JP2020185622A - 工作機械 - Google Patents

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光樹 小倉
公裕 坂
Kimihiro Saka
公裕 坂
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Nobuhiro Nagasawa
信寛 長澤
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Abstract

【課題】ワークの加工の完了後に次のワークの加工を開始するまでの間の非加工時間を短くし、加工サイクル時間を短縮することが可能な工作機械を提供する。【解決手段】工作機械1は、基台10と、ワークWを搭載可能な第1及び第2のスライドテーブル2,3と、ワークWに対して所定の加工を行う加工装置4と、第1のスライドテーブル2を第1の加工位置と第1の搬入出位置との間で移動させる第1の移動機構61と、第2のスライドテーブル3を第2の加工位置と第2の搬入出位置との間で移動させる第2の移動機構62と、加工装置4を第1の加工位置と第2の加工位置との間で移動させる第3の移動機構63とを有する。加工装置4は、第1の加工位置で第1のスライドテーブル2に搭載されたワークWの加工を行い、第2の加工位置で第2のスライドテーブル3に搭載されたワークWの加工を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、工作機械に関する。
従来、ローダ(搬送装置)によって搬入位置に供給された未加工のワーク(工作物)を加工位置まで移動し、加工位置で所定の加工を行い、加工済みのワークを搬出位置まで移動してローダに受け渡す工作機械がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の工作機械は、ワークを加工するワーク加工ステーションと、搬入出するワークを載せるためにワーク加工ステーションに臨む位置に設けたワーク授受ステーションと、ワーク加工ステーションとワーク授受ステーションとを結ぶワークの第1の動線に直交する第2の動線上に設けられ、ワーク授受ステーションの両側に各々配置された第1及び第2ワーク待機ステーションと、第1及び第2の動線上でワークを移動させる第1及び第2のワーク移動手段とを有する。
この工作機械におけるワーク移載手順は次のとおりである。すなわち、ワーク加工ステーションでのワークの加工中に次のワークがローダによってワーク授受ステーションに載せられ、この未加工のワークが第2のワーク移動手段によって第1ワーク待機ステーションに退避する。その後、加工済みのワークが第1のワーク移動手段によってワーク加工ステーションからワーク授受ステーションに移動し、さらに第2の移動手段によって加工済みのワークが第2ワーク待機ステーションに、退避していた未加工のワークがワーク授受ステーションに、それぞれ移動する。その後、未加工のワークがワーク授受ステーションからワーク加工ステーションに移動し、加工済みのワークがワーク授受ステーションに移動する。ワーク授受ステーションに移動した加工済みのワークは、ローダによって搬出され、新たに未加工のワークがローダによってワーク授受ステーションに載せられる。
そして、このワーク移載手順によれば、ローダによる加工済みのワークの搬出ならびに未加工のワークの搬入の待ち時間が短縮され、加工サイクル時間を短縮できるとされている。
特開平10−263974号公報
特許文献1に記載の工作機械のワーク移載手順では、加工済みのワークがワーク加工ステーションからワーク授受ステーションに移動し、退避していた未加工のワークがワーク授受ステーションに移動し、さらにワーク授受ステーションに移動した未加工のワークがワーク加工ステーションに移動するまでの間は、加工ステーションでのワークの加工が行えない。このため、非加工時間を短縮する効果は限定的であった。
そこで、本発明は、ワークの加工の完了後に次のワークの加工を開始するまでの間の非加工時間を短くし、加工サイクル時間を短縮することが可能な工作機械を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、基台と、ワークを搭載可能な第1及び第2のスライドテーブルと、前記ワークに対して所定の加工を行う加工装置と、前記第1及び第2のスライドテーブル及び前記加工装置を前記基台に対して移動させる移動手段とを備え、前記移動手段は、前記第1のスライドテーブルを第1の加工位置と第1の搬入出位置との間で移動させる第1の移動機構と、前記第2のスライドテーブルを第2の加工位置と第2の搬入出位置との間で移動させる第2の移動機構と、前記加工装置を前記第1の加工位置と前記第2の加工位置との間で移動させる第3の移動機構とを有し、前記加工装置は、前記第1の加工位置で前記第1のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行い、前記第2の加工位置で前記第2のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行う、工作機械を提供する。
