動する。このとき下側片15bによってケース前爪12が上方向Cに持ち上がっても、ケース後爪13は持ち上がらず、前後方向溝14に嵌まり込んだ状態を維持しており、これによりケース後爪13が前後方向溝14の前端縁14aに当たるまで電池ケース6が引き出し可能となる。
上記のように電池ケース6を一定ストローク引き出して、ケース後爪13が前後方向溝14の前端縁14aに当たる位置に達すると、電池ケース6はそれ以上、前方Aへの移動ができない掛け止め状態となる(図1(b)、図2の状態)。この状態で、操作部15から手を離すと、図2(b)のよう前面開口部5aから前方Aに浮き出た状態にある電池ケース6は自重によってケース後爪13を支点に前のめりに傾くが、このとき電池ケース6の下端面6a前部(F)が前面開口部5aの下端に当接し且つ電池ケース6の上端面6b後部(G)が電池収納部5の天井面5bに当接することで、ケース後爪13と前後方向溝14との係合が解除されず、電池ケース6から手を離しても抜け出して落下する心配がない。従って、電池ケース6の落下による怪我の危険性をなくすことができ、安全に引き出し操作を行なうことができる。
また、上記の掛け止め状態では、電池ケース6の上端面6bと電池収納部5の天井面5bとの間にはケース後爪13と前後方向溝14との掛かり代D以上、つまりケース後爪13の高さ以上の上下方向隙間4が存在している。これにより、図3のように電池ケース6の上端面6bが電池収納部5の天井面5bに接触するまで電池ケース6を持ち上げるように手前に引き出すことで、ケース後爪13が前後方向溝14から離脱して、電池ケース6を抜き取ることができる。従って、従来のような電池ボックスの引き出し操作と、電池ボックス内からの電池ケース6の抜き出し操作とを順次行なったり、電池ケース6と電池ボックスとの係合を外したりする手間がなくなり、そのうえ従来と比較して電池ケース6を抜き取る仕組みが複雑ではないので、電池交換の際に電池ケースの脱着機構11をユーザーが壊してしまうおそれがなくなる。しかも操作部15を摘む操作は、親指と人差し指でも十分に可能な作業だから、片手で簡単に係合を解除でき、電池ケース6の一定ストロークの引出しが容易となり、しかも、電池ケース6の掛け止め状態では前面開口部5aの前方Aに浮き出た状態にあるので、電池ケース6を手で掴んで抜き取りがしやすくなる。従って、簡単に電池ケース6の引き出し操作ができ、電池の交換がしやすくなる。
また、電池交換後は電池ケース6を電池収納部5の奥に押し込むだけで、ケース前爪12及びケース後爪13をそれぞれ前後方向溝14内に嵌め込むことができると共に、ケース前爪12及びケース後爪13の各アーム片18,19はそれぞれ下方に向かって復元力を有しているので、ケース前爪12及びケース後爪13が前後方向溝14内に確実に係合され、電池ケース6を収納位置に収納しやすくなる。このとき、電池ケース6を押し込むと、ケース前爪12がその弾性復元力によって電池収納部5の底面5c上を滑りながら前後方向溝14の前端縁14aにカチッと嵌まり込むので、その感触で電池ケース6が確実に収納されたかどうかの確認が容易にできる。
前記実施形態では、電池ケース6の上端面6bの高さが電池ケース6に装填された電池の上端面より高い場合を想定したが、仮に、電池ケース6の上端面6bの高さが装填された電池の上端面より低い場合においては、装填された電池の上端面と電池収納部5の天井面5bとの間に、ケース後爪13の掛かり代D以上の上下方向隙間4が存在する構成とすればよいものであり、またこの場合において、掛け止め状態にある電池ケース6が前のめりに傾いたときは装填された電池の上端面後部が電池収納部5の天井面5bに当接することでケース後爪13と前後方向溝14との係合が解除されない構成とすればよいものである。
本発明の一実施形態の電池ケースの脱着機構を示し、(a)は電池ケースの収納位置を示し、(b)は電池ケースを収納位置から途中まで引出した状態を示す側面断面図である。 同上の電池ケースの掛け止め状態を示し、(a)は図4のH−H線に沿う断面図、(b)は電池ケースが前のめりに傾いた状態の説明図である。 同上の電池ケースを掛け止め状態から持ち上げて手前に引出す動作の説明図である。 同上の掛け止め状態にある電池ケースと電池収納部の底面図である。 同上の電池ケースとこれを収納する電池収納部とを備えたグリル付きガスこんろの正面図である。 同上の電池ケース蓋を閉じた状態の操作部付近の正面図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
1 ガスこんろ
4 上下方向隙間
5 電池収納部
5a 電池収納部の前面開口部
5b 電池収納部の天井面
5c 電池収納部の底面
6 電池ケース
6a 電池ケースの下端面
6b 電池ケースの上端面
11 脱着機構
12 ケース前爪
13 ケース後爪
14 前後方向溝
14a 前端縁
A 前方
D 掛かり代

Claims (2)

