図1は、本発明の実施形態における予約一元管理装置の概要を説明する図である。予約一元管理装置1は、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置6と通信可能である。予約一元管理装置1は、取得部2、予約処理部3、更新制御部4を含む。
取得部2は、複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、予約における時間帯、人数及び予約対象の種別を含む予約情報を取得する。取得部2の一例として、後述するメール取得部23が挙げられる。
予約処理部3は、予約情報の内容に基づいて、単位時間毎に在庫関係情報に含まれる在庫情報を管理する。予約処理部3の一例として、後述する予約管理部25が挙げられる。
更新制御部4は、在庫情報に基づいて、単位時間毎に、複数のWebサーバ装置に対して、複数のWebサーバ装置が格納する予約対象の在庫情報を更新するように制御する。更新制御部4の一例として、後述する媒体更新制御部26が挙げられる。
このように構成することにより、限られた席数を有する店舗の予約において、より効率的でより多くの予約が可能となる。なお、単位時間は、任意に設定することができ、例えば、1秒、1分、10分等であってもよい。
更新制御部4は、複数のWebサーバ装置が格納する予約対象の在庫情報に対して、予約日時が到来した予約情報に対応する在庫を開放する。このように構成することにより、Webサーバ装置の仕様を変更せずに、予約一元管理装置側だけで、単位時間毎に、予約日時が到来した予約情報の在庫を開放することができるので、Webサーバ装置においても見かけ上、時間に基づいて予約が管理されているようにみせることができる。
予約一元管理装置1は、さらに、格納部5を含む。格納部5は、予約対象の種別に関する対象タイプ情報(例えば、後述する席タイプ情報)と、対象タイプに対応する予約対象の在庫に関する在庫情報(例えば、後述する予約可能卓数)と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報(在庫管理DB35)と、受け付けた予約を管理するための予約管理情報(例えば、後述する予約管理DB34)とを格納する。このとき、予約処理部4は、在庫関係情報から、予約情報に含まれる時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報を抽出し、抽出した在庫情報から予約情報に基づく予約対象数を減少させる。
このように構成することにより、予約時間帯が一部重複する複数のバリエーションの席タイプの在庫と、予約を受け付けた媒体との紐づけが可能となるので、予約一元管理装置1に登録された予約時間帯に該当する媒体の席タイプの在庫を効率的に減らす(空席率を低減させる)ことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図2は、本実施形態における予約管理システムの全体構成の一例を示す図である。予約管理システム11は、予約一元管理装置12、Webサーバ装置13、ユーザ端末14、店舗端末15、通信ネットワーク16を含む。図2において、Webサーバ装置13の一例として、便宜上、Webサーバ装置13a、Webサーバ装置13bが示されている。Webサーバ装置13aには、予約システムAを提供するA社によって管理されているWebサイトAが設置されている。Webサーバ装置13bには、予約システムBを提供するB社によって管理されているWebサイトBが設置されている。
予約一元管理装置12は、複数のWebサイトのそれぞれを介して行われる、例えば飲食店等の店舗への予約の一括管理(Web予約管理)を実現するために用いられる。予約一元管理装置12は、インターネットのような通信ネットワーク16を介して複数のWebサーバ装置と通信可能に接続される。図2においては複数のWebサーバ装置13として便宜的にWebサーバ装置13a,13bが示されているが、予約一元管理装置12は、3以上のWebサーバ装置と通信可能に接続されても構わない。
Webサーバ装置13a,13bは、店舗への予約を受けつけるためのWebサイトを管理し、当該Webサイトを介して各種店舗への予約を受け付けるサービス(以下、Web予約サービスと表記)をユーザに提供する。なお、Webサーバ装置13a,13bは、それぞれ異なるWebサイトを管理するものとする。
また、予約一元管理装置12は、Webサーバ装置13a,13bによって管理されているWebサイトの各々を介して予約可能な店舗に設置されている店舗端末15とインターネットのような通信ネットワーク16を介して通信可能に接続される。
ユーザ端末14は、例えば、ユーザが所有または占有等する通信機能を有する情報通信端末であり、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレットコンピュータ等を含む。
店舗端末15は、当該店舗端末15が設けられている店舗に対するWeb予約の状況を当該店舗の従業員等が確認するための店舗管理画面を表示するための端末であり、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレットコンピュータ等を含む。
なお、図2においては便宜的に1店舗内に1つの店舗端末15のみが示されているが、1店舗内に複数の店舗端末15があってもよく、また、複数の店舗にそれぞれ1以上の店舗端末15があってもよい。
予約一元管理装置12は、上記したWebサーバ装置13a,13bによって管理されるWebサイトを含む様々なWebサイトを介して予約を行うことができる複数の店舗の各々に設置されている店舗端末と通信可能に接続される。
