JP2020182635A - 酸素濃縮装置 - Google Patents

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享介 中村
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Tadayuki Tanaka
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Abstract

【課題】吸着筒充填される吸着材の劣化による筒内圧力の上昇を抑え、且つ酸素濃縮ガスの生成効率を良好に維持し得る酸素濃縮装置を提供する。【解決手段】酸素濃縮装置10は、第1吸着筒41及び第2吸着筒42に対して、第1制御、第2制御、第3制御、第4制御、第5制御、及び第6制御を順次行うガス供給制御を繰り返す制御回路60を備えている。制御回路60は、圧力検出部57によって検出された圧力に基づいて第2制御の期間と第3制御の期間の比率、及び第5制御の期間と第6制御の期間の比率を予め定められた基準比率で維持しつつ、ガス供給制御を行う周期を調整する。【選択図】図3

Description

本発明は、酸素濃縮装置に関するものである。
特許文献1の酸素濃縮装置は、窒素を選択的に吸着する吸着材を充填する吸着筒と、吸着筒に原料空気を供給するコンプレッサと、吸着筒へのガスの出入りを制御する切り替え弁と、を備えている。この酸素濃縮装置は、吸着筒にコンプレッサで圧縮空気を導入して加圧状態で窒素を吸着させる吸着工程と、大気開放などにより吸着筒の内圧を減少させて吸着材から窒素を脱着させる脱着工程と、を交互に行うことで酸素を濃縮させている。また、酸素濃縮装置は、酸素濃縮ガスの圧力を測定する圧力測定手段と、酸素濃縮ガスの酸素濃度を測定する酸素濃度測定手段と、を備えている。そして、この酸素濃縮装置は、圧力測定手段により測定される酸素濃縮ガスの圧力が高くなれば吸脱着の周期を速くし、酸素濃縮ガスの圧力が低くなれば吸脱着の周期を遅くすることによって酸素濃度を制御する。
特開2007−340号公報
特許文献1は、酸素濃縮装置において、酸素濃縮ガスの圧力が低くなった場合に、吸着工程と脱着工程とを交互に行う周期(吸脱着の周期)を遅くすることによって酸素濃度を制御しているが、周期を短縮する具体的な方法が開示されていない。例えば、吸着筒の吸着材の劣化によって筒内圧力が上昇するような場合、単純に吸脱着の周期を遅くすることが考えられる。しかしながら、吸脱着の周期を単純に遅くしただけでは、吸着工程の時間と脱着工程の時間のバランスが悪くなり、濃縮酸素の生成効率が低下する虞がある。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、吸着筒充填される吸着材の劣化による筒内圧力の上昇を抑え、且つ酸素濃縮ガスの生成効率を良好に維持し得る酸素濃縮装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの解決手段である酸素濃縮装置は、
酸素より窒素を優先的に吸着する吸着材を充填した第1吸着筒及び第2吸着筒と、
各吸着筒に加圧空気を供給する加圧部と、
前記加圧部から第1供給路を介して前記第1吸着筒に前記加圧空気を供給して加圧する第1加圧状態と、前記第1吸着筒内の圧力を減圧する第1減圧状態と、を切り替える第1切替部と、
前記加圧部から第2供給路を介して前記第2吸着筒に前記加圧空気を供給して加圧する第2加圧状態と、前記第2吸着筒内の圧力を減圧する第2減圧状態と、を切り替える第2切替部と、
前記第1吸着筒と前記第2吸着筒とが連通する連通状態と、連通しない非連通状態と、を切り替える第3切替部と、
前記第1切替部、前記第2切替部、および前記第3切替部を制御する制御部と、を有する酸素濃縮装置であって、
前記制御部は、
前記第1切替部、前記第2切替部、および前記第3切替部をそれぞれ、前記第1加圧状態、前記第2加圧状態、前記連通状態とする第1制御と、
前記第1加圧状態、前記第2減圧状態、前記非連通状態とする第2制御と、
前記第1加圧状態、前記第2減圧状態、前記連通状態とする第3制御と、
前記第1加圧状態、前記第2加圧状態、前記連通状態とする第4制御と、
前記第1減圧状態、前記第2加圧状態、前記非連通状態とする第5制御と、
前記第1減圧状態、前記第2加圧状態、前記連通状態とする第6制御と、を順次行うガ
ス供給制御を繰り返す
ように前記第1切替部、前記第2切替部、および前記第3切替部を制御し、
前記吸着筒内の圧力を検出する圧力検出部を備え、
