JP2020185624A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも2種類のサイズの被加工物に対応して加工を施すことができる加工装置において、被加工物を損傷させることを防止する加工装置を提供する。【解決手段】本発明は、被加工物のサイズに対応し同心円状に複数の領域に区分された吸引領域に、被加工物のサイズに応じて、2種類以上のサイズの被加工物を選択的に保持できるチャックテーブルと、被加工物に加工を施す加工手段と、制御手段と、を備えた加工装置であって、チャックテーブルの上方には、チャックテーブルを撮像する撮像手段80が配設され、制御手段は、2流体供給源に連結された吸引領域から泡が噴出した状態の画像を被加工物のサイズに対応して記憶する画像記憶部110と、撮像手段80が撮像した吸引領域から泡が噴出した状態の画像(G1、G2)と画像記憶部110に記憶された画像とを照合して、チャックテーブルが吸引対象とする被加工物のサイズを判断する。【選択図】図3

Description

本発明は、2種類以上のサイズの被加工物を選択的に保持できるチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に加工を施す加工手段と、を少なくとも備えた加工装置に関する。
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハは、研削装置によって裏面が研削され所定の厚みに形成された後、ダイシング装置、レーザー加工装置等によって個々のデバイスチップに分割され、携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
研削装置は、被加工物を保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削手段と、を含み構成されていて、チャックテーブルに保持されたウエーハを所望の厚みに加工することができる。
デバイスチップに分割されるウエーハは、直径が、例えば5インチ、6インチ、8インチ等と、異なったサイズが存在し、デバイスの種類、大きさ等によって、適宜そのサイズが選択される。これに対応すべく、例えば、研削装置を構成するチャックテーブルにおいては、同心円状に吸引領域を区画することによって、複数(例えば2つ)のウエーハのサイズに対応可能に構成する場合がある(例えば特許文献1を参照)。
特開2005−153090号公報
上記した特許文献1に記載の技術によれば、2つの異なるサイズのウエーハを、1つのチャックテーブルで保持することができ、ウエーハのサイズの変更に応じて一々チャックテーブルを交換する必要がなく生産性が向上する。しかし、このようなチャックテーブルを備えた研削装置において、加工すべきウエーハのサイズが変更された際、チャックテーブル上で設定される吸引領域のサイズもそれに合わせて正しく選定される必要がある。特に、加工すべきウエーハのサイズが小さいサイズから大きなサイズに変更されたにも関わらず、チャックテーブルの吸引領域を小さいサイズの領域から大きいサイズの領域に変更をせずに加工を実施した場合、加工されるウエーハの外周領域がチャックテーブルに吸引保持されないまま加工が施されることになり、研削加工時にウエーハを損傷させるという問題が生じる。このような問題は、研削装置に限らず、研磨装置、ダイシング装置、レーザー加工装置にも生じ得る問題である。
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、その主たる技術課題は、少なくとも2種類のサイズの被加工物に対応して加工を施すことができる加工装置において、被加工物を損傷させることを防止する加工装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物のサイズに対応し同心円状に複数の領域に区分された吸引領域に、被加工物のサイズに応じて該吸引源又は2流体供給源を選択的に連結する連結切り換え部を備え、2種類以上のサイズの被加工物を選択的に保持できるチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に加工を施す加工手段と、各作動部を制御する制御手段と、を少なくとも備えた加工装置であって、該チャックテーブルの上方には、該チャックテーブルを撮像する撮像手段が配設され、該制御手段は、該2流体供給源に連結された該吸引領域から泡が噴出した状態の画像を被加工物のサイズに対応して記憶する画像記憶部と、該撮像手段が撮像した該吸引領域から泡が噴出した状態の画像と該画像記憶部に記憶された画像とを照合して、該チャックテーブルが吸引対象とする被加工物のサイズを判断する判断部と、を備える加工装置が提供される。
