JP2020191751A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータコアの極歯と筒状部の間のコイル線の巻回スペースを拡張することのできるモータを提供すること。【解決手段】モータ1において、外ステータコア44Bは、環状部441の内縁および外縁から同一方向に極歯45および筒状部442が突出しており、極歯45と筒状部442との間にコイル線41の巻回スペースがある。極歯45の板厚t45、および筒状部442の板厚t442は、環状部441の板厚t441より薄く、筒状部442の板厚t442は、極歯45の板厚t45より薄い。また、筒状部442の板厚t442と極歯45の板厚t45との差はコイル線41の線径より大である。従って、極歯45と筒状部442の間のコイル線41の巻回スペースを拡張することができ、コイル線41の巻回数を増やすことができる。【選択図】図2
Description
本発明は、環状部の内縁および外縁から同一方向に極歯および筒状部が突出したステータコアを備えたモータに関するものである。
回転軸の外周に磁石を備えたロータと、ロータの外周側に配置された筒状のステータとを有するモータにおいて、ステータのモータ軸線方向の端部に配置されたステータコアが、環状部と、環状部の内縁からモータ軸線方向に折れ曲がった極歯と、環状部の外縁からモータ軸線方向に折れ曲がった円筒状の筒状部を備えた態様が提案されている。また、コイル線の巻回数を増やすことを目的に、環状部および極歯の厚さをt1とし、筒状部の厚さをt2とし、コイル線の線径をdとしたときに、以下の関係を満たす構成とすることが提案されている(特許文献1参照)。
t2≦t1−d
しかしながら、引用文献1に記載の構成では、筒状部の板厚のみを薄くしているため、極歯と筒状部の間のスペースを十分に拡張できない。それ故、コイルの巻回数を十分に増やすことができないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ステータコアの極歯と筒状部の間のコイル線の巻回スペースを拡張することのできるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータは、回転軸の外周に磁石を備えたロータと、前記ロータの外周側に配置された筒状のステータと、を有し、前記ステータは、モータ軸線方向に直交する環状部、前記環状部の内縁から前記モータ軸線に沿うように折れ曲がった極歯、および前記環状部の外縁から前記極歯と同一方向に折れ曲がった円筒状の筒状部を備えたステータコアを備え、前記環状部、前記極歯、および前記筒状部の各々の板厚は、以下の関係
前記環状部の板厚>前記極歯の板厚>前記筒状部の板厚
にあることを特徴とする。
前記環状部の板厚>前記極歯の板厚>前記筒状部の板厚
にあることを特徴とする。
本発明では、極歯の板厚が環状部の板厚より薄く、筒状部の板厚が極歯の板厚より薄い。このため、筒状部の板厚のみを薄くする場合より、コイル線の巻回数をさらに増やすことができる。
本発明において、前記筒状部の板厚と前記極歯の板厚との差は、前記筒状部と前記極歯との間にコイルを構成するコイル線の線径より大である態様を採用することができる。かかる態様によれば、筒状部の板厚と極歯の板厚との差を利用してコイル線の巻回数を増やすことができる。
本発明において、前記極歯の前記環状部からの突出寸法である長さ、および前記筒状部の前記環状部からの突出寸法である長さは、前記筒状部の半径を超えている態様を採用することができる。
本発明において、前記筒状部の半径が3mm以下である態様を採用することができる。
本発明では、極歯の板厚が環状部の板厚より薄く、筒状部の板厚が極歯の板厚より薄い。このため、筒状部の板厚のみを薄くする場合より、コイル線の巻回数をさらに増やすことができる。
図面を参照して、本発明を適用したモータ1の一例を説明する。なお、以下の説明において、軸線L方向は回転軸30の中心軸線(モータ軸線)が延在している方向であり、軸線L方向において、回転軸30が回転を出力する側が「出力側Lb」であり、出力側Lbとは反対側が「反出力側La」である。以下に説明する実施形態では、回転軸30がステータ4から突出している側が出力側Lbであり、回転軸30がステータ4から突出している側とは反対側が反出力側Laである。また、以下の説明では、軸線L方向の「一方側」が反出力側Laで、軸線L方向の「他方側」が出力側Lbである場合を中心に説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したモータ1の断面図である。図1に示すモータ1は、ステッピングモータであり、回転軸30の外周に磁石31を備えたロータ3と、ロータ3の外周側に配置された筒状のステータ4とを有している。回転軸30は、軸線L方向に延在し、ステータ4の出力側Lbの端部から突出している。回転軸30には、円筒状の磁石31が接着剤(図示せず)等によって固着されており、磁石31に対して径方向外側でステータ4が対向している。磁石31は、周方向にN極とS極が交互に設けられた永久磁石である。
