JP2021058914A - コラム組立装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コラムを組み立てる際、各構成部材を精度よく容易に位置決めすることができ汎用性にも富んだコラム組立装置を提供する。【解決手段】本発明に係るコラム組立装置1は、台座2と、略水平で同方向に軸線方向をなす4本のシャフト軸6とシャフト軸6に沿って移動自在としたコア当接部15を有する複数の当接ガイド14とからなるガイド部5と、シャフト軸6の両端部を支持して台座2上に対向配置した前固定基準部21と後固定基準部29と、前固定基準部21と後固定基準部29との間で進退自在に形成した可動基準部34と、可動基準部34の進退を操作自在とした操作部40と、で構成し、シャフト軸6は、側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるよう配設し、前固定基準部21と可動基準部34との間でコアBをダイアフラムDで挟持することで水平方向の位置決めがなされるよう構成したことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、建物等の建造物の柱や桁等を連結する際に使用されるコラムを精度よく容易に組み立てることができるコラム組立装置に関する。
従来、特に高層で大型の建物等の建造物はH型鋼や角型鋼等からなる鉄骨の柱や桁等を縦横様々な方向に組み合わせて骨格を形成するために、各々の鉄骨間にコラムと呼ばれる金属製の連結部材を介在させコラムと鉄骨とを溶接やボルト締結により接続することで連結させている。
また、コラムは、主に角柱状で管状のコアと、コアの両端開口部を被覆する該開口部より若干大きい矩形板状のダイアフラムとを用いてコアとダイアフラムとの当接箇所の外周面近傍を溶接することで略矩形ブロック状に形成され、ダイアフラムの表面やコアの周側面に鉄骨を接続して使用される。
このように、コラムは建造物の骨格の一部をなすため寸法や、重心に起因したバランス等を厳しく管理して製造されるが、骨格の一部をなす程度に大型で金属製のコラムを製造するには構成部材を人手で移動することや位置決め等することは不可能なためホイスト等を用いて製造される。
そのため、コアやダイアフラムをホイスト等で吊り下げ、所定箇所に下降させて位置決めした後、これらを溶接してコラムを仮組みする鉄骨コラムの仮付治具に係る技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
本技術によれば、板形状の第1のベース21と、該第1のベース21の上面側方に固定され、一対のダイアフラムのうちその一方のダイアフラム3を位置決め固定する第1のダイアフラム押え板22と、第1のベース21上面の長手方向に沿ってスライド自在に配置された第2のベース27と、該第2のベース27上に軸30を中心として回動自在に配置され、一対のダイアフラムのうち他方のダイアフラム4を位置決め固定する第2のダイアフラム押え板26と、該第2のダイアフラム押え板26と第1のダイアフラム押え板22との間に第1のベース21の長手方向に沿ってスライド自在に配置され、コラム本体2をその下面から支持する少なくとも一つの支持部材28,29とを備えているものである。
すなわち、コラム本体2をホイスト等で該治具の所定箇所の上方に吊り下げ、所定箇所近傍まで下降させつつ人手で誘導しながら配置し、その後、一方のダイアフラム3と他方のダイアフラム4を同様に所定箇所近傍まで下降させて位置決めした後、一方のダイアフラム3にコラム本体2をスライドさせて当接させ所定箇所を仮溶接し、そして、他方のダイアフラム4をコラム本体2にスライドさせて当接させ所定箇所を仮溶接することでコラムを仮組みすることができるものとなっている。
実開昭63−196390号公報
確かに特許文献1に記載の技術によれば、鉄骨コラムの仮付治具の所定箇所に構成部材を位置決めして配置しスライド移動等して仮溶接すれば必要な寸法と外形をなすコラムを仮組みできる点で優れている。
しかしながら、コラムの構成部材を該治具に正確に位置決めするには、ホイスト等で所定箇所近傍まで下降させつつ人手で誘導して配置しただけでは位置精度が悪いため、配置した構成部材を人手や木槌等を用いて正確な位置に移動させる必要があり結局は位置決め作業が煩雑となってしまう。
また、コア本体やダイアフラムの大きさが異なる種類のコラムを仮組みする場合、これらを位置決めするための第1のダイアフラム押え板や第2のダイアフラム押え板や支持部材を構成部材の種類に応じて適宜交換しなければならないため位置決め部材を多数準備しておく必要があり汎用性に問題を有している。
更に、該治具の構造上、ダイアフラムを介してコア本体を2以上連設した多段コラムを製造することはできない。
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、建物等の建造物の柱や桁等を連結する際に使用されるコラムを組み立てる際、各構成部材を精度よく容易に位置決めすることができ汎用性にも富んだコラム組立装置を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明は以下の技術を提供する。
