JP2020191201A - 一体化プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】コンセントからプラグが抜けたり浮いたりする問題、プラグやプラグコードが壁面から出っ張ってしまう問題、壁面コンセントの周囲に抜き差しの動作を行うためのスペースを必要とする問題を解決する。【解決手段】少なくとも2個の差込ピンを有するプラグの複数個が、壁面のコンセントの差込口に相対する位置を保って、連続した樹脂に一体化されたものであって、各プラグにはテーブルタップあるいは一口コンセントに接続されたコードが差込ピンと一体の金具に配線され、更に基台を覆うカバーが取り付けられるか、あるいは基台に金属を埋設するように樹脂成形される。【選択図】図1

Description

本発明は、一体化プラグに関するものである。
従来、建造物の面(例えば壁面)に設けられた複数口の差込口を有するコンセントの一つの差込口には一つのプラグが挿入され、他の差込口には独立した別のプラグが挿入されていた。従来型のプラグに上下左右あるいは斜め方向の力がかかった場合、プラグがズレたりぐらついたりして比較的容易に抜けたり、浮いたりしてしまう問題があった。抜き差しの摩擦抵抗が小さいプラグであれば、コードの自重だけでも浮いてしまうケースもみられる。プラグが途中まで浮くと、露出した差込ピンをペットがなめたり幼児が触ったりして感電する恐れや、露出した差込ピンに埃が積もって発火(いわゆるトラッキング)する恐れがあり大変危険である。最近のプラグは、これらの感電やトラッキングの問題を防止する対策として差込ピンの根元が4mm程度絶縁性樹脂で被覆されているが、グラつきや浮きが大きい場合にはやはり危険性が残る。
壁面コンセントにプラグを挿入すると、プラグやプラグコードが壁面よりもかなり出っ張ってしまう。その為、多くのスペースを必要とする、景観を悪くする、掃除の際に邪魔になる、近くを通る人が足を引っ掛ける恐れがある、などの問題もある。複数のプラグが挿入されると、これらの問題は更に悪化してしまう。
この出っ張るという問題を解決するため、プラグが折れ曲がるように回動して壁面からあまり突き出さないもの(スイングプラグ、回転プラグとも呼ばれる)が使われている。さらにスイングタイプではないが、90度曲がったプラグ(直角プラグと呼ぶことにする)も市販されている。しかし、このようなタイプのプラグでも上下に同時に差し込まれた場合、上のプラグが下のプラグにかぶさることで、上のプラグが浮き易くなったり、上のプラグコードが壁面から出っ張ったりする、などの問題がある。上のプラグを上方に回動させればプラグの出っ張りは小さくなるが、コードが上から下がってコードが出っ張る問題がある。スイングプラグと直角プラグ以外のプラグ(図9のような)をストレートプラグと呼ぶことにする。
壁面コンセントにおいてプラグの抜き差しを頻繁に行う場合には、その周囲に更に多くのスペースを空けておく必要性が有る。特に部屋の隅にコンセントがあると、ものを置けないデッドスペースを生み、家具などの配置を制約する大きな要因となってしまう。コンセントを抜き差しし易い場所まで引っ張ってくる手段として、一口コンセントやテーブルタップの付いた延長コードが使用されるが、スイングタイプを含む従来のプラグでは結局上述のように出っ張るし、プラグが浮いていないかを直接目で見て確認する必要があり、家具を配置する際の障害になってしまう。
以上のような背景に鑑み本発明者は次のような実験を行なった。図9はストレートプラグ1個を用いた場合と2個を一体的に固定した場合の比較実験を説明する図である。図9は従来の一般的なストレートプラグ91と92をコンセント90に差し込んだ状態の側面図である。93と94はコンセントに挿入された差込ピンである。95と96はプラグコードである。97は2つのプラグが嵌まる厚さ3mmの硬質塩化ビニル樹脂板製枠である。枠97は2つのプラグを連結して固定する連結固定部材である。枠97は、2つのプラグと枠との間に隙間が無いようにプラグの形状に合わせてくり抜かれている。矢印98はこの部分に力が加えられることを示していて、この部分はプラグを引き抜く際に指をかけるための谷間になっている部分であり、コンセント表面から約25mmの距離にある。
