JP2004273280A - コンセント - Google Patents
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Abstract
【課題】コンセントから差込プラグを引き抜き易くし、不意に抜け難くする。
【解決手段】ハウジングに1対の差込孔を、ハウジング内に1対の雌型接触片を設けたコンセントにおいて、1対の差込孔23、24は、それらの間の中点を中心とする円弧形状にし、その差込孔の一端側に差込プラグの雄型接触片を差し込み、差込プラグをその1対の雄型接触片間の中点を中心として回転して差込プラグの1対の雄型接触片を差込孔の他端側に移動させる構成にした。1対の雌型接触片は、1対の差込孔23、24の他端側に配置し、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の一端側に差し込まれたときには、差込プラグの雄型接触片が雌型接触片に挟まれず、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の他端側に達すると、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の雌型接触片に挟まれる構成にした。
【選択図】 図1
【解決手段】ハウジングに1対の差込孔を、ハウジング内に1対の雌型接触片を設けたコンセントにおいて、1対の差込孔23、24は、それらの間の中点を中心とする円弧形状にし、その差込孔の一端側に差込プラグの雄型接触片を差し込み、差込プラグをその1対の雄型接触片間の中点を中心として回転して差込プラグの1対の雄型接触片を差込孔の他端側に移動させる構成にした。1対の雌型接触片は、1対の差込孔23、24の他端側に配置し、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の一端側に差し込まれたときには、差込プラグの雄型接触片が雌型接触片に挟まれず、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の他端側に達すると、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の雌型接触片に挟まれる構成にした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンセントにおいて、差込プラグを引き抜き易くし、不意に抜け難くする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
延長コードは、コンセントと差込プラグとをコードで接続している。家庭用の単相交流電源側のコンセントと家庭用の電気器具、例えばテレビ受像機側の差込プラグとの間に使用される。
【0003】
延長コードのコンセントは、単数口又は複数口であり、ハウジングの単数又は複数個所に、それぞれ、差込プラグの1対の雄型接触片を差し込む1対の差込孔を貫通し、ハウジング内側の各差込孔対応位置に、それぞれ、差込プラグの1対の雄型接触片を挟む1対の雌型接触片を設けている。ハウジングの外側には、ハウジング内側の各雌型接触片と接続したコードを引き出している。
【0004】
差込孔は、断面形状が長方形であり、差込プラグの雄型接触片の根元側が嵌合する。雌型接触片は、2枚の接触片が近接して並列しており、差込プラグの雄型接触片の先端側が挟み込まれる。
【0005】
延長コードの差込プラグは、家屋の壁コンセントに差し込まれる。延長コードのコンセントは、家屋の床の上に置かれ、差込孔に、電気器具にコードで接続した差込プラグが差し込まれる。また、延長コードのコンセントから電気器具の差込プラグを引き抜くときには、コンセントを片手で固定し、他の片手で電気器具の差込プラグを引っ張る。両手を使用する。
【0006】
特許文献1に記載されたコンセントは、差込プラグを小さい力で外すため、差込プラグを差し込む長方形状の挿入穴を長手方向に広げることを示している。長手方向に広げた挿入穴に差し込んだ差込プラグは、挿入穴の長手方向に倒すと、挿入穴から簡単にとれる、とのことである。
【0007】
【特許文献1】
実開昭62−73485号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、延長コードのコンセントから電気器具の差込プラグを引き抜くときには、差込プラグは、雄型接触片の根元側が差込孔に嵌合している一方、雄型接触片の先端側が雌型接触片に所定の力で挟み込まれているので、差込プラグの雄型接触片を差込孔から抜き取るのには、差込プラグの雄型接触片を雌型接触片から引き抜く力、差込プラグを引っ張る大きな力を必要とする。
【0009】
このように、差込プラグを引っ張る大きな力を必要とするコンセントは、差込プラグを引っ張る操作を行い難い障害者には、使用し難い。
【0010】
その上、延長コードのコンセントは、可動型であり、床の上に置かれて固定されない。床の上に置かれたコンセントから電気器具の差込プラグを引き抜こうとして、床上のコンセントを固定せずに、電気器具の差込プラグを上方に引っ張ると、その差込プラグと一緒にコンセントが持ち上がり、電気器具の差込プラグがコンセントから抜けない。
【0011】
