JP2019143816A - ロウ付け部材及び熱交換器 - Google Patents

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晃平 川崎
Kohei Kawasaki
晃平 川崎
典宏 米田
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典宏 米田
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Abstract

【課題】高い作業効率でロウ付けすることができるロウ付け部材及び熱交換器を提供する。【解決手段】ロウ付け部材40は、管軸C1が互いに対向してかつ間隔をあけて配置された複数の扁平管20と、複数の扁平管20がそれぞれ挿入された複数の管挿入孔が形成された壁部31を有するヘッダ部材30A、30Bと、をロウ付けするためのロウ付け部材である。ロウ付け部材40は、複数の扁平管20の管軸C1が並ぶ方向と交差する方向から、扁平管20を挿入することが可能な凹部が形成された複数の挿入部と、複数の挿入部を連結する連結部と、を備える。複数の挿入部と連結部は、壁部31に隣接可能である。【選択図】図1

Description

本発明はロウ付け部材及び熱交換器に関する。
熱交換器には、複数の伝熱管が、ヘッダ部材が有する壁部に形成された複数の管挿入孔にそれぞれ挿入されて接続されたものがある。このような熱交換器では、伝熱管をヘッダ部材の壁部に確実に固定するため、ロウ付け部材を用いてロウ付けされることがある。
例えば、特許文献1には、管挿入孔に挿入された伝熱管と壁部の境界部分の形状に曲げられた棒状のロウ付け部材が開示されている。特許文献1に記載のロウ付け部材は、伝熱管それぞれを壁部に固定するため、境界部分それぞれに1つずつ載置される。ロウ付け部材が境界部分それぞれに載置された後、炉で加熱して、伝熱管と壁部をロウ付けする。
特開2001−129658号公報
特許文献1に記載のロウ付け部材は、境界部分それぞれに1つずつ載置するため、ロウ付けの作業効率が低い。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、高い作業効率でロウ付けすることができるロウ付け部材及び熱交換器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るロウ付け部材は、管軸が互いに対向してかつ間隔をあけて配置された複数の伝熱管と、複数の伝熱管がそれぞれ挿入された複数の管挿入孔が形成された壁部を有するヘッダ部材と、をロウ付けするためのロウ付け部材である。ロウ付け部材は、複数の伝熱管の管軸が並ぶ方向と交差する方向から、伝熱管を挿入することが可能な凹部が形成された複数の挿入部と、複数の挿入部を連結する連結部と、を備える。複数の挿入部と連結部は、壁部に隣接可能である。
本発明の構成によれば、伝熱管に挿入可能な複数の挿入部が連結部によって連結されているので、複数の伝熱管に一括してロウ付け部材を取り付けることができる。このため、ロウ付けの作業効率が高い。
本発明の実施の形態1に係る熱交換器の斜視図 図1に示す熱交換器が備える扁平管の断面図 図1に示す熱交換器が備えるヘッダ部材の壁部の側面図 本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材の側面図 本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材の正面図 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の製造方法において、扁平管をヘッダ部材の管挿入孔に挿入したときの扁平管の断面図 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の製造方法において、ロウ付け部材を扁平管に取り付けるときの扁平管の側面図 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の製造方法において、ロウ付け部材を扁平管に取り付けるときの、ロウ付け部材とヘッダ部材の断面図 本発明の実施の形態2に係るロウ付け部材の側面図 本発明の実施の形態2に係るロウ付け部材を円筒管に取り付けたときのロウ付け部材の断面図 ロウ付け部材とヘッダ部材の変形例の断面図 本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材の変形例の断面図
