JP2020189607A - 機器移送台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、コンパクトな構成により、機器を容易に移送することを目的とするものである。【解決手段】複数のスライドローラとして、可変ローラ4,5及び平行ローラ6,7が台車本体1に設けられている。また、天板2が上昇位置と下降位置との間で上下動可能になっている。そして、天板2が上昇位置に位置するときにターンテーブル22に機器が載せられ、天板2が下降位置に位置するときに可変ローラ4,5及び平行ローラ6,7に機器が載せられる。【選択図】図1

Description

この発明は、機器移送台車に関するものである。
従来の重量物移送具では、枠体に4つの車輪が設けられている。枠体の天板には、回転盤が回転可能に設けられている。回転盤の中央には、ボルト用ねじ孔が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−98675号公報
上記のような従来の重量物移送具では、移送した重量物を重量物移送具から架台上に移動させるために、ローラコンベア等の滑走機材を別途用意する必要がある。しかし、電気室等の狭いスペースで配電盤等の機器を架台に据え付ける作業では、架台の前面に滑走機材を設置するスペースを確保できない場合がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コンパクトな構成により、機器を容易に移送することができる機器移送台車を得ることを目的とする。
この発明に係る機器移送台車は、フレームと、複数の走行ローラとを有しており、移送面に沿って移動される台車本体、上昇位置と下降位置との間で上下動可能に台車本体に設けられており、上昇位置に位置するときに機器が載せられる天板、台車本体に設けられており、天板を上下動させる上下動機構、及び台車本体に設けられており、天板が下降位置に位置するときに機器が載せられ、載せられた機器を移送面に平行な方向へ移動させることにより回転される複数のスライドローラを備えている。
この発明の機器移送台車では、複数のスライドローラが台車本体に設けられている。また、天板が上昇位置と下降位置との間で上下動可能になっている。そして、天板が上昇位置に位置するときに天板に機器が載せられ、天板が下降位置に位置するときにスライドローラに機器が載せられる。このため、コンパクトな構成により、機器を容易に移送することができる。
この発明の実施の形態1による機器移送台車を示す斜視図である。 図1の機器移送台車を示す側面図である。 図1のフレームを示す斜視図である。 図1の第1のフレーム片に対する第1の可変ローラの取付状態を示す平面図である。 図4の第1のフレーム片に対する第1の可変ローラの取付角度を変更した状態を示す平面図である。 図1の天板を示す斜視図である。 図6の天板の断面図である。 図1のねじロッドを示す斜視図である。 図8のねじロッドを回転させる操作具を示す側面図である。 図1の楔部材を示す斜視図である。 図1の楔部材を図10とは異なる角度から見た斜視図である。 図1の機器移送台車の断面図である。 図12の天板を下降させた状態を示す断面図である。 図1の第2の平行ローラをハンドルと交換した状態を示す斜視図である。 実施の形態1の移送方法により機器を移送している途中の状態を示す平面図である。 図15の機器を移動方向に沿って見た側面図である。 図15の後段の状態を示す平面図である。 図16の後段の状態を示す側面図である。 図17の後段の状態を示す平面図である。 図19の後段の状態を示す平面図である。 図18の後段の状態を示す側面図である。 図21の要部を拡大して示す側面図である。 実施の形態1の他の移送方法により機器を移送している途中の状態を示す平面図である。 図23の機器を機器の移動方向に直角の方向に沿って見た側面図である。 図23の後段の状態を示す平面図である。 図24の後段の状態を示す側面図である。 図25の後段の状態を示す平面図である。 図26の後段の状態を示す側面図である。 図28の要部を拡大して示す側面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による機器移送台車を示す斜視図である。また、図2は、図1の機器移送台車を示す側面図である。例えば図15に示すように、配電盤等の機器100を移送する場合、機器100の四隅の下部に図1に示すような機器移送台車101がそれぞれ配置される。
図において、機器移送台車101は、台車本体1、天板2、上下動機構3、第1の可変ローラ4、第2の可変ローラ5、第1の平行ローラ6、及び第2の平行ローラ7を有している。第1の可変ローラ4、第2の可変ローラ5、第1の平行ローラ6、及び第2の平行ローラ7は、それぞれスライドローラである。
