JP2020189328A - ロウ付け部材及び熱交換器 - Google Patents

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Shingo Kasaki
伸吾 笠木
政博 横井
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政博 横井
典宏 米田
Norihiro Yoneda
典宏 米田
晃平 川崎
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晃平 川崎
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Abstract

【課題】ロウ付け機能以外の機能を有する被膜が形成されたヘッダ又は伝熱管を用いても高い作業効率でロウ付けできるロウ付け部材及び熱交換器を提供する。【解決手段】ロウ付け部材40Aは、複数の伝熱管と、複数の伝熱管がそれぞれ挿入された複数の挿入孔が形成された壁部を有するヘッダと、をロウ付けするためのロウ付け部材である。ロウ付け部材40Aは、複数の伝熱管が有する外周面のうち、管断面視で伝熱管が隣り合う方向と垂直な方向にある部分に沿う形状に屈曲して、複数の伝熱管それぞれに取り付け可能であり、かつ、壁部に隣接可能な複数の屈曲部41Aと、隣り合う屈曲部の間で隣り合う方向に延在して屈曲部41Aの端部どうしを連結する連結部42Aと、を備える。【選択図】図4

Description

本発明はロウ付け部材及び熱交換器に関する。
熱交換器には、ヘッダが備える壁部に形成された複数の挿入孔それぞれに伝熱管を挿入することより、ヘッダに伝熱管を組み付け、さらに伝熱管をヘッダにロウ付けしたものがある。このような熱交換器では、伝熱管とヘッダが様々な方法により、ロウ付けされている。
例えば、特許文献1には、予めロウ材の被膜をヘッダと伝熱管に形成しておき、それら被膜を融解させることにより、ヘッダと伝熱管をロウ付けした熱交換器が開示されている。
特許文献2には、伝熱管が挿入されたヘッダの挿入孔毎に置きロウをして、ヘッダと伝熱管をロウ付けした熱交換器が開示されている。
国際公開第2019/017093号 特開2001−129658号公報
特許文献1に記載の熱交換器では、ヘッダと伝熱管がロウ材の膜で覆われている。このため、ヘッダと伝熱管の表面を別の膜で覆うことができない。例えば、防食膜、防汚膜等の膜で覆うことができない。
特許文献2に記載の熱交換器では、挿入孔毎に置きロウをするので、ロウ付け作業の効率が低い。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、ロウ付け機能以外の機能を有する被膜が形成されたヘッダ又は伝熱管を用いても高い作業効率でロウ付けできるロウ付け部材及び熱交換器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るロウ付け部材は、複数の伝熱管と、複数の伝熱管がそれぞれ挿入された複数の挿入孔が形成された壁部を有するヘッダと、をロウ付けするためのロウ付け部材である。ロウ付け部材は、複数の伝熱管が有する外周面のうち、管断面視で伝熱管が隣り合う方向と垂直な方向にある部分に沿う形状に屈曲して、複数の伝熱管それぞれに取り付け可能であり、かつ、壁部に隣接可能な複数の屈曲部と、隣り合う屈曲部の間で隣り合う方向に延在して屈曲部の端部どうしを連結する連結部と、を備える。
本発明の構成によれば、屈曲部が、伝熱管の外周面のうち、管断面視で伝熱管が隣り合う方向と垂直な方向にある部分に沿う形状に屈曲している。このため、ロウ付け部材を伝熱管に、伝熱管が隣り合う方向と垂直な方向から容易に取り付けることができる。また、連結部が隣り合う屈曲部の間で隣り合う方向に延在して屈曲部の端部どうしを連結している。このため、ロウ付け部材を複数の伝熱管に、一括して取り付けることができる。その結果、ロウ付け機能以外の機能を有する被膜が形成されたヘッダ又は伝熱管でも、ロウ付け部材を容易に取り付けて、ロウ付けすることができる。これにより、ロウ付けの作業効率が高い。
