JP2008042400A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 撮像装置の状態に応じて、効率的にクリーニング動作を行うことのできる撮像装置及びその制御方法を提供すること。
【解決手段】 撮像素子(20)の受光面側に配された光学フィルタ(18)を振動させることにより、当該光学フィルタに付着した塵埃を除去する機能を有する撮像装置(100)であって、前記撮像装置の状態を検出する検出手段(31〜39)と、前記検出手段により検出された状態に基づいて、振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを設定するマイクロコンピュータ(42)と、前記マイクロコンピュータによる設定に基づいて前記光学フィルタを振動させるように制御する光学フィルタ振動制御回路(40)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像素子のカバーガラスや光学ローパスフィルタ等に付着した塵埃を除去するクリーニングモードを具備した電子スチルカメラ等の撮像装置及びそのクリーニングモードの制御方法に関する。
画像信号を電気信号に変換して撮像するデジタルカメラ等の撮像装置では、撮影する光束をCCDやCMOS等の撮像素子で受光し、その撮像素子から出力される光電変換信号を画像データに変換してメモリカード等の記録媒体に記録する。このような撮像装置では、一般的に、撮像素子の前面側にローパスフィルタや、赤外カットフィルタなどが配置されている。このようなフィルタに塵埃が付着すると、その付着部分が黒い点となって撮影画像に写り込み、画質の低下をもたらす。
このような現象を回避する為に、ミラーボックスを密封構造にするものが提案されている。また、撮像装置をクリーニングモードと呼ばれる動作モードに設定することで、シャッターを開き、ミラーをアップし、その状態を保持しつづけている間に、ユーザーがブロア等で塵埃を吹き飛ばすといった方法などが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、アクセサリーを装着して機械的に清掃作業を行うといった手法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
塵埃を除去する手法自体にも複数の手法が存在するが、撮像素子の被写体側に配された、光を透過する防塵部材を圧電素子で振動させることで、防塵部材の表面に付着した塵埃等の異物を除去するものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−125152号公報 特開2004−326095号公報 特開2003−319222号公報
しかしながら上述した特許文献1及び2のクリーニング手法は、塵埃を除去する為にユーザーに定期的にクリーニングを行わせる為のものであり、撮像素子に付着している塵埃の状態や、撮像装置の状態まで考慮したものではない。
また、光学素子に付着した塵埃が、例えば非常に落ちにくいものであっても、逆に非常に落ちやすいものであっても、クリーニングの動作としては同じである。また、例えば撮像装置の電源が残り少ない状態であったとしても同じようにクリーニングの動作を行うことになる。従って、クリーニングの動作としては、あまり効率的であるとはいえない。
加えて、特許文献2に記載のクリーニング手法は、アクセサリーを装着しなければならないことによる煩わしさがあった。
また、特許文献3の振動手法は、防塵部材を光軸方向のみに変位させ膜振動を発生させている。防塵部材に付着した異物を除去するためには、異物の防塵部材への付着力を上回る力を光軸方向に異物に対して加えることで、異物を防塵部材から分離させる必要があり、大きなエネルギーを要していた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、撮像装置の状態に応じて、効率的にクリーニング動作を行うことのできる撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、撮像素子の受光面側に配された光学素子を振動させることにより、当該光学素子に付着した塵埃を除去する機能を有する本発明の撮像装置は、前記撮像装置の状態を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された状態に基づいて、振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを設定する設定手段と、前記設定手段による設定に基づいて前記光学素子を振動させるように制御する制御手段とを有する。
また、撮像素子の受光面側に配された光学素子を振動させることにより、当該光学素子に付着した塵埃を除去する機能を有する撮像装置の本発明の制御方法は、前記撮像装置の状態を検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて検出された状態に基づいて、振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを設定する設定ステップと、前記設定ステップにおける設定に基づいて前記光学素子を振動させる制御ステップとを有する。
また、別の構成によれば、撮像素子の受光面側に配された光学素子を振動させることにより、当該光学素子に付着した塵埃を除去する機能を有する本発明の撮像装置は、前記撮像装置の状態を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された状態に基づいて、選択可能な振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果に基づいて、選択可能な選択肢を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された選択肢のうち、選択された振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを設定する設定手段と、前記設定手段による設定に基づいて前記光学素子を振動させるように制御する制御手段とを有する。