まずプラグ91のみがコンセントに差し込まれている状態で、市販のデジタルフォースゲージを用いて矢印98の力として3kgの力を下方に加えたところ、プラグ91は下方に斜めにずれ、差込ピンが3.4mm露出した。下方に斜めにずれたプラグを手で水平に戻し、再度同じように力をかけて下方に斜めにずらした後、これを再び水平に戻したところプラグはコンセントから抜けてしまった。次いで91、92の2個のプラグを、枠97を通して差し込みフォースゲージにより矢印98の力として3kgの力を加えたが、いずれのプラグも殆どずれなかった。このように従来の単独プラグを2個一体化することによりずれにくさが大幅に向上することを発見し本発明に至った。図9の枠97のようなものを、形状の各種プラグに対して用意することは現実的ではない。そこで本発明者は後述の第1の態様および第2の態様を考案したのである。
枠97を取り付けることにより、プラグのズレが防止されるメカニズムは次のように考えられる。プラグ91には力98が、コンセント表面から約25mmの位置に加えられるのに対し、プラグ92には力がコンセント表面からほぼ零の位置に枠97によって加えられる。従って、プラグ92を下方にずらすには枠97に、力98よりもはるかに大きな力が加えられる必要がある。枠97が下方に動かなければ、プラグ91も下方にずれないことになるのである。この考えは次のような実験によっても正しいと理解できる。図9において枠97を外して力98を、コンセント表面から25mmの位置ではなく1mmの位置に加えたところ、プラグは殆どずれなかった。枠97は、コンセント表面に近いほど効果的なので、実際には接しているのが最も効果的なのである。
解決しようとする課題は、以下の3点である。
(a)従来のプラグは、差込ピンがコンセントから抜けたり浮いたりしてしまう恐れがあること。
(b)従来のプラグは、本体やコードの出っ張りが大きいこと。
(c)壁面コンセントにおいてプラグの抜き差しを行う場合、その周囲に多くのスペースを必要とすること。
差込ピン組の複数個が連続した樹脂で一体形成された(第1の態様)、あるいは既存のプラグの複数個が連結固定部材によって固定された(第2の態様)、一体化プラグとすることにより解決した。本発明において差込ピン組とは、日本で通常家庭用として用いられる2本の差込ピンを有するプラグと更にアースピンを含む3本の差込ピンを有するプラグの総称として用いられる。同様に、本発明においてコンセントにもプラグの一つの差込ピン組に対応する差込口を1組の差込口とし、複数の差込ピン組に対応する差込口を複数組の差込口と呼ぶことにした。
第1の態様においては、配線用金属およびコードは基台上あるいは樹脂内で平面的に接続され、かつ下方向または横方向に引き出される構造とする。第2の態様においては、直角プラグまたはスイングプラグを直角に折り曲げたものを連結固定部材で固定した。さらに第2の態様において、上側コードをプラグに固定してプラグが出っ張らないようにした。
本発明の第一の態様により製作される一体化プラグは、ズレやぐらつきをほぼ完全に防ぐことができる。また、抜き差しの際には、従来の単体のプラグの複数個相当を同時に抜き差しすることになる為、単体のプラグ一つの場合に比べ大きな力が必要になる。結果として、プラグが抜けたり浮いたりしてしまう現象が発生しにくいという効果が得られる。
プラグ内で配線用金属とコードが平面的に取り付けられ、かつコードを壁面に沿って下向きに引き出す構造となっている為、壁面コンセントにプラグを差し込んだ状態において壁面からの出っ張りが従来よりも極めて小さい。結果として、足を引っ掛ける恐れが小さくなる、あるいは棚などの家具を寄せて配置することが可能になる、などの効果が得られる。外形がシンプルでかつ壁面コンセント周囲がすっきりする為、掃除がしやすく、景観上も美しくなるという効果もある。