以下、本発明の実施の形態に係るロウ付け部材及び熱交換器について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。図に示す直交座標系XYZにおいて、複数の扁平管と扁平管とが並べられた方向がX軸、扁平管の管軸が延在する方向がY軸、X軸とZ軸とに直交する方向がZ軸である。以下、適宜、この座標系を引用して説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係るロウ付け部材は、熱交換器が有する複数の扁平管と、複数の扁平管が挿入されて接続されるヘッダ部材と、をロウ付けするための部材である。ロウ付け部材は、複数の扁平管に、管軸が並ぶ方向と管軸の方向とに垂直な方向から取り付け可能とするため、櫛歯状に形成されている。まず、図1−図3を参照して、熱交換器の構成を説明する。続けて、図4A及び図4Bを参照して、ロウ付け部材の構成を説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る熱交換器1の斜視図である。図2は、図1に示す熱交換器1が備える扁平管20の断面図である。図3は、図1に示す熱交換器1が備えるヘッダ部材30の壁部31の側面図である。なお、図1では、理解を容易にするため、熱交換器1のY方向中央に位置するフィン10を省略し、熱交換器1のY方向中央に対して+Y側、−Y側に位置するフィン10のみを図示している。また、図1では、ヘッダ部材に符号30A、30Bを付している。図3では、ヘッダ部材に符号30を付している。2つのヘッダ部材は、XZ平面に関して対称である以外、同様の構成である。このため、位置を示す場合、符号30A、30Bを使用し、総称する場合、符号30を使用する。
図1に示すように、熱交換器1は、複数のフィン10が装着された複数の扁平管20と、扁平管20の両端それぞれに接続されたヘッダ部材30A、30Bと、扁平管20とヘッダ部材30A、30Bを接続する接続部それぞれに取り付けられたロウ付け部材40と、で構成されている。
各扁平管20は、図2に示すように、管軸C1に対して垂直な断面、すなわちXZ断面において扁平状に形成されている。ここで、本明細書において、扁平状とは、長手方向の長さが短手方向の長さより十分に小さい矩形において角が円弧状にされた形状のこと、又は、細長い長円状のことである。各扁平管20は、図示しないが、伝熱性を高めるために、XZ平面に垂直な隔壁によって複数の流路に仕切られている。図1に示すように、各扁平管20の管軸C1は、直線的に延在している。そして、管軸C1は、Y方向に向けられている。
扁平管20と扁平管20は、X方向に一定の間隔で隔てられて並べられている。そして、X方向に並べられた複数の扁平管20には、帯状かつ板状に形成された複数のフィン10が取り付けられている。詳細には、各フィン10は、帯状かつ板状に形成されている。また、各フィン10には、X方向に、扁平管20のピッチと同じピッチで扁平管20が嵌合可能な切り欠き11が形成されている。複数の扁平管20には、各フィン10が板面をXZ平面に平行に向け、長手方向をX方向に向けた状態で、各フィン10の切り欠き11が嵌合されている。これにより、複数の扁平管20に複数のフィン10が取り付けられている。また、各扁平管20には、管内の複数の流路に冷媒を分配させる又は集合させるため、ヘッダ部材30A、30Bが接続されている。ここで、ヘッダ部材30A、30Bとは、冷媒の分配流路又は集合流路を形成するための部材のことである。
ヘッダ部材30A、30Bは、内部が中空の直方体の形状に形成されている。その内部には、図示しない、冷媒を分配させる又は集合させる流路が設けられている。ヘッダ部材30Aの−Y側にある壁部31と、ヘッダ部材30Bの+Y側にある壁部31とには、内部の流路と扁平管20を接続するため、図3に示すように、管挿入孔32が形成されている。
管挿入孔32は、扁平管20を挿入可能とするため、扁平管20のXZ断面の同じ大きさ、形状の扁平状に形成されている。そして、長手方向がZ方向に向けられている。管挿入孔32は、壁部31に扁平管20と同数だけ形成されている。管挿入孔32の中心C2と中心C2のX方向のピッチLは、図1に示す扁平管20の管軸C1と管軸C1のX方向のピッチLと同じである。そして、各管挿入孔32には、各扁平管20が挿入されている。挿入された扁平管20には、ロウ付け部材40が取り付けられている。
次に、図4A及び図4Bを参照して、ロウ付け部材40について説明する。
図4Aは、本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材40の側面図である。図4Bは、ロウ付け部材40の正面図である。
ロウ付け部材40は、図4Aに示すように、櫛状に形成されている。詳細には、ロウ付け部材40は、X方向に直線状に延在する連結部41と、連結部41から−Z方向に延在し、扁平管20と同数だけ設けられた挿入部42と、を有する形状に形成されている。