請求項1に係る発明では、管状のコアと前記コアの両端開口部を被覆する板状のダイアフラムとからなるコラムの前記部材を上方から下降させて位置決めし前記コラムを組み立てる装置であって、平板からなる台座と、略水平で同方向に軸線方向をなし前記ダイアフラムの平坦面が略垂直方向となるように当接して位置決めする4本のシャフト軸と、前記コアの開口部が略水平方向となるように当接して位置決めする前記シャフト軸に沿って移動自在としたコア当接部を有する複数の当接ガイドと、からなるガイド部と、前記シャフト軸の両端部を支持して前記台座上に対向配置した前固定基準部と後固定基準部と、前記前固定基準部と前記後固定基準部との間で進退自在に形成すると共に、前記シャフト軸との干渉を回避するシャフト貫通孔を穿設した可動基準部と、前記可動基準部の進退を操作自在とした操作部と、で構成し、前記シャフト軸は、2本の第一シャフト郡と2本の第二シャフト郡とで構成し、前記第一シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第一仮想直線と、前記第二シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第二仮想直線とが側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるよう前記シャフト軸を配設し、前記前固定基準部と前記可動基準部との間で前記コアを前記ダイアフラムで挟持することで水平方向の位置決めがなされるよう構成したことを特徴とするコラム組立装置を提供せんとする。
請求項2に係る発明では、前記前固定基準部と前記後固定基準部には、前記シャフト軸の位置を変更自在に軸止するシャフト軸孔を複数形成したことを特徴とする請求項1に記載のコラム組立装置を提供せんとする。
請求項3に係る発明では、前記当接ガイドは、前記シャフト軸を挿通し前記当接ガイドを回動自在とする挿通孔を形成すると共に、溶接時に前記シャフト軸に飛散するスパッタの付着を防止する付着防止部を前記コア当接部に隣接して形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のコラム組立装置を提供せんとする。
請求項4に係る発明では、前記当接ガイドは、非金属材料で形成すると共に、前記コア当接部と前記付着防止部は、前記挿通孔を同心とする円環状に形成し、前記コア当接部の直径を前記付着防止部の直径よりも大径に形成したことを特徴とする請求項3に記載のコラム組立装置を提供せんとする。
請求項5に係る発明では、前記操作部は、前記可動基準部を進退自在に構成した送り機構と、前記可動基準部を進退自在に駆動させる駆動部と、からなり、前記送り機構は、前記可動基準部の進退方向に配設すると共に前記駆動部と連動した前後移動部と、前記前後移動部に移動自在に係合し進退方向の左右側方で前記可動基準部と連接した移動基部と、進退方向の左右側方で前記可動基準部に連接すると共に前記可動基準部を進退方向の左右側方から摺動自在に支持する摺動部とからなることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のコラム組立装置を提供せんとする。
請求項1記載の発明によれば、管状のコアとコアの両端開口部を被覆する板状のダイアフラムとからなるコラムの部材を上方から下降させて位置決めしコラムを組み立てる装置であって、平板からなる台座と、略水平で同方向に軸線方向をなしダイアフラムの平坦面が略垂直方向となるように当接して位置決めする4本のシャフト軸と、コアの開口部が略水平方向となるように当接して位置決めするシャフト軸に沿って移動自在としたコア当接部を有する複数の当接ガイドと、からなるガイド部と、シャフト軸の両端部を支持して台座上に対向配置した前固定基準部と後固定基準部と、前固定基準部と後固定基準部との間で進退自在に形成すると共に、シャフト軸との干渉を回避するシャフト貫通孔を穿設した可動基準部と、可動基準部の進退を操作自在とした操作部と、で構成し、シャフト軸は、2本の第一シャフト郡と2本の第二シャフト郡とで構成し、第一シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第一仮想直線と、第二シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第二仮想直線とが側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるようシャフト軸を配設し、前固定基準部と可動基準部との間でコアをダイアフラムで挟持することで水平方向の位置決めがなされるよう構成したことより、コアやダイアフラムをガイド部に当接載置するだけで各構成部材の自重により予定された重心位置に可及的自然に極めて正確に位置決めされるため、微調整することなく前固定基準部と可動基準部とで挟持すればダイアフラムをコアに対して精度よく組み付けることができる。
また、当接ガイドをシャフト軸に沿って移動させるだけで長さの異なるコアにも対応できるため汎用性に優れている。
また、コアやダイアフラムの大きさが異なる種類のコラムを組み立てる場合でも、当接ガイドを変更するだけで対応することができるため汎用性に優れている。
更に、コラムの部材は溶接個所が被覆されることなくシャフト軸と当接ガイドに点接触により当接載置されるため、コラム組立装置から移動させることなくそのまま溶接を行うことができる。
しかも、組み立てたコラムを前固定基準部側に残しつつ別途のコアとダイアフラムを容易に位置決めして多段コラムを製造することができる。
