JP2020178509A - 電池温調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2次電池のリップル昇温に伴うユーザへの振動音の不快感を抑制することができる電池温調装置を提供する。【解決手段】電池温調装置100は、充放電可能であると共に車両200に搭載される2次電池201の充放電を制御することで2次電池201に流れるリップル電流によって2次電池201を自己発熱させる昇温制御を行う制御装置101を含む。制御装置101は、車両200のユーザの行動状況を取得し、ユーザの行動状況に応じて2次電池201の充放電を制御する周波数を多段階に変化させて昇温制御を行う。これにより、ユーザが車両200から遠い場合は昇温制御の周波数を高く設定することができ、ユーザが車両200に近づくほど昇温制御の周波数を低く設定することができる。このため、ユーザが昇温制御の振動音を感じにくくなる。【選択図】図1
Description
本発明は、電池温調装置に関する。
一般に、温度が過度に低下した2次電池は最大出力が著しく低下するので、負荷に対する十分な電力を供給することが困難になる。よって、2次電池の加熱が必要になる。しかし、2次電池が持つ電気エネルギを用いて2次電池そのものを加熱する場合、2次電池単独では十分な出力を得ることができず、迅速な加熱が困難であった。
そこで、外部回路を用いて2次電池の充放電を繰り返すことにより、出力が著しく低下した2次電池に大電流を発生させ、2次電池の内部抵抗による自己発熱で昇温する技術が、例えば特許文献1で提案されている。
しかしながら、上記従来の技術のように、2次電池の充放電を繰り返すリップル昇温の方法を用いて2次電池を加熱する場合、充放電を繰り返すためのスイッチ切り替えの周波数特性に伴って振動音が発生してしまう。特に、高速昇温制御すなわち高周波数での充放電になる程、車両のユーザに振動音の不快さを与える可能性がある。
本発明は上記点に鑑み、2次電池のリップル昇温に伴うユーザへの振動音の不快感を抑制することができる電池温調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電池温調装置は、制御装置(101、300)を含む。制御装置は、充放電可能であると共に車両(200)に搭載される2次電池(201)の充放電を制御することで2次電池に流れるリップル電流によって2次電池を自己発熱させる昇温制御を行う。
また、制御装置は、車両のユーザの行動状況を取得し、ユーザの行動状況に応じて2次電池の充放電を制御する周波数を多段階に変化させて前記昇温制御を行う。
これによると、ユーザの行動状況に応じて、ユーザが車両から遠い場合は昇温制御の周波数を高く設定することができる一方、ユーザが車両に近づくほど昇温制御の周波数を低く設定することができる。このため、ユーザが昇温制御の振動音を感じにくくなる。したがって、2次電池のリップル昇温に伴うユーザへの振動音の不快感を抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図を参照して説明する。図1及び図2に示された電池温調装置100は、車両200に搭載される装置であると共に、車両200に搭載された2次電池201を適切な温度に調整する装置である。図1に示されるように、車両専用のクラウドサーバ300は、ユーザの携帯端末機400及び車両200の電池温調装置100に対して、インターネットを介して相互に通信可能になっている。これは、ユーザの携帯端末機400と車両200とがコネクテッドしているとも言える。
以下、第1実施形態について図を参照して説明する。図1及び図2に示された電池温調装置100は、車両200に搭載される装置であると共に、車両200に搭載された2次電池201を適切な温度に調整する装置である。図1に示されるように、車両専用のクラウドサーバ300は、ユーザの携帯端末機400及び車両200の電池温調装置100に対して、インターネットを介して相互に通信可能になっている。これは、ユーザの携帯端末機400と車両200とがコネクテッドしているとも言える。
2次電池201は、充放電可能な複数の電池セルを有する。各電池セルとしては、例えばリチウムイオン電池を用いることができる。2次電池201は、低温になると化学反応が進みにくく充放電に関して十分な性能を発揮することができない。一方、2次電池201は、高温になると劣化が進行しやすい。したがって、各電池セルの温度は、充分な性能を発揮できる適正な温度の範囲内に調整される。
電池温調装置100は、走行用電動モータから車両走行用の駆動力を得る電気自動車としての車両200に搭載される。車両200は、車両停車時に外部電源から供給された電力を、車両200に搭載された2次電池201に充電可能となっている。外部電源は例えば商用電源である。2次電池201に蓄えられた電力は、走行用電動モータのみならず、電池温調装置100を構成する電動式構成機器をはじめとする各種車載機器に供給される。
また、図2に示されるように、電池温調装置100は、制御装置101、インバータ102、モータジェネレータ103を含む。制御装置101は、インバータ102を駆動して2次電池201の充放電を制御することで2次電池201に流れるリップル電流によって2次電池201を自己発熱させる昇温制御を行う。制御装置101は、昇温制御を行うに際し、車両200のユーザの行動状況を取得し、ユーザの行動状況に応じて2次電池201の充放電を制御する周波数を多段階に変化させる。
ここで、ユーザの行動状況とは、例えば、ユーザのスケジュールの情報、ユーザが所有するスマートフォン等の携帯端末機400に関する情報や、ユーザが身につけるウェアラブルセンサ等の生体センサの情報である。
携帯端末機400に関する情報としては、GPSによる位置情報、加速度センサの情報、充電の情報、表示画面の照度の情報等がある。生体センサの情報としては、GPSによる位置情報、単位時間当たりの歩数、消費エネルギ、睡眠情報、心拍情報、血圧情報等がある。これらの情報は、クラウドサーバ300に蓄積されることでユーザの行動履歴になり、学習されることでライフパターンの情報にもなる。
上記のユーザに関する情報は、図1に示されるように、インターネットを通じてクラウドサーバ300に蓄積される。例えば、図3に示されるように、クラウドサーバ300は、ユーザに関する個人行動履歴データに基づいてユーザのライフパターンを学習する。ライフパターンには、睡眠、車、会社、自宅、散歩、買い物等の情報が含まれる。
クラウドサーバ300は、個人行動履歴データの更新に伴って、随時、ライフパターンを最新の情報に更新する。情報の蓄積や解析、データの更新等は、クラウドサーバ300に搭載された解析用ソフトウェアや、昇温制御のためにプログラムされたAI(Artificial Intelligence)が行う。
クラウドサーバ300は、ユーザに関する情報の他に、ユーザの車両200、天候情報を提供する天候サーバ、静音区域の規制情報を提供する規制サーバ等の他のサーバからも各種の情報を取得する。クラウドサーバ300は、ユーザの車両200の情報として車両200のGPS情報を取得する。
クラウドサーバ300は、個人行動履歴データ、車両移動履歴データ、天候情報、地域の規制情報等に基づいて、ユーザが車両200に乗車する時刻及びユーザの乗車時間を推定し、ユーザと車両200との距離の情報及び規制区域の情報を取得する。そして、クラウドサーバ300は、乗車時刻推定値、乗車時間推定値、ユーザと車両200との距離情報、規制区域情報をユーザの車両200に提供する。制御装置101は、クラウドサーバ300から提供される情報に基づいて昇温制御を行う。制御装置101は、車両200に搭載された図示しない通信モジュールを介してクラウドサーバ300と通信を行う。
クラウドサーバ300は、昇温制御の一形態として、ユーザの携帯端末機400に2次電池201の昇温制御の許可依頼を求める場合もある。これにより、ユーザの意思で2次電池201の昇温制御が行われる場合がある。
また、図2に示されるように、モータジェネレータ103は、例えば、U相コイル104、V相コイル105、W相コイル106の3つが中性点で連結された3相回転機である。モータジェネレータ103のうち中性点側ではない各端子は、インバータ102を介して2次電池201に接続されている。
インバータ102は、U相、V相、W相の3相の交流の電圧及び電流を発生させて高電圧のモータジェネレータ103を駆動する。このため、インバータ102は、U相アーム107、V相アーム108、W相アーム109を有する。これら各アーム107〜109は、正極側配線110と負極側配線111との間に並列に接続されている。
各アーム107〜109は、直列に接続された2つのスイッチング素子112、113を有する。第1スイッチング素子112は、正極側配線110に接続されている。第2スイッチング素子113は、第1スイッチング素子112と負極側配線111との間に接続されている。
各スイッチング素子112、113のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード114がそれぞれ接続されている。また、各スイッチング素子112、113の接続点は、モータジェネレータ103の各端子に接続されている。各スイッチング素子112、113は例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であり、各ダイオード114はFWD(Free Wheeling Diode)である。
