JP2020179870A - 泡吐出器 - Google Patents

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拓馬 木村
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【課題】保形性の高い泡体を生成可能な泡吐出器に関する。【解決手段】泡吐出器は、液状組成物を泡として吐出可能に構成されている。泡吐出器は、液状組成物を収容する収容部と、中心軸に沿った第1方向に向けて開口した吐出口と、吐出口の周囲の複数の位置から第1方向とは反対の第2方向に沿って延びる複数のスリットと、が設けられ、吐出口及び複数のスリットから収容部内の液状組成物を泡として吐出する吐出部と、を具備する。液状組成物は、アニオン性界面活性剤を含有し、かつ4mPa・s以上25mPa・s以下の粘度を有する。泡吐出器では、吐出部の内径Dが5mm以上13mm以下であり、複数のスリットの中心軸方向の寸法S1が4mm以上8mm以下であり、複数のスリットの周方向の寸法S2が1mm以上2mm以下である。【選択図】図5

Description

本発明は、液状組成物を泡として吐出可能な泡吐出器に関する。
ボディーウォッシュなどといった液状組成物を空気と混合することによって泡として吐出可能な泡吐出器が広く利用されている。このような泡吐出器は、液状組成物の泡を吐出することによって、泡で構成された造形物である泡体を生成可能である。泡吐出器には、より見映えの良い泡体を生成可能な技術が求められる。
特許文献1には、見映えの良い泡体を生成可能な泡吐出器が開示されている。特許文献1に記載の泡吐出器では、泡を吐出する突出筒部に複数の傾斜開口部が設けられている。この泡吐出器では、突出筒部の複数の傾斜開口部を通過した泡が撚り合わされて一体となることで、意匠性の高い泡体が得られる。
特開2018−052610号公報
この一方で、泡吐出器によって生成される泡体の見栄えは、その意匠性のみならず、泡体自体の保形性によっても大きく左右される。つまり、いくら意匠性の高い泡体であっても、保形性が充分でないと、その形状をはっきりと視認できなくなる。このため、泡吐出器には、保形性の高い泡を吐出可能であることが求められる。
本発明の課題は、保形性の高い泡体を生成可能な泡吐出器に関する。
本発明の一形態に係る泡吐出器は、液状組成物を泡として吐出可能に構成されている。
泡吐出器は、液状組成物を収容する収容部と、中心軸に沿った第1方向に向けて開口した吐出口と、吐出口の周囲の複数の位置から第1方向とは反対の第2方向に沿って延びる複数のスリットと、が設けられ、吐出口及び複数のスリットから収容部内の液状組成物を泡として吐出する吐出部と、を具備する。
液状組成物は、アニオン性界面活性剤を含有し、かつ4mPa・s以上25mPa・s以下の粘度を有する。
泡吐出器では、吐出部の内径Dが5mm以上13mm以下であり、複数のスリットの中心軸方向の寸法S1が4mm以上8mm以下であり、複数のスリットの周方向の寸法S2が1mm以上2mm以下である。
本発明の泡吐出器によれば、保形性の高い泡体を生成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る泡吐出器の一部を破断して示す側面図である。 上記泡吐出器のヘッド部の側面図である。 上記泡吐出器のヘッド部の平面図である。 上記泡吐出器によって生成された液状組成物の泡体の一例を模式的に示す斜視図である。 上記泡吐出器の吐出部のスリットを拡大して示す図である。 上記泡吐出器の吐出部の別の実施形態の側面図である。 上記泡吐出器の吐出部の別の実施形態のスリットを拡大して示す図である。 上記泡吐出器の吐出部の別の実施形態の側面図である。 上記泡吐出器の吐出部の別の実施形態の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る泡吐出器の一部を破断して示す側面図である。 上記泡吐出器の吐出アタッチメントの側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書及び図面では、実質的に同一の構成について同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また、以下の説明における方向を示す表記は、実空間中の方向を示すものではなく、参照する図面を基準とする方向を示すものである。
<第1の実施形態>
[泡吐出器1の全体構成]
図1〜3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る泡吐出器1の全体構成を説明する。泡吐出器1は、収容部10と、ジョイント部20と、ヘッド部30と、を備える。図1では、説明の便宜上、泡吐出器1におけるジョイント部20の一部及びヘッド部30を破断した縦断面として示している。
