JP2020187522A - 制御選択調節装置 - Google Patents
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Description
前記調節計切替器に調節計切替信号を出力する調節計切替演算器を備えたものであって、
前記第1調節計は、PI演算器又はPID演算器と、目標値とプロセス値の差がプラスかマイナスかを検出するSV―PV偏差方向演算器と、前記プロセス値の変化の傾きを検出するPV傾き演算器と、前記SV―PV偏差方向演算器と前記PV傾き演算器により検出された条件に基づき前記PI演算器又は前記PID演算器の積分演算を停止させる信号を出力する積分演算実行条件部を備え、
前記第2調節計はPI演算器又はPID演算器を備えたものであり、
前記調節計切替演算器は、前記目標値と前記プロセス値との偏差が偏差設定値を逸脱しているか否かを検出するSV―PV偏差演算器と、前記プロセス値の変化率の絶対値が変化率設定値を逸脱しているか否かを検出するPV変化率演算器と、前記SV―PV偏差演算器及び前記PV変化率演算器で検出された信号を演算することにより前記調節計切替器に前記調節計切替信号を出力する調節計切替条件演算部を備えたものである。
前記パラメータ切替スイッチにパラメータ切替信号を出力するパラメータ切替演算器を備えたものであって、
前記パラメータ切替演算器は、目標値とプロセス値との偏差が偏差設定値を逸脱しているか否かを検出するSV―PV偏差演算器と、前記プロセス値の変化率の絶対値が変化率設定値を逸脱しているか否かを検出するPV変化率演算器と、前記SV―PV偏差演算器及び前記PV変化率演算器で検出された信号を演算することにより前記パラメータ切替スイッチにパラメータ切替信号を出力するパラメータ切替条件演算部を備えたものである。
本実施形態は、フィードバック制御を利用して、例えば温度一定制御、薬品濃度一定製制御又は生物反応による水質一定制御等を行う自動制御分野における制御性能の向上を図るものである。
一般的なフィードバック制御における制御性能向上においては、プロセス値(PV)の大きな変動が生じた場合、更には目標値を大きく設定変更する場合など、大きな外乱が入力された場合に生じるオーバーシュートを小さくする必要がある。そのためにP演算と、PI演算またはPID演算を切り替える構成とし、目標値の上下限に演算切り替えレベルを設定して、プロセス値(PV)が上下限の範囲内にあるか否かを検出し、演算切り替えレベル範囲内にプロセス値(PV)があればPI演算またはPID演算に切り替えを行い、更に演算切り替えレベル範囲をプロセス値(PV)が逸脱するとP演算に切り替えると共に積分項(I)の積分値をリセットするようにしていた。
ここで比例演算においては、例えばKP×eのような演算を行う。積分演算においては例えばKP×1/T1×∫edtのような演算を行う。又微分演算においては例えばKP×TD×de/dtのような演算を行う。ここでeは偏差、KPは比例ゲイン、T1は積分時間、TDは微分時間である。
図7は実施の形態2による制御選択調節装置を示すブロック図である。上記実施の形態1では、SV−PV偏差演算器31によるプロセス値(PV)が偏差設定値の範囲内であるか否かを検出した信号と、PV変化率演算器33によるプロセス値(PV)の変化率が変化率設定値以上か否かを検出した信号により、調節計1と調節計2を切り替える場合について述べた。本実施形態においては、図7に示すように、調節計切替演算器3に、目標値(SV)とプロセス値(PV)を入力することにより、SV−PV偏差がプラスかマイナスかを検出するSV−PV正負演算部36が内蔵されており、検出した条件を調節計切替条件演算部35に入力している。さらにプロセス値(PV)を入力することにより、プロセス値(PV)が増加しているか減少しているかを検出するPV傾斜演算部37が内蔵されており、検出した条件を調節計切替条件演算部35に入力している。
実施の形態1及び実施の形態2では、調節計切替ロジックの調節計1の切替信号56または調節計2の切替信号57の信号出力により即座に調節計1と調節計2を切り替える場合について述べた。本実施形態においては、調節計切替器4に調節計1または調節計2に切り替わった瞬間から一定時間は切り替わった状態を維持するように、切替状態保持タイマ58を設けたものである。切替状態保持タイマ58は、調節計1の切替信号56と調節計2の切替信号57に対して共通に1つ設けても良く、又は調節計1の切替信号56用と調節計2の切替信号57用に2つのタイマを設けても良い。また切替状態保持タイマ58の設定値に関しては、別にタイマ設定値記憶装置を設けてもよい。