  1. 電池を使用する機器に設けた電池収納部内に、電池が装填された電池ケースを収納すると共に、該電池ケースを電池収納部の前面開口部から前方に抜挿可能とする電池ケースの脱着機構であって、上記電池ケースの下端面に、ケース前爪とケース後爪とが前後方向に離れて設けられ、電池ケースの下端面と対向する電池収納部の底面に、上記ケース前爪とケース後爪とがそれぞれ係脱可能に挿入される前後方向溝が前後方向に長く形成され、電池ケースの前面に、上記ケース前爪と上記前後方向溝との係合を解除することでケース後爪が前後方向溝の前端縁に当たるまで電池ケースを引き出し可能とするための操作部を設けると共に、電池ケースの上端面又は電池ケースに装填された電池の上端面のいずれか高い方と電池収納部の天井面との間に、上記ケース後爪と前後方向溝との掛かり代以上の上下方向隙間を設けてなることを特徴とする電池ケースの脱着機構。
  2. 上記ケース後爪が前後方向溝の前端縁に当たった電池ケースの掛け止め状態において、電池ケースが前のめりに傾いたときは電池ケースの上端面後部又は電池ケースに装填された電池の上端面後部のいずれか高い方が電池収納部の天井面に当接することでケース後爪と前後方向溝との係合が解除されないように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電池ケースの脱着機構。
JP2008187126A 2008-07-18 2008-07-18 電池ケースの脱着機構 Expired - Fee Related JP5342184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008187126A JP5342184B2 (ja) 2008-07-18 2008-07-18 電池ケースの脱着機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008187126A JP5342184B2 (ja) 2008-07-18 2008-07-18 電池ケースの脱着機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010027373A true JP2010027373A (ja) 2010-02-04
JP5342184B2 JP5342184B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=41733012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008187126A Expired - Fee Related JP5342184B2 (ja) 2008-07-18 2008-07-18 電池ケースの脱着機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5342184B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104253249A (zh) * 2013-06-25 2014-12-31 三星Sdi株式会社 电池组
JP2016200367A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 リンナイ株式会社 電池ケース付きコンロ
KR101733313B1 (ko) 2014-11-28 2017-05-08 린나이코리아 주식회사 건전지 케이스
WO2020202319A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱電機株式会社 リモコン装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102381453B1 (ko) 2018-12-26 2022-03-30 주식회사 엘지에너지솔루션 버스바 프레임의 움직임을 제한하는 가이드를 구비하는 배터리 모듈과, 이를 포함하는 배터리 팩 및 자동차
KR102266715B1 (ko) 2019-10-22 2021-06-21 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04137354A (ja) * 1990-09-27 1992-05-12 Ricoh Denshi Co Ltd 電源ケース及びその着脱装置
JPH0474850U (ja) * 1990-11-08 1992-06-30
JPH08250088A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Paloma Ind Ltd 乾電池ケース

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04137354A (ja) * 1990-09-27 1992-05-12 Ricoh Denshi Co Ltd 電源ケース及びその着脱装置
JPH0474850U (ja) * 1990-11-08 1992-06-30
JPH08250088A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Paloma Ind Ltd 乾電池ケース

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104253249A (zh) * 2013-06-25 2014-12-31 三星Sdi株式会社 电池组
CN104253249B (zh) * 2013-06-25 2018-06-22 三星Sdi株式会社 电池组
US10079376B2 (en) 2013-06-25 2018-09-18 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack
KR101733313B1 (ko) 2014-11-28 2017-05-08 린나이코리아 주식회사 건전지 케이스
JP2016200367A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 リンナイ株式会社 電池ケース付きコンロ
WO2020202319A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱電機株式会社 リモコン装置
JPWO2020202319A1 (ja) * 2019-03-29 2021-11-25 三菱電機株式会社 リモコン装置
JP7150145B2 (ja) 2019-03-29 2022-10-07 三菱電機株式会社 リモコン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5342184B2 (ja) 2013-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5342184B2 (ja) 電池ケースの脱着機構
JP4189237B2 (ja) 調理器具
JP4522903B2 (ja) 組込み式加熱調理器
JP5161598B2 (ja) 調理器具の電池収納構造
KR100691058B1 (ko) 가스 풍로
JP6519072B2 (ja) ガスグリル
JP6400989B2 (ja) グリル装置
JP5180607B2 (ja) グリル付きガスこんろ
JP2019056535A (ja) ガス調理器
JP5329864B2 (ja) 電池ケースの構造
KR20140032765A (ko) 휴대용 구이기
JP6129128B2 (ja) 組込式加熱調理器
JP5612724B2 (ja) 電池ケースの構造
JP2009247561A (ja) ガスコンロ用焼き網及びそれに用いられる容器
JP6663783B2 (ja) 加熱調理器
JP6039295B2 (ja) 加熱調理器
KR100451810B1 (ko) 휴대용 가스레인지의 가스용기 탈착 제어장치 및 이를구비한 휴대용 가스레인지
EP3002516B1 (en) Heater having automatic fire extinguisher
JP2018021727A (ja) ガスコンロ
JP2018194261A (ja) ガス調理器
JP7280743B2 (ja) グリル装置及びガスこんろ
JP5809480B2 (ja) 加熱調理器
JP4155840B2 (ja) 機器制御装置
JP4372609B2 (ja) 天板カバー付コンロ
JP6098680B2 (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110526

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110608

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5342184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees