JP2020183620A - 立上部用型枠および立上部の施工方法 - Google Patents

立上部用型枠および立上部の施工方法 Download PDF

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裕崇 夏井
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【課題】暗渠の立上部を容易に施工することのできる立上部用型枠および立上部の施工方法を提供する。【解決手段】立上部用型枠10は、暗渠の立上部12を施工する際に用いる型枠であって、フィルター材14を投入可能な上面開口部16と、フィルター材14を保持可能な剛性の胴部18とを有する筒状で可搬性の型枠本体20を備える。立上部の施工方法は、立上管28を設置する箇所の周囲に立下部用型枠10を設置した後、上面開口部16から立下部用型枠10の内部にフィルター材14を投入するステップと、立下部用型枠10の外側周囲30を埋め戻した後、立下部用型枠10を引き上げ移動するステップとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、暗渠などの立上部の立上部用型枠および立上部の施工方法に関するものである。
従来、圃場の地中には排水用の暗渠が敷設されており、この暗渠の吸排気などを行うために、暗渠から地表に通じる立上部を設けることがある(例えば、特許文献1を参照)。この立上部を施工する場合には、例えば図4に示すように、施工箇所の周囲の地中Gに松杭1を打ち込んだ後、松杭1間に横矢板2を架設して、その内側に有孔管3を設置する。続いて、横矢板2の外側周囲4を埋め戻し、有孔管3の周囲に単粒砕石などのフィルター材5を投入した後、横矢板2を引き抜いて撤去する。そして、その上部の松杭1間に横矢板2、有孔管3を設置した後、横矢板2の外側周囲4を埋め戻し、有孔管3の周囲にフィルター材5を投入し、横矢板2を引き抜いて撤去するという作業を繰り返すことにより行っていた。
特開2006−271319号公報
しかし、上記の従来の施工方法では、松杭1や横矢板2で砕石断面を確保しながら周囲を盛り立てることになり、手間や必要な資材が多くなるという問題がある。また、フィルター材5の砕石をそのまま有孔管3の周りに設置することもできるが、砕石が自立しないためわずかな盛土高さでも砕石のロスが大きくなり、施工が煩雑になるという問題がある。このため、立上部を容易に施工することのできる技術が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、暗渠の立上部を容易に施工することのできる立上部用型枠および立上部の施工方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る立上部用型枠は、暗渠の立上部を施工する際に用いる型枠であって、材料を投入可能な上面開口部と、材料を保持可能な剛性の胴部とを有する筒状で可搬性の型枠本体を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の立上部用型枠は、上述した発明において、揚重機を係合可能な係合部、または、運搬用の把持部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る立上部の施工方法は、上述した立上部用型枠を用いて、地表に上部が露出した暗渠の立上部を施工する方法であって、立上管を設置する箇所の周囲に立下部用型枠を設置した後、上面開口部から立下部用型枠の内部に材料を投入するステップと、立下部用型枠の外側周囲を埋め戻した後、立下部用型枠を引き上げ移動するステップとを備える。
本発明に係る立上部用型枠によれば、暗渠の立上部を施工する際に用いる型枠であって、材料を投入可能な上面開口部と、材料を保持可能な剛性の胴部とを有する筒状で可搬性の型枠本体を備えるので、この型枠を立上部の周囲に設置して型枠内に単粒砕石などの材料を投入した後、周囲を埋め戻して型枠を引き上げる作業を繰り返すことにより、必要な材料の断面を確保した上で余分な資材や手間をかけることなく、立上部を容易に施工することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の立上部用型枠によれば、揚重機を係合可能な係合部、または、運搬用の把持部をさらに備えるので、揚重機や人力により型枠を容易に動かすことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る立上部の施工方法によれば、上述した立上部用型枠を用いて、地表に上部が露出した暗渠の立上部を施工する方法であって、立上管を設置する箇所の周囲に立下部用型枠を設置した後、上面開口部から立下部用型枠の内部に材料を投入するステップと、立下部用型枠の外側周囲を埋め戻した後、立下部用型枠を引き上げ移動するステップとを備えるので、必要な材料の断面を確保した上で余分な資材や手間をかけることなく、立上部を容易に施工することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る立上部用型枠の実施の形態を示す図である。 図2は、本発明に係る立上部の施工方法の実施の形態を示す図である。 図3は、暗渠排水管廻りの砕石投入状況を示す図である。 図4は、従来の立上部の施工方法の説明断面図である。
以下に、本発明に係る立上部用型枠および立上部の施工方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1および図2に示すように、本発明の実施の形態に係る立上部用型枠10は、暗渠の立上部12を施工する際に用いる型枠であって、フィルター材としての単粒砕石14(材料)を投入可能な上面開口部16と、単粒砕石を保持可能な剛性の胴部18とを有する鋼製円筒状の型枠本体20を備える。型枠本体20は、人の手によって運搬可能な可搬性の重量物である。また、型枠本体20の円の直径は、必要な砕石断面を確保できる大きさに設定されている。
