JP2005054357A - 暗渠排水管と暗渠排水管の製造方法と暗渠の形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の暗渠排水管は、素焼土管、塩化ビニールで構成されている。素焼土管を使用した暗渠排水管の場合、集水孔がないので吸水率が低い。また、使用済みの塩化ビニールで構成された暗渠排水管は、再処理の方法がなく公害の一原因となるなどの問題がある。
【解決手段】排水管体1Aと集水孔群1Bから構成され、排水管体1Aは、丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面1A2が構成され、集水孔群1Bは、排水管体1Aに所定間隔をもって開設した集水孔1B1から構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】排水管体1Aと集水孔群1Bから構成され、排水管体1Aは、丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面1A2が構成され、集水孔群1Bは、排水管体1Aに所定間隔をもって開設した集水孔1B1から構成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な構成を有する暗渠排水管と暗渠排水管の製造方法と暗渠の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の暗渠排水管は、素焼土管、塩化ビニールで構成されたものが多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。
A.素焼土管を使用した暗渠排水管の場合、取替時に一部でも残すと割れてしまうことが多く怪我をする危険がある。また集水孔がないので吸水率は15%と低い。
B.塩化ビニールで構成された暗渠排水管は、設置後4〜5年で更新することになるが、使用済みの暗渠排水管は再処理の方法がなく公害の一原因となっている。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。
請求項1記載の発明は、排水管体1Aと集水孔群1Bから構成され、排水管体1Aは、所定長さの丸太の外周面1A1が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面1A2から構成され、排水管体1Aの一方端には連結用ソケット1A3が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段1A4が形成され、集水孔群1Bは、排水管体1Aに所定間隔をもって開設した集水孔1B1から構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
請求項2記載の発明は、暗渠排水管部3と縦排水管体部4から構成され、
A.暗渠排水管部3は、排水管体3Aと集水孔群3Bから構成され、排水管体3Aは、所定長さの丸太の外周面3A1が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面3A2から構成され、排水管体3Aの一方端には連結用ソケット3A3が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段3A4が形成され、集水孔群3Bは、排水管体3Aに所定間隔をもって開設した集水孔3B1から構成され、
B.縦排水管体部4は、所定長さの丸太の外周面4Aが削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面4Bから構成され、かつ、この縦排水管体部4は、排水管体3Aの上面から当該排水管体の長手方向と直交状態で連結連通されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項3記載の発明は、下記の各工程から構成されていることを特徴とするものである。
第1工程
外周面3A1が削り加工されている所定長さの丸太3Cを用意する。
また、所定長さの丸太の外周面4Aが削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面4Bが形成されている縦排水管体部4を用意する。
第2工程
横にした丸太3Cに対して、上面から縦排水管体部4を当該丸太3Cの芯位置まで貫入植設する。
第3工程
丸太3Cの中心をくり抜いてパイプ状内周面3A2を有する排水管体3Aを形成し、この排水管体3Aに所定間隔をもって開設した集水孔3B1からなる集水孔群3Bを形成する。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明あるいは請求項2記載の発明または請求項1記載の発明及び請求項2記載の発明を用いた下記の各工程から構成されていることを特徴とするものである。
第1工程
暗渠用溝5Aを掘削する。
第2工程
暗渠用溝5A内に請求項1記載の暗渠排水管1あるいは請求項2記載の暗渠排水管2または請求項1記載の暗渠排水管1及び請求項2記載の暗渠排水管2を配管するのに際し、当該暗渠排水管1あるいは暗渠排水管2または暗渠排水管1及び暗渠排水管2の周囲に木屑5Bを充填したのち、その上面に土5Cを充填する。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明における木屑5Bは、丸太の外周面を削り加工する際発生する木屑、丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面を形成する際発生する木屑を使用するよう構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