連結部41は、挿入部42を連結するために設けられている。連結部41は、X方向に延在する棒状に形成されている。後述するように、各挿入部42には、扁平管20が1つ挿入される。連結部41が延在する長さは、熱交換器1が備える全ての扁平管20が全ての挿入部42に挿入された状態で、各挿入部42を連結するため、図1に示す、最も+X側に位置する扁平管20の+X端面から最も−X側に位置する扁平管20の−X端面までの距離よりも長い。
これに対して、各挿入部42は、扁平管20を保持するため、図1に示す扁平管20のZ方向長さと同じ長さで−Z方向に延在している。そして、各挿入部42は、図1に示す扁平管20の管軸C1と管軸C1のX方向のピッチLと同じピッチLでX方向に設けられている。各挿入部42の−Z端には、図4Aに示すように、扁平管20を挟み込んで保持するため、+Z方向に向かって挿入部42を切り欠いた形状に形成された凹部43が設けられている。
凹部43は、扁平管20のX方向の幅と同じ幅W1と、扁平管20のZ方向の高さと同じ深さD1と、を有している。これにより、凹部43には、扁平管20が挿入可能である。また、凹部43の+Z端面は、扁平管20の+Z端面と同形に形成されている。すなわち、凹部43の+Z端面は、扁平管20の+Z端面と同形の曲面に形成されている。これにより、凹部43は、扁平管20の+X端面、+Z端面及び、−端面に嵌合可能である。その結果、挿入部42と扁平管20が密接可能である。
連結部41と挿入部42は、図4Bに示すように、平板状に形成されている。これにより、連結部41と挿入部42は、直方体状に形成されたヘッダ部材30の壁部31に密接可能である。
図1に戻って、ロウ付け部材40は、挿入部42に扁平管20が挿入され、連結部41と挿入部42がヘッダ部材30の壁部31に隣接した状態で、扁平管20とヘッダ部材30をロウ付けしている。
次に、図5−図7を参照して、ロウ付け部材40を用いた熱交換器1の製造方法について説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器1の製造方法において、扁平管20をヘッダ部材30の管挿入孔32に挿入したときの扁平管20の断面図である。図6は、ロウ付け部材40を扁平管20に取り付けるときの扁平管20の側面図である。図7は、ロウ付け部材40を扁平管20に取り付けるときの、ロウ付け部材40とヘッダ部材30の断面図である。
まず、上述した形状のフィン10、扁平管20、ヘッダ部材30及びロウ付け部材40を作製する。これらの部材のうち、フィン10、扁平管20及びヘッダ部材30は、純アルミニウム又はアルミニウム合金の金属板で作製する。これに対して、ロウ付け部材40は、置きロウとして機能させるため、フィン10、扁平管20及びヘッダ部材30の材料よりも融点の低いアルミニウム合金の金属板で作製する。その金属板には、後述するロウ付けで必要とされるロウの量に応じた厚みのものを用いる。なお、これらの部材の作製方法は、例えば、プレス成形、押し出し成形、引き抜き成形である。
次に、作製された扁平管20をフィン10の切り欠き11に嵌め込んで、扁平管20とフィン10を組み付ける。そして、組み付けた扁平管20とフィン10を、挿しロウ法、置きロウ法によってロウ付けして、熱交換器コアと呼ばれる中間部品を作製する。
続けて、熱交換器コアとヘッダ部材30とを接続する。詳細には、図5に示すように、ヘッダ部材30の壁部31に形成された管挿入孔32に、扁平管20の端部を挿入する。
次に、熱交換器コアの、管挿入孔32に挿入された扁平管20に、ロウ付け部材40を取り付ける。詳細には、図6に示すように、扁平管20の+Z端面よりもさらに+Z側に、挿入部42の凹部43を配置し、その位置関係のまま、ロウ付け部材40を扁平管20の側へ、すなわち、−Z側へ押し込む。ロウ付け部材40の押し込みは、凹部43の+Z端面に、扁平管20の+Z端面が位置するまで行う。このとき、ロウ付け部材40をヘッダ部材30の壁部31に沿って−Z側へ押すとよい。これにより、ロウ付け部材40の挿入部42に扁平管20を挿入する。そして、押し込まれたロウ付け部材40をヘッダ部材30の壁部31側に移動させて、図7に示すように、ロウ付け部材40を壁部31に当接させる。
次に、ロウ付け部材40を置きロウにして、置きロウ法で扁平管20と壁部31をロウ付けする。詳細には、ロウ付け部材40が取り付けられた熱交換器コアを加熱して、ロウ付け部材40の一部を溶解させる。この加熱では、炉を用いて熱交換器コア全体を加熱する。続いて、加熱された熱交換器コアを冷却する。これにより、扁平管20と壁部31をロウ付けする。以上の工程により、熱交換器1が完成する。
以上のように、本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材40は、扁平管20が挿入可能な複数の挿入部42が連結部41によって連結されている。このため、複数の扁平管20に一括して挿入部42を取り付けることができる。その結果、ロウ付けの作業効率が高い。