インバータ102の正極側配線110には、リレー115を介して2次電池201の正極が接続されている。また、インバータ102の正極側配線110と負極側配線111との間には平滑コンデンサ116が接続されている。
2次電池201の正極は、リレー117を介してU相に対応した各スイッチング素子112、113の接続点に接続されている。リレー115、117として、例えば可動接点形の電磁形リレーが用いられる。各スイッチング素子112、113及び各リレー115、117は後述する制御装置101からの操作信号によって電子操作される。
続いて、2次電池201の昇温制御について説明する。車両200が極低温の環境下に置かれることで2次電池201が冷えた状態になっていると、車両200の始動時に2次電池201から十分な出力が得られない。そこで、制御装置101は、インバータ102を駆動することで2次電池201の充放電を制御することで2次電池201に流れるリップル電流によって2次電池201を自己発熱させる昇温制御を行う。
昇温制御は、図示しない電池温度センサによって検出される2次電池201の温度や、2次電池201に含まれる監視装置118によって検出される各電池セルのセル電圧に基づいて行われる。そして、制御装置101は、2次電池201から平滑コンデンサ116への電気エネルギの移動処理と、平滑コンデンサ116から2次電池201への電気エネルギの移動処理と、を行う。つまり、制御装置101は、2次電池201の充放電による内部抵抗での発熱を狙った昇温制御を行う。
2次電池201から平滑コンデンサ116への電気エネルギの移動処理は、2次電池201の電圧を昇圧して平滑コンデンサ116に印加する昇圧処理となる。まず、リレー115を開状態とし、リレー117を閉状態とする。そして、制御装置101は、リレー117によって2次電池201に接続されないレッグであるV相及びW相について、下側アームの第2スイッチング素子113をオンする。これにより、2次電池201、リレー117、モータジェネレータ103、V相及びW相の第2スイッチング素子113を備えるループ経路に電流が流れ、モータジェネレータ103に電気エネルギが蓄えられる。
次に、制御装置101はV相及びW相の第2スイッチング素子113をオフする。これにより、モータジェネレータ103、V相及びW相の上側アームのダイオード114、平滑コンデンサ116、2次電池201、及びリレー117を備えるループ経路に電流が流れ、平滑コンデンサ116が充電される。
一方、平滑コンデンサ116から2次電池201への電気エネルギの移動処理は、平滑コンデンサ116の電圧を降圧して2次電池201に印加する降圧処理となる。まず、制御装置101は、リレー117によって2次電池201に接続されないレッグであるV相及びW相について、上側アームの第1スイッチング素子112をオンする。これにより、平滑コンデンサ116、V相及びW相の第1スイッチング素子112、モータジェネレータ103、リレー117、2次電池201を備えるループ経路に電流が流れ、モータジェネレータ103に電気エネルギが蓄えられる。
次に、制御装置101は、V相及びW相の第1スイッチング素子112をオフすることで、モータジェネレータ103、リレー117、2次電池201、V相及びW相の下側アームのダイオード114を備えるループ経路に電流が流れる。
以上のように、2次電池201と平滑コンデンサ116との間で電気エネルギの移動処理を、周波数を多段階に変化させて行う。これにより、2次電池201のエネルギ消費を抑制しつつ、2次電池201を昇温することができる。なお、上記の昇温制御は、インバータ102とモータジェネレータ103とを組み合わせたモータ+インバータ方式である。以上が、電池温調装置100の全体構成である。
次に、周波数を多段階に変化させる多段階昇温制御について、図4に示されたフローチャートを参照して説明する。図4のフローは、車両200が例えば−20℃のような極低温環境において即運転できない状況で実行される。すなわち、図4のフローは、車両200が起動される前にスタートする。車両200の起動とは、電源ボタンが押される前である。
また、図4のフローは、携帯端末機400において目的地が設定された場合や、ユーザのスケジュールやライフパターンから車両200に乗る可能性がある場合等のユーザの行動状況を、制御装置101がクラウドサーバ300から取得したときにスタートする。
まず、ステップS120では、ユーザの乗車前に、ユーザが車両200に長時間乗る確率が高いか否かが判定される。ユーザが車両200に長時間乗る確率は、ユーザの行動状況に基づいて算出される。確率が高いか否かは、確率が予め定められた閾値を超えるか否かによって判定される。