収容部10は、上方に向けて開放された口部を有する中空の容器である。収容部10は、その内部空間に泡吐出器1が泡として吐出する液体である液状組成物を収容する。収容部10は、液状組成物を安定して貯蔵可能とする任意の材料で形成することができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ABS樹脂などの樹脂材料で形成することができる。
ジョイント部20及びヘッド部30は、収容部10内の液状組成物を泡として吐出可能なディスペンサとして構成される。ジョイント部20及びヘッド部30は、液状組成物を泡として吐出する機能を実現可能とする任意の材料で形成することができ、例えば、収容部10と同様の樹脂材料で形成することができる。なお、泡吐出器1では、ジョイント部20とヘッド部30とが相互に異なる材料で形成されていてもよい。
ジョイント部20は、キャップ部21と筒状部22とを有する。キャップ部21は、収容部10の口部に螺合されている。これにより、キャップ部21は、収容部10を上方から閉塞するとともに、ジョイント部20及びヘッド部30を収容部10に固定している。筒状部22は、キャップ部21から上方に延びる。筒状部22は、上下方向に貫通し、収容部10の内部空間と連通する貫通孔を形成している。
ヘッド部30は、頂部31と、第1管状部32と、ノズル部33と、吐出部40と、を有する。頂部31は、使用者からの押圧操作を受けるヘッド部30の上面を構成する。第1管状部32は、ジョイント部20の筒状部22内から頂部31まで上方に延びる流路32aを形成する。ノズル部33は、流路32aの上端部に接続され、頂部31から吐出部40まで左方向に延びる流路33aを形成する。
ヘッド部30には、公知の構成を用いて、収容部10内の液状組成物と吐出部40とを接続する一連の流路が設けられている。これにより、泡吐出器1は、ヘッド部30に設けられた流路を介して収容部10内の液状組成物を吐出部40に搬送することが可能となる。第1管状部32の流路32a及びノズル部33の流路33aは、ヘッド部30における液状組成物の流路の一部を構成する。
また、ヘッド部30は、第2管状部34を更に有する。第2管状部34は、第1管状部32の外側に設けられ、第1管状部32との間にジョイント部20の筒状部22を挿通させている。第1管状部32及び第2管状部34は、その間にジョイント部20の筒状部22を挿通させた状態で上下方向にスライド移動可能である。
泡吐出器1は、ポンプ機構(不図示)を備えるポンプ式の泡吐出器として構成される。つまり、泡吐出器1は、ポンプ機構の作用によって、使用者がヘッド部30の頂部31を下方に押し込む操作に連動して、収容部10内の液状組成物が泡として吐出部40に搬送されるように構成されている。
より詳細に、泡吐出器1では、ヘッド部30の頂部31が下方に押し込まれると、収容部10内の液状組成物が第1管状部32の流路32a及びノズル部33の流路33aを介して吐出部40に搬送される。これと同時に、泡吐出器1では、第1管状部32と第2管状部34との間の空間から、第1管状部32の流路32a内に設けられた混合部35に空気が供給される。
泡吐出器1は、収容部10内の液状組成物が吐出部40まで搬送される過程において、混合部35に供給された空気を液状組成物と混合することにより、液状組成物の泡が生成されるように構成されている。つまり、泡吐出器1は、液状組成物が吐出部40に到達する前に、液状組成物を液体から泡に変化させる。これにより、泡吐出器1は、収容部10内の液状組成物を泡として吐出部40から吐出可能となる。
また、泡吐出器1では、ヘッド部30に形成された液状組成物の流路における混合部35よりも下流の少なくとも1ヶ所に、メッシュ状の多孔部が設けられていてもよい。これにより、泡吐出器1では、混合部35で生成された液状組成物の泡を多孔部に通過させることにより、吐出部40から吐出する泡をよりきめ細かくすることができる。
吐出部40は、第1管状部32側とは反対側のノズル部33の端部を構成し、液状組成物の泡を吐出する開口部として構成される。吐出部40は、図2に示すように、中心軸Cに沿って左下方向に傾けて設けられている。吐出部40には、吐出口41とスリット42とが形成されている。泡吐出器1は、吐出部40における吐出口41及び複数のスリット42から液状組成物の泡を吐出可能である。
吐出口41は、吐出部40の先端40aに位置し、中心軸Cに沿った外方向(第1方向)に向けて開放されている。複数のスリット42は、吐出口41の周囲における周方向に離間した複数の位置から中心軸Cに沿った内方向(第2方向)に頂部31側に向けて切り欠き状に延びている。図2,3に示す構成では、吐出部40に6つのスリット42が設けられている。吐出口41と各スリット42とは、吐出部40の先端40aにおいて連通している。