また、撮像素子の受光面側に配された光学素子を振動させることにより、当該光学素子に付着した塵埃を除去する機能を有する撮像装置の本発明の制御方法は、前記撮像装置の状態を検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて検出された状態に基づいて、選択可能な振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを判断する判断ステップと、前記判断ステップにおける判断結果に基づいて、選択可能な選択肢を表示手段に表示する表示ステップと、前記表示ステップにおいて表示された選択肢のうち、選択された振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを設定する設定ステップと、前記設定ステップにおける設定に基づいて前記光学素子を振動させる制御ステップとを有する。
本発明によれば、より効率的なクリーニング動作を行うことができる。また、別に用意したクリーニング道具などを使用せずにクリーニング動作を行うことが可能になる。従って、ユーザーに対する煩わしさが無くなり、またシャッター幕や撮像素子を破損させてしまう可能性も減少させることができる。。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の実施に必須のものとは限らない。また、本形態において例示される構成部品の寸法、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
<第1の実施形態>
●撮像装置の全体構成
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の一例として、電子スチルカメラの全体構成について図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。
図1は第1の実施形態に係る電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。図1において、100は交換可能な撮影レンズであるレンズユニット、200はカメラ本体である。
レンズ5は、通常複数枚のレンズから構成されるが、図1では便宜上1枚のレンズで示している。6は、レンズユニット100がカメラ本体200と通信を行う為の通信端子であり、10は、カメラ本体200がレンズユニット100と通信を行う為の通信端子である。レンズユニット100は、この通信端子6及び10を介してカメラ本体200のマイクロコンピュータ42と通信する。そして、マイクロコンピュータ42からの制御に基づき、レンズシステム制御回路4は絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行うと共に、AF駆動回路3を介してレンズ5の位置を変位させて焦点を合わせる。
15は自動露出(AE)センサで、レンズユニット100を通した被写体の輝度を測光し、マイクロコンピュータ42に測光値を出力する。11はオートフォーカス(AF)センサで、マイクロコンピュータ42にデフォーカス量情報を出力する。マイクロコンピュータ42は測光値及びデフォーカス量情報に基づいて、レンズユニット100の絞り1及びレンズ5をそれぞれ制御する。
12はクイックリターンミラーで、露光の際にはマイクロコンピュータ42の制御により、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。13は、フォーカシングスクリーンで、撮影者は、ペンタプリズム14及びファインダ16を介してフォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット100を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
17はフォーカルプレーンシャッタで、マイクロコンピュータ42の制御で撮像素子20の露光時間を自由に制御することができる。18は光学フィルタで、一般的にローパスフィルタなどから構成され、フォーカルプレーンシャッター17より入射する光の高周波成分をカットして、撮像素子20に被写体像を導光する。
撮像素子20としては、一般的にCCDやCMOS等の撮像素子が用いられ、レンズユニット100を通して撮像素子20上に結像された被写体像を光電変換して電気信号として取り込む。21はA/D変換回路で、撮像素子20によって電気信号に変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
22は画像処理回路で、A/D変換回路21によってデジタル信号に変換された画像データに対して、フィルタ処理、色変換処理、ガンマ/ニー処理を行い、メモリコントローラ26に出力する。なお、画像処理回路22は、D/A変換回路も内蔵しており、A/D変換回路21からのデジタル画像データやメモリコントローラ26から入力される画像データをアナログ信号に変換して、液晶駆動回路23を介して液晶表示部24に出力することが可能である。この画像処理回路22による画像処理及び表示処理は、マイクロコンピュータ42により切り替えられる。また、マイクロコンピュータ42は、撮影画像のカラーバランス情報を基にホワイトバランスの調整を行う。
