JP2020187648A - 情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自己承認であるか否かの確認の処理負担を削減しつつ、自己承認であることの注意喚起及びその記憶により内部統制を強化することが可能な情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供する。【解決手段】情報処理サーバ2は、経費データにより示される経費の申請者を示す申請者データ及びその承認者を示す承認者データをそれぞれ取得し、申請者と承認者との組み合わせに応じて経費の承認が自己承認であるか否かを判定し、自己承認が警告の対象とされている場合において、自己承認と判定された承認が警告の対象である旨を承認者端末において告知させる。そして、警告の対象である旨が告知された後にその承認を実行する旨の操作が行われたとき、その経費の承認が自己承認である旨を経費データに関連付けて告知可能に記憶する。【選択図】図4

Description

本発明は、旅費等の経費の承認に関する処理を行う情報処理システムの技術分野に属する。
企業活動においては、その企業に属する社員が出張する場合の旅費や、出張先において業務上発生する費用等が、いわゆる経費として日常的に発生する。また経費は、上記出張以外の通常の企業活動においても発生する。このような経費については、それに対応する業務が終了した時点で精算される必要がある。この精算に当たっては、必要となった経費を示す明細データを、その精算を所望する者(例えば、上記出張した社員等)が作成し、その経費についての承認者の承認を得て、精算が行なわれることになる。
このとき、上記経費の承認処理を電子的に行う場合に、いわゆる「承認ワークフロー」が用いられる場合がある。このような承認処理に用いられる上記承認ワークフローに関する先行技術を開示している文献としては、例えば下記特許文献1及び下記特許文献2が挙げられる。
このとき、下記特許文献1には、上記承認ワークフローに基づく承認作業を効率化するための構成について開示されている。また、下記特許文献2には、多種多様なイベントからなる法人活動において、承認ワークフローによる承認作業を、状況に応じて適切に行うための構成について開示されている。
特開2011−191964号公報 特開2017−201562号公報
ここで近年、いわゆる「企業コンプライアンス」の問題として、企業における内部統制の強化の要望が強まっている。この内部統制の強化の一環として、上記経費の承認を厳密に行うことが求められる場合がある。より具体的には、上記経費の精算の承認において、精算を所望する者が自らその精算の申請を承認する、又はその精算内容を代理で入力した者が自らその精算の申請を承認する、いわゆる「自己承認」を制限することが求められる場合がある。このような自己承認には、例えば、承認権限を有する者が上記経費の精算を求める際に、自らその承認を行う場合も含まれる。そして、上述したような自己承認が自由に実行されることは、上記内部統制上は避けられるべきである。
一方、上記承認ワークフローにおいて、上述したような自己承認に対する制限を強化しようとすると、種々の処理負担が増加してしまうという問題点がある。より具体的に、例えば、上記承認ワークフローを、承認を所望する者及びその承認者以外の例えば管理者側で管理しようとする場合には、承認ワークフローとその承認者、及び承認対象となる経費の精算を所望する者を全て当該管理者側で把握した上で処理をすることや、全ての明細データが自己承認されているか否かを管理者側で全て確認する処理などが必要となり、これでは当該管理者における負担が過大となってしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、上記の要請及び問題点に鑑みて為されたものであり、自己承認であるか否かの確認の処理負担を削減しつつ、自己承認であることの注意喚起及びその記憶により内部統制を強化することが可能な情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、情報処理システムに含まれるコンピュータを、経費データにより示される経費の申請者、又は当該申請者の代理として当該経費を申請した代理申請者のいずれか一方を示す申請者データを取得する申請者データ取得手段、前記経費を承認する承認者、又は当該承認者の代理として当該経費を承認する代理承認者のいずれか一方を示す承認者データを取得する承認者データ取得手段、前記取得された申請者データにより示される者と前記取得された承認者データにより示される者との組み合わせに応じて当該経費の承認が自己承認であるか否かを示す自己承認判定データを参照して、当該承認者データにより示される者による前記経費の承認が前記自己承認となるか否かの判定を行う判定手段、前記自己承認の取り扱いを示す自己承認取扱データにより当該自己承認が警告の対象とされている場合において、前記判定の結果が当該自己承認であるとき、当該自己承認と判定された前記承認が当該警告の対象である旨を、前記承認者データにより示される者の承認者端末において告知させる告知制御手段、前記警告の対象である旨が告知された前記承認者端末において、前記自己承認と判定されている前記承認を実行する旨の承認操作が行われたとき、当該承認操作を受け付ける受付手段、及び、前記承認操作が受け付けられたとき、前記経費の承認が前記自己承認である旨を、当該経費を示す前記経費データに関連付けて告知可能に記憶手段に記憶させる記憶制御手段、として機能させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、経費データにより示される経費の申請者、又は当該申請者の代理として当該経費を申請した代理申請者のいずれか一方を示す申請者データを取得する申請者データ取得手段と、前記経費を承認する承認者、又は当該承認者の代理として当該経費を承認する代理承認者のいずれか一方を示す承認者データを取得する承認者データ取得手段と、前記取得された申請者データにより示される者と前記取得された承認者データにより示される者との組み合わせに応じて当該経費の承認が自己承認であるか否かを示す自己承認判定データを参照して、当該承認者データにより示される者による前記経費の承認が前記自己承認となるか否かの判定を行う判定手段と、前記自己承認の取り扱いを示す自己承認取扱データにより当該自己承認が警告の対象とされている場合において、前記判定の結果が当該自己承認であるとき、当該自己承認と判定された前記承認が当該警告の対象である旨を、前記承認者データにより示される者の承認者端末において告知させる告知制御手段と、前記警告の対象である旨が告知された前記承認者端末において、前記自己承認と判定されている前記承認を実行する旨の承認操作が行なわれたとき、当該承認操作を受け付ける受付手段と、前記承認操作が受け付けられたとき、前記経費の承認が前記自己承認である旨を、当該経費を示す前記経費データに関連付けて告知可能に記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、情報処理システムに含まれるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、経費データにより示される経費の申請者、又は当該申請者の代理として当該経費を申請した代理申請者のいずれか一方を示す申請者データを取得するステップと、前記経費を承認する承認者、又は当該承認者の代理として当該経費を承認する代理承認者のいずれか一方を示す承認者データを取得するステップと、前記取得された申請者データにより示される者と前記取得された承認者データにより示される者との組み合わせに応じて当該経費の承認が自己承認であるか否かを示す自己承認判定データを参照して、当該承認者データにより示される者による前記経費の承認が前記自己承認となるか否かの判定を行うステップと、前記自己承認の取り扱いを示す自己承認取扱データにより当該自己承認が警告の対象とされている場合において、前記判定の結果が当該自己承認であるとき、当該自己承認と判定された前記承認が当該警告の対象である旨を、前記承認者データにより示される者の承認者端末において告知させるステップと、前記警告の対象である旨が告知された前記承認者端末において、前記自己承認と判定されている前記承認を実行する旨の承認操作が行われたとき、当該承認操作を受け付けるステップと、前記承認操作が受け付けられたとき、前記経費の承認が前記自己承認である旨を、当該経費を示す前記経費データに関連付けて告知可能に記憶手段に記憶させるステップと、を含むことを特徴とする。