該加工手段は、該チャックテーブルに保持された被加工物を研削砥石で研削する研削手段、又は該チャックテーブルに保持された被加工物を研磨パッドで研磨する研磨手段であることが好ましい。
本発明の加工装置は、被加工物のサイズに対応し同心円状に複数の領域に区分された吸引領域に、被加工物のサイズに応じて該吸引源又は2流体供給源を選択的に連結する連結切り換え部を備え、2種類以上のサイズの被加工物を選択的に保持できるチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に加工を施す加工手段と、各作動部を制御する制御手段と、を少なくとも備え、該チャックテーブルの上方には、該チャックテーブルを撮像する撮像手段が配設され、該制御手段は、該2流体供給源に連結された該吸引領域から泡が噴出した状態の画像を被加工物のサイズに対応して記憶する画像記憶部と、該撮像手段が撮像した該吸引領域から泡が噴出した状態の画像と該画像記憶部に記憶された画像とを照合して、該チャックテーブルが吸引対象とする被加工物のサイズを判断する判断部と、を備えていることから、例えば、加工すべきウエーハのサイズが変わった際に、チャックテーブルの吸引領域の選定の変更を忘れても、加工対象となるウエーハサイズに対応した吸引領域が正しく選定されているかを容易に判断することができ、正しい吸引領域の選定を確実に実施することができる。これにより、チャックテーブルの吸引領域の選定を誤った状態でウエーハがチャックテーブルに載置され、ウエーハに加工手段により加工が施されて、ウエーハを損傷するといった問題が解消する。
研削装置の全体斜視図である。 図1に記載の研削装置の一部を構成するチャックテーブル、吸引源、2流体供給源、及びチャックテーブルと吸引源及び2流体供給源とを接続する流路の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す研削装置の制御手段が実行する制御の一例を示すフローチャートである。 (a)6インチサイズに応じた吸引領域から泡が噴出する状態を撮像する態様を示す斜視図、(b)8インチサイズに応じた吸引領域から泡が噴出する状態を撮像する態様を示す斜視図である。
以下、本発明に基づいて構成された実施形態に係る研削装置について、添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1には、本実施形態の研削装置1の全体斜視図が示されている。研削装置1は、加工手段として被加工物に研削加工を施す研削手段3と、被加工物を保持するチャックテーブル機構7と、研削手段3の直下に位置付けられたチャックテーブル機構7に研削手段3を接近及び離反させる研削送り手段4と、研削装置1を制御する制御手段100と、を備えている。研削装置1によって加工が施される被加工物は、例えば、6インチのウエーハW1、又は8インチのウエーハW2である。
研削手段3は、移動基台34と、移動基台34に保持ブロック34aを介して装着されるスピンドルユニット30を備えている。移動基台34は、研削装置1の基台2上の後方端部から立ち上がる直立壁2aの前面に配設された一対の案内レール43、43と摺動可能に係合するように構成されている。スピンドルユニット30は、スピンドルハウジング31と、スピンドルハウジング31に回転自在に配設された回転軸20と、回転軸20を回転駆動するための駆動源としてのサーボモータ33とを備えている。回転軸20は、下方側の先端部がスピンドルハウジング31の下端から突出するように配設され、該先端部には、研削工具36を装着したマウント35が配設されている。研削工具36は、研削ホイール361と、研削ホイール361の下面側に環状に複数配設された研削砥石362とを含み、回転可能に支持される。
研削送り手段4は、直立壁2aの前側に配設され実質上鉛直に延びる雄ねじロッド41、及び雄ねじロッド41を回転駆動するための駆動源としてのパルスモータ42を備え、移動基台34の背面に備えられた図示しない雄ねじロッド41に螺合する雌ねじから構成される。このパルスモータ42が正転すると案内レール43、43に沿って、移動基台34と共にスピンドルユニット30が下降させられ、パルスモータ42が逆転すると移動基台34と共にスピンドルユニット30が上昇させられる。
チャックテーブル機構7は、基台2上に配設されており、ウエーハを保持する保持手段としてのチャックテーブル70と、チャックテーブル70の周囲を覆う板状のカバー部材75と、カバー部材75の前後に配設された蛇腹手段76、77と、を備えている。チャックテーブル70は、図示しない移動手段によって矢印Xで示す方向において所望の位置に移動させることができ、円板状のウエーハを搬入、搬出する図中手前側の搬出入領域と、スピンドルユニット30の直下でチャックテーブル70に保持されたウエーハに対して研削加工を施す図中奥側の加工領域とに位置付けられる。なお、図1では、チャックテーブル70が搬出入領域に位置付けられている。