泡吐出器1は、吐出部40から液状組成物の泡を吐出することによって、液状組成物の泡の吐出を受ける対象である泡受け体(例えば、使用者の手の平など)において液状組成物の泡の造形物である泡体を生成することができる。泡吐出器1は、吐出部40におけるスリット42の作用によって、模様のついた意匠性の高い液状組成物の泡体を生成することができる。
図4に示す泡体Fは、泡吐出器1によって吐出部40から吐出された泡で構成される液状組成物の泡体の一例である。泡体Fには、中央部から外側に向けて放射状に延びる6つのエッジEが形成されている。泡体Fにおける6つのエッジEは、6つのスリット42に対応し、つまり泡が6つのスリット42を通過することにより形成される。
泡吐出器1によって生成される液状組成物の泡体では、スリット42の数に対応した本数のエッジが放射状の模様を構成することによって高い意匠性が得られる。泡吐出器1によって生成される液状組成物の泡体には、このような意匠性が使用者によって確実に認識されるように、エッジが明確に視認可能であることが求められる。
泡吐出器1によって生成される液状組成物の泡体では、明確に視認可能なエッジを得るために、保形性が充分に高い必要がある。詳細については後述するが、泡吐出器1は、高い保形性を有し、エッジを明確に視認可能な泡体を生成可能な構成を有する。具体的に、泡吐出器1では、特定の構成の吐出部40及び液状組成物を併用することで、保形性の高い液状組成物の泡体を生成可能となる。
また、液状組成物の泡は、高い保形性を得るために、きめ細かいことが有利である。具体的に、泡吐出器1によって吐出される液状組成物の泡の平均泡径は、110μm以下であることが好ましい。液状組成物の泡の平均泡径は、動的フォームアナライザーを用いて求めることができる。動的フォームアナライザーとしては、例えば、KRUSS社製のDFA100−FSMを用いることができる。
液状組成物の泡の平均泡径は、泡吐出器1によって吐出された泡によって泡受け体に形成された液状組成物の泡体から求めることができる。具体的に、動的フォームアナライザーを用いて、泡受け体に生成されてから1秒後の液状組成物の泡体を撮像し、得られた画像を処理することによって液状組成物の泡の平均粒径を算出することができる。
更に、液状組成物の泡は、高い保形性を得るために、泡弾力が高いことが有利である。具体的に、泡吐出器1が吐出する液状組成物の泡の泡弾力は、35N以上であることが好ましく、40N以上であることが更に好ましい。液状組成物の泡の泡弾力は、レオメータを用いて求めることができる。レオメータとしては、例えば、レオテック社製のFUDOH RHEOMETER RT−2010J−CWを用いることができる。
一例として、液状組成物の泡の泡弾力は、以下のように求めることができる。まず、泡吐出器1によってシャーレ内に液状組成物の泡を吐出し、シャーレから溢れた泡を擦り切る。そして、レオメータを用いて、シャーレ内の泡に対して押速度5mm/sでのパラレルプレートによる圧縮を繰り返し、2回目の圧縮時の反力の値を液状組成物の泡の泡弾力とすることができる。
[吐出部40の詳細構成]
図1〜3,5を参照して、本実施形態に係る泡吐出器1の吐出部40の詳細構成について説明する。図1には、吐出部40の内径D及び肉厚Tが示されている。吐出部40の内径D及び肉厚Tは、中心軸Cと直交する径方向の寸法として規定される。図1に示す構成の吐出部40では、中心軸C方向に沿って内径D及び肉厚Tが一定である。
なお、吐出部40では、中心軸Cと直交する断面における内周面の輪郭が円形状でなく、つまり周方向において内径が一定でない場合には、内径Dが全周における内径の平均値として規定される。また、吐出部40では、周方向において肉厚が一定でない場合には、肉厚Tが全周における肉厚の平均値として規定される。
また、図5には、吐出部40の各スリット42について、中心軸C方向に沿った寸法S1と、周方向に沿った寸法S2と、が示されている。なお、図5には吐出部40における6つのスリット42のうち1つのみが示されているが、吐出部40では6つのスリット42がいずれも同様の構成を有する。
図5に示すように、吐出部40には、通常、周方向の寸法が均一な定常部42aと、周方向の寸法が不均一な非定常部42b,42cと、が形成される。定常部42aは、スリット42における大半の領域を占め、スリット42の目的とする機能を発現させる。非定常部42b,42cは、例えば成形性などの観点から設けられ、スリット42における中心軸C方向の両端部に位置する。
