JP2020191611A - 画像読取装置、及び、その制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーに煩わしさを感じさせないようにする。【解決手段】読取部及び原稿供給部を含む本体と、該本体の支持部と、本体を傾きが互いに異なる複数の保持姿勢に切り替え可能な姿勢切替部と、を備える画像読取装置は、原稿の種類にそれぞれ対応する複数のモードに切り替え可能なモード切替部と、保持姿勢とモードとの許容される第一組合せであることを示す第一画面及び保持姿勢とモードとの禁止される第二組合せであることを示す第二画面を表示可能な表示部と、制御部と、を備える。制御部は、第一組合せでない状態から第一組合せの状態に切り替わると第一画面を表示部に表示させ、第一組合せの状態への切り替わり時点から第一画面が表示されるまでの第一時間よりも長い時間を第二時間として、第二組合せでない状態から第二組合せの状態に切り替わってから第二時間が経過した後、第二画面を表示部に表示させる。【選択図】図7

Description

本発明は、本体を複数の姿勢に切り替え可能な画像読取装置、及び、その制御方法に関する。
画像読取装置として、特許文献1に画像データ変換装置と給紙装置を含む画像化装置本体の傾斜角を複数の傾斜角位置の1つに調節可能な文書画像化装置が開示されている。画像化装置本体は、支持台に旋回可能に結合されている。
特表2009−527143号公報
原稿の種類に応じて給紙モードを設定する場合、原稿を送る精度の点から、本体の傾斜角に応じて組み合わせない方が好ましい給紙モードが存在する。例えば、本体の傾斜が垂直に近い第一傾斜角である場合、薄紙を給紙することに向かないため、第一傾斜角と薄紙給紙モードとを組み合わせない方が好ましい。また、本体の傾斜が緩い第二傾斜角である場合も、第二傾斜角と組み合わせない方が好ましい給紙モードが存在し得る。そこで、好ましくない組合せをサポートされない組合せとして案内する画面を表示することが考えられる。
ここで、第一傾斜角と第一給紙モードの組合せ、及び、第二傾斜角と第二給紙モードの組合せがサポートされ、第一傾斜角と第二給紙モードの組合せ、及び、第二傾斜角と第一給紙モードの組合せがサポートされないとする。第一傾斜角と第一給紙モードの組合せから第二傾斜角と第二給紙モードの組合せに切り替える場合、先に本体の傾斜角を切り替えてから給紙モードを切り替えるか、先に給紙モードを切り替えてから本体の傾斜角を切り替えることになる。いずれの場合も、一時的にサポートされない組合せになる。この場合、非サポートの案内画面が表示されることは、ユーザーに煩わしさを感じさせる。
本発明の画像読取装置は、原稿を読み取る読取部及び該読取部に前記原稿を供給する原稿供給部を含む本体と、該本体を支持する支持部と、前記本体を傾きが互いに異なる複数の保持姿勢に切り替え可能な姿勢切替部と、を備える画像読取装置であって、
前記原稿の種類にそれぞれ対応する複数のモードに切り替え可能なモード切替部と、
前記保持姿勢と前記モードとの許容される第一組合せであることを示す第一画面、及び、前記保持姿勢と前記モードとの禁止される第二組合せであることを示す第二画面を表示可能な表示部と、
該表示部による表示を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第一組合せでない状態から前記第一組合せの状態に切り替わると前記第一画面を前記表示部に表示させ、
前記第一組合せの状態への切り替わり時点から前記第一画面が表示されるまでの第一時間よりも長い時間を第二時間として、前記第二組合せでない状態から前記第二組合せの状態に切り替わってから前記第二時間が経過した後、前記第二画面を前記表示部に表示させる、
態様を有する。
また、本発明の画像読取装置は、原稿を読み取る読取部及び該読取部に前記原稿を供給する原稿供給部を含む本体と、該本体を支持する支持部と、前記本体を傾きが互いに異なる複数の保持姿勢に切り替え可能な姿勢切替部と、を備える画像読取装置であって、
前記原稿の種類にそれぞれ対応する複数のモードに切り替え可能なモード切替部と、
前記保持姿勢と前記モードとの許容される第一組合せであることを示す第一画面、及び、前記保持姿勢と前記モードとの禁止される第二組合せであることを示す第二画面を表示可能な表示部と、
該表示部による表示を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第二組合せでない状態から前記第二組合せの状態に切り替わっても前記第二画面を前記表示部に表示させず、前記第二組合せの状態において前記原稿の読み取り指示を受け付けると前記第二画面を前記表示部に表示させる、
態様を有する。
さらに、本発明の制御方法は、原稿を読み取る読取部及び該読取部に前記原稿を供給する原稿供給部を含む本体と、該本体を支持する支持部と、前記本体を傾きが互いに異なる複数の保持姿勢に切り替え可能な姿勢切替部と、前記原稿の種類にそれぞれ対応する複数のモードに切り替え可能なモード切替部と、画面を表示する表示部と、を備える画像読取装置の制御方法であって、
前記表示部は、前記保持姿勢と前記モードとの許容される第一組合せであることを示す第一画面、及び、前記保持姿勢と前記モードとの禁止される第二組合せであることを示す第二画面を表示可能であり、
前記制御方法は、
前記第一組合せでない状態から前記第一組合せの状態に切り替わると前記第一画面を前記表示部に表示させる第一工程と、
前記第一組合せの状態への切り替わり時点から前記第一画面が表示されるまでの第一時間よりも長い時間を第二時間として、前記第二組合せでない状態から前記第二組合せの状態に切り替わってから前記第二時間が経過した後、前記第二画面を前記表示部に表示させる第二工程と、を含む、
態様を有する。
各保持姿勢の本体を備える画像読取装置の例を模式的に示す図。 本体の保持機構の例を模式的に示す図。 本体の正面の例を模式的に示す図。 画像読取システムの構成例を模式的に示すブロック図。 図5A,5Bは許可される第一組合せから禁止される第二組合せを経て別の第一組合せに切り替える例を模式的に示す図。 画面の変化例を模式的に示す図。 第一画面と第二画面の表示タイミングの例を模式的に示す図。 第二画面の表示タイミングの例を模式的に示す図。 画面の変化例を模式的に示す図。 制御部が行う画面案内処理の例を示すフローチャート。 操作に応じた画面の表示例を模式的に示す図。 操作に応じた画面の表示例を模式的に示す図。 操作に応じた画面の表示例を模式的に示す図。 操作に応じた画面の表示例を模式的に示す図。 制御部が行う画面案内処理の別の例を示すフローチャート。 制御部が行う画面案内処理の別の例を示すフローチャート。 画面の変化例を模式的に示す図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本発明に含まれる技術の概要:
まず、図1〜17に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。「本発明に含まれる技術の概要」において、括弧内は直前の語の補足説明を意味する。
態様1:
図1,3,4等に例示するように、本技術の一態様に係る画像読取装置10は、原稿OR1を読み取る読取部20及び該読取部20に前記原稿OR1を供給する原稿供給部25を含む本体30と、該本体30を支持する支持部40と、前記本体30を傾きが互いに異なる複数の保持姿勢P0に切り替え可能な姿勢切替部50と、を備える画像読取装置10であって、モード切替部60と、表示部18と、制御部11と、を備える。前記モード切替部60は、前記原稿OR1の種類にそれぞれ対応する複数のモードM0に切り替え可能である。前記表示部18は、前記保持姿勢P0と前記モードM0との許容される第一組合せCO1であることを示す第一画面D1、及び、前記保持姿勢P0と前記モードM0との禁止される第二組合せCO2であることを示す第二画面D2を表示可能である。前記制御部11は、前記第一組合せCO1でない状態から前記第一組合せCO1の状態に切り替わると前記第一画面D1を前記表示部18に表示させる。ここで、図7等に例示するように、前記第一組合せCO1の状態への切り替わり時点から前記第一画面D1が表示されるまでの第一時間T1よりも長い時間を第二時間T2とする。前記制御部11は、前記第二組合せCO2でない状態から前記第二組合せCO2の状態に切り替わってから前記第二時間T2が経過した後、前記第二画面D2を前記表示部18に表示させる。
以上より、本体30の姿勢とモードM0とが一時的にサポートされていない組合せになっても、即座には非サポートを示す第二画面D2に切り替わらない。従って、本態様は、ユーザーに煩わしさを感じさせない画像読取装置を提供することができる。
ここで、画像読取装置には、スキャナー、ファクシミリ、原稿の読み取り機能と画像データの出力機能を備える複合機、等が含まれる。
第一組合せでない状態には、第二組合せの状態に限定されず、本体の姿勢が複数の保持姿勢のいずれでもない状態等が含まれる。第二組合せでない状態には、第一合せの状態に限定されず、本体の姿勢が複数の保持姿勢のいずれでもない状態等が含まれる。
第一組合せの状態への切り替わり時点から第一画面が表示されるまでの第一時間は、人間の目で認識可能な時間に限定されず、ミリ秒オーダー以下の時間でもよい。
本願における「第一」、「第二」、「第三」、…は、各構成要素を識別するための用語であり、順番を意味しない。
尚、上述した付言は、以下の態様においても適用される。
態様2:
図10等に例示するように、前記制御部11は、前記第二時間T2が経過する前に前記第二組合せCO2の状態から前記第一組合せCO1の状態に変わると、前記第一画面D1を前記表示部18に表示させてもよい。この態様は、本体30の姿勢とモードM0とがサポートされている組合せになるとサポートを示す第一画面D1が表示されるので、より適切に画像読取装置の状態を把握することができる。
態様3:
図15に例示するように、前記制御部11は、前記第二組合せCO2の状態において前記第二時間T2が経過する前に前記原稿OR1の読み取り指示(例えばステップS142,S144)を受け付けると、前記第二画面D2を前記表示部18に表示させてもよい。この態様は、本体30の姿勢とモードM0とがサポートされていない組合せとなってから第二時間T2が経過する前であっても原稿OR1の読み取り指示に対して非サポートを示す第二画面D2が表示されるので、より適切に画像読取装置の状態を把握することができる。
態様4:
図8等に例示するように、前記第二組合せCO2の状態に切り替わってから前記保持姿勢P0が切り替わることにより前記第一組合せCO1の状態になる場合の前記第二時間(例えば図8の下部に示す第二時間T22)は、前記第二組合せCO2の状態に切り替わってから前記モードM0が切り替わることにより前記第一組合せCO1の状態になる場合の前記第二時間(例えば図8の上部に示す第二時間T21)よりも長くてもよい。
本体30の保持姿勢P0を切り替える操作は、モードM0を切り替える操作よりも時間がかかる。上記態様4は、本体30の保持姿勢P0を切り替える操作の前に非サポートを示す第二画面D2に切り替わったり、モードM0を切り替えない時間が長くても非サポートを示す第二画面D2が表示されなかったりするという、煩わしさ等を感じさせないようにすることができる。
態様5:
図9等に例示するように、前記制御部11は、前記本体30が前記複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていない場合に前記本体30が前記複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていないことを示す第三画面D3を前記表示部18に表示させてもよい。この態様は、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていないことを示す第三画面D3が表示されるので、より適切に画像読取装置の状態を把握することができる。
態様6:
図4に例示するように、本画像読取装置10は、前記本体30の姿勢を検出する姿勢検出部55をさらに備えていてもよい。前記制御部11は、前記姿勢検出部55により検出される前記姿勢と、前記モード切替部60により示される前記モードM0と、が前記第一組合せCO1でない状態から前記第一組合せCO1の状態に切り替わると前記第一画面D1を前記表示部18に表示させてもよい。当該制御部11は、前記姿勢検出部55により検出される前記姿勢と、前記モード切替部60により示される前記モードM0と、が前記第二組合せCO2でない状態から前記第二組合せCO2の状態に切り替わってから前記第二時間T2が経過した後、前記第二画面D2を前記表示部18に表示させてもよい。本態様は、第一組合せCO1に含まれる保持姿勢、及び、第二組合せCO2に含まれる保持姿勢が姿勢検出部55により検出されるので、より適切なタイミングで第一画面D1及び第二画面D2を表示部18に表示させることができる。従って、本態様は、より適切に画像読取装置の状態を把握することができる。
態様7:
ところで、図16に例示するように、本技術の別の態様に係る画像読取装置10において、前記制御部11は、前記第二組合せCO2でない状態から前記第二組合せCO2の状態に切り替わっても前記第二画面D2を前記表示部18に表示させず、前記第二組合せCO2の状態において前記原稿OR1の読み取り指示を受け付けると前記第二画面D2を前記表示部18に表示させる。これにより、本体30の姿勢とモードM0とが一時的にサポートされていない組合せになっても原稿OR1の読み取り指示があるまでは非サポートを示す第二画面D2に切り替わらない。従って、本態様は、ユーザーに煩わしさを感じさせない画像読取装置を提供することができる。
態様8:
また、図7等に例示するように、本技術の一態様に係る制御方法は、画像読取装置10の制御方法であって、第一工程ST1と第二工程ST2を含む。前記第一工程ST1では、前記第一組合せCO1でない状態から前記第一組合せCO1の状態に切り替わると前記第一画面D1を前記表示部18に表示させる。ここで、前記第一組合せCO1の状態への切り替わり時点から前記第一画面D1が表示されるまでの第一時間T1よりも長い時間を第二時間T2とする。前記第二工程ST2では、記第二組合せCO2でない状態から前記第二組合せCO2の状態に切り替わってから前記第二時間T2が経過した後、前記第二画面D2を前記表示部18に表示させる。
以上より、本体30の姿勢とモードM0とが一時的にサポートされていない組合せになっても即座には非サポートを示す第二画面D2に切り替わらない。従って、本態様は、ユーザーに煩わしさを感じさせない画像読取装置の制御方法を提供することができる。
さらに、本技術は、画像読取装置を含む画像読取システム、画像読取システムの制御方法、画像読取装置の制御プログラム、画像読取システムの制御プログラム、前述のいずれかの制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。画像読取装置や画像読取システムは、分散した複数の部分で構成されてもよい。
(2)画像読取装置の具体例:
図1は、傾きが互いに異なる複数の保持姿勢P0をとり得る本体30を備える画像読取装置10を模式的に例示している。図2は、本体30の保持機構を模式的に例示している。図3は、本体30の正面を模式的に例示している。図3の上部には、モード切替部60の拡大図が示されている。図4は、画像読取装置10を含む画像読取システムSY1の構成を模式的に例示している。図4に示す画像読取システムSY1は、画像読取装置10と1以上の外部端末100を含んでいる。