図1は、本発明を適用したモータ1の断面図である。図1に示すモータ1は、ステッピングモータであり、回転軸30の外周に磁石31を備えたロータ3と、ロータ3の外周側に配置された筒状のステータ4とを有している。回転軸30は、軸線L方向に延在し、ステータ4の出力側Lbの端部から突出している。回転軸30には、円筒状の磁石31が接着剤(図示せず)等によって固着されており、磁石31に対して径方向外側でステータ4が対向している。磁石31は、周方向にN極とS極が交互に設けられた永久磁石である。
本形態において、ステータ4は、外径に比して、軸線L方向に長く延在した形状を有している。例えば、ステータ4の外径は3mm以下であり、ステータ4の軸線L方向の長さは、6mmを超える寸法を有している。
ステータ4は、A相用のステータ4AとB相用のステータ4Bとが軸線L方向に重ねて配置された構造を有している。このため、ステータ4では、コイル40を構成するコイル線41が巻回された環状の2つのコイルボビン42(コイルボビン42Aとコイルボビン42B)が軸線L方向に隣り合うように配置されており、2つのコイルボビン42の各々に、内ステータコア43および外ステータコア44が両側から重ねて配置されている。
より具体的には、A相用のステータ4Aでは、A相用のコイル40Aが外周側に設けられたコイルボビン42Aに対して軸線L方向の両側に、環状の内ステータコア43A、お
よび断面U字形状の外ステータコア44Aが各々、重ねて配置されている。A相用のステータ4Aでは、B相用のコイル40Bが外周側に設けられたコイルボビン42Bに対して軸線L方向の両側に、環状の内ステータコア43B、および断面U字形状の外ステータコア44Bが各々、重ねて配置されており、内ステータコア43Aと内ステータコア43Bとは軸線L方向で隣接している。
よび断面U字形状の外ステータコア44Aが各々、重ねて配置されている。A相用のステータ4Aでは、B相用のコイル40Bが外周側に設けられたコイルボビン42Bに対して軸線L方向の両側に、環状の内ステータコア43B、および断面U字形状の外ステータコア44Bが各々、重ねて配置されており、内ステータコア43Aと内ステータコア43Bとは軸線L方向で隣接している。
内ステータコア43(内ステータコア43A、43B)は、コイルボビン42(コイルボビン42A、42B)に軸線L方向から重なる環状部431と、環状部431の内縁から軸線L方向に沿って折れ曲がった複数の極歯45とを有している。
外ステータコア44(外ステータコア44A、44B)は、コイルボビン42(コイルボビン42A、42B)に軸線L方向から重なる環状部441と、環状部441の内縁から軸線L方向に沿って折れ曲がった複数の極歯45とを有しており、コイルボビン42(コイルボビン42A、42B)の内周面では、内ステータコア43の極歯45と外ステータコア44の極歯45とが周方向に交互に配列されている。
外ステータコア44(外ステータコア44A、44B)は、さらに、環状部441の外縁から軸線L方向に沿って極歯45と同一方向に折れ曲がった筒状部442を有しており、外ステータコア44Aの筒状部442と外ステータコア44Bの筒状部442とによってモータケースが構成されている。筒状部442は周方向の一部が切り欠かれており、切欠き444からはコイルボビン42(コイルボビン42A、42B)に形成された端子台420(端子台420A、420B)が径方向外側に突出している。
(外ステータコア44の構成)
図2は、図1に示すモータ1の反出力側Laの端部の拡大断面図である。図2において、内ステータコア43および外ステータコア44は、軟磁性板に対するプレス加工等によって形成される。本形態において、ステータ4は、外径に比して、軸線L方向に長く延在した形状を有していることから、極歯45の長さは、ステータ4の外径の割には長い。
図2は、図1に示すモータ1の反出力側Laの端部の拡大断面図である。図2において、内ステータコア43および外ステータコア44は、軟磁性板に対するプレス加工等によって形成される。本形態において、ステータ4は、外径に比して、軸線L方向に長く延在した形状を有していることから、極歯45の長さは、ステータ4の外径の割には長い。