挿入部42に形成された凹部43は、扁平管20の+Z端面と、+X端面及び−X端面と、に嵌合する形状に形成されている。また、挿入部42と連結部41は、平板状に形成され、直方体状に形成されたヘッダ部材30の壁部31に隣接可能である。このため、ロウ付け部材40と扁平管20、ロウ付け部材40とヘッダ部材30を密接させてロウ付けすることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係るロウ付け部材60は、円筒管とヘッダ部材30とをロウ付けするロウ付け部材である。以下、図8及び図9を参照して実施の形態2に係るロウ付け部材60の構成を説明する。実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成について説明する。なお、実施の形態2に係る熱交換器1は、実施の形態1で説明した扁平管20の替わりに、直線状に延在する円筒管70を備えている。円筒管70は、円筒状であることを除いて、実施の形態1の扁平管20の構成と同じである。また、フィン10とヘッダ部材30は、円筒管70が嵌合する切り欠き11の形状と、円筒管70が挿入される管挿入孔32の形状と、を除いて、実施の形態1の構成と同じである。このため、実施の形態2では、円筒管70、フィン10及びヘッダ部材30の説明は省略する。
図8は、本発明の実施の形態2に係るロウ付け部材60の側面図である。図9は、本発明の実施の形態2に係るロウ付け部材60を円筒管70に取り付けたときのロウ付け部材の断面図である。なお、図9では、理解を容易にするため、円筒管70の管軸に対する垂直断面の形状の内部の空洞を省略している。
図8に示すように、ロウ付け部材60は、半円状の凹部63が形成された挿入部62を備えている。
挿入部62は、図8及び図9に示すように、連結部61から−Z方向に延在している。その延在する長さは、後述する、凹部63の深さD2と同じである。
これに対して、凹部63は、図9に示すように、挿入部62の−Z端を+Z方向に、円筒管70の外径と同じ幅W2で切り欠いた形状に形成されている。その深さは、円筒管70の外径と同じ深さD2である。そして、凹部63の+Z端面は、管軸C1を通るXY平面で円筒管70を切断して得られる半円筒と同形に形成されている。これにより、凹部63は、ロウ付け部材60が円筒管70に取り付けられた場合に、円筒管70の+Z端面と嵌合して密接する。
なお、ロウ付け部材60全体、すなわち連結部61と挿入部62が、平板状に形成されている。実施の形態1と同じ構成のため、説明を省略する。また、実施の形態2に係る熱交換器1の製造方法は、円筒管70とロウ付け部材60を用いることを除いて、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、実施の形態2に係るロウ付け部材60には、半円筒状の+Z端面を有する凹部63が形成されている。このため、ロウ付け部材60は、円筒管70の+Z端面と嵌合して密接した状態で、円筒管70に配置することが可能である。また、ロウ付け部材60は、平板状に形成されている。このため、ヘッダ部材30に隣接して配置することが可能である。その結果、ロウ付け部材60は、円筒管70とヘッダ部材30を確実にロウ付けすることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、実施の形態1及び2では、ヘッダ部材30が直方体状である。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明では、ヘッダ部材30の形状は任意である。ヘッダ部材30は、管挿入孔32が形成された壁部31に、連結部41、61及び挿入部42、62が隣接可能であればよい。
図10は、ロウ付け部材40、60とヘッダ部材30の変形例の断面図である。
図10に示すように、ヘッダ部材30が円筒状であってもよい。そして、ヘッダ部材30の円筒壁33に管挿入孔32が形成されてもよい。この場合、ロウ付け部材40、60全体、すなわち、連結部41、61と挿入部42、62をあわせた全体が円弧に曲げられた板の形状であるとよい。その円弧は、ヘッダ部材30と同径、同心であるとよい。このような形態であれば、ロウ付け部材40、60をヘッダ部材30の円筒壁33に隣接させてロウ付けすることができる。このように、ヘッダ部材30の形状は任意である。また、ロウ付け部材40、60は、ヘッダ部材30の壁部31の形状に嵌合可能な形状であれば、よい。
実施の形態1では、ロウ付け部材40に形成された凹部43が、扁平管20の+X端面と−X端面とに嵌合可能である。しかし、本発明では、熱交換器1に扁平管20が使用される場合に、凹部43の+Z端面が扁平管20の+Z端面の形状と同形であればよい。すなわち、凹部43が扁平管20の+Z端面に嵌合可能であればよい。このような形状であっても、扁平管20をロウ付けして、ヘッダ部材30に固定することができる。
