JP2020176433A - 施錠装置 - Google Patents

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伸也 江口
Shinya Eguchi
伸也 江口
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Abstract

【課題】本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、管理人又はメンテナンス員の移動コスト・時間コストがかからなくするために、動作アクチュエータに対する負荷を側圧の大きさにかかわらず一定にする施錠装置を提供することにある。【解決手段】第1の弾性手段(41)の弾性力により施錠状態を解錠状態に変化させ、施錠対象を保持可能な保持部を有するラッチ(30)を備えた施錠装置であって、電気的な作用により進退可能な第1の規制プレート(23)を備えた動作アクチュエータ(20)と、第1の規制プレートの規制解除により回転する回転プレート(50)と、回転プレートの動作により進退可能であり、ラッチを施錠状態に保持する第2の規制プレート(60)と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、貴重品庫、金庫等のドアの施錠を電気的駆動源による開閉が可能な施錠装置に関するものである。
従来から金庫や貴重品庫のドアの施錠を行う際に、ソレノイド等の電気駆動源により作動するタイプは、ソレノイドに電力を供給し、ソレノイドのON又はOFFにより施錠装置の施錠のロック状態と開放状態の切替を行ってきた。ソレノイド本体に進退が可能なプランジャーを有する電磁ソレノイドとラッチレバーを備えリンク機構により開閉操作を制御する施錠装置が多々提案されてきている。
例えば、特許文献1の施錠装置は、縦方向と横方向とを有し、ソレノイド本体であるコイルに対して進退可能なプランジャーを有する電磁ソレノイドと、プランジャーの進退に応じて移動するレバー受け部と、回転軸を中心として旋回可能であって、かつ、レバー受け部に係合されるラッチレバーとを備えている。この施錠装置では、電磁ソレノイド、レバー受け部、及び回転軸が、縦方向において直線的に並んでいる発明である。
特開2017−210751号公報
しかしながら、図11に従来の施錠装置210が示されている。図11に示すように、扉2に設けられている扉シャフト4が何らかの事情により図の右に引かれると、ラッチ230に右回転のトルクが加わり、結果的に連結されたソレノイド220の負荷にその力が加わり、その力がソレノイド220の動作推力P1以上になると解錠しなくなる。具体的には貴重品庫内に過量に物を入れて扉を閉めてロックした時、扉2が内容物に外側に押されている状態がある。このラッチ230に対する負荷を一般的には側圧P2という。
側圧P2がソレノイド220の動作推力P1の過負荷になってしまう理由は、ソレノイド220が解錠の直接的な役割を果たすため、ラッチ230の負荷を受ける部材とソレノイド220までが連結されている必要があり、そのため側圧P2がソレノイド鉄心222にまで伝わってしまうからである。側圧P2の伝達は、側圧P2がラッチ230を右回転させる。
次に、ディテントレバー202を右回転させる。それによりリンク201を右に引っ張り、ソレノイド鉄心222を右に引っ張るという側圧P2の伝達となる。電気駆動部品が解錠の役割を直接果たす場合は、図10以外の構造であっても側圧により解錠しないという問題が必ず起こる。側圧による影響については、解錠しない場合、管理人又はメンテナンス員が呼ばれて、移動コスト・時間コストがかかるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、管理人又はメンテナンス員の移動コスト・時間コストがかからなくするために、動作アクチュエータに対する負荷を側圧の大きさにかかわらず一定にする施錠装置を提供することにある。
第1の弾性手段の弾性力により施錠状態を解錠状態に変化させ、施錠対象を保持可能な保持部を有するラッチを備えた施錠装置であって、
電気的な作用により進退可能な第1の規制プレートを備えた動作アクチュエータと、
前記第1の規制プレートの規制解除により回転する回転プレートと、
前記回転プレートの動作により進退可能であり、前記ラッチを施錠状態に保持する第2の規制プレートと、を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、側圧が直接動作アクチュエータに影響がないようにすることが可能であり、動作アクチュエータに対する負荷を側圧の大きさにかかわらず、動作アクチュエータの動作力以下で、しかも掛かる負荷を一定にすることができる。