より具体的には、外ステータコア44において、極歯45の環状部441からの突出寸法である長さ、および筒状部442の環状部441からの突出寸法である長さは、筒状部442の半径(環状部441の半径)を超えている。本形態において、外ステータコア44の筒状部442の半径は3mm以下である。より具体的には、外ステータコア44において、筒状部442の半径は2.25mmであり、極歯45の長さは2.65mmであり、筒状部442の長さは3.63mmである。
また、外ステータコア44において、極歯45の板厚t45は、環状部441の板厚t441より薄い。このため、コイル線41を巻回するスペースを広く確保することができるので、コイル線41の巻回数を増やすことができる。さらに、外ステータコア44において、筒状部442の板厚t442は、環状部441の板厚t441より薄く、さらに、極歯45の板厚t45より薄い。すなわち、以下の関係を満たしている。
板厚t441>極歯の板厚t45>板厚t442
板厚t441>極歯の板厚t45>板厚t442
また、筒状部442の板厚t442と極歯45の板厚t45との差はコイル線41の線径より大である。
例えば、外ステータコア44において、環状部441の板厚t441は0.35mmであり、極歯45の板厚t45は0.23mmであり、筒状部442の板厚t442は0.20mmであり、コイル線41の線径は0.055mmである。
なお、内ステータコア43は、外ステータコア44と筒状部442がないという点を除いて外ステータコア44と同一の構成を有しており、内ステータコア43において、極歯45の長さは、外ステータコア44の筒状部442の半径(環状部431の半径)を超えている。また、内ステータコア43において、極歯45の板厚は、環状部431の板厚より薄い。
このように本形態では、極歯45の板厚t45、および筒状部442の板厚t442は、環状部441の板厚t441より薄く、筒状部442の板厚t442は、極歯45の板厚t45より薄い。また、筒状部442の板厚t442と極歯45の板厚t45との差はコイル線41の線径より大である。従って、極歯45の板厚t45、および筒状部442の板厚t442のうち、一方のみを環状部441の板厚t441より薄くした場合より、コイル線41を巻回するスペースを広く確保することができるので、コイル線41の巻回数を増やすことができる。
なお、極歯45の板厚t45を環状部441の板厚t441より薄くするにあたっては、外ステータコア44を製作する際、プレス加工によって軟磁性板を延ばす薄肉化工程によって極歯45を薄く形成すればよく、比較的簡単な工程で極歯45の板厚t45を環状部441の板厚t441より薄くすることができる。また、筒状部442の板厚t442を環状部441の板厚t441より薄くするにあたっては、外ステータコア44を製作する際、プレス加工によって軟磁性板を延ばす薄肉化工程によって筒状部442を薄く形成すればよく、比較的簡単な工程で、筒状部442の板厚t442を環状部441の板厚t441より薄くすることができる。
(出力側Lbの端板6および軸受7の構成)
再び図1において、ステータ4の出力側Lbの端部には端板6が溶接等の方法で固定されており、端板6には軸受7が固定されている。本形態において、回転軸30には、磁石31の出力側Lbの端部に重なるようにワッシャ51が装着されており、ワッシャ51は、軸受7と磁石31との間に位置する。端板6は金属板であり、軸受7は金属製の焼結軸受である。
再び図1において、ステータ4の出力側Lbの端部には端板6が溶接等の方法で固定されており、端板6には軸受7が固定されている。本形態において、回転軸30には、磁石31の出力側Lbの端部に重なるようにワッシャ51が装着されており、ワッシャ51は、軸受7と磁石31との間に位置する。端板6は金属板であり、軸受7は金属製の焼結軸受である。
軸受7は、回転軸30が内側に位置する軸穴70が形成された筒部71と、筒部71の出力側Lbの端部で拡径するフランジ部72とを有しており、フランジ部72は、端板6に出力側Lbから重なっている。端板6には、筒部71が貫通する貫通穴60が形成されている。軸受7は、例えば、筒部71のうち、端板6から反出力側Laに突出した部分が端板6に溶接やカシメ等の方法で固定されている。本形態において、軸受7は、筒部71の反出力側Laの端面710の外周部分に対するカシメによって端板6に固定されている。
(反出力側Laの端板8および軸受9の構成)