メモリコントローラ26は、画像処理回路22から入力された未処理の画像データをバッファメモリ25に格納したり、或いは画像処理済みの画像データをメモリ27に格納したりする。逆に、バッファメモリ25やメモリ27から画像データを取り込んで画像処理回路22への出力も行う。また、メモリコントローラ26は、外部インタフェース28を介して送られてくる画像データをメモリ27に格納する。逆にメモリ27に格納されている画像データを外部インタフェース28を介して外部に出力することも可能である。なお、インターフェース28としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)や、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)規格のものを用いる。勿論、これら以外の規格のものを用いても良いことは言うまでもなく、無線通信であっても構わない。メモリ27は、着脱可能であっても無くても構わないが、ここでは着脱可能なメモリとする。
32はシャッター制御回路であり、マイクロコンピュータ42はシャッター制御回路32を介してフォーカルプレーンシャッター17を制御する。また、シャッター制御回路32はレリーズ回数検出回路31に接続されており、レリーズ回数検出回路31によって検出されたレリーズ回数情報をマイクロコンピュータ42へ通知する。
35は電源制御回路であり、電力はAC電源部29もしくは2次電池部30より供給され、マイクロコンピュータ42から指示を受けて電源のオンオフを行う。電源制御回路35は、更に、電源状態検知回路34により検知された現在の電源状態の情報や電源種類検知回路33により検知された現在の電源の種類の情報をマイクロコンピュータ42に通知する。
38は撮影モード制御回路であり、ユーザーによって操作された撮影モードがユーザー操作検知回路41によって検知された時に、検知された撮影モードに応じた指示をマイクロコンピュータ42から受ける。撮影モード制御回路38は、この指示に従って撮影モードを制御する。また、撮影モード制御回路38には撮影モード検知回路37が接続され、この回路から現在設定されている撮影モード情報を取得し、マイクロコンピュータ42に通知する。
36は姿勢検知回路であり、現在の電子スチルカメラの姿勢状態の情報をマイクロコンピュータ42に通知する。
39は、光学フィルタ18に付着した塵埃の位置及び大きさを検知する塵埃位置・大きさ検知回路であり、この回路により検知された塵埃の位置及び大きさの情報がマイクロコンピュータ42に入力される。なお、検知動作の詳細については後述する。
40は光学フィルタ振動制御回路であり、光学フィルタ18に接続されている圧電素子19を振動させる回路である。圧電素子19の振動の振幅、振動時間、振動方向がそれぞれ所定の値となるように、マイクロコンピュータ42の指示に従って圧電素子19を振動させる。圧電素子19としては、例えば、圧電体と内部電極とを交互に積層してなる積層型の圧電素子を用いることができる。圧電体間には内部電極が配されているが、この内部電極は金属材料で形成しているので、内部電極を通じて各圧電体に所定の電圧を印加し、圧電体を逆圧電効果による変位を起こさせる作用を有する。なお、圧電素子19の駆動の仕方については詳細に後述する。
図2は、図1の電子スチルカメラの外観図で、(a)は正面図、(b)は背面図である。なお、図1と共通する部分には同じ記号を付している。
201はレリーズ釦である。レリーズ釦201を半押しすることで、被写体の輝度の測定や焦点調節などの撮影準備を行う。また、レリーズ釦201を全押しすることでシャッターが切られ、画像の撮影が行われる。なお、レリーズ釦201の押下に応じたカメラ内部の動作については後述する。
202は、カメラのモードの設定を行う為のモードダイヤルである。ユーザーは、このモードダイヤルを回すことで、スポーツモードや風景モードなど、電子スチルカメラが有する各種モードの設定を行うことができる。
203は、電子ダイヤルである。ユーザーは、この電子ダイヤルを回すことでシャッター速度や絞りなどの設定値を設定することができる。
204は、十字キー及び選択釦である。液晶表示部24に表示されている設定内容やサムネイル画像などの選択を行う際、204aを押下することにより、左右方向に選択範囲が動き、204bを押下することにより、上下方向に選択範囲が動く。また、選択された箇所で204cを押下することにより、選択した内容を設定することができる。
205は、電源スイッチである。電源スイッチ205を回すことで電源のON/OFFを行う。
206は、各種設定を行う為のスイッチ群である。これらのスイッチ群には、カメラ内外の記録媒体に保存されている画像を液晶表示部に表示させる再生指示釦や、各種設定画面を液晶表示部24に表示させる為の設定画面表示指示釦などがある。ユーザーはこれらのスイッチを押下することにより、各種設定を行う為の画面を表示させたり、撮影画像の確認を行うことなどが可能となる。
●塵埃除去システムの構成
次に、本第1の実施形態における塵埃除去システムの構成について、図3及び図4を用いて説明する。
図3は、塵埃除去システムを構成する光学フィルタ18及び撮像素子20周りの詳細な構成を示す斜視図である。
まず、420は、樹脂または金属製の光学フィルタ保持部材である。圧電素子19は、電圧印加による伸縮方向が光軸と直交する方向(カメラ天地方向)に保持されている。圧電素子19は光学フィルタ保持部材420と接着されていてもよいが、光学フィルタ18とは接着させない。光学フィルタ18の一端は圧電素子19と当接し、対向するもう一端は付勢部材440と当接する。付勢部材440は、光学フィルタ18の運動が圧電素子19の伸縮運動に追随するように、光学フィルタ18を圧電素子19に対して光軸に略直交する方向に付勢する。付勢部材440は、弾性体であれば、金属によって形成される板バネやコイルバネを用いてもよいし、ゴムやプラスチックなどの高分子重合体を用いてもよい。
460は、光学フィルタ18を光軸直交方向に、光学フィルタ保持部材420とで挟み込み、光軸と直交する方向に規制する板状の規制部材であり、周囲を光学フィルタ保持部材420に引掛けるように固定する。固定に際しては、光学フィルタ18が光軸方向にも振動可能なように、振幅を考慮して隙間を設けている。
