JP2020182266A - 電動作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータの両端を閉塞するケースを有していながら、電源線等のリード線等が扱い易いモータアセンブリを備えた電動作業機を提供する。【解決手段】電動作業機の一例である芝刈機は、ステータ23と、ステータ23に対して回転可能であって、ステータ23の内周側に配置されているロータ24と、ステータ23の両側に配置され、ステータ23の両側を閉塞するモータケース22と、ロータ24により駆動されるスピンドルと、ステータ23に給電するための電源先端線100U〜100V及び第1〜第3金具97U〜97Vと、電源先端線100U〜100Vの先端に保持され、ステータ23に給電するための電源リード線121U〜121Vと係合可能な閉端接続子120U〜120Vと、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、電動工具、芝刈機を始めとする園芸工具、及びエア工具用空気圧縮機等の電動作業機に関する。
特開2017−7068号公報(特許文献1)に示された電動工具である震動ドライバドリルでは、動力源としてブラシレスモータが使用されている。
このブラシレスモータでは、半割ハウジングに直接挟まれるステータから引き出される3本の電源線のそれぞれにギボシ端子が設けられ、各電源線がその先のリード線と着脱可能とされて、半割ハウジング内でステータが露出しているブラシレスモータが、ギボシ端子での分離により単独で取り出し可能とされている。
特開2017−7068号公報
本発明の主な目的は、ステータの両端を閉塞するケースを有していながら、電源線等のリード線等が扱い易いモータアセンブリを備えた電動作業機を提供することである。
請求項1に係る発明は、ステータと、前記ステータに対して回転可能であって、前記ステータの内周側に配置されているロータと、前記ステータの両側に配置され、前記ステータの両側を閉塞するケースと、前記ロータにより駆動される先端工具保持部と、前記ステータに給電するための電源線と、前記電源線の先端に保持され、前記ステータに給電するための電源リード線と係合可能な電源端子と、を備えていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、上記発明において、前記電源端子は、前記ケースに保持されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、上記発明において、前記電源端子は、閉端接続子であることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、上記発明において、前記電源端子は、電源先端板の先端に形成されたネジ孔部を有する電源端子部であることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、上記発明において、前記電源線は、複数の弧状の帯板の組合せを含む板金部材を有していることを特徴とするものである。
本発明の主な効果は、ステータの両端を閉塞するケースを有していながら、電源線等のリード線等が扱い易いモータアセンブリを備えた電動作業機が提供されることである。
本発明の第1形態に係る芝刈機の中央縦断面図である。 図1の一部拡大図である。 図1の芝刈機におけるモータアセンブリの断面図である。 図3のモータアセンブリの斜視図である。 図3のモータアセンブリの分解斜視図である。 図3のモータアセンブリにおけるブラシレスモータの上面図である。 図6のブラシレスモータにおける短絡部材の(A)上面図,(B)側面図,(C)他の側面図である。 図6のブラシレスモータにおけるステータのコイルの巻線方法の説明図である。 図7の短絡部材における第1〜第3金具による結線状態を示す上面図である。 図16の第1〜第3金具による結線回路図である。 本発明の第2形態に係る芝刈機の図4に相当する図である。 図11の開蓋斜視図である。 本発明の第2形態に係る芝刈機の図5に相当する図である。 本発明の第2形態に係る芝刈機の図7に相当する図である。 図14の短絡部材の分解斜視図である。 図14の短絡部材における第1金具の(A)上面図,(B)分解上面図である。 図14の短絡部材における第2金具の(A)上面図,(B)分解上面図である。 図14の短絡部材における第3金具の(A)上面図,(B)分解上面図である。
以下、本発明の実施の形態及びその変更例が、適宜図面に基づいて説明される。
当該形態及び変更例における前後上下左右は、説明の便宜上定めたものであり、作業の状況及び移動する部材の状態等により変化することがある。
尚、本発明は、下記の形態及び変更例に限定されない。
[第1形態]
図1は、本発明の第1形態に係る電動作業機(園芸工具)の一例である充電式の芝刈機1の中央縦断面図である。図2は、図1の一部拡大図である。
芝刈機1は、前後方向に延びて下面を開口させたベース2と、ベース2の中央上側に連結される本体3と、その後部から後方斜め上方に延びる枠形のハンドル4と、を備えている。尚、方向はハンドル4を握る使用者を基準とし、図1の左が芝刈機1の前であり、図1の上が芝刈機1の上である。
ベース2は、前後にそれぞれ一対の車輪5を有してハンドル4によって前後への進退動が可能となっている。
ベース2の後端でハンドル4の下方には、リヤカバー6と集草カゴ7とが設けられている。
ハンドル4の後端には、スイッチレバー8が設けられ、その前方には、常態でスイッチレバー8の操作をロックするロックオフボタン9が設けられている。ロックオフボタン9が押し操作されてスイッチレバー8のロックが解除されると、スイッチレバー8の引き操作が可能となる。
