JP2020187173A - 位相シフタおよびその制御方法 - Google Patents

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Kazuya Sugawara
一也 菅原
宏泰 馬渡
Hiroyasu Motai
宏泰 馬渡
美野 真司
Shinji Mino
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Abstract

【課題】熱光学型位相シフタの位相ドリフトを補償する。【解決手段】入力導波路に接続された方向性結合器と、出力導波路に接続された方向性結合器と、2つの方向性結合器の間に設けられた2本のアーム導波路とを有するマッハツェンダ干渉計、および前記2本のアーム導波路に設けられたヒータを含む位相シフタにおいて、一方のアーム導波路に沿って平行に当該アーム導波路の両側に形成された断熱溝を備え、前記一方のアーム導波路に設けられたヒータのみを発熱させて前記マッハツェンダ干渉計の位相シフト量を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、位相シフタおよびその制御方法に関し、より詳細には、可変光減衰器等の光回路に適用される熱光学型の位相シフタおよびその制御方法に関する。
近年の光ネットワークにおいて、光強度をダイナミックに変化させる可変光減衰器の役割は重要になっている。特に、熱光学効果を用いた可変光減衰器(以下、VOAという) は、他の平面光導波型光回路との集積が可能であり、駆動部分を持たないために、信頼性に優れている。一方、CMOS製造技術を用いて光回路を実現するシリコンフォトニクスは、光回路の小型化および経済化に資する技術として注目されている。
図1に、従来の可変光減衰器の構成を示す。位相シフタと方向性結合器から構成される熱光学型可変減衰器(VOA)101の例である(例えば、特許文献1参照)。VOA101は、入力導波路105に接続された方向性結合器102と、出力導波路108に接続された方向性結合器103と、2つの方向性結合器の間に設けられた2本のアーム導波路106,107とを含むマッハツェンダ干渉計(MZI)からなる。熱光学型位相シフタは、MZIのアーム導波路106,107の上部に薄膜ヒータ104を配置して構成される。薄膜ヒータ104の発熱によりアーム導波路106,107の屈折率を変化させ、導波路を透過する光の位相を変化させて、出力光のON/OFF、光強度の調整、位相変調を行うことができる。
熱光学型VOAの動作原理を説明する。ヒータ104に無通電のときは、2本のアーム導波路106,107を伝搬する光の光路長差はゼロである。入力導波路端105aに入力された信号光は、出力導波路端108bに伝搬する。次に、ヒータ104へ通電して、熱光学効果により光路長差を信号光波長の4分の1相当分変化させると、入力導波路端105aに入力された信号光のうち50%が出力導波路端108bへ伝搬し、残りの50%が出力導波路端108aへ伝搬する。さらに、ヒータ104へ通電して、光路長差を信号光波長の2分の1相当分変化させると、入力導波路端105aに入力された信号光は、全て出力導波路端108a へ伝搬する。したがって、信号光は出力導波路端108bに伝搬しない。この様に、ヒータ104へ通電する電力を制御して、光路長差をゼロから信号光波長の2分の1相当まで所望の値に設定することにより、出力導波路108bへ伝搬する光の強度を、所望の値に調整することができる。
図2に、従来の可変光減衰器の位相シフタの構成を示す。図2(a)は、図1に示した薄膜ヒータ104を含む熱光学型位相シフタの部分を拡大した図である。熱光学型位相シフタを用いたPLC光スイッチモジュール等の製品では、大規模化と低コスト化とともに低消費電力化が求められている。これを解決する方法として、位相シフタに断熱溝109を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図2(b)は、B−B’の断面を示している。この例では、断熱溝109により形成されたリッジ光導波路の幅は7.7μm、電極幅は4.0μm、電極長は500μmである。断熱溝109の幅は、20μmである。断熱溝109の形成により、ヒータ104で発生した熱が外部に流出しにくくなり、リッジ光導波路内に閉じ込められるため、熱効率を高めることができる。また、断熱溝109は、応力解放の作用もあるため、アーム導波路106,107の初期状態が同じ状態になるように、アーム導波路106,107のそれぞれ両側に同じ大きさで設けている。