上述したように、光学フィルタ保持部材420に対して、光学フィルタ18を圧電素子19と付勢部材440を揺動自在に保持する。そして、光学フィルタ18の外周部を枠状の弾性部材450で揺動自在に密閉し、規制部材460で固定する。このようにして光学フィルタ保持ユニット470を構成する。
光学フィルタ保持ユニット470の光学フィルタ保持部材420の腕部は、弾性を有するゴムシート520を挟み込むように、撮像素子保持ユニット500の撮像素子保持部材510に対して段ビス530で結合される。
図4は光学フィルタ保持ユニット470の正面図である。
図4において、420aは光学フィルタ18の周囲を囲む枠部であり、420bは取付け保持のための腕部である。いずれも光学フィルタ保持部材420を構成する部材であり、枠部420aの一辺に圧電素子19を収納する収納部421が設けられており、圧電素子19の一端を接着等により固着する。
また、収納部421に対向する側にはバネ性を有する付勢部材440を収納する収納部422が設けられており、光学フィルタ18を圧電素子19の方向に付勢するように構成される。すなわち、光学フィルタ保持部材420に対して、光学フィルタ18は圧電素子19と付勢部材440とで略同一平面内方向で挟み込むように配置され、付勢部材440は、光学フィルタ18の運動が圧電素子19の伸縮運動に追随するようになっている。
なお、図3及び図4では、分かり易く説明するために光軸に対して図2のX軸方向に光学フィルタ18を振動させる場合の構成についてのみ示している。しかしながら、本発明では、図2のY軸及びZ軸方向に振動させるための圧電素子及び付勢部材がそれぞれ設けられており、3方向への振動制御を行うことが可能である。このように3方向に振動させることにより、例えばZ軸(光軸)方向の1方向だけに光学フィルタ18を振動させる場合に比べて、より効果的に塵埃を除去することが可能になる。また、振動軸の方向は3軸に限るものではなく、3軸以外の複数軸方向に振動可能なように、光学フィルタ18の形状や圧電素子の数などを適宜変更することも可能である。
次に、図3及び図4に示す塵埃除去システムの動作について説明する。
ローパスフィルタ保持部材420に収納されている圧電素子19にマイクロコンピュータ42の制御に従って光学フィルタ振動制御回路40が所定の周期電圧を印加すると、圧電素子19は光軸と略直角方向(ここでは図2のX軸方向)に振動する。また、不図示の圧電素子も光学フィルタ振動制御回路40により印加される周期電圧に応じて振動する。
また、上述した通り、光学フィルタ保持部材420と撮像素子20との間をゴムシート520で、光学フィルタ18と光学フィルタ保持部材420との間を圧電素子19と弾性部材450とで封止している。このため、光学フィルタ18と撮像素子20の空間は、ゴミ等が侵入しないような密閉空間であり、また、光学フィルタ保持ユニット470の振動はゴムシート520によって吸収され、撮像素子20にほとんど伝わらない構造となっている。これらの構成により、圧電素子19が振動しても、撮像素子20はほとんど振動せずに光学フィルタ18のみが振動する。このため、被振動物の質量を小さくする、つまり、ほぼ光学フィルタ18の質量のみにすることができ、より少ないエネルギーで光学フィルタ18に振動を起こすことが可能となる。
●カメラの動作
次に、図5のフローチャートを用いて、本第1の実施形態における電子スチルカメラの全体動作について説明する。
まず、ステップS10で、電源オン時に、マイクロコンピュータ42は、カメラの塵埃除去動作の設定が有効になっているか否かの判定を行い、塵埃除去動作の設定が有効でなければステップS13に進み、有効であればステップS11に進む。ここで、塵埃除去動作とは、圧電素子を振動させて光学フィルタ18上の塵埃を除去する為の動作のことを指す。
ステップS11では、カメラの状態を取得し、振動モードを決定する。なお、ステップS11におけるカメラ状態の取得及び振動モードの決定方法の詳細については後述する。ステップS12では、ステップS11で決定された振動モードで光学フィルタ18を振動させる。この時、光学フィルタ振動制御回路40により圧電素子19をマイクロコンピュータ42の指示に従って振動させることで光学フィルタ18を振動させる。
ステップS13では、レリーズ釦201が半押しされ、撮影指示があるかどうかを判断し、撮影指示があればステップS14に進む。撮影指示がなければ、ステップS15に進む。ステップS14では被写体の撮影を行う。なお、撮影の基本的な流れは以下の通りである。
まず、レリーズ釦201の半押しを検知すると、AEセンサー15を用いて被写体の輝度を測定し、シャッター秒時や絞り値を演算する。次に、AFセンサー11を用いて、被写体のデフォーカス量を検出する。そして、カメラ本体200側及びレンズユニット100側それぞれの通信端子6、10を用いてレンズユニット100と通信し、レンズシステム制御回路4を介してAF駆動回路3を用いて、レンズ5を合焦位置に駆動する。
その後、レリーズ釦201が完全に押されると、クイックリターンミラー12がミラーアップ状態になると共に、レンズシステム制御回路4により絞り駆動回路2を介して、演算された絞り値になるように絞り1が制御される。その後、露光が開始されると、入射光の内、光学フィルタ18によりある特定の周波数成分がカットされた後、撮像素子20に入射し、光電変換された画像信号を取り込む。取り込まれたアナログ信号はA/D変換回路21によりデジタル信号に変換され、画像処理回路22により、設定されているISO値に基づいて画像処理が行われる。画像処理が行われた画像データは、メモリコントローラ26を介して、一旦バッファメモリ25に書き込まれ、その後、メモリ27に書き込まれたり、インタフェース28を介して外部に送信される。