ステップS120において、ユーザが車両200に長時間乗る確率が低い場合、ステップS121に進む。これは、ユーザが短距離を運転する可能性が高い場合であり、いわゆるちょい乗りの短距離である可能性が高い場合である。
ステップS121では、車両200が起動される前に低い目標昇温温度に達するように、例えば第1周波数での昇温制御が実施される。低い目標昇温温度とは、図5に示されるように、短距離に対応した目標温度であり、例えば−10℃である。短距離の場合、2次電池201の大きな出力を必要としないので、車両200を動かすことができる温度まで2次電池201を昇温できれば良い。なお、ユーザが乗車した際に2次電池201が低い目標昇温温度に達していなくても良い。
ステップS120において、ユーザが車両200に長時間乗る確率が高い場合、すなわちユーザが短距離以外の距離を運転する可能性が高い場合、ステップS122に進む。これは、ライフパターンからユーザが長距離を運転すると推定される場合や、ナビゲーションに設定された目的地まで時間を要する場合等である。
ステップS122では、高い目標昇温温度に達するように、第1周波数での昇温制御が実施される。高い目標昇温温度とは、図5に示されるように、短距離以外に対応した目標温度であり、例えば5℃である。長時間あるいは長距離の場合、2次電池201の出力が必要となるので、ある程度の出力が得られる温度まで2次電池201が昇温される。なお、ユーザが乗車した際に2次電池201が高い目標昇温温度に達していなくても良い。
図4のステップS121またはステップS122の後、ステップS123では、ユーザの乗車後にモータが停止中であるか否かが判定される。これは、例えば駐車場で停車中の場合や、信号待ちで停車中の場合等である。つまり、車両200が走行しているか否かが判定される。ステップS123において、モータが停止中ではない、すなわち走行中の場合、多段階昇温制御は終了する。
一方、ステップS123において、モータが停止中である場合、ステップS124に進む。ステップS124では、ユーザの乗車後にユーザが車両200に長時間乗る確率が高いか否かが判定される。ステップS124では、例えば、最新のユーザの行動状況に基づいて判定される。ユーザは必ずしもスケジュールや目的地設定通りに行動するとは限らないからである。
ステップS124において、ユーザの乗車後にユーザが車両200に長時間乗る確率が低いと判定された場合、多段階昇温制御は終了する。これは、目的地が変更されて短距離の乗車になった場合や、短時間の移動で車両200が停車した場合等である。
ステップS124において、ユーザの乗車後にユーザが車両200に長時間乗る確率が高いと判定された場合、ステップS125に進む。ステップS125では、2次電池201の温度が高い目標昇温温度に達しているか否かが判定される。ステップS125において、2次電池201の温度が高い目標昇温温度に達していると判定された場合、多段階昇温制御は終了する。
一方、ステップS125において、2次電池201の温度が高い目標昇温温度に達していないと判定された場合、ステップS126に進む。ステップS126では、ステップS122と同様に、高い目標昇温温度に達するように、2次電池201の昇温制御が実施される。但し、既にユーザが車両200に乗っているので、第1周波数よりも周波数が低い第2周波数で昇温制御が実施される。この後、多段階昇温制御は終了する。
以上説明したように、本実施形態では、ユーザの行動状況に応じて、ユーザの乗車前は昇温制御の周波数を高い周波数である第1周波数に設定することができ、ユーザの乗車後は昇温制御の周波数を低く周波数である第2周波数に設定することができる。すなわち、ユーザが車両200から離れている場合は高周波数での昇温制御が可能である。また、ユーザが車両200に近い場合は振動音が発生しにくい低周波数での昇温制御が可能であるので、ユーザが2次電池201の昇温制御の振動音を感じにくくなる。したがって、2次電池201のリップル昇温に伴うユーザへの振動音の不快感を抑制することができる。
また、制御装置101は、ユーザの行動状況に応じて、リップル昇温の周波数を多段階に変化させて昇温制御を行うので、ユーザの乗車前にはユーザに不快感を与えることなく車両200の走行が可能な状態になっている。すなわち、2次電池201を効率良く加熱することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、制御装置101は、昇温制御として、図6に示された異音抑制制御を行う。図6のフローは、既に昇温制御が実行されている状態で実行される。
本実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、制御装置101は、昇温制御として、図6に示された異音抑制制御を行う。図6のフローは、既に昇温制御が実行されている状態で実行される。