延長コードのコンセントから電気器具の差込プラグを引き抜くときには、コンセントを片手で固定すると共に、他の片手で電気器具の差込プラグを引っ張る必要があり、両手を必要とする。延長コードのコンセントは、差込プラグを片手では引き抜き難い。両手が健常ではない障害者には、使用し難い。
【0012】
特許文献1に記載のコンセントは、詳細な構造が明確ではないが、使用者が差込プラグを倒す操作を行うと、差込プラグを簡単に外すことができるとしても、長手方向に広い挿入穴に差し込んだ差込プラグに、その差込プラグを挿入穴の長手方向に倒す外力が不意に加わると、差込プラグが簡単に外れてしまうことになる。挿入穴に差し込んだ差込プラグには、これを倒す外力が加わり易い。
【0013】
コンセントにおいては、差込プラグを引き抜き易くするのみならず、不意に抜け難くすることも必要である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
1)ハウジングに、差込プラグの1対の雄型接触片を差し込む1対の差込孔を貫通し、この差込孔に対応して、ハウジングの内側に、差込プラグの1対の雄型接触片を挟む1対の雌型接触片を設けたコンセントにおいて、
1対の差込孔は、それらの間の中点を中心とする円弧形状にし、1対の差込孔の一端側に差込プラグの1対の雄型接触片を差し込み、差込プラグをその1対の雄型接触片間の中点を中心として回転して差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔の他端側に移動させる構成にし、
1対の雌型接触片は、1対の差込孔の他端側に配置し、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の一端側に差し込まれたときには、差込プラグの雄型接触片が雌型接触片に挟まれず、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の他端側に達すると、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の雌型接触片に挟まれる構成にした。
【0015】
2)上記のコンセントにおいて、
複数口のコンセントにした、即ち、
1対の差込孔とこれに対応した1対の雌型接触片は、ハウジングとハウジング内側の複数個所に設け、ハウジングの複数個所にそれぞれ差込プラグを差し込み可能にした。
【0016】
3)上記のコンセントにおいて、
延長コードのコンセントにした、即ち、
ハウジングの外側に、ハウジング内側の雌型接触片と接続したコードを引き出し、コードに差込プラグを接続した。
【0017】
【発明の効果】
本発明のコンセントに差込プラグを差し込むときには、差込プラグを片手で摘み、その差込プラグを差込孔に向けて突き出し、差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔の一端側に差し込む。次に、差込プラグをひねって回転し、差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔の他端側に移動させる。すると、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の雌型接触片に挟まれる。差込プラグがコンセントに電気的に接続される。
【0018】
差込プラグを引き抜くときには、差込プラグを片手で摘み、その差込プラグをひねって回転し、差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔の一端側に移動させる。すると、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の雌型接触片から抜け出る。差込プラグがコンセントから電気的に遮断される。次に、差込プラグを差込孔から手前側に引き寄せ、差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔から抜き取る。
【0019】
本発明のコンセントから差込プラグを引き抜くときには、差込プラグをひねって差込プラグの雄型接触片を雌型接触片から抜き出した後、差込プラグを手前側に引き寄せて差込プラグの雄型接触片を差込孔から抜き取るので、差込プラグの雄型接触片を差込孔から抜き取るのには、差込プラグの雄型接触片を雌型接触片から抜き出す力を必要としない。
【0020】
本発明のコンセントは、差込プラグを引き抜くときに差込プラグを引っ張る大きな力を必要としないので、差込プラグを引っ張る操作を行い難い障害者にも、使用し易い。
【0021】
その上、本発明のコンセントは、延長コードのコンセントのように可動型であっても、コンセントに差し込んだ差込プラグを摘んだ片手でコンセントを床や壁に押し付けつつ、その片手で差込プラグをひねって回転すると、差込プラグを片手で簡単に引き抜くことができる。両手が健常ではない障害者にも、使用し易い。
【0022】
また、本発明のコンセントに差し込んだ差込プラグは、その1対の雄型接触片間の中点を中心として回転しなければ、コンセントから電気的に遮断されない。コンセントに差し込んだ差込プラグには、そのように回転させる外力は、加わり難い。差込プラグが不意に抜け難い。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施形態のコンセントは、延長コードのコンセントである。延長コードは、図1に示すように、2個口タップのコンセント1と差込プラグ10とをコード7で接続している。家庭用の単相低圧電源、交流100Vの電源側のコンセント、例えば壁コンセントと、家庭用の電気器具、例えばテレビ受像機や電熱器側の差込プラグとの間に使用する。