ステップS15では、再生指示釦が押下されているか否かの判定を行い、押されていなければステップS13に戻り、押されていればステップS16に進む。
ステップS16では、ステップS11と同じ動作を行う。ステップS17では、ステップS12と同じ動作を行う。ステップS18では、メモリ27やインターフェース28を介して外部から受信した画像データを液晶表示部24に表示させる。その後、ステップS13に戻る。
次に、図6のフローチャートを用いて、図5のステップS11及びS16で行われるカメラ状態の取得及び振動モードの決定動作について詳細に説明する。
まず、電源制御回路35は、電源種類検知回路33を通じて電源の種類を検知すると共に、電源状態検知回路34を通じて電源の状態を検知し、検知した電源の情報をマイクロコンピュータ42に通知する(ステップS101)。
次に、ステップS101の結果と図7(a)に示すテーブルから、駆動可能な振動レベルを決定する(ステップS102)。本第1の実施形態においては、電源容量を電源容量大、電源容量中、電源容量小の3段階に分け、電源の種類をAC電源、リチウム電池、リチウム電池2個、単三電池の4種類に分ける。これらの組み合わせにより、振動レベルを3段階に定義する。例えば、電源容量大とAC電源の組み合わせであれば、振動レベル[I]、電源容量中とリチウム電池の組み合わせであれば、振動レベル[II]、電源容量小と単三電池の組み合わせであれば、振動レベル[III]というように決定する。このようにして決定された振動レベルによって、駆動可能な振動モードの範囲を決定する。
本第1の実施形態における駆動可能な範囲の例を図7(b)のテーブルに示す。図7(b)中に示すように、振動レベル[I]はLevel1〜9の9つに分けられた振動モードの全てを含み、振動レベル[II]は、Level1〜6までを含み、振動レベル[III]は、Level1〜3までしか含まないものとする。なお、9つに分けられた振動モードは、図7(c)に示すように振動振幅及び振動時間の組み合わせで定義される。本第1の実施形態では、振動振幅は振幅小、振幅中、振幅大の3段階とし、振動時間は振動時間短、振動時間中、振動時間長の3段階とする。
次に、姿勢検知回路36によって電子スチルカメラの姿勢方向を検知してマイクロコンピュータ42に通知する(ステップS103)。そして、ステップS103によって検出された結果から、電子スチルカメラの姿勢が下向きならば(ステップS104でYES)、ステップS105に進み、振動軸方向をZ軸方向と決定する。一方、下向きでないならば(ステップS104でNO)ステップS106に進んで、ステップS102により決定された振動レベル及び図8のテーブルによって振動軸方向を決定する。
振動軸方向は、図8に示すように、振動レベルが振動レベル[I]ならば単独軸(Z軸)方向、2軸(Z軸+X軸)の組み合わせ方向及び3軸(Z軸+X軸+Y軸)の組み合わせ方向の全てが選択可能とする。また、振動レベル[II]ならば単独軸方向、2軸の組み合わせ方向が選択可能、振動レベル[III]ならば単独軸方向のみ選択可能とする。
ステップS106では、選択可能な方向の内、振動レベルが振動レベル[I]ならば3軸の組み合わせ方向で振動し、振動レベル[II]ならば2軸の組み合わせ方向で振動し、振動レベル[III]ならば単軸方向を選択する。なお、ここでは3軸について振動可能であるものとしたが、用いられる圧電素子の数や配置により振動可能な軸方向が3軸でない場合には、振動可能な軸方向に合わせて変更すればよい。
ステップS107において、光学フィルタ18上の塵埃の位置及び大きさの情報を、塵埃の位置・大きさ検知回路39により取得し、マイクロコンピュータ42に通知する。光学フィルタ18上の塵埃の位置及び大きさを検知する方法の詳細については後述する。
ステップS108において、撮影モード検知回路37により検知された現在設定されている撮影モードを、撮影モード制御回路38より取得し、マイクロコンピュータ42に通知する。続いて、ステップS109において、シャッター制御回路32は、レリーズ回数検出回路31により検知された前回塵埃除去動作を実行してからのレリーズ回数を取得し、マイクロコンピュータ42に通知する。
ステップS110において、ステップS107〜S109で取得したそれぞれのパラメータに関して、塵埃の除去にかかる難易度を決定する。難易度に関しては、図9(a)に示すように二段階から三段階の難易度を定義する。このように定義したテーブルに従って、各パラメータの難易度を決定する。ここでは、例えば、塵埃の大きさがある大きさX以上ならば、難易度は一番低い「低」、塵埃の大きさがある大きさXより小さく、ある大きさYより大きいならば「中」、塵埃の大きさがある大きさY以下ならば「高」と予め定義しておく。その他のパラメータについても同様に定義しておく。
ステップS111において、図7(c)で定義した振動モードの内、どの振動モードで振動するかを決定する。振動モードを決定する際、先ず、これまでの処理で取得した難易度及び振動レベル、更に、ステップS107〜S109それぞれで取得したパラメータ間で、塵埃の除去に関して、どのパラメータを最優先に考慮すべきかという優先順位をそれぞれに付ける。そして、図9(b)に示すテーブルに従って、振動モードを決定する。
そして、ステップS111において振動モードを決定するが、その際、先ずステップS110で決定された各パラメータの難易度とパラメータ間の優先順位に基づいて、図9(b)のテーブルに従って推奨振動モードを決定する。そして、推奨振動モードと、ステップS102で電源の種類及び状態に応じて決定された振動レベルに基づいて、図7(b)のテーブルを用いて振動モードを決定する。つまり、推奨振動モードの内、ステップS102で決定された振動レベルによって許容される振動モードの最高値を振動モードとして決定する。