請求項1、請求項5又は請求項6のいずれか一項に記載の発明によれば、自己承認であるか否かの判定の処理負担を削減しつつ、自己承認であることの注意喚起及びその記憶により内部統制を強化することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理プログラムにおいて、前記自己承認取扱データにより前記自己承認が禁止とされている場合において、前記判定の結果が当該自己承認であるとき、前記告知制御手段は、当該自己承認と判定された前記承認が禁止されている旨を前記承認者端末において告知させ、前記受付手段は、前記禁止されている旨が告知された前記承認者端末において実行された前記承認操作の受け付けを禁止することを特徴とする。これにより、禁止されている自己承認が実行されることを有効に防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の情報処理プログラムにおいて、前記警告の対象である旨が告知された前記承認者端末において、前記自己承認と判定された前記承認をキャンセルする旨のキャンセル操作が実行されたとき、前記受付手段は当該キャンセル操作を受け付け、当該キャンセル操作が受け付けられたとき、前記告知制御手段は、前記承認の操作を終了する旨を前記承認者端末において告知させることを特徴とする。これにより、警告の対象となった自己承認の操作を確実に終了させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理プログラムにおいて、前記自己承認取扱データの内容を変更するために用いられる変更画面を、前記承認の管理を行う者の管理者端末において表示させる表示制御手段として前記コンピュータを更に機能させると共に、前記内容を変更するための変更操作が前記変更画面を用いて前記管理者端末において実行されたとき、前記受付手段は当該変更操作を受け付け、前記変更操作が受け付けられたとき、前記記憶制御手段は、前記内容の変更後の前記自己承認取扱データの記憶を制御することを特徴とする。これにより、自己承認の取り扱いを、管理者が変更(制御)することが可能となる。
本発明によれば、自己承認であるか否かの判定の処理負担を削減しつつ、自己承認であることの注意喚起及びその記憶により内部統制を強化することが可能となる。
実施形態の情報処理システムSの概要構成の一例を示す図である。 実施形態の明細データの一例及び実施形態の自己承認取扱データの一例をそれぞれ示す図である。 実施形態のシステム制御部23の機能ブロックの一例を示す図である。 実施形態の自己承認制限時における承認者端末1等と情報処理サーバ2との間のやり取りを示すシーケンス図である。 実施形態の初期設定画面の一例を示す図である。 実施形態の明細データの承認用画面の一例を示す図である。 (a)は実施形態の警告メッセージの一例を示す図である。(b)は実施形態の自己承認警告表示の一例を示す図である。 実施形態の禁止メッセージの一例を示す図である。 変形形態の明細データの承認用画面の一例を示す図である。 (a)は変形形態の警告メッセージの第一例を示す図である。(b)は変形形態の警告メッセージの第二例を示す図である。 変形形態の禁止メッセージの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態及びその変形形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態及び変形形態は、クラウド型の情報処理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態及び変形形態である。
[1.情報処理システムSの構成及び機能]
先ず、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る情報処理システムSの構成及び概要機能について説明する。図1は、情報処理システムSの概要構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システムSは、承認者端末1(本発明の承認者端末の一例)、情報処理サーバ2(本発明の情報処理装置の一例)、申請者端末3及び管理者端末4等を含んで構成されている。承認者端末1、情報処理サーバ2、申請者端末3及び管理者端末4は、それぞれ、インターネット等のネットワークNWに接続される。なお、図1の例では、承認者端末1、申請者端末3及び管理者端末4のそれぞれを1台ずつ示しているが、実際には、複数台の承認者端末及び申請者端末が存在し、また、管理者端末が複数台存在してもよい。
承認者端末1は、情報処理サーバ2にログインするためのアカウントが発行された組織(例えば、企業)のユーザである承認者又は当該承認者を代理して承認する代理承認者により使用される。なお、以下の説明において、「承認者」とは、経費の精算を申請する申請者(上記ユーザの一人でもある申請者)又は当該申請者を代理して申請をする代理申請者からの当該申請について、当該精算を承認する権限を有する、例えば上記組織の経理担当者又は当該申請者の上司に当たる者をいう。なお、以下の説明において、上記申請者又は上記代理申請者を纏めていう場合、「申請者等」と称する。また、同様に、上記承認者又は上記代理承認者を纏めていう場合、「承認者等」と称する。承認者端末1は、ウェブブラウザによりネットワークNWを介して情報処理サーバ2にアクセスしてログインした後、情報処理サーバ2から送信された画面データ(例えば、ウェブページ)に従ってディスプレイ上に各種画面を表示する。承認者等による上記ログインの際には、当該ログインを行う承認者等自身の職位を識別するための識別コードや、当該承認者等が属する組織を識別するための情報等が、承認者等データとして承認者端末1から情報処理サーバ2に送信される。上記ログインの際に承認者端末1から送信される上記識別コードにより、その承認者等が申請者等に対して経費の精算の承認権限を有するか否か等が示される。なお、承認者端末1には、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はタブレット等が適用可能である。
申請者端末3は、上記申請者等により使用される。申請者端末3も、上記承認者端末1と同様に、ウェブブラウザによりネットワークNWを介して情報処理サーバ2にアクセスしてログインした後、情報処理サーバ2から送信された画面データ(例えば、ウェブページ)に従ってディスプレイ上に各種画面を表示する。申請者等による上記ログインの際には、当該ログインを行う申請者等自身の職位を識別するための識別コードや、当該申請者等が属する組織を識別するための情報等が、申請者等データとして申請者端末3から情報処理サーバ2に送信される。上記ログインの際に申請者端末3から送信される上記識別コードにより、その申請者等と上記承認者等との関係(その申請者等による経費の精算の承認がその承認者等により実行されるべきか否か等)等が示される。申請者端末3も、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はタブレット等が適用可能である。なお、例えば、上記経理担当者の業務の際に当該経理担当者自身に発生した経費の精算が申請される場合は、その経理担当者自身が自らその申請を承認することで、上記自己承認となる場合があり得る。また、上記承認権限を有する承認者の特定については、上記識別コードによるものの他、例えば、申請者端末3を操作する申請者が、当該申請者の職位等に基づき、当該申請者が使用する申請者端末3における選択操作により特定するように構成してもよい。或いは、後述する管理者が、当該申請者の職位等に基づき、当該管理者が使用する管理者端末4上に表示される図示しない管理画面における選択操作により特定するように構成してもよい。