画像読取装置10は、本体30、該本体30の支持部40、及び、本体30の姿勢切替部50を備えている。本体30は、原稿OR1を読み取る読取部20、及び、該読取部20に原稿OR1を供給する原稿供給部25を含んでいる。支持部40は、本体30を支持する。姿勢切替部50は、本体30を傾きが互いに異なる複数の保持姿勢P0に切り替え可能である。図1,2に示す複数の保持姿勢P0は、原稿OR1の搬送経路28が最も水平に近い略水平姿勢P1、該略水平姿勢P1よりも経路28の傾斜が急な標準姿勢P2、及び、経路28が最も垂直に近い収納姿勢P3を含んでいる。略水平姿勢P1は、薄紙といった、傾斜が急な給紙トレイ26では給紙の精度が低い原稿の読み取りに適した姿勢である。標準姿勢P2は、定型紙といった、傾斜が急な給紙トレイ26で円滑に給紙される原稿の読み取りに適した姿勢である。収納姿勢P3は、画像読取装置10の設置面積が最も少なく保管に適した姿勢である。尚、略水平姿勢P1は、完全に水平な姿勢に限定されず、標準姿勢P2よりも水平に近い姿勢であれば傾斜姿勢でもよい。
また、画像読取装置10は、モード切替部60、表示部18、及び、制御部11を備えている。これらの要素は、本体30と支持部40のどちらに有ってもよく、本体30と支持部40に跨がって存在してもよい。以下の説明では、これらの要素60,18,11が本体30に有るものとする。モード切替部60は、原稿OR1の種類にそれぞれ対応する複数の給紙モードM0に切り替え可能である。図3に示す複数の給紙モードM0は、薄紙といった原稿を読み取る略水平給紙モードM1、定型紙といった、一般的に使用される原稿を読み取る標準給紙モードM2、及び、冊子やパスポート等といった原稿を1枚ずつセットして読み取る手差し給紙モードM3を含んでいる。略水平給紙モードM1は、標準姿勢P2での読み取りが禁止され、略水平姿勢P1でのみ読み取りが許容される。これは、標準姿勢P2の給紙トレイ26では給紙の精度が低くなる原稿の読み取りを高精度にするためである。標準給紙モードM2は、略水平姿勢P1での読み取りが禁止され、標準姿勢P2でのみ読み取りが許容される。これは、定型紙といった、一般的に使用される原稿の読み取りを高精度にするためである。手差し給紙モードM3は、略水平姿勢P1と標準姿勢P2の両方で読み取りが許容される。
以上より、保持姿勢P0と給紙モードM0との許容される第一組合せCO1は、以下の通りである。
(組合せ1)略水平姿勢P1と略水平給紙モードM1の組合せ
(組合せ2)標準姿勢P2と標準給紙モードM2の組合せ
(組合せ3)略水平姿勢P1と手差し給紙モードM3の組合せ
(組合せ4)標準姿勢P2と手差し給紙モードM3の組合せ
また、保持姿勢P0と給紙モードM0との禁止される第二組合せCO2は、以下の通りである。
(組合せ5)略水平姿勢P1と標準給紙モードM2の組合せ
(組合せ6)標準姿勢P2と略水平給紙モードM1の組合せ
まず、画像読取装置10に含まれる各要素を説明する。
読取部20と原稿供給部25を含む本体30は、図2に示すように、ロック穴31,32,33、ラック38、及び、ポジションセンサー551,552,553を有し、支持部40に対して回転軸39を中心として傾動可能に支持されている。ポジションセンサー551,552,553は、図4に示す姿勢検出部55の例である。ロック穴31,32,33のいずれか一つに姿勢切替部50のロックアーム52が入ることにより、本体30が複数の保持姿勢のいずれか一つに保持される。第一ロック穴31にロックアーム52が入ると、本体30は略水平姿勢P1に保持される。第二ロック穴32にロックアーム52が入ると、本体30は標準姿勢P2に保持される。第三ロック穴33にロックアーム52が入ると、本体30は収納姿勢P3に保持される。ラック38は、支持部40のピニオン48と噛み合っている。ラック38とピニオン48を含むラック機構は、回転軸39を中心とした本体30の傾動を円滑にする機能を有する。ポジションセンサー551,552,553は、それぞれ、ロック穴31,32,33に配置されている。第一ロック穴31に存在する第一ポジションセンサー551は、本体30が略水平姿勢P1にロックされているか否かを検出する。第二ロック穴32に存在する第二ポジションセンサー552は、本体30が標準姿勢P2にロックされているか否かを検出する。第三ロック穴33に存在する第三ポジションセンサー553は、本体30が収納姿勢P3にロックされているか否かを検出する。ポジションセンサー551,552,553には、光センサーや磁気センサーといった非接触式センサー、リミットスイッチといった接触式センサー、等を用いることができる。
原稿供給部25は、図4に示す搬送部21とともに、搬送経路28に供給される原稿OR1をスタックする給紙トレイ26、及び、搬送経路28から排出される原稿OR1を載置する排紙トレイ27を備えている。給紙トレイ26は、伸縮可能であり、本体30において操作パネル17がある正面の方へ傾動させることが可能である。排紙トレイ27は、伸縮可能であり、本体30において操作パネル17がある正面の方へ傾動させることが可能である。本体30が収納姿勢P3である場合に両トレイ26,27を短くして本体30の正面の方へ傾動させると、画像読取装置10が保管に適したコンパクトな姿になる。
支持部40は、ラック38と噛み合っているピニオン48を備え、回転軸39を中心として本体30を傾動可能に支持している。支持部40には、レバー回転軸53を中心として傾動可能な姿勢切替レバー51が取り付けられている。姿勢切替レバー51の一端は支持部40から出ており、姿勢切替レバー51の他端には上述したロックアーム52が固定されている。姿勢切替レバー51には、不図示の弾性機構によりロックアーム52を本体30の方へ押す方向へ力が加えられている。ロックアーム52は、本体30が略水平姿勢P1である場合に第一ロック穴31に入り、本体30が標準姿勢P2である場合に第二ロック穴32に入り、本体30が収納姿勢P3である場合に第三ロック穴33に入る。ユーザーが指で姿勢切替レバー51の一端を上げると、ロック穴31,32,33からロックアーム52が外れ、本体30を傾動させることができる。
本体30の正面には、図3に示すように、操作パネル17とモード切替部60が配置されている。図3に示す操作パネル17は、画面D0を表示する表示部18、及び、該表示部18の表面に貼り付けられたタッチパネルとしての操作受付部19を備えている。モード切替部60は、複数の給紙モードM0のいずれか一つを選択するためのモード切替スイッチ61を有している。図3の拡大図に示すように、略水平給紙モードM1に略水平給紙アイコンIC1が対応付けられ、標準給紙モードM2に標準給紙アイコンIC2が対応付けられ、手差し給紙モードM3に手差し給紙アイコンIC3が対応付けられている。