実施形態の施錠装置と施錠の対象となる扉の様子を示す概念図である。 実施形態の施錠装置の斜視図である。 実施形態の施錠装置の構成の一部を示す斜視図である。 実施形態の施錠装置の構成の一部を示す正面図である。 実施形態の施錠装置の作用を示す概要図である。 実施形態の施錠装置の作用を示す概要図である。 実施形態の施錠装置の作用を示す概要図である。 実施形態の施錠装置の作用を示す概要図である。 実施形態の施錠装置の作用を示す概要図である。 他の実施形態の施錠装置の構成の一部を示す正面図である。 従来の施錠装置の動作を示す作用の概要図である。
本発明にかかる施錠装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
(実施例1)
図1から図9を参照し、実施形態の施錠装置10について構成及び作用を以下に説明する。先ず、図1から図4を参照し実施形態の施錠装置10の構成について説明する。図1は、実施形態の施錠装置10と施錠の対象となる扉2との様子を示す概念図である。図2は、実施形態の施錠装置10の斜視図である。図3は実施形態の施錠装置10の構成の一部を示す斜視図である。図4は、実施形態の施錠装置10が施錠した状態の構成の一部を示す正面図である。
図1に示すように貴重品金庫の扉2は、2つのシャフト支持部3に把持される棒状の扉シャフト4が設けられており、扉シャフト4が施錠装置10のラッチ30に保持されることにより扉2は施錠状態となる。尚、ラッチ30が保持する形状は、限定する必要は無く扉シャフト4のようなシャフト形状の他に、長孔又は四角孔の空いた金具にラッチ30の先端等を引っ掛けて施錠を保持する構造であっても良い。
図1又は図2に示すように、施錠装置10は、2枚の筐体プレート11、12があり、その筐体プレート11、12に挟み込まれた内部に施錠装置10の機構が内蔵されている。
次に、図3又は図4を参照し施錠装置10の内蔵される機構の構造について説明する。先ず、施錠装置10は、扉シャフト4を保持するラッチ30が設けられている。ラッチ30は、長孔となる円弧状に延びた空間であるシャフト保持部32により棒状の扉シャフト4(図1)を保持する。ラッチ30は、中心附近に円状の貫通孔に円柱状の回転シャフト71が貫通しており、ラッチ30は、この回転シャフト71を軸にし回転駆動する。ラッチ30は、回転シャフト71を中心にシャフト保持部32と対称の位置に、先端が円弧状となり突出した突形状部33が設けられている。
また、ラッチ30は、シャフト保持部32に対して90°の方向に延び、後述するロックプレート60に当接するロックプレート当接部34が設けられている。突形状部33からロックプレート当接部34に向かって直線状に延びており、回転シャフト72を誘導する誘導部37を備えている。
ラッチ30は、ラッチ30と同じ回転シャフト71に支持されており、ラッチ30を右回転(解錠)させる役割をするダブルトーションバネであるラッチトーションバネ41を設けている。また、ラッチトーションバネ41は、一方をシャフト保持部32に円弧状の切欠きが設けられたトーションバネ引掛け部35により掛かり、他方を筐体プレート11、12に跨がる筐体水平部15に掛かっている。
次に、ロックプレート60について説明する。ロックプレート60は、平板形状をしており、後述する回転プレート50を差し入れる貫通した四角形状の貫通四角孔61が空いている。貫通四角孔61は、回転プレート50と密着することなく、回転プレート50よりも長さに対して大きく形成し、貫通四角孔61の空間を備えている。この貫通四角孔61の空間により静荷重力ではなく、ロックプレートスプリング43の弾性力による衝撃荷重力を利用し、ラッチ30の回転移動をよりスムーズにしている。本発明の構造での衝撃荷重力は、瞬間的ではあるが静荷重よりも大きな推力を得ることができるため、解錠する動作において、ロックプレート60に掛かる側圧に十分に打ち勝つことができ、この推力を有効に活用し解錠することができる。
ロックプレート60は、筐体プレート11、12の側方に両方向へ突出したスライド突出部62が設けられ、2枚の筐体プレート11、12の四角形状のスライド孔13(図1又は図2に示す)に沿って水平方向に移動可能である。
また、ロックプレート60は、図の左側よりロックプレートスプリング43を差し入れることが可能な形状をしている。ロックプレートスプリング43は、押しコイルバネであり、圧縮されると図の右方向に水平移動する力を持つ。また、ロックプレートスプリング43は、回転プレート50が回転移動すると圧縮されてロックプレート60を右にスライドさせる役目を果たす。ロックプレート60は、ラッチ30と異なる動作ベクトルを持つことによってラッチ30の回転運動を阻害する役割を果たす。