本体3は、下向きに開口する下端の筒状部11をベース2内に突出させた外側ハウジングとしての本体ハウジング10を有する。本体ハウジング10の上部には、電源となるバッテリパック13を後方上側から差し込み装着可能なバッテリ装着部12が前下がり形成されている。バッテリ装着部12は、バッテリカバー14によって開閉可能となっている。
又、本体ハウジング10の前部には、図示されない制御回路基板を備えたコントローラ15が上下方向に立った状態で支持されている。制御回路基板は、マイコン及び複数(12個)のスイッチング素子を備えている。
コントローラ15の後方でバッテリ装着部12の下方には、モータアセンブリ16が設けられている。モータアセンブリ16において、ブラシレスモータ21の回転軸25が下向きに突出しており、その下端には、スピンドル17が同軸で連結されている。スピンドル17は、筒状部11からベース2内で下向きに突出しており、スピンドル17の下端には、インナフランジ18及びボルト19によって、水平な板状の刈刃20が、直交状に取り付けられている(出力部)。よって、スピンドル17は、先端工具としての刈刃20を保持する先端工具保持部としての役割を担う。
モータアセンブリ16は、図3ないし図5にも示されるように、ブラシレスモータ21と、ブラシレスモータ21を保持するモータケース22とを有する。
図6にも示されるブラシレスモータ21は、筒状のステータ23と、ステータ23の内側を貫通して軸心に回転軸25を有するロータ24とを備えるインナロータ型である。
モータケース22は、ステータ23を上下から保持して回転軸25を回転可能に支持する上ケース26及び下ケース27を有する。上ケース26及び下ケース27は、ステータ23の両端を閉塞する。下ケース27は、筒状部11の上側に設けられたベース28に対して組み付けられている。ベース28の上側には、モータアセンブリ16を上方から覆うモータカバー29が設けられている。
一方、ベース28の下側には、軸受31を介してスピンドル17を回転可能に支持するベアリングリテーナ30が、下方からの複数のネジ32によって組み付けられている。ベアリングリテーナ30を貫通するスピンドル17の下端が、筒状部11の下端にネジ止めされたバッフル板33を貫通してベース2内に突出している。
刈刃20を装着するインナフランジ18には、スピンドル17の下端が嵌合する筒部34が設けられている。筒部34の外周には、遠心ファン35が設けられている。本体ハウジング10における遠心ファン35の径方向外方の部分には、図示されない排気口が配置されている。尚、遠心ファン35は、軸流ファン等とされても良いし、省略されても良い。
ブラシレスモータ21のステータ23は、複数の鋼板が軸方向に積層されており内側に複数(12個)のティース41が突出したステータコア40と、ステータコア40の上下両端に一体成形された樹脂製の電気絶縁部材としての上インシュレータ42及び下インシュレータ43と、これらと連続して一体成形され、ステータコア40の内周面及び各ティース41の突出端面を除く外周面を覆う樹脂製の絶縁部44と、絶縁部44を介して各ティース41に巻かれるコイル45と、を含んでいる。
上インシュレータ42には、コイル45を形成するワイヤと電気的に接続されて三相結線を形成する短絡部材46(図7)と、ロータ24の回転位置を検出するセンサ回路基板47とが組み付けられている。
ステータコア40の周面には、周方向に等間隔に3つの突条48A1,48A2,48Bが形成されている。
突条48A1,48A2は、周方向の幅がステータコア40の径方向外側へ行くに従い小さくなるテーパ状の横断面形状を有している。
突条48Bは、テーパ状でなく、周方向の幅が径方向に沿って変わらない四角形の横断面形状を有している。突条48Bの径方向外側の端面には、周方向に沿って外側へ膨らむ僅かなR(曲面)が付与されている。
又、突条48A1,48A2,48Bには、それぞれ貫通孔49が形成されている。
又、突条48A1,48A2,48Bの各間には、ステータ23の製造時の位置決め用の溝53が形成されている。
ロータ24は、ステータ23の内周側に配置されており、複数の鋼板が軸方向に積層された円筒状のロータコア55と、その軸心を貫通する回転軸25とを有する。ロータコア55と回転軸25とは、樹脂56によって一体に形成される。回転軸25の下端には、面取部57(図5)が形成されている。
回転軸25の外周で樹脂56の充填領域には、回転軸回り止め部及び回転軸滑り止め部としての綾目ローレット25a(図2)が形成され、又回転軸25の外周面には、微小な凹凸が格子状に形成されている。
ロータコア55の周縁部には、同心円上に複数(8個)の磁石孔58が軸方向に貫通形成され、各磁石孔58には、板状の永久磁石59が埋設されている。各永久磁石59の内側には、上下両端を除いて鋼板に形成された透孔の積層により、肉盗みとしての空間部60が形成され、ロータ24の軽量化が図られている。
モータケース22の上ケース26及び下ケース27は、それぞれステータ23の上部及び下部に被さる円形カップ状を有している。
上ケース26は、アルミ合金等の非磁性体の金属で形成される。上ケース26は、ここでは金型鋳造(ダイカスト)により形成される。尚、上ケース26は、樹脂等の他の材質で形成されても良い。
上ケース26の上面中央には、上軸受保持部66が形成され、樹脂製の絶縁キャップ67(図2)を介して軸受68が保持されて、回転軸25の上端を支持している。上軸受保持部66の中心には、透孔69が形成されており、樹脂キャップ70によって閉塞されている。