1は直管状に形成された第1発明の暗渠排水管で、排水管体1Aと集水孔群1Bから構成されている。
A.排水管体1Aは、所定長さの丸太の外周面1A1が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面1A2から構成されている。
さらに、排水管体1Aの一方端には連結用ソケット1A3が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段1A4が形成されている。
B.集水孔群1Bは、排水管体1Aに所定間隔をもって開設した集水孔1B1から構成されている。
【0011】
2はT字状管に形成された第2発明の暗渠排水管で、暗渠排水管部3と縦排水管体部4から構成されている。
A.暗渠排水管部3は、排水管体3Aと集水孔群3Bから構成されている。
a.排水管体3Aは、所定長さの丸太の外周面3A1が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面3A2から構成されている。
さらに、排水管体3Aの一方端には連結用ソケット3A3が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段3A4が形成されている。
b.集水孔群3Bは、排水管体3Aに所定間隔をもって開設した集水孔3B1から構成されている。
図中、3Dは連結用ソケット3A3に嵌込んだ蓋である。
B.縦排水管体部4は、所定長さの丸太の外周面4Aが削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面4Bから構成されている。
かつ、この縦排水管体部4は、排水管体3Aの上面から当該排水管体の長手方向と直交状態で連結連通されている。
さらに、縦排水管体部4の上端には連結用ソケット4Cが形成されている。
【0012】
第3発明は、第2発明の暗渠排水管2の製造方法に関するもので、下記の各工程から構成されている。
第1工程
外周面3A1が削り加工されている所定長さの丸太3Cを用意する。
また、所定長さの丸太の外周面4Aが削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面4Bが形成されている縦排水管体部4を用意する。
第2工程
横にした丸太3Cに対して、上面から縦排水管体部4を当該丸太3Cの芯位置まで貫入植設する。(図8、図9参照)
第3工程
丸太3Cの中心をくり抜いてパイプ状内周面3A2を有する排水管体3Aを形成し、この排水管体3Aに所定間隔をもって開設した集水孔3B1からなる集水孔群3Bを形成する。
【0013】
第4発明は暗渠排水管1あるいは暗渠排水管2または暗渠排水管1及び暗渠排水管2を用いた暗渠の形成方法に関するもので、下記の各工程から構成されている。
5はこの方法で得た暗渠である。
第1工程
暗渠用溝5Aを掘削する。
第2工程
暗渠用溝5A内に暗渠排水管1あるいは暗渠排水管2または暗渠排水管1及び暗渠排水管2を配管するのに際し、当該暗渠排水管1あるいは暗渠排水管2または暗渠排水管1及び暗渠排水管2の周囲に木屑5Bを充填したのち、その上面に土5Cを充填する。
図11では木屑5Bが暗渠用溝5Aにおける上端近傍まで充填されている状態で示されているが、配管された暗渠排水管1の周囲が覆われる程度の深さ5A1まで充填する場合を含むものである。
この場合、木屑5Bとしては、丸太の外周面を削り加工する際発生する木屑、丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面を形成する際発生する木屑を使用するとよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.丸太の中心をくり抜いてパイプ状に構成されているので、所謂割れ、狂いが発生しづらい。
すなわち、木は乾燥時に中芯より外へ、外より中芯へと乾燥するため、割れや狂いが発生する。本発明のように芯をくり抜くことにより一方向に乾燥してゆくことになる。このため割れや狂いが発生しづらい。
2.丸太を素材としているから、使用後は燃料として使用することができる。
また、放置しておくと自然に戻るので自然に優しい、さらに、価格が安い間伐材などを大いに使用できるなどの効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図である。
【図2】右側面図である。
【図3】A−A線断面図である。
【図4】B−B線断面図である。
【図5】他の実施例の暗渠排水管の正面図である。
【図6】平面図である。
【図7】C−C線断面図である。
【図8】他の実施例の暗渠排水管の製造方法を説明する正面図である。
【図9】他の実施例の暗渠排水管の製造方法を説明する縦断面図である。
【図10】他の実施例の暗渠排水管の製造方法を説明する縦断面図である。
【図11】暗渠の形成方法を示す縦断面図である。