管理者端末4は、上記申請者等からの経費精算の申請の上記承認者等による承認の規則等を管理する管理者により使用される。この管理者は、通常、上記申請者等及び上記承認者等と同じ組織に属する組織の管理者であり、情報処理システムSの管理者でもある。管理者端末4も、上記承認者端末1と同様に、ウェブブラウザによりネットワークNWを介して情報処理サーバ2にアクセスしてログインした後、情報処理サーバ2から送信された画面データ(例えば、ウェブページ)に従ってディスプレイ上に各種画面を表示する。なお、管理者端末4もまた、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はタブレット等が適用可能である。
情報処理サーバ2は、クラウド環境に構築され、クラウドサービスを提供するためのサーバである。クラウドサービスの一例として、経費(交通費、旅費など)又はその承認に関わる処理を一元管理するサービスがあるが、特に限定されるものではない。なお、情報処理サーバ2は、一台のコンピュータにより構成されていてもよいし、複数台のコンピュータにより構成されていてもよい。また、情報提供サーバ2は、図1に示すように、通信部21、記憶部22、及びシステム制御部23等を備える。
通信部21は、システム制御部23の制御の下、ネットワークNWを介して承認者端末1、申請者端末3及び管理者端末4との間で通信を行う。記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ等から構成され、OS(オペレーティングシステム)、OS上で動作する各種アプリケーション、及び各種データを格納する。各種データには、アプリケーションで使用される設定データ、及びアプリケーションに従って実行された処理で得られたデータ等が含まれる。各種アプリケーションには、例えば、実施形態の自己承認制限アプリケーションが含まれる。実施形態の自己承認制限アプリケーションは、申請者等が申請者端末3を用いて作成した実施形態の明細データにより示される精算の申請の、当該申請者との関係における承認者等による承認者端末1を用いた確認及び承認において、その承認が自己承認に該当する場合の当該自己承認を制限するためのアプリケーションである。実施形態の明細データにより示される上記精算又はその対象には、例えば、「交通費精算」、「出張申請」、「出張精算」、「海外出張申請」、「海外出張精算」、「経費申請」、「経費精算」、「交際費申請」及び「交際費精算」等がある。実施形態の申請者端末3及び承認者端末1上には、上記精算又はその対象毎に、それぞれ、申請画面及び承認用画面が表示される。また、実施形態の管理者端末4上には、上記申請者等と上記承認者等との関係に応じて、その申請者等による経費の精算が上記自己承認に該当する場合の取り扱い方法を設定するための後述する初期設定画面が表示される。
このとき、実施形態の自己承認であるか否かは、上記申請者等と、上記承認者等との関係等に基づいて予め設定されており、その内容は、後述する自己承認取扱データとして記憶部22内に予め格納されている。また、上記申請された経費の承認が自己承認となった場合の取り扱い方法、即ち、当該自己承認を「禁止」とするか、承認する承認者等の承認者端末1上における「警告の対象」とするか、又は「許可」とするかは、上記管理者端末4を使用する管理者により設定される。そして、当該設定の結果も、上記自己承認取扱データに含まれて記憶部22内に予め格納されている。
実施形態の明細データは、上記申請者の例えば出張に必要な旅費や宿泊費等の経費をその申請者等が申請し、それが情報処理サーバ2に登録されることで生成されるデータである。明細データについては、後ほど例示しつつ詳述する。なお、自己承認制限アプリケーションには、本発明の情報処理プログラムが組み込まれる。
記憶部22には、上記明細データ等のデータを記憶するためのデータベース221が構築されている。データベース221は、本発明における「記憶手段」の一例である。上記データのそれぞれには、固有の名称及び固有のID(識別情報)が付与される。そして、各データは、アカウントが発行された組織毎に区別された記憶場所に、組織のアカウント情報に対応付けられて記憶される。なお、組織のアカウント情報には、組織名、組織ID、及びパスワード等を含む組織の固有情報が含まれる。図2は、実施形態の明細データ221aの一例を、テーブル形式(言い換えれば、リスト形式)で表した図である。
図2に示す明細データ221aは、上記申請者(例えば、社員)が、例えば出張の行程(移動)の一区間ごとに入力して登録した、旅費や宿泊費等の経費の情報、及び日付等の情報を示している。図2に示す明細データ221aの一例では、宿泊を伴い且つ新幹線を使って目黒から大阪方面に出張する申請者等が入力して登録した、その行程の区間、移動方法、必要な費用(旅費及び宿泊費等)並びにその支払い元等を示す情報を含む各フィールドが、当該一区間ごと及び一宿泊ごとに、一レコードとしてそれぞれ登録されている。明細データ221aの各レコードは、登録済明細IDにより相互に識別されている。なお、図2に例示する明細データ221aの登録内容は、あくまで一例である。更に、図2に示す明細データ221aは、情報処理サーバ2とは異なる他のサーバ(例えば、データベースサーバ)に記憶されてもよい。
図2に示す自己承認取扱データ221bは、上記申請者等と、上記承認者等と、の組み合わせにおいて、それが実施形態の自己承認に該当する場合と、当該自己承認に該当した場合の実施形態の自己承認制限上の取り扱い(即ち、上記「禁止」とするか、上記「警告の対象」とするか、又は上記「許可」とするか、のいずれか)について示している。図2に示す自己承認取扱データ221bの例において、「ユーザA」、「ユーザB」及び「ユーザC」は、相互に別の人物である。そして、実施形態の自己承認取扱データ221bでは、
i)その第1例(「自分−自分」パターン)として、申請者と承認者が同一人物(図2に例示する場合はユーザA)である場合を自己承認としている。また、
ii)その第2例(「代理−自分」パターン)として、代理申請者たるユーザAが申請者たるユーザBに代わって実際の申請をし、それを、ユーザBとの関係で承認者となる当該ユーザAが承認する場合を自己承認としている。また、
iii)その第3例(「自分−代理」パターン)として、申請者であるユーザAが実際の申請をし、それを、当該ユーザAとの関係で承認者となるユーザCの代理として当該ユーザAが承認する場合を自己承認としている。また、
iv)その第4例(「代理−代理」パターン)として、代理申請者たるユーザAが申請者たるユーザBに代わって実際の申請をし、それを、当該ユーザBとの関係で承認者となるユーザCの代理として当該ユーザAが承認する場合を自己承認としている。また、
v)その第5例(「被代理−自分」パターン)として、申請者たるユーザAがユーザBに代理の申請を依頼し、それを、当該ユーザA自身が承認する場合を自己承認としている。最後に、
vi)その第6例(「被代理−代理」パターン)として、申請者たるユーザAがユーザBに代理の申請を依頼し、それを、当該ユーザAとの関係で承認者となるユーザCの代理として当該ユーザAが承認する場合を自己承認としている。
これらに加えて、自己承認取扱データ221bには、上記i)乃至vi)の各場合である自己承認を、上記「禁止」とするか、上記「警告の対象」とするか、或いは「許可」とするか、を示すデータ(フラグ等)が、管理者端末4における、後述する初期設定画面を用いた設定に基づいて、予め格納されている。