また、本発明は、上記の目的を達成するため、基台と、ワークを搭載可能な第1及び第2のスライドテーブルと、前記ワークに対して所定の加工を行う第1及び第2の加工装置と、第1及び第2のスライドテーブル及び前記第1及び第2の加工装置を前記基台に対して移動させる移動手段とを備え、前記移動手段は、前記第1のスライドテーブルを移動させる第1の移動機構と、前記第2のスライドテーブルを移動させる第2の移動機構と、前記第1の加工装置を移動させる第3の移動機構と、前記第2の加工装置を移動させる第4の移動機構とを有し、前記第1の移動機構は、前記第1のスライドテーブルを、第1の搬入出位置、搭載された前記ワークが前記第1の加工装置によって加工される第1の一次加工位置、及び搭載された前記ワークが前記第2の加工装置によって加工される第1の二次加工位置との間で移動させ、前記第2の移動機構は、前記第2のスライドテーブルを、第2の搬入出位置、前記第1の加工装置によって搭載された前記ワークが加工される第2の一次加工位置、及び前記第2の加工装置によって搭載された前記ワークが加工される第2の二次加工位置との間で移動させ、前記第3の移動機構は、前記第1の加工装置を、前記第1の一次加工位置、及び前記第2の一次加工位置の間で移動させ、前記第4の移動機構は、前記第2の加工装置を、前記第1の二次加工位置、及び前記第2の二次加工位置の間で移動させ、前記第1の加工装置は、前記第1の一次加工位置で前記第1のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行い、かつ前記第2の一次加工位置で前記第2のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行い、前記第2の加工装置は、前記第1の二次加工位置で前記第1のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行い、かつ前記第2の二次加工位置で前記第2のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行う、工作機械を提供する。
本発明に係る工作機械によれば、ワークの加工の完了後に次のワークの加工を開始するまでの間の非加工時間を短くし、加工サイクル時間を短縮することが可能となる。
(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る工作機械をローダと共に示す構成図である。 (a)及び(b)は、工作機械を斜め上方から見た斜視図である。 (a)及び(b)は、工作機械を斜め上方から見た斜視図である。 (a)及び(b)は、工作機械を斜め上方から見た斜視図である。 工作機械の基台を移動手段及び制御盤と共にZ軸方向に沿って上方から見た構成図である。 加工装置が第1のスライドテーブルに搭載されたワークを加工している加工状態の一例を示す説明図である。 第1のスライドテーブルを示す斜視図である。 (a)は、X軸方向から見た第1のスライドテーブルの構成例を示す構成図であり、(b)は、同方向から見た第1のスライドテーブルを一部の構成部材の図示を省略して示す構成図である。 第1乃至第3の移動機構、加工装置、計測装置、及びローダの動作を、横軸を時間軸として示す稼動線図である。 本発明の第2の実施の形態に係る工作機械の構成例を示す斜視図である。
[第1実施の形態]
本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図9を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
図1(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る工作機械をローダと共に示す構成図である。この工作機械1は、搬送装置としてのローダ9によって供給されたワークWに所定の加工を行い、加工後に加工箇所の計測を行う。ローダ9は、加工及び計測後のワークWを取り出し、次工程に搬送する。本実施の形態では、ワークWが自動車用エンジンのシリンダブロックであり、工作機械1がこのワークWにシリンダボアを形成する加工を行う場合について説明するが、工作機械1が加工を行うワークはシリンダブロックに限らず、様々な種類及び形状のワークを工作機械1により加工することができる。
図1(a)及び(b)では、図面上下方向が鉛直方向の上下方向にあたる。以下、図1(a)及び(b)の横方向をX軸方向とし、奥行き方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向として説明する。X軸方向及びY軸方向は、工場の床面Fに平行な水平方向である。また、以下の説明では、便宜上、X軸方向に沿った図面左側を単に左側といい、X軸方向に沿った図面右側を単に右側という場合がある。
ローダ9は、工作機械1の上方でX軸方向に延在するレール90に沿って移動する本体91と、前行程から搬送した未加工のワークWを把持する左側ローダハンド92と、左側ローダハンド92に連結された左側ロッド93と、加工済のワークWを把持する右側ローダハンド94と、右側ローダハンド94に連結された右側ロッド95とを有している。本体91は、左側ロッド93及び右側ロッド95を上下方向(Z軸方向)に動かすことが可能である。