【0024】
延長コードのコンセント1は、図1〜図3に示すように、下側ハウジング2と上側ハウジング3をネジ4で結合して直方体形状の箱を構成している。下側ハウジング2と上側ハウジング3は、殻構造であり、電気絶縁性合成樹脂の成形品である。
【0025】
下側ハウジング2は、下側壁の前部上に左右1対の取付座5を設け、左右の両取付座5の上に、それぞれ、金属板の導電部材6の前端とコード7の電線8の後端とを重ねてネジ9で固定している。2本の電線8を内蔵したコード7は、箱形状ハウジング2、3の前側壁を貫通し、ハウジング2、3の外側に引き出している。コード7の先端には、差込プラグ10を接続している。差込プラグ10の1対の雄型接触片は、コード7の2本の電線8を経てハウジング2、3内の左右の導電部材6に電気的に接続している。
【0026】
左右の導電部材6は、図2と図3に示すように、それぞれ、下側ハウジング2の左側壁と右側壁の内側に沿って配置している。図2において上側に位置する左側の導電部材6は、図2〜図4に示すように、その後端に枝片11を右側に突出して形成し、枝片11の右端を上側に折り曲げている。枝片11の右端は、前後の両側にそれぞれ接触片12を右側に突出して形成している。前後の両接触片12は、近接して並列し、かつ、前後方向と直角に配置して、雌型接触片の刃受け部分にしている。この雌型接触片12の刃受け部分は、差込プラグの雄型接触片が挟み込まれる部分であり、右側が入口になり、入口側に2枚の案内片13を外開き状に突出している。左側の導電部材6、枝片11、雌型接触片12と案内片13は、一連に連結した金属板である。電気的に接続している。
【0027】
右側の導電部材6は、図2、図3と図5に示すように、その後端に枝片14を左側に突出して形成し、枝片14の左端を上側に折り曲げている。枝片14の左端は、前後の両側にそれぞれ接触片15を左側に突出して形成している。前後の両接触片15は、近接して並列し、かつ、前後方向と直角に配置して、雌型接触片の刃受け部分にしている。この雌型接触片15の刃受け部分は、差込プラグの雄型接触片が挟み込まれる部分であり、左側が入口になり、入口側に2枚の案内片16を外開き状に突出している。右側の導電部材6、枝片14、雌型接触片15と案内片16は、一連に連結した金属板である。電気的に接続している。
【0028】
これらの枝片14、雌型接触片15と案内片16は、上記の枝片11、雌型接触片12と案内片13の前側に位置している。前後の雌型接触片15と雌型接触片12とで1対の雌型接触片、第1雌型接触片を構成している。
【0029】
左側の導電部材6は、図2と図3に示すように、後端に接続した枝片11、雌型接触片12及び案内片13と同様に、中間位置に接続した枝片17、雌型接触片18及び案内片19を形成している。右側の導電部材6は、後端に接続した枝片14、雌型接触片15及び案内片16と同様に、中間位置に接続した枝片20、雌型接触片21及び案内片22を形成している。前後に位置する雌型接触片21と雌型接触片18とで1対の雌型接触片、第2雌型接触片を構成している。
【0030】
上側ハウジング3の上側壁には、図1と図3に示すように、1対の第1差込孔23、24を1対の第1雌型接触片12、15に対応する位置に貫通している。1対の第1差込孔23、24は、それらの間の中点を中心とする円弧形状にし、その一端側を第1雌型接触片12、15の刃受け部分の真上位置に配置せずに差込端にし、他端側を第1雌型接触片12、15の刃受け部分の真上位置に配置して接続端にしている。1対の第1差込孔23、24の差込端には、入口側に、家庭用電気器具の差込プラグの雄型接触片を差し込み易くする面取り25を施している。
【0031】
1対の第1差込孔23、24の差込端に、図6と図7に鎖線で示すように、その上方位置から家庭用電気器具の差込プラグ31の雄型接触片32を差し込むと、差込プラグ31の各雄型接触片32は、根元側が各第1差込孔23、24の差込端に嵌合し、先端側が各第1雌型接触片12、15に挟まれない。差込プラグ31の各雄型接触片32の根元側が各第1差込孔23、24に嵌合した状態を維持して差込プラグ31をその1対の雄型接触片32間の中点を中心として回転し、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を1対の第1差込孔23、24の接続端に移動させる。すると、図8と図9に鎖線で、図10に実線で示すように、差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、先端側が1対の第1雌型接触片12、15に挟まれる。
【0032】
また、上側ハウジング3の上側壁には、1対の第2差込孔26、27を1対の第2雌型接触片18、21に対応する位置に貫通している。1対の第2差込孔26、27は、1対の第1差込孔23、24と同様に、それらの間の中点を中心とする円弧形状にし、その一端側を第2雌型接触片18、21の刃受け部分の真上位置に配置せずに差込端にし、他端側を第2雌型接触片18、21の刃受け部分の真上位置に配置して接続端にしている。1対の第2差込孔26、27の差込端には、入口側に、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を差し込み易くする面取り28を施している。