台車本体1は、移送面50上に置かれ、移送面50に沿って移動される。移送面50は、例えば電気室の水平な床面である。台車本体1の走行方向は、図1、2の左右方向、即ちX軸に平行な方向である。
台車本体1は、フレーム8と、一対の第1の走行ローラ9,10と、一対の第2の走行ローラ11,12とを有している。走行ローラ9,10,11,12の表面材料としては、例えば硬質ゴムが用いられている。
フレーム8は、第1のフレーム片13、第2のフレーム片14、第1の連結金具15、及び第2の連結金具16を有している。第1及び第2のフレーム片13,14の材料としては、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。第1及び第2の連結金具15,16の材料としては、例えば鉄が用いられている。
第1のフレーム片13と第2のフレーム片14とは、台車本体1の左右方向に並べて配置されている。台車本体1の左右方向は、図1及び図2のY軸に平行な方向である。また、図1及び図2のZ軸は、鉛直方向を示している。
第2のフレーム片14は、第1のフレーム片13に対して間隔をおいて対向している。第2のフレーム片14の形状は、第1のフレーム片13の形状に対して左右対称となっている。
第1の連結金具15は、天板2に対して台車本体1の前後方向の一側で、第1のフレーム片13と第2のフレーム片14とを連結している。第2の連結金具16は、天板2に対して台車本体1の前後方向の他側で、第1のフレーム片13と第2のフレーム片14とを連結している。台車本体1の前後方向は、台車本体1の走行方向に平行な方向である。
第1の連結金具15と第2の連結金具16とは、天板2を挟んで、互いに対向している。
一対の第1の走行ローラ9,10は、台車本体1の前後方向に互いに間隔をおいて、第1のフレーム片13に設けられている。一対の第2の走行ローラ11,12は、台車本体1の前後方向に互いに間隔をおいて、第2のフレーム片14に設けられている。
第1の走行ローラ9,10の回転軸及び第2の走行ローラ11,12の回転軸は、互いに平行、かつY軸に対して平行である。第1の走行ローラ9と第2の走行ローラ11とは、台車本体1の前後方向の同じ位置に配置されている。第1の走行ローラ10と第2の走行ローラ12とは、台車本体1の前後方向の同じ位置に配置されている。
天板2は、第1のフレーム片13と第2のフレーム片14とに跨がって、フレーム8の中央に配置されている。また、天板2は、4つの走行ローラ9,10,11,12の中央に配置されている。天板2の材料としては、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。
天板2は、天板台座部21と、ターンテーブル22とを有している。ターンテーブル22は、移送面50に直角な軸を中心として回転可能に天板台座部21に設けられている。
上下動機構3は、作業員の操作により、天板2を上下動させる。また、上下動機構3は、一対の楔部材23と、ねじロッド24とを有している。一対の楔部材23は、台車本体1と天板2との間に設けられている。ねじロッド24は、一対の楔部材23にねじ込まれている。
ねじロッド24の第1の端部は、第1の連結金具15に回転可能に保持されている。ねじロッド24の第2の端部は、第2の連結金具16に回転可能に保持されている。ねじロッド24を回転させたとき、ねじロッド24は送りねじとして機能し、一対の楔部材23はスクリューナットとして機能する。そして、ねじロッド24を回転させることにより、一対の楔部材23の間隔が変化し、天板2が上下動する。
第1のフレーム片13には、天板ガイド突起としての第1の抜け防止ねじ18が取り付けられている。第2のフレーム片14には、天板ガイド突起としての第2の抜け防止ねじ19が取り付けられている。第1及び第2の抜け防止ねじ18,19は、天板2の上方向への移動を規制し、天板2のフレーム8からの抜けを防止する。
可変ローラ4,5及び平行ローラ6,7の材料としては、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。
第1の可変ローラ4は、第1のフレーム片13に回転可能に支持されている。また、第1の可変ローラ4は、一対の第1の走行ローラ9,10の間に配置されている。
第2の可変ローラ5は、第2のフレーム片14に回転可能に支持されている。また、第2の可変ローラ5は、一対の第2の走行ローラ11,12の間に配置されている。
第1の平行ローラ6は、台車本体1の前後方向の第1の端部で、フレーム8に回転可能に支持されている。第2の平行ローラ7は、台車本体1の前後方向の第2の端部で、フレーム8に回転可能に支持されている。
第1の平行ローラ6の回転軸及び第2の平行ローラ7の回転軸は、第1の走行ローラ9,10の回転軸及び第2の走行ローラ11,12の回転軸に平行である。
第1の平行ローラ6と第2の平行ローラ7との間隔は、第1の可変ローラ4と第2の可変ローラ5との間隔よりも大きい。
図3は、図1のフレーム8を示す斜視図である。各連結金具15,16は、複数の六角穴付きボルト17を用いて、第1及び第2のフレーム片13,14に固定されている。
第1のフレーム片13と第2のフレーム片14との間には、台車本体1の前後方向に沿って楔ガイド溝8aが形成されている。楔ガイド溝8aは、台車本体1の前後方向への一対の楔部材23の移動を案内する。
第1のフレーム片13には、第1の抜け防止ねじ孔13eが設けられている。第1の抜け防止ねじ孔13eには、第1の抜け防止ねじ18がねじ込まれる。第2のフレーム片14には、第2の抜け防止ねじ孔14eが設けられている。第2の抜け防止ねじ孔14eには、第2の抜け防止ねじ19がねじ込まれる。
第1のフレーム片13には、複数対の第1の軸受け溝が設けられている。ここでは、一対の第1の軸受け溝13a,13bと、一対の第1の軸受け溝13c,13dとが、第1のフレーム片13に設けられている。
第1の可変ローラ4は、2対の第1の軸受け溝13a,13b,13c,13dのうちの一対の軸受け溝13a,13b又は13c,13dに落とし込まれて第1のフレーム片13に支持されている。図1では、第1の可変ローラ4の回転軸の両端部が、第1の軸受け溝13a,13bにそれぞれ挿入されている。
第2のフレーム片14には、複数対の第2の軸受け溝が設けられている。ここでは、一対の第2の軸受け溝14a,14bと、一対の第2の軸受け溝14c,14dとが、第2のフレーム片14に設けられている。
第2の可変ローラ5は、2対の第2の軸受け溝14a,14b,14c,14dのうちの一対の軸受け溝14a,14b又は14c,14dに落とし込まれて第2のフレーム片14に支持されている。図1では、第2の可変ローラ5の回転軸の両端部が、第2の軸受け溝14a,14bにそれぞれ挿入されている。
図4は、図1の第1のフレーム片13に対する第1の可変ローラ4の装着状態を示す平面図である。また、図5は、図4の第1のフレーム片13に対する第1の可変ローラ4の取付角度を変更した状態を示す平面図である。
台車本体1に対する第1の可変ローラ4の取付角度は、第1の可変ローラ4を落とし込む一対の第1の軸受け溝13a,13b又は13c,13dを変更することにより、変更可能となっている。図5では、第1の可変ローラ4の回転軸は、第1の走行ローラ9,10の回転軸と平行である。実施の形態1では、台車本体1に対する第1の可変ローラ4の取付角度は、移送面50に平行な面内で、90度変更可能である。
同様に、台車本体1に対する第2の可変ローラ5の取付角度は、第2の可変ローラ5を落とし込む一対の第2の軸受け溝14a,14b又は14c,14dを変更することにより、変更可能となっている。
図6は、図1の天板2を示す斜視図である。また、図7は、図6の天板2の断面図である。天板台座部21の下面には、一対の天板傾斜面21aが形成されている。各天板傾斜面21aは、対応する楔部材23に接する。
天板台座部21の中央には、台座孔21bが設けられている。台座孔21bは、天板台座部21を上下方向に貫通している。
天板台座部21には、第1及び第2の天板ガイド溝21c,21dが設けられている。第1の天板ガイド溝21cには、第1の抜け防止ねじ18の先端が挿入されている。第2の天板ガイド溝21dには、第2の抜け防止ねじ19の先端が挿入されている。第1及び第2の天板ガイド溝21c,21dは、天板2の上下動を案内する。
ターンテーブル22は、円板部22aと、円筒状の軸部22bとを有している。円板部22aは、天板台座部21上に載せられている。軸部22bは、円板部22aの中央から下方へ突出している。また、軸部22bは、台座孔21bに挿入されている。
ターンテーブル22は、軸部22bを中心として、天板台座部21に対して回転可能になっている。軸部22bの下端部の外周には、止め輪25が装着されている。止め輪25は、軸部22bの台座孔21bからの抜けを防止している。
ターンテーブル22の中央には、機器連結ねじ孔22cが設けられている。機器連結ねじ孔22cには、ターンテーブル22に機器100を連結するための図示しないボルトがねじ込まれる。
図8は、図1のねじロッド24を示す斜視図である。ねじロッド24は、第1の台形ねじ部24a、第2の台形ねじ部24b、第1の小径部24c、第2の小径部24d、第1の操作部24e、及び第2の操作部24fを有している。
第1の台形ねじ部24aは、一対の楔部材23の一方にねじ込まれる。第2の台形ねじ部24bは、一対の楔部材23の他方にねじ込まれる。台形ねじは、ねじ山の断面形状が台形のねじである。第2の台形ねじ部24bは、第1の台形ねじ部24aに対して逆ねじとなっている。
第1の小径部24cは、第1の連結金具15に通されている部分であり、第1の連結金具15に回転可能に保持されている。第2の小径部24dは、第2の連結金具16に通されている部分であり、第2の連結金具16に回転可能に保持されている。
第1及び第2の小径部24c,24dの径は、第1及び第2の台形ねじ部24a,24bの径よりも小さい。このため、第1の小径部24cと第1の台形ねじ部24aとの間、及び第2の小径部24dと第2の台形ねじ部24bとの間には、それぞれ段差が生じている。
第1の操作部24eは、ねじロッド24の軸方向の第1の端部に設けられている。第2の操作部24fは、ねじロッド24の軸方向の第2の端部に設けられている。ねじロッド24を回転させる際、第1及び第2の操作部24e,24fの少なくともいずれか一方に回転力が加えられる。
実施の形態1では、第1及び第2の操作部24e,24fの形状は、四角柱状である。第1の操作部24eは、第1の連結金具15から突出している。第2の操作部24fは、第2の連結金具16から突出している。
ねじロッド24は、例えば図9に示すような操作具26により回転される。操作具26は、棒状の把持部26aと、ソケット部26bとを有している。
ソケット部26bには、断面四角形の凹部が設けられており、第1又は第2の操作部24e,24fが嵌め合わせられる。図9の操作具26は、ソケットレンチである。なお、第1及び第2の操作部24e,24fの形状は、四角柱状に限定されず、例えば六角柱状であってもよい。これに伴って、ソケット部26bの凹部の断面形状も、四角形に限定されず、例えば六角形であってもよい。
図10は、図1の楔部材23を示す斜視図である。図11は、図1の楔部材23を図10とは異なる角度から見た斜視図である。各楔部材23の上面には、一対の楔傾斜面23aが形成されている。一対の楔傾斜面23aは、対応する天板傾斜面21aに接する。
また、各楔部材23には、台形ねじ孔23bが設けられている。台形ねじ孔23bには、第1の台形ねじ部24a又は第2の台形ねじ部24bがねじ込まれる。
各楔部材23の下部には、ガイド凸部23cが設けられている。ガイド凸部23cは、楔ガイド溝8aに挿入される。
図12は、図1の機器移送台車101の断面図である。図13は、図12の天板2を下降させた状態を示す断面図である。天板2は、図12に示す上昇位置と、図13に示す下降位置との間で上下動可能になっている。
一対の楔部材23は、互いに反対向きに配置されている。図12の状態から、一対の楔部材23の間隔を大きくすることにより、天板2が下降する。また、図13の状態から、一対の楔部材23の間隔を小さくすることにより、天板2が上昇する。
天板2を下降位置に移動させたとき、スライドローラの上端、即ち第1及び第2の可変ローラ4,5の上端と第1及び第2の平行ローラ6,7の上端とは、ターンテーブル22の上面よりも上方に位置している。このとき、第1及び第2の可変ローラ4,5の上端の移送面50からの高さは、第1及び第2の平行ローラ6,7の上端の移送面50からの高さと同じである。
機器移送台車101の移送面50からの高さ寸法は、天板2の上下動によって変化する。即ち、機器移送台車101の最大高さ寸法は、天板2を上昇位置に移動させたときの移送面50からターンテーブル22の上面までの高さ寸法である。また、機器移送台車101の最小高さ寸法は、天板2を下降位置に移動させたときの移送面50からスライドローラの上端までの高さ寸法である。
実施の形態1では、機器移送台車101の最小高さ寸法は、配電盤等の機器100が設置される一般的な先行架台の高さである50mmよりも大きく、55mmよりも小さい。
天板2が上昇位置に位置するとき、機器100は、ターンテーブル22に載せられる。天板2が下降位置に位置するとき、機器100は、可変ローラ4,5及び平行ローラ6,7の少なくとも一部のローラに載せられる。可変ローラ4,5及び平行ローラ6,7は、載せられた機器100を移送面50に平行な方向へ移動させることにより回転される。
台車本体1には、図14に示すように、ハンドル27を取り付けることができる。実施の形態1では、ハンドル27は、第2の平行ローラ7を台車本体1から取り外すことにより、第2の平行ローラ7の台車本体1への取付箇所に取付可能である。また、ハンドル27は、第1の平行ローラ6を台車本体1から取り外すことにより、第1の平行ローラ6の台車本体1への取付箇所にも取付可能である。