以下の説明においては、説明を簡略化するため、店舗端末15が設置されている店舗はWebサーバ装置13a,13bの各々によって管理されている2つのWebサイトを介して予約可能であるものとする。この場合、便宜的に、Webサーバ装置13aによって管理されているWebサイトをWebサイトA、Webサーバ装置13bによって管理されているWebサイトをWebサイトB、店舗端末15が設置されている店舗を対象店舗と称する。
図3は、本実施形態における予約管理システムの機能ブロック図である。ユーザ端末14は、本実施形態では一例として、Webサーバ装置13aにアクセスし、対象店舗への予約を行う。
Webサーバ装置13a,13bはそれぞれ、受付部41a,41b、在庫更新部42a,42b、記憶部43a,43bを含む。受付部41a,41bは、Webサイトにおける予約用入力フォームから入力された予約情報を受け付ける。在庫更新部42a,42bは、予約を受け付けた場合、その予約を受け付けたWebサイト内で管理している予約情報や席の在庫情報等を更新する。記憶部43a,43bはそれぞれ、席タイプ情報44a,44b、在庫情報45a,45bを格納する。席タイプ情報44a,44bは、予約の対象となる情報であり、予約したい席の種類や予約対象人数等を含む。在庫情報45a,45bは、席タイプ情報に対応する卓についての最大予約可能卓数、予約済卓数、予約可能数(卓の残数(卓の在庫))等を含む情報である。
ここで、Web予約サービスを利用するユーザは、WebサイトA及びBを介して対象店舗に対する新規予約、予約の変更及び予約のキャンセル等を行うことができる。これにより、例えばWebサイトAで対象店舗に対する新規予約が受け付けられた場合、当該WebサイトAを管理するWebサーバ装置13aは、予め登録されている当該ユーザ及び予約一元管理装置12のメールアドレスに対して電子メールを送信する。なお、WebサイトAで予約の変更及び予約のキャンセルが受け付けられた場合についても同様に、その旨を通知するための電子メールが当該ユーザ及び予約一元管理装置12に送信される。ここでは、WebサイトA(Webサーバ装置13a)について説明したが、WebサイトB(Webサーバ装置13b)についても同様である。
予約一元管理装置12は、制御部21、記憶部31を含む。記憶部31は、席タイプ管理データベース(以下、データベースを「DB」と称する。)32、媒体連携管理DB33、予約管理DB34、在庫管理DB35を格納する。
席タイプ管理DB32は、店舗別の席タイプ情報(卓の収容人数、卓の設置環境(個室か非個室等)、席種別(座敷、テーブル、掘りごたつ)等)を格納するデータベースである。媒体連携管理DB33は、予約一元管理装置12で取り扱う店舗の予約を受け付ける媒体が登録されるデータベースである。予約管理DB34は、店舗別の予約された席(卓)に関する情報を格納するデータベースである。在庫管理DB35は、席タイプ情報に対応する席(卓)についての最大予約可能卓数、予約済卓数、予約可能数(卓の残数(卓の在庫))等を含む情報を格納するデータベースである。
制御部21は、本実施形態におけるプログラムを読み出して実行することにより、席タイプ・媒体連携設定部22、メール取得部23、メール解析部24、予約処理部25、媒体更新制御部26として機能する。
席タイプ・媒体連携設定部22は、店舗内の実際の卓(または席)の数や卓(または席)の種別(テーブル席、座敷、掘りごたつ等)を席タイプとして登録する画面(席タイプ登録画面)、掲載したい媒体のWebサイトに掲載するための画面(媒体連携画面)及び卓の在庫等を登録する画面(在庫登録画面)を生成し、店舗端末15の表示部に表示する。
席タイプ・媒体連携設定部22は、店舗端末15を用いて店舗担当者により、席タイプ登録画面に入力された情報を席タイプ管理DB32に登録したり、媒体連携画面に入力された情報を媒体連携管理DB33に登録したり、入力されたデフォルトの卓在庫等を在庫管理DB35に登録したりする。
メール取得部23は、WebサイトAで新規予約、予約の変更、及び予約のキャンセルが受け付けられた場合にWebサーバ装置13aから送信される電子メールを受信する。なお、WebサイトBで新規予約予約の変更及び予約のキャンセルが受け付けられた場合についても同様に、メール取得部23は、Webサーバ装置13bから電子メールを受信する。
メール解析部24は、媒体連携管理DB33を用いて、受信した電子メールの送信元媒体を解析する。この例では、メール解析部24は、受信した電子メールの送信元媒体はWebサーバ装置13aと解析される。さらに、メール解析部24は、電子メールの内容を解析する。メール解析部24は、解析結果に基づいて、電子メールの内容が新規予約、予約の変更または予約のキャンセルであるかを特定する。
予約処理部25は、特定された電子メールの内容に基づいて、席タイプ管理DB32及び媒体連携管理DB33を参照し、予約管理DB34、在庫管理DB35を更新(予約情報の新規登録、予約情報の削除を含む。)する。
なお、記憶部31には、Webサーバ装置13a及び13bによって管理されているWebサイトA及びBの各々にログインするための情報(以下、ログイン情報と表記)が格納されている。このログイン情報には、ログインID及びパスワードが含まれる。
媒体更新制御部26は、記憶部31に格納されているログイン情報を取得する。そして、媒体更新制御部26は、Webサーバ装置13a及び13bにアクセスし、その取得したログイン情報を順次使用してWebサイトA及びBにログインする。媒体更新制御部26は、席タイプ・媒体連携設定部22からの指示に基づいて、対応する媒体のWebサーバ装置13a,13bに格納されている席タイプ情報44a,44bを登録・更新・削除を行う。また、媒体更新制御部26は、席タイプ・媒体連携設定部22からの指示に基づいて、新規予約、予約の変更及び予約のキャンセルを受け付けたWebサーバ装置13a以外のWebサーバ装置13の在庫情報45を、新規登録・更新・削除する。