図1(a)は、工作機械1から加工済のワークWを取り出す際の状態を示し、図1(b)は、工作機械1に未加工のワークWを供給する状態を示している。工作機械1から加工済のワークWを取り出す際には、右側ロッド95を右側ローダハンド94と共に下方に移動し、右側ローダハンド94によって加工済のワークWを把持する。工作機械1に未加工のワークWを供給する際には、左側ロッド93を下方に移動して左側ローダハンド92によってワークWを供給する。右側ローダハンド94に把持されたワークWは、次工程に搬送される。
図2乃至図4は、工作機械1を斜め上方から見た斜視図である。図5は、工作機械1の基台10を移動手段6及び制御盤7と共にZ軸方向に沿って上方から見た構成図である。図5では、基台10の一部を破断した部分断面図として工作機械1の構成を示している。
工作機械1は、床面F(図1に示す)に設置された基台10と、ワークWを搭載可能な第1及び第2のスライドテーブル2,3と、ワークWに対して所定の加工を行う加工装置4と、加工装置4によって加工されたワークWの加工箇所を計測する計測装置5と、基台10に取り付けられた移動手段6と、制御盤7とを備えている。第1のスライドテーブル2の動線と第2のスライドテーブル3の動線とは、X軸方向に沿った左右方向に並んでいる。制御盤7には、加工装置4、計測装置5、及び移動手段6を制御する制御装置などが収容されている。
基台10は、ベッド100と、ベッド100上に固定された門型のコラム101とを有している。コラム101は、X軸方向に延びる梁部102と、梁部102の両端部からZ軸方向に沿って基台10に向かって下方に延びる一対の脚部103とを有している。
移動手段6は、第1のスライドテーブル2を基台10に対して移動させる第1の移動機構61と、第2のスライドテーブル3を基台10に対して移動させる第2の移動機構62と、加工装置4を基台10に対して移動させる第3の移動機構63と、計測装置5を基台10に対して移動させる第4の移動機構64とを有している。第1及び第2の移動機構61,62による第1及び第2のスライドテーブル2,3の移動方向は互いに平行である。第3及び第4の移動機構63,64による加工装置4及び計測装置5の移動方向は、互いに平行であり、第1及び第2のスライドテーブル2,3の移動方向に対して直角である。
図5では、第1の移動機構61による第1のスライドテーブル2の移動方向を示す動線を矢印Aで示し、第2の移動機構62による第2のスライドテーブル3の移動方向を示す動線を矢印Aで示し、第3の移動機構63による加工装置4の移動方向を示す動線を矢印Aで示し、第4の移動機構64による計測装置5の移動方向を示す動線を矢印Aで示している。
第1の移動機構61は、ベッド100に固定された第1の電動モータ611と、第1の電動モータ611によって回転駆動される第1のボールねじ612とを有している。第1の移動機構61は、第1のボールねじ612の回転により、第1のスライドテーブル2を、第1の搬入出位置P11、第1の加工位置P12、及び第1の計測位置P13の間で移動させる。第1のスライドテーブル2は、ベッド100に固定された複数のレール11に案内されてY軸方向に沿って移動する。
第2の移動機構62は、ベッド100に固定された第2の電動モータ621と、第2の電動モータ621によって回転駆動される第2のボールねじ622とを有している。第2の移動機構62は、第2のボールねじ622の回転により、第2のスライドテーブル3を、第2の搬入出位置P21、第2の加工位置P22、及び第2の計測位置P23の間で移動させる。第2のスライドテーブル3は、ベッド100に固定された複数のレール12に案内されてY軸方向に沿って移動する。
第3の移動機構63は、コラム101の梁部102に固定された第3の電動モータ631と、第3の電動モータ631によって回転駆動される第3のボールねじ632とを有している。第3の移動機構63は、第3のボールねじ632の回転により、加工装置4を、第1の加工位置P12及び第2の加工位置P22の間で移動させる。加工装置4は、コラム101の梁部102に固定された複数のレール13に案内されてX軸方向に沿って移動する。第1の加工位置P12と第2の加工位置P22とは、X軸方向に隣り合っている。
第4の移動機構64は、コラム101の梁部102に固定された第4の電動モータ641と、第4の電動モータ641によって回転駆動される第4のボールねじ642とを有している。第4の移動機構64は、第4のボールねじ642の回転により、計測装置5を、第1の計測位置P13及び第2の計測位置P23の間で移動させる。計測装置5は、コラム101の梁部102固定された複数のレール14に案内されてX軸方向に沿って移動する。第1の計測位置P13と第2の計測位置P23とは、X軸方向に隣り合っている。