前記制御部は、前記圧力検出部によって検出された圧力に基づき、前記第2制御の期間と前記第3制御の期間の比率、及び前記第5制御の期間と前記第6制御の期間の比率を予め定められた基準比率で維持しつつ、前記ガス供給制御を行う周期を調整する。
上記の酸素濃縮装置では、吸着筒に充填された吸着材の劣化が進行すると、窒素を吸着し難くなり、一定量の空気が供給されて加圧動作が行われる場合に、吸着材が劣化していない場合に比べ筒内圧力が高い値となる。そこで、制御部は、圧力検出部によって検出される吸着筒内の圧力に基づきガス供給制御を行う周期を調整することで、吸着材の劣化に起因する吸着筒内の圧力の上昇を抑えることができる。その上で、制御部は、第2制御の期間と第3制御の期間の比率、及び第5制御の期間と第6制御の期間の比率を予め定められた基準比率で維持する構成となっている。そのため、第2吸着筒を第2減圧状態として排気する期間(第2制御の期間)と、第2吸着筒に第1吸着筒を連通させて酸素濃縮ガスを送り込み吸着材を再生させる期間(第3制御の期間)と、を所望の基準比率で維持することができる。同様に、第1吸着筒を第1減圧状態として排気する期間(第5制御の期間)と、第1吸着筒に第2吸着筒を連通させて酸素濃縮ガスを供給して吸着材を再生させる期間(第6制御の期間)と、を所望の基準比率で維持することができる。したがって、各吸着筒において、1周期で吸脱着される窒素の体積と、吸着材の再生のために送り込まれる酸素の体積と、の比を固定することができ、酸素濃縮ガスの生成効率を良好に維持することができる。
上記の酸素濃縮装置において、前記制御部は、前記第1制御の期間及び前記第4制御の期間を、予め定められた基準時間で維持しつつ、前記ガス供給制御を行う周期を調整してもよい。
この酸素濃縮装置は、第6制御の後に行われる第1制御では、第1吸着筒と第2吸着筒とが連通することで、第2吸着筒から第1吸着筒に酸素濃縮ガスが供給されることになる。そのため、第1制御に続く第2制御では、第1吸着筒は、第2吸着筒で生成された酸素濃縮ガスの一部を利用して酸素濃縮ガスの排出が行われる。同様に、第3制御の後に行われる第4制御では、第1吸着筒と第2吸着筒とが連通することで、第1吸着筒から第2吸着筒に酸素濃縮ガスが供給されることになる。そのため、第4制御に続く第5制御では、第2吸着筒は、第1吸着筒で生成された酸素濃縮ガスの一部を利用して続く第5制御で酸素濃縮ガスの供給が行われる。以上のような第1制御の期間及び第4制御の期間を予め定められた適正な基準時間で維持することで、第1吸着筒と第2吸着筒との間での酸素濃縮ガスの移動量を適正に制御することができ、酸素濃縮ガスの生成効率を良好に維持することができる。
上記の酸素濃縮装置において、前記制御部は、前記第3制御の期間に前記圧力検出部によって検出された最高圧に基づき前記ガス供給制御を行う周期を調整してもよい。
この酸素濃縮装置は、第3制御が行われるときの吸着筒内の最高圧が、第1吸着筒が加圧される工程の終盤における圧力であり、安定した圧力値を検出することができる。
第1実施形態における酸素濃縮装置の内部構成を概念的に示した説明図。 図1の酸素濃縮装置においてガス供給制御の各工程における各三方弁及びパージ弁の切り替え態様を説明する説明図である。 図1の酸素濃縮装置における圧力制御の流れを示すフローチャート。 図1の酸素濃縮装置に記憶された吸着材の劣化割合と各工程の期間との関係を示すデータを説明する説明図である。 図1の酸素濃縮装置において圧力制御を行う場合と行わない場合における、吸着材の劣化割合の変化による吸着筒内の圧力の変化割合を説明する説明図である。 図1の酸素濃縮装置において圧力制御を行う場合と行わない場合における、吸着材の劣化割合の変化による酸素濃度の低下割合を説明する説明図である。
1.第1実施形態
1−1.酸素濃縮装置の構成
図1に示す第1実施形態の酸素濃縮装置10は、外部から取り込んだ空気から酸素を濃縮して酸素濃縮ガスを出口11から排出する装置である。酸素濃縮装置10の出口11から排出された酸素濃縮ガスは、例えば図示しないカニューラを介して患者に供給される。酸素濃縮装置10は、定置型の酸素濃縮器であり、例えば商用電源を駆動源として駆動する。酸素濃縮装置10は、取込口13から取り込んだ空気から酸素を濃縮して酸素濃縮ガスを生成し、出口11から排出する。
