JP2020182132A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 効率的なタイミングで異物除去を行うことを提供すること。【解決手段】 撮像装置は、撮像素子(20)を有する撮像素子ユニット(43)と、撮像素子ユニットの受光面に付着した異物を除去する異物除去手段(19,40)と、シャッタ制御手段(32)と、シャッタ動作に応じたシャッタカウント値を取得するシャッタカウント手段(31)と、シャッタカウント値に基づいて異物除去手段に異物除去を実行させるか否かを判定する判定手段(42)と、判定手段の判定結果に基づいて前記異物除去手段に異物除去を実行させる制御手段(42)と、を備える。【選択図】 図5

Description

本発明は撮像装置及び撮像装置の制御方法に関し、特に撮像素子ユニットの受光面に付着した異物などの異物を除去するごみ除去機能に関するものである。
画像信号を電気信号に変換して撮像するデジタルカメラ等の撮像装置では、撮影する光束をCCDやCMOS等の撮像素子で受光し、その撮像素子から出力される光電変換信号を画像データに変換してメモリカード等の記録媒体に記録する。このような撮像装置では、一般的に、撮像素子の前面側にローパスフィルタや、赤外カットフィルタなどの光学素子が配置され、撮像素子ユニットの受光面を構成している。撮像素子ユニットの受光面に異物が付着すると、その付着部分が黒い点となって撮影画像に写り込み、画質の低下をもたらす。
このような現象を回避する為に、ミラーボックスを密封構造にした撮像装置が提案されている。また、撮像素子ユニットの受光面側に配された、光を透過する防塵部材を圧電素子で振動させることで、防塵部材の表面に付着した異物等の異物を除去する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、撮影中もしくは撮影動作実行可能な状況をさけながら、所定時間以上の間隔で自動的に異物等の異物を除去する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−319222号公報 特開2016−208146号公報
一般的に、シャッタを物理的に動作させるとカメラ内で異物等の異物が付着しやすくなる。しかしながら、上述の特許文献2の撮像装置では、時刻で異物除を行うタイミングを制御するため、ユーザーがカメラでどのくらい撮影をしたかに関わらず、所定時間経過すると異物除去を実行する。よって、何も撮影をしておらず異物等の異物が新たに付着する可能性が低い状態にあっても、所定の時間が経過すると、異物除去を実行するため、無駄な異物除去をしてしまう可能性がある。
そこで、本発明の目的は、効率的なタイミングで異物除去を行うことを提供することである。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮像素子を有する撮像素子ユニットと、前記撮像素子ユニットの受光面に付着した異物を除去する異物除去手段と、シャッタ制御手段と、前記シャッタ動作に応じたシャッタカウント値を取得するシャッタカウント手段と、前記シャッタカウント手段が取得するシャッタカウント値を取得し、取得したシャッタカウント値に基づいてか否かを判定する第1の判定を行う判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記異物除去手段に異物除去を実行させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のその他の側面については、以下で説明する実施の形態で明らかにする。
本発明によれば、効率的なタイミングで異物除去を行うことを提供することができる。
実施例1におけるデジタル一眼レフカメラの構成を示すブロック図である。 図1に示すデジタル一眼レフカメラの外観図である。 実施例1のデジタル一眼レフカメラにおける撮像素子ユニットの構成を示す分解斜視図である。 図3に示す撮像素子ユニットの平面図である。 実施例1における異物除去処理に関するフローチャートである。 実施例2における異物除去処理に関するフローチャートである。 実施例3における異物除去処理に関するフローチャートである。 実施例4における異物除去処理に関するフローチャートである。 実施例5における異物除去処理に関するフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
実施例1では、本発明をレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラに適用した場合について説明をする。
図1及び図2を参照して、デジタル一眼レフカメラの全体構成について説明する。
図1は第1の実施例に係るデジタル一眼レフカメラシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すレンズ交換式の電子スチルカメラシステムは、交換可能な撮影レンズであるレンズユニット100とカメラ本体200とで構成される。
レンズユニット100は、絞り1と絞りの駆動を制御する絞り駆動回路2と撮影光学系の焦点を制御するAF駆動回路3と、レンズユニット100全体を制御するレンズシステム制御回路4と撮影光学系を構成するレンズ5と通信端子6とを備える。撮影光学系は、通常複数枚のレンズから構成されることが多いが、図1では便宜上1枚のレンズで示している。通信端子6は、レンズユニット100がカメラ本体200と通信を行う為の通信端子である。レンズユニット100は、この通信端子6及びカメラ本体側の通信端子10を介してカメラ本体200のマイクロコンピュータ42と通信する。そして、マイクロコンピュータ42からの制御に基づき、レンズシステム制御回路4は絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行うと共に、AF駆動回路3を介してレンズ5の位置を変位させて焦点を制御する。
