JP2020183715A - 内燃機関 - Google Patents

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貴洋 岩間
孝彦 清水
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孝彦 清水
田中 一彦
Kazuhiko Tanaka
一彦 田中
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Abstract

【課題】内燃機関において、オイルポンプを利用して効率良くオイルを排出できるようにする。【解決手段】内燃機関11のオイルを内燃機関11が発生させる回転力によって圧送するオイルポンプ57と、圧送されるオイルを内燃機関11の潤滑対象に供給する潤滑油路76と、潤滑油路76から分岐して、内燃機関11の外部にオイルを排出する排出油路77とを備える内燃機関において、潤滑油路76から排出油路77が分岐する分岐部79よりも下流側に、潤滑油路76の流路を開閉する弁80が設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関に関する。
従来、オイルを圧送するオイルポンプと、圧送されるオイルを内燃機関の潤滑対象に供給する潤滑油路と、潤滑油路から分岐して、内燃機関の外部にオイルを排出する排出油路とを備える内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、排出油路に開閉弁が設けられ、開閉弁が開かれると、オイルポンプの圧力によって、排出油路からオイルが排出される。
特開平8−42317号公報
しかしながら、上記従来の内燃機関では、排出油路に開閉弁が設けられるため、開閉弁が開かれると、オイルは排出油路及び潤滑油路の両方に流れる。このため、排出油路に集中してオイルを流すことができず、オイルの排出に時間がかかる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、内燃機関において、オイルポンプを利用して効率良くオイルを排出できるようにすることを目的とする。
内燃機関は、内燃機関(11)のオイルを前記内燃機関(11)が発生させる回転力によって圧送するオイルポンプ(57,257)と、圧送される前記オイルを前記内燃機関(11)の潤滑対象に供給する潤滑油路(76)と、前記潤滑油路(76)から分岐して、前記内燃機関(11)の外部に前記オイルを排出する排出油路(77)とを備える内燃機関において、前記潤滑油路(76)から前記排出油路(77)が分岐する分岐部(79)、または、前記潤滑油路(76)において、前記オイルの流れ方向で前記分岐部(79)よりも下流側に、前記潤滑油路(76)の流路を開閉する弁(80,380,480)が設けられることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記弁(380,480)は、前記オイルが前記潤滑油路(76)及び前記排出油路(77)の一方に択一的に流れるように前記オイルの流れを切り替え可能であっても良い。
また、上述の構成において、前記オイルポンプ(57,257)は、前記内燃機関(11)の前記回転力とは別の駆動源(67,267)から回転駆動力を受けることが可能な被駆動部(71c,271c)を備えても良い。
さらに、上述の構成において、前記オイルポンプ(57,257)は、前記内燃機関(11)の前記回転力を受けるギア部(70)と、前記ギア部(70)を支持するシャフト部(71,271)と、前記シャフト部(71,271)と一体に回転して前記オイルを圧送する圧力を発生する圧送部(72)とを備え、前記ギア部(70)と前記シャフト部(71,271)との間には、前記回転力によって前記シャフト部(71,271)を回転させる方向には回転を伝達し、この方向とは逆方向には回転の伝達を遮断するワンウェイクラッチ(73)が設けられ、前記被駆動部(71c,271c)が前記シャフト部(71,271)に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記排出油路(77)の前記オイルを外部に排出する排出口(77a)は、前記内燃機関(11)の上面(31e)に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記内燃機関の前記上面(31e)には、前記内燃機関(11)に前記オイルを注入するためのオイル供給口(82)が設けられ、前記排出口(77a)は、上面視にて前記オイル供給口(82)と重なる位置に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記内燃機関(11)は、前記内燃機関(11)に前記オイルを注入するためのオイル供給口(82)を備え、前記排出油路(77)の前記オイルを外部に排出する排出口(77a)は、前記オイル供給口(82)から外側に露出しても良い。