ハンドル27は、台車本体1を移送面50に沿って移動させる際に作業者によって把持される。第1及び第2の平行ローラ6,7は、例えば、ローラ本体を貫通する軸をローラ本体から取り外すことで、フレーム8から取り外すことができる。
次に、機器100の移送方法について説明する。図15は、実施の形態1の移送方法により機器100を移送している途中の状態を示す平面図である。また、図16は、図15の機器100を移動方向に沿って見た側面図である。
移送面50上には、複数の架台102が並べて設置されている。機器100の四隅の下部には、4台の機器移送台車101が配置されている。即ち、機器100は、4台の機器移送台車101により支持されている。このとき、各機器移送台車101の天板2は、上昇位置に位置している。
機器100は、クレーン等により吊り上げられた後、4台の機器移送台車101のターンテーブル22上に載せられる。そして、各機器連結ねじ孔22cにボルトをねじ込むことで、機器100が4台の機器移送台車101に連結される。
この状態で、機器100を所望の架台102の前まで移動させる。この例では、2人の作業者により、架台102の列に平行に機器100が移動される。実施の形態1における機器100の移送は、機器100を所望の架台102の前まで移動させた後、所望の架台102上に機器100をスライドさせることである。
図15及び図16の座標は、図1の座標に対応しており、4台の機器移送台車101の走行方向は、図15の矢印方向、即ちX軸方向である。
機器100を所望の架台102の前まで移動させた後、作業者は、図17及び図18に示すように、架台102から遠い2台の機器移送台車101の向きを移送面50上で90度回転させる。これにより、架台102から遠い2台の機器移送台車101の走行方向は、図19に示すように、架台102に近い2台の機器移送台車101の走行方向に対して直角となる。
この後、作業者は、架台102に近い2台の機器移送台車101のターンテーブル22と機器100との連結を解除し、架台102に近い2台の機器移送台車101の天板2を下降位置に移動させる。これにより、架台102に近い2台の機器移送台車101では、可変ローラ4,5及び平行ローラ6,7のいずれかにより機器100が支持されている。
この状態で、作業者は、図20及び図21に示すように、機器100を、架台102側へ移動させる。このとき、架台102に近い2台の機器移送台車101は、ローラコンベア等と同様に機能する。図22は、図21の要部を拡大して示す側面図である。
この後、架台102から遠い2台の機器移送台車101が架台102に近い2台の機器移送台車101に接触すると、作業者は、架台102から遠い2台の機器移送台車101のターンテーブル22と機器100との連結を解除する。そして、作業者は、架台102から遠い2台の機器移送台車101の天板2を下降位置に移動させる。
この後、作業者は、機器100を架台102上の適正な位置までスライドさせる。このとき、架台102から遠い2台の機器移送台車101も、ローラコンベア等と同様に機能する。
次に、図23は、実施の形態1の他の移送方法により機器100を移送している途中の状態を示す平面図である。また、図24は、図23の機器100を機器100の移動方向に直角の方向に沿って見た側面図である。
図15では、架台102の列に対して平行に機器100を移動させたが、図23では、架台102の列に対して直角に機器100を移動させている。図23及び図24の座標は、図1の座標に対応しており、4台の機器移送台車101の走行方向は、図23の矢印方向、即ちX軸方向である。
この場合、機器移送台車101の移動方向と、機器移送台車101から架台102上へ機器100をスライドさせる方向とが同じである。このため、作業者は、図25及び図26に示すように、機器100を所望の架台102の前まで移動させた後、4台の機器移送台車101のいずれも回転させない。
機器100を所望の架台102の前まで移動させると、作業者は、架台102に近い2台の機器移送台車101のターンテーブル22と機器100との連結を解除し、架台102に近い2台の機器移送台車101の天板2を下降位置に移動させる。これにより、架台102に近い2台の機器移送台車101では、可変ローラ4,5及び平行ローラ6,7のいずれかにより機器100が支持されている。
この状態で、作業者は、図27及び図28に示すように、機器100を架台102側へ移動させる。このとき、架台102に近い2台の機器移送台車101は、ローラコンベア等と同様に機能する。図29は、図28の要部を拡大して示す側面図である。