本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材でロウ付けされた熱交換器の斜視図 図1に示す熱交換器が備える扁平管の拡大断面図 図1に示す熱交換器が備えるヘッダの壁部の正面図 本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材の正面図 本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材の拡大側面図 本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材を用いた熱交換器の製造方法で、管挿入孔に扁平管が挿入されたときのヘッダの断面図 本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材を用いた熱交換器の製造方法で、ロウ付け部材を取り付けるときの扁平管の断面図 本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材を用いた熱交換器の製造方法で、ロウ付け部材を取り付けたヘッダの断面図 本発明の実施の形態2に係るロウ付け部材の正面図 本発明の実施の形態2に係るロウ付け部材を円筒管に取り付けたときの円筒管の断面図 本発明の実施の形態1に係る熱交換器が備えるヘッダの変形例の断面図 本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材の変形例が取り付けられたときの扁平管の断面図
以下、本発明の実施の形態に係るロウ付け部材及び熱交換器について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。図に示す直交座標系XYZにおいて、扁平管が延在する方向を正面から背面に向かう方向としたときの、左右方向がX軸、上下方向がZ軸、X軸とZ軸とに直交する方向がY軸である。以下、適宜、この座標系を引用して説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係るロウ付け部材は、熱交換器が有する複数の扁平管と、複数の扁平管が挿入されて接続されるヘッダと、をロウ付けするための部材である。ロウ付け部材は、複数の扁平管に一括して取り付け可能とするため、扁平管の配列周期で波打つ波形の形状に形成されている。まず、図1−図3を参照して熱交換器の構成について説明する。続いて、図4及び図5を参照してロウ付け部材の構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係るロウ付け部材40Aでロウ付けされた熱交換器1の斜視図である。図2は、図1に示す熱交換器1が備える扁平管20の拡大断面図である。図3は、図1に示す熱交換器1が備えるヘッダ10の壁部11の正面図である。なお、図1では、理解を容易にするため、熱交換器1が備えるフィン30のうち、Y方向中央のフィン30を省略している。また、冷媒を供給、排出するための冷媒管、継手等の部品を省略している。
図1に示すように、熱交換器1は、外部機器から冷媒が供給又は外部機器へ冷媒を排出するヘッダ10F、10Bと、ヘッダ10F、10Bの冷媒が流通し、その冷媒の熱を伝える複数の扁平管20と、扁平管20の熱を放熱する複数のフィン30と、を備えている。
ヘッダ10F、10Bは、直方体状に形成されている。図示しないが、その内部には、冷媒を分配、集約するための流路が形成されている。そして、ヘッダ10F、10Bは、長手方向を左右方向に向け、互いに離されて配置されている。ヘッダ10Fと10Bは、冷媒を流通させるため、複数の扁平管20によって互いに接続されている。
なお、ヘッダ10F、10Bは、左右かつ上下方向に延在する平面、すなわち、XZ平面に対して対称であることを除いて、その構成は同じである。このため、以下、配置関係を説明するときを除いて、ヘッダ10Fと10Bを単にヘッダ10と称する。また、壁部11F、11Bも、同様に、配置関係を説明するときを除いて、単に壁部11と称する。
扁平管20は、図2に示すように、管断面視扁平状に形成されている。ここで、管断面とは、管軸C1に垂直な断面のことである。扁平状とは、正面視で長手方向の両端が半円状に丸められた形状のことであり、例えば、正面視で平たい長円のことである。扁平管20は、冷媒を流すため、流路となる内部空間を有している。その内部空間は、図示しないが、伝熱性を高めるため、水平方向に延在し、上下方向に並べられた複数の隔壁によって仕切られている。
図1に戻って、扁平管20の管軸C1は、正面から背面に向かう方向、すなわち、Y方向に直線的に延在している。そして、扁平管20と扁平管20は、空気との熱交換率を高めるため、図2に示す扁平管20の管断面視で短手方向の幅Wよりも大きいピッチLで左右方向に配置されている。扁平管20には、冷媒から伝わった熱を放熱するため、複数のフィン30が取り付けられている。