酸素濃縮装置10には、空気を取り込む取込口13と、空気から分離された窒素を排出する排気口15と、酸素濃縮ガスを排出する出口11と、が形成されている。酸素濃縮装置10は、取込流路21と、排出流路23と、排気流路25と、バイパス流路27と、を備えている。酸素濃縮装置10は、吸気フィルタ31と、コンプレッサ33と、第1吸着筒41と、第2吸着筒42と、一対の逆止弁43と、製品タンク45と、レギュレータ47と、比例弁49と、第1三方弁51と、第2三方弁52と、排気バッファ53と、パージ弁55と、圧力検出部57と、温度検出部59と、制御回路60と、を備えている。
取込流路21は、取込口13から取り込んだ空気を第1吸着筒41及び第2吸着筒42に供給する流路である。取込流路21は、途中で分岐して、第1供給路21Aと第2供給路21Bとに分かれている。第1供給路21A及び第2供給路21Bは、それぞれ第1吸着筒41及び第2吸着筒42に接続されている。取込流路21における分岐前の流路には、取込口13側から順に吸気フィルタ31、コンプレッサ33が設けられている。
コンプレッサ(加圧部)33は、取込口13と第1吸着筒41及び第2吸着筒42との間に介在しており、取込口13から取り込んだ空気を圧縮して第1吸着筒41側及び第2吸着筒42側に排出し得る。
第1吸着筒41及び第2吸着筒42は、取込口13から取り込んだ空気から酸素を濃縮して酸素濃縮ガスを排出する機能を有する。各吸着筒41,42は、コンプレッサ33から送り込まれた圧縮空気が導入されるとともに、酸素よりも窒素を優先的に吸着する吸着材が筒内に配置された構成をなしている。吸着材は、例えば加圧されると空気中の窒素を酸素に優先して吸着し、減圧されると吸着した窒素を放出して吸着材の再生を行うゼオライト系の窒素吸着材である。各吸着筒41,42は、酸素濃縮ガスを生成し、生成した酸素濃縮ガスを排出流路23に排出する。
排出流路23は、各吸着筒41,42から出口11へと酸素濃縮ガスを流す流路である。排出流路23は、各吸着筒41,42に対して個別に接続されており、出口11に向かう途中で合流して1本の流路となっている。
排出流路23における合流前の流路には、各吸着筒41,42に対応して逆止弁43が設けられている。逆止弁43は、各吸着筒41,42から出口11側への気体の流入を許容する一方、出口11側から各吸着筒41,42への気体の流入を遮断する機能を有する。
排出流路23における合流後の流路には、一対の吸着筒41,42側から順に、製品タンク45、レギュレータ47、比例弁49が設けられている。製品タンク45は、各吸着筒41,42から排出された酸素濃縮ガスを蓄える容器である。排出流路23の出口11付近には排出流路23を流れる気体の流量を検知する流量センサや、排出流路23を流れる気体の酸素濃度を検知する酸素センサ、バクテリアの通過を阻止するバクテリアフィルタなどを設けてもよい。
上述した取込流路21における分岐後の各々の供給路21A,21Bには、各吸着筒41,42に対応して第1三方弁(第1切替部)51及び第2三方弁(第2切替部)52がそれぞれ設けられている。各三方弁51,52は、排気流路25に接続されており、排気流路25を介して排気口15に接続されている。排気流路25には、排気バッファ53が設けられている。第1三方弁51は、第1吸着筒41を第1加圧状態と第1減圧状態とに切り替える。第1加圧状態は、コンプレッサ33と第1吸着筒41との間の流路が開放され、且つ第1吸着筒41と排気口15との間の流路が閉塞されることで、第1吸着筒41に空気が供給される状態である。第1減圧状態は、コンプレッサ33と第1吸着筒41との間の流路が閉塞され、且つ第1吸着筒41と排気口15との間の流路が開放されることで、第1吸着筒41から排気流路25を介して酸素濃縮装置10の外部へ空気が排出され第1吸着筒41内の圧力が減圧される状態である。
第2三方弁52は、第2吸着筒42を第2加圧状態と第2減圧状態とに切り替える。第2加圧状態は、コンプレッサ33と第2吸着筒42との間の流路が開放され、且つ第2吸着筒42と排気口15との間の流路が閉塞されることで、第2吸着筒42に空気が供給される状態である。第2減圧状態は、コンプレッサ33と第2吸着筒42との間の流路が閉塞され、且つ第2吸着筒42と排気口15との間の流路が開放されることで、第2吸着筒42から排気流路25を介して酸素濃縮装置10の外部へ空気が排出され第2吸着筒42内の圧力が減圧される状態である。
第1三方弁51は、制御回路60と電気的に接続されており、制御回路60から制御信号が与えられることで、第1加圧状態と第1減圧状態とを切り替える。同様に、第2三方弁52は、制御回路60と電気的に接続されており、制御回路60から制御信号が与えられることで、第2加圧状態と第2減圧状態とを切り替える。具体的には、各三方弁51,52は、駆動電力が与えられていない状態ではそれぞれ第1加圧状態、第2加圧状態となり、駆動電力が与えられている状態ではそれぞれ第1減圧状態、第2減圧状態となる。