吐出部40では、スリット42の寸法S1が、定常部42a及び非定常部42b,42cの全体にわたる中心軸Cに沿った寸法として規定される。この一方で、吐出部40では、スリット42の寸法S2が、非定常部42b,42cを考慮に入れず、定常部42aの周方向の寸法として規定される。
本願の発明者は、泡吐出器1において、保形性が高くエッジを明確に視認可能な液状組成物の泡体が生成されやすくなる吐出部40の構成を見出した。具体的に、本実施形態に係る泡吐出器1では、吐出部40の内径Dが5mm以上13mm以下であり、各スリット42の寸法S1が4mm以上8mm以下であり、各スリット42の寸法S2が1mm以上2mm以下である。
泡吐出器1では、上記の吐出部40の構成により奏される効果が、吐出部40の内径Dとスリット42の寸法S1との比D/S1が特定の範囲内の場合に特に有効に得られる。具体的に、吐出部40の内径Dとスリット42の寸法S1との比D/S1が0.625以上3.25以下の構成において、泡吐出器1によって吐出部40から吐出される液状組成物の泡の保形性を特に効果的に向上させることができる。
また、泡吐出器1では、吐出部40の肉厚Tが1.0mm以上2.0mm以下であることが好ましい。吐出部40では、肉厚Tを1.0mm以上とすることにより、充分な強度を確保することができる。また、吐出部40では、肉厚Tを2.0mm以下に留めることにより、スリット42を通過する液状組成物の泡がスリット42を形成する壁面による影響を受けにくくなるため、より綺麗な形状のエッジを有する液状組成物の泡体を生成可能となる。
[液状組成物の詳細構成]
本実施形態に係る泡吐出器1では、液状組成物の構成が、上記の構成の吐出部40に適した構成とされる。つまり、泡吐出器1では、上記の構成の吐出部40と以下に説明する構成の液状組成物とを併用することによる相乗効果によって、保形性の高い液状組成物の泡体が更に得られやすくなる。以下、泡吐出器1に用いる液状組成物の詳細構成について説明する。
泡吐出器1に用いる液状組成物は、アニオン性界面活性剤を含有する。これにより、泡吐出器1では、アニオン性界面活性剤を含有しない液状組成物(例えば界面活性剤として非イオン性界面活性剤のみを含有する液状組成物)を用いる構成よりも、吐出部40から吐出する液状組成物の泡において高い保形性が得られやすくなる。
アニオン性界面活性剤としては、炭素数7以上23以下の炭化水素基を有する硫酸エステル系、硫酸エーテル系、リン酸エステル系、スルホン酸系及びカルボン酸系界面活性剤であって、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属、マグネシウムやカルシウムなどのアルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン(モノ、ジ又はトリ炭素数2以上3以下)、及びリジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸の塩が挙げられる。アニオン性界面活性剤は、酸の状態で配合し、追って塩基性物質を加えてもよい。
硫酸エステル系界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数0.5から8)アルキル硫酸塩が好ましい。リン酸エステル系界面活性剤としては、モノ(又はジ)ポリオキシエチレン(平均付加モル数0から10)直鎖又は分岐鎖アルキル(又はアルケニル)リン酸エステル塩が好ましい。スルホン酸系界面活性剤としては、α−オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数0から10)アルキルスルホコハク酸エステル、アシル化イセチオン酸塩及びアシル化タウリンが好ましく、アルキルベンゼンスルホン酸塩も例示される。カルボン酸系界面活性剤としては、脂肪酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数0から10)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸塩及びアシル化アミノ酸塩が好ましい。アシル化アミノ酸塩のアミノ酸残基としては、グルタミン酸、アスパラギン酸、アラニン、グリシンなどが挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、これらのうち、直鎖アルキルリン酸塩、分岐鎖アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、脂肪酸塩、アシル化アミノ酸塩が特に好ましい。
アニオン性界面活性剤は、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸ナトリウム、及びポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸又はそのアルカリ金属塩の群から選択される1種又は2種以上を含むことが好ましい。これにより、液状組成物に良好な造泡性を付与することができる。