フィン30は、放熱性を高めるため、帯状かつ板状に形成されている。そして、フィン30の長手方向には、扁平管20の管断面長手方向端部に嵌合可能な切り欠き部31が形成されている。その切り欠き部31の数は、扁平管20と同数であり、切り欠き部31のピッチは、扁平管20の左右方向のピッチLと同じである。そして、切り欠き部31は、扁平管20に嵌め合わされ、複数のフィン30が扁平管20に取り付けられている。フィン30は、長手方向を左右方向に向けた状態で、前後方向に一定のピッチで配列している。フィン30は、切り欠き部31で扁平管20がロウ付けされ、扁平管20に固定されている。
一方、ヘッダ10には、図3に示す管挿入孔12が形成され、その管挿入孔12に扁平管20が挿入されている。これにより、ヘッダ10は、扁平管20と接続されている。
詳細には、ヘッダ10が有する壁部11には、図3に示すように、扁平管20を挿入するための管挿入孔12が形成されている。管挿入孔12は、扁平管20の管断面と同じ大きさ、形状の扁平状に形成され、長手方向を上下方向に向けている。また、管挿入孔12は、扁平管20と同数だけ形成されている。そして、管挿入孔12は、中心C2間ピッチLで左右方向に配列されている。そして、各管挿入孔12には、図示しないが、各扁平管20が挿入されている。挿入された扁平管20には、図1に示すように扁平管20とヘッダ10を接合すると共に密閉性を高めるため、ロウ付け部材40Aが取り付けられている。
次に、図4及び図5を参照して、ロウ付け部材40Aについて説明する。
図4は、実施の形態1に係るロウ付け部材40Aの正面図である。図5は、ロウ付け部材40Aの拡大側面図である。
ロウ付け部材40Aは、図4及び図5に示すように、1つの断面円形の棒状体が、正面視で周期的に波頭がある波形に折り曲げられた形状に有する。詳細には、ロウ付け部材40Aは、右から、棒状かつ逆U字状の屈曲部41Aと棒状かつ直線状の連結部42Aとの組み合わせが連続する形状を有する。
屈曲部41Aは、ロウ付け部材40Aが取り付けられる熱交換器1が備える扁平管20と同数だけ設けられている。そして、屈曲部41Aそれぞれは、図4に示すように、上下方向に延在する直線部分411、412と、一方の直線部分411の上端と他方の直線部分412の上端とを接続する半円部分413と、を有する。
直線部分411と412は、互いに平行であり、それらの間隔は、扁平管20の図2に示す管断面短手方向の幅Wと同じである。また、半円部分413は、扁平管20の管断面長手方向の半円状端部と同形である。これにより、直線部分411、412と半円部分413は、全体として逆U字状である。そのU字状の開口部分空間の高さは、扁平管20の図2に示す管断面長手方向の高さHと同じである。これにより、直線部分411、412と半円部分413、すなわち、屈曲部41Aは、扁平管20の管軸C1に対して垂直にした状態で、扁平管20に嵌合可能である。屈曲部41A同士は、連結部42Aによって接続されている。
連結部42Aは、屈曲部41Aの直線部分411の下端と、その屈曲部41Aと左右方向に隣り合う屈曲部41Aの直線部分412の下端と、を接続している。そして、屈曲部41Aどうしの間の数と同数だけ設けられている。これにより、連結部42Aは、全ての屈曲部41Aを接続している。
また、連結部42Aは、屈曲部41Aと屈曲部41Aを扁平管20の左右方向のピッチLで接続している。これにより、連結部42Aは、屈曲部41Aそれぞれを、扁平管20それぞれに嵌合可能にしている。そして、連結部42Aでは、棒の径が屈曲部41Aと同径である。さらに、連結部42Aは、屈曲部41Aの間を直線的に延在している。これにより、連結部42Aは、ヘッダ10の、平面的に形成された壁部11に密接可能である。
図1に戻って、ロウ付け部材40Aは、屈曲部41Aそれぞれが扁平管20それぞれに嵌め込まれている。そして、ロウ付け部材40Aは、ヘッダ10の壁部11に隣接している。これにより、ロウ付け部材40Aは、ヘッダ10と扁平管20をロウ付けして接合している。
次に、図6−図8を参照して、ロウ付け部材40Aを用いたヘッダ10と扁平管20のロウ付け方法について説明する。以下の説明では、熱交換器1の製造方法もあわせて説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材40Aを用いた熱交換器1の製造方法で、管挿入孔12に扁平管20が挿入されたときのヘッダ10の断面図である。図7は、同製造方法で、ロウ付け部材40Aを取り付けるときの扁平管20の断面図である。図8は、同製造方法で、ロウ付け部材40Aを取り付けたヘッダ10の断面図である。
まず、上述した形状のヘッダ10、扁平管20、フィン30及びロウ付け部材40Aを作製する。これらの部材のうち、ヘッダ10、扁平管20及びフィン30は、純アルミニウム又はアルミニウム合金の金属で作製する。また、その表面に、防食膜、防汚膜等の被膜を形成する。