バイパス流路27は、各吸着筒41,42の出口11側同士を接続する流路である。バイパス流路27には、パージ弁(第3切替部)55が設けられている。パージ弁55は、バイパス流路27を開放して第1吸着筒41と第2吸着筒42とが連通する連通状態と、バイパス流路27を閉塞して第1吸着筒41と第2吸着筒42とが連通しない非連通状態と、を切り替える。パージ弁55は、制御回路60と電気的に接続されており、制御回路60から制御信号が与えられることで、連通状態と非連通状態とを切り替える。具体的には、パージ弁55は、駆動電力が与えられていない状態ではバイパス流路27を閉塞した状態となり、駆動電力が与えられている状態ではバイパス流路27を開放した状態となる。
制御回路(制御部)60は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びI/O(Input/Output)を有するマイクロコンピュータにより構成されている。制御回路60は、圧力検出部57及び温度検出部59と電気的に接続されており、圧力検出部57が検知した圧力を示す情報及び温度検出部59が検知した温度を示す情報を取得し得る。制御回路60は、コンプレッサ33、各三方弁51,52、及びパージ弁55と電気的に接続されており、これらの機器の動作を制御する。
圧力検出部57は、第1吸着筒41又は第2吸着筒42内の圧力を検出する公知の圧力センサとして構成されている。以下で説明する酸素濃縮装置10の圧力制御では、圧力検出部57は、第1加圧状態にある第1吸着筒41の筒内圧力を検出する。圧力検出部57は、検出した圧力を示す情報を、制御回路60に出力する。
温度検出部59は、熱電対などの公知の温度センサとして構成され、各吸着筒41,42が収容された空間(酸素濃縮装置10の外郭を構成するケースの内部空間)の温度(装置内部温度)を検出する。具体的には、温度検出部59は、酸素濃縮装置10のケース内において各吸着筒41,42から離間しつつ各吸着筒41,42の近傍に設けられる状態で、温度を検出する。温度検出部59は、検出した温度を示す情報を、制御回路60に出力する。
1−2.酸素濃縮装置の動作
酸素濃縮装置10は、電源がオフの状態では、第1三方弁51が第1加圧状態となり、第2三方弁52が第2加圧状態となり、パージ弁55がバイパス流路27を閉塞した状態となる。酸素濃縮装置10は、図示しない電源スイッチが操作された場合に、電源がオンの状態となり、以下の動作を行う。
酸素濃縮装置10は、取込口13から取り込んだ空気をコンプレッサ33によって圧縮させて一対の吸着筒41,42側に排出させる。酸素濃縮装置10は、図2に示すように、以下で説明する第1制御、第2制御、第3制御、第4制御、第5制御、及び第6制御を順次行う「ガス供給制御」を繰り返すことで、第1吸着筒41及び第2吸着筒42で酸素濃縮ガスを生成する。第1制御、第2制御、第3制御、第4制御、第5制御、及び第6制御の各期間の長さをそれぞれT1、T2、T3、T4、T5、T6とする。第1制御の期間では、制御回路60は、第1三方弁51を制御して第1吸着筒41を第1加圧状態とし、第2三方弁52を制御して第2吸着筒42を第2加圧状態とし、パージ弁55を制御して第1吸着筒41と第2吸着筒42とを連通状態とする。これにより、コンプレッサ33で圧縮された空気は、各三方弁51,52を介してそれぞれ各吸着筒41,42に供給される。各吸着筒41,42は、圧縮された空気から窒素を吸着することで酸素を濃縮した酸素濃縮ガスを生成し、生成した酸素濃縮ガスを出口11側に排出する。また、第1吸着筒41と第2吸着筒42は、パージ弁55および各三方弁51,52を介して連通状態となっている。そのため、各吸着筒41,42において、筒内圧力が均等化する。各吸着筒41,42から排出された酸素濃縮ガスは、製品タンク45に蓄えられる。第1制御の期間は、例えば制御回路60によって設定され、メモリに記憶される。加圧時間の設定は、後述する酸素濃縮装置10の圧力制御処理で詳しく説明する。
第2制御の期間では、制御回路60は、第1三方弁51を制御して第1吸着筒41を第1加圧状態とし、第2三方弁52を制御して第2吸着筒42を第2減圧状態とし、パージ弁55を制御して第1吸着筒41と第2吸着筒42とを非連通状態とする。第2吸着筒42を排気口15と連通させることで、第2吸着筒42は減圧され、第2吸着筒42から吸着した窒素が放出される。第1吸着筒41は、第1制御から引き続き、コンプレッサ33から供給される圧縮空気から窒素を吸着することで酸素を濃縮した酸素濃縮ガスを生成し、生成した酸素濃縮ガスを出口11側に排出する。