請求項2記載の発明によれば、前固定基準部と後固定基準部には、シャフト軸の位置を変更自在に軸止するシャフト軸孔を複数形成したことより、ガイド部に不安定に当接載置されるような大きさのコアやダイアフラムであっても、別途の部品を準備することなくシャフト軸の位置を変更するだけで対応することができるため汎用性に優れている。
請求項3記載の発明によれば、当接ガイドは、シャフト軸を挿通し当接ガイドを回動自在とする挿通孔を形成すると共に、溶接時にシャフト軸に飛散するスパッタの付着を防止する付着防止部をコア当接部に隣接して形成したことより、コアをコア当接部に当接載置することで当接ガイドが受ける負荷を当接ガイドの回動により軽減でき、更に、コアの自重による位置決めをスムーズなものとすることができる。
また、付着防止部をダイアフラム側に近接するよう当接ガイドを配置しておくだけで可及的にシャフト軸へのスパッタの付着を防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、当接ガイドは、非金属材料で形成すると共に、コア当接部と付着防止部は、挿通孔を同心とする円環状に形成し、コア当接部の直径を付着防止部の直径よりも大径に形成したことより、溶接時に当接ガイドに向かって不要なスパークが生じることを防止でき、更に、付着防止部がシャフト軸を被覆するためシャフト軸への不用なスパークも防止することができる。
また、付着防止部に溶接時のスパッタが付着してもコア当接部の表面には付着し難くなるため当接ガイドのメンテナンスが容易となり、コアとコア当接部との位置決め精度を保つことができる。
更に、当接ガイドがシャフト軸周りに回動しても外観視は変化しないため当接ガイドの扱いが容易となり、また、コアの自重による位置決めをよりスムーズなものとすることができる。
請求項5記載の発明によれば、操作部は、可動基準部を進退自在に構成した送り機構と、可動基準部を進退自在に駆動させる駆動部と、からなり、送り機構は、可動基準部の進退方向に配設すると共に駆動部と連動した前後移動部と、前後移動部に移動自在に係合し進退方向の左右側方で可動基準部と連接した移動基部と、進退方向の左右側方で可動基準部に連接すると共に可動基準部を進退方向の左右側方から摺動自在に支持する摺動部とからなることより、進退方向の左右前後に生じる可動基準部のモーメントを大幅に軽減することができるため可動基準部の位置決め精度の向上が図れ、更に、駆動部を操作するだけで可動基準部を負荷なくスムーズに進退操作することができる。
本実施形態に係るコラム組立装置の上方斜視図である。 本実施形態に係るコラム組立装置に全ての部材を位置決めした様子を示す上方斜視図である。 コラムの分解斜視図である。 本実施形態に係るコラム組立装置の平面図である。 本実施形態に係るコラム組立装置の部分透視正面図である。 本実施形態に係るコラム組立装置の部分左側面説明図である。 図4のE−E線断面図である。 (a)はダイアフラムを当接載置した図5のF−F線部分断面図で、(b)は全ての部材を位置決めした図5のF−F線部分断面図である。 図8(b)のKの位置から見た部分斜視透視図である。 (a)は図9の囲み部分の拡大図で、(b)は溶接した状態の拡大図である。 図5に全ての部材を位置決めした部分透視正面図である。 図11の部材に溶接を行った部分透視正面図である。 図12の後に可動基準部と当接ガイドを移動させた状態を示す部分透視正面図である。 図13の後にコアとダイアフラムを連続して位置決めした部分透視正面図である。 図14の部材に溶接を行った部分透視正面図である。 他の当接ガイドを用いて全ての部材を位置決めした図5のF−F線部分断面図である。 円管状のコアのために他の当接ガイドを用いて全ての部材を位置決めした図5のF−F線部分断面図である。
本発明の実施形態に係るコラム組立装置の要旨は、管状のコアとコアの両端開口部を被覆する板状のダイアフラムとからなるコラムの部材を上方から下降させて位置決めしコラムを組み立てる装置であって、平板からなる台座と、略水平で同方向に軸線方向をなしダイアフラムの平坦面が略垂直方向となるように当接して位置決めする4本のシャフト軸と、コアの開口部が略水平方向となるように当接して位置決めするシャフト軸に沿って移動自在としたコア当接部を有する複数の当接ガイドと、からなるガイド部と、シャフト軸の両端部を支持して台座上に対向配置した前固定基準部と後固定基準部と、前固定基準部と後固定基準部との間で進退自在に形成すると共に、シャフト軸との干渉を回避するシャフト貫通孔を穿設した可動基準部と、可動基準部の進退を操作自在とした操作部と、で構成し、シャフト軸は、2本の第一シャフト郡と2本の第二シャフト郡とで構成し、第一シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第一仮想直線と、第二シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第二仮想直線とが側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるようシャフト軸を配設し、前固定基準部と可動基準部との間でコアをダイアフラムで挟持することで水平方向の位置決めがなされるよう構成したことを特徴とする。すなわち、コラムを組み立てる際、各構成部材を精度よく容易に位置決めすることができ汎用性にも富んだコラム組立装置の提供を図ろうとするものである。