位相シフタは、例えば、シリコン(Si)基板201と、シリコン基板201の上に形成された酸化シリコン(SiO2)からなる下部クラッド層202と、下部クラッド層202の上に形成された単結晶シリコンからなるコア層203と、下部クラッド層202およびコア層203の上に形成された酸化シリコンからなる上部クラッド層204と、コア層203の上部にあたる上部クラッド層204の上に配置されたヒータ104とが順に積層されている。断熱溝109a,bは、アーム導波路の両側、すなわちコア層203で構成された光導波路と平行に配置される。断熱溝109は、例えば、上部クラッド層204を形成した後に、公知のフォトリソグラフィー技術により形成したマスクパターンを用いて、公知のエッチング技術により所定の深さまで、上部クラッド層204、下部クラッド層202を選択的に除去することにより形成することができる。
特開2004−170657号公報 特開2009−204730号公報
図3に、従来の熱光学型位相シフタの位相ドリフトの変化を示す。熱光学型位相シフタのヒータに電力をかけて長年使用した場合に、高温高湿時に位相量がΔΦドリフト(位相ドリフト)することが見出された。ドリフト量は、時間的に飽和し、その飽和量は、ヒータに加える電力Pが大きいほど小さいことが併せて見出された。この原因は、断熱溝から浸透する水分がリッジ光導波路のSiO2ガラスに浸透し、Si導波路との間の応力が変化するためであると推測される。従って、ヒータに電力を印加しない場合でも、環境の温度と湿度により位相量はドリフトして、所定の時間が経過すると飽和する。位相シフタの構造、材料が同じ場合は、位相ドリフトは、主に環境温度と湿度及びヒータへの電力量とによって決定される。
なお、位相ドリフトが生じる原因から明らかなように、断熱溝のない熱光学型位相シフタの場合は、リッジ光導波路への水分の浸透がないため、位相ドリフトは見られない(図3では破線で示す)。
従来の可変光減衰器は、制御の容易性の観点から、位相シフタの初期位相状態を同じ状態とするために、2本のアーム導波路の構造を同じ構造としていた。可変光減衰器の位相シフト量は、2本のアーム導波路の位相シフト量の差であるため、通常、位相シフタは、一方のアーム導波路の位相シフタのみに電力を供給する。図3で明らかなように、ヒータを加熱しない場合は、リッジ光導波路に浸透する水分量が加熱する場合に比べ多くなるため、このような制御方法は、最も位相ドリフト量が大きい。このため、従来の可変光減衰器は、位相ドリフトが大きくなる構成であり、駆動時間にともない位相ドリフトを補償する必要があるという問題があった。
本発明の目的は、熱光学型位相シフタの位相ドリフトを補償することができる位相シフタおよびその制御方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、一実施態様は、入力導波路に接続された方向性結合器と、出力導波路に接続された方向性結合器と、2つの方向性結合器の間に設けられた2本のアーム導波路とを有するマッハツェンダ干渉計、および前記2本のアーム導波路に設けられたヒータを含む位相シフタにおいて、一方のアーム導波路に沿って平行に当該アーム導波路の両側に形成された断熱溝を備え、前記一方のアーム導波路に設けられたヒータのみを発熱させて前記マッハツェンダ干渉計の位相シフト量を制御することを特徴とする。
本発明によれば、アーム導波路に設ける断熱溝の構成と、アーム導波路に設けられたヒータの制御方法とを工夫することにより、熱光学型位相シフタの位相ドリフトを補償することができる。