さらに、上述の構成において、前記排出油路(77)は、前記排出口(77a)から前記オイルを排出する方向への前記オイルの流れを許容するワンウェイバルブ(77b)を備えても良い。
内燃機関は、内燃機関のオイルを前記内燃機関が発生させる回転力によって圧送するオイルポンプと、圧送されるオイルを内燃機関の潤滑対象に供給する潤滑油路と、潤滑油路から分岐して、内燃機関の外部にオイルを排出する排出油路とを備え、潤滑油路から排出油路が分岐する分岐部、または、潤滑油路において、オイルの流れ方向で分岐部よりも下流側に、潤滑油路の流路を開閉する弁が設けられる。
この構成によれば、弁によって潤滑油路の流路が閉じられると、オイルは、潤滑油路に流れず、排出油路に流れる。このため、オイルを排出する際に、排出油路に集中してオイルを流すことができ、オイルポンプを利用して効率良くオイルを排出できる。
また、上述の構成において、弁は、オイルが潤滑油路及び排出油路の一方に択一的に流れるようにオイルの流れを切り替え可能であっても良い。
この構成によれば、内燃機関が運転する場合には、潤滑油路のみに効率良くオイルを供給でき、オイルを排出する場合には、排出油路のみに効率良くオイルを流すことができる。
また、上述の構成において、オイルポンプは、内燃機関の回転力とは別の駆動源から回転駆動力を受けることが可能な被駆動部を備えても良い。
この構成によれば、内燃機関を運転していない状態であっても、被駆動部を介して別の駆動源によってオイルポンプを駆動し、排出油路からオイルを排出できる。
さらに、上述の構成において、オイルポンプは、内燃機関の回転力を受けるギア部と、ギア部を支持するシャフト部と、シャフト部と一体に回転してオイルを圧送する圧力を発生する圧送部とを備え、ギア部とシャフト部との間には、回転力によってシャフト部を回転させる方向には回転を伝達し、この方向とは逆方向には回転の伝達を遮断するワンウェイクラッチが設けられ、被駆動部がシャフト部に設けられても良い。
この構成によれば、別の駆動源によって被駆動部を介してオイルポンプを駆動する際、別の駆動源の回転駆動力は、ギア部に対してはワンウェイクラッチによって遮断されて伝達されない。このため、別の駆動源によって、小さな回転駆動力でオイルポンプを駆動できる。
また、上述の構成において、排出油路のオイルを外部に排出する排出口は、内燃機関の上面に設けられても良い。
この構成によれば、排出口に容易にアクセスでき、オイルの排出作業が容易である。
また、上述の構成において、内燃機関の上面には、内燃機関にオイルを注入するためのオイル供給口が設けられ、排出口は、上面視にて前記オイル供給口と重なる位置に設けられても良い。
この構成によれば、オイル供給口を介してオイルを排出できるため、内燃機関に設ける開口を少なくでき、加工工数を低減できる。また、オイルの注入及び排出を一つの開口を介して行うことができ、作業が容易である。
また、上述の構成において、内燃機関は、内燃機関にオイルを注入するためのオイル供給口を備え、排出油路のオイルを外部に排出する排出口は、オイル供給口から外側に露出しても良い。
この構成によれば、オイル供給口を介してオイルを排出できるため、内燃機関に設ける開口を少なくでき、加工工数を低減できる。また、オイルの注入及び排出を一つの開口を介して行うことができ、作業が容易である。
さらに、上述の構成において、排出油路は、排出口からオイルを排出する方向へのオイルの流れを許容するワンウェイバルブを備えても良い。
この構成によれば、オイル供給口からオイルを給油する際に、オイルが排出油路に流れることを抑制できる。
本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 エンジンを左側方から見た断面図である。 エンジン内の主要部及び給油構造を示す概略図である。 図2のIV−IV断面図である。 オイルポンプ及びポンプ駆動モーターの構造を拡大して示す断面図である。 オイル供給口を示す断面図である。 第2の実施の形態において、オイルポンプの周辺部の構造を示す断面図である。 第3の実施の形態において、エンジン内の主要部及び給油構造を示す概略図である。 第4の実施の形態において、エンジン内の主要部及び給油構造を示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11(内燃機関)が支持され、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部側に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後方に延びるメインフレーム16と、ヘッドパイプ15においてメインフレーム16の下方から後下方に延びるダウンフレーム17と、メインフレーム16の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム18と、ダウンフレーム17の下端部から後方に延びてピボットフレーム18の下端部に接続される左右一対のロアフレーム19とを備える。