【0033】
第2差込孔26、27の差込端に、その上方位置から差込プラグ31の雄型接触片32を差し込むと、各雄型接触片32は、根元側が各第2差込孔26、27の差込端に嵌合し、先端側が各第2雌型接触片18、21に挟まれない。差込プラグ31の各雄型接触片32の根元側が各第2差込孔26、27に嵌合した状態を維持して差込プラグ31を1対の雄型接触片32間の中点を中心として回転し、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を1対の第2差込孔26、27の接続端に移動させる。すると、差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、先端側が1対の第2雌型接触片18、21に挟まれる。
【0034】
実施形態のコンセント1を備えた延長コードを使用する場合、コンセント1とコード7で接続した差込プラグ10は、家屋の壁に埋設した単相低圧電源の壁コンセントに差し込む。すると、コンセント1の第1雌型接触片12、15と第2雌型接触片18、21が単相低圧電源に接続される。
【0035】
コンセント1は、家屋の床の上に置く。テレビ受像機の差込プラグ31は、片手で摘み、コンセント1の第1差込孔23、24に向けてその上方位置から突き出し、下降する。差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、コンセント1の第1差込孔23、24の差込端に差し込む。次に、コンセント1を床に押し付けつつ、差込プラグ31を摘んだ片手を右回りにねじる。即ち、差込プラグ31の各雄型接触片32の根元側が各第1差込孔23、24に嵌合した状態を維持して、差込プラグ31を右回りにひねって右回転し、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を1対の第1差込孔23、24の接続端に移動させる。
【0036】
すると、図8〜図10に示すように、差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、先端側が1対の第1雌型接触片12、15に挟まれる。テレビ受像機の差込プラグ31は、延長コード1、7、10を介して単相低圧電源に接続される。
【0037】
差込プラグ31をコンセント1から引き抜くときは、差込プラグ31を片手で摘み、その片手を、コンセント1側に押し付けつつ、左回りにねじる。即ち、コンセント1を床に押し付けつつ、差込プラグ31を左回りにひねって左回転し、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を1対の第1差込孔23、24の差込端に移動させる。
【0038】
すると、差込プラグ31の1対の雄型接触片32が1対の第1雌型接触片12、15から抜け出る。差込プラグ31は、単相低圧電源から電気的に遮断される。次に、差込プラグ31は、第1差込孔23、24から手前側に引き寄せ、上昇させる。差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、1対の第1差込孔23、24の差込端から抜け出る。テレビ受像機の差込プラグ31は、片手で摘んで簡単に引き抜かれる。
【0039】
差込プラグ31を第2差込孔26、27に差し込む又は引き抜く場合は、第1差込孔23、24に差し込む又は引き抜く上記の場合と同様である。
【0040】
コンセント1に差し込んだ差込プラグ31をひねって右回転又は左回転させる際、床上の可動型コンセント1が右回転又は左回転するのを確実に防ぐため、コンセント1の下面には、ゴム板のような滑り止めを施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるコンセントを備えた延長コードの中間省略平面図。
【図2】同コンセントの上側ハウジングを取り外した状態の平面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】図2のC−C線断面図。
【図6】同コンセントに差込プラグを差し込んだ状態を示す平面図。
【図7】同コンセントに差込プラグを差し込んだ状態を示す図で、上側ハウジング取外状態の平面図。
【図8】同コンセントに差込プラグを差し込んで回転した状態を示す平面図。
【図9】同コンセントに差込プラグを差し込んで回転した状態を示す図で、上側ハウジング取外状態の平面図。
【図10】同コンセントに差込プラグを差し込んで回転した状態を示す図で、図3と同じ断面図。
【符号の説明】
1 延長コードのコンセント
2 下側ハウジング
3 上側ハウジング
4 ネジ
5 取付座
6 導電部材
7 コード
8 コードの電線
9 ネジ
10 延長コードの差込プラグ
11、14 枝片
12、15 接触片、雌型接触片、第1雌型接触片
13、16 第1雌型接触片の案内片
17、20 枝片
18、21 接触片、雌型接触片、第2雌型接触片
19、22 第2雌型接触片の案内片
23、24 第1差込孔
25 第1差込孔の差込端の面取り
26、27 第2差込孔
28 第2差込孔の差込端の面取り
31 家庭用電気器具の差込プラグ
32 差込プラグの雄型接触片