ステップS130では、車両200とユーザとの距離が基準距離以内であるか否かが判定される。これは、ユーザの携帯端末機400のGPS情報と車両200のGPS情報とに基づいて距離が算出され、基準距離と比較される。基準距離は、異音がユーザに気づかれる可能性がある距離であり、例えば5mである。
ステップS130において、車両200とユーザとの距離が基準距離以内ではないと判定された場合、ステップS131に進む。これは、車両200とユーザとの距離が離れている場合である。
ステップS131では、車両200が音規制区域に位置しているか否かが判定される。音規制区域は、例えば、法律によって騒音が規制された区域や、自治的に騒音の抑制を管理する地域等である。音規制区域の情報は、クラウドサーバ300に集約されると共に、電池温調装置100に送信される。よって、ステップS131では、車両200のGPS情報と音規制区域の情報とに基づいて判定が行われる。
ステップS131において、車両200が音規制区域に位置していないと判定された場合、ステップS132に進む。ステップS132では、2次電池201の発熱量を優先する周波数が設定される。例えば、第1周波数が設定される。この後、異音抑制制御は終了する。
一方、ステップS131において、車両200が音規制区域に位置していると判定された場合、ステップS133に進む。ステップS133では、昇温制御に係る異音の抑制を優先する周波数が設定される。例えば、第1周波数よりも周波数が低いと共に異音が出にくい周波数として第2周波数が設定される。このように、ユーザが乗車する前であっても、異音を抑制するために低周波数である第2周波数が設定される場合がある。この後、異音抑制制御は終了する。
また、ステップS130において、車両200とユーザとの距離が基準距離以内であると判定された場合も、ステップS133に進む。車両200とユーザとの距離が近い場合には、昇温制御に係る異音の抑制が優先される。この後、異音抑制制御は終了する。
以上説明したように、第1周波数から第2周波数への切り替えのタイミングは、ユーザが車両200に到達するまでの距離に応じて定められるようにすることができる。すなわち、ユーザが車両200に近づく程、昇温制御の周波数が下がるので、昇温制御に伴うユーザへの振動音の不快感を抑制することができる。
さらに、リップル昇温では、2次電池201の下限値電圧以上を保ちつつ、発熱量が最大となるように充放電周波数を電池温度に基づき可変制御することが可能であるが、充放電周波数による振動音は考慮されていないため乗員に異音が聞こえる可能性がある。しかしながら、上記の異音抑制を優先した異音抑制制御を実施することで、ユーザの不快感を抑制することができる。
変形例として、ステップS130では、ユーザが車両200に到達するまでの時間が基準時間以内であるか否かが判定されても良い。ユーザが車両200に到達するまでの時間は、ユーザの携帯端末機400のGPS情報と車両200のGPS情報とに基づく距離と、ユーザの移動速度の情報と、から概算される。すなわち、第1周波数から第2周波数への切り替えのタイミングは、ユーザが車両200に到達するまでの時間に応じて定められても良い。
(第3実施形態)
本実施形態では、主に第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、第1実施形態に係る多段階昇温制御と、第2実施形態に係る異音抑制制御と、が組み合わされた電池昇温制御が実施される。以下、図7のフローチャートを参照して電池昇温制御について説明する。
本実施形態では、主に第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、第1実施形態に係る多段階昇温制御と、第2実施形態に係る異音抑制制御と、が組み合わされた電池昇温制御が実施される。以下、図7のフローチャートを参照して電池昇温制御について説明する。
まず、ステップS140では、出発前の事前昇温開始タイミングであるか否かが判定される。つまり、昇温制御が開始されていないか否かが判定される。ユーザが携帯端末機400を介して2次電池201の昇温制御の許可を行う場合も事前昇温開始タイミングに含まれる。出発前の事前昇温開始タイミングであると判定された場合、すなわち昇温制御が開始されていない場合、ステップS141に進む。
ステップS141は、ステップS120と同じ判定が行われる。ステップS141の判定結果によって、ステップS142またはステップS143に進む。ステップS142は、ステップS121と同様に、低い目標昇温温度に達するように昇温制御が実施される。ステップS143は、ステップS122と同様に、高い目標昇温温度に達するように昇温制御が実施される。