図4に示す画像読取装置10は、電気系統として、プロセッサーであるCPU12、半導体メモリーであるROM13、半導体メモリーであるRAM14、時計回路15、不揮発性メモリー16、操作パネル17、読取部20、搬送部21、通信インターフェイス23、姿勢検出部55、及び、モード切替スイッチ61を備えている。ここで、CPUはCentral Processing Unitの略称であり、ROMはRead Only Memoryの略称であり、RAMはRandom Access Memoryの略称であり、図4に示すI/Fはインターフェイスの略称である。コンピューターを画像読取装置10として機能させる制御プログラムPR0は、ROM13と不揮発性メモリー16の少なくとも一方に保持され、CPU12により実行される。CPU12は、RAM14をワークエリアとして使用しながらプログラムPR0を実行することにより、操作パネル17の制御処理、読取部20の制御処理、搬送部21の制御処理、原稿OR1の読み取りデータである画像データDA1の出力処理、といった各種処理を行う。前述の要素12〜15は、制御部11の例である。制御部11を構成するプロセッサーは、一つのCPUに限定されず、複数のCPU、ASICといったハードウェア回路、CPUとハードウェア回路との組合せ、等でもよい。ここで、ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。RAM14は、画像データDA1を一時的に格納するバッファーを含んでいる。
不揮発性メモリー16には、フラッシュメモリーといった半導体メモリー、ハードディスクといった磁気記録媒体、等を用いることができる。不揮発性メモリー16は、プログラムPR0を記憶すると、プログラムPR0を記録したコンピューター読み取り可能な媒体となる。
操作パネル17は、画面D0を表示する表示部18、及び、画面D0に対する操作を受け付ける操作受付部19を備えている。画面D0には、図6,9に例示する画面D1,D2,D3が含まれている。第一画面D1は、保持姿勢P0と給紙モードM0との許容される第一組合せCO1を示している。第二画面D2は、保持姿勢P0と給紙モードM0との禁止される第二組合せCO2を示している。第三画面D3は、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていないことを示している。表示部18には、液晶パネルといった表示パネル等を用いることができる。操作受付部19には、上述したタッチパネル、キーボードを含むハードキー、等を用いることができる。
搬送部21は、読取部20を通る搬送経路28に設置された複数組のローラー対、複数のローラーの一部を回転駆動するサーボモーター、等を備え、給紙トレイ26にセットされた原稿OR1を搬送経路28に沿って排紙トレイ27まで搬送する。複数枚の原稿OR1を連続して読取部20に送る搬送部21は、ADFや自動給紙装置と呼ばれる。ここで、ADFは、Auto Document Feederの略称である。原稿OR1は、紙が代表的であるが、合成樹脂シートといったシート状媒体でもよい。原稿OR1に現れているオブジェクトには、文字、写真、絵画、等がある。ただし、原稿OR1に白紙が混じることもある。
読取部20は、搬送経路28にある原稿OR1に光を照射する光源、光電変換するイメージセンサー、原稿OR1からの反射光をイメージセンサーに導く受光光学系、イメージセンサーから出力されるアナログ電気信号をデジタル画素値群に変換するアナログ−デジタル変換部、画素値群に基づく画像データDA1をバッファーとしてのRAM14に格納する画像データ格納処理部、等を備えている。原稿OR1に現れているオブジェクトを反射した光が受光光学系を通ってイメージセンサーにより電気信号に変換されると、イメージセンサーから出力される画素値群に基づく画像データDA1がRAM14に格納される。従って、搬送部21により搬送された原稿OR1が読み取られることにより画像データDA1が得られ、画像データDA1がバッファーに格納される。このように、読取部20は、原稿OR1を読み取ることにより画像データDA1を生成する。
通信インターフェイス23は、有線又は無線で接続された外部端末100との間で所定の通信プロトコルに従ってデータを送受信する。通信インターフェイス23と外部端末100との接続は、LANやインターネットといったネットワーク接続でもよいし、USB接続といったローカル接続でもよい。ここで、LANはLocal Area Networkの略称であり、USBはUniversal Serial Busの略称である。
画像読取システムSY1に使用可能な外部端末100は、パーソナルコンピューターやタブレット端末といったコンピューター、スマートフォンといった携帯電話、等、特に限定されない。画像読取装置10は、RAM14に保持されている画像データDA1を外部端末100に送信可能である。
尚、画像読取装置10は、スキャナー専用機に限定されず、印刷機能、ファクシミリ通信機能、電子メール送信機能、等の少なくとも一部も備えている複合機でもよい。また、画像読取装置10は、一つの筐体内に全構成要素を有していてもよいが、互いに通信可能に分割された複数の装置で構成されてもよい。
ところで、図5A,5Bに例示するように、略水平姿勢P1と略水平給紙モードM1との許容される第一組合せCO1から標準姿勢P2と標準給紙モードM2との許容される第一組合せCO1に切り替えることを想定する。まず、第一組合せCO1でない状態から第一組合せCO1の状態に切り替わると、図6の上部に示すサポート案内画面D11が表示部18に表示される。制御部11は、操作受付部19によりOKボタンB1への接触操作を受け付けると、図6に示すホーム画面D12を表示部18に表示させる。第一画面D1は、サポート案内画面D11とホーム画面D12を総称している。
図5Aは、先にモード切替スイッチ61の操作により給紙モードM0を切り替えてから姿勢切替レバー51等の操作により本体30の保持姿勢P0を変える例を示している。この場合、一時的に略水平姿勢P1と標準給紙モードM2との禁止される第二組合せCO2の状態となる。図6の下部は、第二組合せCO2の状態を示す非サポート案内画面としての第二画面D2を示している。また、図5Bは、先に姿勢切替レバー51等の操作により本体30の保持姿勢P0を変えてからモード切替スイッチ61の操作により給紙モードM0を切り替える例を示している。この場合、一時的に標準姿勢P2と略水平給紙モードM1との禁止される第二組合せCO2の状態となる。
さらに、標準姿勢P2と標準給紙モードM2との第一組合せCO1から略水平姿勢P1と略水平給紙モードM1との第一組合せCO1に切り替える場合も、一時的に第二組合せCO2の状態となる。
禁止される第二組合せCO2になるのは一時的であるにもかかわらず、非サポートを示す第二画面D2が表示されると、画面を見るユーザーにとって煩わしい。本体30の姿勢と給紙モードM0の組合せが非サポートの状態であっても、その状態が非常に短い時間の場合、ユーザーによる設定の過渡期である可能性が高い。そこで、本具体例では、許容される第一組合せCO1への切り替え時には即座にサポート案内画面D11を表示する一方、禁止される第二組合せCO2への切り替え時には図7に例示する第二時間T2の経過後に非サポートを示す第二画面D2を表示することにしている。
図7は、第一画面D1と第二画面D2の表示タイミングを模式的に例示している。図7に示す横軸は、時間tを示している。
図7の上部は、標準給紙モードM2から略水平給紙モードM1へのモード切替スイッチ61の操作により第二組合せCO2の状態から第一組合せCO1の状態に切り替えられた例を示している。第二組合せCO2の状態では、非サポートを示す第二画面D2が表示されている。モード切替スイッチ61の操作時は、第一組合せCO1でない状態から第一組合せCO1の状態への切り替わり時点である。図7の上部に示す例では、モード切替スイッチ61の切り替わりから若干の処理時間である第一時間T1の経過後にサポート案内画面D11が表示される。第一時間T1は、例えば、1秒よりも短く、ミリ秒オーダー以下の時間でもよい。