更に、上ケース26の周面には、周方向に等間隔を置いて、径方向外側へ膨らむ3つのネジボス部71A1,71A2,71Bが、上下方向に形成されている。ネジボス部71A1,71A2,71Bは、ステータコア40の突条48A1,48A2,48Bに対応するもので、ネジボス部71A1,71A2,71Bの下端は、順に突条48A1,48A2,48Bに嵌合する横断面テーパ状又は横断面四角形状に開口している。上ケース26の周面で突条48A1,48A2,48Bの各間には、下端から上向きにスリット72が形成されている。
下ケース27は、上ケース26と同様に成り、中央に下軸受保持部74が形成される円形の端面部73と、端面部73の外周から上向きに立ち上がる筒状部75とを有している。下軸受保持部74には、軸受76が保持されており、下軸受保持部74を貫通する回転軸25を支持している。筒状部75の外周には、ベース28へのネジ止め用のボス77が、複数(4箇所)、周方向に等間隔を置いて下向きに形成されている。
又、下ケース27におけるステータコア40の突条48A1,48A2,48Bに対応する位置には、対応する上ケース26のネジボス部71A1,71A2,71Bと同形状のボス部79A1,79A2,79Bが軸方向に形成されている。ボス部79A1,79A2,79Bの上端は、それぞれ突条48A1,48A2,48Bに嵌合する横断面テーパ状又は横断面四角形状に開口した貫通孔を備えている。更に、ボス部79A1,79A2,79Bの下側には、凹溝80がそれぞれ連続状に形成されている。
モータケース22の上ケース26は、ステータ23の上方から、ステータコア40の突条48A1,48A2,48Bにネジボス部71A1,71A2,71Bを合わせて被せられると共に、ロータ24の回転軸25の上端に組み付けた軸受68を、上軸受保持部66で保持する。
他方、下ケース27は、ステータ23の下方から、ステータコア40の突条48A1,48A2,48Bにボス部79A1,79A2,79Bを合わせて被せられると共に、回転軸25の下端に組み付けた軸受76を、下軸受保持部74で保持する。
この状態で、下ケース27のボス部79A1,79A2,79Bに、下方からそれぞれネジ(図示略)が差し込まれて、突条48A1,48A2,48Bを通り、上ケース26のネジボス部71A1,71A2,71Bに達するように入れられる。すると、ステータコア40の外周の一部を除いて上ケース26と下ケース27とで覆われるブラシレスモータ21、即ちモータアセンブリ16が得られる。
ブラシレスモータ21において、内部金属であるステータコア40と充電部であるコイル45との間に介在される基礎絶縁部材(一体成形される上インシュレータ42、下インシュレータ43及び絶縁部44)による基礎絶縁が施される。
又、回転軸25とロータコア55との間に介在される回転軸側絶縁部材としての樹脂56と、上ケース26と回転軸25との間に介在される絶縁キャップ67とによる付加絶縁がそれぞれ施される。
よって、ステータコア40と回転軸25との間は、二重に絶縁される。
又、上ケース26と下ケース27との間に上下方向の隙間が空くことで、ステータ23の軸方向の寸法が変化しても、組み付けが可能である。
モータアセンブリ16は、回転軸25を下向きにしてベース28上に載置された状態で、ベース28の下方から各ボス77にネジが入れられることで、ベース28に固定される。下ケース27の端面部73の下面には、筒状部11に嵌合してモータアセンブリ16を位置決めする同心円上の一対の円弧リブ73aが形成されている。
モータアセンブリ16に被さるモータカバー29は、上ケース26の上軸受保持部66を含む中央部分が露出した状態でモータアセンブリ16を覆う。
ブラシレスモータ21のステータ23は、突条48A1,48A2,48Bを貫通するネジと、突条48A1,48A2,48Bに嵌合する、上ケース26のネジボス部71A1,71A2,71B及び下ケース27のボス部79A1,79A2,79Bとによって、モータケース22に対して回り止めされる。
上インシュレータ42は、ステータコア40の上側端面に一体成形されるリング体であり、その上面には、短絡部材46に設けられた複数(12個)のヒュージング端子99をそれぞれ保持する端子保持部85が、周方向に等間隔に設けられている。
各端子保持部85は、内周側の内壁部86と、外周側の外壁部87とを、径方向にワイヤ115の直径に略相当する間隔を置いて立設したものであり、内壁部86と外壁部87との周方向の中央には、ヒュージング端子99を嵌合させる嵌合溝88が形成されている。
又、上インシュレータ42の上面には、短絡部材46の組み付け用の止めボス89が、複数(5箇所)、1つ置きのティース41の根元に当たる位置で突設されている。
他方、下インシュレータ43は、ステータコア40の下側端面に一体成形されるリング体であり、その下面には、各ティース41の根元から周方向にずれた位置で、周方向に延びる複数(12個)のガイド壁(図示略)が立設されている。
短絡部材46は、上インシュレータ42よりも一回り小さい樹脂製のリング体であり、その外周には、上インシュレータ42の止めボス89にそれぞれ上方から嵌合する四角筒状の複数(5つ)の嵌合ボス95と、ステータコア40の各溝53に係合する複数(3つ)のリブ96とが突設されている。
又、短絡部材46は、外周から内周へ行くに従い軸方向の厚みが上面から段階的に小さくなる階段状に形成されており、各厚み部分に、最も肉厚の外周部分に位置する最大径の第1金具97Uと、その内側の肉厚の中間部分に位置する中間径の第2金具97Wと、その内側の内周部分に位置する最小径の第3金具97Vとがそれぞれ同心円上に配置されてインサート成形されている。尚、符号の一部におけるU,W,Vは、それぞれ対応する三相電流のU相,W相,V相に関わることを意味する。