図4は、本実施形態における予約一元管理装置12により管理されているデータベースのデータ構造の一例を示す図である。図4(A)は席タイプ管理DB32のデータ構造を示し、図4(B)は媒体連携管理DB33のデータ構造を示し、図4(C)は予約管理DB34のデータ構造を示し、図4(D)は在庫管理DB35のデータ構造を示す。
席タイプ管理DB32は、「店舗ID」、「席タイプID」、「卓番号」、「連結フラグ」、「卓構成ユニット」、「収納人数」、「部屋タイプ」、「席種別」等のデータ項目を含む。項目「店舗ID」には、店舗を識別する識別情報(店舗ID)が格納される。項目「席タイプID」には、席タイプを識別する識別情報が格納される。項目「卓番号」には、卓を特定する番号が格納される。項目「連結フラグ」には、単体の卓を組み合わせてより大人数が座れるように連結席を設定する場合に設定されるフラグであり、単体の席の場合には連結フラグ=0が設定され、連結席の場合には連結フラグ=1が設定される。項目「卓構成ユニット」には、その卓を構成する卓の卓番号が設定され、単体席の場合にはその卓番号と同一の卓番号が設定され、連結席の場合にはその連結席を構成する卓の卓番号が設定される。項目「収納人数」には、その卓の収容人数が設定される。項目「部屋タイプ」には、その卓が設置されている環境(個室、オープン(非個室)等)に関する情報が設定される。項目「席種別」には、その卓がテーブル席か座敷かまたは掘りごたつか等が設定される。
媒体連携管理DB33は、「店舗ID」、「席タイプID」、「媒体A」、「媒体B」、・・・等のデータ項目を含む。項目「店舗ID」には、店舗を識別する識別情報(店舗ID)が格納される。項目「席タイプID」には、席タイプを識別する識別情報が格納される。項目「媒体A」、項目「媒体B」等には、媒体毎にその媒体のWebサイト上で掲載する席タイプが設定される。
予約管理DB34は、「店舗ID」、「予約日」、「時間帯」、「席タイプID」、「予約経路」等のデータ項目を含む。項目「店舗ID」には、店舗を識別する識別情報(店舗ID)が格納される。項目「予約日」には、予約された日付が設定される。項目「時間帯」には、予約された日付における予約の時間帯が設定される。項目「席タイプID」には、席タイプを識別する識別情報が格納される。項目「予約経路」には、予約を受け付けた媒体名(Webサイト名)が格納される。
在庫管理DB35は、「店舗ID」、「席タイプID」、「日付」、「時間帯」、「最大予約可能卓数」、「予約済卓数」、「予約可能卓数」等のデータ項目を含む。項目「店舗ID」には、店舗を識別する識別情報(店舗ID)が格納される。項目「席タイプID」には、席タイプを識別する識別情報が格納される。項目「日付」には、日付が格納される。項目「時間帯」には、時間帯が格納される。項目「最大予約可能卓数」には、席タイプIDで特定される卓の予約可能数(上限数)が格納される。項目「予約済卓数」には、席タイプIDで特定される卓の予約済卓数が格納される。「予約可能卓数」には、席タイプIDで特定される卓の最大予約可能卓数から予約済卓数を差し引いた数(残数)が格納される。
以下では、席タイプ管理DB32に登録する情報を席タイプ情報といい、媒体連携管理DB33に登録する情報を媒体連携情報といい、予約管理DB34に登録する情報を予約情報、在庫管理DB35に登録する情報を在庫情報という。
図5は、本実施形態における席タイプの在庫と媒体との紐づけについて説明する図である。図15で説明したように、従来、予約に対する席タイプの在庫の管理がなされていないため、予約の時間帯が異なっていても、在庫分全て予約されていれば、新たに予約を受け付けることができなかった。
例えば「17:00〜20:59」の時間帯に在庫5と同数の予約が入ってしまった場合、その席タイプの在庫5は媒体と紐付けされ、その時間帯の前の時間帯(例えば、「15:00〜16:59」や後の時間帯(例えば、21:00〜23:59)の時間帯を予約することができなかった。
また、例えば対象となる席タイプ(在庫数5)の卓テーブルが全て予約で埋まってしまった場合、すなわち予約の受付によりその席タイプの在庫5と媒体とが紐付けされた場合、時間帯ごとにみれば在庫があるにも関わらず、予約することができなかった。
そこで、本実施形態では、新たに時間帯の概念を導入し、同一の席タイプについて時間帯ごとに在庫と紐づけを行うことができるようにした。したがって、図5に示すように、例えば媒体Aを介してある席タイプについて「17:00〜20:59」が在庫分全て予約されたとしても、その席タイプと同一の席タイプについて、さらに、「21:00〜23:59」の時間帯で予約することができる。
次に、同一の席タイプの在庫に関して、既に予約された時間帯と一部または全部が重複する場合の在庫管理について説明する。
図6は、本実施形態における同一の席タイプの在庫に関して、既に予約された時間帯と一部または全部が重複する場合の在庫管理を説明するための図である。図6に示すように、同一の席タイプ(例えば、4名テーブル)について、18時〜22時について4名テーブル(通し)で設定することも、18時〜20時について4名テーブル(前)で設定することも、20時〜22時について4名テーブル(後)で設定することもできる。これら3つの設定内容は併存することができる。この場合、その席タイプについて予約を受け付けた場合の在庫(デフォルトは在庫5であるとする。)の更新状況は次のようになる。
例えば、予約例パターン1として「〇〇様(4名) 18:00〜19:59」の予約を受け付けた場合、予約一元管理装置12は、4名テーブル(前)の在庫(5卓)から1減らし、4名テーブル(通し)の在庫(5卓)1減らす。
また、例えば、予約例パターン2として「〇〇様(4名) 19:00〜20:59」の予約を受け付けた場合、予約一元管理装置12は、4名テーブル(前)の在庫(5卓)から1減らし、4名テーブル(後)の在庫(5卓)から1減らし、4名テーブル(通し)の在庫(5卓)1減らす。