以下、本発明に係るコラム組立装置1の実施形態について図面を参照しながら説明する。また、本説明中において左右同一又は左右対称の構造や部品については、原則として同一の符号を付し、左右何れか一方のみを説明して、他方については説明を適宜省略する。
なお、本説明中におけるコラムAを構成するコアBは、両開口部の内周壁に両開口部から突出する裏当金Rが既に全周に渡り溶接されたものとして説明する。
また、本発明に係るコラム組立装置1は、コラムAを組み立てる際にコアBとダイアフラムDとの接合を仮溶接まで行うのか、本溶接まで行うのかは任意に選択できるものであるため、本説明中では特記しない限り同義として説明している。
本発明の実施形態に係るコラム組立装置1は、図3に示すように、両開口部の外端縁を全周に渡り面取りMすると共に両開口部から突出する裏当金Rを形成した角柱状で管状のコアBとコアBの両端開口部を被覆する矩形板状のダイアフラムDとからなるコラムAの各部材を上方から下降させて位置決めしコラムAを組み立てる図1、(図2)に示すような装置であって、平板からなる台座2と、略水平で同方向に軸線方向をなしダイアフラムDの平坦面が略垂直方向となるように当接して位置決めする4本のシャフト軸6と、コアBの開口部が略水平方向となるように当接して位置決めするシャフト軸6に沿って移動自在としたコア当接部15を有する複数の当接ガイド14と、からなるガイド部5と、シャフト軸6の両端部を支持して台座2上に対向配置した前固定基準部21と後固定基準部29と、前固定基準部21と後固定基準部29との間で進退自在に形成すると共に、シャフト軸6との干渉を回避するシャフト貫通孔36を穿設した可動基準部34と、可動基準部34の進退を操作自在とした操作部40と、で構成し、シャフト軸6は、図8(a)に示すように、2本の第一シャフト郡7と2本の第二シャフト郡10とで構成し、第一シャフト郡7の全てのシャフト軸6a,6bの中心点8a,8bを通る第一仮想直線9と、第二シャフト郡10の全てのシャフト軸6c,6dの中心点11a,11bを通る第二仮想直線12とが側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるようシャフト軸6を配設し、前固定基準部21と可動基準部34との間でコアBをダイアフラムDで挟持することで水平方向の位置決めがなされるよう構成している。
また、操作部40は、図5〜図7に示すように、可動基準部34を進退自在に構成した送り機構41と、可動基準部34を進退自在に駆動させる駆動部52であり回動操作される操作ハンドル53と、からなり、送り機構41は、可動基準部34の進退方向に配設すると共に駆動部52である操作ハンドル53と連動した前後移動部44を構成するボールネジ45と、前後移動部44であるボールネジ45に移動自在に係合し進退方向の左右側方で可動基準部34と連接した移動基部46と、進退方向の左右側方で可動基準部34に連接すると共に可動基準部34を進退方向の左右側方から摺動自在に支持する摺動部47を構成するリニアガイド48とからなる。
すなわち、図3に示すコラムAを構成する各部材について、図1に示す本実施形態に係るコラム組立装置1を用いて、図8(a)、図11に示すように前固定基準部21と可動基準部34との間において、ガイド部5のシャフト軸6に互いに離間して当接載置した2つのダイアフラムD1,D2と、図8(b)に示すように、離間したダイアフラムD1,D2の間隙に位置するガイド部5のコア当接部15に当接載置したコアBを、図2に示す操作ハンドル53を回動操作して可動基準部34を前固定基準部21側に前進させることで位置決めした後、図9、図10(a)、(b)に示すようにコアBとダイアフラムDとを溶接Yして組み立てるものである。
以下、本実施形態に係るコラム組立装置1の具体的な構成について図面を用いて詳述する。
台座2は、図1、図4に示すように、長方形状の平板からなり、中央部近傍において長手方向に帯状に伸延するよう穿設した可動基準部移動孔3を対向して2箇所形成している。なお、台座2は、詳述しない架台80に載置固定されている。
ガイド部5は、図1に示すように、4本のシャフト軸6と複数の当接ガイド14からなり、シャフト軸6は、後述する前固定基準部21と後固定基準部29との間において略水平で同方向に軸線方向となるよう両端部をシャフト軸孔24,(24a,24b)で支持している。
また、前固定基準部21のシャフト軸孔24aはシャフト軸6の直径よりも小さく穿設すると共に、シャフト軸6の先端は、図4に示すようにシャフト軸6の直径よりも小さくシャフト軸孔24aと略同径に形成してシャフト軸孔24aに挿入される。
シャフト軸6の具体的な配置は、図8(a)に示すように、2本の第一シャフト郡7の全てのシャフト軸6a,6bの中心点8a,8bを通る第一仮想直線9と、2本の第二シャフト郡10の全てのシャフト軸6c,6dの中心点11a,11bを通る第二仮想直線12とが側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるよう配置している。
従って、ダイアフラムDをシャフト軸6に当接載置するだけでダイアフラムDの自重により、予定された重心位置に可及的自然に極めて正確に位置決めされる。