第1乃至第4の電動モータ611,621,631,641は、制御盤7の制御装置によって制御される。なお、第1及び第2のスライドテーブル2,3、加工装置4、及び計測装置5を移動させる移動機構としては、駆動源である電動モータが移動体側に取り付けられた自走式のものであってもよい。また、電動モータ及びボールねじを用いたものに限らず、例えばラックアンドピニオン式のものやベルト駆動機構を用いたもの、あるいは油圧又は空圧シリンダを用いたもの等であってもよい。
第1の搬入出位置P11及び第2の搬入出位置P21は、ローダ9との間で加工前後のワークWの受け渡しを行う位置である。図2(a)では、第1の搬入出位置P11における第1のスライドテーブル2及び第2の搬入出位置P21における第2のスライドテーブル3に未加工のワークWが搭載された状態を示している。
本実施の形態では、第1のスライドテーブル2が第1の搬入出位置P11にあるときに、ローダ9によってワークWがZ軸方向に沿って第1のスライドテーブル2に対して供給及び取り出しされる。また、第2のスライドテーブル3が第2の搬入出位置P21にあるときに、ローダ9によってワークWがZ軸方向に沿って第2のスライドテーブル3に対して供給及び取り出しされる。これにより、X軸方向又はY軸方向に平行な水平方向からワークWが第1及び第2のスライドテーブル2,3に供給され、また取り出される場合に比較して、簡易な構成によりワークWの供給及び取り出しが可能となる。
第1の加工位置P12は、第1のスライドテーブル2に搭載されたワークWが加工装置4によって加工される位置である。第2の加工位置P22は、第2のスライドテーブル3に搭載されたワークWが加工装置4によって加工される位置である。加工装置4は、第1の加工位置P12に移動して第1のスライドテーブル2に搭載されたワークWに対して加工を行い、第2の加工位置P22に移動して第2のスライドテーブル3に搭載されたワークWに対して加工を行う。
第1の計測位置P13は、第1のスライドテーブル2に搭載されたワークWが計測装置5によって計測される位置である。第2の計測位置P23は、第2のスライドテーブル3に搭載されたワークWが計測装置5によって計測される位置である。計測装置5は、第1の測定位置P13に移動して第1のスライドテーブル2に搭載されたワークWの測定を行い、第2の計測位置P23に移動して第2のスライドテーブル3に搭載されたワークWの測定を行う。
加工装置4は、レール13に案内されてX軸方向に沿って移動する台座41と、台座41に取り付けられた主軸42とを有している。台座41は、第3の移動機構63の第3のボールねじ632に複数のボールを介して螺合するナット部411を有しており、第3のボールねじ632の回転によって進退移動する。
図6は、加工装置4が第1のスライドテーブル2に搭載されたワークWを加工している加工状態の一例を示す説明図である。主軸42は、工具ホルダ421に工具43を保持しており、工具43を回転させることによってワークWを加工する。本実施の形態では、加工装置4が工具43によってワークWに複数のシリンダボアW〜Wを形成する。
それぞれのシリンダボアW〜Wの加工時には、シリンダボアW〜Wの直径の範囲で加工装置4がX軸方向に進退移動すると共に、第1のスライドテーブル2がY軸方向に進退移動し、これらの協調動作によって工具43とワークWとを相対的に円運動させる。また、第1のスライドテーブル2は、シリンダボアW〜Wの加工時にワークWをZ軸方向に移動させることが可能である。Z軸方向は、シリンダボアW〜Wの深さ方向に相当する。第1のスライドテーブル2の構成の詳細については後述する。
計測装置5は、レール14に案内されてX軸方向に沿って移動する台座51と、台座51に取り付けられた測定器52とを有している。台座51は、第4の移動機構64の第4のボールねじ642に複数のボールを介して螺合するナット部511を有しており、第4のボールねじ642の回転によって進退移動する。
測定器52は、加工装置4によってワークWに形成されたシリンダボアW〜Wの内径を測定する。この測定方法としては、例えばシリンダボアW〜Wの内面にレーザー光を照射してその反射光を受光することにより内径を測定する非接触方式であってもよく、測定子をシリンダボアW〜Wの内面に接触させて内径を測定する接触方式であってもよい。測定器52によって測定されたシリンダボアW〜Wの内径の測定値の情報は制御盤7に送られ、制御盤7内の制御装置にてワークWの加工状態の良否判定が行われる。
図7は、第1のスライドテーブル2を示す斜視図である。図8(a)は、X軸方向から見た第1のスライドテーブル2を示す構成図であり、図8(b)は、同方向から見た第1のスライドテーブル2を一部の構成部材の図示を省略して示す構成図である。
第1のスライドテーブル2は、Z軸方向から見た形状が長方形状の枠体21と、枠体21に対してZ軸方向に沿って上下方向に移動する昇降台22と、昇降台22に取り付けられた第1及び第2のクランプ装置23,24と、枠体21に対して昇降台22を移動させる移動機構25と、複数のレール11をそれぞれ摺動する複数のブロック26と、第1のボールねじ612に複数のボールを介して螺合するナット27と、昇降台22の昇降動作をガイドする一対のリニアガイド28とを有している。