なお、在庫管理DB35では、例えば、図4に示すように、4名テーブル(前)の在庫、4名テーブル(後)の在庫、4名テーブル(通し)の在庫が管理されている。図4の例は、パターン2の予約が受け付けられた場合の在庫管理DB35の内容を示している。
図7は、本実施形態における初期設定時のシーケンス図である。店舗担当者は、店舗端末15に、上述した席タイプ登録画面、媒体連携画面及び在庫登録画面を表示させて、席タイプ情報、媒体連携情報、在庫情報を入力する(S1)。予約一元管理装置12は、入力された席タイプ情報、媒体連携情報、在庫情報を取得する。
予約一元管理装置12は、入力された席タイプ情報、媒体連携情報、在庫情報に基づいて、席タイプ管理DB32、媒体連携管理DB33、在庫管理DB35を更新(新規追加)する(S2)。
予約一元管理装置12は、媒体連携情報及びWebサーバ装置13のログイン情報に基づいて、対応する媒体のWebサーバ装置13にログインする(S3)。予約一元管理装置12は、媒体連携情報に基づいて、席タイプ情報及び在庫情報を、ログインしたWebサーバ装置13に登録する(S4)。
図8は、本実施形態における予約受付時のシーケンス図である。ユーザは、ユーザ端末14を用いて、媒体AのWebサイトAにアクセスし、予約画面にて対象の店舗を選択し、予約情報(予約日、時間帯、席タイプ、人数等)を入力する(S11)。
Webサーバ装置13aは、入力された予約情報に基づいて、記憶部43aに格納された在庫情報45aから、入力された席タイプの在庫を減らす(S12)。Webサーバ装置13aは、入力された予約情報及び予約経路(予約を受け付けた媒体名)を含む電子メールを生成し、予約一元管理装置12に送信する(S13)。
予約一元管理装置12は、受信した電子メールを解析し、解析結果に基づいて、予約情報及び予約経路の内容を認識し、予約管理DB34を更新(新規追加)し、さらに在庫管理DB35から予約情報に含まれる席タイプの在庫を減らす(S14)。
予約一元管理装置12は、予約情報から席タイプ情報を判別し、媒体連携管理DB33からその席タイプ情報に対応する媒体(Webサイト)を特定し、各Webサイトのログイン情報を使用してWebサーバ装置13a以外の、特定したWebサイトのWebサーバ装置(ここでは、Webサーバ装置13b)へログインする(S15)。
ログイン後、予約一元管理装置12は、更新した在庫管理DB35に基づいて、ログインしたWebサーバ装置13bに格納されている在庫情報45を更新する(S16,S17)。
図9は、本実施形態における予約情報の実績化及び在庫の解放シーケンス図である。予約一元管理装置12は、所定の時間が経過する度に、予約管理DB34に基づいて現時点での予約情報の実績化処理を行う。予約情報の実績化処理とは、予約情報の予約日の予約の時間帯が到来した場合に、その予約に対応するユーザが入店したか、またはその予約がキャンセルされたか等の実績化を図る。ここで、実績化された予約情報を実績化情報と称する。これと共に、予約一元管理装置12は、在庫管理DB35について、実績化された予約情報に対応する在庫を開放し、その分在庫を増やす(S21)。
それから、予約一元管理装置12は、ログイン情報を用いて複数のWebサーバ装置13に順次ログインする(S22)。予約一元管理装置12は、S21で更新した実績化情報に基づいて、ログインしたWebサーバ装置13の予約情報の消し込みを行い、在庫管理DB35について、実績化された予約情報に対応する在庫を開放し、その分在庫を増やす(S23、S24)。
図10は、本実施形態における予約を受け付けた場合の予約一元管理装置12の処理フローを示す図である。上述の通り、予約一元管理装置12は、席タイプ・媒体連携設定部22、メール取得部23、メール解析部24、予約処理部25、媒体更新制御部26として機能する。
メール取得部23は電子メールを取得すると(S31)、メール解析部24はその電子メールの内容を解析する(S32)。予約処理部25は、解析結果に基づいて、予約の対象となる店舗を判別し(S33)、その予約を受け付けた媒体(Webサーバ装置13)を判別する(S34)。予約処理部25は、予約管理DB34、在庫管理DB35に基づいて、配席処理を行う(S35)。配席処理については、後述する。
それから、予約処理部25は、予約管理DB34を更新することにより、予約情報及び予約経路を予約管理DB34に登録する。また、予約一元管理装置12は、在庫管理DB35を更新することにより、予約情報に応じた卓(または席)の在庫を減らす(S36)。
媒体更新制御部26は、媒体連携管理DB33を参照し、予約情報に対応する席タイプが掲載されたWebサイト(媒体情報)を取得する。それから、媒体更新制御部26は、取得した媒体情報に基づいて、予約を受け付けた媒体(Webサーバ装置13a)以外の媒体(Webサーバ装置13b,・・・)に対して、在庫情報の更新を指示する(S37)。
図11は、図10の配席処理(S35)の詳細な処理フローを示す図である。予約処理部25は、予約情報の内容を参照し、即予約かリクエスト予約かをチェックする(S41)。ここで、「即予約」とは、店舗に在庫があれば、予約確定として予約される予約である。リクエスト予約とは、店舗の在庫の有無に関わらず、予約ができるか打診される予約であり、未確定予約である。
予約処理部25は、予約情報から、席タイプ、来店人数をチェックする(S42、S43)。予約処理部25は、予約情報の席タイプと、席タイプ管理DB32に登録されている席タイプとが一致するかをチェックする(S44)。
予約処理部25は、席タイプ管理DB32と在庫管理DB35から、予約日に配席可能(予約可能)な席タイプの在庫に対応する席(卓)情報を抽出する(S45)。予約処理部25は、S45で抽出した席情報から今回受け付けた予約の時間帯と一部又は全部が被っている席タイプに紐付いている席パターンを洗い出す(S46)。