架台102から遠い2台の機器移送台車101が架台102に近い2台の機器移送台車101に接触すると、作業者は、架台102から遠い2台の機器移送台車101のターンテーブル22と機器100との連結を解除する。そして、作業者は、架台102から遠い2台の機器移送台車101の天板2を下降位置に移動させる。
この後、作業者は、機器100を架台102上の適正な位置までスライドさせる。このとき、架台102から遠い2台の機器移送台車101も、ローラコンベア等と同様に機能する。
台車本体1に対する可変ローラ4,5の取付角度は、機器移送台車101に対する機器100のスライド方向に応じて、予め選択しておくことができる。
このような機器移送台車101では、複数のスライドローラとして、可変ローラ4,5及び平行ローラ6,7が台車本体1に設けられている。また、天板2が上昇位置と下降位置との間で上下動可能になっている。そして、天板2が上昇位置に位置するときにターンテーブル22に機器100が載せられ、天板2が下降位置に位置するときに可変ローラ4,5及び平行ローラ6,7に機器100が載せられる。このため、コンパクトな構成により、機器100を容易に移送することができる。
従って、電気室等の限られたスペースで、配電盤等の機器100を架台102に据え付ける作業において、コロ、ローラコンベア等の滑走機材を利用することなく、機器100を機器移送台車101から架台102にスライド移動させることができる。
また、機器100の移送及び架台102へのスライドを安定して行うことができ、機器100の転倒を抑制することができる。
また、可変ローラ4,5の台車本体1に対する取付角度が変更可能となっている。このため、異なる複数の方向へ機器100をスムーズにスライドさせることができる。
また、台車本体1に対する第1の可変ローラ4の取付角度は、第1の可変ローラ4を落とし込む一対の第1の軸受け溝13a,13b又は13c,13dを変更することにより、変更可能となっている。同様に、台車本体1に対する第2の可変ローラ5の取付角度は、第2の可変ローラ5を落とし込む一対の第2の軸受け溝14a,14b又は14c,14dを変更することにより、変更可能となっている。このため、簡単な構成により、可変ローラ4,5の取付角度を容易に変更することができる。
また、第1の可変ローラ4は、一対の第1の走行ローラ9,10の間に配置されており、第2の可変ローラ5は、一対の第2の走行ローラ11,12の間に配置されている。このため、第1及び第2の可変ローラ4,5により、機器100を安定してスライドさせることができる。
また、第1又は第2の平行ローラ6,7をハンドル27と交換することにより、機器移送台車101を容易に移動させることができる。
また、上下動機構3は、一対の楔部材23とねじロッド24とを有しているため、簡単な構成により、天板2を容易に上下動させることができる。
また、ねじロッド24の両端部は、第1及び第2の連結金具15,16により保持されている。このため、機器移送台車101の組立を容易にすることができる。
また、第1のフレーム片13と第2のフレーム片14との間に、楔ガイド溝8aが形成されている。このため、簡単な構成により、一対の楔部材23をスムーズに移動させることができる。
また、ねじロッド24には、第1及び第2の操作部24e,24fが設けられている。このため、操作具26を用いてねじロッド24を容易に回転させることができる。
また、天板台座部21には、天板ガイド溝21c,21dが設けられている。また、フレーム8には、それぞれ天板ガイド溝21c,21dに挿入される抜け防止ねじ18,19が設けられている。このため、簡単な構成により、天板2の上下動を案内することができるとともに、天板2のフレーム8からの抜けを防止することができる。
また、機器移送台車101の最小高さ寸法は、架台102の高さよりも微小に高いため、架台102と干渉することなく、機器100を機器移送台車101から架台102にスムーズにスライドさせることができる。
なお、軸受け溝の数は、2対に限定されるものではなく、3対以上としてもよい。
また、可変ローラの取付角度の変更範囲は、90度に限定されない。
また、フレームにおける可変ローラの支持部を回転させることで、可変ローラの取付角度を変更する構成としてもよい。
また、可変ローラの数は、2個に限定されるものではない。例えば、全てのスライドローラを可変ローラとしてもよい。
また、上下動機構は、上記の構成に限定されるものではなく、例えばジャッキアップ機構、又はアクチュエータの駆動力で天板を上下動させるものであってもよい。
また、天板ガイド突起は、ねじに限定されない。
また、移送する機器の種類は特に限定されない。
また、1台の機器を移送するために使用する機器移送台車の数は、特に限定されない。