カメラ本体200はマイクロコンピュータ42を備え、マイクロコンピュータ42が各種センサからの出力およびユーザ操作に基づいて各制御回路を制御することにより、カメラ全体を制御する。カメラ本体200は、自動露出(AE)機能を備え、AEセンサー15を用いて、レンズユニット100を通した被写体の輝度を測光し、マイクロコンピュータ42に測光値を出力する。また、カメラ本体200はオートフォーカス(AF)機能も備え、AFセンサー11により取得した信号をマイクロコンピュータ42に出力し、マイクロコンピュータ42が入力信号に基づいてデフォーカス量情報を取得する。マイクロコンピュータ42は測光値及びデフォーカス量情報に基づいて、レンズユニット100の絞り1及びレンズ5をそれぞれ制御する。
クイックリターンミラー12は、露光の際にはマイクロコンピュータ42の制御により、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。撮影者は、ペンタプリズム14及び光学ファインダ16を介してフォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット100を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
フォーカルプレーンシャッタ(メカニカルシャッタ)17は不図示の先幕、及び、後幕を有し、シャッタ制御回路32により駆動を制御される。マイクロコンピュータ42はシャッタ制御回路32を介してフォーカルプレーンシャッタ17を制御することで撮像素子20の露光時間を自由に制御することができる。また、シャッタ制御回路32はシャッタ回数検出回路31に接続されており、シャッタ回数検出回路31によって検出されたシャッタカウント値の情報をマイクロコンピュータ42へ通知する。シャッタ回数検出回路31は、シャッタ制御回路32が動作したことを検出し、シャッタの動作回数をインクリメントする。取得したシャッタカウント値の情報は、シャッタ制御回路32を介してマイクロコンピュータ42に出力され、マイクロコンピュータ42がシャッタカウント値に基づいて異物除去処理を行うか否かを判定する(第1の判定)。マイクロコンピュータ42はさらに、第1の判定の判定結果に基づいて、後述する異物除去を行う。シャッタカウント値はシャッタが動作した回数を示す値であればシャッタが動作した回数そのものを表す値でなくてもよい。また、フォーカルプレーンシャッタ17が物理的に動作することが受光面への異物の付着の一因となる。よって、ファインダモードからライブビューモードに遷移する際や、ライブビューモードからファインダモードに遷移する際にシャッタの動作が行われた場合にもシャッターカウントをインクリメントしてもよい。さらに、ライブビューモードに遷移して先幕のみが移動した状態ではインクリメントせずに、その後に、ライブビューモードが解除された際に後幕も移動したタイミングで1つカウンタを上げるように制御してもよい。また、シャッタ制御回路32が電子シャッタを制御することで撮影を行うことが可能な場合、撮影を行った場合でも、それがフォーカルプレーンシャッタ17が動作しない撮影の場合は、シャッターカウントをインクリメントしないようにしてもよい。一方で、上述のように撮影回数とシャッタが動作した回数とは必ずしも完全に一致しないことがあるが、撮影回数は概ねシャッタ回数を示すと考えられるため、撮影回数をシャッタカウント値として用いることもできる。ここで、撮影とは、レリーズ釦201の全押しのような撮影指示に基づいて、設定された露光条件により露光を行い、取得された画像信号に基づく画像が後で再生できるように記録する処理のことを指すものとする。
撮像素子ユニット43は、光学フィルタ18と撮像素子20とを備える。
光学フィルタ18は、一般的にローパスフィルタなどから構成され、フォーカルプレーンシャッタ17より入射する光の高周波成分をカットして、撮像素子20に被写体像を導光する。
撮像素子20としては、一般的にCCDやCMOS等の撮像素子が用いられ、レンズユニット100を通して撮像素子20上に結像された被写体像を光電変換して電気信号として取り込み、A/D変換回路21に出力する。A/D変換回路21は、撮像素子20によって電気信号に変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、取得したデジタル信号を画像処理回路22へ出力する。
画像処理回路22は、A/D変換回路21によってデジタル信号に変換された画像データに対して、フィルタ処理、色変換処理、ガンマ/ニー処理を行い、メモリコントローラ26に出力する。画像処理回路22は、D/A変換回路も内蔵しており、A/D変換回路21からのデジタル画像データやメモリコントローラ26から入力される画像データをアナログ信号に変換して、画像表示部駆動回路23を介して画像表示部24に出力することが可能である。この画像処理回路22による画像処理及び表示処理は、マイクロコンピュータ42により切り替えられる。また、マイクロコンピュータ42は、撮影画像のカラーバランス情報を基にホワイトバランスの調整を行う。尚、本発明及び本明細書では、撮像素子20により取得された電気信号およびそれを変換、加工した信号をまとめて画像信号と呼ぶ。つまり撮像素子20からA/D変換回路21へ出力される信号も、A/D変換回路21から画像処理回路22へ出力される信号も、画像処理回路22からメモリコントローラ26へ出力される信号も、画像表示部駆動回路23へ出力される信号も画像信号と呼ぶ。
画像表示部駆動回路23は、撮像素子20により取得された画像信号に基づく画像を表示させるように、画像表示部24を制御する表示制御手段である。また、画像表示部は、液晶表示部であってもよいし、EL素子を用いた表示部であってもよい。