予約処理部25は、予約管理DB34を参照し、S46で洗い出した席パターンのうち、予約が入っていない席パターンを特定する。予約処理部25は、特定した席パターンが1つの場合、その特定した席パターンに対応する席(卓)に今回受け付けた予約情報を配席する。特定した席パターンが複数の場合、予約処理部25は、予め決められた優先順位に従って、その特定した席パターンから1つの席パターンを特定し、その特定した1の席パターンに対応する席(卓)に今回受け付けた予約情報を配席する(S47)。このとき、図15で説明した店舗管理画面100においては、予約情報表示領域103に表示されている予約の各々についての予約経路の情報が付加される。これにより、予約を受け付けた媒体と予約の対象となる席タイプの在庫とが紐づけられたことが視覚的に判別することができる。
図12は、図10の予約管理DBと在庫管理DBの更新処理(S36)の詳細フローを示す図である。まず、予約処理部25は、予約管理DB35に予約情報を登録する(S51)。
予約処理部25は、席タイプ管理DB32と予約管理DB34に基づいて、在庫管理DB35から、媒体と紐づけられた席タイプのうち、予約時間帯の一部または全部と重複する席タイプを抽出する(S52)。予約処理部25は、抽出した席タイプの在庫それぞれから、予約分を減らす(S53)。
図13は、本実施形態における予約一元管理装置による予約情報の実績化及び在庫の解放処理フローを示す図である。予約一元管理装置は、予約処理部25として機能し、所定の時間が経過する度、一定の時間間隔、または所定のタイミングで、以下の処理を繰り返し実行する。
予約処理部25は、予約管理DB34に基づいて現時点での予約情報の実績化処理を行い、在庫管理DB35について、実績化された予約情報に対応する在庫を解放し、その分在庫を増やす(S61)。
それから、予約処理部25は、ログイン情報を用いて複数のWebサーバ装置13に順次ログインする(S62)。
予約一元管理装置12は、S21で更新した実績化情報に基づいて、ログインしたWebサーバ装置13の予約情報の消し込みを行い、ログインしたWebサーバ装置13の在庫情報45について、実績化された予約情報に対応する在庫を解放し、その分在庫を増やす(S63)。
これにより、予約日時が到来した予約情報の在庫が開放されるので、既に予約されている時間帯とは異なる時間帯(在庫が余っている時間帯)に、新たに予約をすることができる。
図14は、本実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。コンピュータ51は、予約一元管理装置12であってもよいし、Webサーバ装置13であってもよいし、ユーザ端末14であってもよいし、店舗端末15であってもよい。コンピュータ51は、CPU52、ROM53、RAM54、記憶装置55、入力I/F56、出力I/F57、通信I/F58、読取装置59、バス60によって構成されている。
ここで、CPUは、中央演算装置を示す。ROMは、リードオンリメモリを示す。RAMは、ランダムアクセスメモリを示す。I/Fは、インターフェースを示す。バス60には、CPU52、ROM53、RAM54、記憶装置55、入力I/F56、出力I/F57、通信I/F58、及び必要に応じて読取装置59が接続されていてもよい。
CPU52は、記憶装置55から本実施形態に係るプログラムを読み出し、例えば予約一元管理装置12として機能する場合には、席タイプ・媒体連携設定部22、メール取得部23、メール解析部24、予約処理部25、媒体更新制御部26として当該プログラムを実行する。ROM53は、読み出し専用のメモリを示す。RAM54は、一時的に記憶するメモリである。
記憶装置55は、大容量の情報を記憶する装置である。記憶装置55としては、ハードディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリカードなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。記憶装置55には、本発明の実施形態に係るプログラムや、記憶部31に格納されている各種データが記憶されている。
入力I/F56は、キーボード、マウス、電子カメラ、ウェブカメラ、マイク、スキャナ、センサ、タブレット、タッチパネル、情報読取装置等の入力装置と接続することが可能である。また、出力I/F57は、ディスプレイ、タッチパネル、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ等の出力装置と接続することが可能である。
通信I/F58は、通信ネットワークと接続して他の装置と通信するためのポート等のインターフェースである。通信ネットワークは、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、専用線、有線、無線等の通信網であってよい。読取装置59は、可搬型記録媒体を読み出す装置である。
上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、プログラム提供者側から通信ネットワークおよび通信I/F58を介して、例えば記憶装置55に格納されてもよい。また、上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。この場合、この可搬型記憶媒体は読取装置55にセットされて、CPU52によってそのプログラムが読み出されて、実行されてもよい。可搬型記憶媒体としてはCD−ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、USBメモリ装置、半導体メモリカードなど様々な形式の記憶媒体を使用することができる。このような記憶媒体に格納されたプログラムが読取装置59によって読み取られる。