次に、回転プレート50は、平板形状をしており回転シャフト73に軸支され回転運動をする。回転プレート50は、回転シャフト73と水平方向に延びた先端の一部を切り欠き、ソレノイドプレート23と嵌合するソレノイド嵌合部52を備えている。また、回転プレート50は、ラッチ30方向に延びた円弧状突出部51を備え、ラッチ30の突形状部33とぶつかる。
回転プレート50は、後述する回転トーションバネ42が圧縮された時に左回転のトルクを持つ。回転プレート50は、ソレノイドプレート23によって左回転の動作を制限される。また、回転プレート50は、自身の回転力が無くなる時点でラッチ30の突形状部33に打ち付けられて右回転する。
回転プレート50は、右回転する時にロックプレートスプリング43を圧縮してロックプレート60を右移動させる役割を果たす。回転プレート50は、ソレノイドプレート23による制限が無くなると左回転しロックプレート60にぶつかり、ロックプレート60を左方向にスライド移動させる役割を果たす。また、回転プレート50が回転移動すると圧縮されてロックプレート60を右にスライドさせる役目を果たす。
次に、回転トーションバネ42は、ダブルトーションバネとなっており、一つの弦巻を回転シャフト73に支持されて、もう一つの弦巻は回転シャフト72に支持され、回転プレート50を左回転する役割を果たす。
回転シャフト72、73は、円柱状を成し回転トーションバネ42の2つの弦巻に嵌められている。回転シャフト72は、2枚の筐体プレート11、12に設けられた円弧状のスライド孔16(図1又は図2に示す)に沿って移動し、施錠時のラッチ30の左回転によってラッチ30と接触し左側に押されて回転トーションバネ42を圧縮する役割を果たす。
次に、ソレノイドプレート23は、平板形状をしておりソレノイド鉄心22と連結している。また、ソレノイドプレート23は、筐体プレート11、12の側方に両方向へ突出したスライド突出部24が設けられ、2枚の筐体プレート11、12の四角形状のスライド孔14(図1又は図2に示す)に沿って水平方向に移動可能である。ソレノイドプレート23は、ソレノイドスプリング44によって図の右にスライド移動する力を持つ。ソレノイドプレート23は、右に移動している時に回転プレート50の回転動作を止める役割を果たす。
次に、ソレノイドスプリング44は、無励磁の時にソレノイド鉄心22を電磁ソレノイド21より突出させる役割をする押しコイルバネである。ソレノイドスプリング44のバネ力は、電磁ソレノイド21の動作時推力以下だが、無励磁にはソレノイド鉄心22を突出させて、ソレノイドプレート23を移動させる力を持つ。
次に、図5から図9を参照し実施形態の施錠装置10の作用について説明する。図5から図9は、実施形態の施錠装置10の作用を示す概要図である。図5(A)に示すように電磁ソレノイド21に通電すると、矢印方向Pに動作して連結しているソレノイドプレート23も左にスライド移動して、回転プレート50のソレノイド嵌合部52との嵌合が外れて、回転プレート50はフリーの状態となり、左回転(Q)して、ロックプレート60に衝撃荷重力を伴って貫通四角孔61の端(図3のA)にぶつかる。
また、図5(B)に示すように、回転プレート50は、電磁ソレノイド21が通電OFFの矢印方向Pに力が掛かる状態になってもソレノイドプレート23を通り過ぎているため、回転動作を制限されない。つまり、通電OFFでも施錠装置10としては解錠状態にある。このように、通電OFFでも施錠装置10としては解錠状態にあることによって、電気錠が側圧に勝てなかったとしても、手で扉2(図1)を外から押して開くことが可能であり、解錠できなかったというトラブルを回避することが可能である。
もし何らかの扉2(図1)からの力が掛かり、図6に示すように側圧が回転プレート50の左回転(Q)するトルク以下であるならロックプレート60は左方向(T)に移動してラッチ30はフリーの状態となり、右回転(S)、つまり解錠する。
次に、側圧が勝っていた場合でも、側圧が低減して回転プレート50のトルク力の方が勝れば、やはりロックプレート60が左方向に移動してラッチ30はフリーとなる。
尚、ラッチ30が右回転(S)すると、押されていた回転シャフト72が右回転(U)し、回転トーションバネ42が自由角度となり、回転プレート50は回転トルクが無くなる。回転プレート50の回転トルクが無くなった時点で解錠方向に回転途中であったラッチ30の突形状部33が回転プレート50の円弧状突出部51とぶつかる。
次に、図7に示すようにラッチ30が回転し続けると(S)、解錠を完成するが、もし、ラッチ30が完全に回転しなくても半開きである扉2(図1)を手動で開くことによってラッチ30が回転し(S)、完全な解錠状態となる。
尚、ラッチ30の完全解錠までの動きによって、回転プレート50が押されて右回転(Q)をするが、その動きによって、ソレノイドプレート23はソレノイドスプリング44により右方向(P)に力が掛かっており、ソレノイドプレート23を押しのけ、ロックプレート60もロックプレートスプリング43を介して押され、右(T)に移動することによって、各部が施錠する時の準備状態の位置に納まる。