基台2上には、チャックテーブル70が該搬出入領域に位置付けられた状態で、チャックテーブル70の上方から撮像するための撮像手段80が配設されている。撮像手段80の先端部には、チャックテーブル70が搬出入領域に位置付けられた状態で、チャックテーブル70の中心直上に位置付けられるカメラ82が配設されている。カメラ82によって、チャックテーブル70の上面の全領域が撮像可能になっている。
研削装置1には、制御手段100が配設されている。制御手段100は、コンピュータにより構成され、制御プログラムに従って演算処理する中央演算処理装置(CPU)と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)と、後述する画像の情報等を一時的に格納するための読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)と、入力インターフェース、及び出力インターフェースとを備えている(詳細についての図示は省略)。制御手段100には、基台2に配設される操作パネル90、表示モニター92、及び撮像手段80が少なくとも接続され、更には、研削装置1に備えられる各作動部、及び各種センサが接続される。なお、図1では、説明の都合上、制御手段100を研削装置1の外部に記載しているが、実際は、研削装置1の内部に収容されている。
制御手段100は、後述する画像記憶部110と、撮像手段80が撮像した画像と画像記憶部110に記憶された画像とを照合して、チャックテーブル70が吸引対象とする被加工物のサイズを判断する判断部120と、を少なくとも備える。さらに、本実施形態の制御手段100は、画像記憶部110及び判断部120に加え、作業者が加工対象となるウエーハのサイズを選定して記憶するサイズ選定部130も備えている。
図2を参照しながら、本実施形態のチャックテーブル70について、より具体的に説明する。チャックテーブル70は、複数のウエーハのサイズに対応し同心円状に複数の領域に区分された吸引領域を備えている。該吸引領域は、外周基部71によって囲繞される領域であり、円形状の中央吸引領域72と、中央吸引領域72の外側に中央吸引領域72と同心円状に配設されるリング状の外周吸引領域74とからなり、中央吸引領域72と外周吸引領域74とは、環状仕切り部73により区分されている。本実施形態においては、中央吸引領域72の外径は、6インチのウエーハW1に対応する大きさで設定されており、外周吸引領域74の外径は、8インチのウエーハW2に対応する大きさで設定される。該吸引領域のうち、中央吸引領域72と外周吸引領域74とは、通気性を有するポーラスセラミックスから構成され、流路P1〜P4を介して吸引源T1及び2流体供給源T2に連結されている。吸引源T1は、例えば吸引ポンプからなり、2流体供給源T2は、図示しないエアー及び液体(純水)の供給源を備え、両者を混合して供給する機構を有する。
図2に示すように、吸引源T1から延びる流路P1上には、第一開閉弁V1が配設され、2流体供給源T2から延びる流路P2上には、第二開閉弁V2が配設される。第一開閉弁V1及び第二開閉弁V2の作用により、吸引領域に対して、吸引源T1、2流体供給源T2のいずれかを選択的に連結することができる。流路P1から分岐する流路P3、流路P4のうち、チャックテーブル70の外周吸引領域74に接続される流路P4上には、チャックテーブル70上に保持される被加工物のサイズに応じて吸引源T1又は2流体供給源T2を選択的に連結する連結切り換え部として機能する第三開閉弁V3が配設される。なお、本実施形態では、チャックテーブル70の中央吸引領域72に接続される流路P3上には、開閉弁は配設されない。
上記した第一開閉弁V1、第二開閉弁V2、及び第三開閉弁V3は、制御手段100によって制御され、チャックテーブル70上にウエーハを吸引保持する場合は、第一開閉弁V1を開、第二開閉弁V2を閉とし、チャックテーブル70に2流体(エアー+液体)を供給する場合は、第一開閉弁V1を閉、第二開閉弁V2を開とする。また、吸引源T1からの負圧、又は2流体供給源T2から供給される2流体を中央吸引領域72にのみ作用させる場合(加工対象のウエーハのサイズが6インチである場合)は、第三開閉弁V3を閉とする。さらに、吸引源T1からの負圧、又は2流体供給源T2からの2流体を中央吸引領域72及び外周吸引領域74に作用させる場合(加工対象のウエーハのサイズが8インチである場合)は、第三開閉弁V3を開とする。なお、第一開閉弁V1を閉とし、第二開閉弁V2を開として、2流体供給源T2を作動すると、エアーと液体が混合された該2流体が該チャックテーブル70に供給され、第三開閉弁V3が閉の場合は中央吸引領域72の表面のみから、第三開閉弁V3が開の場合は中央吸引領域72及び外周吸引領域74の双方の表面から、該2流体が泡の状態で噴出する。上記した実施形態では、チャックテーブル70の吸引領域に吸引源T1、2流体供給源T2のいずれを連結するかは、第一開閉弁V1及び第二開閉弁V2を制御することにより切り換えられるが、本発明はこれに限定されず、電気的に制御可能な三方弁等を用いて実現することも可能である。