また、当接ガイド14は、シャフト軸6を挿通することで当接ガイド14を回動自在で進退自在とする挿通孔16を形成すると共にコアBを当接載置するコア当接部15を形成し、図9、図10(a)、(b)に示すように、コアBの開口部に形成した面取りM箇所と裏当金R、及びダイアフラムDとで形成される部位を溶接Yする際、シャフト軸6に飛散するスパッタの付着を防止する付着防止部17をコア当接部15に隣接して形成している。
また、当接ガイド14は、非金属材料で形成すると共に、コア当接部15と付着防止部17は、挿通孔16を同心とする円環状に形成し、コア当接部15の直径を付着防止部17の直径よりも大径に形成している。
なお、本実施形態に係る当接ガイド14は、コア当接部15の一側方にのみ付着防止部17を形成したものとして説明しているが、コア当接部15の両側に付着防止部17を形成してもよい。
また、コアBとダイアフラムDの重心位置をずらして組み立てたい場合には、図16に示すように、当接ガイド14のコア当接部15の形状を側面視正方形状とし挿通孔16の位置をコア当接部15の中心からずらして穿設すればよい。
また、円管状のコアBを用いてコラムAを組み立てたい場合には、図17に示すように、当接ガイド14のコア当接部15の形状を、従来の円環状の外形の一部を接線方向に突出させて形成した当接片18を、隣接するシャフト軸6に上方から当接する程度に伸延して形成すればよい。
なお、当接ガイド14の形状は、本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。
前固定基準部21と後固定基準部29は、図1、図4、図6等に示すように、台座2上の長手方向の端部側に対向配置され、シャフト軸6の位置を変更自在に支持するシャフト軸孔24,(24a,24b)を複数穿設している。
具体的には、前固定基準部21は、板状で長方形状のベース部22と、ベース部22の一方の長辺側から垂直に立設する板状で下部を矩形状とし上部を幅広の八角形状とした前固定基準片23と、ベース部22と前固定基準片23に連接する板状で略台形状の2枚の固定リブ26をベース部22から立設するように平行に離間して配設している。
また、前固定基準片23に穿設される複数のシャフト軸孔24aはシャフト軸6の直径よりも小さく、また、シャフト軸6の先端はシャフト軸孔24aと略同径で前固定基準片23の厚み分だけ突出して形成すると共に先端面に雌ネジ(図示せず)を螺刻している。
従って、図4に示すように、シャフト軸6先端の雌ネジにシャフト軸孔24aの直径よりも大径でシャフト軸孔24aを被覆するドーナツ状の留め板27を介して先端部に雄ネジ(図示せず)が螺刻された留め具25を螺着することで前固定基準片23にシャフト軸6が軸支される。
また、ベース部22と前固定基準片23と固定リブ26は各々ボルト固定や溶接等により一体に形成しており、ベース部22に穿設した4つのボルト孔(図示せず)と台座2に形成した4つの雌ネジ孔(図示せず)を連通させ上方からボルト70を螺着することで前固定基準部21を台座2上に固定している。
後固定基準部29は、前固定基準部21と略同様の構成だが、前固定基準片23に相当する後固定基準片30に穿設される複数のシャフト軸孔24bはシャフト軸6が貫通するように形成している。
また、前固定基準片23と後固定基準片30に形成されるシャフト軸孔24a,24bは、図8(a)に示した第一仮想直線9と第二仮想直線12が側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるよう図6に示すような位置に配置している。
このように形成した前固定基準部21と後固定基準部29との間にシャフト軸6を支持するには、図5に示すように、後固定基準片30のシャフト軸孔24bから先端部を挿通したシャフト軸6を前固定基準片23のシャフト軸孔24aに挿入し、シャフト軸6の先端に上述の通り留め板27を介在させて留め具25を螺着することで前固定基準片23にシャフト軸6が軸止され、後固定基準片30との間にシャフト軸6が支持される。
可動基準部34は、図5、図7等に示すように、前固定基準部21と後固定基準部29との間で進退自在に垂直に立設する板状で下部を幅狭の矩形状とし上部を幅広の八角形状とした可動基準片35と、板状で正面視略L字状の2枚の可動リブ37からなる。
可動基準片35には、図7に示すように、シャフト軸6との干渉を回避する複数のシャフト貫通孔36を穿設しており、シャフト貫通孔36の配置は図6に示す上述したシャフト軸孔24、(24a,24b)と同様である。
また、後固定基準部29側に位置する可動基準片35の側面には、図2に示すように下方2本のシャフト軸6a,6cが貫通するシャフト貫通孔36に対してリニアブッシュ62を摺動自在に配設している。
リニアブッシュ62はフランジを有し、フランジは可動基準片35にボルト固定され、シャフト軸6に載置されるコラムAの各部材の荷重によるシャフト軸6の撓みが可動基準片35のスムーズな前後移動を阻害することを防止でき、しかも、後述する操作部40への負荷を軽減させることができる。
また、可動リブ37は下半部を台座2の下方に配設し、上半部を台座2に形成した可動基準部移動孔3を貫通して上方に突出すると共に可動基準片35の後固定基準部29側にボルト固定や溶接等により連接している。
また、台座2の下方に配設した可動リブ37の下半部は、後述する操作部40を構成する送り機構41の移動基部46とリニアガイド48を構成するブロック50と連接している。