また、車体フレーム10は、メインフレーム16の後端部から後方に延びるシートフレーム20と、ピボットフレーム18から後上方に延びてシートフレーム20の後端部に接続されるサブフレーム21とを備える。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に挿通されるステアリングシャフト(不図示)を介し、車体フレーム10に回動自在に支持される。操舵用のハンドル23は、フロントフォーク12の上端部に設けられる。前輪2は、フロントフォーク12の下端部に支持される。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム18に支持されるピボット軸25に軸支される。ピボット軸25は、車幅方向に水平に延びる。スイングアーム13は、前端部をピボット軸25に軸支され、ピボット軸25を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に支持される。
スイングアーム13と車体フレーム10との間には、リアサスペンション26が掛け渡される。
エンジン11は、メインフレーム16の下方で、車両前後方向においてダウンフレーム17とピボットフレーム18との間に配置され、車体フレーム10に固定される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸30(図2)を支持するクランクケース31と、クランクケース31の前部の上部に設けられるシリンダー32と、シリンダー32の上端に結合されるシリンダーヘッド33と、シリンダーヘッド33の上部を塞ぐヘッドカバー34とを備える。
シリンダー32のシリンダー軸線32aは、鉛直方向に対し前傾する。
エンジン11の排気管35は、シリンダーヘッド33の前部の排気ポート33a(図2)から下方に引き出されて後方に延びる。マフラー35aは、後輪3の外側方に配置され、排気管35の後端に接続される。
エンジン11の吸気装置36は、シリンダーヘッド33の後部の吸気ポート33b(図2)に接続される。
クランクケース31の後部は、変速機を収容する変速機ケース部31aである。エンジンの出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン(不図示)によって後輪3に伝達される。
エンジン11の冷却水が通るラジエーター37は、エンジン11の前方に配置される。
燃料タンク38は、メインフレーム16の上方でヘッドパイプ15とシート14との間に配置される。
自動二輪車1は、シート14の下方の部分を側方から覆うサイドカバー39を備える。
フロントフェンダー40は、フロントフォーク12に支持される。
自動二輪車1は、バッテリー27を、例えばシート14の下方に備える。
図2は、エンジン11を左側方から見た断面図である。
図2に示すように、クランクケース31内には、クランク軸30と、メイン軸41と、カウンタ軸42と、バランサー43aを備えるバランサー軸43とが回転自在に設けられる。メイン軸41、カウンタ軸42、及びバランサー軸43は、クランク軸30と平行に配置される。
クランクケース31内においてメイン軸41の下方には、メイン軸41及びカウンタ軸42に対し変速操作を行なうシフトドラム45及びシフトフォーク46が設けられる。
ピストン47は、シリンダー32の筒内に収容され、シリンダー軸線32aの軸方向に往復運動する。
クランク軸30は、コンロッド48を介してピストン47に連結される。
燃焼室44は、シリンダーヘッド33とピストン47の頂部との間に形成される。
排気ポート33aは、燃焼室44を排気管35に連通させる。吸気ポート33bは、燃焼室44を吸気装置36に連通させる。
燃焼室44には、点火プラグ(不図示)が配置される。
シリンダーヘッド33の上部の動弁室には、動弁装置49が設けられる。
動弁装置49は、吸気ポート33bを開閉する吸気弁50と、排気ポート33aを開閉する排気弁51と、吸気弁50を押圧して開く吸気ロッカーアーム52と、排気弁51を押圧して開く排気ロッカーアーム53と、吸気ロッカーアーム52を駆動する吸気カムシャフト54と、排気ロッカーアーム53を駆動する排気カムシャフト55とを備える。
吸気カムシャフト54及び排気カムシャフト55は、カムチェーン56(図3)によってクランク軸30に接続されており、クランク軸30によって駆動されて回転する。
クランク軸30の下方でクランクケース31の底部には、エンジン11の各部を潤滑するオイルを貯留するオイルパン31bが設けられる。
クランクケース31内においてクランク軸30よりも下方の位置には、エンジン11の各部にオイルを圧送するオイルポンプ57が設けられる。
図3は、エンジン11内の主要部及び給油構造を示す概略図である。図4は、図2のIV−IV断面図である。
図3及び図4を参照し、クランク軸30は、一対のジャーナル部30aが、クランクケース31内に設けられる一対の支持壁31cに、ベアリング58を介して支持される。