これに対して、ロウ付け部材40Aは、置きロウとして機能させるため、ヘッダ10、扁平管20及びフィン30の材料よりも融点の低いアルミニウム合金で形成された断面円形の棒状体を用いて作製する。このとき、棒状体には、扁平管20とヘッダ10のロウ付けで必要とされるロウの供給量に応じた断面積を有するものを用いる。その棒状体を上述した形状に折り曲げることにより、ロウ付け部材40Aを作製する。
次に、作製された扁平管20にフィン30の切り欠き部31を嵌め合わせることにより、扁平管20にフィン30を組み付ける。そして、組み付けた扁平管20とフィン30を、挿しロウ法、置きロウ法によってロウ付けして、熱交換器コアと呼ばれる中間部品を作製する。
次に、熱交換器コアとヘッダ10とを接続する。詳細には、図6に示すように、ヘッダ10の壁部11に形成された管挿入孔12に、扁平管20の端部を挿入する。
次に、熱交換器コアの、管挿入孔12に挿入された扁平管20に、ロウ付け部材40Aを取り付ける。詳細には、図7に示すように、扁平管20の管断面長手方向を上下方向に向け、ロウ付け部材40Aを、その上側に屈曲部41Aが位置する状態に配置する。続いて、その位置関係のまま、ロウ付け部材40Aを扁平管20の側へ、すなわち、図7に示す矢印Aの方向へ押し込む。このロウ付け部材40Aの押し込みは、屈曲部41Aに設けられた半円部分413に、扁平管20の上端が当接するまで行う。このとき、ロウ付け部材40Aをヘッダ10の壁部11に沿わせて押し込むと良い。
続いて、ロウ付け部材40Aを、ヘッダ10の壁部11側に移動させて、図8に示すように、ロウ付け部材40Aを壁部11に当接させる。
次に、置きロウ法で扁平管20とヘッダ10をロウ付けする。詳細には、ロウ付け部材40Aが取り付けられた熱交換器コアを加熱して、ロウ付け部材40Aの一部を融解させる。すなわち、ロウ付け部材40Aを置きロウとして用いる。この加熱では、炉を用いて熱交換器コア全体を加熱する。これにより、ロウ付け部材40Aの一部が融解したロウとなり、その融解したロウが扁平管20とヘッダ10の壁部11との隙間に浸透する。続いて、加熱された熱交換器コアを冷却する。これにより、扁平管20と壁部11との隙間の融解したロウが凝固して、扁平管20と壁部11をロウ付けする。以上の工程により、熱交換器1が完成する。
なお、上述した熱交換器1の製造方法では、ロウ付け部材40Aを作製するときに、アルミニウム合金で形成された棒状体を用いているが、棒状体は、アルミニウム合金のみで形成されても良いし、アルミニウム合金とフラックスで形成されても良い。アルミニウム合金のみで形成された棒状体の場合、上述した扁平管20とヘッダ10とのロウ付けで、フラックスを供給してロウ付けすると良い。
以上のように、実施の形態1に係るロウ付け部材40Aでは、屈曲部41Aが、扁平管20の上端部分に沿う形状に屈曲しているので、上から扁平管20に容易に取り付けることができる。
また、ロウ付け部材40Aでは、屈曲部41A同士を連結部42Aが接続しているので、一括して複数の扁平管20に取り付けることができる。その結果、ロウ付けの作業効率が高い。
熱交換器1では、ヘッダ10と扁平管20の材料の一部を融解させ、その融解した材料をロウ材として使用していない。すなわち、熱交換器1では、ロウ付け部材40Aを使用することにより、ヘッダ10と扁平管20をロウ付けする。このため、ヘッダ10と扁平管20の表面に防食膜、防汚膜等の被膜が形成されていても、容易にロウ付けすることができる。その結果、熱交換器1では、ヘッダ10と扁平管20の表面に、防食膜、防汚膜等の被膜を形成することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1に係るロウ付け部材40Aでは、屈曲部41Aが扁平管20に嵌合可能である。しかし、本発明はこれに限定されない。実施の形態2に係るロウ付け部材40Bでは、屈曲部41Bが円筒管50に嵌合可能である。以下、図9及び図10を参照して、実施の形態2に係るロウ付け部材40Bの構成について説明する。実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成について説明する。
図9は、実施の形態2に係るロウ付け部材40Bの正面図である。図10は、実施の形態2に係るロウ付け部材40Bを円筒管50に取り付けたときの円筒管50の断面図である。なお、図10では、円筒管50の内部構造を省略している。
図9に示すように、ロウ付け部材40Bは、半円状の屈曲部41Bと、実施の形態1で説明した連結部42Aと同形の連結部42Bと、の組み合わせが連続する形状を有する。