操作部40は、図5〜図7に示すように、可動基準部34を進退自在に構成した送り機構41と、可動基準部34が進退自在となるように回動操作する操作ハンドル53とで構成している。
また、送り機構41は、角柱状で管状の枠体42を長手方向が可動基準部34の進退方向となるよう台座2の下底面に枠体42の平坦面を接続し、枠体42内の上方には枠体42の長手方向の両端部にボールネジ45を軸支し、後固定基準部29側のボールネジ45の端部には後固定基準部29側から外方に突出してボールネジ45と連動する操作ハンドル53を連設している。
また、枠体42の左右側部に長孔43を穿設し、図7に示すように、ボールネジ45に移動自在に係合した移動基部46の左右部を長孔43から枠体42外に露出させ、枠体42の外側に位置する可動リブ37と連接している。
また、枠体42の左右外側部には、長孔43の下部に長孔43と平行となる長尺なリニアガイド48を構成するレール49を配設すると共に、レール49と摺動自在に係合し内部で鋼球が循環する2つのブロック50を、移動基部46の下方で可動リブ37と連接している。
操作ハンドル53は、図5に示すように、ボールネジ45と同軸のハンドル軸57の端部から放射状に伸延したステー56と連結する円環状のハンドル部54と、ハンドル部54の一部に回動自在に軸支した把持部55を突設している。
なお、本実施形態に係るコラム組立装置1では、操作部40を構成する送り機構41の前後移動部44をボールネジ45で構成し、摺動部47をリニアガイド48で構成しているが、これらは本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。
また、操作部40を構成する駆動部52を操作ハンドル53により構成しているが、例えば、手動式の操作ハンドル53の代わりに電動モーター等で自動制御可能な構成にする等、本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能であることは言うまでもない。
次に、本実施形態に係るコラム組立装置1の使用例について説明する。
まず、組立を行なうコラムAの寸法に合わせてシャフト軸6を適切なシャフト軸孔24,(24a,24b)とシャフト貫通孔36に配設すると共に、図1に示すように、前固定基準部21と可動基準部34との間に位置するシャフト軸6に各々2個の当接ガイド14を挿通しておく。
ここで、当接ガイド14は、コア当接部15を内側とし付着防止部17が外側となるようにして各シャフト軸6に挿通しておく。
なお、シャフト軸6の挿抜は、前固定基準部21の外側面でシャフト軸6の先端と螺着する留め具25を外すことで容易に行なうことができる。
次に、操作ハンドル53を操作して前固定基準部21と可動基準部34の間隙がコラムAの寸法よりも若干だけ広くなる程度に可動基準部34を移動させる。
また、後述するダイアフラムDの位置決めの邪魔にならないよう、前固定基準部21と可動基準部34から離れた位置に全8個の当接ガイド14を配置しておく。
そして、ダイアフラムD1をホイストで吊り下げ、図11に示すように前固定基準部21に沿ってゆっくりと降下させシャフト軸6に当接載置し、次いで、同様にしてダイアフラムD2を可動基準部34に沿ってゆっくりと降下させシャフト軸6に当接載置した後、各々のダイアフラムD1,D2に近い側の当接ガイド14をダイアフラムD1,D2に近接するよう移動させる。
次に、コアBをホイストで吊り下げ、2枚のダイアフラムD1,D2の間にゆっくりと降下させ当接ガイド14のコア当接部15に当接載置した後、予定されるコラムAの長さに合致するよう操作ハンドル53により可動基準部34を移動させて全体長さの微調整を行なう。
このようにして位置決めされたコラムAの各部材は、図10(a)、(b)に示すように、コアBの開口部に形成した面取りM箇所と裏当金R、及びダイアフラムDとで形成される部位を溶接Yして組み立てられる。
なお、本説明では図12に示すように開口部の全周に渡り溶接Yを行っているが、仮溶接として1辺につき2カ所程度の溶接を行い、コラムAをホイストによりコラム組立装置1から移動した後に全周に渡る溶接Yを行ってもよい。
また、組み立てるコラムが多段コラムA1であれば、上述した組み立ての後、操作ハンドル53により可動基準部34を後固定基準部29側に所定距離だけ移動させた後、溶接Y後のコラムAを若干だけホイストで吊り上げてから、全8個の当接ガイド14をコラムAの下から可動基準部34側に移動させ、図13に示すように、再びコラムAを降下させてシャフト軸6にダイアフラムD1,D2を当接載置する。
次に、図14に示すように、ダイアフラムD3をホイストで吊り下げ、可動基準部34に沿ってゆっくりと降下させシャフト軸6に当接載置した後、各々のダイアフラムD2,D3に近い側の当接ガイド14をダイアフラムD2,D3に近接するよう移動させる。
そして、コアB1をホイストで吊り下げ、2枚のダイアフラムD2,D3の間にゆっくりと降下させ当接ガイド14のコア当接部15に当接載置した後、予定されるコラムA1の長さに合致するよう操作ハンドル53により可動基準部34を移動させて全体長さの微調整を行なう。
このようにして位置決めされたコラムA1の各部材は、図15に示すように所定箇所を溶接Yして多段コラムA1が組み立てられる。