また、当該プログラムは、スタンドアローン型のコンピュータにインストールされてもよいし、クラウドコンピュータによりインストールされて機能のみをユーザに提供してもよい。
本実施形態によれば、限られた席数を有する店舗の予約において、より効率的でより多くの予約が可能となる。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
本発明の一実施形態における、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置と通信可能な予約一元管理装置は、前記複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、前記予約における時間帯、人数及び前記予約対象の種別に関する対象タイプを含む予約情報を取得する取得部と、前記予約情報の内容に基づいて、単位時間毎に前記在庫関係情報に含まれる在庫情報を管理する場合、前記対象タイプと、前記対象タイプに対応する在庫に関する在庫情報と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報から、前記予約情報に対応する対象タイプの在庫情報と、前記予約情報に含まれる前記時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報とを更新する予約処理部と、更新した前記在庫情報に基づいて、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置に対して、前記複数のWebサーバ装置が格納する在庫情報を更新するように制御する更新制御部と、を備えることを特徴とする。
前記更新制御部は、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置が格納する予約対象の在庫情報に対して、予約日時が到来した予約情報に対応する在庫を開放することを特徴とする。
前記予約一元管理装置は、さらに、前記在庫関係情報と、受け付けた予約を管理するための予約管理情報とを格納する格納部を備え、前記予約処理部は、前記在庫関係情報から、前記予約情報に含まれる時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報を抽出し、抽出した前記在庫情報から前記予約情報に基づく予約対象数を減少させることを特徴とする。
本発明の他の実施形態における予約一元管理プログラムは、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置と通信可能なコンピュータに、次を実行させる。コンピュータは、前記複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、前記予約における時間帯、人数及び前記予約対象の種別を示す対象タイプを含む予約情報を取得し、前記予約情報の内容に基づいて、単位時間毎に前記在庫関係情報に含まれる在庫情報を管理する場合、前記対象タイプと、前記対象タイプに対応する在庫に関する在庫情報と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報から、前記予約情報に対応する対象タイプの在庫情報と、前記予約情報に含まれる前記時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報とを更新し、更新した前記在庫情報に基づいて、前記単位時間毎に、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置に対して、前記複数のWebサーバ装置が格納する在庫情報を更新するように制御する、処理を実行させることを特徴とする。
本発明の他の実施形態における予約一元管理方法において、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置と通信可能なコンピュータが、前記複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、前記予約における時間帯、人数及び前記予約対象の種別を示す対象タイプを含む予約情報を取得し、前記予約情報の内容に基づいて、単位時間毎に前記在庫関係情報に含まれる在庫情報を管理する場合、前記対象タイプと、前記対象タイプに対応する在庫に関する在庫情報と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報から、前記予約情報に対応する対象タイプの在庫情報と、前記予約情報に含まれる前記時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報とを更新し、更新した前記在庫情報に基づいて、前記単位時間毎に、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置に対して、前記複数のWebサーバ装置が格納する在庫情報を更新するように制御する、処理を実行することを特徴とする。
媒体更新制御部26は、媒体連携管理DB33を参照し、予約情報に対応する席タイプが掲載されたWebサイト(媒体情報)を取得する。それから、媒体更新制御部26は、取得した媒体情報に基づいて、予約を受け付けた媒体(Webサーバ装置13a)以外の媒体(Webサーバ装置13b,・・・)に対して、在庫情報の更新を指示する(S37)。