第1〜第3金具97U〜97V(第1〜第3板金部材)は、上面視が“C”字状の帯板であり、両端部と、両端部の点対称位置との複数(4)箇所には、径方向外側へ突出する突出片98が形成されている。各突出片98の先端には、ヒュージング端子99が形成されている。ヒュージング端子99は、一旦下方へ曲がり、上方へ折り返されて更に外向きに曲げられている。
第1金具97Uにおける一方の端部の突出片98の根元には、電源先端線100Uをスポット溶接するための溶接部101が形成され、第2,第3金具97W,97Uにおける第1金具97Uと反対側の端部の突出片98の根元にも、電源先端線100W,100Vをスポット溶接するための溶接部101がそれぞれ形成されている。
第1〜第3金具97U〜97Vは、短絡部材46内では、上から第1金具97U,第2金具97W,第3金具97Vの順で且つ周方向に所定角度ずつ位相がずれた状態で配置されている。第1〜第3金具97U〜97Vがインサート成形された短絡部材46の外周面から、各ヒュージング端子99が、互いに非接触状態で、且つ周方向略等間隔で突出している。
短絡部材46には、複数(3箇所)の透孔102が、周方向の一部分に所定間隔を置いて片寄せた状態で形成されている。各透孔102において、第1〜第3金具97U〜97Vの対応する溶接部101が露出している。各溶接部101には、対応する電源先端線100U〜100Vがスポット溶接される。第1金具97Uの溶接部101と第3金具97Vの溶接部101との間には、電源先端線100U〜100Vを外側へ引き出すための切り欠き103が、短絡部材46の下側のみがつながった状態で形成されている。
又、短絡部材46の内周で点対称位置には、センサ回路基板47を取り付けるための取付ボス105を備えた複数(一対)の支持片104が中心側へ向けて突設されている。各支持片104の間であって短絡部材46の内周には、センサ回路基板47の外周を支持する複数の受け片106が、中心側へ向けて突設されている。
センサ回路基板47は、短絡部材46の内側でリング状に周回しており、その複数箇所(2箇所)には、各支持片104の取付ボス105が嵌合する嵌合孔107が形成されている。センサ回路基板47は、各嵌合孔107に取付ボス105が嵌合してネジ108が入れられ、又受け片106に外周が支持されることで、短絡部材46の内周側で保持される。
センサ回路基板47の裏面には、ロータ24の永久磁石59の磁界を検出するホール素子等の複数(3個)の回転検出素子(図示略)が搭載されている。
センサ回路基板47に接続される複数(5本)の信号線109と電源先端線100U〜100Vとは、短絡部材46の切り欠き103から外側へ引き出される。この引き出し位置は、モータケース22の上ケース26に設けられたスリット72に対応している。
短絡部材46は、センサ回路基板47と共にステータ23へ組み付けられる。このとき、外周の5つの嵌合ボス95が、上インシュレータ42上面の止めボス89に嵌合する。又、各止めボス89に、上方からネジ91(図6)が入れられる。更に、3つのリブ96の先端が、ステータコア40の各溝53に係合する。又、各ヒュージング端子99が、上インシュレータ42の各端子保持部85に保持される。
特に、リブ96は、複数(3)箇所で溝53に係合して食いつくため、短絡部材46を安定支持するアンカーとして機能する。
電源先端線100U〜100V及び信号線109は、上ケース26のスリット72から、スリット72に装着したスリーブ上のパッキン82を介して、外部へ引き出される。
各コイル45は、3つの巻線ノズルを用いて、図8に示されるように巻かれる。
即ち、120°間隔に位置する3つのティース41を始めとして、対応する巻線ノズルから繰り出されるワイヤ115A,115B,115Cが同時に巻かれ始め、そのままステータ23の周方向に隣接する4つのティース41へそれぞれ順番に巻かれて、合計12個のコイル45が形成される。
ワイヤ115Aでは、始めのティース41に対応するヒュージング端子99に始端116Aが係止された後、右回り方向へ隣接するティース41にコイル45が順次形成される。このときの巻回方向は、ティース41に向かって反時計回り方向である。又、各コイル45の形成後の渡り線117Aは、上インシュレータ42(結線側)へ戻されて、隣接する一対のティース41の間のヒュージング端子99に係止される。
そして、4つ目のコイル45が形成されると、図11にも示されるように、ワイヤ115Aは、一旦下インシュレータ43側(反結線側)に引き出され、巻回しているティース41の根元のガイド壁に外側から巻かれた後、再び上インシュレータ42側へ戻されて、隣接する別のワイヤ115Bの始端116Bが係止されるヒュージング端子99に係止され、当該係止部分が終端118Aとされる。終端118Aの向きは、隣接する別のワイヤ115Bの始端116Bの向きと合わせられ、図8の丸で囲まれた部分において同時にカット可能である。
ワイヤ115B,115Cは、配置を除きワイヤ115Aと同様に巻回される。ワイヤ115Bの終端118Bの向きはワイヤ115Cの始端116Cの向きと合わせられ、ワイヤ115Cの終端118Cの向きはワイヤ115Aの始端116Aの向きと合わせられる。
短絡部材46の第1〜第3金具97U〜97Vは、周方向ではコイル45の1つ分ずつ位相がずれた状態で配置されており、図9に示されるように、隣接するコイル45間の所定の渡り線117A〜117Cを、間に3つのコイル45を置いてそれぞれヒュージングしている。図9では、第1〜第3金具97U〜97Vがヒュージングする渡り線117A〜117Cの区別を容易にするため、第1金具97Uにハッチングが付され、第2金具97Wに網掛けが付され、第3金具97Vに点描が付されている。
