JP2020187284A - 画像形成装置 - Google Patents

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真一 川端
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Abstract

【課題】飛散トナーとオゾンが混じることによる異臭の発生を防止する。【解決手段】画像形成装置1は、感光体31を帯電させる帯電部32と、帯電され露光された感光体31にトナーを供給する現像部33と、現像部33から飛散したトナーを含む空気からトナーを分離するために空気の流れを導く現像吸引経路と、帯電部32において発生したオゾンを含む空気からオゾンを除去するために空気の流れを導くオゾン経路と、現像吸引経路内の空気の流れを発生させる現像吸引用ファン82と、オゾン経路内の空気の流れを発生させるオゾン用ファン92と、を備える。現像吸引経路とオゾン経路は、合流することなく、別々に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、トナーを用いて用紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置において、現像部で発生した飛散トナーを吸引してサイクロン部により遠心分離することでトナーをトナー貯留部に回収し、遠心分離できなかったトナーをフィルターで捕集するものが利用されている(特許文献1参照)。
また、電子写真方式の画像形成装置では、感光体に対する帯電プロセスにおける放電により、オゾンが発生する。
特開2017−90645号公報
しかしながら、飛散トナーとオゾンが混じると、異臭が発生するという問題があった。画像形成装置内で発生するオゾンは、飛散トナーとともに吸引されるか、飛散トナーとは別の経路で吸引される。オゾンを飛散トナーとは別の経路で吸引する画像形成装置においても、現像部からの吸引経路と、帯電部からの吸引経路とが、サイクロン部を通過する前で合流しているため、飛散トナーとオゾンが混じることを回避できなかった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、飛散トナーとオゾンが混じることによる異臭の発生を防止することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、感光体を帯電させる帯電部と、前記帯電され露光された感光体にトナーを供給する現像部と、前記現像部から飛散したトナーを含む空気からトナーを分離するために空気の流れを導く現像吸引経路と、前記帯電部において発生したオゾンを含む空気からオゾンを除去するために空気の流れを導くオゾン経路と、前記現像吸引経路内の空気の流れを発生させる現像吸引用ファンと、前記オゾン経路内の空気の流れを発生させるオゾン用ファンと、を備える画像形成装置であって、前記現像吸引経路と前記オゾン経路は、合流することなく、別々に設けられている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記オゾン経路は、前記現像吸引経路より前記感光体から離れた位置に配置されている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記現像吸引用ファンと前記オゾン用ファンは、上下方向に並んで配置されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記現像吸引用ファンの排気口と前記オゾン用ファンの排気口が平行になるように配置されている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記オゾン経路において、前記オゾン用ファンの近傍のダクトは、前記オゾン用ファンに向けて、断面積が大きくなっていくように形成されている。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記オゾン経路の下側に、加熱源が配置されている。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記オゾン経路の空気が流れる方向と直交する奥行き方向の幅は、前記現像吸引経路の空気が流れる方向と直交する奥行き方向の幅より小さい。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記オゾン経路の一部は、独立して交換可能となっている。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置における機械動作の中で、前記オゾン用ファンの動作を画像形成動作より早く開始させる制御部を備える。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置における機械動作の中で、前記オゾン用ファンの動作を画像形成動作より遅く終了させる制御部を備える。
本発明によれば、飛散トナーとオゾンが混じることによる異臭の発生を防止することができる。