本発明の一実施形態における、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置と通信可能な予約一元管理装置は、前記複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、前記予約における時間帯、人数及び前記予約対象の種別に関する対象タイプを含む予約情報を取得する取得部と、前記対象タイプと、前記対象タイプに対応する在庫に関する在庫情報であって前記予約情報の内容に基づいて単位時間毎に管理される前記在庫情報と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報を格納する格納部と、前記在庫関係情報における、前記予約情報に対応する対象タイプの在庫情報と、前記予約情報に含まれる前記時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報とを更新する予約処理部と、更新した前記在庫情報に基づいて、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置に対して、前記複数のWebサーバ装置が格納する在庫情報を更新するように制御する更新制御部と、を備え、前記在庫関係情報は、同日で同一の前記対象タイプの第1の前記在庫関係情報と第2の前記在庫関係情報を含み、前記第1の在庫関係情報の時間帯は、前記第2の在庫関係情報の時間帯の一部または全部と重複し、前記予約処理部は、前記予約情報に基づいて、前記予約情報に含まれる時間帯が前記第1の在庫関係情報の時間帯及び前記第2の在庫関係情報の時間帯と重複する場合、前記在庫関係情報から、前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報を抽出し、抽出した前記 第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報それぞれから前記予約情報に基づく予約対象数を減少させることを特徴とする。
本発明の他の実施形態における予約一元管理プログラムは、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置と通信可能なコンピュータに、前記複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、前記予約における時間帯、人数及び前記予約対象の種別を示す対象タイプを含む予約情報を取得する取得処理と、前記対象タイプと、前記対象タイプに対応する在庫に関する在庫情報であって前記予約情報の内容に基づいて単位時間毎に管理される前記在庫情報と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報に対して、前記予約情報に対応する対象タイプの在庫情報と、前記予約情報に含まれる前記時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報とを更新する予約処理と、更新した前記在庫情報に基づいて、前記単位時間毎に、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置に対して、前記複数のWebサーバ装置が格納する在庫情報を更新するように制御する更新制御処理と、を実行させ、前記在庫関係情報は、同日で同一の前記対象タイプの第1の前記在庫関係情報と第2の前記在庫関係情報を含み、前記第1の在庫関係情報の時間帯は、前記第2の在庫関係情報の時間帯の一部または全部と重複し、前記予約処理は、前記予約情報に基づいて、前記予約情報に含まれる時間帯が前記第1の在庫関係情報の時間帯及び前記第2の在庫関係情報の時間帯と重複する場合、前記在庫関係情報から、前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報を抽出し、抽出した前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報それぞれから前記予約情報に基づく予約対象数を減少させることを特徴とする。
本発明の他の実施形態における予約一元管理方法において、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置と通信可能なコンピュータが、前記複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、前記予約における時間帯、人数及び前記予約対象の種別を示す対象タイプを含む予約情報を取得する取得処理と、前記対象タイプと、前記対象タイプに対応する在庫に関する在庫情報であって前記予約情報の内容に基づいて単位時間毎に管理される前記在庫情報と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報に対して、前記予約情報に対応する対象タイプの在庫情報と、前記予約情報に含まれる前記時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報とを更新する予約処理と、更新した前記在庫情報に基づいて、前記単位時間毎に、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置に対して、前記複数のWebサーバ装置が格納する在庫情報を更新するように制御する更新制御処理と、を実行し、前記在庫関係情報は、同日で同一の前記対象タイプの第1の前記在庫関係情報と第2の前記在庫関係情報を含み、前記第1の在庫関係情報の時間帯は、前記第2の在庫関係情報の時間帯の一部または全部と重複し、前記予約処理は、前記予約情報に基づいて、前記予約情報に含まれる時間帯が前記第1の在庫関係情報の時間帯及び前記第2の在庫関係情報の時間帯と重複する場合、前記在庫関係情報から、前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報を抽出し、抽出した前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報それぞれから前記予約情報に基づく予約対象数を減少させることを特徴とする。