図3は、図1に示す反出力側Laの外ステータコア44Bに端板8を介して軸受9を固定した様子を示す斜視図である。図4は、図1に示す反出力側Laの外ステータコア44Bに端板8を介して軸受9を固定した様子を示す底面図である。図5は、図1に示す端板8および軸受9等を反出力側Laからみた斜視図である。図6は、図5に示す端板8および軸受9を出力側Lbからみた斜視図である。
図3は、図1に示す反出力側Laの外ステータコア44Bに端板8を介して軸受9を固定した様子を示す斜視図である。図4は、図1に示す反出力側Laの外ステータコア44Bに端板8を介して軸受9を固定した様子を示す底面図である。図5は、図1に示す端板8および軸受9等を反出力側Laからみた斜視図である。図6は、図5に示す端板8および軸受9を出力側Lbからみた斜視図である。
図2〜図6に示すように、ステータ4の反出力側Laの端部(軸線L方向の一方側の端部)を構成する外ステータコア44Bの環状部441には端板8が溶接等の方法で固定されており、端板8には、回転軸30を内側で回転可能に支持する軸受9が固定されている。端板8は円盤状の金属板であり、軸受9は金属製の焼結軸受である。本形態において、回転軸30には、磁石31の反出力側Laの端部に重なるようにワッシャ52が装着され
ており、ワッシャ52は、軸受9と磁石31との間に位置する。
ており、ワッシャ52は、軸受9と磁石31との間に位置する。
軸受9は、軸線L方向に延在する円筒状の筒部91と、筒部91の出力側Lb(軸線L方向の他方側)で拡径して端板8に出力側Lbから重なる円環状のフランジ部92とを有しており、筒部91に形成された断面円形の軸穴90の内周面90aによって回転軸30が回転可能に支持されている。本形態において、軸穴90は、軸線L方向の両端が拡径しており、軸線L方向の中央より出力側Lbに位置する部分が、回転軸30が摺動する摺動面90bになっている。
軸穴90は筒部91を軸線L方向で貫通している。このため、筒部91の反出力側Laの端面910では軸穴90が開口しており、端面910は円環状になっている。但し、回転軸30の反出力側Laの軸端30aは、筒部91の内側に位置し、筒部91から反出力側Laに突出していない。従って、モータ1の軸線L方向の長さを短くすることができる。
端板8は、筒部91が貫通する円形の貫通穴80が形成されている。端板8の反出力側La(軸線L方向の一方側)の面81(外面)には、貫通穴80の周りで出力側Lb(内側)に向けて凹んだ円環状の凹部86が形成されている。
端板8は、金属板であり、凹部86は端板8に対するプレス加工によって形成される。このため、端板8の出力側Lbの面82では、凹部86と重なる部分がステータ4と重なる部分より出力側Lbに突出した円環状の凸部87になっており、凸部87に対して軸受9のフランジ部92が出力側Lbから重なっている。従って、端板8に凹部86を形成した場合でも、端板8の強度低下を抑制することができる。
ここで、軸受9は、筒部91の一部91aが凹部86の底部860から反出力側Laに突出した状態で端板8に溶接やカシメ等によって固定されている。従って、端板8から反出力側La(外側)への軸受9の突出を抑制することができる。本形態において、筒部91は、凹部86から反出力側La(外側)に突出していない状態で端板8に溶接やカシメ等によって固定されている。従って、モータ1では、反出力側Laに軸受9が突出していないので、モータ1の軸線L方向の寸法を短くすることができる。
本形態においては、図4に示すように、軸受9は、筒部91の反出力側Laの端面910の外周側部分911に対するカシメにより端板8に固定されている。より具体的には、カシメ用のパンチによって端面の910の外周側部分911を押し潰し、外周側部分911の塑性変形した部分を端板8の貫通穴80の内縁に被せるとともに、筒部91の塑性変形した部分を貫通穴80の内周面に当接させる。
ここで、端面910におけるカシメの痕95は、端面910の外縁から径方向内側に向かって筒部91の径方向の肉厚の1/2を超える寸法を有している。従って、カシメを施した領域が広いので、軸受9の筒部91の外径が小さい場合でも、端板8と軸受9とを強固に固定することができる。
(軸受9の位置決め構造)
本形態では、軸受9のうち、端板8から出力側Lbに突出した部分が、ステータ4において反出力側Laの端部に位置する外ステータコア44Bの極歯45に対して固定されずに径方向内側から当接することによって、軸受9が径方向で位置決めされている。本形態において、軸受9は、フランジ部92の径方向外側の端部920が極歯45に径方向内側から当接している。