システム制御部23は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等から構成され、対応するOS上で動作するアプリケーションに従ってCPUが各種処理を実行する。図3は、システム制御部23の機能ブロックの一例を示す図である。図3に示すように、システム制御部23は、明細データ取得部231、表示制御部232、自己承認判定部233、承認結果取得部234、警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部235、承認登録部236及び初期設定部237等として機能する。即ち、実施形態の自己承認制限アプリケーションによって、コンピュータとしてのシステム制御部23は、明細データ取得部231、表示制御部232、自己承認判定部233、承認結果取得部234、警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部235、承認登録部236及び初期設定部237として機能する。なお、システム制御部23は、本発明における「申請者データ取得手段」の一例及び「承認者データ取得手段」の一例である。自己承認判定部233は、本発明における「判定手段」の一例である。警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部235は、本発明における「告知制御手段」の一例である。承認登録部236は、本発明における「受付手段」の一例及び「記憶制御手段」の一例である。初期設定部237は、本発明における「表示制御手段」の一例である。
明細データ取得部231は、申請者等が操作する申請者端末3において入力された上記明細データを、ネットワークNWを介して取得し、これを上記明細データ221aのレコードとして記憶部22のデータベース221に格納する。これに加えて、承認者端末1において、承認者等による経費の申請の承認が行われる場合、明細データ取得部231は、承認者端末1を使用する承認者等からの要求(後述する承認用画面取得要求)に基づいて、必要な明細データ221aのレコードをデータベース221から読み出して、表示制御部232に出力する。
表示制御部232は、承認者端末1を使用する承認者等からの上記要求に基づいて明細データ221aのレコードに対する上記承認が行われる場合、上記要求に対応した明細データ221aのレコードを、明細データ取得部231を介して取得する。そして、表示制御部232は、取得した明細データ221aのレコードを、ネットワークNWを介して承認者端末1に送信して表示させる。また、上記承認が承認者端末1上で行われる場合、表示制御部232は、その承認に必要な承認用画面のデータを、ネットワークNWを介して当該承認者端末1に送信する。この承認用画面のデータには、自己承認判定部233による後述する判定結果が反映されている。承認用画面については、後ほど図6を主として用いて詳説する。
自己承認判定部233は、承認者端末1を使用する承認者等により、明細データ221aの一レコードに対する上記承認が行われる場合、データベース221から自己承認取扱データ221bを取得する。また、自己承認判定部233は、ログイン時に承認者端末1を介して取得された上記承認者等データと、ログイン時に申請者端末3を介して取得された上記申請者等データとを取得している。承認者等データは、結果的に、実施形態の承認を行う承認者又はその代理承認者を示す承認者等データである。また、申請者等データは、結果的に、実施形態の承認の対象となる明細データ221aの一レコードを作成した申請者又はその代理申請者を示す申請者等データである。これらにより、自己承認判定部233は、上記承認者等データと、上記申請者等データとに基づき、自己承認取扱データ221bの内容(特に、その項目「取扱」の内容)に応じて、上記承認が実施形態の自己承認に該当するか否かを判定し、その判定結果を、表示制御部232、警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部235及び承認登録部236に出力する。より具体的に、自己承認判定部233は、上記承認が、その承認者等とその申請者等との関係により、図2に例示される自己承認取扱データ221bの各パターンのいずれかに該当した場合、上記承認が自己承認となると判定し、その判定結果を出力する。この判定結果には、判定日時、上記申請者等データ、上記承認者等データ、承認の対象となった明細データ221aの登録済明細ID、及び判定結果の内容等が含まれている。これにより、表示制御部232は、当該判定結果を反映させた上記承認用画面のデータを、ネットワークNWを介して当該承認者端末1に送信する。
承認結果取得部234は、承認者端末1を使用する承認者等により、明細データ221aの一レコードに対する承認が行われた場合、その承認結果を承認者端末1からネットワークNWを介して取得し(受け付け)、警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部235に出力する。この承認結果は、承認対象たる明細データ221aの一レコードに対する承認者等による承認結果である。
警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部235は、自己承認判定部233から取得した上記判定結果により、承認結果取得部234により取得された承認結果に相当する承認が、当該承認が行われた際の申請者等と、承認者等との関係により自己承認となることが示されており、且つ実施形態の自己承認制限(より具体的には、自己承認取扱データ221b)において当該自己承認が「警告の対象」とされている場合、その承認が自己承認となる旨の警告メッセージを生成し、ネットワークNWを介して承認者端末1に送信して表示させる。この警告メッセージについては、後ほど図6及び図7(a)を主として用いて詳述する。この警告メッセージにより、承認者端末1を使用する承認者等は、現在承認しようとしている経費の精算が自己承認であることを認識する。これに対し、上記判定結果により、上記取得された承認結果に相当する承認が自己承認とならないことが示されている場合、警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部235は、当該承認が完了する旨の図示しない承認完了メッセージを生成し、ネットワークNWを介して承認者端末1に送信して表示させる。この承認完了メッセージにより、承認者端末1を使用する承認者等は、現在承認しようとしている経費の精算の承認が完了することを認識する。
承認登録部236は、自己承認判定部233から取得した上記判定結果により上記承認が上記自己承認であることが示されている場合において、上記警告メッセージの内容を認識した承認者等による後述の承認確認操作が行われたとき、当該承認確認操作に対応する承認確認データを、ネットワークNWを介して承認者端末1から取得する。この場合の承認確認操作は、上記警告メッセージに対応する承認が自己承認である旨を認識した上で承認者等により行われた承認確認操作である。その後、承認登録部236は、取得した承認確認データに対応する承認登録データ(即ち、上記申請者等による経費の精算の承認が承認者等により行われた旨の承認登録データ)をデータベース221に格納する。これにより、申請者等により作成された明細データ221aの一レコードの精算が(自己承認ながら)承認されたことがデータベース221に格納される。よって、その明細データ221aを、例えば帳票データとして後ほどデータベース221から読み出した場合、その帳票データには、当該自己承認された旨の自己承認警告表示が含まれて、例えば、対応する申請者端末3上や管理者端末4上で表示される。この自己承認警告表示ついては、後ほど図7(b)を主として用いて詳説する。これに対し、自己承認判定部233から取得した上記判定結果により上記承認が上記自己承認であることが示されていない場合、承認登録部236は、当該承認済みの承認登録データをデータベース221に格納する。
初期設定部237は、図2に示す自己承認取扱データ221bの内容の変更を含む後述する初期設定が管理者端末4を操作する管理者により指示された場合、当該指示に対応する初期設定画面を、ネットワークNWを介して当該指示を送信してきた管理者端末4に送信して表示させる。その後、当該初期設定画面を用いて上記内容の変更が設定された場合、初期設定部237は、ネットワークNWを介して管理者端末4から当該設定結果を取得し、その内容をデータベース221に格納されている自己承認取扱データ221bに反映させる。この初期設定画面については、後ほど図5を主として用いて詳説する。
[2.情報処理システムSの動作]