【図12】暗渠排水管の連結状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 第1発明の暗渠排水管
1A 排水管体
1B 集水孔群
2 第2発明の暗渠排水管
3 暗渠排水管部
4 縦排水管体部
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な構成を有する暗渠排水管と暗渠排水管の製造方法と暗渠の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の暗渠排水管は、素焼土管、塩化ビニールで構成されたものが多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。
A.素焼土管を使用した暗渠排水管の場合、取替時に一部でも残すと割れてしまうことが多く怪我をする危険がある。また集水孔がないので吸水率は15%と低い。
B.塩化ビニールで構成された暗渠排水管は、設置後4〜5年で更新することになるが、使用済みの暗渠排水管は再処理の方法がなく公害の一原因となっている。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。
請求項1記載の発明は、排水管体1Aと集水孔群1Bから構成され、排水管体1Aは、所定長さの丸太の外周面1A1が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面1A2から構成され、排水管体1Aの一方端には連結用ソケット1A3が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段1A4が形成され、集水孔群1Bは、排水管体1Aに所定間隔をもって開設した集水孔1B1から構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
請求項2記載の発明は、暗渠排水管部3と縦排水管体部4から構成され、
A.暗渠排水管部3は、排水管体3Aと集水孔群3Bから構成され、排水管体3Aは、所定長さの丸太の外周面3A1が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面3A2から構成され、排水管体3Aの一方端には連結用ソケット3A3が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段3A4が形成され、集水孔群3Bは、排水管体3Aに所定間隔をもって開設した集水孔3B1から構成され、
B.縦排水管体部4は、所定長さの丸太の外周面4Aが削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面4Bから構成され、かつ、この縦排水管体部4は、排水管体3Aの上面から当該排水管体の長手方向と直交状態で連結連通されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項3記載の発明は、下記の各工程から構成されていることを特徴とするものである。
第1工程
外周面3A1が削り加工されている所定長さの丸太3Cを用意する。
また、所定長さの丸太の外周面4Aが削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面4Bが形成されている縦排水管体部4を用意する。
第2工程
横にした丸太3Cに対して、上面から縦排水管体部4を当該丸太3Cの芯位置まで貫入植設する。
第3工程
丸太3Cの中心をくり抜いてパイプ状内周面3A2を有する排水管体3Aを形成し、この排水管体3Aに所定間隔をもって開設した集水孔3B1からなる集水孔群3Bを形成する。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明あるいは請求項2記載の発明または請求項1記載の発明及び請求項2記載の発明を用いた下記の各工程から構成されていることを特徴とするものである。
第1工程
暗渠用溝5Aを掘削する。
第2工程
暗渠用溝5A内に請求項1記載の暗渠排水管1あるいは請求項2記載の暗渠排水管2または請求項1記載の暗渠排水管1及び請求項2記載の暗渠排水管2を配管するのに際し、当該暗渠排水管1あるいは暗渠排水管2または暗渠排水管1及び暗渠排水管2の周囲に木屑5Bを充填したのち、その上面に土5Cを充填する。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明における木屑5Bは、丸太の外周面を削り加工する際発生する木屑、丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面を形成する際発生する木屑を使用するよう構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
1は直管状に形成された第1発明の暗渠排水管で、排水管体1Aと集水孔群1Bから構成されている。
A.排水管体1Aは、所定長さの丸太の外周面1A1が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面1A2から構成されている。
さらに、排水管体1Aの一方端には連結用ソケット1A3が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段1A4が形成されている。