クランク軸30の一端部には、クランク軸30と一体に回転する駆動歯車59及びポンプ駆動歯車60が設けられ、クランク軸30の他端部には発電機61が設けられる。
図3に示すように、メイン軸41の一端には、クランク軸30とメイン軸41との間の動力の伝達を伝達状態及び非伝達状態に切り換える摩擦式のクラッチ機構63が設けられる。クランク軸30の駆動歯車59は、クラッチ機構63の外周の被動歯車部63aに噛み合う。
メイン軸41及びカウンタ軸42には常時噛み合い式の変速歯車群64が設けられる。詳細には、メイン軸41には、6速分の駆動歯車列64aが設けられ、カウンタ軸42には駆動歯車列64aに噛み合う6速分の被動歯車列64bが設けられる。変速は、シフトドラム45(図2)によって駆動されるシフトフォーク46(図2)により、駆動歯車列64a及び被動歯車列64bを軸方向にスライドさせ、所望の歯車対を動力伝達可能な状態に確立することで行なわれる。
カウンタ軸42は、変速機の出力軸であり、上記駆動チェーンは、カウンタ軸42の軸端に設けられる駆動スプロケット65に接続される。
図4に示すように、オイルポンプ57は、クランク軸30のポンプ駆動歯車60に接続されており、クランク軸30の回転力によって駆動される。すなわち、オイルポンプ57の駆動源はクランク軸30である。
また、エンジン11は、オイルポンプ57を駆動する別の駆動源として、ポンプ駆動モーター67(別の駆動源)を備える。
図5は、オイルポンプ57及びポンプ駆動モーター67の構造を拡大して示す断面図である。
図4及び図5を参照し、オイルポンプ57は、クランク軸30によって回転駆動されるトロコイド式のポンプである。
オイルポンプ57は、クランク軸30の回転力を受けるギア部70と、ギア部70を支持するシャフト部71と、シャフト部71と一体に回転してオイルを圧送する圧力を発生する圧送部72とを備える。
シャフト部71は、クランク軸30と平行に配置され、クランクケース31によって回転自在に支持される。シャフト部71は、圧送部72を支持する圧送部支持部71aと、ギア部70を支持する第1被駆動部71bと、ギア部70に対しクランクケース31の外側に向けて延出する第2被駆動部71c(被駆動部)とを、車幅方向内側から順に備える。
ギア部70は、シャフト部71の第1被駆動部71b上に設けられ、クランク軸30のポンプ駆動歯車60に噛み合う。
圧送部72は、トロコイド式のポンプのローターであり、シャフト部71の圧送部支持部71aに固定される。
ギア部70は、ギア部70の内周部とシャフト部71の第1被駆動部71bの外周部との間に設けられるワンウェイクラッチ73を介してシャフト部71に支持される。
詳細には、ワンウェイクラッチ73は、ギア部70を介して入力されるクランク軸30の回転力によってシャフト部71を回転させる方向には回転を伝達し、この方向とは逆方向には回転の伝達を遮断する。
ポンプ駆動モーター67は、オイルポンプ57に接続されており、オイルポンプ57を駆動可能である。ポンプ駆動モーター67は、クランクケース31に設けられるモーター収納部31dに収納される。ポンプ駆動モーター67は、バッテリー27(図1)の電力によって駆動される。
詳細には、オイルポンプ57のシャフト部71の第2被駆動部71cは、モーター収納部31dに延出し、ポンプ駆動モーター67は、第2被駆動部71cに設けられる。ポンプ駆動モーター67の回転軸は、シャフト部71と同軸である。すなわち、オイルポンプ57は、シャフト部71上に設けられるポンプ駆動モーター67によって駆動されることができる。
エンジン11の稼働に伴ってクランク軸30が回転すると、クランク軸30の回転は、ポンプ駆動歯車60、ワンウェイクラッチ73、及び第1被駆動部71bを介してオイルポンプ57に伝達され、オイルポンプ57がクランク軸30の回転力によって駆動される。
ポンプ駆動モーター67は、エンジン11が停止してクランク軸30が回転していない状態で駆動され、クランク軸30がオイルポンプ57を駆動する方向と同方向にオイルポンプ57を回転させる。
詳細には、ポンプ駆動モーター67の駆動力は、第2被駆動部71cを介してオイルポンプ57に伝達される。ポンプ駆動モーター67によってオイルポンプ57を駆動する場合、ワンウェイクラッチ73によるトルクの伝達方向は、クランク軸30がオイルポンプ57を駆動する場合の反対方向になる。
このため、ポンプ駆動モーター67でオイルポンプ57を駆動する場合、シャフト部71はワンウェイクラッチ73を介しギア部70に対し空回りし、ポンプ駆動モーター67の回転は、クランク軸30側に伝達されない。
図3を参照し、オイルパン31bに貯留されるオイルはオイルポンプ57によって圧送され、エンジン11に設けられる油路75を通ってエンジン11内を循環する。
油路75は、オイルパン31bをエンジン11の複数の潤滑対象に接続する潤滑油路76と、潤滑油路76の途中で分岐して、エンジン11の外部にオイルを排出する排出油路77とを備える。