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンセントにおいて、差込プラグを引き抜き易くし、不意に抜け難くする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
延長コードは、コンセントと差込プラグとをコードで接続している。家庭用の単相交流電源側のコンセントと家庭用の電気器具、例えばテレビ受像機側の差込プラグとの間に使用される。
【0003】
延長コードのコンセントは、単数口又は複数口であり、ハウジングの単数又は複数個所に、それぞれ、差込プラグの1対の雄型接触片を差し込む1対の差込孔を貫通し、ハウジング内側の各差込孔対応位置に、それぞれ、差込プラグの1対の雄型接触片を挟む1対の雌型接触片を設けている。ハウジングの外側には、ハウジング内側の各雌型接触片と接続したコードを引き出している。
【0004】
差込孔は、断面形状が長方形であり、差込プラグの雄型接触片の根元側が嵌合する。雌型接触片は、2枚の接触片が近接して並列しており、差込プラグの雄型接触片の先端側が挟み込まれる。
【0005】
延長コードの差込プラグは、家屋の壁コンセントに差し込まれる。延長コードのコンセントは、家屋の床の上に置かれ、差込孔に、電気器具にコードで接続した差込プラグが差し込まれる。また、延長コードのコンセントから電気器具の差込プラグを引き抜くときには、コンセントを片手で固定し、他の片手で電気器具の差込プラグを引っ張る。両手を使用する。
【0006】
特許文献1に記載されたコンセントは、差込プラグを小さい力で外すため、差込プラグを差し込む長方形状の挿入穴を長手方向に広げることを示している。長手方向に広げた挿入穴に差し込んだ差込プラグは、挿入穴の長手方向に倒すと、挿入穴から簡単にとれる、とのことである。
【0007】
【特許文献1】
実開昭62−73485号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、延長コードのコンセントから電気器具の差込プラグを引き抜くときには、差込プラグは、雄型接触片の根元側が差込孔に嵌合している一方、雄型接触片の先端側が雌型接触片に所定の力で挟み込まれているので、差込プラグの雄型接触片を差込孔から抜き取るのには、差込プラグの雄型接触片を雌型接触片から引き抜く力、差込プラグを引っ張る大きな力を必要とする。
【0009】
このように、差込プラグを引っ張る大きな力を必要とするコンセントは、差込プラグを引っ張る操作を行い難い障害者には、使用し難い。
【0010】
その上、延長コードのコンセントは、可動型であり、床の上に置かれて固定されない。床の上に置かれたコンセントから電気器具の差込プラグを引き抜こうとして、床上のコンセントを固定せずに、電気器具の差込プラグを上方に引っ張ると、その差込プラグと一緒にコンセントが持ち上がり、電気器具の差込プラグがコンセントから抜けない。
【0011】
延長コードのコンセントから電気器具の差込プラグを引き抜くときには、コンセントを片手で固定すると共に、他の片手で電気器具の差込プラグを引っ張る必要があり、両手を必要とする。延長コードのコンセントは、差込プラグを片手では引き抜き難い。両手が健常ではない障害者には、使用し難い。
【0012】
特許文献1に記載のコンセントは、詳細な構造が明確ではないが、使用者が差込プラグを倒す操作を行うと、差込プラグを簡単に外すことができるとしても、長手方向に広い挿入穴に差し込んだ差込プラグに、その差込プラグを挿入穴の長手方向に倒す外力が不意に加わると、差込プラグが簡単に外れてしまうことになる。挿入穴に差し込んだ差込プラグには、これを倒す外力が加わり易い。
【0013】
コンセントにおいては、差込プラグを引き抜き易くするのみならず、不意に抜け難くすることも必要である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
1)ハウジングに、差込プラグの1対の雄型接触片を差し込む1対の差込孔を貫通し、この差込孔に対応して、ハウジングの内側に、差込プラグの1対の雄型接触片を挟む1対の雌型接触片を設けたコンセントにおいて、
1対の差込孔は、それらの間の中点を中心とする円弧形状にし、1対の差込孔の一端側に差込プラグの1対の雄型接触片を差し込み、差込プラグをその1対の雄型接触片間の中点を中心として回転して差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔の他端側に移動させる構成にし、
1対の雌型接触片は、1対の差込孔の他端側に配置し、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の一端側に差し込まれたときには、差込プラグの雄型接触片が雌型接触片に挟まれず、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の他端側に達すると、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の雌型接触片に挟まれる構成にした。
【0015】
2)上記のコンセントにおいて、
複数口のコンセントにした、即ち、
1対の差込孔とこれに対応した1対の雌型接触片は、ハウジングとハウジング内側の複数個所に設け、ハウジングの複数個所にそれぞれ差込プラグを差し込み可能にした。
【0016】
3)上記のコンセントにおいて、
延長コードのコンセントにした、即ち、