本発明の一実施形態における、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置と通信可能な予約一元管理装置は、前記複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、前記予約における時間帯、人数及び前記予約対象の種別に関する対象タイプを含む予約情報を取得する取得部と、前記対象タイプと、前記対象タイプに対応する在庫に関する在庫情報であって前記予約情報の内容に基づいて単位時間毎に管理される前記在庫情報と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報を格納する格納部と、前記在庫関係情報における、前記予約情報に対応する対象タイプの在庫情報と、前記予約情報に含まれる前記時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報とを更新する予約処理部と、更新した前記在庫情報に基づいて、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置に対して、前記複数のWebサーバ装置が格納する在庫情報を更新するように制御する更新制御部と、を備え、前記在庫関係情報は、同日で同一の前記対象タイプの第1の在庫関係情報と第2の在庫関係情報を含み、前記第1の在庫関係情報の時間帯は、前記第2の在庫関係情報の時間帯の一部または全部と重複し、前記予約処理部は、前記予約情報に基づいて、前記予約情報に含まれる時間帯が前記第1の在庫関係情報の時間帯及び前記第2の在庫関係情報の時間帯と重複する場合、前記在庫関係情報から、前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報を抽出し、抽出した前記 第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報それぞれから前記予約情報に基づく予約対象数を減少させることを特徴とする。
本発明の他の実施形態における予約一元管理プログラムは、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置と通信可能なコンピュータに、前記複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、前記予約における時間帯、人数及び前記予約対象の種別を示す対象タイプを含む予約情報を取得する取得処理と、前記対象タイプと、前記対象タイプに対応する在庫に関する在庫情報であって前記予約情報の内容に基づいて単位時間毎に管理される前記在庫情報と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報に対して、前記予約情報に対応する対象タイプの在庫情報と、前記予約情報に含まれる前記時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報とを更新する予約処理と、更新した前記在庫情報に基づいて、前記単位時間毎に、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置に対して、前記複数のWebサーバ装置が格納する在庫情報を更新するように制御する更新制御処理と、を実行させ、前記在庫関係情報は、同日で同一の前記対象タイプの第1の在庫関係情報と第2の在庫関係情報を含み、前記第1の在庫関係情報の時間帯は、前記第2の在庫関係情報の時間帯の一部または全部と重複し、前記予約処理は、前記予約情報に基づいて、前記予約情報に含まれる時間帯が前記第1の在庫関係情報の時間帯及び前記第2の在庫関係情報の時間帯と重複する場合、前記在庫関係情報から、前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報を抽出し、抽出した前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報それぞれから前記予約情報に基づく予約対象数を減少させることを特徴とする。
本発明の他の実施形態における予約一元管理方法において、卓または席を予約対象として予約を受け付けるWebサイトを管理する複数のWebサーバ装置と通信可能なコンピュータが、前記複数のWebサーバ装置のうちのいずれかのWebサーバ装置から、予約日、前記予約における時間帯、人数及び前記予約対象の種別を示す対象タイプを含む予約情報を取得する取得処理と、前記対象タイプと、前記対象タイプに対応する在庫に関する在庫情報であって前記予約情報の内容に基づいて単位時間毎に管理される前記在庫情報と、予約日における時間帯のバリエーションとを関係付けた情報である在庫関係情報に対して、前記予約情報に対応する対象タイプの在庫情報と、前記予約情報に含まれる前記時間帯の一部または全部と重複する同日の時間帯を含む前記対象タイプの在庫情報とを更新する予約処理と、更新した前記在庫情報に基づいて、前記単位時間毎に、前記いずれかのWebサーバ装置以外の前記複数のWebサーバ装置に対して、前記複数のWebサーバ装置が格納する在庫情報を更新するように制御する更新制御処理と、を実行し、前記在庫関係情報は、同日で同一の前記対象タイプの第1の在庫関係情報と第2の在庫関係情報を含み、前記第1の在庫関係情報の時間帯は、前記第2の在庫関係情報の時間帯の一部または全部と重複し、前記予約処理は、前記予約情報に基づいて、前記予約情報に含まれる時間帯が前記第1の在庫関係情報の時間帯及び前記第2の在庫関係情報の時間帯と重複する場合、前記在庫関係情報から、前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報を抽出し、抽出した前記第1の在庫関係情報と前記第2の在庫関係情報それぞれから前記予約情報に基づく予約対象数を減少させることを特徴とする。