第3制御の期間では、制御回路60は、第1三方弁51を制御して第1吸着筒41を第1加圧状態とし、第2三方弁52を制御して第2吸着筒42を第2減圧状態とし、パージ弁55を制御して第1吸着筒41と第2吸着筒42とを連通状態とする。第1吸着筒41と第2吸着筒42は、連通状態であるため、第1吸着筒41から出口11側に排出される酸素濃縮ガスの一部は、バイパス流路27を通じて第2吸着筒42に出口11側から流入する。このように、排気中の第2吸着筒42に酸素濃縮ガスを流入させることで、第2吸着筒42が放出した窒素を排気口15側に送り出す。これにより、窒素の排出が効率的に行われる。したがって、第1吸着筒41によって酸素濃縮ガスを生成している間に、第2吸着筒42を再生することができ、継続的に酸素濃縮ガスを供給することができる。
第4制御の期間では、制御回路60は、第1三方弁51を制御して第1吸着筒41を第1加圧状態とし、第2三方弁52を制御して第2吸着筒42を第2加圧状態とし、パージ弁55を制御して第1吸着筒41と第2吸着筒42とを連通状態とする。これにより、コンプレッサ33で圧縮された空気は、各三方弁51,52を介してそれぞれ各吸着筒41,42に供給される。各吸着筒41,42は、圧縮された空気から窒素を吸着することで酸素を濃縮した酸素濃縮ガスを生成し、生成した酸素濃縮ガスを出口11側に排出する。また、第1吸着筒41と第2吸着筒42は、パージ弁55および各三方弁51,52を介して連通状態となっている。そのため、第1吸着筒41から第2吸着筒42に酸素濃縮ガスが供給され、各吸着筒41,42の筒内圧力が均等化する。これにより、第2吸着筒42は、第3制御の期間で第1吸着筒41が生成した酸素濃縮ガスの一部を排気することなく、続く第5制御での出口11側への排出に利用することができる。
第5制御の期間では、制御回路60は、第1三方弁51を制御して第1吸着筒41を第1減圧状態とし、第2三方弁52を制御して第2吸着筒42を第2加圧状態とし、パージ弁55を制御して第1吸着筒41と第2吸着筒42とを非連通状態とする。第1吸着筒41を排気口15と連通させることで、第1吸着筒41は減圧され、第1吸着筒41から吸着した窒素が放出される。第2吸着筒42は、第4制御から引き続き、コンプレッサ33から供給される圧縮空気から窒素を吸着することで酸素を濃縮した酸素濃縮ガスを生成し、生成した酸素濃縮ガスを出口11側に排出する。
第6制御の期間では、制御回路60は、第1三方弁51を制御して第1吸着筒41を第1減圧状態とし、第2三方弁52を制御して第2吸着筒42を第2加圧状態とし、パージ弁55を制御して第1吸着筒41と第2吸着筒42とを連通状態とする。第1吸着筒41と第2吸着筒42は、連通状態であるため、第2吸着筒42から出口11側に排出される酸素濃縮ガスの一部は、バイパス流路27を通じて第1吸着筒41に出口11側から流入する。このように、排気中の第1吸着筒41に酸素濃縮ガスを流入させることで、第1吸着筒41が放出した窒素を排気口15側に送り出す。これにより、窒素の排出が効率的に行われる。したがって、第1吸着筒41によって酸素濃縮ガスを生成している間に、第1吸着筒41を再生することができ、継続的に酸素濃縮ガスを供給することができる。
以上のように、加圧状態となる吸着筒の切り替えを繰り返すことで、継続的に酸素濃縮ガスが供給されるガス供給制御が行われる。そして、製品タンク45に蓄えられた酸素濃縮ガスは、出口11から排出される。
1−3.酸素濃縮装置の圧力制御
ここで、図3のフローチャートを用いて、酸素濃縮装置10の圧力制御処理について説明する。制御回路60は、例えば酸素濃縮装置10の電源が投入されたことを条件として上述したガス供給制御を開始する。ガス供給制御の周期の設定は、図4に示す予めメモリに記憶されたデータに基づいて行われる。例えば、酸素濃縮装置10の電源が投入された時点では、吸着材の劣化レベルを0(吸着材の劣化割合が0%)として、第1制御、第2制御、第3制御の各期間の長さ(T1、T2、T3)をそれぞれa、b、cとする。また、第4制御、第5制御、第6制御の各期間の長さ(T4、T5、T6)をそれぞれa、b、cとする。ここで、a、b、cは、適用される吸着筒および吸着材から適宜設定される時間である。