本発明の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 トナー捕集ユニットを模式的に示す図である。 トナー捕集ユニットの外観斜視図である。 トナー捕集ユニットを取り外す際の様子を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置1の全体構成を示す概略図である。また、図2は、画像形成装置1の機能的構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。
画像形成装置1は、外装を形成する略直方体状の装置本体部1Aを有し、この装置本体部1Aには、用紙収納部10と、画像読取部20と、画像形成部30と、定着部40と、制御部50と、記憶部60と、操作表示部70と、トナー捕集ユニット100と、現像吸引用ファン82と、オゾン用ファン92と、電源200とが設けられている。
用紙収納部10は、画像形成装置1の下部に配置されており、用紙のサイズや種類に応じた複数のトレイ11が設けられている。用紙は、トレイ11から給紙されて搬送部12に送られ、搬送部12によって画像形成部30及び定着部40に搬送される。
画像読取部20は、図示しない原稿搬送部により搬送された原稿又は原稿台21に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。また、画像読取部20は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施し、制御部50に出力する。
なお、画像形成に用いる画像データは、画像読取部20から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピューター等の外部装置から受信したものであってもよい。
画像形成部30は、画像データに基づいて用紙に画像形成を行う。
画像形成部30は、Y、M、C及びKの色成分に各々対応する4組の画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと、中間転写ベルト34と、1次転写部35と、2次転写ローラー36とを備えている。
画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各々は、ドラム状の感光体31、この感光体31の周囲に配置された帯電部32、露光部(図示せず)、現像部33及びクリーニング部(図示せず)等を有している。
帯電部32は、感光体31の表面を一様に帯電させる。露光部は、帯電された感光体31上にレーザー光を照射、露光することにより、感光体31上に静電潜像を形成する。現像部33は、露光された感光体31上に所定の色(Y、M、C及びKのいずれか)のトナーを供給し、感光体31上に形成された静電潜像を現像する。
Y、M、C及びKに対応する4つの感光体31上に各々Y、M、C及びKのトナーで形成された画像(単色画像)は、各感光体31から中間転写ベルト34に転写される。中間転写ベルト34は、複数の搬送ローラーに巻き回された無端ベルトであり、各搬送ローラーの回転に従って回転する。
中間転写ベルト34の内周側における画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各感光体31と対向する位置には、1次転写部35が設けられている。この1次転写部35は、中間転写ベルト34にトナーと反対の極性の電圧を印加することで、感光体31上に付着したトナーを中間転写ベルト34に転写させる。
中間転写ベルト34の表面には、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kで形成されたトナー像が順次転写される。すなわち、中間転写ベルト34上には、Y、M、C及びKを色成分とするトナー像が重なり合い、カラー画像が形成される。
中間転写ベルト34の外周側にて対向する位置に2次転写ローラー36が配設されている。この2次転写ローラー36と中間転写ベルト34とが接触するニップ部が転写位置であり、2次転写ローラー36は、搬送部12によって搬送されてきた用紙を中間転写ベルト34に接触させて、中間転写ベルト34の外周面上に形成されているトナー像を用紙に転写する。
2次転写ローラー36における用紙の排出側には、定着部40が設けられている。
定着部40は、加熱ローラー及び加圧ローラーからなる一対のローラーを備えている。用紙は、当該一対のローラーのニップ部を通ることにより熱と圧力が加えられ、用紙上に転写されたトナー像が溶融定着する。
また、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各現像部33近傍には、それぞれ現像吸引ダクト80が配設されている。つまり、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kに対応して4つの現像吸引ダクト80が設けられている。各現像吸引ダクト80は、対応する画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの現像部33から飛散したトナーを含むトナー含有空気を吸引する。図1中において、トナー含有空気の流れを模式的に一点鎖線の矢印で表している。