ステップS140において、出発前の事前昇温開始タイミングではないと判定された場合、すなわち既に昇温制御が開始されている場合、ステップS144に進む。ここまでの処理は、多段階昇温制御の前半の処理に対応する。
続いて、ステップS144、ステップS145、ステップS146、ステップS147では、ステップS130、ステップS131、ステップS132、ステップS133と同じ処理が行われる。ステップS144〜ステップS147の処理は、異音抑制制御に対応する。
この後、ステップS148、ステップS149、ステップS150、ステップS151では、ステップS123、ステップS124、ステップS125、ステップS126と同じ処理が行われる。ステップS148〜ステップS151の処理は、多段階昇温制御の後半の処理に対応する。
以上のように、多段階昇温制御と異音抑制制御を組み合わせて実施することができる。これにより、昇温を多段階にすることで無駄の少ない必要最低限の昇温が可能になると共に、異音への不快感を低下させることができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、主に第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。上述の多段階昇温制御では、制御装置101は、ユーザの行動状況に基づいてユーザの乗車タイミングを予測して昇温制御を開始していた。本実施形態では、ユーザの乗車が確定するまでは2次電池201に対して予備昇温をすることで、乗車タイミングが遅れたり、乗車しなかった場合でも昇温の無駄を省くことが特徴となっている。
本実施形態では、主に第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。上述の多段階昇温制御では、制御装置101は、ユーザの行動状況に基づいてユーザの乗車タイミングを予測して昇温制御を開始していた。本実施形態では、ユーザの乗車が確定するまでは2次電池201に対して予備昇温をすることで、乗車タイミングが遅れたり、乗車しなかった場合でも昇温の無駄を省くことが特徴となっている。
例えば、図8に示されるように、ユーザの走行時間の予測と走行距離に応じて、2次電池201の予備昇温の温度と最終温度が設定される。車両200が例えば−20℃の環境に置かれた状態において、まだ短距離以外の判定がなされていない場合は短距離の走行であるとして、予備昇温の昇温目標温度は−15℃に抑制される。キー解除等で乗車が確実になった時点で最終温度として−10℃まで1分程度の短時間に昇温が実施される。
ナビゲーションの行き先が予め設定されていたり、ライフパターンから通勤で乗車することが推定される場合は、予備昇温の昇温目標温度は1℃に設定される。また、乗車が確実になった時点で最終温度として5℃まで昇温する。
具体的には、図9に示されるように、時点T1で予備昇温が開始された場合、まず、低い目標昇温温度に達するように、第1周波数で昇温制御が実施される。これにより、時点T1から2次電池201の電池温度が上昇していく。
時点T2において、ユーザと車両200との距離が基準距離以内になると、異音を抑制するために第2周波数で昇温制御が実施される。これにより、昇温スピードは落ちるが、2次電池201の電池温度は継続して上昇する。
時点T3から時点T4まで、車両200が移動する。例えば、時点T4において、長く乗る確率が高いと判定される。例えば、時点T3から時点T4までの間に、電池温度が低い目標昇温温度を超える。時点T4から時点T5まで、車両200は信号待ちで停車し、モータは停止する。
時点T5から時点T6まで、再び車両200が移動する。この間、2次電池201は、昇温制御だけでなく、モータ駆動によっても温まる。時点T6から時点T7まで、再び車両200は信号待ちで停車する。例えば、時点T7で2次電池201の電池温度が高い目標昇温温度に達する。
以上説明したように、予備昇温と最終温度の設定によって、2次電池201を効率良く多段に昇温することができる。温度設定については、予備昇温と最終温度の設定に限られず、予備昇温と最終温度との間に第3の温度や第4の温度が設定されても良い。ユーザの行動や車両200の状態によっては、図9に示された例よりもさらに多段の昇温が実施される場合も当然ある。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された電池温調装置100の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、昇温制御を行うための周波数は、第1周波数及び第2周波数の2段階に限られず、3段階や4段階等に細かく変更されても良い。