周方向に連続して隣接する3つのコイル45は、各相の第1〜第3金具97U〜97Vによって、U(W−U),V(U−V),W(U−W)としてデルタ結線される。そして、これが第1〜第3金具97U〜97Vによって4セット順番に並設されるため、ここでの三相回路は、図17に示されるものとなる。この三相回路は、U,V,Wの各相4つのコイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4がそれぞれ並列に接続されたデルタ結線と等価である。
そして、電源先端線100U,100W,100Vは、それぞれ所定の長さを有しており、それらの先端には、順に閉端接続子120U,120W,120V(電源端子)を介して、電源リード線121U,121W,121Vの一端が着脱可能に接続されている。又、電源リード線121U〜121Vの他端は、それぞれコントローラ15に接続されている。
閉端接続子120Uは、円筒状の大径部と底付き円筒状の小径部とを有する段付きキャップ状であり、電源先端線100Uの被覆を剥がした端部と電源リード線121Uの被覆を剥がした端部とが小径部に入れられることで、これらの端部が互いに接触し電気的に接続された状態で固定される。閉端接続子120W,120Vにおいても、閉端接続子120Uの場合と同様に、電源先端線100W,100V及び電源リード線121W,121Vが固定される。即ち、閉端接続子120U〜120Vは、電源先端線100U〜100Vの先端に保持され、電源リード線121U〜121Vと係合する。
他方、信号線109は、特定の長さを有しており、その先端には、第1コネクタ122が設けられている。第1コネクタ122には、図示されない第2コネクタが着脱可能に接続され、第2コネクタからは、図示されない信号リード線が延びている。即ち、第1コネクタ122は、信号線109の先端に保持され、信号リード線の第2コネクタと係合する。信号リード線は、コントローラ15に接続されている。信号線109の長さは、電源リード線121U〜121Vの長さと同じであっても良いし、異なっていても良い。又、電源リード線121U〜121Vの長さは、互いに同じであっても良いし、少なくとも何れか2本において異なっていても良い。
次いで、このような芝刈機1の動作例が説明される。
充電されたバッテリパック13が2個バッテリ装着部12に装着された状態で、作業者によりロックオフボタン9が押されたうえでスイッチレバー8の引き操作がなされると、メインスイッチがオンとなり、コントローラ15の制御回路基板にオン信号が伝達される。
オン信号を受信した制御回路基板のマイコンは、センサ回路基板47の回転検出素子から信号線109、第1コネクタ122、第2コネクタ及び信号リード線を介して得られる検出信号によってロータ24の回転状態を取得し、取得した回転状態に応じて各スイッチング素子のオンオフを制御し、ステータ50の各相のコイル45に対し順番に励磁電流を、電源リード線121U〜121V、閉端接続子120U〜120V及び電源先端線100U〜100Vを通じて流すことで、ロータ24を回転させる。電源リード線121U〜121Vは、コントローラ15(接続対象)側に配置された、コイル45(ステータ23)に給電するためのものである。又、閉端接続子120U〜120Vを先端に有する電源先端線100U〜100V、及び第1〜第3金具97U〜97Vは、モータアセンブリ16側に配置された、コイル45(ステータ23)に給電するためのもの(電源線)である。
ロータ24の回転により、回転軸25が回転し、スピンドル17を介して刈刃20に回転力が付与される。よって、芝刈機1は、上下方向の軸周りで水平(地面と平行)に回転された刈刃20により、芝を刈る動作を行う(ロータリー刃型)。
作業者は、ハンドル4を介してベース2を前方へ押すことで、車輪5を介して芝刈機1を芝の生えた地面上で走行させ、芝を切り揃えて芝面を整える。刈られた芝は、集草カゴ7に集められる。
このとき、ブラシレスモータ21では、ステータ23が、回り止め部としての突条48A1,48A2,48Bを貫通するネジによって、ベース28に組み付けられるモータケース22に対して回り止めされるので、公差による影響が小さく、精度の良い回り止めが可能となる。又、ブラシレスモータ21の固定において、高い強度が得られる。特に、ネジがステータコア40を直接貫通するため、ステータコア40の外側で上ケース26及び下ケース27をネジで連結する構造に比べて、撓みが生じ難くなっている。
更に、コイル45を形成するワイヤ115A〜115Cは、互いに交差しないので、接触による削れが生じ難くなり、耐久性が高まる。
又、ロータ24では、回転軸25の外周に綾目ローレット25aが設けられているので、樹脂56の食いつきが良くなって回転方向及び軸方向のスリップトルクが高くなり、刈刃20の回転によって負荷が大きくなっても回転軸25とロータコア55との一体性は保たれる。
更に、回転軸25の回転により遠心ファン35が回転して周囲の空気を径方向外方に押し出すことで、本体3外側から、その隙間及びモータカバー29の隙間並びにモータアセンブリ16外部を通り、遠心ファン35及びその径方向外方の本体ハウジング10の排気口に至る空気の流れ(風)が形成される。
この風により、芝刈機1の内部機構が冷却される。