これらの結果、壁面コンセントに本発明方法により製作された一体化プラグを差し放しのままでも、抜けや浮きを気にする必要は無く、大きな家具をコンセントに極めて寄せて、あるいは視界を塞ぐ形でも配置することが可能となる。また、頻繁な抜き差しは壁面コンセントではなく、壁面に沿ってコードを引いて使いやすい場所に配置されたテーブルタップや一口コンセントにおいてのみ行う事が可能になる。
第2の態様では、既存のプラグ複数個が連結部材で固定される。固定されない単体プラグに比べ、上下左右あるいは斜めに力が加わってもズレやぐらつきは生じにくく、抜き差しの際には大きな力が必要なことから、結果として、プラグが抜けたり浮いたりしてしまう現象が発生しにくいという効果が得られる。また、上側のプラグコードの一部が連結固定部材に収納または固定されるようにすることで、厚さにおいては第1の態様に比べると大きいものの、コンセントからの出っ張りを小さくすることが可能である。
図1は第1の態様により得られる一体化プラグの具体例の外観図である。 図2は、図1の具体例の内部構造の正面図を示したものである。 図3は第1の態様により得られる一体化プラグの他の具体例の外観図である。 図4は第1の態様により得られる一体化プラグのさらに他の具体例の外観図である。 図5は第2の態様により得られる一体化プラグの具体例の正面図である。 図6は第2の態様により得られる一体化プラグの他の具体例の正面図である。 図7は図6の具体例に用いられる連結固定部材の具体例の外観図である。 図8は第2の態様により得られる一体化プラグの他の具体例の正面図である。 図9は本発明の発想を得た実験説明図である。
本発明の第1の態様の中の第1の具体例の一体化プラグは、絶縁性プラグ基台に少なくとも2個の差込ピンからなる差込ピン組の複数個を、プラグ基台を貫通して壁面のコンセントの差込口に相対する位置に一体化することを主要な特徴とする。各差込ピン組には、それぞれの他端に少なくとも1組の差込口組を有するコンセントに接続されるコードが基台面上で配線金属によって平面的に接続、固定される。コードはそれぞれ壁面に沿って下方向(または横方向)に引き出される。その為、厚さが極めて小さい構造とすることが可能となっている。基台には配線金属が露出しないようにカバーが取り付けられるか、あるいはカバーを兼ねて基台上に配線金属が樹脂成形により埋め込まれる。
本発明の第1の態様の中の第2の具体例の一体化プラグは、上記の第1の具体例の絶縁性基台を用いずに、差込ピン、配線用金属およびコードが接続された状態で樹脂成形することにより得られた一体化プラグである。差込ピンは、コンセントに差し込まれる部分を残してそれ以外の部分が樹脂成形される。この第2の具体例によれば、基台を用いなくて済むので製造工程が簡略化される。
上記の第1および第2の具体例による一体化プラグは、厚さが小さくかつ抜き差しの抵抗が大きくなったことによってプラグを引き抜きにくくなったが、持ち手として左右の縁に窪みや取っ手あるいは左右に渡した鎖やワイヤー、紐(テープ状を含む)を設けることで解消した。窪みや取っ手は縦に長くとることにより、初めに上部を引き出して傾けた後に中央や下部を引き出すなど、上下に指を移動させることにより容易に取り外すことができるようにした。
本発明の第2の態様では、既存の複数のプラグを連結固定部材により一体的に固定した。固定方法は、バンドによる締め付け、ロック機構、面ファスナー、ネジ止め等を用いることができる。
図1は、本発明の第1の態様の一体化プラグを斜め上方から見た外観図である。1はコンセントと対面するプラグの電気絶縁性基台である。2はプラグカバーで、ネジ止め、はめ込み式、接着等で基台に固定される。31及び32は一対の差込ピン、41および42はもう一対の差込ピンである。これらの差込ピンはプラグ基台1を貫通し、かつプラグ基台に一体的に固定される。一体的に固定するには樹脂成形、接着、嵌入等の方法を用いることができる。5および6はプラグの左右の側面に設けられたプラグ引き抜き用の窪みである。図1では窪み5、6は側面の上部から下部に亘って縦長に設けられているが、中央部のみでもよい。また上部から中央部に亘って設けてもよい。図1には2個口のコンセントに対応した一体化プラグが示されているが、3個口の場合も同様である。8は一対の差込ピン31と32に配線されたコード、9は一対の差込ピン41と42に配線されたコードである。コード8及び9はテーブルタップ(移動型のコンセントの一種である)との接続コードである。テーブルタップに換えて一口コンセント10を接続するのもよい。その場合、テーブルタップでは大きすぎて通せないような狭い隙間にも配線することができたり、手持ちのテーブルタップをこのコンセントに接続して使用することができたりする、などのメリットがある。7は2本のコード8および9を一本に固定し、更に基台1に固定するために一体的に樹脂成形された部分である。