メモリコントローラ26は、画像処理回路22から入力された未処理の画像データをバッファメモリ25に格納したり、電源をオフにしても記憶しておくべき設定値を不揮発性メモリ36に格納したり、画像処理済みの画像データを記録媒体27に格納したりする。逆に、バッファメモリ25や記録媒体27から画像データを取り込んで画像処理回路22への出力も行う。また、メモリコントローラ26は、外部インターフェース28を介して送られてくる画像データを記録媒体27に格納する。逆に記録媒体27に格納されている画像データを、外部インターフェース28を介して外部に出力することも可能である。なお、インターフェース28としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)や、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)規格のものを用いることができる。勿論、これら以外の規格のものを用いても良く、無線通信であっても構わない。記録媒体27は、着脱可能であっても無くても構わないが、ここでは着脱可能なメモリとする。
電源制御回路35は、電力はAC電源部29もしくは2次電池部30より供給され、マイクロコンピュータ42から指示を受けて電源のオンオフを行う。電源制御回路35は、更に、電源状態検知回路34により検知された現在の電源状態の情報や電源種類検知回路33により検知された現在の電源の種類の情報をマイクロコンピュータ42に通知する。
撮影モード制御回路38は、ユーザーによって操作された撮影モードがユーザー操作検知回路41によって検知された時に、検知された撮影モードに応じた指示をマイクロコンピュータ42から受ける。撮影モード制御回路38は、この指示に従って撮影モードを制御する。また、撮影モード制御回路38には撮影モード検知回路37が接続され、この回路から現在設定されている撮影モード情報を取得し、マイクロコンピュータ42に通知する。
圧電素子19は、撮像素子ユニットの受光面である光学フィルタ18に接続されており、光学フィルタ18を振動させることで光学フィルタ18に付着した異物などの異物を除去する異物除去手段として機能する。圧電素子19としては、例えば、圧電体と内部電極とを交互に積層してなる積層型の圧電素子を用いることができる。圧電体間には内部電極が配されているが、この内部電極は金属材料で形成しているので、内部電極を通じて各圧電体に所定の電圧を印加し、圧電体を逆圧電効果による変位を起こさせる作用を有する。
光学フィルタ振動制御回路40は圧電素子19を振動させる回路である。光学フィルタ振動制御回路40は、圧電素子19の振動の振幅、振動時間、振動方向がそれぞれ所定の値となるように、マイクロコンピュータ42の指示に従って圧電素子19を振動させる。なお、圧電素子19の駆動の仕方については詳細に後述する。
図2は、図1のデジタル一眼レフカメラシステムの外観図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。なお、図1と共通する部分には同じ記号を付している。
カメラ本体200は、ユーザ操作を受け付けるための部材を備える。本実施例では、ユーザ操作を受け付けるための部材は、レリーズ釦201、モードダイヤル202、電子ダイヤル203、十字キー204a、b及び選択釦204c、電源スイッチ205、スイッチ群206、ライブビューモード切り替えボタン207である。
レリーズ釦201が半押しされたことがユーザー操作検知回路41により検知されると、AEセンサー15を用いて被写体の輝度を測定し測光を開始して、シャッター秒時や絞り値を演算する。次に、AFセンサー11を用いて、被写体のデフォーカス量を検出する。そして、カメラ本体200側及びレンズユニット100側それぞれの通信端子6、10を用いてレンズユニット100と通信し、レンズシステム制御回路4を介してAF駆動回路3を用いて、レンズ5を合焦位置に駆動する。その後、レリーズ釦201が完全に押されると、クイックリターンミラー12がミラーアップ状態になると共に、レンズシステム制御回路4により絞り駆動回路2を介して、演算された絞り値になるように絞り1が制御される。その後、露光が開始されると、入射光の内、光学フィルタ18によりある特定の周波数成分がカットされた後、撮像素子20に入射し、光電変換された画像信号を取り込む。取り込まれたアナログ信号はA/D変換回路21によりデジタル信号に変換され、画像処理回路22により、設定されているISO値に基づいて画像処理が行われる。画像処理が行われた画像データは、メモリコントローラ26を介して、一旦バッファメモリ25に書き込まれ、その後、記録媒体27に書き込まれたり、インターフェース28を介して外部に送信されたりする。ただし、レリーズ釦201が完全に押された際に、シャッタ制御回路32はフォーカルプレーンシャッタ17を物理的に動かす場合もあるが、動かさずに、撮像素子を電子的に制御して(電子シャッタ)撮影する場合もある。
モードダイヤル202は、カメラのモードの設定を行う為のダイヤルであり、ユーザーは、このモードダイヤルを回すことで、スポーツモードや風景モードなど、カメラが有する各種モードの設定を行うことができる。電子ダイヤル203は、シャッター速度や絞りなどの撮影のための各種設定値を設定するためのダイヤルである。ユーザーは、この電子ダイヤルを回すことで各種設定値を設定することができる。また、ユーザは、画像表示部24に表示されている設定内容やサムネイル画像などの選択を行う際、十字キー204aを押下することにより、左右方向に選択範囲が動き、十字キー204bを押下することにより、上下方向に選択範囲が動く。また、選択された箇所で選択釦204cを押下することにより、選択した内容を設定することができる。さらに、カメラ本体200は電源スイッチ205を備え、ユーザは電源スイッチ205を回すことで電源のON/OFFを行う。また、カメラ本体200はスイッチ群206を備える。スイッチ群206には、カメラ内外の記録媒体に保存されている画像を液晶表示部に表示させる再生指示釦や、各種設定画面を画像表示部24に表示させる為の設定画面表示指示釦などがある。ユーザーはこれらのスイッチを押下することにより、各種設定を行う為の画面を表示させたり、撮影画像の確認を行ったりすることなどが可能となる。