図示しないが、熱交換器1は、実施の形態1で説明した複数の扁平管20の換わりに複数の円筒管50を備える。円筒管50の数は、扁平管20と同数である。
屈曲部41Bは、棒状体が半円状に屈曲することにより、その円筒管50の直径Rと同じ内径を有する半円部分414と、半円部分414の両端に接続され、直径Rの半分の長さの直線部分415、416と、を有している。これにより、屈曲部41Bは、円筒管50の円筒軸に垂直な方向から嵌合可能である。そして、屈曲部41Bは、円筒管50と同数だけ設けられ、左右方向に配列されている。
これに対して、連結部42Bは、屈曲部41Bの下端と、その屈曲部41Bに左右方向に隣り合う屈曲部41Bの下端と、を接続している。そして、連結部42Bは、屈曲部41Bを円筒管50の左右方向のピッチLで接続している。これにより、連結部42Bは、屈曲部41Bそれぞれを、円筒管50それぞれに嵌合可能にしている。
ロウ付け部材40Bは、図10に示すように、熱交換器1に備えられる複数の円筒管50の上側から取り付けられている。そして、屈曲部41Bそれぞれが、円筒管50に嵌められている。図示しないが、ロウ付け部材40Bは、ヘッダ10の壁部11に隣接している。これにより、ロウ付け部材40Bは、円筒管50とヘッダ10をロウ付けして接合している。
ロウ付け部材40Bを用いた熱交換器1の製造方法は、実施の形態1で説明した扁平管20の換わりに円筒管50を用いること、実施の形態1とロウ付け部材40Bの形状が異なること、を除いて同じである。このため、実施の形態2では、ロウ付け部材40Bのロウ付け方法及び熱交換器1の製造方法の説明を省略する。
以上のように、実施の形態2に係るロウ付け部材40Bでは、屈曲部41Bが円筒管50の直径と同径の内径を有する。このため、ロウ付け部材40Bを円筒管50に嵌めて円筒管50とヘッダ10とをロウ付けすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、実施の形態1及び2では、ロウ付け部材40Aと40Bが、扁平管20と円筒管50に取り付けられている。しかし、本発明はこれに限定されない。ロウ付け部材40A、40Bは、熱交換器1の熱交換対象である流体が流通する伝熱管に取り付けられる部材であれば良く、ヘッダ10と伝熱管をロウ付けする部材であれば良い。従って、扁平管20、円筒管50の形状、すなわち伝熱管の形状は任意である。伝熱管は、角筒状の管であっても良い。
実施の形態1及び2では、ヘッダ10が直方体状であり、壁部11が平板状である。しかし、本発明はこれに限定されない。
図11は、実施の形態1に係る熱交換器1が備えるヘッダ10の変形例の断面図である。
図11に示すように、変形例に係るヘッダ60は、円筒状である。そして、ヘッダ60は、円筒壁61を有し、その円筒壁61に管挿入孔62が形成されている。
このように、ヘッダ60は、円筒状であっても良く、その形状は任意である。その場合、ロウ付け部材40A、40Bは、ヘッダ10、60の壁部11、61に隣接可能であれば良い。そして、ロウ付け部材40A、40Bの屈曲部41A、41Bが、壁部11、61に嵌合する形状であれば良い。例えば、図11に示すように、ロウ付け部材40A、40Bは、屈曲部41A、41Bと連結部42A、42Bを合わせた全体の形状が、円筒壁61の外壁と同心かつ同径の円弧の形状であると良い。このような形態であれば、ロウ付け部材40A、40Bをヘッダ60の円筒壁61に隣接させてヘッダ60と扁平管20をロウ付けすることができる。
実施の形態1及び2では、ロウ付け部材40A、40Bが屈曲部41A、41Bを有し、屈曲部41A、41Bが有する直線部分411、412、415、416が、連結部42A、42Bに対して垂直である。しかし、本発明はこれに限定されない。
図12は、実施の形態1に係るロウ付け部材40Aの変形例が取り付けられたときの扁平管20の断面図である。
図12に示すように、変形例に係るロウ付け部材40Cは、水平方向に配列し、かつ管断面視で長手方向が傾斜している扁平管20に取り付けられている。ロウ付け部材40Cは、屈曲部41Cの直線部分411、412が連結部42Cに対して傾斜している。
このように、ロウ付け部材40Cでは、扁平管20の管断面視長手方向が傾斜している場合に、屈曲部41A、41Bが扁平管20の外周面の一部に沿うために、直線部分411、412が傾斜しても良い。
なお、屈曲部41A、41B、41Cは、扁平管20、円筒管50、すなわち、伝熱管が有する外周面のうち、管断面視で、伝熱管が隣り合う方向と垂直な方向にある部分に沿う形状に屈曲していれば良い。そして、屈曲部41A、41B、41Cが、伝熱管の、管断面視で、伝熱管が隣り合う方向と垂直な方向にある部分に取り付け可能であると良い。