従来の可変光減衰器の構成を示す図である。 従来の可変光減衰器の位相シフタの構成を示す図である。 従来の熱光学型位相シフタの位相ドリフトの変化を示す図である。 本発明の実施形態1にかかる可変光減衰器の構成を示す図である。 実施形態1にかかる可変光減衰器の位相シフタの構成を示す図である。 本発明の実施形態2にかかる可変光減衰器の位相シフタの構成を示す図である。 本発明の実施形態3にかかる可変光減衰器の位相シフタの構成を示す図である。 本発明の実施形態4にかかる可変光減衰器の位相シフタの構成を示す図である。 本発明の実施形態5にかかる可変光減衰器の制御方法を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
図4に、本発明の実施形態1にかかる可変光減衰器の構成を示す。位相シフタと方向性結合器から構成される熱光学型可変減衰器(VOA)301である。VOA301は、入力導波路305に接続された方向性結合器302と、出力導波路308に接続された方向性結合器303と、2つの方向性結合器の間に設けられた2本のアーム導波路306,307とを含むマッハツェンダ干渉計(MZI)からなる。熱光学型位相シフタは、MZIのアーム導波路306,307の上部に薄膜ヒータ304を配置して構成される。
実施形態1では、VOA301の一方のアーム導波路307の両側に深溝の断熱溝309が形成されているが、他方のアーム導波路306には断熱溝が形成されていない。MZIの位相シフト量は2本のアーム導波路の位相シフト量の差になるので、位相制御のためにアーム導波路307のヒータ304bのみを発熱させて、2本のアーム導波路306,307の位相シフト量の差としている。
図5に、実施形態1にかかる可変光減衰器の位相シフタの構成を示す。図5は、図4のV−V’の断面を示している。位相シフタは、シリコン(Si)基板401と、シリコン基板401の上に形成された酸化シリコン(SiO2)からなる下部クラッド層402と、下部クラッド層402の上に形成された単結晶シリコンからなるコア層403と、下部クラッド層402およびコア層403の上に形成された酸化シリコンからなる上部クラッド層404と、コア層403の上部にあたる上部クラッド層404の上に配置されたヒータ304と、保護膜405とが順に積層されている。
断熱溝309a,bは、アーム導波路307の両側、すなわちコア層403で構成された光導波路に沿って平行に、光導波路の両側に配置され、ヒータ304bの長さと同じかそれより1割程度長く形成されている。断熱溝309の形成により、ヒータ304bで発生した熱が外部に流出しにくくなり、リッジ光導波路内に閉じ込められるため、熱効率を高めることができる。
アーム導波路306には断熱溝が形成されておらず、保護膜405で表面が覆われているため、表面からの水分の浸透が遮断されている。そのため、ヒータ304aへの電力供給の有無に依らず、位相ドリフトは発生しない。
アーム導波路307における位相のドリフト量は、図3に示したように、ヒータ304bに加える電力が大きい程小さい。従って、アーム導波路306,307の位相のドリフト量の差は電力が大きい程小さくなる。実施形態1の位相シフタでは、ヒータに一定以上の電力をかけ続ける必要がある用途で特に効果が著しい。
なお、位相シフタを用いる干渉計であれば、光変調器のバイアス位相シフタ、VOA、光スイッチなどにも適用可能である。
(実施形態2)
図6に、本発明の実施形態2にかかる可変光減衰器の位相シフタの構成を示す。実施形態2の可変光減衰器(VOA)501は、従来のVOAと同じく、2本のアーム導波路のそれぞれ両側に断熱溝が形成されている。一方のアーム導波路に形成された断熱溝309は、従来のVOA、実施形態1のVOAと同じく、上部クラッド層404が除去され、下部クラッド層402に達する深さに形成されている。
他方のアーム導波路に形成された断熱溝502は、上部クラッド層404の一部が除去され、コア層403の上面と同じ高さまで、またはコア層403の上面より上方までの深さで形成されている。すなわち、断熱溝502の深さは、断熱溝309の深さより浅く形成されている。
実施形態1では、位相制御のために一方のアーム導波路のヒータ304bのみを発熱させて、2本のアーム導波路の位相シフト量の差としていた。実施形態2では、主としてヒータ304bにより位相制御を行うが、他方のアーム導波路のヒータ304aの加熱も必要な場合に有効である。断熱溝502の表面積を小さくすることにより、断熱の効果を奏するとともに、位相ドリフトの原因となる水分の浸透を抑えることができる。