又、モータアセンブリ16において、第1の長さを有する電源先端線100U〜100Vは、閉端接続子120U〜120Vによって、コントローラ15に至る電源リード線121U〜121Vと着脱可能に接続される。よって、モータアセンブリ16は、芝刈機1以外の電動作業機(例えばチェーンソー,ブロワ)で用いられる場合であっても、第2の長さの電源先端線100U〜100Vを有するものとされ、機器等の設計及び運搬等の管理等が容易である。即ち、芝刈機1の場合、電源先端線100U〜100Vの先端からコントローラ15までの道程(配線)に対応する第1の長さの電源リード線121U〜121Vが用意されれば良いし、他の機器の場合、電源先端線100U〜100Vの先端からその機器のコントローラ15(接続対象)までの道程に対応する第2の長さの電源リード線121U〜121Vが用意されれば良く、即ち機器に応じた長さの電源リード線121U〜121Vが機器毎に用意されれば良く、機器に応じた長さの電源先端線100U〜100Vが用意される場合に比べてモータアセンブリ16の設計及び管理等が容易である。機器の例としては、エア工具駆動用のエアをモータアセンブリ16駆動のポンプによる空気の圧縮により生成し供給するコンプレッサー、あるいは荷台及びモータアセンブリ16駆動の車輪を有する運搬車等が挙げられる。
同様に、モータアセンブリ16における特定の長さを有する信号線109は、第1コネクタ122及び第2コネクタ(コネクタ)によって、コントローラ15に至る信号リード線と着脱可能に接続されるため、モータアセンブリ16の設計及び管理等がより容易になる。
尚、補修においても、電源リード線121U〜121V及び信号線109が第1の長さ又は第2の長さを有しているので、モータアセンブリ16は故障時等においてそのまま交換可能である。
続いて、かような芝刈機1が奏し得る作用効果が説明される。
芝刈機1は、ステータ23と、ステータ23に対して回転可能であって、ステータ23の内周側に配置されているロータ24と、ステータ23の両側に配置され、ステータ23の両側を閉塞するモータケース22と、ロータ24により駆動されるスピンドル17と、ステータ23に給電するための電源先端線100U〜100V及び第1〜第3金具97U〜97Vと、電源先端線100U〜100Vの先端に保持され、ステータ23に給電するための電源リード線121U〜121Vと係合可能な電源端子と、を備えている。よって、ステータ23の両端を閉塞するモータケース22を有していながら、電源先端線100U〜100V等のリード線等が扱い易いモータアセンブリ16を備えた電動作業機が提供される。
又、電源リード線121U〜121Vと係合可能な電源端子は、閉端接続子120U〜120Vである。よって、電源リード線121U〜121Vは、電源先端線100U〜100Vに対して容易に着脱される。
[第1形態の変更例]
尚、本発明は上記第1形態及びその変更例に限定されず、例えば次のような変更が更に適宜施される。
モータケース22は、上下に分割されないケースであっても良いし、3分割以上とされていても良いし、省略されても良い。
ティース41及びコイル45は、11個以下あるいは13個以上であっても良い。コイル45の回路は、各相3並列以下あるいは5並列以上のデルタ結線であっても良いし、直列接続を含むデルタ結線であっても良いし、スター結線であっても良い。
モータは、ブラシレスモータ21に代えて、ブラシ付きモータ等の他のモータが用いられても良い。
バッテリ装着部12に代えて電源コードが設けられて商用電源駆動とされたり、各種のネジ及びネジ孔等の数が増減されたり、各種の係合部、接続部、ネジ止め部、保持部、及び取り付け部の少なくとも何れかが他の構造あるいは形式のものに変更されたり、マイコン及びスイッチング素子の少なくとも何れかがセンサ回路基板47に搭載されたり、各種のケース及びハウジングの少なくとも何れかの材質が樹脂、アルミニウム(アルミニウム合金を含む)等の金属、及びこれらの複合体等に変更されたりする等、各種部材、部分の個数、設置の有無、材質、配置、構造、及び形式の少なくとも何れか等は、適宜変更されても良い。
更に、刈刃20が左右方向を軸方向としてその周りで回転する円筒状のリール刃であるリール刃型を始めとする他の形式の芝刈機、ひいては他の電動作業機等に、本発明が適用されても良い。例えば、本発明は、高出力の製品に適用され、電動工具の内のアングルドリル、ハンマ、ハンマドリル、マルノコ、レシプロソーあるいはグラインダ、又は園芸工具の内のチェーンソー、ヘッジトリマ、ブロワ、草刈機若しくは生垣バリカン、あるいはエアを動力とするエア工具用の空気圧縮機に適用される。エア工具用の空気圧縮機のように、作業を行う作業機を作動させるための電動機器は、電動作業機に含められる。
本発明の上述の効果は、特に、比較的大型のブラシレスモータ(ステータコア120の外径(直径)が例えば80ミリメートル以上)において顕著に発揮される。
[第2形態]
本発明の第2形態は、短絡部材及び電源リード線の形態を除き、第1形態と同様に成る。第1形態と同様に成る部材及び部分については、同一の符号が付され、適宜説明が省略される。
図11は、本発明の第2形態に係る芝刈機の図4に相当する図である。図12は、図11の開蓋斜視図である。図13,図14は、本発明の第2形態に係る芝刈機の図5,図7に相当する図である。図15は、図14の短絡部材の分解斜視図である。図16〜図18は、図14の短絡部材における第1〜第3金具の(A)上面図,(B)分解上面図である。
当該芝刈機のモータアセンブリ216のブラシレスモータ231におけるステータ233の短絡部材246は、第1形態の電源先端線100U〜100V、各溶接部101及び各透孔102を備えない。
短絡部材246の第1〜第3金具297U〜297Vは、上面視“C”字状の帯板部分の一端から径方向外方へ帯状に延びる電源先端板200U〜200Vをそれぞれ備えている。電源先端板200U〜200Vの先端部(径方向外側の端部)には、ネジ219U〜219Vが入るネジ孔部201U〜201Vが、それぞれ形成されている。