例えば、全てのパラメータの難易度が「高」である場合、推奨振動モードはLevel9である。もし振動レベルが振動レベル[I]であったならば、図7(b)からLevel9は振動可能な振動モードの範囲に含まれるので、Level9を振動モードとして決定する。また、振動レベルが振動レベル[II]であったならば、振動レベル[II]ではLevel6までしか振動モードの範囲として含まないので、Level6を振動モードとして決定する。また、振動レベルが振動レベル[III]であったならば、同様にLevel3を振動モードとして決定する。
上述したようにしてステップS111で振動モードが決定すると、図5の処理に戻ってステップS12又はS17に進む。そして、ステップS111決定された振動モードで、ステップS105又はS106で決定された振動軸方向に光学フィルタ18を振動させるように、圧電素子19をマイクロコンピュータ42から制御する。
なお、上記図7〜図9に示す例では、振動レベルや各パラメータを2〜3段階に分類し、その組み合わせにより、9段階に分類された振動モードを決定していたが、分類数はこれらに限るものではなく、適宜変更可能であることは言うまでもない。同様に、振動モードの振動振幅及び振動時間も3段階に分類していたが、これらについても勿論適宜変更可能である。
●塵埃の位置・大きさ情報取得方法
次に、図6のステップS107で行われる塵埃の位置及び大きさの情報の取得方法について、図10のフローチャートを参照して説明する。
ステップS301では、カメラに設定されている設定の中で、塵埃の位置・大きさ情報の取得モードが設定されているかどうかを判断し、設定されているならば、ステップS302に進み、設定されていないならそのまま終了する。
なお、ステップS301で塵埃の位置・大きさ状況の取得モードが設定されていない場合には、図9(b)のテーブルに従うと対応する振動モードが2つ以上あるケースが生じる。そのような場合には、最もレベルの高い振動モードを選択するものとする。
ステップS302においてユーザーに対して、白紙画像の取得を促すメッセージを、液晶駆動回路23を介して液晶表示部24に表示する。ステップS303では、ユーザーは、メッセージに従い白紙画像を撮影する。ステップS304では、ステップS303で撮影した白紙画像に対し、画像処理回路22によって画像処理を行い、メモリコントローラ26により、バッファメモリ25やメモリ27に保存する。
ステップS305において、ステップS304の画像処理の結果から塵埃の位置及び大きさを検出し、その情報をマイクロコンピュータ42に入力する。
上記の通り、本第1の実施形態によれば、撮像装置の状態や、塵埃の状態を検出し、その状態に応じて振動の振幅の大きさや時間、振動軸方向を変化させて光学フィルタを変位させ、塵埃の除去を行うことで、より効率的な塵埃除去を行うことができる。また、アクセサリーなどの道具を使用せずにクリーニング動作を行うことが可能になることで、ユーザーにかかる煩わしさが低減すると共に、シャッター幕や撮像素子を破損させてしまう可能性も減らすことができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本第2の実施形態では、図7(c)に示す振動モード及び図8に示す振動軸方向の中からそれぞれユーザーが任意に選択し、選択された振動モードで選択された振動軸方向に光学フィルタ18の振動を制御して、塵埃の除去を行う。なお、電子スチルカメラ及び塵埃除去システムは、図1乃至図4を参照して説明したものと同様であるのでここでは説明を省略する。
本第2の実施形態では、ユーザーに振動モード及び振動軸方向を選択させる為の手段として、図12(a)、図12(b)で示すように、グラフィックユーザーインタフェース(GUI)を用いる。
図11は、本第2の実施形態における塵埃の除去の為の振動モードをユーザーが選択して塵埃の除去を行う場合のフローチャートである。この図11の処理は、図5のステップS11及びS16で、上記第1の実施形態における図6の処理の代わりに実行される。これ以外の処理は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
まず、電源制御回路35は、電源種類検知回路33を通じて電源の種類を検知すると共に、電源状態検知回路34を通じて電源の状態を検知し、検知した電源の情報をマイクロコンピュータ42に通知する(ステップS201)。
次にステップS202において、ステップS201で検知した電源の情報を基にして、図7(a)から駆動可能な振動レベルを決定する。ここで行う決定方法は、第1の実施形態で図6のステップS102で説明した方法と同様である。
次に、ステップS203において、ステップS202の結果から液晶表示部24に表示させる際に、選択できない振動モードを決定する。例えば、図7(b)に示すように、ステップS202で決定した振動レベルが振動レベル[I]の場合、Level1〜9の何れも選択可能であるため、選択できない振動モードは無いと決定する(図12(a))。また、振動レベル[II]の場合、Level1〜6のみが選択可能であって、Level7〜9は選択可能ではないため、Level7〜9を選択できない振動モードとして決定する(図12(b))。そして、ステップS204において、ステップS203の結果を反映させた振動モードを液晶表示部24に表示させる。なお、図12(b)に示す例では、選択できない振動モードを、選択可能な振動モードよりも淡いトーンで表示しているが、選択可能な振動モードと選択できない振動モードの区別が付くように表示するのであれば、どのように表示しても構わない。また、選択可能な信号モードのみを表示するようにしてもよい。
次に、ステップS205において、姿勢検出回路36によって電子スチルカメラの姿勢方向を検知し、カメラの姿勢が下向きならばステップS206に進み、下向き以外ならばステップS207に進む。