制御回路60は、例えば酸素濃縮装置10の電源が投入されたことを条件として、ガス供給制御とともに、図3に示す圧力制御を開始する。例えば、図3の圧力制御は、ガス供給制御の1周期ごとに行われる。制御回路60は、まず、ガス供給制御における第3制御の期間において、圧力検出部57によって検出される第1吸着筒41の筒内圧力を取得する(ステップS11)。具体的には、制御回路60は、第3制御の期間において圧力検出部57によって検出される、第1吸着筒41の筒内圧力の最高圧(第3期間の終了時点の筒内圧力)を取得する。
S11に続いて、制御回路60は、装置内部温度を取得する(S12)。S12に続いて、制御回路60は、S11で取得した第1吸着筒41の筒内圧力を、S12で取得した装置内部温度で補正した補正圧力を導出する(S13)。例えば、制御回路60は、装置内部温度をパラメータとする1次式、2次式(予めメモリに記憶された式)などを用いて補正圧力を算出する。具体的には、制御回路60は、S11で取得した第1吸着筒41の筒内圧力を、S12で取得した装置内部温度が高いほど、補正圧力を低くするように補正する。
S13に続いて、制御回路60は、S13で導出した補正圧力が、予めメモリに記憶された閾値よりも大きいか否か判断する(S14)。ここで、閾値とは、例えば、目標圧力(基準圧力)に対して一定の値(目標圧力の5%程度の値)を加算した圧力である。また、目標圧力は、第1吸着筒41の初期の筒内圧力例えば、酸素濃縮装置10の製造段階で検出される筒内圧力である。
制御回路60は、S13で導出した補正圧力が、予めメモリに記憶された閾値よりも大きいと判断する場合(S14でYes)、ガス供給制御を行う周期を調整する(S15)。制御回路60は、S13で導出した補正圧力を基準圧力に近づけるように、第2制御、第3制御、第5制御、及び第6制御の各期間を短縮させる。具体的には、制御回路60は、補正圧力を基準圧力に近づけるように、第2制御の期間と第3制御の期間の比率、及び第5制御の期間と第6制御の期間の比率を予めメモリに記憶された基準比率で維持しつつ、ガス供給制御を行う周期を調整する。例えば、周期の調整は、図4に示す予めメモリに記憶されたデータに基づいて行われる。制御回路60は、吸着材の劣化レベルを0(吸着材の劣化割合が0%)から1(吸着材の劣化割合が20%)に変更して、第2制御、第3制御の各期間の長さ(T2、T3)を、それぞれb、cから0.8b、0.8cの長さに変更する。また、制御回路60は、第5制御、第6制御の各期間の長さ(T5、T6)を、それぞれb、cから0.8b、0.8cの長さに変更する。第1制御の期間と第4制御の期間の長さ(T1、T4)は、ともに予めメモリに記憶された基準時間aのまま維持される。第2制御の期間と第3制御の期間との比率(T2/T3)、及び第5制御の期間と第6制御の期間との比率(T5/T6)は、基準比率b/cのまま維持される。このように、第2制御、第3制御、第5制御、及び第6制御の各期間を短縮させて、ガス供給制御の周期(第1制御の開始時点から第6制御の終了時点までの時間)を、劣化レベルが0のときに比べて83%程度の長さに調整する。S15の処理が終了すると、再びS11の処理を行う。
制御回路60は、S13で導出した補正圧力が、予めメモリに記憶された閾値よりも大きくないと判断する場合(S14でNo)、ガス供給制御の周期を調整することなく(劣化レベルが0の状態での各制御の期間を維持したまま)、再びS11の処理を行う。
制御回路60は、S15で劣化レベルを0から1に変更した後、再びS14の処理を行い、S13で導出した補正圧力が、予めメモリに記憶された閾値よりも大きいと判断する場合(S14でYes)、S15で、劣化レベルを1(吸着材の劣化割合が20%)から2(吸着材の劣化割合が30%)に変更する。すなわち、制御回路60は、第2制御、第3制御の各期間の長さ(T2、T3)を、それぞれ0.8b、0.8cから0.7b、0.7cの長さに変更する。また、制御回路60は、第5制御、第6制御の各期間の長さ(T5、T6)を、それぞれ0.8b、0.8cから0.7b、0.7cの長さに変更する。第1制御の期間と第4制御の期間の長さ(T1、T4)は、ともに予めメモリに記憶された基準時間aのまま維持される。第2制御の期間と第3制御の期間との比率(T2/T3)、及びは、第5制御の期間と第6制御の期間との比率(T5/T6)は、基準比率b/cのまま維持される。このように、第2制御、第3制御、第5制御、及び第6制御の各期間を短縮させて、ガス供給制御の周期(第1制御の開始時点から第6制御の終了時点までの時間)を、劣化レベルが0のときに比べて74%程度の長さに調整する。