図7の下部は、略水平給紙モードM1から標準給紙モードM2へのモード切替スイッチ61の操作により第一組合せCO1の状態から第二組合せCO2の状態に切り替えられた例を示している。この場合の第二組合せCO2の状態は、本体30が略水平姿勢P1から標準姿勢P2に変更されるべき状態である。第一組合せCO1の状態では、サポート案内画面D11又はホーム画面D12が表示されている。モード切替スイッチ61の操作時は、第二組合せCO2でない状態から第二組合せCO2の状態への切り替わり時点である。図7の下部に示す例では、モード切替スイッチ61の切り替わりから第一時間T1よりも長い第二時間T2の経過後に第二組合せCO2の状態のままであれば非サポートを示す第二画面D2が表示される。実質的に第二画面D2の表示を遅延させる時間である第二時間T2は、画面の切り替え時間、本体30の姿勢を変更する操作にかかる時間、モード切替スイッチ61の操作にかかる時間、等を考慮して設定される。従って、第二時間T2は、通常1秒以上であり、例えば、5秒以上でもよい。
また、図8の上部に例示するように保持姿勢P0の変更後に給紙モードM0を変更する場合と、図8の下部に例示するように給紙モードM0の変更後に保持姿勢P0を変更する場合とで、第二時間T2を異ならせてもよい。図8の下部に示す例は、図7の下部に示した例と同じである。図8に示す横軸は、時間tを示している。
図8の上部に示す第一組合せCO1の状態からユーザーが姿勢切替レバー51の一端を引き上げると、第一ポジションセンサー551がロックアーム52の退避を検出し、図9の上部に例示するように、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていないことを示す第三画面D3を制御部11が表示部18に表示させる。本体30は、ロックアーム52の退避により略水平姿勢P1から解放される。本体30が標準姿勢P2になり、第二ロック穴32にロックアーム52が入ると、第二ポジションセンサー552がロックアーム52を検出する。この時点が第二組合せCO2でない状態から第二組合せCO2の状態への切り替わり時点であり、図9に例示するホーム画面D12が表示される。この場合の第二組合せCO2の状態は、給紙モードM0が略水平給紙モードM1から標準給紙モードM2に変更されるべき状態である。図8の上部に示す例では、本体30が標準姿勢P2にロックされた時点から第一時間T1よりも長い第二時間T21の経過後に第二組合せCO2の状態のままであれば非サポートを示す第二画面D2が表示される。一方、第二時間T21の経過前にモード切替スイッチ61の操作により第一組合せCO1の状態になると、図9の下部に示すサポート案内画面D11が表示される。
図8の下部に示す例では、給紙モードM0の変更により第二組合せCO2の状態になった時点から第一時間T1よりも長い第二時間T22の経過後に第二組合せCO2の状態のままであれば、図9の下部に示すように非サポートを示す第二画面D2が表示される。尚、第二時間T21,T22は、本技術の第二時間T2に含まれる。
ここで、図8の上部に示す第二時間T21は、第二組合せCO2の状態に切り替わってから給紙モードM0が切り替わることにより第一組合せCO1の状態になる場合の第二時間T2である。図8の下部に示す第二時間T22は、第二組合せCO2の状態に切り替わってから保持姿勢P0が切り替わることにより第一組合せCO1の状態になる場合の第二時間T2であり、第二時間T21よりも長い。
本体30の保持姿勢P0を切り替える操作は、給紙モードM0を切り替える操作よりも時間がかかる。保持姿勢P0を変更する場合の第二時間T22が比較的長いことにより、保持姿勢P0を切り替える操作の前に非サポートを示す第二画面D2に切り替わるという、煩わしさを感じさせる表示を回避することが可能である。また、給紙モードM0を切り替える場合の第二時間T21よりも長いことにより、給紙モードM0を切り替えない時間が長くても非サポートを示す第二画面D2が表示されないという不都合を回避することが可能である。
(3)画像読取装置が行う処理の具体例:
図10は、制御部11が行う画面案内処理を模式的に例示している。この処理は、本体30の姿勢が変更されたか給紙モードM0が変更されたことが検出された時に開始する。ここで、図7に示すように、第一組合せCO1でない状態から第一組合せCO1の状態に切り替わると第一画面D1を表示部18に表示させる第一工程ST1は、ステップS102〜S104,S130に対応している。また、第二組合せCO2でない状態から第二組合せCO2の状態に切り替わってから第二時間T2が経過した後に第二画面D2を表示部18に表示させる第二工程ST2は、ステップS102〜S128に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。制御部11は、マルチタスクにより複数の処理を並列して実行している。
画面案内処理が開始すると、制御部11は、S102において、姿勢検出部55から本体30の姿勢を取得し、モード切替スイッチ61から給紙モードM0の状態を取得する。例えば、本体30が略水平姿勢P1にロックされていることを第一ポジションセンサー551が検出すると、制御部11は、本体30が略水平姿勢P1に保持されている情報を姿勢検出部55から取得する。本体30が標準姿勢P2にロックされていることを第二ポジションセンサー552が検出すると、制御部11は、本体30が標準姿勢P2に保持されている情報を姿勢検出部55から取得する。本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにもロックされていないことをポジションセンサー551,552,553が検出すると、制御部11は、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていない情報を姿勢検出部55から取得する。モード切替スイッチ61が略水平給紙モードM1の位置にあれば、制御部11は、給紙モードM0が略水平給紙モードM1である情報をモード切替スイッチ61から取得する。モード切替スイッチ61が標準給紙モードM2の位置にあれば、制御部11は、給紙モードM0が標準給紙モードM2である情報をモード切替スイッチ61から取得する。
次に、制御部11は、S104において、本体30の姿勢と給紙モードM0の組合せがサポート外であるか否かに応じて処理を分岐させる。組合せがサポート外であることには、組合せが禁止される第二組合せCO2である場合と、本体30の姿勢が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていない場合とが含まれる。組合せがサポート外でない場合は、組合せが許容される第一組合せCO1である。この場合、制御部11は、処理をS130に進め、図6の上部で示したサポート案内画面D11、すなわち、サポートを示す第一画面D1を表示部18に表示させる。サポート案内画面D11は、第一組合せCO1でない状態から第一組合せCO1の状態に切り替わると、ごく僅かな処理時間である第一時間T1の経過後に表示される。その後、制御部11は、画面案内処理を終了させる。
S104の判断処理において組合せがサポート外である場合、制御部11は、S106において、画面案内処理が開始された契機が本体30の姿勢の変更であったか否かに応じて処理を分岐させる。制御部11は、画面案内処理開始の契機が本体30の姿勢の変更であった場合に処理をS108に進め、画面案内処理開始の契機が給紙モードM0の変更であった場合に処理をS120に進める。