なお、本説明では多段コラムA1を二段として説明しているが、段数についてはコラム組立装置1の長さにより任意の段数のコラムを組み立てることができ、更に、例えば、図16に示すようなコアBとダイアフラムDの重心位置をずらしたコラムや、図17に示すような円管状のコアBを用いたコラムを任意に組み合わせて多段に形成することも可能である。
以上、説明したように本実施形態に係るコラム組立装置1は、管状のコアBとコアBの両端開口部を被覆する板状のダイアフラムDとからなるコラムAの部材を上方から下降させて位置決めしコラムAを組み立てる装置であって、平板からなる台座2と、略水平で同方向に軸線方向をなしダイアフラムDの平坦面が略垂直方向となるように当接して位置決めする4本のシャフト軸6と、コアBの開口部が略水平方向となるように当接して位置決めするシャフト軸6に沿って移動自在としたコア当接部15を有する複数の当接ガイド14と、からなるガイド部5と、シャフト軸6の両端部を支持して台座2上に対向配置した前固定基準部21と後固定基準部29と、前固定基準部21と後固定基準部29との間で進退自在に形成すると共に、シャフト軸6との干渉を回避するシャフト貫通孔36を穿設した可動基準部34と、可動基準部34の進退を操作自在とした操作部40と、で構成し、シャフト軸6は、2本の第一シャフト郡7と2本の第二シャフト郡10とで構成し、第一シャフト郡7の全てのシャフト軸6a,6bの中心点8a,8bを通る第一仮想直線9と、第二シャフト郡10の全てのシャフト軸6c,6dの中心点11a,11bを通る第二仮想直線12とが側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるようシャフト軸6を配設し、前固定基準部21と可動基準部34との間でコアBをダイアフラムDで挟持することで水平方向の位置決めがなされるよう構成したことより、コアBやダイアフラムDをガイド部5に当接載置するだけで各構成部材の自重により予定された重心位置に可及的自然に極めて正確に位置決めされるため、微調整することなく前固定基準部21と可動基準部34とで挟持すればダイアフラムDをコアBに対して精度よく組み付けることができる。
また、当接ガイド14をシャフト軸6に沿って移動させるだけで長さの異なるコアBにも対応できるため汎用性に優れている。
また、コアBやダイアフラムDの大きさが異なる種類のコラムAを組み立てる場合でも、当接ガイド14を変更するだけで対応することができるため汎用性に優れている。
更に、コラムAの部材は溶接個所が被覆されることなくシャフト軸6と当接ガイド14に点接触により当接載置されるため、コラム組立装置1から移動させることなくそのまま溶接を行うことができる。
しかも、図15に示すように、組み立てたコラムAを前固定基準部21側に残しつつ別途のコアB1とダイアフラムD3を容易に位置決めして多段コラムA1を製造することができる。
また、前固定基準部21と後固定基準部29には、シャフト軸6の位置を変更自在に軸止するシャフト軸孔24,(24a,24b)を複数形成したことより、ガイド部5に不安定に当接載置されるような大きさのコアBやダイアフラムDであっても、別途の部品を準備することなくシャフト軸6の位置を変更するだけで対応することができるため汎用性に優れている。
また、当接ガイド14は、シャフト軸6を挿通し当接ガイド14を回動自在とする挿通孔16を形成すると共に、溶接Y時にシャフト軸6に飛散するスパッタの付着を防止する付着防止部17をコア当接部15に隣接して形成したことより、コアBをコア当接部15に当接載置することで当接ガイド14が受ける負荷を当接ガイド14の回動により軽減でき、更に、コアBの自重による位置決めをスムーズなものとすることができる。
また、付着防止部17をダイアフラムD側に近接するよう当接ガイド14を配置しておくだけで可及的にシャフト軸6へのスパッタの付着を防止することができる。
また、当接ガイド14は、非金属材料で形成すると共に、コア当接部15と付着防止部17は、挿通孔16を同心とする円環状に形成し、コア当接部15の直径を付着防止部の直径よりも大径に形成したことより、溶接時に当接ガイド14に向かって不要なスパークが生じることを防止でき、更に、付着防止部17がシャフト軸6を被覆するためシャフト軸6への不用なスパークも防止することができる。
また、付着防止部17に溶接時のスパッタが付着してもコア当接部15の表面には付着し難くなるため当接ガイド14のメンテナンスが容易となり、コアBとコア当接部15との位置決め精度を保つことができる。
更に、当接ガイド14がシャフト軸6周りに回動しても外観視は変化しないため当接ガイド14の扱いが容易となり、また、コアBの自重による位置決めをよりスムーズなものとすることができる。
しかも、操作部40は、可動基準部34を進退自在に構成した送り機構41と、可動基準部34を進退自在に駆動させる駆動部52と、からなり、送り機構41は、可動基準部34の進退方向に配設すると共に駆動部52と連動した前後移動部44と、前後移動部44に移動自在に係合し進退方向の左右側方で可動基準部34と連接した移動基部46と、進退方向の左右側方で可動基準部34に連接すると共に可動基準部34を進退方向の左右側方から摺動自在に支持する摺動部47とからなることより、進退方向の左右前後に生じる可動基準部34のモーメントを大幅に軽減することができるため可動基準部34の位置決め精度の向上が図れ、更に、駆動部52を操作するだけで可動基準部34を負荷なくスムーズに進退操作することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