また、実施の形態1及び2では、ロウ付け部材40A、40Bが扁平管20、円筒管50の上側から取り付けられているが、ロウ付け部材40A、40Bは、屈曲部41A、41B、41Cが、伝熱管の、管断面視で、伝熱管が隣り合う方向と垂直な方向にある部分に取り付け可能である限りにおいて、ロウ付け部材40A、40Bが伝熱管に取り付けられる位置は任意である。
実施の形態1及び2では、ロウ付け部材40A、40Bが断面円形の棒状体によって形成されている。しかし、本発明はこれに限定されない。ロウ付け部材40A、40Bを形成する棒状体の断面形状は、扁平管20、円筒管50とヘッダ10、60に隣接可能である限りにおいて、その断面形状は、任意である。例えば、棒状体は角柱状であっても良い。
実施の形態1及び2では、扁平管20、円筒管50とヘッダ10の表面に防食膜、防汚膜等の被膜が形成されている。しかし、本発明はこれに限定されない。扁平管20、円筒管50とヘッダ10の表面に被膜が形成されるか否かは任意である。扁平管20、円筒管50とヘッダ10の表面に被膜が形成される場合、防食膜、防汚膜のほか、親水膜、ロウ材料被膜が形成されても良い。また、犠牲陽極層が形成されても良い。
実施の形態1及び2では、フィン30が帯状かつ板状である。しかし、本発明はこれに限定されない。フィン30の形状は任意である。フィン30は、蛇腹状に折り曲げられ、扁平管20同士の間に配置される、いわゆるコルゲートフィンであっても良い。また、フィン30は、扁平管20、円筒管50と別体であるか一体であるかは任意であり、フィン30は、扁平管20、円筒管50と一体化していても良い。
1 熱交換器、10,10B,10F ヘッダ、11,11B,11F 壁部、12 管挿入孔、20 扁平管、30 フィン、31 切り欠き部、40A,40B,40C ロウ付け部材、41A,41B,41C 屈曲部、42A,42B,42C 連結部、50 円筒管、60 ヘッダ、61 円筒壁、62 管挿入孔、411,412 直線部分、413,414 半円部分、415,416 直線部分、A 矢印、C1 管軸、C2 中心、H 高さ、L ピッチ、R 直径、W 幅。

Claims (7)

  1. 複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管がそれぞれ挿入された複数の挿入孔が形成された壁部を有するヘッダと、をロウ付けするためのロウ付け部材であって、
    前記複数の伝熱管が有する外周面のうち、管断面視で前記伝熱管が隣り合う方向と垂直な方向にある部分に沿う形状に屈曲して、前記複数の伝熱管それぞれに取り付け可能であり、かつ、前記壁部に隣接可能な複数の屈曲部と、
    隣り合う前記屈曲部の間で隣り合う方向に延在して前記屈曲部の端部どうしを連結する連結部と、
    を備えるロウ付け部材。
  2. 前記伝熱管は、管軸に対して垂直な断面で扁平な形状を有する扁平管であり、
    前記屈曲部は、前記管断面視で、前記扁平管の長手方向の端面に嵌合可能なU字の形状を有する、
    請求項1に記載のロウ付け部材。
  3. 前記伝熱管は、管軸に対して垂直な断面で円形の形状を有する円筒管であり、
    前記屈曲部は、前記管断面視で、前記円筒管の外径と同径の内径を有して前記円筒管に嵌合可能な半円の形状を有する、
    請求項1に記載のロウ付け部材。
  4. 前記連結部は、直線の形状を有し、前記壁部に隣接可能である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のロウ付け部材。
  5. 前記屈曲部及び前記連結部は、断面円形の棒の形状を有する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のロウ付け部材。
  6. 前記屈曲部及び前記連結部は、全体として波形の形状である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のロウ付け部材。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のロウ付け部材と、
    前記複数の伝熱管と、
    前記ヘッダと、
    を備え、
    前記複数の屈曲部は、前記複数の伝熱管それぞれに取り付けられ、かつ、前記壁部に隣接している、
    熱交換器。
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