枠体21は、X軸方向に対して垂直な背板211を有し、この背板211の一側の面に複数のブロック26及びナット27が取り付けられ、他側の面に一対のリニアガイド28が取り付けられている。ブロック26は、複数のボールを保持しており、これらのボールがレール11に形成された直線状の溝を循環転動するように構成されている。一対のリニアガイド28のそれぞれは、背板211に固定されたレール281と、レール281に沿ってZ軸方向に移動する二つのブロック282とを有している。
図7では、昇降台22がZ軸方向の上昇端にある状態を示し、図8(a)及び(b)では、昇降台22がZ軸方向の下降端にある状態を示している。移動機構25は、枠体21のモータ支持部213に固定された電動モータ251と、電動モータ251によって回転駆動されるボールねじ252とを有している。ボールねじ252は、Z軸方向に沿って、電動モータ251から下方に延在している。電動モータ251は、制御盤7の制御装置によって制御される。
昇降台22は、天板221と、移動機構25のボールねじ252とX軸方向に向かい合う縦板222と、縦板222に取り付けられてボールねじ252に複数のボールを介して螺合するナット223と、天板221と縦板222との間に設けられた一対の側板224とを有している。図8(b)では、縦板222の輪郭を仮想線(二点鎖線)で示し、ナット223が螺合している部分のボールねじ252を破線で示している。縦板222には、一対のリニアガイド28のそれぞれのブロック282が固定されている。昇降台22は、ボールねじ252の回転により、一対のリニアガイド28に案内されてZ軸方向に移動する。
昇降台22の天板221には、ワークWを固定するための第1及び第2のクランプ装置23,24が取り付けられている。第1のクランプ装置23は、旋回並びに上下する二つのクランプアーム231,232を有し、第2のクランプ装置24は、旋回並びに上下する一つのクランプアーム241を有している。ローダ9により供給された未加工のワークWは、これらのクランプアーム231,232,241によって昇降台22に固定され、加工装置4によって加工される。加工済のワークWがローダ9によって取り出される際には、クランプアーム231,232,241が上昇し、ワークWと干渉しない位置まで旋回したアンクランプ状態となる。
電動モータ251は、加工装置4によるワークWの加工時に、加工装置4のX軸方向への進退移動及び第1のスライドテーブル2のY軸方向への進退移動に協調して、昇降台22をZ軸方向に移動させる。これにより、工具43及びワークWを三次元的に相対移動させることができ、様々な形状の加工をワークWに対して行うことができる。
なお、詳細な図示は省略しているが、第2のスライドテーブル3も、第1のスライドテーブル2と同様に構成されており、シリンダボアW〜Wの加工時にワークWをZ軸方向に移動させることが可能である。このワークWのZ軸方向への移動は、加工装置4のX軸方向への進退移動及び第2のスライドテーブル3のY軸方向への進退移動に協調するように制御される。
図9は、第1乃至第3の移動機構61〜63、加工装置4、計測装置5、及びローダ9の動作を、横軸を時間軸として示す稼動線図である。図2(a)は、図9の稼動線図の時刻Tにおける工作機械1の初期状態を示している。この初期状態から時刻Tまでの間に、第1の移動機構61は、第1のスライドテーブル2を第1の加工位置P12に移動させる(ステップS)。加工装置4は、第1の加工位置P12に移動したワークWに対して加工を行う(ステップS)。図2(b)は、この加工中の状態を示している。この間に、第2の移動機構62は、第2のスライドテーブル3を第2の加工位置P22に移動させる(ステップS)。
時刻Tにおいて加工装置4による加工が終了すると、第1の移動機構61が第1のスライドテーブル2を第1の計測位置P13に移動させると共に(ステップS)、第3の移動機構63が加工装置4を第2の加工位置P22に移動させる(ステップS)。加工装置4は、第2の加工位置P22に移動した時刻T以降、同ワークWに対して加工を行う(ステップS)。これと並行して、計測装置5は、第1のスライドテーブル2が第1の計測位置P13に移動した時刻Tから時刻Tまでの間に、第1の計測位置P13に移動したワークWのシリンダボアW〜Wの内径を計測する(ステップS)。図3(a)は、このときの状態を示している。
時刻Tにおいて計測装置5による計測が終了すると、第1の移動機構61は、第1のスライドテーブル2を第1の計測位置P13から第1の搬入出位置P11に移動させる(ステップS)。図3(b)は、第1のスライドテーブル2が第1の搬入出位置P11に移動したときの状態を示している。時刻Tにおいて第1の搬入出位置P11への第1のスライドテーブル2の移動が完了すると、ローダ9は、第1のスライドテーブル2から加工済のワークWを取り出し(ステップS)、未加工のワークWを第1のスライドテーブル2の昇降台22上に載置する(ステップS10)。昇降台22に載置されたワークWは、直ちに第1及び第2のクランプ装置23,24によりクランプされる。つまり、クランプアーム231,232,241がワークWと干渉する位置まで旋回し、下降する。図4(a)は、このときの状態を示している。