4つの現像吸引ダクト80は、それぞれ現像共通ダクト81に接続されている。現像共通ダクト81は、上下方向に延びる中空の直方体状に形成され、4つの現像吸引ダクト80からトナー捕集ユニット100にトナー含有空気を導く役割を具備している。
現像共通ダクト81の4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと対向する側面には、現像吸引ダクト80を接続可能な4つの連通口(図示せず)が設けられている。一方、現像共通ダクト81の4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと対向する側と反対側には、トナー捕集ユニット100の流入口111(図3参照)が接続される接続口81aが設けられている。
現像共通ダクト81から流入し、トナー捕集ユニット100を通った空気を導く経路の先には、現像吸引用ファン82が配設されている。現像吸引用ファン82は、現像吸引ダクト80及び現像共通ダクト81からトナー捕集ユニット100の内部を経て画像形成装置1の外部に排出される空気の流れを発生させる。現像吸引用ファン82としては、シロッコファン、プロペラファン等が用いられる。
また、現像吸引用ファン82は、回転速度(単位時間あたりの回転数)を算出するためのパルス信号を制御部50に出力する。
また、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各帯電部32近傍には、それぞれ帯電吸引ダクト90が配設されている。つまり、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kに対応して4つの帯電吸引ダクト90が設けられている。各帯電吸引ダクト90は、対応する画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの帯電部32において発生したオゾンを含むオゾン含有空気を吸引する。図1中において、オゾン含有空気の流れを模式的に二点鎖線の矢印で表している。
4つの帯電吸引ダクト90は、それぞれ帯電共通ダクト91に接続されている。帯電共通ダクト91は、4つの帯電吸引ダクト90からトナー捕集ユニット100にオゾン含有空気を導く役割を具備している。
帯電共通ダクト91から流入し、トナー捕集ユニット100を通った空気を導く経路の先には、オゾン用ファン92が配設されている。オゾン用ファン92は、帯電吸引ダクト90及び帯電共通ダクト91からトナー捕集ユニット100の内部を経て画像形成装置1の外部に排出される空気の流れを発生させる。オゾン用ファン92としては、シロッコファン、プロペラファン等が用いられる。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部50のCPUは、記憶部60に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、各種処理を実行する。
記憶部60は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性の半導体メモリー等で構成されている。
記憶部60には、制御部50で実行されるシステムプログラムや処理プログラムを始めとする各種プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。
操作表示部70は、表示画面を備え、画面上に各種情報の表示を行う表示部71、及びユーザーによる各種指示の入力に使用される操作部72を備えている。
トナー捕集ユニット100(サイクロンユニット)は、外形が略直方体状に形成され、装置本体部1Aに対して着脱可能に構成されている。
図3は、トナー捕集ユニット100を模式的に示す図である。図3に示すように、トナー捕集ユニット100は、トナー処理部110と、オゾン処理部120とを備える。図3中において、トナー処理部110における空気の流れを模式的に一点鎖線の矢印で表し、オゾン処理部120における空気の流れを模式的に二点鎖線の矢印で表している。
トナー処理部110は、流入口111と、サイクロン部112と、トナー貯留部113と、空気流路部114と、フィルター部115と、流出口116とを具備している。
流入口111は、現像共通ダクト81を通過してきたトナー含有空気を受け入れる受入口である。トナー捕集ユニット100を装置本体部1Aに装着すると、流入口111は、現像共通ダクト81の接続口81aに対向する。これにより、サイクロン部112は、流入口111を介して現像共通ダクト81の内部空間に連通される。
サイクロン部112は、現像共通ダクト81を通過し、流入口111を介して流入されるトナー含有空気からトナーを遠心分離する。サイクロン部112は、円筒状に形成されており、軸方向が上下方向(重力が作用する方向)と一致している。
また、サイクロン部112は、トナー貯留部113側の開口部に向けて、当該サイクロン部112の内径が小さくなっていくように形成されている。
サイクロン部112に流入されたトナー含有空気は、サイクロン部112の内周の接線方向に進む。これにより、サイクロン部112の内部には、空気が旋回する旋回流れが発生する。