上記潤滑対象は、コンロッド48が接続されるクランク軸30のクランクピン部30b、クランク軸30のジャーナル部30a、動弁装置49、及び変速機等である。
潤滑油路76は、オイルパン31bから潤滑対象に向けて分岐する第1分岐部76aまで延びる第1潤滑油路76bと、第1分岐部76aで分岐してクランクピン部30bまで延びるクランク軸潤滑油路76cと、第1分岐部76aで分岐して下流側の第2分岐部76dまで延びる第2潤滑油路76eとを備える。
また、潤滑油路76は、第2潤滑油路76eで分岐して動弁装置49まで延びる動弁装置潤滑油路76fと、第2潤滑油路76eで分岐して変速機のメイン軸41及びカウンタ軸42まで延びる変速機潤滑油路76gとを備える。
第1潤滑油路76bは、オイルパン31bに配置されるオイルストレーナー78からオイルを吸い込む。オイルポンプ57は、第1潤滑油路76bにおいてオイルストレーナー78の下流に配置される。
排出油路77は、第1潤滑油路76bに設けられる分岐部79で第1潤滑油路76bから分岐する。
分岐部79は、オイルポンプ57よりも下流側、且つ、潤滑油路76において潤滑対象に向けた最初の分岐部である第1分岐部76aよりも上流側に設けられる。
排出油路77は、排出油路77の下流端の排出口77aからエンジン11の外部にオイルを排出する。排出油路77には、排出口77aからオイルを排出する方向の流れを許容し、この方向とは逆方向のオイルの流れを規制するワンウェイバルブ77bが設けられる。
第1潤滑油路76bにおいて分岐部79の下流側には、第1潤滑油路76bの流路を開閉する弁80が設けられる。
弁80は、作業者が手動で開閉操作するコックであるが、例えば、作業者等の操作(指示)に応じて動作する電磁弁であっても良い。
図6は、オイル供給口82を示す断面図である。
図1及び図6を参照し、エンジン11の上面31eには、クランクケース31内にオイルを注入するためのオイル供給口82が設けられる。上面31eは、クランクケース31の後部の上面である。上面31eは、エンジン11を上方から平面視で見た場合に見える部分である。
オイル供給口82は、クランクケース31の上方に開口する孔部であり、キャップ83(図1)によって塞がれている。オイル供給口82は、キャップ83が取り外されると上方に露出する。
排出油路77の上端部は、クランクケース31内をオイル供給口82に向けて上方に延びるパイプ状である。排出油路77の上端の排出口77aは、オイル供給口82内に位置し、上面視にてオイル供給口82と重なる位置に設けられる。このため、キャップ83が取り外されると、排出口77aは、オイル供給口82から上方に露出する。排出口77aの外径は、オイル供給口82の内径よりも小さい。
排出口77aは、パイプを斜めに切断するようにして、先端が尖った形状に形成されている。
オイル容器84には、オイルが保存されている。オイル容器84は、オイル供給口82に挿し込み可能な筒状の注入口84aと、注入口84aを塞ぐフィルム状の蓋84bとを備える。
オイルをエンジン11に注入する際には、オイル容器84は注入口84aがオイル供給口82に上方から挿入され、蓋84bが排出口77aによって突き破られる。これにより、注入口84aからオイルが下方に流れ、クランクケース31にオイルが補充される。蓋84bが注入口84a内で破れるため、クランクケース31の外側へのオイルの飛び散りが抑制され、オイルの注入作業が容易である。
排出油路77にはワンウェイバルブ77b(図3)が設けられるため、オイルが排出口77aから潤滑油路76側に向けて逆流することが抑制される。
オイルを交換するために排出油路77からオイルを排出する場合、排出口77aには、オイル容器84のような形状のオイル回収容器や、排出口77aをオイル回収体に接続するためのホース等が接続される。
図3を参照し、自動二輪車1が走行する場合等、エンジン11が運転されている状態では、第1潤滑油路76bの弁80は開かれている。この状態では、図3に矢印で示すように、オイルポンプ57によって圧送されるオイルは、潤滑油路76を通ってクランクピン部30b、クランク軸30のジャーナル部30a、動弁装置49、及び変速機等に供給され、各部の潤滑後にエンジン11内を落下し、オイルパン31bに戻る。また、弁80が開かれた状態では、オイルポンプ57によって圧送されるオイルは、分岐部79から排出油路77にも流れ、排出油路77のオイルは、クランクケース31内で開口する排出口77aから下方に流れてオイルパン31bに戻る。
また、排出油路77を介しエンジン11のオイルを排出する場合、エンジン11の運転は停止され、第1潤滑油路76bの弁80は閉じられる。この状態で、ポンプ駆動モーター67によってオイルポンプ57を回転させることで、オイルポンプ57を利用してオイルを排出できる。
詳細には、オイルポンプ57によって圧送されるオイルは、第1潤滑油路76bの流れを弁80によって規制される。これにより、オイルは、弁80の下流の潤滑油路76には流れず、全てのオイルが矢印Dで示すように分岐部79から排出油路77に流れる。このため、排出油路77に集中的にオイルを流すことができ、オイルを排出口77aから効率良く排出できる。