ハウジングの外側に、ハウジング内側の雌型接触片と接続したコードを引き出し、コードに差込プラグを接続した。
【0017】
【発明の効果】
本発明のコンセントに差込プラグを差し込むときには、差込プラグを片手で摘み、その差込プラグを差込孔に向けて突き出し、差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔の一端側に差し込む。次に、差込プラグをひねって回転し、差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔の他端側に移動させる。すると、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の雌型接触片に挟まれる。差込プラグがコンセントに電気的に接続される。
【0018】
差込プラグを引き抜くときには、差込プラグを片手で摘み、その差込プラグをひねって回転し、差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔の一端側に移動させる。すると、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の雌型接触片から抜け出る。差込プラグがコンセントから電気的に遮断される。次に、差込プラグを差込孔から手前側に引き寄せ、差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔から抜き取る。
【0019】
本発明のコンセントから差込プラグを引き抜くときには、差込プラグをひねって差込プラグの雄型接触片を雌型接触片から抜き出した後、差込プラグを手前側に引き寄せて差込プラグの雄型接触片を差込孔から抜き取るので、差込プラグの雄型接触片を差込孔から抜き取るのには、差込プラグの雄型接触片を雌型接触片から抜き出す力を必要としない。
【0020】
本発明のコンセントは、差込プラグを引き抜くときに差込プラグを引っ張る大きな力を必要としないので、差込プラグを引っ張る操作を行い難い障害者にも、使用し易い。
【0021】
その上、本発明のコンセントは、延長コードのコンセントのように可動型であっても、コンセントに差し込んだ差込プラグを摘んだ片手でコンセントを床や壁に押し付けつつ、その片手で差込プラグをひねって回転すると、差込プラグを片手で簡単に引き抜くことができる。両手が健常ではない障害者にも、使用し易い。
【0022】
また、本発明のコンセントに差し込んだ差込プラグは、その1対の雄型接触片間の中点を中心として回転しなければ、コンセントから電気的に遮断されない。コンセントに差し込んだ差込プラグには、そのように回転させる外力は、加わり難い。差込プラグが不意に抜け難い。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施形態のコンセントは、延長コードのコンセントである。延長コードは、図1に示すように、2個口タップのコンセント1と差込プラグ10とをコード7で接続している。家庭用の単相低圧電源、交流100Vの電源側のコンセント、例えば壁コンセントと、家庭用の電気器具、例えばテレビ受像機や電熱器側の差込プラグとの間に使用する。
【0024】
延長コードのコンセント1は、図1〜図3に示すように、下側ハウジング2と上側ハウジング3をネジ4で結合して直方体形状の箱を構成している。下側ハウジング2と上側ハウジング3は、殻構造であり、電気絶縁性合成樹脂の成形品である。
【0025】
下側ハウジング2は、下側壁の前部上に左右1対の取付座5を設け、左右の両取付座5の上に、それぞれ、金属板の導電部材6の前端とコード7の電線8の後端とを重ねてネジ9で固定している。2本の電線8を内蔵したコード7は、箱形状ハウジング2、3の前側壁を貫通し、ハウジング2、3の外側に引き出している。コード7の先端には、差込プラグ10を接続している。差込プラグ10の1対の雄型接触片は、コード7の2本の電線8を経てハウジング2、3内の左右の導電部材6に電気的に接続している。
【0026】
左右の導電部材6は、図2と図3に示すように、それぞれ、下側ハウジング2の左側壁と右側壁の内側に沿って配置している。図2において上側に位置する左側の導電部材6は、図2〜図4に示すように、その後端に枝片11を右側に突出して形成し、枝片11の右端を上側に折り曲げている。枝片11の右端は、前後の両側にそれぞれ接触片12を右側に突出して形成している。前後の両接触片12は、近接して並列し、かつ、前後方向と直角に配置して、雌型接触片の刃受け部分にしている。この雌型接触片12の刃受け部分は、差込プラグの雄型接触片が挟み込まれる部分であり、右側が入口になり、入口側に2枚の案内片13を外開き状に突出している。左側の導電部材6、枝片11、雌型接触片12と案内片13は、一連に連結した金属板である。電気的に接続している。
【0027】
右側の導電部材6は、図2、図3と図5に示すように、その後端に枝片14を左側に突出して形成し、枝片14の左端を上側に折り曲げている。枝片14の左端は、前後の両側にそれぞれ接触片15を左側に突出して形成している。前後の両接触片15は、近接して並列し、かつ、前後方向と直角に配置して、雌型接触片の刃受け部分にしている。この雌型接触片15の刃受け部分は、差込プラグの雄型接触片が挟み込まれる部分であり、左側が入口になり、入口側に2枚の案内片16を外開き状に突出している。右側の導電部材6、枝片14、雌型接触片15と案内片16は、一連に連結した金属板である。電気的に接続している。