実施の形態1では、扁平管20の管軸C1の垂直断面において、長手方向がZ方向に平行に向けられている。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明では、扁平管20は、管軸C1が互いに対向してかつ間隔をあけて配置されていればよい。そして、ロウ付け部材40、60は、扁平管20の管軸C1が並ぶ方向と交差する方向から、扁平管20を挿入することが可能な凹部43、63が形成された複数の挿入部42、62を有していればよい。
図11は本発明の実施の形態1に係るロウ付け部材80の変形例の断面図である。図11に示すように、扁平管90の管軸C1の垂直断面での長手方向が、X方向に対して傾斜していてもよい。この場合、凹部83がX方向に対して傾斜する内壁を有し、扁平管90が挿入可能であればよい。
なお、実施の形態1では、熱交換器の構成の配置について、平行、垂直等の表現で説明しているが、本明細書でいうところの、平行、垂直とは、熱交換器を組立可能な程度に概ね平行、垂直であることをいうものである。
実施の形態1及び2では、ロウ付け部材40、60が板状である。しかし、本発明はこれに限定されない。ロウ付け部材40、60は、柱状であってもよい。ロウ付け部材40、60が、凹部43、63と連結部41、61を備え、凹部43、63と連結部41、61がヘッダ部材30の壁部31に隣接可能な形状である限り、その形状は任意である。
実施の形態1及び2では、フィン10、扁平管20及びヘッダ部材30が金属板だけで作製されているが、これらの部材に、目的に応じて表面処理膜、例えば、防食膜、防汚膜、親水膜、ロウ材料被覆膜などを設けてもよい。また、犠牲陽極層を設けてもよい。
実施の形態1及び2では、熱交換器1の冷媒を流すための管を、管の形状から扁平管20、円筒管70と称しているが、熱交換器1で熱を伝える管であることから、伝熱管と称されてもよい。
1 熱交換器、10 フィン、11 切り欠き、20 扁平管、30、30A、30B ヘッダ部材、31 壁部、32 管挿入孔、33 円筒壁、40 ロウ付け部材、41 連結部、42 挿入部、43 凹部、60 ロウ付け部材、61 連結部、62 挿入部、63 凹部、70 円筒管、80 ロウ付け部材、83 凹部、90 扁平管、C1 管軸、C2 中心、D1、D2 深さ、L ピッチ、W1、W2 幅

Claims (7)

  1. 管軸が互いに対向してかつ間隔をあけて配置された複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管がそれぞれ挿入された複数の管挿入孔が形成された壁部を有するヘッダ部材と、をロウ付けするためのロウ付け部材であって、
    前記複数の伝熱管の管軸が並ぶ方向と交差する方向から、前記伝熱管を挿入することが可能な凹部が形成された複数の挿入部と、
    前記複数の挿入部を連結する連結部と、
    を備え、
    前記複数の挿入部と前記連結部は、前記壁部に隣接可能である、
    ロウ付け部材。
  2. 前記凹部は、前記複数の伝熱管の管軸が並ぶ方向と前記管軸の軸方向とに垂直な方向から、前記伝熱管を挿入することが可能である、
    請求項1に記載のロウ付け部材。
  3. 前記伝熱管は、前記管軸に対する垂直断面視で扁平に形成された扁平管であり、
    前記凹部は、前記垂直断面視の、前記扁平管の長手方向端部の外形と同形に形成され、前記扁平管が嵌合可能である、
    請求項1又は2に記載のロウ付け部材。
  4. 前記伝熱管は、前記管軸に対する垂直断面視で円形に形成された円筒管であり、
    前記凹部は、前記円筒管の外径と同径の半円に形成され、前記円筒管が嵌合可能である、
    請求項1又は2に記載のロウ付け部材。
  5. 前記連結部は、直線状に延在し、
    前記複数の挿入部は、前記連結部から前記複数の伝熱管の側に突出し、全体で櫛歯状に形成されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のロウ付け部材。
  6. 前記複数の挿入部と前記連結部が板状に形成されている、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のロウ付け部材。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のロウ付け部材と
    管軸が平行かつ間隔をあけて配置された複数の伝熱管と、
    前記複数の伝熱管がそれぞれ挿入された複数の管挿入孔が形成された壁部を有するヘッダ部材と、
    を備え、
    前記凹部には、前記複数の伝熱管の管軸が並ぶ方向と交差する方向から、前記伝熱管が挿入され、
    前記複数の挿入部と前記連結部が前記壁部に隣接している、
    熱交換器。
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