ステップS206では、カメラの姿勢が下向きの場合、振動軸方向は短軸方向のみなので、短軸方向以外の2軸方向、3軸方向が選択できないとマイクロコンピュータ42により決定する。
ステップS207では、電源検知回路33を介して電源制御回路35により電源の状態及び種類を検知してマイクロコンピュータ42に通知することにより、選択できない振動軸方向をマイクロコンピュータ42により決定する。本第2の実施形態では、図8(b)を参照して説明した第1の実施形態と同様に、振動レベルが振動レベル[I]ならば、全ての軸方向が選択可能であり選択できない軸方向は無しとする。また、振動レベルが振動レベル[II]ならば、3軸方向が選択できない軸方向として決定し、振動レベルが振動レベル[III]ならば、2軸及び3軸方向を選択できない軸方向として決定する。
ステップS208では、ステップS206またはステップS207の結果を液晶表示部24に表示させる。
ステップS209では、液晶表示部24に表示されている図12(a)、(b)に示すようなGUIから、図2(b)の十字キー釦204−a、204−bを操作して、振動モード及び振動軸方向についてそれぞれいずれかを選択する。そして、十字キー釦204−cを押下して選択を決定する。
このようにして振動モード及び振動軸方向が決定すると、図5の処理に戻ってステップS12又はS17に進む。そして、決定された振動モードで、決定された振動軸方向に光学フィルタ18を振動させるように、圧電素子19をマイクロコンピュータ42から制御する。
上記の通り本第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができると共に、更に、ユーザーが塵埃除去駆動を調整することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明の目的は、以下の様にして達成することも可能である。まず、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、以下のようにして達成することも可能である。即ち、読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合である。ここでプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MOなどが考えられる。また、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)などのコンピュータネットワークを、プログラムコードを供給するために用いることができる。
本発明の第1の実施形態における電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。 図1に示す電子スチルカメラの外観図である。 本発明の第1の実施形態の電子スチルカメラにおける加振装置の構成を示す分解斜視図である。 図3に示す加振装置の平面図である。 本発明の第1の実施形態における電子スチルカメラの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるカメラ状態の取得及び振動モードの決定方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における電源の状態と振動モードとの関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態における振動軸方向を決定するためのテーブルを示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるパラメータと、振動モードとの関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態における塵埃の位置及び大きさの情報を取得する手順を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるカメラ状態の取得及び振動モードの決定方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における振動モード及び振動軸方向の選択に用いられるGUIの一例を示す図である。
符号の説明
1 絞り
2 絞り駆動回路
3 AF駆動回路
4 レンズシステム制御回路
5 レンズ
6、10 通信端子
11 AFセンサ
12 クイックリターンミラー
13 フォーカシングスクリーン
14 ペンタプリズム
15 AEセンサ
16 ファインダ
17 フォーカルプレーンシャッタ
18 光学フィルタ
19 圧電素子
20 撮像素子
21 A/D変換回路
22 画像処理回路
23 液晶駆動回路
24 液晶表示部
25 バッファメモリ
26 メモリコントローラ
27 メモリ
28 インタフェース
29 AC電源部
30 2次電池部
31 レリーズ回数検出回路
32 シャッター制御回路
33 電源種類検知回路
34 電源状態検知回路
35 電源制御回路
36 姿勢検知回路
37 撮影モード検知回路
38 撮影モード制御回路
39 塵埃位置・大きさ検知回路
40 光学フィルタ振動制御回路
41 ユーザー操作検知回路
42 マイクロコンピュータ
100 レンズユニット
200 カメラ本体
201 レリーズ釦
202 モードダイヤル
203 電子ダイヤル
204 十字キー及び選択釦
205 電源スイッチ
206 スイッチ群

Claims (11)

  1. 撮像素子の受光面側に配された光学素子を振動させることにより、当該光学素子に付着した塵埃を除去する機能を有する撮像装置であって、
    前記撮像装置の状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された状態に基づいて、振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを設定する設定手段と、