【0028】
これらの枝片14、雌型接触片15と案内片16は、上記の枝片11、雌型接触片12と案内片13の前側に位置している。前後の雌型接触片15と雌型接触片12とで1対の雌型接触片、第1雌型接触片を構成している。
【0029】
左側の導電部材6は、図2と図3に示すように、後端に接続した枝片11、雌型接触片12及び案内片13と同様に、中間位置に接続した枝片17、雌型接触片18及び案内片19を形成している。右側の導電部材6は、後端に接続した枝片14、雌型接触片15及び案内片16と同様に、中間位置に接続した枝片20、雌型接触片21及び案内片22を形成している。前後に位置する雌型接触片21と雌型接触片18とで1対の雌型接触片、第2雌型接触片を構成している。
【0030】
上側ハウジング3の上側壁には、図1と図3に示すように、1対の第1差込孔23、24を1対の第1雌型接触片12、15に対応する位置に貫通している。1対の第1差込孔23、24は、それらの間の中点を中心とする円弧形状にし、その一端側を第1雌型接触片12、15の刃受け部分の真上位置に配置せずに差込端にし、他端側を第1雌型接触片12、15の刃受け部分の真上位置に配置して接続端にしている。1対の第1差込孔23、24の差込端には、入口側に、家庭用電気器具の差込プラグの雄型接触片を差し込み易くする面取り25を施している。
【0031】
1対の第1差込孔23、24の差込端に、図6と図7に鎖線で示すように、その上方位置から家庭用電気器具の差込プラグ31の雄型接触片32を差し込むと、差込プラグ31の各雄型接触片32は、根元側が各第1差込孔23、24の差込端に嵌合し、先端側が各第1雌型接触片12、15に挟まれない。差込プラグ31の各雄型接触片32の根元側が各第1差込孔23、24に嵌合した状態を維持して差込プラグ31をその1対の雄型接触片32間の中点を中心として回転し、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を1対の第1差込孔23、24の接続端に移動させる。すると、図8と図9に鎖線で、図10に実線で示すように、差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、先端側が1対の第1雌型接触片12、15に挟まれる。
【0032】
また、上側ハウジング3の上側壁には、1対の第2差込孔26、27を1対の第2雌型接触片18、21に対応する位置に貫通している。1対の第2差込孔26、27は、1対の第1差込孔23、24と同様に、それらの間の中点を中心とする円弧形状にし、その一端側を第2雌型接触片18、21の刃受け部分の真上位置に配置せずに差込端にし、他端側を第2雌型接触片18、21の刃受け部分の真上位置に配置して接続端にしている。1対の第2差込孔26、27の差込端には、入口側に、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を差し込み易くする面取り28を施している。
【0033】
第2差込孔26、27の差込端に、その上方位置から差込プラグ31の雄型接触片32を差し込むと、各雄型接触片32は、根元側が各第2差込孔26、27の差込端に嵌合し、先端側が各第2雌型接触片18、21に挟まれない。差込プラグ31の各雄型接触片32の根元側が各第2差込孔26、27に嵌合した状態を維持して差込プラグ31を1対の雄型接触片32間の中点を中心として回転し、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を1対の第2差込孔26、27の接続端に移動させる。すると、差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、先端側が1対の第2雌型接触片18、21に挟まれる。
【0034】
実施形態のコンセント1を備えた延長コードを使用する場合、コンセント1とコード7で接続した差込プラグ10は、家屋の壁に埋設した単相低圧電源の壁コンセントに差し込む。すると、コンセント1の第1雌型接触片12、15と第2雌型接触片18、21が単相低圧電源に接続される。
【0035】
コンセント1は、家屋の床の上に置く。テレビ受像機の差込プラグ31は、片手で摘み、コンセント1の第1差込孔23、24に向けてその上方位置から突き出し、下降する。差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、コンセント1の第1差込孔23、24の差込端に差し込む。次に、コンセント1を床に押し付けつつ、差込プラグ31を摘んだ片手を右回りにねじる。即ち、差込プラグ31の各雄型接触片32の根元側が各第1差込孔23、24に嵌合した状態を維持して、差込プラグ31を右回りにひねって右回転し、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を1対の第1差込孔23、24の接続端に移動させる。
【0036】
すると、図8〜図10に示すように、差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、先端側が1対の第1雌型接触片12、15に挟まれる。テレビ受像機の差込プラグ31は、延長コード1、7、10を介して単相低圧電源に接続される。
【0037】