また、オイルポンプ57を利用してオイルを強制的に排出できるため、例えばエンジンの下面の排出口から重力によってオイルを下方に排出する構造に比して、迅速にオイルを排出できる。
また、オイルポンプ57を利用してオイルを強制的に排出できるため、排出口77aをエンジン11の上方に開口させることができる。このため、排出口77aに上方から容易にアクセスでき、作業性が良い。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、エンジン11は、エンジン11のオイルをエンジン11が発生させる回転力によって圧送するオイルポンプ57と、圧送されるオイルをエンジン11の潤滑対象に供給する潤滑油路76と、潤滑油路76から分岐して、エンジン11の外部にオイルを排出する排出油路77とを備え、オイルの流れ方向で、潤滑油路76から排出油路77が分岐する分岐部79よりも下流側に、潤滑油路76の流路を開閉する弁80が設けられる。
この構成によれば、弁80によって潤滑油路76の流路が閉じられると、オイルは、潤滑油路76に流れず、排出油路77に流れる。このため、オイルを排出する際に、排出油路77に集中してオイルを流すことができ、オイルポンプ57を利用して効率良くオイルを排出できる。
また、オイルポンプ57は、エンジン11の回転力とは別の駆動源であるポンプ駆動モーター67から回転駆動力を受けることが可能な第2被駆動部71cを備える。
この構成によれば、エンジン11を運転していない状態であっても、第2被駆動部71cを介してポンプ駆動モーター67によってオイルポンプ57を駆動し、排出油路77からオイルを排出できる。
さらに、オイルポンプ57は、エンジン11の回転力を受けるギア部70と、ギア部70を支持するシャフト部71と、シャフト部71と一体に回転してオイルを圧送する圧送部72とを備え、ギア部70とシャフト部71との間には、回転力によってシャフト部71を回転させる方向には回転を伝達し、この方向とは逆方向には回転の伝達を遮断するワンウェイクラッチ73が設けられ、第2被駆動部71cがシャフト部71に設けられる。
この構成によれば、ポンプ駆動モーター67によって第2被駆動部71cを介してオイルポンプ57を駆動する際、ポンプ駆動モーター67の回転駆動力は、ギア部70に対してはワンウェイクラッチ73によって遮断されて伝達されない。このため、ポンプ駆動モーター67によって、小さな回転駆動力でオイルポンプ57を駆動できる。
また、排出油路77のオイルを外部に排出する排出口77aは、エンジン11の上面31eに設けられる。
この構成によれば、上面31eの排出口77aに容易にアクセスでき、オイルの排出作業が容易である。
また、エンジン11の上面31eには、エンジン11にオイルを注入するためのオイル供給口82が設けられ、排出口77aは、上面視にてオイル供給口82と重なる位置に設けられる。
この構成によれば、オイル供給口82を介してオイルを排出できるため、エンジン11に設ける開口を少なくでき、加工工数を低減できる。また、オイルの注入及び排出を一つの開口を介して行うことができ、作業が容易である。
また、エンジン11は、エンジン11にオイルを注入するためのオイル供給口82を備え、排出油路77のオイルを外部に排出する排出口77aは、オイル供給口82から外側に露出する。
この構成によれば、オイル供給口82を介してオイルを排出できるため、エンジン11に設ける開口を少なくでき、加工工数を低減できる。また、オイルの注入及び排出を一つの開口を介して行うことができ、作業が容易である。
さらに、排出油路77は、排出口77aからオイルを排出する方向へのオイルの流れを許容するワンウェイバルブ77bを備える。
この構成によれば、オイル供給口82からオイルを給油する際に、オイルが排出油路77に流れることを抑制できる。
[第2の実施の形態]
以下、図7を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、オイルポンプ257が、上記第1の実施の形態のポンプ駆動モーター67とは異なる駆動源によって駆動される点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図7は、第2の実施の形態において、オイルポンプ257の周辺部の構造を示す断面図である。
第2の実施の形態では、クランクケース31には、オイルポンプ57に替えて、オイルポンプ257が設けられる。
オイルポンプ257は、ギア部70と、ギア部70を支持するシャフト部271と、シャフト部271と一体に回転してオイルを圧送する圧力を発生する圧送部72とを備える。
シャフト部271は、クランク軸30と平行に配置され、クランクケース31によって回転自在に支持される。シャフト部271は、圧送部72を支持する圧送部支持部271aと、ギア部270を支持する第1被駆動部271bと、ギア部70に対しクランクケース31の外側に向けて延出する第2被駆動部271c(被駆動部)とを、車幅方向内側から順に備える。