次に、図8に示すように扉2(図1)を閉め始めると、ラッチ30も左回転(S)し始め、回転シャフト72にぶつかり左回転(U)させ始める。つまり回転トーションバネ42を圧縮し始めて、回転プレート50に左回りの力を与え始める。ただし、回転プレート50は、その回転方向に対して直行する位置と直行する動作変位を持つソレノイドプレート23によって回転は制限されている。
次に、図9に示すように、更にラッチ30が右方向(S)に回転すると、回転トーションバネ42を更に圧縮するように左回転し(U)、ロックプレート60を左方向(T)に押しのけると、図4に示すように施錠装置10の施錠状態となる。
(実施例2)
図10を参照し、他の実施形態の施錠装置110について構成を以下に説明する。同じ構成の箇所には同じ符号を付し、構成が同じであるため説明は省略する。尚、上述した実施例1と作用は変わらないため、作用についても説明を省略する。図10は、解錠状態の施錠装置110の構成の一部を示す正面図である。
ラッチ130は、シャフト保持部32に対して90°の方向に延び、ロックプレート160に当接するロックプレート当接部34が設けられている。ラッチ130は、ラッチ130と同じ回転シャフト71に支持されており、ラッチ130を右回転(解錠)させる役割をする2つのラッチトーションバネ41を設けている。
また、ラッチトーションバネ41は、一方をシャフト保持部32に円弧状の切欠きが設けられたトーションバネ引掛け部35により掛かり、他方を筐体プレート11、12に軸支されるシャフト75に掛かっている。
ラッチ130は、この回転シャフト71を軸にし、回転駆動する。ラッチ130は、回転シャフト71を中心にシャフト保持部32と対称の位置に、先端が円弧状となり突出した突形状部33が設けられている。ラッチ130は、ロックプレート160に当接するロックプレート当接部34が設けられている。突形状部33からロックプレート当接部34に向かって直線状に延びており、回転シャフト72を誘導する誘導部37を備えている。
回転プレート150は、突形状部33が当接し滑らかに作動するために円弧状の円弧誘導部155を備えている。回転プレート150は、円弧誘導部155から水平に延びた後、円弧状に形成し、回転シャフト73と水平方向に延びた先端の一部を切り欠き、ソレノイドプレート123と嵌合するソレノイド嵌合部52を備えている。
ロックプレート160について説明する。ロックプレート160は、平板形状をしており回転プレート150を差し入れる貫通した四角形状の上述した貫通四角孔61(図3)の他に、強制作動レバー80を差し入れる貫通した四角形状の図示しない貫通四角孔が空いている。強制作動レバー80は、手動により水平方向に作動させることにより強制的に解錠又は施錠を操作することが可能である。
ソレノイドプレート123は、L字状に下方まで延びており、左右に移動することが可能であり、電磁ソレノイド21の通電がOFF状態の時にはマイクロスイッチ5に当接していない。マイクロスイッチ5は、電磁ソレノイド21の通電がONとなると、更にソレノイドプレート123が左に移動し、ソレノイドプレート123がマイクロスイッチ5に当接し、マイクロスイッチ5をON状態にする。また、ラッチ130の下方にもマイクロスイッチ6が設けられているが、施錠状態の際、ラッチ130の突形状部33がマイクロスイッチ6に当接し、マイクロスイッチ6をON状態にする。
以上により、マイクロスイッチ5、6が各部の位置や施錠若しくは解錠状態を検知することができ状態把握や電子制御に使用することが可能である。
また、ソレノイド20の下方には、マイクロスイッチ5、6及びソレノイド20を制御するために接続するコネクタ7が設けられている。
尚、上述した実施例1及び実施例2では、動作アクチュエータをソレノイド20で説明したが、モータ駆動又は形状記憶合金等の電気的作用により位置を変位できる動作アクチュエータであれば良い。また、ラッチトーションバネ41、回転トーションバネ42、ロックプレートスプリング43、ソレノイドスプリング44は金属バネを使用したが、ゴムや樹脂等の弾性手段であっても良く、またスプリング形状以外の弾性力を有する弾性手段であれば良い。
(技術的特徴)
以下に本実施形態の技術的特徴点の一例を括弧内に示すが、特に限定するものでもなく例示しているものであり、これら特徴から考えられる効果についても記載する。
<第1の特徴点>
第1の弾性手段(例えば、主にラッチトーションバネ41)の弾性力により施錠状態を解錠状態に変化させ、施錠対象を保持可能な保持部を有するラッチ(例えば、主にラッチ30、130)を備えた施錠装置であって、