制御手段100の画像記憶部110には、上記した2流体供給源T2から2流体が供給され中央吸引領域72のみから泡が噴出した状態の画像が中央吸引領域72に対応するウエーハのサイズ、すなわち6インチに対応して記憶され、さらに、2流体供給源T2から2流体が供給され中央吸引領域72及び外周吸引領域74から泡が噴出した状態の画像が外周吸引領域74に対応するウエーハのサイズ、すなわち8インチに対応して記憶されている。
本実施形態の研削装置1は、概ね上記したとおりの構成を備えており、研削装置1の作用について、以下に説明する。
図3は、制御手段100のROMに格納された制御プログラムによって実施される制御の一例を示すフローチャート140である。
ウエーハW1、又はウエーハW2に対して研削加工を施すに際しては、予め加工対象となるウエーハのサイズが作業者によって選定され、制御手段100のサイズ選定部130に設定される。図示の実施形態では、加工対象となるウエーハが6インチサイズであることが選定されているものとする。このようにサイズ選定部130が設定されていることにより、制御手段100によって、少なくとも第三開閉弁V3は閉じた状態で維持される。
研削加工を実施するに際し、研削装置1を操作する作業者は、チャックテーブル70の吸引領域から泡を噴出させる泡噴出モードを実施(ステップS1)すべく、操作パネル90の所定の泡噴出モードスイッチSWを操作し(表示モニター92がタッチセンサ機能を有する場合は表示モニター92の操作でもよい。)、2流体供給源T2の作動を指示する。この際、連結切り換え部Vの第一開閉弁V1は閉じられ、第二開閉弁V2は開とされる。
上記したように、ステップS1を実施したならば、図4(a)に示すように、チャックテーブル70の吸引領域から泡Lが噴出する状態を、チャックテーブル70の上方からカメラ82によって撮像する(ステップS2)。本実施形態では、第三開閉弁V3が閉となっていることから、撮像手段80によって中央吸引領域72からのみ泡Lが噴出している状態を撮像することになり、図3の左方に示す画像例のうち、画像G1が得られて、該画像G1の情報を制御手段100のRAMに記憶する。なお、吸引領域を構成する中央吸引領域72の表面から泡Lが噴出すると、泡Lが噴出することにより発せられる特徴的な色調や、撮像する際に照射される照明光の乱反射等により、泡Lが噴出している中央外周領域73と、泡Lが噴出していない外周吸引領域74とを明確に区別することができる。
次いで、ステップS3に進み、制御手段100に配設された判断部120の作用により、撮像手段80によって撮像されRAMに記憶された画像G1と、図3の右方に示す画像記憶部110に記憶された被加工物のサイズに応じて記憶された各画像とを照合する。上記したように、画像記憶部110には、2流体供給源T2から2流体が供給され6インチサイズに応じた中央吸引領域72のみから泡が噴出した状態の画像と、2流体供給源T2から2流体が供給され8インチサイズに応じた中央吸引領域72及び外周吸引領域74から泡が噴出した状態の画像とが記憶されている。ここで、判断部120が、該画像G1と、画像記憶部110に記憶されている各画像とを、パターンマッチング等の周知の手法を用いて泡Lが噴出している領域の一致度を照合することによって、該画像G1が、画像記憶部110に6インチサイズに応じて記憶されている画像と一致することが結果として得られる。よって、チャックテーブル70が吸引対象とするウエーハのサイズが、6インチであると判断される。この判断結果は、制御手段100の適宜のRAMに記憶される。
上記したように、ステップS3が実施されたならば、ステップS4に進み、上記判断部120の作用により得られたチャックテーブル70が吸引対象とする被加工物のサイズ(=6インチ)を、表示モニター92に表示し、チャックテーブル70が吸引対象とする被加工物のサイズを、作業者が確認することを促す。なお、本発明においては、該サイズを表示モニター92に表示することは任意であり、必須の要件ではない。このようにしてステップS4を実施したならば、該フローチャート140は終了(END)する。
上記した実施形態では、チャックテーブル70の中央吸引領域72からのみ泡Lが噴出する場合について説明したが、制御手段100のサイズ選定部130に、加工対象となるウエーハが8インチサイズのウエーハW2であることが選定されている場合は、第三開閉弁V3が開となることから、図3に示すフローチャート140のステップS1において泡噴出モードが実施された場合、図4(b)に示すように、中央吸引領域72及び外周吸引領域74の両方から泡Lが噴出する。この状態が、撮像手段80によって撮像され、ステップS2で画像G2が得られることで、フローチャート140のステップS3では、判断部120の作用によりチャックテーブル70が吸引対象とするウエーハのサイズが8インチであると判断される。