本形態では、軸受9のうち、端板8から出力側Lbに突出した部分が、ステータ4において反出力側Laの端部に位置する外ステータコア44Bの極歯45に対して固定されずに径方向内側から当接することによって、軸受9が径方向で位置決めされている。本形態において、軸受9は、フランジ部92の径方向外側の端部920が極歯45に径方向内側から当接している。
従って、軸受9をステータ4に嵌合させる必要がないので、極歯45を変形させることがない。従って、軸受9が傾いた姿勢で固定されるという事態が発生しにくいので、軸受9によって回転軸30を適正に支持することができる。特に本形態では、径方向からみたとき、軸穴90の内周面のうち、回転軸30が接して摺動する摺動面90bと、軸受9が極歯45の内周面45aに当接する部分とが重なっている。従って、軸穴90の内周面のうち、回転軸30が摺動する摺動面90bの径方向の位置決めを適正に行うことができるので、軸受9によって回転軸30を適正に支持することができる。
ここで、極歯45は、径方向内側に向けて凸状に湾曲して折れ曲がった根元部分451と、根元部分451からモータ軸線Lに沿って延在する先端部分452とを備えており、軸受9は、極歯45の先端部分452のうち、根元部分451に近い部分に対して径方向内側から当接している。それ故、軸受9を適正に位置決めすることができるので、軸受9によって回転軸30を適正に支持することができる。
[他の実施の形態]
上記実施形態においては、反出力側Laで極歯45の内面に軸受9を当接させて軸受9の径方向の位置決めを行ったが、出力側Lbで極歯45の内面に軸受7を当接させて軸受7の径方向の位置決めを行ってもよい。
上記実施形態においては、反出力側Laで極歯45の内面に軸受9を当接させて軸受9の径方向の位置決めを行ったが、出力側Lbで極歯45の内面に軸受7を当接させて軸受7の径方向の位置決めを行ってもよい。
上記実施形態においては、反出力側Laで軸受9を端板8に固定するにあたって、端板8の凹部86を形成したが、出力側Lbで軸受7を端板6に固定するにあたって、端板6に凹部を形成してもよい。
上記実施形態では、ステータ4の外径が6mm以下のモータ1に本発明を適用したが、ステータ4の外径が6mmを超えるモータ1に本発明を適用してもよい。
1…モータ、3…ロータ、4、4A、4B…ステータ、8…端板、9…軸受、30…回転軸、30a…軸端、31…磁石、40、40A、40B…コイル、41…コイル線、42、42A、42B…コイルボビン、43、43A、43B…内ステータコア、44、44A、44B…外ステータコア、45…極歯、45a、90a…内周面、51、52…ワッシャ、80…貫通穴、90…軸穴、91…筒部、92…フランジ部、86…凹部、87…凸部、90b…摺動面、95…痕、431、441…環状部、442…筒状部、444…切欠き、451…根元部分、452…先端部分、910…端面、860…底部、911…外周側部分、920…端部、L…モータ軸線、La…反出力側、Lb…出力側、t45、t441、t442…板厚
Claims (4)
- 回転軸の外周に磁石を備えたロータと、
前記ロータの外周側に配置された筒状のステータと、
を有し、
前記ステータは、モータ軸線方向に直交する環状部、前記環状部の内縁から前記モータ軸線に沿うように折れ曲がった極歯、および前記環状部の外縁から前記極歯と同一方向に折れ曲がった円筒状の筒状部を備えたステータコアを備え、
前記環状部、前記極歯、および前記筒状部の各々の板厚は、以下の関係
前記環状部の板厚>前記極歯の板厚>前記筒状部の板厚
にあることを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
前記筒状部の板厚と前記極歯の板厚との差は、前記筒状部と前記極歯との間にコイルを構成するコイル線の線径より大であることを特徴とするモータ。 - 請求項1または2に記載のモータにおいて、
前記極歯の前記環状部からの突出寸法である長さ、および前記筒状部の前記環状部からの突出寸法である長さは、前記筒状部の半径を超えていることを特徴とするモータ。 - 請求項3に記載のモータにおいて、
前記筒状部の半径が3mm以下であることを特徴とするモータ。
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2019
- 2019-05-23 JP JP2019096619A patent/JP2020191751A/ja active Pending
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