短絡部材246は、ネジ孔部201U〜201Vの上面が露出した状態で電源先端板200U〜200Vを覆う電源端子部202(電源端子)を有している。電源端子部202は、径方向外方に突出している。電源端子部202の中央部は、他の部分より細く括れた括れ部202aとなっている。電源端子部202の括れ部202aの周囲には、上ケース26のスリット72周囲の壁部が入る。電源端子部202の括れ部202aの太さは、スリット72の大きさと同様である。よって、電源端子部202は、上ケース26に保持されている。又、上ケース26は、第1形態のものを使用可能であり、型による形成時に同じ型が使用可能である等、低コストである。
電源端子部202は、ネジ孔部201U〜201Vの径方向内側において、上面及びその両隣接面の三面にわたり内方に凹む溝203を備えている。即ち、溝203は、電源端子部202の上面において水平な弧状に延びて下方に凹んでおり、その両脇において上下に延びて内方に凹んでいる。溝203には、ネジ219U〜219V及びネジ孔部201U〜201Vを覆うキャップ282の内壁部が入っている。キャップ282は、樹脂(絶縁材)製であり、下方及び後方に開いた箱状であって、電源端子部202の角部に係止する係止孔283を両側に有しており、電源端子部202に対して着脱可能とされている。
ブラシレスモータ231のステータコア240の外面であって、電源端子部202の下側に位置する部分には、電源端子部202の下部と同様に径方向外方に突出する突体204が一体形成されている。突体204の上面周縁部は、キャップ282の下部に接触している。尚、突体204は、省略されても良い。
電源端子部202におけるネジ孔部201U,201Vの間、及びネジ孔部201V,201Wの間には、これらを区切るように上方に延びる樹脂製の壁体205が、それぞれ短絡部材246の樹脂部分の一部として形成されている。
又、電源端子部202内には、ネジ219U〜219Vを入れ込むためのネジボス206が埋め込まれている(図15)。
電源端子部202には、電源リード線221U〜221Vを有する電源リード線ユニット218が係合可能である。
電源リード線ユニット218は、断面“]”字状である樹脂製のベース部222と、ベース部222の上面部においてそれぞれ露出するネジ孔部220U〜220V及びベース部222の下面部からネジ孔部220U〜220Vと逆方向である径方向外方に突出する接続部223U〜223Vを有しておりベース部222において互いに接触しない状態で埋め込まれる電源リード線側端子224U〜224Vと、接続部223U〜223Vに対してそれぞれ電気的に接続(ハンダ付け)される電源リード線221U〜221Vと、を備えている。尚、接続部223U〜223Vをそれぞれ覆う被覆(樹脂チューブあるいは樹脂粘着テープ等)が設けられても良い。
電源リード線ユニット218は、次のようにして電源端子部202に接続される。
即ち、ベース部222が電源端子部202を挟むように配置される。このとき、電源端子部202のネジ孔部201U〜201Vに、ベース部222から露出するネジ孔部220U〜220Vがそれぞれ重なる。又、ネジ孔部220U〜220Vは、一対の壁体205によりそれぞれ区切られる。
次いで、ネジ219U〜219Vがネジ孔部220U〜220V,201U〜201Vを通過した状態で電源端子部202に入れ込まれ、ネジ孔部220U〜220V,201U〜201Vが互いに接触し電気的に接続された状態で固定される。
そして、キャップ282が被せられ、ネジ孔部220U〜220V,201U〜201V、及びネジ219U〜219Vが保護される。
電源リード線221U〜221Vは、コントローラ15に接続されている。電源リード線ユニット218は、電源リード線221U〜221Vがその先端(接続部223U〜223V)からコントローラ15までの道程(配線)に対応する長さを有するように、機器毎に用意される。
電源リード線ユニット218は、コントローラ15(接続対象)側に配置された、コイル45(ステータ233)に給電するためのものである。又、電源先端板200U〜200V付きの第1〜第3金具297U〜297Vは、モータアセンブリ16側に配置された、コイル45(ステータ233)に給電するためのもの(電源線)である。
電源リード線221U〜221Vは、電源リード線側端子224U〜224Vのネジ孔部220U〜220Vに入るネジ219U〜219Vにより、電源先端板200U〜200Vのネジ孔部201U〜201Vを介して着脱可能に接続される。
又、第1〜第3金具297U〜297Vは、それぞれ弧状の帯板の組合せにより形成されている。
即ち、まず第1金具297Uは、特に図16(B)に示されるように、電源先端板200Uにつながる先端帯板298Uと、これにつながる中間帯板299Uと、これにつながる基端帯板300Uと、を有する。中間帯板299Uの両端及び電源先端板200Uにおけるネジ孔部201Uと反対側の端部には、凸部が形成されており、先端帯板298U及び基端帯板300Uの両端には、当該凸部が係止可能な凹部が形成されている。凸部と凹部との係止により、凸部を有する部材と凹部を有する部材の導通が確保される。尚、凸部と凹部との配置が入れ替えられても良い。
先端帯板298U及び基端帯板300Uは、一対の突出片98及びヒュージング端子99を有している。
先端帯板298U及び基端帯板300Uは、同形状であり、第1金具297Uの中心点に対して点対称に配置される。
先端帯板298U及び基端帯板300U、並びに中間帯板299Uは、一枚の鋼板からパンチング等により切り出されて形成される。これらは、鋼板において“(((”のように同じ向きで配置可能であり、円周の約3/4を占める第1金具297Uの全体を一枚の鋼板から切り出す場合に比べて効率良く配置可能である。このため、鋼板全体に対する先端帯板298U等として利用される部分の割合が大きくなり、鋼板の無駄が少なくなる。又、第1形態の電源先端線100Uに代えて電源先端板200Uが容易に付加可能である。電源先端板200Uは、先端帯板298U及び基端帯板300U並びに中間帯板299Uと同様に形成可能である。ヒュージング端子99及び電源先端板200Uは、切り出し後に折り曲げが施されて形成が完了する。