    前記設定手段による設定に基づいて前記光学素子を振動させるように制御する制御手段と
    を有する撮像装置。
  2. 撮像素子の受光面側に配された光学素子を振動させることにより、当該光学素子に付着した塵埃を除去する機能を有する撮像装置であって、
    前記撮像装置の状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された状態に基づいて、選択可能な振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果に基づいて、選択可能な選択肢を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された選択肢のうち、選択された振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを設定する設定手段と、
    前記設定手段による設定に基づいて前記光学素子を振動させるように制御する制御手段と
    を有する撮像装置。
  3. 前記表示手段は、前記判断手段により選択可能と判断されなかった振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかの選択肢を、選択可能と判断された選択肢とは異なる形式で表示することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記検出手段により検出する撮像装置の状態は、電源の容量及び種類、塵埃の位置及び大きさ、撮影モード、レリーズ回数、撮像装置の姿勢の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記光学素子を振動させる複数の振動素子を有し、
    前記複数の振動素子は、前記光学素子を光軸方向及び光軸に垂直な方向に振動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 撮像素子の受光面側に配された光学素子を振動させることにより、当該光学素子に付着した塵埃を除去する機能を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の状態を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された状態に基づいて、振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおける設定に基づいて前記光学素子を振動させる制御ステップと
    を有する制御方法。
  7. 撮像素子の受光面側に配された光学素子を振動させることにより、当該光学素子に付着した塵埃を除去する機能を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の状態を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された状態に基づいて、選択可能な振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおける判断結果に基づいて、選択可能な選択肢を表示手段に表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにおいて表示された選択肢のうち、選択された振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおける設定に基づいて前記光学素子を振動させる制御ステップと
    を有する制御方法。
  8. 前記表示ステップでは、前記判断ステップにおいて選択可能と判断されなかった振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくともいずれかの選択肢を、選択可能と判断された選択肢とは異なる形式で表示することを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
  9. 前記検出ステップにおいて検出する撮像装置の状態は、電源の容量及び種類、塵埃の位置及び大きさ、撮影モード、レリーズ回数、撮像装置の姿勢の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の制御方法。
  10. 前記撮像装置は、前記光学素子を振動させる複数の振動素子を有し、
    前記複数の振動素子は、前記光学素子を光軸方向及び光軸に垂直な方向に振動させることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の制御方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれかに記載の制御方法の各ステップを実現するためのプログラムコードを有することを特徴とする情報処理装置が実行可能なプログラム。
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JP2010103702A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Nikon Corp 撮像装置及びその異物除去プログラム
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US9274334B2 (en) 2012-04-18 2016-03-01 Altek Corporation Dust removal system, image capture device and dust removal vibration method thereof

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