また、ユーザはライブビューモード切り替えボタン207を押下することで、ファインダモードからライブビューモードに切り替えたり、ライブビューモードからファインダモードへ切り替えたりすることができる。ファインダモードとは、ユーザがペンタプリズム14及びファインダ16を介してフォーカシングスクリーン13を観察可能なモードであり、ユーザが観察する撮影範囲は撮像素子20の影響を受けない。一方、ライブビューモードに切り替えると、フォーカルプレーンシャッタ17の先幕が下がり、さらに、クイックリターンミラー12はミラーアップ状態となり、撮像素子20へと光束を導くようになる。そして、撮影の間にも所定の周期で露光を行い、露光により得られた画像信号に基づく画像を(ライブビュー映像)を画像表示部に順次表示するため、ユーザは画像表示部24を見ながら撮影をすることが可能となる。しかしながら、ユーザが観察する映像は撮像素子20の影響を受けるため、例えば、撮像素子20の上流に配置された光学フィルタ18を振動させると画像表示部24に表示される画像が乱れる可能性がある。
次に、本実施例における撮像素子ユニットのメカ構成について、図3及び図4を用いて説明する。
図3は、光学フィルタ18及び撮像素子20を有する撮像素子ユニットの詳細な構成を示す斜視図である。
撮像素子ユニットは、光学フィルタ保持ユニット470と、撮像素子保持ユニット500および、光学フィルタ保持ユニット470と撮像素子保持ユニット500の間に挟まれたゴムシート520を備える。
光学フィルタ保持ユニット470は、光学フィルタ保持部材420と規制部材460とで光学フィルタ18を挟み込み、光学フィルタ18の外周部を弾性部材450で密閉することで、光学フィルタを保持する。光学フィルタ保持部材420は樹脂または金属で構成することができる。規制部材460は、光学フィルタ18を光軸直交方向に、光学フィルタ保持部材420とで挟み込み、光軸と直交する方向に規制する板状の部材であり、周囲を光学フィルタ保持部材420に引掛けるように固定する。固定に際しては、光学フィルタ18が光軸方向にも振動可能なように、振幅を考慮して隙間を設けている。
圧電素子19は、電圧印加による伸縮方向が光軸と直交する方向(カメラ天地方向)に保持されている。圧電素子19は光学フィルタ保持部材420と接着されており、光学フィルタ18とは接着させない。光学フィルタ18の一端は圧電素子19と当接し、対向するもう一端は付勢部材440と当接する。付勢部材440は、光学フィルタ18の運動が圧電素子19の伸縮運動に追随するように、光学フィルタ18を圧電素子19に対して光軸に略直交する方向に付勢する。付勢部材440は、弾性体であれば、金属によって形成される板バネやコイルバネを用いてもよいし、ゴムやプラスチックなどの高分子重合体を用いてもよい。
上述したように、光学フィルタ保持部材420に対して、光学フィルタ18を圧電素子19と付勢部材440によって揺動自在に保持する。そして、光学フィルタ18の外周部を枠状の弾性部材450で揺動自在に密閉し、規制部材460で固定する。このようにして光学フィルタ保持ユニット470を構成する。光学フィルタ保持ユニット470の光学フィルタ保持部材420の腕部は、弾性を有するゴムシート520を挟み込むように、撮像素子保持ユニット500の撮像素子保持部材510に対して段ビス530で結合される。
図4は光学フィルタ保持ユニット470の正面図である。
図4において、420aは光学フィルタ18の周囲を囲む枠部であり、420bは取付け保持のための腕部である。いずれも光学フィルタ保持部材420を構成する部材であり、枠部420aの一辺に圧電素子19を収納する収納部421が設けられており、圧電素子19の一端を接着等により固着する。
また、収納部421に対向する側にはバネ性を有する付勢部材440を収納する収納部422が設けられており、光学フィルタ18を圧電素子19の方向に付勢するように構成される。すなわち、光学フィルタ保持部材420に対して、光学フィルタ18は圧電素子19と付勢部材440とで略同一平面内方向で挟み込むように配置され、付勢部材440は、光学フィルタ18の運動が圧電素子19の伸縮運動に追随するようになっている。
なお、図3及び図4では、分かり易く説明するために光軸に対して図2のX軸方向に光学フィルタ18を振動させる場合の構成についてのみ示している。しかしながら、本発明では、図2のY軸及びZ軸方向に振動させるための圧電素子及び付勢部材がそれぞれ設けられており、3方向への振動制御を行うことが可能である。このように3方向に振動させることにより、例えばZ軸(光軸)方向の1方向だけに光学フィルタ18を振動させる場合に比べて、より効果的に異物を除去することが可能になる。また、振動軸の方向は3軸に限るものではなく、3軸以外の複数軸方向に振動可能なように、光学フィルタ18の形状や圧電素子の数などを適宜変更することも可能である。
次に、図3及び図4に示す撮像素子ユニット43の受光面を振動させることにより、異物を除去する異物除去処理について説明する。
ローパスフィルタ保持部材420に接続されている圧電素子19に対して、光学フィルタ振動制御回路40がマイクロコンピュータ42の制御に従って所定の周期電圧を印加すると、圧電素子19は光軸と略直角方向(ここでは図2のX軸方向)に振動する。また、不図示の圧電素子も光学フィルタ振動制御回路40により印加される周期電圧に応じて振動する。これにより、圧電素子19からの振動はローパスフィルタ保持部材420を介して光学フィルタ18へ伝わり、光学フィルタ18が振動することで光学フィルタ表面(撮像素子ユニットの受光面)に付着した異物を除去することができる。
また、上述した通り、光学フィルタ保持部材420と撮像素子20との間をゴムシート520で、光学フィルタ18と光学フィルタ保持部材420との間を圧電素子19と弾性部材450とで封止している。このため、光学フィルタ18と撮像素子20の空間は、ゴミ等が侵入しないような密閉空間であり、また、光学フィルタ保持ユニット470の振動はゴムシート520によって吸収され、撮像素子20にほとんど伝わらない構造となっている。これらの構成により、圧電素子19が振動しても、撮像素子20はほとんど振動せずに光学フィルタ18のみが振動する。このため、被振動物の質量を小さくする、つまり、ほぼ光学フィルタ18の質量のみにすることができ、より少ないエネルギーで光学フィルタ18に振動を起こすことが可能となる。