従って調節計1と調節計2のどちらかに切り替わった後は、切替条件が変動しても即座に他に切り替わらず、例えば実施の形態1で調節計2に切り替わっていた調節計2への切替の期間80においても調節計1が選択された状態が維持され、調節計1に切替わった後切替状態保持タイマ58に設定された時間はその切替状態が継続される。
図11は実施の形態4による制御選択調節装置を示すブロック図である。実施の形態1〜3では、外乱応答性に順応した調節計1と目標値付近の制御安定性に順応した調節計2を外乱の入力に応じて適格に選択する場合について述べた。本実施形態においては、図11に示すように、調節計6において、外乱応答用PIDパラメータ16及び目標値付近応答用PIDパラメータ17を設定したものである。外乱応答用PIDパラメータ16においては、実際に制御するプロセスに入力される外乱の特性に応じて、外乱応答に順応したパラメータを設定するものであり、例えば時定数を長く調整することが考えられる。目標値付近応答用PIDパラメータ17においては、実際に制御するプロセスに外乱が入力されていない状態で応答特性の良い、目標値付近の応答に順応したパラメータを設定するものであり、例えば時定数を短く調整することが考えられる。
更に本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
18 パラメータ切替スイッチ、21 PID演算器、31 SV−PV偏差演算器、
33 PV変化率演算器、35 調節計切替条件演算部、36 SV−PV正負演算部、37 PV傾斜演算部、58 切替状態保持タイマ。
Claims (5)
- 第1調節計と第2調節計との切り替えを行う調節計切替器と、
前記調節計切替器に調節計切替信号を出力する調節計切替演算器を備えた制御選択調節装置であって、
前記第1調節計は、PI演算器又はPID演算器と、目標値とプロセス値の差がプラスかマイナスかを検出するSV―PV偏差方向演算器と、前記プロセス値の変化の傾きを検出するPV傾き演算器と、前記SV―PV偏差方向演算器と前記PV傾き演算器により検出された条件に基づき前記PI演算器又は前記PID演算器の積分演算を停止させる信号を出力する積分演算実行条件部を備え、
前記第2調節計はPI演算器又はPID演算器を備えたものであり、
前記調節計切替演算器は、前記目標値と前記プロセス値との偏差が偏差設定値を逸脱しているか否かを検出するSV―PV偏差演算器と、前記プロセス値の変化率の絶対値が変化率設定値を逸脱しているか否かを検出するPV変化率演算器と、前記SV―PV偏差演算器及び前記PV変化率演算器で検出された信号を演算することにより前記調節計切替器に前記調節計切替信号を出力する調節計切替条件演算部を備えたものである制御選択調節装置。 - 前記第2調節計においては、前記PI演算器又は前記PID演算器にスミス法演算器を組み合わせたものである請求項1に記載の制御選択調節装置。
- 前記調節計切替演算器は、前記目標値と前記プロセス値との偏差がプラスかマイナスかを検出するSV―PV正負演算部と、前記プロセス値が増加しているか減少しているかを検出するPV傾斜演算部を備え、
前記調節計切替演算器は、前記SV―PV正負演算部及び前記PV傾斜演算部により検出された条件に基づき前記調節計切替器に前記調節計切替信号を出力する請求項1又は請求項2に記載の制御選択調節装置。 - 前記調節計切替器は前記第1調節計又は前記第2調節計に切り替わったときから一定時間切り替わった状態を維持するための切替状態保持タイマを備えた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御選択調節装置。
- 外乱応答性に順応するパラメータを設定した外乱応答用PIパラメータ又は外乱応答用PIDパラメータと、目標値付近の応答に順応するパラメータを設定した目標値付近応答用PIパラメータ又は目標値付近応答用PIDパラメータとをパラメータ切替スイッチにより切り替えることによりPI演算器又はPID演算器を動作させる調節計と、
前記パラメータ切替スイッチにパラメータ切替信号を出力するパラメータ切替演算器を備えた制御選択調節装置であって、
前記パラメータ切替演算器は、目標値とプロセス値との偏差が偏差設定値を逸脱しているか否かを検出するSV―PV偏差演算器と、前記プロセス値の変化率の絶対値が変化率設定値を逸脱しているか否かを検出するPV変化率演算器と、前記SV―PV偏差演算器及び前記PV変化率演算器で検出された信号を演算することにより前記パラメータ切替スイッチにパラメータ切替信号を出力するパラメータ切替条件演算部を備えたものである制御選択調節装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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