ギア部70は、シャフト部271の第1被駆動部271b上に設けられ、クランク軸30のポンプ駆動歯車60に噛み合う。
圧送部72は、シャフト部271の圧送部支持部271aに固定される。
ギア部70は、ギア部70の内周部とシャフト部271の第1被駆動部271bの外周部との間に設けられるワンウェイクラッチ73を介してシャフト部271に支持される。
詳細には、ワンウェイクラッチ73は、ギア部70を介して入力されるクランク軸30の回転力によってシャフト部271を回転させる方向には回転を伝達し、この方向とは逆方向には回転の伝達を遮断する。
オイルポンプ257の第2被駆動部271cは、クランクケース31の車幅方向の側壁部31fに設けられる孔部31gからクランクケース31の外側に露出する。
第2被駆動部271c外周部と孔部31gの内周部との間には、第2被駆動部271cと孔部31gとの間の隙間を塞ぐ環状のシール部材285が設けられる。
第2被駆動部271cの先端部には、オイルポンプ257を駆動する駆動源267(別の駆動源)を接続可能な接続部271dが設けられる。
駆動源267は、オイルポンプ257を駆動するためにクランク軸30とは別に用意される駆動源である。駆動源267は、例えば、電動ドライバー及び電動レンチ等の電動の回転工具であり、この回転工具を接続部271dに接続し、回転工具によってシャフト部271を回転させることで、オイルポンプ257をエンジン11の外部から駆動できる。
また、駆動源267は、電動の回転工具に限らず、例えば、作業者が手動で回転させるドライバーやレンチ等の工具であっても良い。
作業者は、エンジン11の停止時に駆動源267を用いてオイルポンプ257を駆動し、排出油路77からオイルを排出する。
駆動源267の回転駆動力は、ギア部70に対してはワンウェイクラッチ73によって遮断されて伝達されない。
[第3の実施の形態]
以下、図8を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態は、弁380が、上記第1の実施の形態の弁80とは異なる位置に設けられる。
図8は、第3の実施の形態において、エンジン11内の主要部及び給油構造を示す概略図である。
第1潤滑油路76bの流路を開閉する弁380は、分岐部79に設けられる。すなわち、弁380は、一つの弁380によって潤滑油路76及び排出油路77の両方を閉じることが可能な位置に設けられる。
弁380は、三方弁であり、潤滑油路76及び排出油路77の一方に択一的に流れるようにオイルの流れを切り替え可能である。
エンジン11が運転される際は、弁380は、オイルが弁380から潤滑油路76に流れ、オイルが弁380から排出油路77には流れないように切り替えられる。
オイルを排出する際には、弁380は、オイルが弁380から排出油路77に流れ、オイルが弁380から潤滑油路76には流れないように切り替えられる。
第3の実施の形態によれば、エンジン11は、エンジン11のオイルをエンジン11が発生させる回転力によって圧送するオイルポンプ57と、圧送されるオイルをエンジン11の潤滑対象に供給する潤滑油路76と、潤滑油路76から分岐して、エンジン11の外部にオイルを排出する排出油路77とを備え、潤滑油路76から排出油路77が分岐する分岐部79に、潤滑油路76の流路を開閉する弁380が設けられる。
この構成によれば、弁380によって潤滑油路76の流路が閉じられると、オイルは、潤滑油路76に流れず、排出油路77に流れる。このため、オイルを排出する際に、排出油路77に集中してオイルを流すことができ、オイルポンプ57を利用して効率良くオイルを排出できる。
また、弁380は、オイルが潤滑油路76及び排出油路77の一方に択一的に流れるようにオイルの流れを切り替え可能である。
この構成によれば、エンジン11が運転する場合には、潤滑油路76のみに効率良くオイルを供給でき、オイルを排出する場合には、排出油路77のみに効率良くオイルを流すことができる。
[第4の実施の形態]
以下、図9を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態の弁80に加えて弁480aが設けられる点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図9は、第4の実施の形態において、エンジン11内の主要部及び給油構造を示す概略図である。
潤滑油路76の流路を開閉する弁480(弁構造)は、弁80と、弁480aとを備える。
弁480aは、排出油路77の流路を開閉する弁であり、分岐部79の下流側で排出油路77に設けられる。
エンジン11が運転される際は、弁80は開かれ、弁480aは閉じられる。
オイルを排出する際には、弁80は閉じられ、弁480aは開かれる。