次に、図5のフローチャートを用いて、本実施例における異物除去処理のフローを説明する。ここでは、シャッター動作に応じたカウント値を利用することで、効率的なタイミングで異物除去を行うことを可能にする方法について説明をする。本実施例において、図5に示した各フローチャートは、カメラ本体200の電源がONされると撮影処理と独立して実行され、電源がOFFされるまで所定の周期で繰り返し実行される。
まず、図5の(a)にて、シャッタ回数検出回路31によるシャッターカウント値のカウントのフローを説明する。まず、ステップS501にて、シャッタ回数検出回路31からの出力に基づいてシャッター動作が行われたかを判断する。動作したと判定した場合は、ステップS502に進み、シャッターカウント値をインクリメントする。具体的には、レリーズ釦201が全押され、シャッタ回数検出回路31によるシャッタ制御により撮影が行われた場合に、シャッターカウントをインクリメントする。また、シャッターカウントはバッファメモリ25に格納してもよいし、電源OFFしても異物除去のタイミングを適切に判断できるようにするために、不揮発性メモリ36に格納してもよい。 図5の(b)にて異物除去処理のフローを説明する。本実施例において、異物除去処理は、マイクロコンピュータ42により制御される。
まず、ステップS521で、マイクロコンピュータ42はシャッタ回数検出回路31により検出したシャッタカウント値に基づいて、圧電素子19を振動させることによる異物除去を実行するか否かを判定する(第1の判定)。判定方法としては、シャッタカウント値が前回異物除去を実行すると判定した際のカウント値よりも所定数(N)以上増加しているか否かを判定する方法がある。例えば、Nを1000とし、前回異物除去を実行すると判定した際のカウント値を最終履歴カウント値として記憶しておく。ステップS521では、最終履歴カウント値と現在のカウント値とを比較することで、前回異物除去を実行すると判定してから、1000回以上のシャッタ動作が行われたかを判定することができる。ステップS521でマイクロコンピュータ42が現在のカウント値が最終履歴カウント値から所定数(N)以上増加していると判定した場合、ステップS522へ進み、異物除去を実行する。ステップS521でマイクロコンピュータ42が現在のカウント値が最終履歴カウント値から所定数(N)以上増加していないと判定した場合、ステップS521を繰り返し実行し、現在のカウント値が所定数以上増加したと判定されるまで待機する。ステップS522に進み、異物除去を実行すると、本フローは一度終了し、次の周期で再度ステップS521から開始する。例えば、撮影が実行され、現在のカウント値が更新されたタイミングで再度ステップS521から開始する。図5の(c)にてステップS522で実行する異物除去動作のフローを説明する。本フローは、マイクロコンピュータ42が光学フィルタ振動制御回路40を介して圧電素子19を制御することにより実行する。まず、圧電素子19を実際に振動させて異物除去を実行する前に、ステップS511で、現時点のシャッタカウント値を、最終履歴カウント値としてバッファメモリ25または不揮発性メモリ36に記憶する。これにより、最終履歴カウント値が現在のシャッタカウント値で更新される。上述のように、最終履歴カウント値は、カメラ本体200の電源をOFFしてもシャッタ動作をカウントし続けるために、不揮発性メモリ36に記憶しておくことが好ましい。本ステップにより、ステップS521によりステップS522を実行すると判定された際のシャッタカウント値が最終履歴カウント値として記憶される。
ステップS512で、図3と図4を用いて説明した、圧電素子19により光学フィルタ18を振動させることで受光面に付着した異物を除去する異物除去を実行する。
ステップS511とS512の順番をいれかえて、光学フィルタ18の振動が完了してから、現在のシャッタカウント値を最終履歴カウントの値として記憶してもよい。ただし、最終履歴カウントを更新してから実際の異物除去(光学フィルタの振動)を実行すると、ステップS512の実行中に異物除去のキャンセルが発生した場合も最終履歴カウントが更新される。よって、ステップS512の異物除去のキャンセルと実行が繰り返されることを防ぐことができるため好ましい。以上のように、本実施例では、シャッター動作に応じたカウント値(シャッタカウント値)を利用することで、効率的なタイミングで異物除去を行うことが出来る。
[実施例2]
次に、実施例2における異物除去処理のフローについて、図6を用いて説明する。本実施例では、露光動作が終了したタイミングで異物除去処理のフローを行うことにより、光学フィルタ18の振動により画像信号にノイズがのることを防ぐことを可能にする例について説明をする。本実施例は、図5(b)に示した異物除去処理のフローが異なるが、カメラシステムの構成及び異物除去動作は実施例1と同様であるため説明を省略する。また、図5(b)に示した異物除去処理のフローと同様にマイクロコンピュータ42により実行され、カメラ本体200の電源がONされると電源がOFFされるまで所定の周期で繰り返し実行される。本フローは、露光が開始されてから開始し、所定の周期や所定のタイミングで繰り返し実行される。