旋回流れにあるトナーは、物体が円運動することで作用する遠心力により半径方向に移動するため、大部分のトナーが空気から分離(遠心分離)される。サイクロン部112により分離されたトナーは、自重によって下方に落下し、トナー貯留部113内に貯留される。一方、空気は、サイクロン部112の円筒部分の下端側から当該サイクロン部112の内側に流入し、サイクロン部112の上側に設けられた空気流路部114の流入部114aに入る。
空気流路部114は、サイクロン部112に連通する流入部114aと、流入部114aに連通するフィルター配設部114bとを具備している。
流入部114aは、U字型のパイプ状に形成されており、サイクロン部112から流入される空気を上下反転させてフィルター配設部114bに導く。
フィルター配設部114bには、トナーをろ過するフィルター部115が配設されている。
フィルター部115は、サイクロン部112を通過した空気に含まれる僅かなトナーを捕集するものであり、これにより、フィルター部115を通過した空気が清浄化される。フィルター部115には、空気が通過する方向に、複数枚のトナー防塵フィルターが重ねられて配置されている。また、フィルター部115に、オゾン分解フィルターが含まれることとしてもよい。
フィルター部115を通過した空気は、空気の流れ方向下流側(サイクロン部112と反対側)に形成されている流出口116から現像吸引用ファン82側に流出される。
このように、各現像吸引ダクト80で吸引された空気は、現像共通ダクト81、流入口111、サイクロン部112、流入部114a、フィルター配設部114b(フィルター部115)及び流出口116を通過し、その後、現像吸引用ファン82を通過して画像形成装置1の外部へ排出される。この各現像吸引ダクト80から現像吸引用ファン82に亘って、現像部33から飛散したトナーを含む空気からトナーを分離するために空気の流れを導く経路を、現像吸引経路という。現像吸引用ファン82は、現像吸引経路内の空気の流れを発生させる。
オゾン処理部120は、流入口121と、空気流路部122と、フィルター部123と、流出口124とを具備している。
流入口121は、帯電共通ダクト91を通過してきたオゾン含有空気を受け入れる受入口である。図3において、オゾン含有空気は、流入口121の奥側から手前側に流れ込む。
空気流路部122は、流入口121から流入した空気が通過する流路である。
空気流路部122には、フィルター部123が配設されている。
フィルター部123は、オゾン分解フィルターにより構成され、オゾン含有空気からオゾンを除去する。
フィルター部123を通過した空気は、空気の流れ方向下流側に形成されている流出口124からオゾン用ファン92側に流出される。
このように、各帯電吸引ダクト90で吸引された空気は、帯電共通ダクト91、流入口121、フィルター部123及び流出口124を通過し、その後、オゾン用ファン92を通過して画像形成装置1の外部へ排出される。この各帯電吸引ダクト90からオゾン用ファン92に亘って、帯電部32において発生したオゾンを含む空気からオゾンを除去するために空気の流れを導く経路を、オゾン経路という。オゾン用ファン92は、オゾン経路内の空気の流れを発生させる。
トナー捕集ユニット100は、サイクロン部112、トナー貯留部113、フィルター部115等を含むトナー処理部110と、オゾン処理部120とが一体となって形成されている。トナー貯留部113は、トナー捕集ユニット100に対して着脱可能に構成されており、トナー貯留部113がトナーで満たされた満杯状態となった場合に、トナー貯留部113を独立して交換可能となっている。
画像形成装置1において、現像吸引経路とオゾン経路は、途中で合流することなく、別々に設けられている。
トナー捕集ユニット100内において、オゾン経路(オゾン処理部120)は、現像吸引経路(トナー処理部110)より各感光体31から離れた位置に配置されている。すなわち、各現像部33近傍からトナー処理部110の流入口111に至る経路は、各帯電部32近傍からオゾン処理部120の流入口121に至る経路より短い。
現像吸引用ファン82とオゾン用ファン92は、装置本体部1Aの同一側面において、上下方向に並んで配置されている。
また、現像吸引用ファン82の排気口とオゾン用ファン92の排気口が平行になるように配置されている。具体的には、現像吸引用ファン82及びオゾン用ファン92において用いられているファンの種類に応じて、現像吸引用ファン82とオゾン用ファン92とで排気の方向が一致するよう構成されている。
トナー捕集ユニット100内のオゾン経路において、オゾン用ファン92の近傍のダクトは、オゾン用ファン92に向けて、断面積が大きくなっていくように形成されている。つまり、オゾン処理部120は、空気の流れ方向下流側で、広がった形状を有している。
また、一般的に、トナー貯留部113の角部では乱流が生じやすい。これに対し、本実施形態では、オゾン経路をオゾン用ファン92に向けて広げたことに伴い、トナー貯留部113の奥側(サイクロン部112からトナー及び空気が流れ込む部分から見て奥側。図3において右側の部分。)が狭まっている。トナー貯留部113の奥側において、底面から側面に斜めの壁が形成されているので、乱流が起こりにくい。そのため、トナー貯留部113においてトナーの吹き溜りが発生しにくくなり、トナーの捕集量を上げることができる。
電源200は、画像形成装置1の電源であり、画像形成装置1を構成する各部に電力を供給する。