図1に示すように、胴部18の上側には、揚重機からのワイヤロープなどを係合可能な係合部22が設けられている。この係合部22は、フランジ24とリブ26とからなる。フランジ24は、胴部18の上側の外周面において上下に間隔をあけて突設した円環状のものであり、リブ26は、外周面において周方向に間隔をあけて突設した板状のものである。リブ26は、フランジ24間を上下に接続している。フランジ24には、揚重機のワイヤロープを接続するための図示しない孔が複数設けられている。フランジ24は、作業員の手によって把持可能であるため、この係合部22は把持部としても機能する。したがって、この型枠10は、揚重機や人力により容易に動かすことができる。
次に、この型枠10を用いて、地表GLに上部が露出した暗渠の立上部12を施工する方法について説明する。図2に示すように、まず、有孔管28(立上管)を設置する箇所の周囲に型枠10を設置する(ステップ1)。ここで、有孔管28を設置する前に型枠10を設置してもよいし、有孔管28を設置した後で型枠10を設置してもよい。さらに、同時に設置してもよい。型枠10と有孔管28は、それぞれの軸線が鉛直方向に向くように設置することが望ましい。各軸線は同軸上に位置してもよいし、同軸上に位置しなくてもよい。
続いて、上面開口部16から型枠10の内部に単粒砕石14を投入する(ステップ2)。その後、型枠10の外側周囲30を埋め戻し、型枠10を引き上げ移動する(ステップ3)。上記のステップ1〜3を繰り返すことにより、図3に示すような立上部12を施工することができる。
本実施の形態によれば、必要な砕石断面を確保した上で余分な資材や手間をかけることなく、立上部12を容易に施工することができる。また、砕石ロス率を一定に施工でき、さらに、砕石ロスが小さくなるので、材料費を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、フィルター効果を持つ砕石層を、設計通りの範囲で定量的に設置することができる。上記の従来の松杭と横矢板を用いた形状保持方法に比べて転用可能回数が増えるため、コストを低減することが可能である。この従来の形状保持方法に比べて工程を削減でき、工期短縮を図ることが可能となる。重機合番の手元作業員を省略できるため、作業安全性を向上することができる。砕石ロスの低減と松杭等の木材の不使用により、環境リスクの低減を図ることができる。
上記の実施の形態において、型枠10の設置および移動は、バックホウ等の揚重機で行ってもよいし、人力で行ってもよい。また、フィルター材は、単粒砕石に限るものではなく、他のフィルター材を用いてもよい。このようにしても、上記と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記の実施の形態では、立上管が多数の孔を胴部に備える有孔管28の場合を例にとり説明したが、立上管はこれに限るものではなく、多数の孔を胴部に備えない通常の管を立上管に設定してもよい。その際は、フィルター材に替えて管保護用の砂を用いることが考えられる。このようにしても、上記と同様の作用効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明に係る立上部用型枠によれば、暗渠の立上部を施工する際に用いる型枠であって、材料を投入可能な上面開口部と、材料を保持可能な剛性の胴部とを有する筒状で可搬性の型枠本体を備えるので、この型枠を立上部の周囲に設置して型枠内に単粒砕石などの材料を投入した後、周囲を埋め戻して型枠を引き上げる作業を繰り返すことにより、必要な材料の断面を確保した上で余分な資材や手間をかけることなく、立上部を容易に施工することができる。
また、本発明に係る他の立上部用型枠によれば、揚重機を係合可能な係合部、または、運搬用の把持部をさらに備えるので、揚重機や人力により型枠を容易に動かすことができる。
また、本発明に係る立上部の施工方法によれば、上述した立上部用型枠を用いて、地表に上部が露出した暗渠の立上部を施工する方法であって、立上管を設置する箇所の周囲に立下部用型枠を設置した後、上面開口部から立下部用型枠の内部に材料を投入するステップと、立下部用型枠の外側周囲を埋め戻した後、立下部用型枠を引き上げ移動するステップとを備えるので、必要な材料の断面を確保した上で余分な資材や手間をかけることなく、立上部を容易に施工することができる。
以上のように、本発明に係る立上部用型枠および立上部の施工方法は、暗渠の立上部に有用であり、特に、立上部を容易に施工するのに適している。
10 立上部用型枠
12 立上部
14 単粒砕石(フィルター材)
16 上面開口部
18 胴部
20 型枠本体
22 係合部
24 フランジ
26 リブ
28 有孔管(立上管)
30 外側周囲
GL 地表

Claims (3)

  1. 暗渠の立上部を施工する際に用いる型枠であって、
    材料を投入可能な上面開口部と、材料を保持可能な剛性の胴部とを有する筒状で可搬性の型枠本体を備えることを特徴とする立上部用型枠。
  2. 揚重機を係合可能な係合部、または、運搬用の把持部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の立上部用型枠。
  3. 請求項1または2に記載の立上部用型枠を用いて、地表に上部が露出した暗渠の立上部を施工する方法であって、
    立上管を設置する箇所の周囲に立下部用型枠を設置した後、上面開口部から立下部用型枠の内部に材料を投入するステップと、立下部用型枠の外側周囲を埋め戻した後、立下部用型枠を引き上げ移動するステップとを備えることを特徴とする立上部の施工方法。
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