上記各実施形態で示された電池温調装置100の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、昇温制御を行うための周波数は、第1周波数及び第2周波数の2段階に限られず、3段階や4段階等に細かく変更されても良い。
制御装置101は、ユーザに対して昇温制御の実行を提案しても良い。昇温制御の実行の提案は、例えば、ユーザの過去の行動履歴、ユーザのスケジュール、及びユーザによって予め設定された目的地のうちの少なくとも一つの情報に基づいてユーザの乗車が予測される場合等に行われる。
ユーザの乗車が予測は、制御装置101が行っても良いし、クラウドサーバ300が行っても良い。制御装置101あるいはクラウドサーバ300がユーザから昇温制御の指示を受けた場合、制御装置101はユーザの乗車前に昇温制御を行う。これにより、ユーザの乗車が予測される場合、ユーザの指示をトリガとして2次電池201の昇温を開始することができる。
また、制御装置101は、ユーザの行動状況に基づいてユーザの乗車時間が一定時間を超える長時間運転であると推定される場合、あるいは、ユーザの乗車時間が長時間運転よりも短い短時間運転であると推定される場合に応じた昇温制御を行っても良い。運転時間の推定は、制御装置101が行っても良いし、クラウドサーバ300が行っても良い。
具体的には、ユーザの乗車時間が一定時間を超える長時間運転であると推定される場合、制御装置101は、ユーザの乗車前に2次電池201が第1目標温度に達するように昇温制御を行う。第1目標温度は例えば5℃である。例えば、2次電池201を−20℃から5℃まで昇温する。
一方、ユーザの乗車時間が短時間運転であると推定される場合、制御装置101は、2次電池201が第1目標温度よりも低い第2目標温度に達するように昇温制御を行う。第2目標温度は例えば−10℃である。2次電池201が第2目標温度に達すれば、ちょい乗り程度が可能になる。
そして、短時間運転であると推定された後にユーザの行動状況の変化に伴って長時間運転であると推定される場合がある。このような場合、制御装置101は、信号待ち等の車両200の停車時に第1目標温度に対する温度不足分を補うために昇温制御を行う。つまり、制御装置101は、2次電池201の多段昇温を行う。このように、ユーザの乗車時間の推定に従って、2次電池201に対する昇温制御を行っても良い。
制御装置101は、ユーザの乗車後に乗車時間が一定時間を超える長時間運転であると推定される場合であって2次電池201が第1目標温度に達していない場合、信号待ち等の車両200の停車時に第1目標温度に対する不足分を補うために昇温制御を行う。これにより、2次電池201を多段昇温することができ、短時間で第1目標温度まで昇温することができる。
制御装置101は、2次電池201の残存容量の情報を取得し、2次電池201の残存容量に応じた制御を行うことも可能である。例えば、制御装置101は、昇温制御に必要な電力と次回の乗車距離の予測に応じて2次電池201の残存容量を制御しても良い。または、制御装置101は、2次電池201の残存容量に応じて昇温制御の目標温度を変更しても良い。これにより、次回の乗車時の航行距離を確保することができる。
電池温調装置100は、車両200の車室内空間を適切な温度に調整する空調装置としても機能するように構成されていても良い。この場合、電池温調装置100は、蒸気圧縮式冷凍機としての冷凍サイクル装置を有する。冷凍サイクル装置は、冷却水が循環する冷却回路や、冷媒が循環する冷媒回路を含む。そして、2次電池201で発生する熱は、冷却回路を循環する冷却水の加熱に利用されるようにしても良い。あるいは、2次電池201で発生する熱は、上述のモータジェネレータ103等の車載機器の加熱に利用されるようにしても良い。
上記各実施形態では、制御装置101がインバータ102に対して昇温制御の指令を行っていたが、クラウドサーバ300がインバータ102に対して昇温制御の指令を行っても良い。この場合、クラウドサーバ300が制御装置となる。すなわち、2次電池201の昇温制御の指令を行う装置は、コネクテッドを利用すれば、車両200に搭載されている必要はない。この場合、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、クラウドサーバ300が特許請求の範囲の「制御装置」に対応する。
100 電池温調装置
101 制御装置
200 車両
201 2次電池
300 クラウドサーバ
101 制御装置
200 車両
201 2次電池
300 クラウドサーバ
Claims (8)