A コラム
B コア
D ダイアフラム
Y 溶接
1 コラム組立装置
2 台座
5 ガイド部
6 シャフト軸
7 第一シャフト郡
9 第一仮想直線
10 第二シャフト郡
12 第二仮想直線
14 当接ガイド
15 コア当接部
16 挿通孔
17 付着防止部
21 前固定基準部
24 シャフト軸孔
29 後固定基準部
34 可動基準部
36 シャフト貫通孔
40 操作部
41 送り機構
44 前後移動部
46 移動基部
47 摺動部
52 駆動部
請求項1に係る発明では、管状のコアと前記コアの両端開口部を被覆する板状のダイアフラムとからなるコラムの部材を上方から下降させて位置決めし前記コラムを組み立てる装置であって、平板からなる台座と、略水平で同方向に軸線方向をなし前記ダイアフラムの平坦面が略垂直方向となるように当接して位置決めする4本のシャフト軸と、前記コアの開口部が略水平方向となるように当接して位置決めする前記シャフト軸に沿って移動自在としたコア当接部を有する複数の当接ガイドと、からなるガイド部と、前記シャフト軸の両端部を支持して前記台座上に対向配置した前固定基準部と後固定基準部と、前記前固定基準部と前記後固定基準部との間で進退自在に形成すると共に、前記シャフト軸との干渉を回避するシャフト貫通孔を穿設した可動基準部と、前記可動基準部の進退を操作自在とした操作部と、で構成し、前記シャフト軸は、2本の第一シャフト郡と2本の第二シャフト郡とで構成し、前記第一シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第一仮想直線と、前記第二シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第二仮想直線とが側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるよう前記シャフト軸を配設し、前記前固定基準部と前記可動基準部との間で前記コアを前記ダイアフラムで挟持することで水平方向の位置決めがなされるよう構成したことを特徴とするコラム組立装置を提供せんとする。

Claims (5)

  1. 管状のコアと前記コアの両端開口部を被覆する板状のダイアフラムとからなるコラムの前記部材を上方から下降させて位置決めし前記コラムを組み立てる装置であって、
    平板からなる台座と、
    略水平で同方向に軸線方向をなし前記ダイアフラムの平坦面が略垂直方向となるように当接して位置決めする4本のシャフト軸と、前記コアの開口部が略水平方向となるように当接して位置決めする前記シャフト軸に沿って移動自在としたコア当接部を有する複数の当接ガイドと、からなるガイド部と、
    前記シャフト軸の両端部を支持して前記台座上に対向配置した前固定基準部と後固定基準部と、
    前記前固定基準部と前記後固定基準部との間で進退自在に形成すると共に、前記シャフト軸との干渉を回避するシャフト貫通孔を穿設した可動基準部と、
    前記可動基準部の進退を操作自在とした操作部と、で構成し、
    前記シャフト軸は、2本の第一シャフト郡と2本の第二シャフト郡とで構成し、前記第一シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第一仮想直線と、前記第二シャフト郡の全てのシャフト軸の中心点を通る第二仮想直線とが側面視で下方先鋭で左右対称の略直角のV字状となるよう前記シャフト軸を配設し、
    前記前固定基準部と前記可動基準部との間で前記コアを前記ダイアフラムで挟持することで水平方向の位置決めがなされるよう構成したことを特徴とするコラム組立装置。
  2. 前記前固定基準部と前記後固定基準部には、前記シャフト軸の位置を変更自在に軸止するシャフト軸孔を複数形成したことを特徴とする請求項1に記載のコラム組立装置。
  3. 前記当接ガイドは、前記シャフト軸を挿通し前記当接ガイドを回動自在とする挿通孔を形成すると共に、溶接時に前記シャフト軸に飛散するスパッタの付着を防止する付着防止部を前記コア当接部に隣接して形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のコラム組立装置。
  4. 前記当接ガイドは、非金属材料で形成すると共に、前記コア当接部と前記付着防止部は、前記挿通孔を同心とする円環状に形成し、前記コア当接部の直径を前記付着防止部の直径よりも大径に形成したことを特徴とする請求項3に記載のコラム組立装置。
  5. 前記操作部は、前記可動基準部を進退自在に構成した送り機構と、前記可動基準部を進退自在に駆動させる駆動部と、からなり、前記送り機構は、前記可動基準部の進退方向に配設すると共に前記駆動部と連動した前後移動部と、前記前後移動部に移動自在に係合し進退方向の左右側方で前記可動基準部と連接した移動基部と、進退方向の左右側方で前記可動基準部に連接すると共に前記可動基準部を進退方向の左右側方から摺動自在に支持する摺動部とからなることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のコラム組立装置。
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