制御回路60は、例えば、S15で劣化レベルを1から2に変更した場合、図3の圧力制御を終了し、以降、劣化レベルを2に設定した状態でガス供給制御を繰り返し行う。また、酸素濃縮装置10の電源がオフされた後、再び電源が投入された場合、前回電源がオフされた時点での劣化レベルに設定された状態でガス供給制御を開始する。
1−4.効果
上述したガス供給制御を行う酸素濃縮装置10では、各吸着筒41,42に充填された吸着材の劣化が進行すると、窒素を吸着し難くなり、一定量の空気が供給されて加圧動作が行われる場合に、吸着材が劣化していない場合に比べ筒内圧力が高い値となる。例えば、図5に示すように、図3の圧力制御を行わない場合では、吸着材の劣化割合が増加するにつれて、各吸着筒41,42の筒内圧力が増加してしまう。そこで、本第1実施形態の制御回路60は、圧力検出部57によって検出される第1吸着筒41内の圧力を予め定められた閾値に近づけるように、ガス供給制御を行う周期を調整することで、吸着材の劣化に起因する各吸着筒41,42内の筒内圧力の上昇を抑えることができる。そのため、図5に示すように、図3の圧力制御を行うことで、吸着材の劣化割合が増加しても、各吸着筒41,42の筒内圧力を一定に維持することができる。また、各吸着筒41,42の筒内圧力を一定に維持することで、コンプレッサ33に対する負荷も軽減させることができ、消費電力の低減を図ることができる。
さらに、本第1実施形態の酸素濃縮装置10では、制御回路60が、第2制御の期間と第3制御の期間の比率、及び第5制御の期間と第6制御の期間の比率を予め定められた基準比率b/cで維持する構成となっている。そのため、第2吸着筒42を第2減圧状態として排気する期間(第2制御の期間)と、第2吸着筒42に第1吸着筒41を連通させて酸素濃縮ガスを送り込み吸着材を再生させる期間(第3制御の期間)と、を所望の基準比率b/cで維持することができる。同様に、第1吸着筒41を第1減圧状態として排気する期間(第5制御の期間)と、第1吸着筒41に第2吸着筒42を連通させて酸素濃縮ガスを供給して吸着材を再生させる期間(第6制御の期間)と、を所望の基準比率b/cで維持することができる。したがって、各吸着筒41,42において、1周期で吸脱着される窒素の体積と、吸着材の再生のために送り込まれる酸素の体積と、の比を固定することができ、酸素濃縮ガスの生成効率を適正に維持することができる。
以上のように、図3の圧力制御を行うことで、吸着材の劣化が進行しても、各吸着筒41,42の筒内圧力を一定に維持することができ、且つ酸素濃縮ガスの生成効率を良好に維持することができるため、濃縮酸素の濃度の低下を抑えることができる。
また、第6制御の後に行われる第1制御では、第1吸着筒41と第2吸着筒42とが連通することで、第2吸着筒42から第1吸着筒41に酸素濃縮ガスが供給されることになる。そのため、第1制御に続く第2制御では、第1吸着筒41は、第2吸着筒42で生成された酸素濃縮ガスの一部を利用して酸素濃縮ガスの排出が行われる。同様に、第3制御の後に行われる第4制御では、第1吸着筒41と第2吸着筒42とが連通することで、第1吸着筒41から第2吸着筒42に酸素濃縮ガスが供給されることになる。そのため、第4制御に続く第5制御では、第2吸着筒42は、第1吸着筒41で生成された酸素濃縮ガスの一部を利用して続く第5制御で酸素濃縮ガスの供給が行われる。以上のような第1制御の期間及び第4制御の期間を予め定められた適正な基準時間で維持することで、第1吸着筒41と第2吸着筒42との間での酸素濃縮ガスの移動量を適正に制御することができ、酸素濃縮ガスの生成効率を良好に維持することができる。
また、上述したように、制御回路60は、第3制御の期間に圧力検出部57によって検出された最高圧に基づいてガス供給制御を行う周期を調整する構成となっている。これにより、第3制御が行われるときの第1吸着筒41内の最高圧は、第1吸着筒41が加圧される工程の終盤における圧力であり、安定した圧力値を検出することができる。
また、吸着材のいずれの劣化レベルにおいても、第1制御の期間、及び第2制御の期間は、長さa(基準時間)に設定されている。この第1制御の期間の長さaは、第2吸着筒42から第1吸着筒41に酸素濃縮ガスが供給される際に、コンプレッサ33から空気が逆流してくる前に終了する時間に設定されている。これにより、酸素濃縮ガスの生成効率を高めることができる。
2.他の実施形態