(実施形態3)
図7に、本発明の実施形態3にかかる可変光減衰器の位相シフタの構成を示す。実施形態3の可変光減衰器(VOA)601は、従来のVOA、実施形態2のVOAと同じく、2本のアーム導波路のそれぞれ両側に断熱溝が形成されている。図7(a)は、第1の例を示しており、断熱溝602により形成されたリッジ光導波路の両側壁部が保護膜405bで覆われている。保護膜405bで覆われた部分からの水分の浸透を防止できるので、位相ドリフトを抑制することができる。
図7(b)は、第2の例を示しており、保護膜405は、断熱溝603の側壁部と底部の全てを覆うようにしてもよい。
(実施形態4)
図8に、本発明の実施形態4にかかる可変光減衰器の位相シフタの構成を示す。実施形態4のVOA701は、コア層403と平行に、その両側に水分遮蔽層702を設けている。例えば、水分遮蔽層702を、コア層403と同一の材料により設けることにより、製造工程数を変えることなく容易に形成することができる。
また、エッチング工程と埋め込み工程が増えてしまうが、水分遮蔽層702を、コア層403と異なる材料で形成してもよい。水分遮蔽層702を設けることにより、断熱溝309からの水分の浸透を防止できるので、位相ドリフトを抑制することができる。
(実施形態5)
実施形態5では、本実施形態にかかる可変光減衰器の位相シフタにおいて位相ドリフトを抑制する制御方法を示す。実施形態1に記載したように、MZIの位相シフト量は2本のアーム導波路の位相シフト量の差になるので、位相制御のために一方のアーム導波路のヒータのみを発熱させて、2本のアーム導波路の位相シフト量の差としている。例えば、位相シフト量をπ(信号光波長の2分の1相当分)だけ変えるのに10mWの電力を必要とする場合、アーム導波路のヒータへの電力供給量の差を10mWとすればよい。従って、一方のアーム導波路のヒータに0mW、他方のアーム導波路のヒータに10mWを加えればよい。
一方、実施形態2に記載したように、両方のアーム導波路のヒータに電力を供給し、必要な位相シフト量の差となる電力比で供給することも考えられる。例えば、一方のアーム導波路のヒータに10mW、他方のアーム導波路のヒータに20mWを加える。省電力の観点からすると前者が有利である。しかし、図3に示したように、位相ドリフトは、ヒータに加える電力が大きいほど小さいので、位相ドリフトの低減のためには後者が有利である。
(実施形態6)
図9を参照して、本発明の実施形態5にかかる可変光減衰器の制御方法を説明する。VOA801は、入力導波路805に接続された方向性結合器802と、出力導波路808に接続された方向性結合器803と、2つの方向性結合器の間に設けられた2本のアーム導波路806,807とを含むマッハツェンダ干渉計(MZI)からなる。熱光学型位相シフタは、MZIのアーム導波路806,807の上部に薄膜ヒータ804を配置して構成される。
また、信号光を入力する入力導波路805bには、光分岐器809aが挿入され、信号光の一部を受光素子(PD)810でモニタする。一方の出力導波路808aにも、光分岐器809bが挿入され、出力光の一部をPD811でモニタする。制御回路812は、PD810,811のモニタ結果に基づいて、ヒータ804を制御する。
具体的には、位相シフタを長期間使用すると位相ドリフトが生じて、MZIの干渉状態が変化するため出力光の強度が変化する。PD810で検出した入力光の強度とPD811で検出した出力光の強度の比をR値とすると、制御回路812は、R値の変動を位相シフタのヒータ804への電力供給にフィードバックすることにより、位相ドリフトを補償することができる。
101,301,501,601,701 可変光減衰器(VOA)
102,103,302,303 方向性結合器
104,304 ヒータ
105,305 入力導波路
106,107,306,307 アーム導波路
108,308 出力導波路
109,309,502,602,603 断熱溝
201,401 シリコン(Si)基板