また、泡吐出器1に用いる液状組成物は、空気と混合されて泡を形成する前の液体の状態において4mPa・s以上25mPa・s以下の粘度を有する。これにより、泡吐出器1では、4mPa・s未満の粘度、又は25mPa・sを超える粘度を有する液状組成物を用いる構成よりも、吐出部40から吐出する液状組成物の泡において高い保形性が得られやすくなる。
液状組成物の粘度は、25℃におけるB型回転粘度計による測定で得られる。B型回転粘度計における測定条件は、測定する液状組成物の粘度に応じて決定される。具体的に、粘度が1mPa・s以上20mPa・s以下の液状組成物の粘度は、BLアダプターを用い、回転速度を30rpmとして測定する。粘度が20mPa・sを超える液状組成物の粘度は、ローターNo.1を用い、回転速度を60rpmとして測定する。
液状組成物の粘度は、例えば、粘度調整剤を用いて、4mPa・s以上25mPa・s以下に調整することができる。液状組成物の粘度を低下させる粘度調整剤(希釈剤)としては、例えば、水を用いることができる。また、液状組成物の粘度を増加させる粘度調整剤(増粘剤)としては、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)を用いることができる。ポリエチレングリコールの数平均分子量は1000〜40000であることが好ましい。数平均分子量はGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)によって測定される値である。
泡吐出器1によって泡として吐出する液状組成物の用途としては、特定のものに限定されず、例えば、液体洗浄剤(ボディーウォッシュ、ハンドウォッシュ、洗顔剤など)、頭髪用化粧料(整髪剤、固定剤、育毛剤など)、肌用化粧料(化粧水、乳液、美容液など)、シェービングフォーム、食器用洗剤などが挙げられる。
泡吐出器1に用いる液状組成物には、その用途などに応じて、上記以外の成分を含有させることができる。例えば、液状組成物には、油分、保湿剤、着色剤、防腐剤、殺菌剤、香料、又は酸化防止剤などの成分を、1種又は2種以上含有させることができる。また、液状組成物には、例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテルやパンテノールなどの保湿剤、カチオン性ポリマーやシリコーン化合物及びその誘導体などのコンディショニング成分、エチレングリコールジステアリン酸エステルなどのパール化剤、セチルトリメチルアンモニウム塩などのカチオン性界面活性剤、染料や顔料などの着色剤、クエン酸や水酸化カリウムなどのpH調整剤、塩化ナトリウムなどの塩類、植物エキス類、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、ビタミン剤、抗炎症剤、抗フケ剤、香料、色素、紫外線吸収剤、及び酸化防止剤の群から選択される1種又は2種以上を適宜配合できる。
[吐出部40の別の実施形態]
泡吐出器1における吐出部40は、上記の構成に限定されず、目的とする液状組成物の泡体の形状などに応じて、様々に決定可能である。例えば、吐出部40におけるスリット42の数は、液状組成物の泡体に形成するエッジの本数に応じて適宜決定可能である。また、吐出部40におけるスリット42の間隔は、吐出部40における充分な強度を確保可能な範囲内で適宜決定可能である。
また、吐出部40のスリット42における非定常部42b,42cの有無は、泡吐出器1によって生成される液状組成物の泡体の保形性に実質的に影響を及ぼさない。したがって、泡吐出器1では、スリット42が非定常部42b,42cの少なくとも一方を有さず、例えば定常部42aのみによって構成されていても、上記と同様に保形性の高い液状組成物の泡体を生成することが可能である。
更に、吐出部40では、スリット42の定常部42aの周方向の寸法が一定でなくてもよい。例えば、図6,7に示す吐出部40のように、各スリット42の定常部42aが吐出口41に向けてテーパ状に広がっていてもよい。このように、定常部42aの周方向の寸法が一定でないスリット42では、定常部42aの吐出口41側とは反対側の端部の位置において寸法S2が規定される。
加えて、吐出部40では、内径及び肉厚が中心軸Cに沿って一定でなくてもよい。例えば、図8,9に示す吐出部40のように、吐出部40が吐出口41に向けて窄まった形状を有していてもよい。このように、内径及び肉厚が中心軸Cに沿って変化する吐出部40では、スリット42の吐出口41側とは反対側の端部の位置において内径D及び肉厚Tが規定される。
<第2の実施形態>