本実施形態は、上記した構成を備えていることにより、例えば、加工すべきウエーハのサイズが変わった際に、チャックテーブル70の吸引領域の選定の変更を忘れても、加工対象となるウエーハサイズに対応した吸引領域が正しく選定されているかを容易に判断することができ、正しい吸引領域の選定を確実に実施することができる。これにより、チャックテーブル70の吸引領域の選定を誤った状態でウエーハがチャックテーブル70に載置され、ウエーハに加工手段(研削手段3)により加工が施されて、ウエーハを損傷するといった問題が解消する。さらに、仮に、被加工物のサイズに応じてチャックテーブル70の吸引領域が正しく選定されていた場合であっても、第三開閉弁V3の誤動作、故障等によって、正しく吸引領域が設定されない場合は、上記したフローチャート140の制御を実施することによって、チャックテーブル70が実際に吸引対象とするウエーハのサイズを正しく判断することが可能になり、吸引領域が不適切なまま研削加工が実施されることが防止される。
上記した実施形態では、チャックテーブル70が2種類のウエーハサイズに対応する吸引領域(中央吸引領域72、外周吸引領域74)に区分されている例を示したが、本発明はこれに限定されない。チャックテーブルの吸引領域を3種類、又はそれ以上の種類のウエーハサイズに対応するチャックテーブルであってもよい。その際は、画像記憶部110に対し、各ウエーハサイズに応じた画像を予め記憶しておくことになる。
また、上記した実施形態では、フローチャート140に沿って制御を実施する際に、作業者が所定の泡噴出モードスイッチSWを操作して、チャックテーブル70の吸引領域に2流体を供給することにより泡を噴出させるようにしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、研削装置1の図示しないカセット載置領域に複数のウエーハを収容したウエーハカセットを載置した際に、自動的にフローチャート140を実施して、チャックテーブル70の吸引領域から泡Lを噴出させるようにしてもよい。
また、上記した実施形態では、本発明を研削装置1に適用した例を示したが、本発明はこれに限定されず、チャックテーブル70に保持された被加工物を研磨パッドで研磨する研磨手段を備えた研磨装置、チャックテーブル70に保持された被加工物を切削ブレードで切削するダイシング装置、チャックテーブル70に保持された被加工物をレーザー光線照射手段によってレーザー光線を照射して加工するレーザー加工装置等に適用してもよい。
1:研削装置
2:基台
2a:直立壁
3:研削手段(加工手段)
30:スピンドルユニット
34:移動基台
35:マウント
36:研削工具
361:研削ホイール
362:研削砥石
4:研削送り手段
7:チャックテーブル機構
70:チャックテーブル
71:外周基部
72:中央吸引領域
73:環状仕切り部
74:外周吸引領域
80:撮像手段
82:カメラ
90:操作パネル
92:表示モニター
100:制御手段
110:画像記憶部
120:判断部
130:サイズ選定部
140:フローチャート
W1:ウエーハ(6インチ)
W2:ウエーハ(8インチ)
V1:第一開閉弁
V2:第二開閉弁
V3:第三開閉弁(連結切り換え部)

Claims (2)

  1. 被加工物のサイズに対応して同心円状に複数の領域に区分された吸引領域に、被加工物のサイズに応じて該吸引源又は2流体供給源を選択的に連結する連結切り換え部を備え、2種類以上のサイズの被加工物を選択的に保持できるチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に加工を施す加工手段と、各作動部を制御する制御手段と、を少なくとも備えた加工装置であって、
    該チャックテーブルの上方には、該チャックテーブルを撮像する撮像手段が配設され、
    該制御手段は、該2流体供給源に連結された該吸引領域から泡が噴出した状態の画像を被加工物のサイズに対応して記憶する画像記憶部と、該撮像手段が撮像した該吸引領域から泡が噴出した状態の画像と該画像記憶部に記憶された画像とを照合して、該チャックテーブルが吸引対象とする被加工物のサイズを判断する判断部と、を備える加工装置。
  2. 該加工手段は、該チャックテーブルに保持された被加工物を研削砥石で研削する研削手段、又は該チャックテーブルに保持された被加工物を研磨パッドで研磨する研磨手段である請求項1に記載の加工装置。
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