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1実施形態の説明では、制御回路60によって、図3の圧力制御は、ガス供給制御の1周期ごとに行われたが、複数の周期ごとに行われてもよい。この場合、複数の周期(例えば5周期)における各周期の第3制御の期間に取得される第1吸着筒41の筒内圧力を平均したものを用いてS14の比較処理を行う。
第1実施形態の説明では、制御回路60は、S11において、第3制御の期間における第1吸着筒41の筒内圧力を取得したが、第6制御の期間における第2吸着筒42の筒内圧力や、第3制御の期間における第1吸着筒41の筒内圧力と第6制御の期間における第2吸着筒42の筒内圧力の平均の圧力を取得してもよい。
第1実施形態の説明では、制御回路60は、S13において、装置内部温度をパラメータとする1次式、2次式(予めメモリに記憶された式)などを用いて補正圧力を算出したが、その他の方法で算出してもよい。例えば、制御回路60は、装置内部の温度ごとに補正圧力が対応付けられたテーブル(予めメモリに記憶されたテーブル)を参照して基準圧力を決定してもよい。
第1実施形態の説明では、制御回路60は、S15で用いた図4のデータにおいて、劣化レベルとして0,1,2を設定していたが、レベルの数や、各レベルで設定される周期時間の変化割合及び各制御の期間の長さは、図4の値とは異なっていてもよい。
第1実施形態の説明では、酸素濃縮装置10は、定置型の酸素濃縮器であったが、携帯
型の酸素濃縮器であってもよい。また、排出流路23における合流後の流路には、一対の
吸着筒41,42側から順に、製品タンク45、レギュレータ47、比例弁49が設けら
れていたが、レギュレータ47と比例弁49に代えて使用者の呼吸に応じて排出流路23
を開閉するように動作する公知の同調弁を設けても良い。
10…酸素濃縮装置
21A…第1供給路
21B…第2供給路
33…コンプレッサ(加圧部)
41…第1吸着筒
42…第2吸着筒
51…第1三方弁(第1切替部)
52…第2三方弁(第2切替部)
55…パージ弁(第3切替部)
57…圧力検出部
59…温度検出部
60…制御回路(制御部)

Claims (3)

  1. 酸素より窒素を優先的に吸着する吸着材を充填した第1吸着筒及び第2吸着筒と、
    各吸着筒に加圧空気を供給する加圧部と、
    前記加圧部から第1供給路を介して前記第1吸着筒に前記加圧空気を供給して加圧する第1加圧状態と、前記第1吸着筒内の圧力を減圧する第1減圧状態と、を切り替える第1切替部と、
    前記加圧部から第2供給路を介して前記第2吸着筒に前記加圧空気を供給して加圧する第2加圧状態と、前記第2吸着筒内の圧力を減圧する第2減圧状態と、を切り替える第2切替部と、
    前記第1吸着筒と前記第2吸着筒とが連通する連通状態と、連通しない非連通状態と、を切り替える第3切替部と、
    前記第1切替部、前記第2切替部、および前記第3切替部を制御する制御部と、を有する酸素濃縮装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1切替部、前記第2切替部、および前記第3切替部をそれぞれ、前記第1加圧状態、前記第2加圧状態、前記連通状態とする第1制御と、
    前記第1加圧状態、前記第2減圧状態、前記非連通状態とする第2制御と、
    前記第1加圧状態、前記第2減圧状態、前記連通状態とする第3制御と、
    前記第1加圧状態、前記第2加圧状態、前記連通状態とする第4制御と、
    前記第1減圧状態、前記第2加圧状態、前記非連通状態とする第5制御と、
    前記第1減圧状態、前記第2加圧状態、前記連通状態とする第6制御と、を順次行うガ
    ス供給制御を繰り返すように前記第1切替部、前記第2切替部、および前記第3切替部を制御し、
    前記吸着筒内の圧力を検出する圧力検出部を備え、
    前記制御部は、前記圧力検出部によって検出された圧力に基づき、前記第2制御の期間と前記第3制御の期間の比率、及び前記第5制御の期間と前記第6制御の期間の比率を予め定められた基準比率で維持しつつ、前記ガス供給制御を行う周期を調整する
    酸素濃縮装置。
  2. 前記制御部は、前記第1制御の期間及び前記第4制御の期間を、予め定められた基準時間で維持しつつ、前記ガス供給制御を行う周期を調整する
    請求項1に記載の酸素濃縮装置。
  3. 前記制御部は、前記第3制御の期間に前記圧力検出部によって検出された最高圧に基づき、前記ガス供給制御を行う周期を調整する
    請求項1又は請求項2に記載の酸素濃縮装置。
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