時刻TにおいてワークWが第1のスライドテーブル2に搭載されると、第1の移動機構61は、第1のスライドテーブル2を第1の加工位置P12に移動させる(ステップS11)。ステップSにおける第1のスライドテーブル2の第1の搬入出位置P11への移動、及びステップS11における第1のスライドテーブル2の第1の加工位置P12への移動は、ステップSにおける加工装置4によるワークWの加工中に行われる。
時刻Tにおいて、ステップSにおけるワークWの加工が終了すると、第2の移動機構62が第2のスライドテーブル3を第2の計測位置P23に移動させると共に(ステップS12)、第3の移動機構63が加工装置4を第1の加工位置P12に移動させる(ステップS13)。加工装置4は、第1の加工位置P12に移動した時刻T10以降、第2のスライドテーブル3に搭載されたワークWに対して加工を行う(ステップS14)。これと並行して、計測装置5は、第2のスライドテーブル3が第2の計測位置P23に移動した時刻T11から時刻T12までの間に、第2の計測位置P23に移動したワークWのシリンダボアW〜Wの内径を計測する(ステップS15)。図4(b)は、このときの状態を示している。
時刻T12において計測装置5による計測が終了すると、第2の移動機構62は、第2のスライドテーブル3を第2の計測位置P23から第2の搬入出位置P21に移動させる(ステップS16)。時刻T13において第2の搬入出位置P21への第2のスライドテーブル3の移動が完了すると、ローダ9は、第2のスライドテーブル3から加工済のワークWを取り出し(ステップS17)、未加工のワークWを第2のスライドテーブル3に載置する(ステップS18)。
ワークWが第1のスライドテーブル2に搭載された時刻T14以降、第2の移動機構62は、第2のスライドテーブル3を第2の加工位置P22に移動させる(ステップS19)。以降、時刻T以降のステップS〜S19までの各工程が繰り返し実行され、複数のワークWが連続して加工及び計測される。
なお、ステップS及びステップS15における計測装置5の測定結果に基づくワークWの加工状態の良否判定の結果が否であった場合には、当該ワークWが次工程に送られることなく、ローダ9によって製造ラインから排除される。
(第1の実施の形態の効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、第1の加工位置P12におけるワークWの加工と、第2の加工位置P12におけるワークWの加工との間の非加工時間を、第3の移動機構62による加工装置4の移動時間のみにすることができ、加工サイクル時間を短縮することが可能となる。換言すれば、第1の加工位置P12におけるワークWの加工が完了した時点で、既に第2の加工位置P22に次のワークWが準備されているので、加工装置4が短時間で次のワークWの加工に取り掛かることができる。また、第2の加工位置P22におけるワークWの加工が完了した時点で既に第1の加工位置P12に次のワークWが準備されているので、加工装置4が短時間でこのワークWの加工に取り掛かることができる。これにより、非加工時間を可及的に短くすることができ、加工サイクル時間における加工正味時間の割合である加工正味率を高めることができる。
また、第1の実施の形態によれば、加工装置4による第1の加工位置P12でのワークWの加工(ステップS,S14)と第2の移動機構62による第2のスライドテーブル3の移動(ステップS,S16,S19)との並行動作、ならびに加工装置による第2の加工位置P22でのワークWの加工(ステップS)と第1の移動機構61による第1のスライドテーブル2の移動(ステップS,S11)との並行動作を行うので、さらに加工正味率を高めることができる。
また、第1の実施の形態によれば、加工装置4によるワークWの加工と、計測装置5による他のワークWの計測とを同時並行で行うことが可能であるので、より加工正味率を高めることができる。
またさらに、基台10がベッド100とコラム101からなり、コラム101が門型に形成されているので、第1及び第2の移動機構61,62による第1及び第2のスライドテーブル2,3の動線と、第3及び第4の移動機構63,63による加工装置4及び計測装置5の動線とを立体交差させることができる。そして、コラム101の梁部102に加工装置4と計測装置5とをY軸方向に並べ、かつX軸方向にそれぞれ移動可能に容易に配置することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について図10を参照すると共に、図5及び図9を援用して説明する。図10は、本実施の形態に係る工作機械1Aの構成例を示す斜視図である。本実施の形態に係る工作機械1Aは、第1の実施の形態における工作機械1の加工装置4及び計測装置5に替えて、第1及び第2の加工装置81,82を備えた構成が異なり、他の構成は同様である。図10において、第1の実施の形態において説明したものと共通する構成要素については、第1の実施の形態で用いた符号と同一の符号を付して重複した説明を省略する。
第1の加工装置81は、ワークWに対して粗加工を行い、第2の加工装置81は、第1の加工装置81によって粗加工されたワークWに対して仕上げ加工を行う。第1の加工装置81は、レール13に案内される台座811と、台座811に取り付けられた主軸812とを有し、第3の移動機構63によってX軸方向に沿って移動する。第2の加工装置82は、レール14に案内される台座821と、台座821に取り付けられた主軸822とを有し、第4の移動機構64によってX軸方向に沿って移動する。