図10,11を参照して、本発明の第2の実施形態に係る泡吐出器101について説明する。本実施形態に係る泡吐出器101では、収容部10及びジョイント部20の構成が、第1の実施形態に係る泡吐出器1と共通する。この一方で、本実施形態に係る泡吐出器101では、ヘッド部130の構成が、第1の実施形態に係る泡吐出器1のヘッド部30と異なる。
より具体的に、本実施形態に係る泡吐出器101では、ヘッド部130のノズル部133が吐出部40と一体として構成されていない点で、第1の実施形態に係るヘッド部30のノズル部33と異なる。本実施形態に係る泡吐出器101は、ヘッド部130とは別部材として構成された吐出アタッチメント150を備える。吐出アタッチメント150は、ノズル部133の先端部に装着される。
より詳細に、泡吐出器101の吐出アタッチメント150は、中心軸Cに沿って貫通した筒状に形成されており、吐出ノズル部151と、嵌合部152と、フランジ部153と、を有する。吐出アタッチメント150では、フランジ部153が中心軸C方向の中央部に位置し、吐出ノズル部151及び嵌合部152がフランジ部153を挟んで中心軸C方向において相互に反対側に位置する。
吐出アタッチメント150は、嵌合部152がノズル部133内に先端部側から嵌め込まれることにより、ノズル部133に固定される。吐出アタッチメント150は、嵌合部152がノズル部133内に嵌め込まれる際に、周方向に沿って突出するフランジ部153がノズル部133の先端部に突き当てられることで、ノズル部133に対して位置決めされる。
吐出ノズル部151には、第1の実施形態に係る泡吐出器1と同様の構成の吐出部40が設けられている。泡吐出器101では、嵌合部152がノズル部133内に嵌め込まれた状態で、吐出部40が上記の第1の実施形態に係る泡吐出器1と同様の機能を果たすことができる。したがって、本実施形態に係る泡吐出器101でも、第1の実施形態に係る泡吐出器1と同様に、保形性の高い泡体を生成することが可能である。
吐出アタッチメント150では、スリット42がフランジ部153から離間していることが好ましい。これにより、吐出アタッチメント150では、吐出部40のスリット42を通過した液状組成物の泡がフランジ部153に接触しにくくなる。したがって、泡吐出器101では、フランジ部153の存在によって泡体の形状に影響が及びにくくなるため、より綺麗な形状のエッジを有する液状組成物の泡体を生成可能となる。
図11に示されるスリット42とフランジ部153との間隔Fは、スリット42を通過した液状組成物の泡がフランジ部153に接触することを効果的に抑制可能なように決定可能である。この観点から、泡吐出器101の吐出アタッチメント150では、スリット42とフランジ部153との間隔Fが、0.5mm以上であることが好ましく、1.0mm以上であることが更に好ましい。
<その他の実施形態>
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、本発明の構成を適用可能な泡吐出器は、上記の第1及び第2の実施形態で説明したようなポンプ式の泡吐出器に限定されない。本発明に係る吐出部及び液状組成物の構成は、ポンプ式の泡吐出器以外にも、例えば、液状組成物を収容する収容部がスクイズされることにより、吐出部から液状組成物の泡を吐出可能なスクイズ式の泡吐出器にも適用可能である。
<実施例及び比較例>
[序説]
上記の第1及び第2の実施形態の実施例及び比較例として、実施例1〜25及び比較例1〜14を行った。なお、実施例1〜25は上記実施形態の一例を示すものであって、本発明は実施例1〜25に示す構成に限定されない。下記の表1は、各実施例及び比較例で液状組成物として用いた市販品A〜Iの成分を示している。
Figure 2020179870
表1には、市販品A〜Iの成分として、含有量の多い順に2成分までが示されている。市販品A〜Hはいずれも、少なくとも1種類のアニオン性界面活性剤を含有する液状組成物である。この一方で、市販品Iは、アニオン性界面活性剤を含有せず、界面活性剤として非イオン性界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキル(12〜14)エーテルのみを含有する液状組成物である。
[実施例1〜9及び比較例1〜6]
実施例1〜9及び比較例1〜6では、吐出部の構成が相互に異なる泡吐出器、及び共通の構成の液状組成物を用いて、吐出部から吐出する液状組成物の泡の保形性の評価を行った。実施例1〜9及び比較例1〜6ではいずれも、液状組成物として粘度が8.0mPa・sである市販品Aを用いた。
下記の表2,3には、実施例1〜9及び比較例1〜6について、吐出部及び液状組成物の構成が示されている。実施例1〜9ではいずれも、吐出部の構成が上記実施形態の範囲内であり、つまり吐出部の内径Dが5mm以上13mm以下であり、スリットの寸法S1が4mm以上8mm以下であり、スリットの寸法S2が1mm以上2mm以下である。