レリーズ釦201が押下され撮影を行う場合や、ライブビューモード切り替えボタン207が押下されて画像表示部24にライブビュー映像を表示している場合は、撮像素子は被写体像を光電変換して電気信号として取り込んでおり、露光が実行されている。露光中に、光学フィルタ18を振動させると、振動により取り込んだ画像信号にノイズがのってしまう可能性がある。そこで本実施例のマイクロコンピュータ42は、撮像素子20が露光中であるか否かを判断し、露光が終了したタイミングで実施例1の異物除去処理を実行する。本実施例では、異物除去処理を開始すると、まずS601にて、撮像素子の露光が終わったか判断する。終わったと判定された場合は、S602に進み、シャッタカウント値に基づいて異物除去動作を行うか否かを判定する。本ステップはS521と同様であるため説明を省略する。現在のシャッタカウント値が最終履歴カウント値から所定数(N)以上増加していると判定した場合、異物除去動作を行うと判定してステップS603へ進み、図5(c)に示した異物除去動作を実行する。一方、現在のシャッタカウント値が最終履歴カウント値から所定数(N)以上増加していていないと判定した場合はステップS602で待機する。
以上のように、撮像素子から電気信号の取り込みを完了したタイミングで第1の判定を行うことにより、光学フィルタの振動による画像信号へのノイズの重畳を防ぐことが出来る。尚、本実施例では、S602でシャッタカウント値がN以上増加していないと判定された場合はS602で待機する例を説明したが、S601まで戻り、電気信号の取り込みが終了したかの判定から行ってもよい。
[実施例3]
次に、実施例3における異物除去動作キャンセルのフローについて、図7を用いて説明する。本実施例では、実施例2のように、撮像素子の露光が終了したタイミングで異物除去処理のフローを行い、さらに、撮像素子20の露光が開始したタイミングで異物除去動作のキャンセルを行う。これにより、光学フィルタ18の振動により画像信号にノイズがのることを防ぐことを可能にする例について説明をする。異物除去動作キャンセル処理を行う点で実施例1と異なるが、カメラシステムの構成、図5(c)に示した異物除去動作は実施例1と同様であるため説明を省略する。また、異物除去動作を行うか否かの判定は、実施例2と同様であるため説明を省略する。さらに、本フローも、カメラ本体200の電源がONされると電源がOFFされるまで所定の周期で繰り返し実行される。
異物除去動作キャンセル処理を開始すると、まず、ステップS611にて、マイクロコンピュータ42は、撮像素子20から電気信号を取り込み始めたか、つまり、露光が開始したか否かを判断する。撮像素子20はマイクロコンピュータ42の制御により露光動作を行うため、マイクロコンピュータ42は撮像素子20から電気信号を取り込み始めたかを判定することができる。また、ユーザー操作検知回路41からの信号に基づいて、ユーザから露光開始指示(ライブビューモード開始指示と撮像開始指示)が入力されたことを検知し、露光を開始するように制御しつつ、撮像素子20から電気信号を取り込み始めることを検知してもよい。取り込み始めた(または、取り込み始める)と判断された場合は、ステップS612に進む。一方、ステップS611で取り込み始めていないと判断された場合はステップS611に戻り、取り込み始めたと判断されるまで待機する。ステップS612にて、異物除去の動作中か否かを判断する。異物除去の動作中であると判断されるとステップS613に進み、ステップS613にて、異物除去動作のキャンセルを行う。一方、ステップS612で異物除去の動作中でないと判断された場合はステップS611に戻る。
以上のように、撮像素子から電気信号の取り込みを開始したタイミングで異物除去動作のキャンセルを行うことにより、光学フィルタの振動による画像信号へのノイズの重畳を防ぐことが出来る。
[実施例4]
次に実施例4における異物除去のフローについて、図8を用いて説明する。実施例2では、撮像素子から電気信号の取り込みを完了したタイミングですぐに異物除去処理が開始し、シャッタカウント値がN以上増えていれば異物除去動作を実行するため、連写中の一瞬の隙間でも異物除去動作を実行してしまう。また、実施例2と3を組み合わせても、連写中の一瞬の隙間でも異物除去動作を開始し、開始直後に撮影が再開して異物除去動作が途中でキャンセルされる可能性が高くなる。よって、本実施例では、異物除去処理を開始するタイミングを変更することで、すぐに撮影を再開しないタイミングを狙うことができる撮像装置について説明をする。これにより、異物除去処理の実行中に電気信号の取り込みを再開する可能性を低くしたり、異物除去動作を開始したのに途中でキャンセルされてしまい、異物の除去率が低下してしまうことを防止することができる。本フローも、カメラ本体200の電源がONされると電源がOFFされるまで、マイクロコンピュータ42により所定の周期で繰り返し実行される。
まず、S701では、ライブビューモードかどうかを判断する。具体的には、ライブビューモード切り替えボタン207が押下されてライブビューモードが設定されている状態なのかを判断する。ライブビューモードの場合、S702に進み、ライブビュー映像の画像表示装置への表示が(一時的に)停止されているかを判断する。ライブビューモードが設定されている状態あっても、各種設定を行う為のスイッチ群206を押下して、メニュー画面を表示していたり、記録された画像を再生していたりする(再生モードが実行されている)間はライブビュー映像が画像表示部に表示されない。S702ではこのようなライブビュー表示が一時的に停止しているタイミングを検知する。S702にて、ライブビュー映像の表示が消えていることが検知された場合(S702でNo)、S704に進む。S702にて、ライブビュー映像が表示されていると判断された場合(S702でYes)は、撮像素子の露光中であるため、異物除去処理を実行するか否か判定に進まずにS702で待機する。S704では、シャッタカウント値に基づいて異物除去動作を行うか否かを判定する。本ステップはS521と同様であるため説明を省略する。現在のシャッタカウント値が最終履歴カウント値から所定数(N)以上増加していると判定した場合、異物除去動作を行うと判定してステップS705へ進み、図5(c)に示した異物除去動作を実行する。一方、現在のシャッタカウント値が最終履歴カウント値から所定数(N)以上増加していていないと判定した場合はステップS701に戻る。