B.集水孔群1Bは、排水管体1Aに所定間隔をもって開設した集水孔1B1から構成されている。
【0011】
2はT字状管に形成された第2発明の暗渠排水管で、暗渠排水管部3と縦排水管体部4から構成されている。
A.暗渠排水管部3は、排水管体3Aと集水孔群3Bから構成されている。
a.排水管体3Aは、所定長さの丸太の外周面3A1が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面3A2から構成されている。
さらに、排水管体3Aの一方端には連結用ソケット3A3が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段3A4が形成されている。
b.集水孔群3Bは、排水管体3Aに所定間隔をもって開設した集水孔3B1から構成されている。
図中、3Dは連結用ソケット3A3に嵌込んだ蓋である。
B.縦排水管体部4は、所定長さの丸太の外周面4Aが削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面4Bから構成されている。
かつ、この縦排水管体部4は、排水管体3Aの上面から当該排水管体の長手方向と直交状態で連結連通されている。
さらに、縦排水管体部4の上端には連結用ソケット4Cが形成されている。
【0012】
第3発明は、第2発明の暗渠排水管2の製造方法に関するもので、下記の各工程から構成されている。
第1工程
外周面3A1が削り加工されている所定長さの丸太3Cを用意する。
また、所定長さの丸太の外周面4Aが削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面4Bが形成されている縦排水管体部4を用意する。
第2工程
横にした丸太3Cに対して、上面から縦排水管体部4を当該丸太3Cの芯位置まで貫入植設する。(図8、図9参照)
第3工程
丸太3Cの中心をくり抜いてパイプ状内周面3A2を有する排水管体3Aを形成し、この排水管体3Aに所定間隔をもって開設した集水孔3B1からなる集水孔群3Bを形成する。
【0013】
第4発明は暗渠排水管1あるいは暗渠排水管2または暗渠排水管1及び暗渠排水管2を用いた暗渠の形成方法に関するもので、下記の各工程から構成されている。
5はこの方法で得た暗渠である。
第1工程
暗渠用溝5Aを掘削する。
第2工程
暗渠用溝5A内に暗渠排水管1あるいは暗渠排水管2または暗渠排水管1及び暗渠排水管2を配管するのに際し、当該暗渠排水管1あるいは暗渠排水管2または暗渠排水管1及び暗渠排水管2の周囲に木屑5Bを充填したのち、その上面に土5Cを充填する。
図11では木屑5Bが暗渠用溝5Aにおける上端近傍まで充填されている状態で示されているが、配管された暗渠排水管1の周囲が覆われる程度の深さ5A1まで充填する場合を含むものである。
この場合、木屑5Bとしては、丸太の外周面を削り加工する際発生する木屑、丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面を形成する際発生する木屑を使用するとよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.丸太の中心をくり抜いてパイプ状に構成されているので、所謂割れ、狂いが発生しづらい。
すなわち、木は乾燥時に中芯より外へ、外より中芯へと乾燥するため、割れや狂いが発生する。本発明のように芯をくり抜くことにより一方向に乾燥してゆくことになる。このため割れや狂いが発生しづらい。
2.丸太を素材としているから、使用後は燃料として使用することができる。
また、放置しておくと自然に戻るので自然に優しい、さらに、価格が安い間伐材などを大いに使用できるなどの効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図である。
【図2】右側面図である。
【図3】A−A線断面図である。
【図4】B−B線断面図である。
【図5】他の実施例の暗渠排水管の正面図である。
【図6】平面図である。
【図7】C−C線断面図である。
【図8】他の実施例の暗渠排水管の製造方法を説明する正面図である。
【図9】他の実施例の暗渠排水管の製造方法を説明する縦断面図である。
【図10】他の実施例の暗渠排水管の製造方法を説明する縦断面図である。
【図11】暗渠の形成方法を示す縦断面図である。
【図12】暗渠排水管の連結状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 第1発明の暗渠排水管
1A 排水管体
1B 集水孔群
2 第2発明の暗渠排水管
3 暗渠排水管部
4 縦排水管体部
Claims (5)
- 排水管体(1A)と集水孔群(1B)から構成され、排水管体(1A)は、所定長さの丸太の外周面(1A1)が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面(1A2)から構成され、排水管体(1A)の一方端には連結用ソケット(1A3)が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段(1A4)が形成され、集水孔群(1B)は、排水管体(1A)に所定間隔をもって開設した集水孔(1B1)から構成されていることを特徴とする暗渠排水管。
- 暗渠排水管部(3)と縦排水管体部(4)から構成され、