次に、図4〜図7を参照して、実施形態の自己承認制限アプリケーションによる明細データ221aの一レコードに対する自己承認制限における情報処理システムSの動作について説明する。図4は、上記自己承認制限時における承認者端末1等と情報処理サーバ2との間のやり取りを示すシーケンス図である。図5は、実施形態の初期設定画面の一例を示す図である。図6は、実施形態の明細データの承認用画面の一例を示す図である。図7は、実施形態の警告メッセージの一例及び自己承認警告表示の一例をそれぞれ示す図である。以下の説明では、明細データ221aの一レコードの精算の申請の承認に対する実施形態の自己承認制限アプリケーションによる自己承認の制限を、単に「実施形態の自己承認制限」と称する。
初めに、実施形態の自己承認制限における情報処理システムSの動作について説明する前に、管理者端末4を使用する管理者により実行される各設定処理について説明する。即ち、実施形態の自己修正制限が実行される前提となるいわゆる初期設定として、実施形態の明細データの承認用画面の初期設定、及び実施形態の明細データ作成画面の初期設定が行われる。当該承認用画面等の初期設定は、管理者端末4を使用した管理者による自己承認取扱データ221bの設定を含む。実施形態の初期設定は、管理者端末4と情報処理サーバ2とのセッションが確立され、管理者端末4から情報処理サーバ2へのログインが行われた後、管理者端末4を使用する管理者による操作に応じて開始される。即ち、図4に示すように、実施形態の初期設定は、管理者端末4から、当該初期設定を行う旨と共に、当該初期設定を行うための初期設定画面の取得要求が、ネットワークNWを介して送信されることで開始される(ステップS1)。この取得要求には、当該取得要求を送信する管理者端末4を承認者端末1又は申請者端末3から識別するための端末IDが含まれている。
上記初期設定画面の取得要求が送信されてくると、システム制御部23の初期設定部237は、必要な項目が含まれている初期設定画面を、当該初期設定画面の取得要求を送信してきた管理者端末4に送信して表示させる(ステップS2)。ステップS2における初期設定画面の送信は、上記取得要求と共に送信されてきた上記端末IDを手掛かりとして行われる。
ステップS2で管理者端末4のディスプレイに表示される初期設定画面は、図5に例示する初期設定画面30である。この初期設定画面30には、上記申請者端末3における明細データの作成の際に申請者端末3において表示される上記明細データ作成画面の初期設定等を示す申請画面設定欄30aと、上記承認者端末1における明細データの承認の際に承認者端末1において表示される上記承認用画面の初期設定等を示す承認用画面設定欄30bと、が設けられている。このうち、実施形態の自己承認制限に関連する新たな項目は、承認用画面設定欄30bにおける自己承認設定欄30baである。自己承認設定欄30baでは、明細データについての承認が自己承認となると判定されたとき、その自己承認と判定された承認を、上記「禁止」とするか、上記「警告の対象」とするか、或いは「許可」とするかが、例えば図5に例示するラジオボタンの操作(例えばクリック操作。以下、同様。)により設定される。これに加えて、自己承認の上記各パターンの修正又は追加に用いられる画面が初期設定画面に含まれていてもよい。初期設定画面を用いて設定された結果は、設定結果として、ネットワークNWを介して管理者端末4から初期設定部237により取得される(ステップS3)。初期設定部237は、取得した設定結果を、自己承認取扱データ221bの一部(図2参照)に反映させて(即ち、自己承認取扱データ221bの内容を変更して)データベース221に格納する(ステップS4)。
続いて、実施形態の自己承認制限における情報処理システムSの動作について説明する。実施形態の自己承認制限は、上述したように、データベース221に格納されている明細データ221aの一レコードを対象とする。この明細データ221aのデータベース221への格納は、申請者端末3と情報処理サーバ2とのセッションが確立され、申請者端末3から情報処理サーバ2へのログインが行われた後、申請者端末3を使用する申請者等による操作に応じて開始される。このログイン時には、上記申請者等データが申請者端末3から情報処理サーバ2にネットワークNWを介して送信される。そして、図4に示すように、実施形態の明細データ221aのデータベース221への格納は、いずれかの申請者端末3から、当該格納を行う旨と共に、当該格納の対象となる新たな明細データ221aを作成するための明細データ作成画面の取得要求がネットワークNWを介して送信されることで開始される(ステップS5)。この取得要求には、当該取得要求を送信する申請者端末3を他の申請者端末3、管理者端末4又は承認者端末1から識別するための端末IDが含まれている。
上記明細データ作成画面の取得要求が送信されてくると、システム制御部23の表示制御部232は、必要な項目が含まれている明細データ作成画面を、当該明細データ作成画面の取得要求を送信してきた申請者端末3に送信して表示させる(ステップS6)。ステップS6における明細データ作成画面の送信は、上記取得要求と共に送信されてきた上記端末IDを手掛かりとして行われる。
そして、申請者端末3において、上記明細データ作成画面を用いた明細データの作成(具体的には、当該明細データを構成する各項目の内容の入力)が完了すると、当該作成された明細データが、ネットワークNWを介して情報処理サーバ2に送信される(ステップS7)。これにより、システム制御部23は、送信されてきた明細データを、図2に例示する明細データ221aとしてデータベース221内に格納(登録)する(ステップS8)。
続いて、実施形態の自己承認制限における情報処理システムSの動作について説明する。実施形態の自己承認制限は、承認者端末1と情報処理サーバ2とのセッションが確立され、承認者端末1から情報処理サーバ2へのログインが行われた後、承認者端末1のユーザによる操作に応じて開始される。このログイン時には、上記承認者等データが承認者端末1から情報処理サーバ2にネットワークNWを介して送信される。そして、図4に示すように、実施形態の自己承認制限は、いずれかの承認者端末1から、経費の精算の申請の承認を行う旨と共に、当該承認の対象となる明細データ221aを特定するための登録済明細ID(図2参照)を含む承認用画面の取得要求がネットワークNWを介して送信されることで開始される(ステップS9)。この取得要求には、当該取得要求を送信する承認者端末1を他の承認者端末1、申請者端末3又は管理者端末4から識別するための端末IDが含まれている。
上記承認用画面の取得要求が送信されてくると、システム制御部23の自己承認判定部233は、当該取得要求の送信元たる承認者端末1を使用する承認者等を示す上記承認者等データと、現在の承認の対象となっている明細データ221aの一レコードを登録した申請者等を示す上記申請者等データとに基づき、自己承認取扱データ221bの内容に応じて、上記承認が実施形態の自己承認に該当するか否かを判定し、その判定結果を、表示制御部232等に出力する(ステップS10)。この判定結果には、上述したように判定結果の内容等が含まれている。これにより、システム制御部23の表示制御部232は、図6に示す承認用画面40を、当該承認用画面の取得要求を送信してきた承認者端末1に送信して表示させる(ステップS11)。ステップS11における承認用画面の送信は、上記承認用画面の取得要求と共に送信されてきた上記端末IDを手掛かりとして行われる。図6に示す承認用画面40には、承認用画面の取得要求と共に送信されてきた登録済明細IDに基づいて検索された明細データ及び申請者等を示す申請者等表示欄40aと、承認の対象となる明細データ221aの一レコードの内容が表示される明細データ表示欄40bと、実施形態の承認の際に操作される承認ボタン及び当該承認をしない場合に操作される差戻ボタンが表示される承認欄40cと、が含まれている。明細データ表示欄40bの各項目は、明細データ221aの一レコードに含まれている各項目にそれぞれ対応している。また、承認用画面40には、申請者等による申請時の(即ち承認前の)合計金額及び精算金額が表示された金額表示欄40dと、が設けられている。これらに加えて、上記判定結果により上記承認が実施形態の自己承認に該当する旨が示されており、且つ実施形態の自己承認制限において当該自己承認が「警告の対象」とされている場合、承認用画面40には、その旨を示す警告メッセージWが含まれている。警告メッセージWは、承認用画面40内の他の構成要素に対して識別可能な表示態様(例えば、その下地の色を黄色(警告色)とする等の表示態様)で表示される。