また、S701で、ライブビューモードでないと判断した場合は、S703にて、撮影が終了したかを判断する。例えば、前述したレリーズ釦201が押下される際の流れにて、レリーズ釦201が半押しされ測光が開始し、全押しされると画像信号の取り込みが開始されるが、その後に、レリーズ釦201の押下状態が解除されたタイミングで撮影終了と判断してもよい。また、レリーズ釦201の押下状態が解除されたタイミングから所定時間経過したタイミングを撮影終了と判断してもよい。つまり、撮影指示が解除されたタイミングに対応するタイミングを撮影終了のタイミングとする。
S703で撮影が終了していないと判断された場合はS703で待機する。一方、S703で撮影が終了したと判断された場合は、S704に進む。撮影終了のタイミングを検知する際に、フローチャートではポーリング処理にてタイミングを検知しているが、割り込み処理にて検知してもよい。
以上のように、異物除去を実行するタイミングを判断することで、すぐに撮影を再開する可能性が低いタイミングを狙うことができ、異物除去動作を実施したのにキャンセルされてしまい異物の除去率が低下してしまうことを防止することが出来る。
尚、本実施例では、S702でライブビュー映像が表示されていると判断された場合や、S703が撮影が終了していないと判断された場合は、それぞれS702,S703で待機する例を説明した。しかしながら、S701に戻ってライブビューモードが設定されているか否かの判定から行ってもよい。
また、本実施例では、S703では撮影が終了したか否かを判断したが、撮影中か否かを判断し、撮影中の場合はS703で待機、もしくはS701に戻り、撮影中でないと判断された場合にS704に進むものとしてもよい。撮影中とは、撮影が開始してから終了するまでの間である。
[実施例5]
次に、実施例5における異物除去のキャンセルのフローについて、図9を用いて説明する。本実施例では、実施例4に示した方法で、異物除去処理を行った場合においても、適切なタイミングで異物除去動作のキャンセルを行うことにより、光学フィルタの振動によって画像信号にノイズがのることを防ぐことを可能にする例について説明をする。図9のフローは、撮像素子の電源がONされてからOFFされるまで、図8のフローと独立して所定の周期でマイクロコンピュータ42により繰り返し実行される。まず、S711にて、ライブビューモードかどうかを判断する。ライブビューモードの場合、S712では、ライブビュー映像の表示を開始したかを判断する。本判断は、S702と反対の判断であり、例えば、ライブビューモードで、メニュー画面を表示していたり、記録された画像を再生したりして、ライブビュー表示が停止された状態でスイッチ群206を押下するとライブビュー映像の表示を再開する。S712ではこのようなタイミングを検知する。
マイクロコンピュータ42は、実際に表示が再開されたことを検知してもよいし、表示を再開させるようなユーザの操作を受けたことを検知することで、表示の再開を検知してもよい。
S712にて、ライブビュー映像の表示を開始した(する)と判断した場合、S714に進み、開始していないと判断した場合はS711に戻る。
一方、S711にて、ライブビューモードでないと判断した場合は、S713にて、撮影が開始したかを判断する。例えば、前述したレリーズ釦201が押下された場合に撮影が開始したと判断する。撮影が開始した場合は、S714に進み、開始していないと判断した場合はS711に戻る。
S714にて、異物除去の動作中か否かを判断する。動作中の場合は、S715に進み、異物除去動作のキャンセルをする。一方、異物除去動作中でないと判断された場合はS711にもどる。
以上のように、異物除去処理キャンセルの処理を行うことで、第4の実施形態における異物除去のフローにおいても、適切なタイミングで異物除去動作のキャンセルを行うが出来る。
[変形例]
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、実施例1〜5は、本発明をレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラ適用した場合について説明をしたが、レンズ交換式のデジタル一眼レフカメラに限らず、撮像素子を備える撮像装置に適用可能である。例えば、レンズ交換式のミラーレス一眼カメラ、デジタルビデオカメラ、レンズ一体型のデジタルスチルカメラ、カメラ機能を有するスマートフォンなどに本発明を適用することができる。
また、実施例1〜5のカメラ本体200は、画像表示部を備えるものとしたが、画像表示部を備えない撮像装置にも本発明は適用できる。その場合、画像表示部駆動回路23が、カメラ本体200と接続された電子機器の画像表示部を制御し、当該画像表示部に撮像素子20により取得した画像信号に基づく画像を表示させる。ライブビュー撮影を行う際は電子機器が備える画像表示部にライブビュー映像が表示されるように、画像表示部駆動回路23が制御を行う。
また、実施例1〜5では、シャッタ回数検出回路31はシャッタ制御回路32からの出力に基づいてシャッタ回数をカウントしたが、シャッタ回数のカウント方法は特に問わない。例えば、マイクロコンピュータ42がシャッタ制御回路32にシャッタを制御して撮影を行うように指示を出力するとともに、シャッタ回数検出回路31にシャッタ回数をインクリメントするように指示を出力してもよい。
また、実施例1〜5では、各フローをポーリング処理するものとして記載したが、割り込み処理を行ってもよい。例えば、シャッタカウント値の増加が検知されたことを受けて異物除去処理を開始してもよい。
1 絞り
2 絞り駆動回路
3 AF駆動回路
4 レンズシステム制御回路
5 レンズ
6 通信端子
10 通信端子
11 AFセンサー
12 クイックリターンミラー
13 フォーカシングスクリーン
14 ペンタプリズム
15 AEセンサー
16 ファインダ
17 フォーカルプレーンシャッター
18 光学フィルタ
19 圧電素子
20 撮像素子
21 A/D変換回路
22 画像処理回路
23 画像表示部駆動回路
24 画像表示部
25 バッファメモリ
26 メモリコントローラ
27 記録媒体