図2は図1の一体化プラグの内部構造を示すもので、図1と同じ番号のものは同じものを示している。33は差込ピン31と一体的に成形された配線金具である。金具33の先端には圧着端子35が接続されており、露出電線37を圧着固定している。34はピン32と一体的に成形された金具であり、その先端には圧着端子36が接続されており、露出電線38が圧着固定(カシメ止め)されている。39と40は、それぞれ電線37と38が樹脂で被覆されたコードである。コード39と40は、1本のコード8が配線のために分離されたものであり樹脂モールド成形7により一体的に固定されている。ピン41と42についても同様に、43と44はそれぞれピン41と42と一体的に成形された配線金具、45と46はそれぞれの先端に接続された圧着端子であり、それぞれ露出電線47と48が圧着固定されている。49と50は、それぞれ電線47と48が樹脂で被覆されたコードである。コード49と50は、一本のコード9が配線のために分離され、樹脂成形7により一体的に固定されている。太線で囲まれた領域51は配線金具、圧着端子、配線等が接触しないようにそれぞれの絶縁性隔壁として基台に一体的に成形された樹脂凸部である。本発明において配線金具、圧着端子、露出電線等をまとめて配線用金属と称する。
図3は図1の具体例の変形である。指をかける窪みを、プラグ側部の上部、中央部、下部に別々に設けることにより、指をかける位置を確実に決めることができる。
図4は、窪み5、6の代わりに凸部65、66を設け、これらを取っ手としてこれらに指をかけて引き抜くようにしたものである。取っ手は指をひっかけやすいように図示の如くテーパー状になっているのが望ましい。取っ手は樹脂製あるいは金属製のどちらも可能である。
本発明において、窪みや取っ手を設けることは必ずしも必要ではないが、設けた方が格段に抜き差しがし易くなる。窪みや取っ手の代わりに鎖、ワイヤー、紐(テープ状を含む)等を用いることもできる。また、これらを組み合わせることもできる。例えば、上部に紐を取り付け、左右に窪みを設けておき、まず上部の紐を手前に引くことによりプラグの上部を浮き上がらせ、次いで左右の窪みに指をかけて手前に引けば容易にプラグを抜くことができる。プラグの上部中央に窪みを設け、ここに指をかけて手前に引けばプラグ上部が斜めに浮くので、左右に窪みが無くても左右を指で掴むことができるので容易に引き抜くこともできる。プラグの取り外しを補助するためにプラグの周囲に窪み、取っ手、ワイヤー、鎖、紐等の補助部を適当に組み合わせて設けることができる。
一体化プラグとテーブルタップを接続するコードの長さは短いものから長いものまで各種用意することができる。長さの違うものを組み合わせてもよい。更に延長コードを接続することも可能である。
本実施例では一体化プラグの、壁面コンセントと対面する面が、壁面コンセントとほぼ同じ大きさになっているが、プラグの幅を少し小さくして取り外しの際に手でつかみやすいようにしてもよい。また必要に応じてアースピンを設けてもよい。また図1、図3、図4では基台の底面(壁面のコンセントと対面する面)は平面になっているが、一般的なコンセントの表面は周辺部が中央部より低くなだらかな傾斜面になっているので、基台の底面をその形状に合わせて成形し、壁面コンセントとの間に隙間が生じないようにしてもよい。