差込プラグ31をコンセント1から引き抜くときは、差込プラグ31を片手で摘み、その片手を、コンセント1側に押し付けつつ、左回りにねじる。即ち、コンセント1を床に押し付けつつ、差込プラグ31を左回りにひねって左回転し、差込プラグ31の1対の雄型接触片32を1対の第1差込孔23、24の差込端に移動させる。
【0038】
すると、差込プラグ31の1対の雄型接触片32が1対の第1雌型接触片12、15から抜け出る。差込プラグ31は、単相低圧電源から電気的に遮断される。次に、差込プラグ31は、第1差込孔23、24から手前側に引き寄せ、上昇させる。差込プラグ31の1対の雄型接触片32は、1対の第1差込孔23、24の差込端から抜け出る。テレビ受像機の差込プラグ31は、片手で摘んで簡単に引き抜かれる。
【0039】
差込プラグ31を第2差込孔26、27に差し込む又は引き抜く場合は、第1差込孔23、24に差し込む又は引き抜く上記の場合と同様である。
【0040】
コンセント1に差し込んだ差込プラグ31をひねって右回転又は左回転させる際、床上の可動型コンセント1が右回転又は左回転するのを確実に防ぐため、コンセント1の下面には、ゴム板のような滑り止めを施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるコンセントを備えた延長コードの中間省略平面図。
【図2】同コンセントの上側ハウジングを取り外した状態の平面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】図2のC−C線断面図。
【図6】同コンセントに差込プラグを差し込んだ状態を示す平面図。
【図7】同コンセントに差込プラグを差し込んだ状態を示す図で、上側ハウジング取外状態の平面図。
【図8】同コンセントに差込プラグを差し込んで回転した状態を示す平面図。
【図9】同コンセントに差込プラグを差し込んで回転した状態を示す図で、上側ハウジング取外状態の平面図。
【図10】同コンセントに差込プラグを差し込んで回転した状態を示す図で、図3と同じ断面図。
【符号の説明】
1 延長コードのコンセント
2 下側ハウジング
3 上側ハウジング
4 ネジ
5 取付座
6 導電部材
7 コード
8 コードの電線
9 ネジ
10 延長コードの差込プラグ
11、14 枝片
12、15 接触片、雌型接触片、第1雌型接触片
13、16 第1雌型接触片の案内片
17、20 枝片
18、21 接触片、雌型接触片、第2雌型接触片
19、22 第2雌型接触片の案内片
23、24 第1差込孔
25 第1差込孔の差込端の面取り
26、27 第2差込孔
28 第2差込孔の差込端の面取り
31 家庭用電気器具の差込プラグ
32 差込プラグの雄型接触片
Claims (3)
- ハウジングに、差込プラグの1対の雄型接触片を差し込む1対の差込孔を貫通し、この差込孔に対応して、ハウジングの内側に、差込プラグの1対の雄型接触片を挟む1対の雌型接触片を設けたコンセントにおいて、
1対の差込孔は、それらの間の中点を中心とする円弧形状にし、1対の差込孔の一端側に差込プラグの1対の雄型接触片を差し込み、差込プラグをその1対の雄型接触片間の中点を中心として回転して差込プラグの1対の雄型接触片を1対の差込孔の他端側に移動させる構成にし、
1対の雌型接触片は、1対の差込孔の他端側に配置し、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の一端側に差し込まれたときには、差込プラグの雄型接触片が雌型接触片に挟まれず、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の差込孔の他端側に達すると、差込プラグの1対の雄型接触片が1対の雌型接触片に挟まれる構成にしたことを特徴とするコンセント。 - 1対の差込孔とこれに対応した1対の雌型接触片は、ハウジングとハウジング内側の複数個所に設け、ハウジングの複数個所にそれぞれ差込プラグを差し込み可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のコンセント。
- ハウジングの外側に、ハウジング内側の雌型接触片と接続したコードを引き出し、コードに差込プラグを接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンセント。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101391112B1 (ko) | 2013-12-19 | 2014-04-30 | 백예은 | 플러그용 회전 접속형 콘센트 |
CN104377482A (zh) * | 2014-10-30 | 2015-02-25 | 无锡艾科瑞思产品设计与研究有限公司 | 一种旋转式安全插排 |
-
2003
- 2003-03-10 JP JP2003062661A patent/JP2004273280A/ja active Pending
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KR101391112B1 (ko) | 2013-12-19 | 2014-04-30 | 백예은 | 플러그용 회전 접속형 콘센트 |
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