1 台車本体、2 天板、3 上下動機構、4 第1の可変ローラ(スライドローラ)、5 第2の可変ローラ(スライドローラ)、6 第1の平行ローラ(スライドローラ)、7 第2の平行ローラ(スライドローラ)、8 フレーム、8a 楔ガイド溝、9,10 第1の走行ローラ、11,12 第2の走行ローラ、13 第1のフレーム片、13a,13b,13c,13d 第1の軸受け溝、14 第2のフレーム片、14a,14b,14c,14d 第2の軸受け溝、15 第1の連結金具、16 第2の連結金具、18 第1の抜け防止ねじ(天板ガイド突起)、19 第2の抜け防止ねじ(天板ガイド突起)、21c 第1の天板ガイド溝、21d 第2の天板ガイド溝、23 楔部材、24 ねじロッド、24e 第1の操作部、24f 第2の操作部、26 操作具、27 ハンドル、50 移送面、100 機器、101 機器移送台車。

Claims (10)

  1. フレームと、複数の走行ローラとを有しており、移送面に沿って移動される台車本体、
    上昇位置と下降位置との間で上下動可能に前記台車本体に設けられており、前記上昇位置に位置するときに機器が載せられる天板、
    前記台車本体に設けられており、前記天板を上下動させる上下動機構、及び
    前記台車本体に設けられており、前記天板が前記下降位置に位置するときに機器が載せられ、載せられた前記機器を前記移送面に平行な方向へ移動させることにより回転される複数のスライドローラ
    を備えている機器移送台車。
  2. 前記複数のスライドローラは、前記台車本体に対する取付角度を変更可能な複数の可変ローラを含む請求項1記載の機器移送台車。
  3. 前記台車本体には、複数対の軸受け溝が設けられており、
    各前記可変ローラは、前記複数対の軸受け溝のうちの一対の軸受け溝に落とし込まれて前記台車本体に支持されており、
    各前記可変ローラを落とし込む前記一対の軸受け溝を変更することにより、前記台車本体に対する各前記可変ローラの取付角度が変更可能となっている請求項2記載の機器移送台車。
  4. 前記複数の走行ローラは、前記天板の一側に設けられている一対の第1の走行ローラと、前記天板の他側に設けられている一対の第2の走行ローラとを含み、
    前記複数の可変ローラは、前記一対の第1の走行ローラの間に配置されている第1の可変ローラと、前記一対の第2の走行ローラの間に配置されている第2の可変ローラとを含んでいる請求項2又は請求項3に記載の機器移送台車。
  5. ハンドル
    をさらに備え、
    前記複数のスライドローラは、前記走行ローラと平行な軸を中心として回転可能な平行ローラを含み、
    前記ハンドルは、前記平行ローラを前記台車本体から取り外すことにより、前記平行ローラの前記台車本体への取付箇所に取付可能である請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の機器移送台車。
  6. 前記上下動機構は、
    前記フレームと前記天板との間に配置されている楔部材と、
    前記楔部材にねじ込まれているねじロッドと
    を有している請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の機器移送台車。
  7. 前記フレームは、
    第1のフレーム片と、
    前記第1のフレーム片に対向する第2のフレーム片と、
    前記第1のフレーム片と前記第2のフレーム片とを連結する第1の連結金具と
    前記第1の連結金具に対向し、前記第1のフレーム片と前記第2のフレーム片とを連結する第2の連結金具と
    を有しており、
    前記ねじロッドは、前記第1及び第2の連結金具により保持されている請求項6記載の機器移送台車。
  8. 前記第1のフレーム片と前記第2のフレーム片との間に、前記楔部材の移動を案内する楔ガイド溝が形成されている請求項7記載の機器移送台車。
  9. 前記ねじロッドの端部には、前記ねじロッドを回転させる操作具が嵌め合わせられる操作部が設けられている請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の機器移送台車。
  10. 前記天板には、前記天板の上下動を案内する天板ガイド溝が設けられており、
    前記フレームには、前記天板ガイド溝に挿入される天板ガイド突起が設けられている請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の機器移送台車。
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