これに対し、比較例1〜6ではいずれも、吐出部の構成が上記実施形態の範囲外である。つまり、比較例1では、スリットの寸法S1が上記実施形態の範囲外である。比較例2,3では、吐出部の内径Dが上記実施形態の範囲外である。比較例4,5では、スリットの寸法S2が上記実施形態の範囲外である。比較例6では、吐出部の内径D及びスリットの寸法S1が上記実施形態の範囲外である。
吐出部から吐出する液状組成物の泡の保形性の評価は、以下のように行った。まず、泡受け体としての手の平を、吐出方向と直交するように、吐出部の吐出口に対して1〜2cm離間させて対向させる。次に、吐出部から手の平に向けて液状組成物の泡を吐出して、手の平に液状組成物の泡体を形成する。そして、手の平に形成された液状組成物の泡体の外観を目視で観察する。液状組成物の泡の保形性の評価では、液状組成物の泡体の外観観察においてエッジがはっきり視認できるものほど保形性が高いものと判定した。
液状組成物の泡の保形性は、下記の判定基準によって、保形性の高いものから順に(A)、(B)、(C)、(D)で評価した。
(A) 泡体のエッジを特にはっきり視認できる
(B) 泡体のエッジをはっきり視認できる
(C) 泡体のエッジを視認できる
(D) 泡体のエッジを視認できない
表2,3には、実施例1〜9及び比較例1〜6における液状組成物の泡の保形性の評価結果も示されている。実施例1〜9ではいずれも、保形性の評価が(A)〜(C)であり、吐出部から充分な保形性を有する液状組成物の泡を吐出することができた。この一方で、比較例1〜6ではいずれも、保形性の評価が(D)であり、吐出部から充分な保形性を有する液状組成物の泡を吐出することができなかった。
Figure 2020179870
Figure 2020179870
[実施例10〜19及び比較例7〜9]
実施例10〜19及び比較例7〜9では、吐出部の構成が共通の泡吐出器、及び相互に異なる構成の液状組成物を用いて、吐出部から吐出する液状組成物の泡の保形性の評価を行った。実施例10〜19及び比較例7〜9ではいずれも、吐出部の内径Dを6.5mmとし、スリットの寸法S1を6.5mmとし、スリットの寸法S2を1.5mmとした。
実施例10〜19及び比較例7〜9ではいずれも、液状組成物として市販品A〜Iのいずれか1つを用いた。なお、実施例18及び比較例7では、市販品の粘度を低下させるための希釈剤として水を用いた。また、実施例19及び比較例8では、市販品の粘度を増加させるための増粘剤として数平均分子量6000のポリエチレングリコール(PEG6000)を用いた。
下記の表4〜6には、実施例10〜19及び比較例7〜9について、吐出部及び液状組成物の構成が示されている。実施例10〜19ではいずれも、液状組成物の構成が上記実施形態の範囲内であり、つまり液状組成物がアニオン性界面活性剤を含有し、かつ4mPa・s以上25mPa・s以下の粘度を有する。
これに対し、比較例7〜9ではいずれも、液状組成物の構成が上記実施形態の範囲外である。つまり、比較例7,8では、液状組成物がアニオン性界面活性剤を含有するものの、上記実施形態の範囲外の粘度を有する。比較例9では、液状組成物がアニオン性界面活性剤を含有せず、かつ上記実施形態の範囲外の粘度を有する。
表4〜6には、実施例10〜19及び比較例7〜9における液状組成物の泡の保形性の評価結果も示されている。実施例10〜19ではいずれも、保形性の評価が(A)〜(C)であり、吐出部から充分な保形性を有する液状組成物の泡を吐出することができた。この一方で、比較例7〜9ではいずれも、保形性の評価が(D)であり、吐出部から充分な保形性を有する液状組成物の泡を吐出することができなかった。
Figure 2020179870
Figure 2020179870
Figure 2020179870
[実施例20〜22]
実施例20〜22では、スリットとフランジ部との間隔Fが相互に異なる吐出アタッチメントを有する泡吐出器、及び共通の構成の液状組成物を用いて、吐出部から吐出する液状組成物の泡の保形性の評価を行った。実施例20〜22ではいずれも、液状組成物として粘度が8.0mPa・sである市販品Aを用いた。
下記の表7に示すように、実施例20では、スリットとフランジ部との間隔Fが1.0mmである。実施例21では、スリットとフランジ部との間隔Fが0.5mmである。実施例22では、スリットとフランジ部との間隔Fが0mmであり、つまりスリットとフランジ部とが離間していない。