トナー捕集ユニット100内のオゾン経路(オゾン処理部120)の下側に、加熱源が配置されている。ここでは、加熱源として、電源200(図1参照)を用いる。
なお、加熱源として用いる電源200は、画像形成装置1の一部の構成部品に電力を供給するものであってもよい。例えば、加熱源として用いる電源200は、画像形成装置1の動作時に常時稼働しているユニット(操作表示部70等)の電源であってもよい。また、加熱源として用いる電源200は、現像吸引用ファン82の電源やオゾン用ファン92の電源であってもよい。
制御部50は、画像形成装置1の機械動作の中で、オゾン用ファン92の動作を画像形成動作より早く開始させる。具体的には、制御部50は、オゾン用ファン92の動作を帯電部32における帯電動作より早く開始させる。
また、制御部50は、画像形成装置1の機械動作の中で、オゾン用ファン92の動作を画像形成動作より遅く終了させる。具体的には、制御部50は、オゾン用ファン92の動作を帯電部32における帯電動作より遅く終了させる。
画像形成装置1において、複数枚の用紙に対する画像形成を行う場合には、制御部50は、1枚目の用紙に対する帯電動作より早くオゾン用ファン92の動作を開始させ、最終用紙に対する帯電動作より遅くオゾン用ファン92の動作を終了させる。
トナー捕集ユニット100内のオゾン経路(オゾン処理部120)において、フィルター部123は、空気の流れ方向において流入口121のすぐ下流に設けられていることが望ましい。流入口121からフィルター部123までの距離と比較して、フィルター部123からオゾン用ファン92までの距離を長くすることで、オゾン用ファン92による空気の流れを効率良く発生させることができる。
図4は、トナー捕集ユニット100の外観斜視図である。図4中、矢印X方向は、オゾン処理部120において主に空気が流れる方向を示しており、矢印Y方向は、矢印X方向と直交する奥行き方向を示しており、矢印Z方向は、上下方向を示している。
トナー捕集ユニット100において、オゾン経路の空気が流れる方向と直交する奥行き方向の幅Y1は、現像吸引経路の空気が流れる方向と直交する奥行き方向の幅Y2より小さい。トナー処理部110において空気が流れる方向は、サイクロン部112における旋回流れを除き、主にXZ平面に平行な方向であるから、トナー捕集ユニット100内で現像吸引経路の空気が流れる方向と直交する奥行き方向も、矢印Y方向であると言える。
現像吸引経路において、サイクロン部112の円筒は大きくなる傾向にあるため、ある程度の奥行きが必要である。一方、オゾン経路については、そこまで奥行きを持たせる必要はないから、オゾン経路の奥行き方向の幅Y1は、現像吸引経路(特に、トナー貯留部113)の奥行き方向の幅Y2より小さくてよい。
また、オゾン経路の一部は、独立して交換可能となっている。具体的には、トナー捕集ユニット100内のオゾン経路(オゾン処理部120)が、独立して交換可能となっている。
さらに、オゾン処理部120の一部を、独立して交換可能としてもよい。
図4に示すように。オゾン処理部120には、フィルター交換用の蓋125が設けられている。サービスマンは、この蓋125を開けて、フィルター部123(オゾン分解フィルター)を交換することができる。
図5に、画像形成装置1の装置本体部1Aからトナー捕集ユニット100を取り外す際の様子を示す。サービスマンは、トナー貯留部113の上面113aと下面113bに指をかけて、トナー貯留部113をつかんでトナー捕集ユニット100を取り外す。また、トナー捕集ユニット100を取り付ける際も同様に、トナー貯留部113の上面113aと下面113bに指をかけて、トナー貯留部113を持ち手として利用する。トナー貯留部113を持ち手に適したサイズとすることで、トナー捕集ユニット100の取り扱いが容易になる。
制御部50は、現像吸引用ファン82から出力されるパルス信号に基づいて、現像吸引用ファン82の回転速度(単位時間あたりの回転数)を算出する。
画像形成装置1により画像形成が開始され、トナー貯留部113にトナーが貯留されていくとともにフィルター部115によりトナーが捕集されていくと、現像吸引用ファン82を通過する空気の流量が減少していくため、所定の電圧で駆動している現像吸引用ファン82は、回転負荷の減少に伴い、回転速度が上昇する。そして、トナー貯留部113がトナーで満たされた満杯状態となった後は、トナー貯留部113のトナーが巻き上がってフィルター部115に目詰まりが発生し、現像吸引用ファン82の回転速度が急激に上昇する。
制御部50は、現像吸引用ファン82の回転速度の変化に基づいて、現像吸引用ファン82の回転速度が所定値以上になった場合に、トナー貯留部113が満杯状態となったことを検出する。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像形成装置1において、現像吸引経路とオゾン経路が、途中で合流することなく、別々に設けられているので、飛散トナーとオゾンが混じることによる異臭の発生を防止することができる。
また、飛散トナーの吸引には、オゾンの吸引と比較して、より大きな吸引力が必要である。オゾン経路(オゾン処理部120)を、現像吸引経路(トナー処理部110)より各感光体31から離れた位置に配置することで、現像吸引経路がオゾン経路より短くなるため、現像吸引経路における現像吸引用ファン82の風圧損を抑制することができる。