又、第2金具297Wは、特に図17(B)に示されるように、電源先端板200Wにつながる先端帯板298Wと、これにつながる中間帯板299Wと、これにつながる基端帯板300Wと、を有し、第1金具297Uと同様に形成される。
更に、第3金具297Vは、特に図18(B)に示されるように、電源先端板200Vにつながる先端帯板298Vと、これにつながる中間帯板299Vと、これにつながる基端帯板300Vと、を有し、第1金具297Uと同様に形成される。
第2形態に係る芝刈機は、ステータ233と、ステータ233に対して回転可能であって、ステータ233の内周側に配置されているロータ24と、ステータ233の両側に配置され、ステータ233の両側を閉塞するモータケース22と、ロータ24により駆動されるスピンドル17と、ステータ233に給電するための電源先端板200U〜200V及び第1〜第3金具297U〜297Vと、電源先端板200U〜200Vの先端に保持され、ステータ233に給電するための電源リード線221U〜221Vと係合可能な電源端子と、を備えている。よって、ステータ23の両端を閉塞するモータケース22を有していながら、電源先端板200U〜200V等が扱い易いモータアセンブリ16を備えた電動作業機が提供される。
即ち、モータアセンブリ216が運搬される場合等において、電源リード線221U〜221Vがモータアセンブリ216と一体であるときに比べ、電源リード線221U〜221Vの断線を防止する手段を施す必要がなく、取り扱いが容易である。又、電源リード線ユニット218の電源リード線221U〜221Vの長さが機器毎に用意されるだけで、モータアセンブリ216は、電源端子部202付きのものとしてそのまま各種の機器に用いることができる。
又、電源端子は、モータケース22に保持されている。よって、モータアセンブリ216単体においては電源リード線221U〜221Vが引き出されておらず、電源リード線221U〜221V等の断線が防止されるし、モータアセンブリ216の取り扱い及び機器への設置が更に容易である。
更に、電源端子は、電源先端板200U〜200Vの先端に形成されたネジ孔部201U〜201Vを有する電源端子部202である。よって、電源リード線221U〜221Vを有する電源リード線ユニット218は、ネジ219U〜219Vにより、電源端子部202に対して容易に着脱可能である。
加えて、ステータ233に給電するための電源先端板200U〜200V及び第1〜第3金具297U〜297V(電源線)は、複数の弧状の帯板(先端帯板298U〜298V,中間帯板299U〜299V,基端帯板300U〜300V)の組合せを含む第1〜第3金具297U〜297V(板金部材)を有している。よって、電源線が効率良く形成される。
[第2形態の変更例]
尚、上記第2形態は、第1形態と同様の変更例を適宜有する。
又、信号線109及び第1コネクタ122は、電源端子部202と同様に、モータケース22に保持される信号端子部とされても良い。例えば、信号線109が短くされ、第1コネクタ122が上ケース26に保持されても良い。又、信号線109の少なくとも一部が信号帯板により形成されても良い。
1・・芝刈機(園芸工具,電動作業機)、17・・スピンドル(先端工具保持部)、22・・モータケース(ケース)、23,233・・ステータ、24・・ロータ、97U〜97V,297U〜297V・・第1〜第3金具(電源線,板金部材)、100U〜100V・・電源先端線(電源線)、120U〜120V・・閉端接続子(電源端子)、121U〜121V,221U〜221V・・電源リード線、200U〜200V・・電源先端板(電源線)、201U〜201V・・ネジ孔部、202・・電源端子部(電源端子)、298U〜298V・・先端帯板(帯板),299U〜299V・・中間帯板(帯板),300U〜300V・・基端帯板(帯板)。

Claims (5)

  1. ステータと、
    前記ステータに対して回転可能であって、前記ステータの内周側に配置されているロータと、
    前記ステータの両側に配置され、前記ステータの両側を閉塞するケースと、
    前記ロータにより駆動される先端工具保持部と、
    前記ステータに給電するための電源線と、
    前記電源線の先端に保持され、前記ステータに給電するための電源リード線と係合可能な電源端子と、
    を備えている
    ことを特徴とする電動作業機。
  2. 前記電源端子は、前記ケースに保持されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動作業機。
  3. 前記電源端子は、閉端接続子である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動作業機。
  4. 前記電源端子は、電源先端板の先端に形成されたネジ孔部を有する電源端子部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動作業機。
  5. 前記電源線は、複数の弧状の帯板の組合せを含む板金部材を有している
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の電動作業機。
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