表7には、実施例20〜22における液状組成物の泡の保形性の評価結果も示されている。実施例20〜22ではいずれも、保形性の評価が(A)〜(C)であり、吐出部から充分な保形性を有する液状組成物の泡を吐出することができた。また、実施例20〜22では、スリットとフランジ部との間隔Fが大きいほど、高い保形性が得られる傾向が見られた。つまり、間隔Fが0.5mmの実施例21では間隔Fが0mmの実施例22よりも高い保形性が得られ、間隔Fが1.0mmの実施例20では間隔Fが0.5mmの実施例21よりも更に高い保形性が得られた。
Figure 2020179870
[実施例23〜25及び比較例10〜14]
実施例23〜25及び比較例10〜14では、吐出部の構成が共通の泡吐出器、及び相互に異なる構成の液状組成物を用いて、吐出部から吐出する液状組成物の泡の平均泡径、泡弾力、及び保形性の評価を行った。実施例23〜25及び比較例10〜14ではいずれも、吐出部の内径Dを6.5mmとし、スリットの寸法S1を6.5mmとし、スリットの寸法S2を1.5mmとした。
下記の表8,9には、実施例23〜25及び比較例10〜14について、吐出部及び液状組成物の構成が示されている。実施例23〜25ではいずれも、液状組成物の構成が上記実施形態の範囲内であり、つまり液状組成物がアニオン性界面活性剤を含有し、かつ4mPa・s以上25mPa・s以下の粘度を有する。
これに対し、比較例10〜14ではいずれも、液状組成物の構成が上記実施形態の範囲外である。つまり、比較例10,11では、液状組成物がアニオン性界面活性剤を含有するものの、上記実施形態の範囲外の粘度を有する。比較例12,13では、液状組成物がアニオン性界面活性剤を含有せず、かつ上記実施形態の範囲外の粘度を有する。比較例14では、液状組成物がアニオン性界面活性剤を含有しない。
表8,9には、実施例23〜25及び比較例10〜14における液状組成物の泡の平均泡径、泡弾力、及び保形性も示されている。実施例23〜25ではいずれも、保形性の評価が(A)〜(C)であり、吐出部から充分な保形性を有する液状組成物の泡を吐出することができた。この一方で、比較例10〜14ではいずれも、評価が(D)であり、吐出部から充分な保形性を有する液状組成物の泡を吐出することができなかった。
また、液状組成物の泡の平均泡径が110μm以下である実施例23,24では、液状組成物の泡の平均泡径が110μmを超える実施例25よりも高い保形性が得られた。更に、液状組成物の泡の泡弾力が40N以上である実施例23,24では、液状組成物の泡弾力が40N未満の実施例25よりも高い保形性が得られた。
Figure 2020179870
Figure 2020179870
1…泡吐出器
10…収容部
20…ジョイント部
21…キャップ部
22…筒状部
30…ヘッド部
31…頂部
32…第1管状部
32a…流路
33…ノズル部
33a…流路
34…第2管状部
35…混合部
40…吐出部
40a…先端
41…吐出口
42…スリット
42a…定常部
42b,42c…非定常部

Claims (7)

  1. 液状組成物を泡として吐出可能に構成された泡吐出器であって、
    前記液状組成物を収容する収容部と、
    中心軸に沿った第1方向に向けて開放された吐出口と、前記吐出口の周囲の複数の位置から前記第1方向とは反対の第2方向に沿って延びる複数のスリットと、が設けられ、前記吐出口及び前記複数のスリットから前記収容部内の前記液状組成物を泡として吐出する吐出部と、
    を具備し、
    前記液状組成物は、アニオン性界面活性剤を含有し、かつ4mPa・s以上25mPa・s以下の粘度を有し、
    前記吐出部の内径Dが5mm以上13mm以下であり、前記複数のスリットの前記中心軸方向の寸法S1が4mm以上8mm以下であり、前記複数のスリットの周方向の寸法S2が1mm以上2mm以下である
    泡吐出器。
  2. 前記内径Dと前記寸法S1との比D/S1が0.625以上3.25以下である
    請求項1に記載の泡吐出器。
  3. 前記吐出部の肉厚Tが1.0mm以上2.0mm以下である
    請求項1又は2に記載の泡吐出器。
  4. 前記複数のスリットから前記第2方向に間隔をあけて設けられたフランジ部を更に具備する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の泡吐出器。
  5. 前記複数のスリットと前記フランジ部との間隔Fが0.5mm以上である
    請求項4に記載の泡吐出器。
  6. 前記吐出部から吐出する泡の平均泡径が110μm以下である
    請求項1から5のいずれか1項に記載の泡吐出器。
  7. 前記吐出部から吐出する泡の泡弾力が35N以上である
    請求項1から6のいずれか1項に記載の泡吐出器。
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