なお、上記判定結果により上記承認が実施形態の自己承認に該当する旨が示されていない場合、又は、実施形態の自己承認制限において当該自己承認が「許可」とされている場合、承認用画面40に上記警告メッセージWは含まれない。この場合には、上記承認ボタンが承認者端末1において操作されることで、必要な承認が行われる。
次に、上記承認用画面40が表示されている承認者端末1からは、当該承認用画面40の内容(上記警告メッセージWを含む場合と含まれない場合とがある)を確認した承認者等による承認結果が、ネットワークNWを介して承認者端末1から情報処理サーバ2に送信され、システム制御部23の承認結果取得部234により取得される(ステップS12)。この承認結果としては、例えば、上記警告メッセージWを確認した上で承認欄40cに含まれる承認ボタンが操作されたことによる承認の結果が含まれる。或いは、承認結果としては、上記警告メッセージWが表示されない承認用画面40の承認欄40cに含まれる承認ボタンが操作されたことによる通常の承認の結果が含まれる。更に、いずれの承認結果にも、その送信元たる承認者端末1の端末IDが含まれている。
次に、上記承認結果を取得したシステム制御部23の警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部235は、上記判定結果により、承認結果取得部234により取得された承認結果に相当する承認が自己承認となることが示されており、且つ実施形態の自己承認制限において当該自己承認が「警告の対象」とされている場合、その承認が自己承認となる旨の警告メッセージを更に生成し、ネットワークNWを介して承認者端末1に送信して改めて表示させる(ステップS13)。この警告メッセージは、図7(a)に例示する警告メッセージW1のように、当該警告である旨の自己承認警告表示W1aと、当該警告を前提としてもなおその経費の精算を承認する際に操作される承認ボタンW1bと、当該警告により当該承認を中止(キャンセル)する場合に操作されるキャンセルボタンW1cとが含まれている。警告メッセージW1は、承認者端末1上において、承認者端末1上で現在表示されている承認用画面40(図6参照)を例えば暗転させた上で、当該承認用画面40に重ねて例えばモーダル画像として表示される。この警告メッセージW1により、承認者端末1を使用する承認者等は、現在承認しようとしている経費の精算の承認が自己承認となることを改めて認識する(ステップS14)。
そして、図7(a)に例示する承認ボタンW1bが承認者端末1において改めて操作されると(ステップS14)、その旨の承認確認データが、ネットワークNWを介して承認者端末1から情報処理サーバ2に送信される(ステップS15)。この承認確認データには、その送信元たる承認者端末1の端末IDが含まれている。これに対し、図7(a)に例示するキャンセルボタンW1cが承認者端末1において操作された場合、当該キャンセルされた旨のデータが、ネットワークNWを介して承認者端末1から情報処理サーバ2に送信される。これにより、システム制御部23の表示制御部232は、当該承認者端末1において当該キャンセルされた旨を表示させる。
なお、上記判定結果により、上記承認が自己承認とならないことが示されている場合には、警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部235により上記承認完了メッセージが生成され、ネットワークNWを介して承認者端末1に送信されて表示される(ステップS13)。この承認完了メッセージにより、承認者端末1を使用する承認者等は、現在承認しようとしている経費の精算の承認が完了することを認識する。
情報処理サーバ2に送信された承認確認データは、システム制御部23の承認登録部236により取得される。これにより、承認登録部236は、上記判定結果により上記承認が上記自己承認であることが示されている場合において、上記承認確認データが承認者端末1から取得されたとき、取得した承認確認データに対応する承認登録データをデータベース221に格納する(ステップS16)。これにより、申請者等により作成された明細データ221aの一レコードの精算が、自己承認ながら承認されたことがデータベース221に格納される。そして、その明細データ221aを後ほどデータベース221から読み出した場合には、図7(b)に例示するように、当該自己承認された旨の自己承認警告表示WDが含まれた例えば帳票データ60が、例えば対応する申請者端末3上や管理者端末4上で表示される。一方、上記判定結果により上記承認が上記自己承認であることが示されていない場合、承認登録部236は、当該承認済み(ステップS12参照)の承認登録データをデータベース221に格納する(ステップS16)。
以上説明したように、上記実施形態によれば、情報処理サーバ2は、申請者等データ及び承認者等データを取得し、承認者等による経費の承認が自己承認となるか否かを判定し、自己承認が警告の対象とされている場合において上記判定の結果が自己承認であるとき、その経費の承認が警告の対象である旨を承認者端末1において告知させる(図6及び図7(a)参照)。そして、告知がされた承認者端末1における承認操作を受け付け、その経費の承認が自己承認である旨の自己承認警告表示WDを明細データ221aに関連付けて表示可能(図7(b)参照)に記憶させる。よって、それが警告の対象である旨を告知した上で受け付けた自己承認について、対応する明細データ221aに関連付けて自己承認である旨を表示可能に記憶させるので、自己承認であるか否かの判定の処理負担を削減しつつ、自己承認であることの注意喚起及びその記憶により内部統制を強化することが可能となる。なお、上記自己承認である旨は、承認者端末1において例えばブザー音等の音と共に警告されてもよい。
また、警告の対象とされた自己承認のキャンセル操作を受け付け(図7(b)参照)、その後、経費の承認の操作を終了する旨を告知(表示又は音出力)させるので、警告の対象となった自己承認の操作を確実に終了させることができる。
更に、自己承認取扱データ221bの内容を変更するための初期設定画面30(図5参照)を管理者端末4において表示させ、その初期設定画面30を用いた自己承認取扱データ221bの内容の変更操作を受け付け、内容の変更後の自己承認取扱データ221bをデータベース221に記憶させるので、自己承認の取り扱いを、管理者が変更(制御)することが可能となる。
なお、上述した実施形態の情報処理システムSの動作では、実施形態の自己承認制限において上記自己承認が「警告の対象」とされている場合について説明した。これに対し、実施形態の自己承認制限(より具体的には、自己承認取扱データ221b)において上記自己承認が「禁止」とされている場合には、図4ステップS11において情報処理サーバ2から承認者端末1に送信されて表示される承認用画面40には、図6に示す警告メッセージWに代えて、図8に例示する禁止メッセージWHが含まれている。これに加えて、上記自己承認が禁止されている場合、それに対応する承認用画面40では、図8に例示するように、承認欄40cに含まれる承認ボタンが非活性(操作(選択)不可)とされた上で、当該承認用画面40が承認者端末1上で表示される。この禁止メッセージWHを含む承認用画面40が承認者端末1上で表示されることにより、承認者等は、現在承認しようとしている経費の精算の申請が自己承認であり、且つそれが実施形態の自己承認制限において「禁止」とされていることを認識する。
以上のように、実施形態の自己承認制限において、自己承認取扱データ221bにより自己承認が禁止とされている場合には、当該自己承認が禁止されている旨を禁止メッセージWHとして承認者端末1において告知させ(表示させ)、上記承認ボタンが非活性とされていることで承認者端末1における承認操作の強制的な受け付けが禁止されるので、禁止されている自己承認が実行されることを有効に防止することができる。