S108において、制御部11は、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれかに保持されているか否かに応じて処理を分岐させる。本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていない場合、制御部11は、S110において不定画面、例えば、図9の上部で示した第三画面D3を表示部18に表示させ、処理をS108に戻す。従って、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていない場合には、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれかに保持されるまでS108〜S110の処理が繰り返される。本体30が複数の保持姿勢P0のいずれかに保持されている場合、制御部11は、処理をS112に進め、図9で示したホーム画面D12を表示部18に表示させ、給紙モードM0を切り替える場合の第二時間T21のタイマーを時計回路15の利用により開始させる。第二時間T21は、第一時間T1よりも長い。
タイマー開始後、制御部11は、S114において、保持姿勢P0と給紙モードM0の組合せがサポート外であるか否かに応じて処理を分岐させる。組合せがサポート外でない場合、すなわち、許容される第一組合せCO1である場合、制御部11は、タイマーの終了を待たずに処理をS130に進め、図9の下部で示したサポート案内画面D11を表示部18に表示させる。従って、第二時間T2が経過する前に第二組合せCO2の状態から第一組合せCO1の状態に変わると、サポートを示す第一画面D1が表示される。その後、制御部11は、画面案内処理を終了させる。
S114の判断処理において組合せがサポート外、すなわち、禁止される第二組合せCO2である場合、制御部11は、処理をS116に進め、タイマーが終了したか否かに応じて処理を分岐させる。タイマーが終了していない場合、制御部11は、処理をS114に戻す。従って、組合せが許容される第一組合せCO1に切り替わると、S130においてサポートを示す第一画面D1が表示され、画面案内処理が終了する。タイマーが終了した場合、制御部11は、処理をS118に進め、図9の下部に示すように非サポートを示す第二画面D2を表示部18に表示させる。従って、第二組合せCO2でない状態から第二組合せCO2の状態に切り替わってから第二時間T2が経過した後、非サポートを示す第二画面D2が表示される。その後、制御部11は、画面案内処理を終了させる。
S106の判断処理において画面案内処理開始の契機が給紙モードM0の変更であった場合、制御部11は、S120において、表示部18による表示を変えずに、保持姿勢P0を切り替える場合の第二時間T22のタイマーを時計回路15の利用により開始させる。上述したように、第二時間T22は第二時間T21よりも長い。タイマー開始後、制御部11は、S122において、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれかに保持されているか否かに応じて処理を分岐させる。本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていない場合、制御部11は、S124において不定画面、例えば、図9の上部で示した第三画面D3を表示部18に表示させ、処理をS122に戻す。従って、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されない状態となった場合には、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれかに保持されるまでS122〜S124の処理が繰り返される。
本体30が複数の保持姿勢P0のいずれかに保持されている場合、制御部11は、処理をS126に進め、保持姿勢P0と給紙モードM0の組合せがサポート外であるか否かに応じて処理を分岐させる。組合せがサポート外でない場合、すなわち、許容される第一組合せCO1である場合、制御部11は、タイマーの終了を待たずに処理をS130に進め、図9の下部で示したサポート案内画面D11を表示部18に表示させる。従って、第二時間T2が経過する前に第二組合せCO2の状態から第一組合せCO1の状態に変わると、サポートを示す第一画面D1が表示される。その後、制御部11は、画面案内処理を終了させる。
S126の判断処理において組合せがサポート外、すなわち、禁止される第二組合せCO2である場合、制御部11は、処理をS128に進め、タイマーが終了したか否かに応じて処理を分岐させる。タイマーが終了していない場合、制御部11は、処理をS122に戻す。従って、組合せが許容される第一組合せCO1に切り替わると、S130においてサポートを示す第一画面D1が表示され、画面案内処理が終了する。タイマーが終了した場合、制御部11は、処理をS118に進め、図6,9の下部に示すように非サポートを示す第二画面D2を表示部18に表示させる。従って、第二組合せCO2でない状態から第二組合せCO2の状態に切り替わってから第二時間T2が経過した後、非サポートを示す第二画面D2が表示される。その後、制御部11は、画面案内処理を終了させる。
図11〜14は、上述した画面案内処理に従って表示される各種画面を模式的に例示している。
図11は、略水平姿勢P1と略水平給紙モードM1との許容される第一組合せCO1から標準給紙モードM2への切り替えを経て第二時間T22の経過前に標準姿勢P2への切り替えを行う例を模式的に示している。まず、第一組合せCO1でない状態、例えば第二組合せCO2の状態から第一組合せCO1の状態に切り替わると、図10で示したS102〜S104,S130の処理が行われ、サポート案内画面D11が表示される。サポート案内画面D11のOKボタンが操作されると、ホーム画面D12が表示される。その後、モード切替スイッチ61の操作により略水平給紙モードM1から標準給紙モードM2に切り替わると、図10で示したS102〜S106,S120〜S130の処理が開始し、非サポートを示す第二画面D2は表示されず、第二時間T22のタイマーが開始する。姿勢切替レバー51の操作により本体30が略水平姿勢P1から解放されると、S124において姿勢不定を示す第三画面D3が表示される。この時、図11に示すように、制御部11はタイマーを停止させてもよい。本体30が標準姿勢P2に保持されると、S130においてサポート案内画面D11が表示される。
図12は、略水平姿勢P1と略水平給紙モードM1との許容される第一組合せCO1から標準給紙モードM2への切り替え後に標準姿勢P2への切り替えが行われない例を模式的に示している。図11の場合と同じくホーム画面D12が表示された後、モード切替スイッチ61の操作により略水平給紙モードM1から標準給紙モードM2に切り替わると、図10で示したS102〜S106,S120〜S128,S118の処理が開始し、第二時間T22のタイマーが開始する。本体30の略水平姿勢P1が変化しないと、S118において非サポートを示す第二画面D2が表示される。
図13は、略水平姿勢P1と略水平給紙モードM1との許容される第一組合せCO1から標準姿勢P2への切り替えを経て第二時間T21の経過前に標準給紙モードM2への切り替えを行う例を模式的に示している。図11の場合と同じく第一組合せCO1においてホーム画面D12が表示された後、姿勢切替レバー51の操作により本体30が略水平姿勢P1から解放されると、図10で示したS102〜S116,S130の処理が開始し、S110において姿勢不定を示す第三画面D3が表示される。本体30が標準姿勢P2に保持されると、非サポートを示す第二画面D2は表示されず、S112においてホーム画面D12が表示され、第二時間T21のタイマーが開始する。モード切替スイッチ61の操作により略水平給紙モードM1から標準給紙モードM2に切り替わると、S130においてサポート案内画面D11が表示される。