これにより、弁80及び弁480aの切替によって、オイルが潤滑油路76及び排出油路77の一方に択一的に流れるようにオイルの流れを切り替えできる。
なお、上記第1〜第4の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記第1〜第4の実施の形態に限定されるものではない。
上記第1の実施の形態では、エンジン11の上面31eには、オイル供給口82が設けられ、排出口77aは、オイル供給口82から上方に露出するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、エンジン11の側面にオイル供給口が設けられ、このオイル供給口から排出口が側方に露出しても良い。また、排出油路77の排出口77aは、エンジン11の下面から下方に露出しても良い。
また、上記実施の形態では、自動二輪車1のエンジン11を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の車両及び4輪以上を備える車両のエンジンや、車両以外の用途に用いられるエンジンに適用可能である。
11 エンジン(内燃機関)
31e 上面
57,257 オイルポンプ
67 ポンプ駆動モーター(別の駆動源)
70 ギア部
71,271 シャフト部
71c,271c 第2被駆動部(被駆動部)
72 圧送部
73 ワンウェイクラッチ
76 潤滑油路
77 排出油路
77a 排出口
77b ワンウェイバルブ
79 分岐部
80,380,480 弁
82 オイル供給口
267 駆動源(別の駆動源)

Claims (8)

  1. 内燃機関(11)のオイルを前記内燃機関(11)が発生させる回転力によって圧送するオイルポンプ(57,257)と、圧送される前記オイルを前記内燃機関(11)の潤滑対象に供給する潤滑油路(76)と、前記潤滑油路(76)から分岐して、前記内燃機関(11)の外部に前記オイルを排出する排出油路(77)とを備える内燃機関において、
    前記潤滑油路(76)から前記排出油路(77)が分岐する分岐部(79)、または、前記潤滑油路(76)において、前記オイルの流れ方向で前記分岐部(79)よりも下流側に、前記潤滑油路(76)の流路を開閉する弁(80,380,480)が設けられることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記弁(380,480)は、前記オイルが前記潤滑油路(76)及び前記排出油路(77)の一方に択一的に流れるように前記オイルの流れを切り替え可能であることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  3. 前記オイルポンプ(57,257)は、前記内燃機関(11)の前記回転力とは別の駆動源(67,267)から回転駆動力を受けることが可能な被駆動部(71c,271c)を備えることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関。
  4. 前記オイルポンプ(57,257)は、前記内燃機関(11)の前記回転力を受けるギア部(70)と、前記ギア部(70)を支持するシャフト部(71,271)と、前記シャフト部(71,271)と一体に回転して前記オイルを圧送する圧力を発生する圧送部(72)とを備え、
    前記ギア部(70)と前記シャフト部(71,271)との間には、前記回転力によって前記シャフト部(71,271)を回転させる方向には回転を伝達し、この方向とは逆方向には回転の伝達を遮断するワンウェイクラッチ(73)が設けられ、
    前記被駆動部(71c,271c)が前記シャフト部(71,271)に設けられることを特徴とする請求項3記載の内燃機関。
  5. 前記排出油路(77)の前記オイルを外部に排出する排出口(77a)は、前記内燃機関(11)の上面(31e)に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関。
  6. 前記内燃機関の前記上面(31e)には、前記内燃機関(11)に前記オイルを注入するためのオイル供給口(82)が設けられ、
    前記排出口(77a)は、上面視にて前記オイル供給口(82)と重なる位置に設けられることを特徴とする請求項5記載の内燃機関。
  7. 前記内燃機関(11)は、前記内燃機関(11)に前記オイルを注入するためのオイル供給口(82)を備え、
    前記排出油路(77)の前記オイルを外部に排出する排出口(77a)は、前記オイル供給口(82)から外側に露出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関。
  8. 前記排出油路(77)は、前記排出口(77a)から前記オイルを排出する方向への前記オイルの流れを許容するワンウェイバルブ(77b)を備えることを特徴とする請求項6または7記載の内燃機関。
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