[変形形態]
次に、本発明の変形形態について、図9〜図11を参照して説明する。図9は、変形形態の明細データの承認用画面の一例を示す図である。図10は、変形形態の警告メッセージの第一例及び変形形態の警告メッセージの第二例をそれぞれ示す図である。図11は、変形形態の禁止メッセージの一例を示す図である。以下の説明では、明細データ221aの一レコードの精算の申請の承認に対する変形形態の自己承認制限アプリケーションによる自己承認の制限を、単に「変形形態の自己承認制限」と称する。また、以下の説明する変形形態の自己承認制限が実行される情報処理システムにおいて、実施形態の自己承認制限が実行される情報処理システムSと同様の構成部材については、同一の部材番号を付して細部の説明を省略する。
上述した実施形態の自己承認制限では、明細データ221aの一レコードごとに、その精算が申請されていた(図6又は図8参照)。これに対し、変形形態の自己承認制限における明細データ221aの精算としては、承認者端末1上に表示される承認用画面であって図9に例示される承認用画面50のように、複数の明細データ221aのレコードが一覧として表示され、それらのうちの複数が、図9にハッチングで例示するように選択され、これら選択されたレコードを纏めた一括承認が要望される。この承認用画面50としては、当該レコードをデータベース221において検索するために用いられる検索欄50a、当該検索結果としてのレコードの一覧が表示される明細データ表示欄50b、承認の際に操作される承認ボタン50c、及び承認をしない場合に操作される差戻ボタン50dが含まれている。
そして、変形形態の自己承認制限において、申請者等により申請された経費の精算の承認者による承認(明細データ221aの複数のレコードの一括承認)が自己承認となる場合であって、当該自己承認が警告の対象とされている場合、その承認用画面50では、図9に例示されるように、上記明細データ表示欄50b等に加えて、当該自己承認である旨の警告メッセージWWが、当該明細データ表示欄50b等、承認用画面50内の他の構成要素に対して識別可能な表示態様で表示される。
また、上記の場合に、承認者端末1上でモーダル画像として表示される警告メッセージとしては、図10(a)に例示するような、当該警告である旨の自己承認警告表示W2aと、当該警告を前提としてもなおその経費の精算を承認する際に操作される承認ボタンW2bと、当該警告により当該承認を中止(キャンセル)する場合に操作されるキャンセルボタンW2cとを含む警告メッセージW2とするのが好ましい。更に、図10(b)に例示するように、承認対象となっている明細データ221aのレコードごとの属性を分けた自己承認警告表示W3a及び自己承認警告表示W3bと、図7(a)に例示する警告メッセージW1と同様の承認ボタンW3c及びキャンセルボタンW3dとを含む警告メッセージW3としてもよい。この警告メッセージW3の場合、自己承認警告表示W3aは、申請者自身が負担した経費の精算を申請する場合の自己承認警告表示であり、自己承認警告表示W3bは代理申請者による精算の申請の場合の自己承認警告表示である。上記自己承認のパターンの違いに加えて、承認の対象となる経費の属性(例えば、「交通費精算」、「出張申請」、「出張精算」、「海外出張申請」等の属性)ごとに自己承認警告表示を行うように構成することもできる。
更に、変形形態の自己承認制限において、上記自己承認が「禁止」とされている場合に、情報処理サーバ2から承認者端末1に送信されて表示される承認用画面50には、図9に示す警告メッセージWWに代えて、図11に例示する禁止メッセージWWHが含まれているのが好ましい。これに加えて、上記自己承認が禁止されている場合、それに対応する承認用画面50では、図11に例示するように、承認ボタン50cが非活性(操作(選択)不可)とされている。この禁止メッセージWWHを含む承認用画面50が承認者端末1上で表示されることにより、承認者等は、現在纏めて承認しようとしている経費の精算の申請が自己承認であり、且つそれが変形形態の自己承認制限において「禁止」とされていることを認識する。
また、変形形態の自己承認制限の他の例として、実施形態又は変形形態の自己承認が二回以上実行された場合、それに対応する帳票データ60上では、自己承認二回分の警告メッセージを、その順序が認識可能に(例えば、あとに実行された自己承認ほど上側となるように)表示するのが好ましい。
更に、変形形態の自己承認制限の更に他の例として、実施形態又は変形形態の経費の承認において、承認者端末1において明細データ221aのレコードが表示された(図6、図8、図9又は図11参照)後、その承認操作が実行される前に自己承認取扱データ221bの内容が変更された場合については、以下の各パターンに応じて自己承認制限を行うのが好ましい。
先ず、第1のパターンとして、承認者端末1において明細データ221aのレコードが表示されたタイミングでは自己承認が「許可」とされており、その後、承認操作が実行される前に管理者端末4において初期設定画面30を用いて「警告の対象」とすることに変更された場合(図5参照)、当該レコードが表示された段階では警告メッセージW又は警告メッセージWWは表示されないこととなるが、その後、自己承認取扱データ221bの内容が「警告の対象」に変更されても、そのまま承認が実行されるように構成するのが好ましい。
次に、第2のパターンとして、承認者端末1において明細データ221aのレコードが表示されたタイミングでは自己承認が「許可」とされており、その後、承認操作が実行される前に管理者端末4において初期設定画面30を用いて「禁止」とすることに変更された場合(図5参照)、当該レコードが表示された段階では警告メッセージW又は警告メッセージWWは表示されないが、その後、自己承認取扱データ221bの内容が「禁止」に変更された後の承認操作が実行されたタイミングで、当該自己承認が禁止である旨の禁止メッセージが承認者端末1上で表示されて、承認操作が不能となるように構成するのが好ましい。
次に、第3のパターンとして、承認者端末1において明細データ221aのレコードが表示されたタイミングでは自己承認が「警告の対象」とされており、その後、承認操作が実行される前に管理者端末4において初期設定画面30を用いて「許可」とすることに変更された場合(図5参照)、当該レコードが表示された段階で警告メッセージW又は警告メッセージWWが表示されるが、その後、自己承認取扱データ221bの内容が「許可」に変更されたら、そのまま承認が実行される(警告メッセージW等は表示されない)ように構成するのが好ましい。
次に、第4のパターンとして、承認者端末1において明細データ221aのレコードが表示されたタイミングでは自己承認が「警告の対象」とされており、その後、承認操作が実行される前に管理者端末4において初期設定画面30を用いて「禁止」とすることに変更された場合(図5参照)、当該レコードが表示された段階では警告メッセージW又は警告メッセージWWは表示されるが、その後、自己承認取扱データ221bの内容が「禁止」に変更された後に承認操作が実行されたタイミングで、当該自己承認が禁止である旨の禁止メッセージが承認者端末1上で表示されて承認操作が不能となるように構成するのが好ましい。
最後に、第5のパターンとして、自己承認が二回実行された場合であって、二回目の自己承認の際に承認者端末1において明細データ221aのレコードが表示されたタイミングまでは自己承認が「警告の対象」とされており、その後、二回目の自己承認についての承認操作が実行される前に管理者端末4において初期設定画面30を用いて「禁止」とすることに変更された場合(図5参照)、二回分の警告メッセージW又は警告メッセージWWが時系列順に表示されるが、その後、自己承認取扱データ221bの内容が「禁止」に変更されて承認操作が実行されたタイミングで、一回目の自己承認に対応する警告メッセージを消去すると共に、当該自己承認が禁止である旨の禁止メッセージが承認者端末1上で表示されて承認操作が不能となるように構成するのが好ましい。この場合、二回目の自己承認に対応する警告メッセージの表示は継続されていることになる。