図14は、略水平姿勢P1と略水平給紙モードM1との許容される第一組合せCO1から標準姿勢P2への切り替え後に標準給紙モードM2への切り替えが行われない例を模式的に示している。図11の場合と同じく第一組合せCO1においてホーム画面D12が表示された後、姿勢切替レバー51の操作により本体30が略水平姿勢P1から解放されると、図10で示したS102〜S118の処理が開始し、S110において姿勢不定を示す第三画面D3が表示される。本体30が標準姿勢P2に保持されると、S112においてホーム画面D12が表示され、第二時間T21のタイマーが開始する。略水平給紙モードM1が変化しないと、S118において非サポートを示す第二画面D2が表示される。
以上説明したように、本体30の保持姿勢P0と給紙モードM0とが一時的にサポートされていない第二組合せCO2になっても、即座には非サポートを示す第二画面D2に切り替わらない。また、一時的な第二組合せCO2が速やかに第一組合せCO1に切り替わると、サポートを示す第一画面D1が表示される。保持姿勢P0と給紙モードM0の組合せ不一致状態において、非サポートを示す第二画面D2が不用意に表示されず、より適切なタイミングでユーザーに示される。従って、画像読取装置10の画面D0を見たユーザーは、煩わしさを感じずに画像読取装置を使用することができる。
(4)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、本体の複数の保持姿勢は、上述した保持姿勢P1〜P3以外の保持姿勢を含んでいてもよい。また、本体の複数の保持姿勢に収納姿勢P3が無くてもよい。むろん、本体の複数の保持姿勢に略水平姿勢P1が含まれることは、例示に過ぎない。例えば、本体の複数の保持姿勢に略水平姿勢が無く傾斜が互いに異なる複数の傾斜姿勢が含まれる場合も、本技術を適用可能である。
複数の給紙モードは、上述した給紙モードM1〜M3以外の給紙モードを含んでいてもよい。また、複数の給紙モードに手差し給紙モードM3が無くてもよい。
上述した実施形態では姿勢不定を示す第三画面D3を表示したが、第三画面D3を表示しない場合も本技術に含まれる。
上述した実施形態では保持姿勢P0が切り替わる場合の第二時間T22を給紙モードM0が切り替わる場合の第二時間T21よりも長くしたが、T22=T21でも本技術を実施可能である。
ところで、組合せの非サポートを示す第二画面D2が表示されていなくても、禁止される第二組合せCO2の状態であれば、原稿OR1の読み取り指示があっても原稿OR1を読み取ることができない。そこで、このような場合には、原稿OR1の読み取り指示を契機として第二画面D2が表示されると好適である。
図15は、上述の表示を実現するための画面案内処理を例示している。この処理は、図10で示した画面案内処理と比べて、太線で囲まれたS142,S144の処理が追加されている。図15に示す例において、原稿OR1の読み取り指示を受け付ける操作受付部19は、制御部11の一部として機能する。
本体30の姿勢と給紙モードM0との組合せがサポート外であり、S112において第二時間T21のタイマーが開始し、S114において組合せがサポート外である場合、S142の判断処理が行われる。S142において、制御部11は、操作受付部19により原稿OR1のスキャン指示、すなわち、読み取り指示を受け付けたか否かに応じて処理を分岐させる。スキャン指示が受け付けられた場合、制御部11は、タイマーの終了を待たずに、S118において非サポートを示す第二画面D2を表示部18に表示させる。スキャン指示が無い場合は、タイマーが終了すれば第二画面D2が表示され、タイマーが終了する前に組合せが許容される第一組合せCO1に切り替わるとS130において第一画面D1が表示される。
本体30の姿勢と給紙モードM0との組合せがサポート外であり、S120において第二時間T22のタイマーが開始し、S126において組合せがサポート外である場合、S144の判断処理が行われる。S144において、制御部11は、操作受付部19により原稿OR1のスキャン指示を受け付けたか否かに応じて処理を分岐させる。スキャン指示が受け付けられた場合、制御部11は、タイマーの終了を待たずに、S118において非サポートを示す第二画面D2を表示部18に表示させる。スキャン指示が無い場合は、タイマーが終了すれば第二画面D2が表示され、タイマーが終了する前に組合せが許容される第一組合せCO1に切り替わるとS130において第一画面D1が表示される。
以上より、本体30の姿勢と給紙モードM0とがサポートされていない組合せとなってから第二時間T2が経過する前であっても原稿OR1の読み取り指示に対して非サポートを示す第二画面D2が表示される。従って、図15に示す例は、より適切に画像読取装置の状態を把握することができる。
また、組合せのサポート又は非サポートを示す情報は、アイコンの表示により示されてもよい。
図16は、上述の表示を実現するための画面案内処理を例示している。この処理は、本体30の姿勢が変更されたか給紙モードM0が変更されたことが検出された時に開始する。図17は、図16に示す画面案内処理における画面の変化を模式的に例示している。図17の上部には、アイコンIC1〜IC4の拡大図を示している。ここで、略水平給紙アイコンIC1は略水平給紙モードM1におけるサポートを示すアイコンであり、標準給紙アイコンIC2は標準給紙モードM2におけるサポートを示すアイコンであり、手差し給紙アイコンIC3は手差し給紙モードM3におけるサポートを示すアイコンであり、非サポートアイコンIC4は非サポートを示すアイコンである。表示部18は、図17に示すホーム画面D12を表示しているものとする。図16,17に示す例において、アイコンIC1〜IC4へのタップ、及び、原稿OR1の読み取り指示を受け付ける操作受付部19は、制御部11の一部として機能する。
画面案内処理が開始すると、制御部11は、S202において、姿勢検出部55から本体30の姿勢を取得し、モード切替スイッチ61から給紙モードM0の状態を取得する。次に、制御部11は、S204において、本体30が複数の保持姿勢P0のいずれかに保持されているか否かに応じて処理を分岐させる。本体30が複数の保持姿勢P0のいずれにも保持されていない場合、制御部11は、S206において不定画面、例えば、図9の上部で示した第三画面D3を表示部18に表示させ、処理をS204に戻す。本体30が複数の保持姿勢P0のいずれかに保持されている場合、制御部11は、処理をS208に進め、保持姿勢P0と給紙モードM0の組合せがサポート外であるか否かに応じて処理を分岐させる。
組合せがサポート外である場合、制御部11は、S210において、図17に示すように非サポートアイコンIC4を表示部18に表示させる。次に、S212において、制御部11は、操作受付部19により非サポートアイコンIC4へのタップを受け付けたか否かに応じて制御部11が処理を分岐させる。非サポートアイコンIC4へのタップが受け付けられた場合、制御部11は、S216において非サポートを示す第二画面D2を表示部18に表示させ、画面案内処理を終了させる。非サポートアイコンIC4へのタップが無い場合、制御部11は、S214において、制御部11は、操作受付部19により原稿OR1のスキャン指示を受け付けたか否かに応じて制御部11が処理を分岐させる。スキャン指示が受け付けられた場合、制御部11は、S216において図17の下部に示すように非サポートを示す第二画面D2を表示部18に表示させ、画面案内処理を終了させる。スキャン指示が無い場合、制御部11は、処理をS202に戻す。
S208の判断処理において組合せがサポート外でない場合、制御部11は、S218において、サポートを示すアイコンIC1〜IC3のうち現在の給紙モードM0に対応するアイコンを表示部18に表示させる。次に、S220において、制御部11は、操作受付部19によりアイコンへのタップを受け付けたか否かに応じて制御部11が処理を分岐させる。アイコンへのタップが受け付けられた場合、制御部11は、S222において図17の下部に示すようにサポートを示す第一画面D1であるサポート案内画面D11を表示部18に表示させ、画面案内処理を終了させる。アイコンへのタップが無い場合、制御部11は、処理をS202に戻す。