202,402 下部クラッド層
203,403 コア層
204,404 上部クラッド層
405 保護膜
702 水分遮蔽層

Claims (8)

  1. シリコン基板の上に形成された酸化シリコンからなる下部クラッド層と、前記下部クラッド層の上に形成された単結晶シリコンからなるコア層と、前記下部クラッド層および前記コア層の上に形成された酸化シリコンからなる上部クラッド層と、前記コア層の上部にあたる前記上部クラッド層の上に配置されたヒータとを含む位相シフタにおいて、
    前記コア層で構成された光導波路に沿って平行に当該光導波路の両側に形成された断熱溝を備え、
    前記断熱溝により形成されたリッジ光導波路の両側壁部が、保護膜で覆われていることを特徴とする位相シフタ。
  2. 前記断熱溝の側壁部と底部とが、前記保護膜で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の位相シフタ。
  3. シリコン基板の上に形成された酸化シリコンからなる下部クラッド層と、前記下部クラッド層の上に形成された単結晶シリコンからなるコア層と、前記下部クラッド層および前記コア層の上に形成された酸化シリコンからなる上部クラッド層と、前記コア層の上部にあたる前記上部クラッド層の上に配置されたヒータとを含む位相シフタにおいて、
    前記コア層で構成された光導波路に沿って平行に当該コア層の両側に形成された水分遮蔽層を備えたことを特徴とする位相シフタ。
  4. 入力導波路に接続された方向性結合器と、出力導波路に接続された方向性結合器と、2つの方向性結合器の間に設けられた2本のアーム導波路とを有するマッハツェンダ干渉計、および前記2本のアーム導波路に設けられたヒータを含む位相シフタにおいて、
    一方のアーム導波路に沿って平行に当該アーム導波路の両側に形成された断熱溝を備え、
    前記一方のアーム導波路に設けられたヒータのみを発熱させて前記マッハツェンダ干渉計の位相シフト量を制御することを特徴とする位相シフタ。
  5. 入力導波路に接続された方向性結合器と、出力導波路に接続された方向性結合器と、2つの方向性結合器の間に設けられた2本のアーム導波路とを有するマッハツェンダ干渉計、および前記2本のアーム導波路に設けられたヒータを含む位相シフタにおいて、
    前記アーム導波路に沿って平行に当該アーム導波路の両側に形成された断熱溝を備え、
    一方のアーム導波路に沿って形成された断熱溝の深さは、他方のアーム導波路に沿って形成された断熱溝の深さより浅いことを特徴とする位相シフタ。
  6. 入力導波路に接続された方向性結合器と、出力導波路に接続された方向性結合器と、2つの方向性結合器の間に設けられた2本のアーム導波路とを有するマッハツェンダ干渉計、および前記2本のアーム導波路に設けられたヒータを含む位相シフタにおいて、
    前記入力導波路に入力された入力光の強度と前記出力導波路から出力された出力光の強度の比に基づいて、前記ヒータへの電力供給を制御する制御回路を備えたことを特徴とする位相シフタ。
  7. 前記マッハツェンダ干渉計は、シリコン基板の上に形成された酸化シリコンからなる下部クラッド層と、前記下部クラッド層の上に形成された単結晶シリコンからなるコア層と、前記下部クラッド層および前記コア層の上に形成された酸化シリコンからなる上部クラッド層と、前記2本のアーム導波路のコア層の上部にあたる前記上部クラッド層の上に配置されたヒータとを含むことを特徴とする請求項4、5または6に記載の位相シフタ。
  8. 入力導波路に接続された方向性結合器と、出力導波路に接続された方向性結合器と、2つの方向性結合器の間に設けられた2本のアーム導波路とを有するマッハツェンダ干渉計、および前記2本のアーム導波路に設けられたヒータを含む位相シフタの制御方法において、
    前記マッハツェンダ干渉計の位相シフト量を制御するために、前記2本のアーム導波路のそれぞれのヒータに電力供給し、必要な位相シフト量の差となる電力比で供給することを特徴とする位相シフタの制御方法。
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