一体化プラグの厚さを小さくすると、差込ピンと一体的に成形されている配線金具がぐらつかないように強固に固定することが困難になるので、カバーを取り付ける代わりに基台に配線金具および配線コード等の配線用金属を埋設するように、しかも外側の形状がカバーと同形状になるように樹脂成形するのが美観上効果的であるが、同形状にすることは必ずしも必要ではない。また、プラグ全体の強度を増すため配線金具やコードと接触しないスペースに金属板や金属アングルを挿入して補強してもよい。金属板や金属アングルの一部をプラグの外側に延長すれば、強度を保ったまま取っ手として使用することもできる。
実施例1は本発明一体化プラグの最も好ましい第1の態様について記載したのであるが、本発明一体化プラグの第2の態様として、従来の単体プラグ複数個を一体型に固定した形態が可能である。図5はこのタイプの一つの具体例を示す正面図(差込ピンが見えない状態)である。図中52は、2個口のコンセントの下側の差込口に差し込まれて下側に折り曲げられたスイングタイプあるいは直角に曲がったプラグ、53は上に折り曲げられたスイングタイプのプラグあるいは直角タイプのである。54と55は2個のプラグを一体化するための絶縁性の板状連結固定部材で、例えば樹脂製で2個のプラグを横から挟んでロック機構58により外れないように固定される。ロック機構58は、54から出ている爪と55から出ている爪が噛み合い、2個のプラグを強く固定する。ロック機構の代わりにバンドにより締め付け固定してもよい。56は下側のプラグコード、57は上側のプラグコードである。上側のコード57は、固定具55の側面に設けられた嵌入溝に嵌り、容易には抜けないようになっている。コード56、57の先にはテーブルタップが取り付けられている。このような形態であれば、コンセントからの出っ張りも小さく、上側のプラグコードが手前に垂れ下がることも無いが、取り扱いやすさや見映えを考えれば実施例1の態様の方が優れている。
図6は第2の態様のさらに他の具体例の正面図である。プラグ62および63は、2つの連結固定部材64および67に挟まれネジ68により強く締め付けることによりプラグ保持機能が得られ、プラグ同士を強固に連結固定している。このように一対の連結固定部材64、67およびネジ68のセットを用意すれば、容易にプラグ同士を連結固定することができるので極めて便利である。また、連結固定部材64にはプラグ62と63の間に挿入される部分が、図のようにテーパー状にされたことにより、プラグの種類や形状が異なってプラグ間の距離が違っても対応できるようになっている。図6では連結固定部材64は、両方のプラグに接する部分がテーパー状にされているが、一方のみテーパー状とし他方は図5のようにプラグと平行に接するようにしてもよい。
図7は、図6で用いられている連結固定部材を取り出して描いた斜視図である。71は第1の部品でその縦方向の長さは、2個のプラグが十分に納まるようになっている。中央部には雄ネジ76が通る穴73が設けられている。第2の部品72には、コンセントと対面する面に溝74が設けられている。溝74にはめられたコードは、コンセントが蓋の役割をして溝から外れない。溝74の代わりに、溝75を設けてもよい。この場合コードが溝から外れないように、溝の幅と深さをコードがきつめに嵌まるようにしておくのが望ましい。77は雄ネジ76が嵌合する雌ネジ穴が形成されている凸部である。第1の部品と第2の部品はネジにより強固にプラグを締め付けてプラグが固定される。外力が加わってもプラグは簡単には外れないが、念のために第1と第2の部品のプラグと接する面には微小な金属の突起を多数もうけた金属薄板を貼り付けておくと一層安心である。ネジ穴およびネジをさらに1個追加して2本のネジで固定してもよい。また第1の部品にも77と同様の凸部を設けて2個のプラグを一層安定に固定してもよい。
図8は、通常のストレートプラグを用いた具体例の正面図である。81および82はプラグ(差込ピンは見えてない)、83および84は連結部材、85および86はロック機構である。ロック機構の爪を噛み合わせることにより、両プラグを強く固定することができる。ロック機構の代わりにバンドや面ファスナーにより締め付け固定してもよい。
図5から図8まで共通しているのは、2つのプラグ間に硬い部材が、両プラグの中心を結ぶ直線方向においてきつく挿入され、両プラグがこの直線方向において固定されているということである。その結果、前記直線方向にプラグのぐらつきが起こりにくいのである。本発明における連結固定部材はこのような特徴を有している。両プラグ間に挿入される部材は、コンセント表面に近いほど固定効果が大きいので、実際にはコンセント表面に接するように挿入されるのが望ましい。