第1の移動機構61は、第1の実施の形態で用いた図5を援用して示すように、第1のスライドテーブル2を、第1の搬入出位置P11、搭載されたワークWが第1の加工装置81によって加工される第1の一次加工位置P12、及び搭載されたワークWが第2の加工装置82によって加工される第1の二次加工位置P13との間で移動させる。同様に、第2の移動機構62は、第2のスライドテーブル3を、第2の搬入出位置P21、搭載されたワークWが第2の加工装置82によって加工される第2の一次加工位置P22、及び搭載されたワークWが第2の加工装置82によって加工される第2の二次加工位置P23との間で移動させる。
第3の移動機構は、第1の加工装置81を、第1の一次加工位置P12及び第2の一次加工位置P22の間で移動させる。第4の移動機構64は、第2の加工装置82を、第1の二次加工位置P13及び第2の二次加工位置P23の間で移動させる。第1の加工装置81は、第1の一次加工位置P12で第1のスライドテーブル2に搭載されたワークWの加工を行い、第2の一次加工位置P22で第2のスライドテーブル3に搭載されたワークWの加工を行う。第2の加工装置82は、第1の二次加工位置P13で第1のスライドテーブル2に搭載されたワークWの加工を行い、第2の二次加工位置P23で第2のスライドテーブル3に搭載されたワークWの加工を行う。
この工作機械1Aにおけるワーク加工方法は、援用する図9における加工装置4のステップS,S,及びS14の動作時期を第1の加工装置81の動作時期に置き換え、計測装置5のステップS及びS15の動作時期を第2の加工装置82の動作時期に置き換えたものである。このワーク加工方法では、第1の加工装置81によるワークWの一次加工と、第2の加工装置82によるワークWの二次加工とが同時並行で行われる。
本実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に、非加工時間を可及的に短くすることができ、加工サイクル時間を短縮し、加工正味率を高めることができる。
(付記)
以上、本発明を第1及び第2の実施の形態に基づいて説明したが、これらの実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記の実施の形態では、X軸方向及びY軸方向が水平方向であり、Z軸方向が鉛直方向である場合について説明したが、これに限らず、X軸方向又はY軸方向が鉛直方向で、他の二軸の方向が水平方向であってもよい。
また、第1の実施の形態では、加工装置4及び計測装置5がX軸方向の二箇所を移動して加工及び計測を行い、第2の実施の形態では、第1及び第2の加工装置81,82がX軸方向の二箇所を移動して一次加工及び二次加工を行う場合について説明したが、第3のスライドテーブルを増設し、加工装置4及び計測装置5がX軸方向の三箇所以上を移動して加工及び計測を行うように工作機械を構成してもよく、第1及び第2の加工装置81,82がX軸方向の三箇所以上を移動して一次加工及び二次加工を行うように工作機械を構成してもよい。
また、第1の実施の形態において、計測装置5に替えて他の装置を設けてもよく、あるいは計測装置5及び第4の移動機構64を省略してもよい。また、第2の実施の形態において、ワークWに対して三次加工を行う第3の加工装置をさらに設けてもよい。
さらに、第1の実施の形態及び第2の実施の形態において、ローダ9によってX軸方向にワークWを移動させ、第1及び第2の搬入出位置P11,P21に対し、ワークWの供給及び取り出しを行ったが、他の実施の形態として、基台10のY軸方向前方に、ワークWがX軸方向に移動するコンベアを設置し、このコンベアのY軸方向に並べてロボットを設置し、このロボットによってY軸方向にワークWを移動させ、第1及び第2の搬入出位置P11,P21に対し、コンベアとの間でワークWの供給及び取り出しを行ってもよい。
1,1A…工作機械 10…基台
2…第1のスライドテーブル 23…第1のクランプ装置
3…第2のスライドテーブル 4…加工装置
5…計測装置 6…移動手段
61〜64…第1乃至第4の移動機構 81…第1の加工装置
82…第2の加工装置 P11…第1の搬入出位置
12…第1の一次加工位置 P12…第1の加工位置
13…第1の計測位置 P13…第1の二次加工位置
21…第2の搬入出位置 P22…第2の一次加工位置
22…第2の加工位置 P23…第2の計測位置
23…第2の二次加工位置 W…ワーク

Claims (9)

  1. 基台と、ワークを搭載可能な第1及び第2のスライドテーブルと、前記ワークに対して所定の加工を行う加工装置と、前記第1及び第2のスライドテーブル及び前記加工装置を前記基台に対して移動させる移動手段とを備え、
    前記移動手段は、前記第1のスライドテーブルを第1の加工位置と第1の搬入出位置との間で移動させる第1の移動機構と、前記第2のスライドテーブルを第2の加工位置と第2の搬入出位置との間で移動させる第2の移動機構と、前記加工装置を前記第1の加工位置と前記第2の加工位置との間で移動させる第3の移動機構とを有し、