- 充放電可能であると共に車両(200)に搭載される2次電池(201)の充放電を制御することで前記2次電池に流れるリップル電流によって前記2次電池を自己発熱させる昇温制御を行う制御装置(101、300)を含み、
前記制御装置は、前記車両のユーザの行動状況を取得し、前記ユーザの行動状況に応じて前記2次電池の充放電を制御する周波数を多段階に変化させて前記昇温制御を行う電池温調装置。 - 前記制御装置は、前記車両が起動される前に第1周波数で前記昇温制御を行い、その後、前記第1周波数よりも周波数が低い第2周波数で前記昇温制御を行う請求項1に記載の電池温調装置。
- 前記第1周波数から前記第2周波数への切り替えのタイミングは、前記ユーザが前記車両に到達するまでの時間、または、前記ユーザが前記車両に到達するまでの距離に応じて定められる請求項2に記載の電池温調装置。
- 前記制御装置は、前記ユーザの過去の行動履歴、前記ユーザのスケジュール、及び前記ユーザによって予め設定された目的地のうちの少なくとも一つの情報に基づいて前記ユーザの乗車が予測される場合は前記ユーザに対して前記昇温制御の実行を提案し、前記ユーザから前記昇温制御の指示を受けた場合は前記ユーザの乗車前に前記昇温制御を行う請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電池温調装置。
- 前記制御装置は、
前記ユーザの行動状況に基づいて前記ユーザの乗車時間が一定時間を超える長時間運転であると推定される場合は前記ユーザの乗車前に前記2次電池が第1目標温度に達するように前記昇温制御を行い、
前記ユーザの行動状況に基づいて記ユーザの乗車時間が前記長時間運転よりも短い短時間運転であると推定される場合は前記2次電池が前記第1目標温度よりも低い第2目標温度に達するように前記昇温制御を行い、
前記短時間運転であると推定された後に前記ユーザの行動状況の変化に伴って前記長時間運転であると推定される場合は前記車両の停車時に前記第1目標温度に対する温度不足分を補うために前記昇温制御を行う請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電池温調装置。 - 前記制御装置は、前記ユーザの乗車後に前記ユーザの乗車時間が一定時間を超える長時間運転であると推定される場合であって前記2次電池が第1目標温度に達していない場合、前記車両の停車時に前記第1目標温度に対する不足分を補うために前記昇温制御を行う請求項1ないし5のいずれか1つに記載の電池温調装置。
- 前記制御装置は、前記2次電池の残存容量の情報を取得し、前記昇温制御に必要な電力と次回の乗車距離の予測に応じて前記2次電池の残存容量を制御する、または、前記2次電池の残存容量に応じて前記昇温制御の目標温度を変更する請求項1ないし6のいずれか1つに記載の電池温調装置。
- 前記2次電池で発生する熱は、前記車両に搭載されると共に冷却水が循環する冷却回路、あるいは、車載機器の加熱に利用される請求項1ないし7のいずれか1つに記載の電池温調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019081030A JP2020178509A (ja) | 2019-04-22 | 2019-04-22 | 電池温調装置 |
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JP2019081030A Pending JP2020178509A (ja) | 2019-04-22 | 2019-04-22 | 電池温調装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113715692A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-11-30 | 重庆长安新能源汽车科技有限公司 | 电动汽车的动力电池脉冲加热噪音的控制系统及控制方法 |
WO2022249913A1 (ja) * | 2021-05-26 | 2022-12-01 | 株式会社デンソー | 充電装置、及びプログラム |
CN116454469A (zh) * | 2022-01-06 | 2023-07-18 | 宇通客车股份有限公司 | 一种电池加热控制方法及系统 |
WO2024045718A1 (zh) * | 2022-09-01 | 2024-03-07 | 中国第一汽车股份有限公司 | 车载动力电池的加热控制方法、加热控制装置、车辆 |
-
2019
- 2019-04-22 JP JP2019081030A patent/JP2020178509A/ja active Pending
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