なお、以上のように本発明の一実施形態及び変形形態を説明したが、本発明は上記実施形態又は変形形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態又は変形形態から種々構成等に変更を加えてもよく、その場合も本発明の技術的範囲に含まれる。本発明は、上述したクラウド型の情報処理システム以外にも適用可能である。例えば本発明の情報処理プログラムが組み込まれたアプリケーションを所定のサーバからパーソナルコンピュータ等の端末にダウンロードしてインストールさせてもよい。この場合、当該アプリケーションがインストールされた端末は、情報処理サーバ2と同様に、明細データを取得し、取得した明細データについての承認操作を受け付け、その承認が自己承認となるか否かを判定し、その判定結果に応じて上記警告メッセージW等をディスプレイに表示させることになる。
また、上述した本発明の一実施形態又は変形形態では、出張等に関連する旅費や宿泊費を経費の一例としたが、これ以外に、企業活動において必要となる費用について、本発明を広く適用することが可能である。
1 承認者端末
2 情報処理サーバ
3 申請者端末
4 管理者端末
21 通信部
22 記憶部
23 システム制御部
231 明細データ取得部
232 表示制御部
233 自己承認判定部
234 承認結果取得部
235 警告メッセージ/承認完了メッセージ生成部
236 承認登録部
237 初期設定部
S 情報処理システム

Claims (6)

  1. 情報処理システムに含まれるコンピュータを、
    経費データにより示される経費の申請者、又は当該申請者の代理として当該経費を申請した代理申請者のいずれか一方を示す申請者データを取得する申請者データ取得手段、
    前記経費を承認する承認者、又は当該承認者の代理として当該経費を承認する代理承認者のいずれか一方を示す承認者データを取得する承認者データ取得手段、
    前記取得された申請者データにより示される者と前記取得された承認者データにより示される者との組み合わせに応じて当該経費の承認が自己承認であるか否かを示す自己承認判定データを参照して、当該承認者データにより示される者による前記経費の承認が前記自己承認となるか否かの判定を行う判定手段、
    前記自己承認の取り扱いを示す自己承認取扱データにより当該自己承認が警告の対象とされている場合において、前記判定の結果が当該自己承認であるとき、当該自己承認と判定された前記承認が当該警告の対象である旨を、前記承認者データにより示される者の承認者端末において告知させる告知制御手段、
    前記警告の対象である旨が告知された前記承認者端末において、前記自己承認と判定されている前記承認を実行する旨の承認操作が行われたとき、当該承認操作を受け付ける受付手段、及び、
    前記承認操作が受け付けられたとき、前記経費の承認が前記自己承認である旨を、当該経費を示す前記経費データに関連付けて告知可能に記憶手段に記憶させる記憶制御手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記自己承認取扱データにより前記自己承認が禁止とされている場合において、前記判定の結果が当該自己承認であるとき、前記告知制御手段は、当該自己承認と判定された前記承認が禁止されている旨を前記承認者端末において告知させ、
    前記受付手段は、前記禁止されている旨が告知された前記承認者端末において実行された前記承認操作の受け付けを禁止することを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記警告の対象である旨が告知された前記承認者端末において、前記自己承認と判定された前記承認をキャンセルする旨のキャンセル操作が実行されたとき、前記受付手段は当該キャンセル操作を受け付け、
    当該キャンセル操作が受け付けられたとき、前記告知制御手段は、前記承認の操作を終了する旨を前記承認者端末において告知させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記自己承認取扱データの内容を変更するために用いられる変更画面を、前記承認の管理を行う者の管理者端末において表示させる表示制御手段として前記コンピュータを更に機能させると共に、
    前記内容を変更するための変更操作が前記変更画面を用いて前記管理者端末において実行されたとき、前記受付手段は当該変更操作を受け付け、
    前記変更操作が受け付けられたとき、前記記憶制御手段は、前記内容の変更後の前記自己承認取扱データの記憶を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  5. 経費データにより示される経費の申請者、又は当該申請者の代理として当該経費を申請した代理申請者のいずれか一方を示す申請者データを取得する申請者データ取得手段と、
    前記経費を承認する承認者、又は当該承認者の代理として当該経費を承認する代理承認者のいずれか一方を示す承認者データを取得する承認者データ取得手段と、
    前記取得された申請者データにより示される者と前記取得された承認者データにより示される者との組み合わせに応じて当該経費の承認が自己承認であるか否かを示す自己承認判定データを参照して、当該承認者データにより示される者による前記経費の承認が前記自己承認となるか否かの判定を行う判定手段と、
    前記自己承認の取り扱いを示す自己承認取扱データにより当該自己承認が警告の対象とされている場合において、前記判定の結果が当該自己承認であるとき、当該自己承認と判定された前記承認が当該警告の対象である旨を、前記承認者データにより示される者の承認者端末において告知させる告知制御手段と、
    前記警告の対象である旨が告知された前記承認者端末において、前記自己承認と判定されている前記承認を実行する旨の承認操作が行なわれたとき、当該承認操作を受け付ける受付手段と、
    前記承認操作が受け付けられたとき、前記経費の承認が前記自己承認である旨を、当該経費を示す前記経費データに関連付けて告知可能に記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 情報処理システムに含まれるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    経費データにより示される経費の申請者、又は当該申請者の代理として当該経費を申請した代理申請者のいずれか一方を示す申請者データを取得するステップと、
    前記経費を承認する承認者、又は当該承認者の代理として当該経費を承認する代理承認者のいずれか一方を示す承認者データを取得するステップと、
    前記取得された申請者データにより示される者と前記取得された承認者データにより示される者との組み合わせに応じて当該経費の承認が自己承認であるか否かを示す自己承認判定データを参照して、当該承認者データにより示される者による前記経費の承認が前記自己承認となるか否かの判定を行うステップと、
    前記自己承認の取り扱いを示す自己承認取扱データにより当該自己承認が警告の対象とされている場合において、前記判定の結果が当該自己承認であるとき、当該自己承認と判定された前記承認が当該警告の対象である旨を、前記承認者データにより示される者の承認者端末において告知させるステップと、
    前記警告の対象である旨が告知された前記承認者端末において、前記自己承認と判定されている前記承認を実行する旨の承認操作が行われたとき、当該承認操作を受け付けるステップと、
    前記承認操作が受け付けられたとき、前記経費の承認が前記自己承認である旨を、当該経費を示す前記経費データに関連付けて告知可能に記憶手段に記憶させるステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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