暗渠排水管部(3)は、排水管体(3A)と集水孔群(3B)から構成され、排水管体(3A)は、所定長さの丸太の外周面(3A1)が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面(3A2)から構成され、排水管体(3A)の一方端には連結用ソケット(3A3)が形成され、他方端には連結用ソケットに嵌着される段(3A4)が形成され、集水孔群(3B)は、排水管体(3A)に所定間隔をもって開設した集水孔(3B1)から構成され、
縦排水管体部(4)は、所定長さの丸太の外周面(4A)が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いて形成したパイプ状内周面(4B)から構成され、かつ、この縦排水管体部(4)は、排水管体(3A)の上面から当該排水管体の長手方向と直交状態で連結連通されていることを特徴とする暗渠排水管。 - 下記の各工程から構成されていることを特徴とする暗渠排水管の製造方法。
第1工程
外周面(3A1)が削り加工されている所定長さの丸太(3C)を用意する。
また、所定長さの丸太の外周面(4A)が削り加工されていると共に、当該丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面(4B)が形成されている縦排水管体部(4)を用意する。
第2工程
横にした丸太(3C)に対して、上面から縦排水管体部(4)を当該丸太(3C)の芯位置まで貫入植設する。
第3工程
丸太(3C)の中心をくり抜いてパイプ状内周面(3A2)を有する排水管体(3A)を形成し、この排水管体(3A)に所定間隔をもって開設した集水孔(3B1)からなる集水孔群(3B)を形成する。 - 請求項1記載の暗渠排水管あるいは請求項2記載の暗渠排水管または請求項1記載の暗渠排水管及び請求項2記載の暗渠排水管を用いた下記の各工程から構成されていることを特徴とする暗渠の形成方法。
第1工程
暗渠用溝(5A)を掘削する。
第2工程
暗渠用溝(5A)内に請求項1記載の暗渠排水管(1)あるいは請求項2記載の暗渠排水管(2)または請求項1記載の暗渠排水管(1)及び請求項2記載の暗渠排水管(2)を配管するのに際し、当該暗渠排水管(1)あるいは暗渠排水管(2)または暗渠排水管(1)及び暗渠排水管(2)の周囲に木屑(5B)を充填したのち、その上面に土(5C)を充填する。 - 請求項4記載の暗渠の形成方法における木屑(5B)は、丸太の外周面を削り加工する際発生する木屑、丸太の中心をくり抜いてパイプ状内周面を形成する際発生する木屑を使用するよう構成されていることを特徴とする暗渠の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003205298A JP2005054357A (ja) | 2003-08-01 | 2003-08-01 | 暗渠排水管と暗渠排水管の製造方法と暗渠の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003205298A JP2005054357A (ja) | 2003-08-01 | 2003-08-01 | 暗渠排水管と暗渠排水管の製造方法と暗渠の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005054357A true JP2005054357A (ja) | 2005-03-03 |
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JP (1) | JP2005054357A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101353892B (zh) * | 2007-07-24 | 2010-06-02 | 章致一 | 重力场的三度空间排水方法及其结构 |
US8273463B2 (en) | 2008-04-23 | 2012-09-25 | Fujifilm Corporation | Multilayer film for plating, method of manufacturing metal film-coated material and metal film-coated material |
JP2020183620A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | 清水建設株式会社 | 立上部用型枠および立上部の施工方法 |
-
2003
- 2003-08-01 JP JP2003205298A patent/JP2005054357A/ja active Pending
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US8273463B2 (en) | 2008-04-23 | 2012-09-25 | Fujifilm Corporation | Multilayer film for plating, method of manufacturing metal film-coated material and metal film-coated material |
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