以上より、禁止される第二組合せCO2でない状態から一時的に第二組合せCO2の状態に切り替わっても、原稿OR1の読み取り指示があるまでは非サポートを示す第二画面D2に切り替わらない。第二組合せCO2の状態であるS214において原稿OR1の読み取り指示があると、第二画面D2が表示される。図16,17に示す例では、保持姿勢P0と給紙モードM0とが禁止される第二組合せCO2において設定やメンテナンス操作等、スキャン以外の操作が可能であるため、スキャン指示を契機とした第二画面D2の表示により利便性が向上している。また、サポートを示す第一画面D1が表示されていない状態でもサポートを示すアイコンがタップされると第一画面D1が表示され、非サポートを示す第二画面D2が表示されていない状態でも非サポートを示す非サポートアイコンIC4がタップされると第二画面D2が表示される。従って、画像読取装置10の画面D0を見たユーザーは、煩わしさを感じずに画像読取装置を使用することができる。
(5)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、ユーザーに煩わしさを感じさせない画像読取装置等の技術を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
10…画像読取装置、11…制御部、15…時計回路、17…操作パネル、18…表示部、19…操作受付部、20…読取部、25…原稿供給部、30…本体、40…支持部、50…姿勢切替部、51…姿勢切替レバー、55…姿勢検出部、551,552,553…ポジションセンサー、60…モード切替部、61…モード切替スイッチ、100…外部端末、CO1…第一組合せ、CO2…第二組合せ、D1…第一画面、D11…サポート案内画面、D12…ホーム画面、D2…第二画面、D3…第三画面、DA1…画像データ、IC1,IC2,IC3,IC4…アイコン、M0,M1,M2,M3…モード、OR1…原稿、P0…保持姿勢、P1…略水平姿勢、P2…標準姿勢、P3…収納姿勢、T1…第一時間、T2,T21,T22…第二時間。

Claims (8)

  1. 原稿を読み取る読取部及び該読取部に前記原稿を供給する原稿供給部を含む本体と、該本体を支持する支持部と、前記本体を傾きが互いに異なる複数の保持姿勢に切り替え可能な姿勢切替部と、を備える画像読取装置であって、
    前記原稿の種類にそれぞれ対応する複数のモードに切り替え可能なモード切替部と、
    前記保持姿勢と前記モードとの許容される第一組合せであることを示す第一画面、及び、前記保持姿勢と前記モードとの禁止される第二組合せであることを示す第二画面を表示可能な表示部と、
    該表示部による表示を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第一組合せでない状態から前記第一組合せの状態に切り替わると前記第一画面を前記表示部に表示させ、
    前記第一組合せの状態への切り替わり時点から前記第一画面が表示されるまでの第一時間よりも長い時間を第二時間として、前記第二組合せでない状態から前記第二組合せの状態に切り替わってから前記第二時間が経過した後、前記第二画面を前記表示部に表示させる、
    画像読取装置。
  2. 前記制御部は、前記第二時間が経過する前に前記第二組合せの状態から前記第一組合せの状態に変わると、前記第一画面を前記表示部に表示させる、
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記第二組合せの状態において前記第二時間が経過する前に前記原稿の読み取り指示を受け付けると、前記第二画面を前記表示部に表示させる、
    請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第二組合せの状態に切り替わってから前記保持姿勢が切り替わることにより前記第一組合せの状態になる場合の前記第二時間は、前記第二組合せの状態に切り替わってから前記モードが切り替わることにより前記第一組合せの状態になる場合の前記第二時間よりも長い、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、前記本体が前記複数の保持姿勢のいずれにも保持されていない場合に前記本体が前記複数の保持姿勢のいずれにも保持されていないことを示す第三画面を前記表示部に表示させる、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記本体の姿勢を検出する姿勢検出部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記姿勢検出部により検出される前記姿勢と、前記モード切替部により示される前記モードと、が前記第一組合せでない状態から前記第一組合せの状態に切り替わると前記第一画面を前記表示部に表示させ、
    前記姿勢検出部により検出される前記姿勢と、前記モード切替部により示される前記モードと、が前記第二組合せでない状態から前記第二組合せの状態に切り替わってから前記第二時間が経過した後、前記第二画面を前記表示部に表示させる、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 原稿を読み取る読取部及び該読取部に前記原稿を供給する原稿供給部を含む本体と、該本体を支持する支持部と、前記本体を傾きが互いに異なる複数の保持姿勢に切り替え可能な姿勢切替部と、を備える画像読取装置であって、
    前記原稿の種類にそれぞれ対応する複数のモードに切り替え可能なモード切替部と、
    前記保持姿勢と前記モードとの許容される第一組合せであることを示す第一画面、及び、前記保持姿勢と前記モードとの禁止される第二組合せであることを示す第二画面を表示可能な表示部と、
    該表示部による表示を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第二組合せでない状態から前記第二組合せの状態に切り替わっても前記第二画面を前記表示部に表示させず、前記第二組合せの状態において前記原稿の読み取り指示を受け付けると前記第二画面を前記表示部に表示させる、
    画像読取装置。
  8. 原稿を読み取る読取部及び該読取部に前記原稿を供給する原稿供給部を含む本体と、該本体を支持する支持部と、前記本体を傾きが互いに異なる複数の保持姿勢に切り替え可能な姿勢切替部と、前記原稿の種類にそれぞれ対応する複数のモードに切り替え可能なモード切替部と、画面を表示する表示部と、を備える画像読取装置の制御方法であって、
    前記表示部は、前記保持姿勢と前記モードとの許容される第一組合せであることを示す第一画面、及び、前記保持姿勢と前記モードとの禁止される第二組合せであることを示す第二画面を表示可能であり、
    前記制御方法は、
    前記第一組合せでない状態から前記第一組合せの状態に切り替わると前記第一画面を前記表示部に表示させる第一工程と、
    前記第一組合せの状態への切り替わり時点から前記第一画面が表示されるまでの第一時間よりも長い時間を第二時間として、前記第二組合せでない状態から前記第二組合せの状態に切り替わってから前記第二時間が経過した後、前記第二画面を前記表示部に表示させる第二工程と、を含む、
    制御方法。
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