以上に室内の壁面に設けられたコンセントに使用する一体化プラグについて説明したが、室内に限らず屋外にも適用できる。また壁面に限らず建造物の柱や床等の面に設けられたコンセントにも適用可能である。
本発明の一体化プラグには複数の一口コンセントまたはテーブルタップが接続されているので、壁面コンセントにプラグをひんぱんに抜き差しする必要がない。本発明の一体化プラグは壁面コンセントから頻繁に抜き差しすることも可能である。狭い住宅や、近くを頻繁に人が通過する場所、タンスや戸棚の後ろや近くに位置する壁面コンセントに差して使用するのに好適である。
1 プラグ基台
2 プラグカバー
31、32 差込ピン対
41、42 差込ピン対
33、34、43、44 配線金具
35、36、45、46 圧着端子
37、38、47、48 露出電線
39、40、49、50 分離コード
5、6 指かけ用窪み
7 樹脂モールド
8、9、56、57、65、66 テーブルタップあるいは一口コンセント接続用コード
10 一口コンセント
11、12 テーブルタップ
51 絶縁隔壁
52、53、62、63 スイングタイプあるいは直角タイプの従来のプラグ
54、55、64、67、83、82、97 連結固定部材
58、85、86 ロック機構
68、76 雄ネジ
65、66 指かけ用取っ手
73 ネジが通る穴
74、75 プラグコードが嵌まる溝
77 雌ネジ穴が形成された凸部
81、82、91、92 ストレートタイプの従来のプラグ

Claims (8)

  1. 少なくとも2個の差込ピンからなる差込ピン組の複数組が、コンセントの複数組の差込口に相対する位置を保って連続した絶縁性樹脂で一体化され、各差込みピン組のそれぞれの他端に少なくとも1組の差込口を有するコンセントが接続されていることを特徴とする一体化プラグ。
  2. 差込ピン組が、連続した絶縁性樹脂からなる絶縁性基台を貫通して取り付けられており、該基台上に配線用金属とコードが平面的に配置され金属が露出しないように絶縁性のカバーが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の一体化プラグ。
  3. 差込ピン組が、連続した絶縁性樹脂からなる絶縁性基台を貫通して取り付けられており、該基台上に配線用金属とコードが平面的に配置され金属が露出しないように絶縁性の樹脂成形により基台上に配線用金属とコードが埋め込まれたものであることを特徴とする請求項1に記載の一体化プラグ。
  4. 連続した絶縁性樹脂が、差込ピン組のコンセントに差し込まれる部分を残してそれ以外の部分および配線用金属とコードを埋め込んだ樹脂成形により形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の一体化プラグ。
  5. プラグの周囲に指をかけて手前に引くための少なくとも1個のプラグ取り外し用補助部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の一体化プラグ。
  6. プラグ取り外し用補助部が少なくとも窪み、取っ手、鎖、ワイヤー、紐のいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の一体化プラグ。
  7. 少なくとも2個の差込ピンからなる差込ピン組を有するプラグの複数個が連結固定部材により一体化され、各差込みピン組のそれぞれの他端に少なくとも1組の差込口を有するコンセントが接続されていることを特徴とする一体化プラグ。
  8. 少なくとも2個の差込ピンからなる差込ピン組を有するプラグの複数個のプラグ間に挿入可能で且つ各プラグの中心を結ぶ直線方向において各プラグを固定可能な硬い部材を有することを特徴とする一体化プラグのための連結固定部材。
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