また、現像吸引用ファン82とオゾン用ファン92が、上下方向に並んで配置されているので、省スペース化を図ることができる。
また、現像吸引用ファン82の排気口とオゾン用ファン92の排気口が平行になるように配置されているので、現像吸引用ファン82から排出されるファン風により、オゾン経路から排出される空気を拡散させ、オゾン経路から排出される匂いを低減させることができる。
オゾン用ファン92の大きさに対してオゾン経路の断面積が小さいと、オゾン用ファン92の風圧損が大きくなる。本実施形態では、トナー捕集ユニット100内のオゾン経路において、オゾン用ファン92の近傍のダクトの断面積が、オゾン用ファン92に向けて大きくなっているため、オゾン用ファン92の大きさまでダクトが広がっていない場合と比較して、オゾン用ファン92の風圧損を低下させることができる。
また、トナー捕集ユニット100内のオゾン経路(オゾン処理部120)の下側に、加熱源(電源200)が配置されているので、加熱源(電源200)によりオゾン経路の温度を上昇させることで、フィルター部123におけるオゾンの分解を促進することができる。
また、オゾン経路の一部(オゾン処理部120等)を、独立して交換可能とすることで、トナー捕集ユニット100の使用可能時間が長くなる。
また、オゾン用ファン92の動作を、オゾン発生の原因となる帯電動作より早く開始させ、帯電動作より遅く終了させるので、帯電部32において発生するオゾンを効率良く除去することができる。
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、加熱源として、電源200を用いた場合について説明したが、オゾン経路(オゾン処理部120)を加熱する専用のヒーターを用いることとしてもよい。
1 画像形成装置
30 画像形成部
30Y,30M,30C,30K 画像形成ユニット
31 感光体
32 帯電部
33 現像部
50 制御部
60 記憶部
80 現像吸引ダクト
81 現像共通ダクト
82 現像吸引用ファン
90 帯電吸引ダクト
91 帯電共通ダクト
92 オゾン用ファン
100 トナー捕集ユニット
110 トナー処理部
112 サイクロン部
113 トナー貯留部
115 フィルター部
120 オゾン処理部
123 フィルター部
200 電源

Claims (10)

  1. 感光体を帯電させる帯電部と、
    前記帯電され露光された感光体にトナーを供給する現像部と、
    前記現像部から飛散したトナーを含む空気からトナーを分離するために空気の流れを導く現像吸引経路と、
    前記帯電部において発生したオゾンを含む空気からオゾンを除去するために空気の流れを導くオゾン経路と、
    前記現像吸引経路内の空気の流れを発生させる現像吸引用ファンと、
    前記オゾン経路内の空気の流れを発生させるオゾン用ファンと、
    を備える画像形成装置であって、
    前記現像吸引経路と前記オゾン経路は、合流することなく、別々に設けられている画像形成装置。
  2. 前記オゾン経路は、前記現像吸引経路より前記感光体から離れた位置に配置されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像吸引用ファンと前記オゾン用ファンは、上下方向に並んで配置されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像吸引用ファンの排気口と前記オゾン用ファンの排気口が平行になるように配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記オゾン経路において、前記オゾン用ファンの近傍のダクトは、前記オゾン用ファンに向けて、断面積が大きくなっていくように形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記オゾン経路の下側に、加熱源が配置されている請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記オゾン経路の空気が流れる方向と直交する奥行き方向の幅は、前記現像吸引経路の空気が流れる方向と直交する奥行き方向の幅より小さい請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記オゾン経路の一部は、独立して交換可能となっている請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置における機械動作の中で、前記オゾン用ファンの動作を画像形成動作より早く開始させる制御部を備える請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置における機械動作の中で、前記オゾン用ファンの動作を画像形成動作より遅く終了させる制御部を備える請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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