    前記加工装置は、前記第1の加工位置で前記第1のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行い、前記第2の加工位置で前記第2のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行う、
    工作機械。
  2. 前記加工装置による前記第1の加工位置での前記ワークの加工と前記第2の移動機構による前記第2のスライドテーブルの移動との並行動作、ならびに前記加工装置による前記第2の加工位置での前記ワークの加工と前記第1の移動機構による前記第1のスライドテーブルの移動との並行動作を行う、
    請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記第1及び第2の移動機構による前記第1及び第2のスライドテーブルの移動方向と、前記第3の移動機構による前記加工装置の移動方向とが直角をなす、
    請求項1又は2に記載の工作機械。
  4. 前記加工装置の移動方向をX軸方向とし、前記第1及び第2のスライドテーブルの移動方向をY軸方向としたとき、前記第1及び第2のスライドテーブルは、前記ワークを前記X軸方向及び前記Y軸方向に対して垂直なZ軸方向に移動させることが可能である、
    請求項3に記載の工作機械。
  5. 前記加工装置の移動方向をX軸方向とし、前記第1及び第2のスライドテーブルの移動方向をY軸方向とし、前記X軸方向及び前記Y軸方向に対して垂直な方向をZ軸方向としたとき、
    前記第1のスライドテーブルが前記第1の搬入出位置にあるときに、前記ワークが前記X軸方向もしくはY軸方向に移動することにより前記第1のスライドテーブルに対して前記ワークが供給及び取り出しされ、
    前記第2のスライドテーブルが前記第2の搬入出位置にあるときに、前記ワークが前記X軸方向もしくはY軸方向に移動することにより前記第2のスライドテーブルに対して前記ワークが供給及び取り出しされる、
    請求項3又は4に記載の工作機械。
  6. 前記加工装置によって加工された前記ワークの加工箇所を計測する計測装置を備え、
    前記移動手段は、前記計測装置を前記基台に対して前記加工装置の移動方向と平行に移動させる第4の移動機構を有する、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の工作機械。
  7. 前記加工装置による前記ワークの加工と、前記計測装置による他の前記ワークの前記加工箇所の計測とを同時並行で行う、
    請求項6に記載の工作機械。
  8. 基台と、ワークを搭載可能な第1及び第2のスライドテーブルと、前記ワークに対して所定の加工を行う第1及び第2の加工装置と、第1及び第2のスライドテーブル及び前記第1及び第2の加工装置を前記基台に対して移動させる移動手段とを備え、
    前記移動手段は、前記第1のスライドテーブルを移動させる第1の移動機構と、前記第2のスライドテーブルを移動させる第2の移動機構と、前記第1の加工装置を移動させる第3の移動機構と、前記第2の加工装置を移動させる第4の移動機構とを有し、
    前記第1の移動機構は、前記第1のスライドテーブルを、第1の搬入出位置、搭載された前記ワークが前記第1の加工装置によって加工される第1の一次加工位置、及び搭載された前記ワークが前記第2の加工装置によって加工される第1の二次加工位置との間で移動させ、
    前記第2の移動機構は、前記第2のスライドテーブルを、第2の搬入出位置、搭載された前記ワークが前記第1の加工装置によって加工される第2の一次加工位置、及び搭載された前記ワークが前記第2の加工装置によって加工される第2の二次加工位置との間で移動させ、
    前記第3の移動機構は、前記第1の加工装置を、前記第1の一次加工位置、及び前記第2の一次加工位置の間で移動させ、
    前記第4の移動機構は、前記第2の加工装置を、前記第1の二次加工位置、及び前記第2の二次加工位置の間で移動させ、
    前記第1の加工装置は、前記第1の一次加工位置で前記第1のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行い、かつ前記第2の一次加工位置で前記第2のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行い、
    前記第2の加工装置は、前記第1の二次加工位置で前記第1のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行い、かつ前記第2の二次加工位置で前記第2のスライドテーブルに搭載された前記ワークの加工を行う、
    工作機械。
  9. 前記第1の加工装置による前記ワークの加工と、前記第2の加工装置による前記ワークの加工とを同時並行で行う、
    請求項8に記載の工作機械。
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