28 インターフェース
29 AC電源部
30 2次電池部
31 シャッタ回数検出回路
32 シャッター制御回路
33 電源種類検知回路
34 電源状態検知回路
35 電源制御回路
36 不揮発性メモリ
37 撮影モード検知回路
38 撮影モード制御回路
40 光学フィルタ振動制御回路
41 ユーザー操作検知回路
42 マイクロコンピュータ
100 レンズユニット
200 カメラ本体
201 レリーズ釦
202 モードダイヤル
203 電子ダイヤル
204 十字キー及び選択釦
205 電源スイッチ
206 スイッチ群

Claims (12)

  1. 撮像素子を有する撮像素子ユニットと、
    前記撮像素子ユニットの受光面に付着した異物を除去する異物除去手段と、
    シャッタ動作を制御するシャッタ制御手段と、
    前記シャッタ動作に応じたシャッタカウント値を取得するシャッタカウント手段と、
    前記シャッタカウント手段が取得するシャッタカウント値を取得し、取得したシャッタカウント値に基づいて前記異物除去手段に異物除去を実行させるか否かを判定する第1の判定を行う判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記異物除去手段に異物除去を実行させる制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定手段は前記第1の判定において、取得したシャッタカウント値が、前回異物除去を行うと判定した際のシャッタカウント値よりも所定数以上増加している場合に異物除去処理を行うと判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段は、前記撮像素子が露光中であるか否かを判定する第2の判定を行い、前記第2の判定において前記撮像素子が露光中であると判定された場合は前記異物除去手段に前記異物除去を実行させないと判定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記判定手段は、
    前記第2の判定において前記撮像素子が露光中であると判定した場合は前記第1の判定を行わないことで前記異物除去手段に前記異物除去を実行させないと判定し、
    前記第2の判定において前記撮像素子が露光中でないと判定した場合は前記第1の判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子により取得された画像信号に基づく画像を表示させる表示制御手段を備え、
    前記表示制御手段が、前記撮像素子により取得された画像信号を順次表示させる、ライブビューモードを実行可能であり、
    前記ライブビューモードにより前記画像信号が順次表示されている間、前記判定手段は前記撮像素子が前記露光中であると判定することを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記異物除去の実行中に前記撮像素子による露光開始指示を受け付けると、前記異物除去処理を停止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記判定手段は、前回の異物除去処理を途中で停止した場合であっても、取得したシャッタカウント値が、前回の異物除去処理を開始した際のシャッタカウント値よりも所定数以上増加している場合に異物除去処理を行うと判定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像素子により取得された画像信号に基づく画像を表示させる表示制御手段を備え、
    前記表示制御手段が、前記撮像素子により取得された画像信号を順次表示させる、ライブビューモードを実行可能であり、
    前記ライブビューモードにおいてライブビュー表示が停止されるタイミングを検知する第1の検知手段を備え、
    前記判定手段は、前記第1の検知手段により検出された前記ライブビュー表示が停止されるタイミングで前記第1の判定を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 光学ファインダと、
    撮影が終了したタイミングを検知する第2の検知手段とを備え、
    撮影光学系により結像された被写体像を前記光学ファインダにより観察可能なファインダモードを実行可能であり、
    前記判定手段は、前記ファインダモードにおいて前記第2の検知手段により検出された前記撮影が終了したタイミングで前記第1の判定を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記撮影が終了したタイミングは、撮影指示が解除されたタイミングまたは撮影指示が解除されたタイミングから所定時間経過したタイミングであることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記シャッタ制御手段は、メカニカルシャッタと電子シャッタとを制御することが可能であり、
    前記シャッタカウント手段は、前記メカニカルシャッタの動作に対応したカウント値を取得することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 撮像素子を有する撮像素子ユニットと、前記撮像素子ユニットの受光面に付着した異物を除去する異物除去手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    シャッタ動作に応じたシャッタカウント値を取得する工程と、
    取得したシャッタカウント値に基づいて前記異物除去手段に異物除去を実行させるか否かを判定する第1の判定を行う工程と、
    前記第1の判定の判定結果に基づいて前記異物除去手段に異物除去を実行させる工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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