電気的な作用により進退可能な第1の規制プレート(例えば、主にソレノイドプレート23、123)を備えた動作アクチュエータ(例えば、主にソレノイド20)と、
前記第1の規制プレートの規制解除により回転する回転プレート(例えば、主に回転プレート50、150)と、
前記回転プレートの動作により進退可能であり、前記ラッチを施錠状態に保持する第2の規制プレート(例えば、主にロックプレート60、160)と、を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、側圧が直接動作アクチュエータに影響がないようにすることが可能であり、動作アクチュエータに対する負荷を側圧の大きさにかかわらず、動作アクチュエータの動作力以下で、しかも掛かる負荷も一定にすることができる。
<第2の特徴点>
前記第2の規制プレートは、前記回転プレートが挿入され、前記回転プレートが移動可能な空間(例えば、主に貫通四角孔61)と、前記回転プレートを弾性力により弾性する第2の弾性手段(例えば、主にロックプレートスプリング43)と、を備え、
前記回転プレートは、前記第2の弾性手段により前記ラッチを解錠状態に変位するのを補助する補助手段(例えば、主に回転トーションバネ42、回転シャフト72)を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、 解錠の力を最大限活かすために、回転プレートと第2の規制プレートを密接させずに空間を設けることにより、静荷重力ではなく、第2の弾性手段の弾性力による衝撃荷重力を利用し、ラッチの回転移動をよりスムーズにしている。
<第3の特徴点>
前記補助手段は、前記回転プレートに連結された第3の弾性手段(例えば、主に回転トーションバネ42)と、前記第3の弾性手段と連結され、前記ラッチの施錠状態又は解錠状態と共に移動可能である移動シャフト(例えば、主に回転シャフト72)と、を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、解錠の力を最大限活かすために、前記した衝撃荷重力も加わると同時に第3の弾性手段の弾性力によりラッチの回転移動をよりスムーズにしている。
<第4の特徴点>
前記回転プレートが回転する軸と同じ軸(例えば、主に回転シャフト73)に軸支され、前記ラッチを解錠状態に弾性する前記第3の弾性手段を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、解錠の力を最大限活かすために、前記した衝撃荷重力も加わると同時に第3の弾性手段の弾性力によりラッチの回転移動をよりスムーズにしている。また、前記回転プレートが回転する軸と同じ軸に軸支されることにより、スペースも僅かなスペースで構成できる。
<第5の特徴点>
前記第1の規制プレートが規制状態に変位しても、前記第1の弾性手段から前記第3の弾性手段の弾性力により解錠状態に回転移動することが可能な前記ラッチを備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、第1の規制プレートが規制状態に変位しても、ラッチの解錠時の回転トルクを利用して解錠の準備状態にする構造を持たせることが可能である。そのため、側圧に打ち勝てなかったとしても、手で扉を解錠状態の方向に力を掛けることができるため、手動での解錠の操作が可能である。
<第6の特徴点>
前記第1の規制プレートが規制状態に変位しても、前記第1の弾性手段から前記第3の弾性手段の弾性力に逆らって、施錠状態に回転移動することが可能な前記ラッチを備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、第1の規制プレートが規制状態に変位しても、ラッチの解錠時の回転トルクを利用して施錠の準備状態にする構造を持たせることが可能であるので、手で扉を施錠状態の方向に力を掛けることができるため、手動での施錠の操作が可能である。
本発明の施錠装置について貴重品庫を例にして説明したが、自動車用、建築用のドア等の一般的に施錠される部分に使用することが可能である。
2 扉
3 シャフト支持部
4 扉シャフト
5、6 マイクロスイッチ
7 コネクタ
10、110、210 施錠装置
11、12 筐体プレート
13、14、16 スライド孔
15 筐体水平部
20、220 ソレノイド
21 電磁ソレノイド
22、222 ソレノイド鉄心
23、123 ソレノイドプレート
24 スライド突出部
30、130、230 ラッチ
32 シャフト保持部
33 突形状部
34 ロックプレート当接部
35 トーションバネ引掛け部
37 誘導部
41 ラッチトーションバネ
42 回転トーションバネ
43 ロックプレートスプリング
44 ソレノイドスプリング
50、150 回転プレート
51 円弧状突出部
52 ソレノイド嵌合部
60、160 ロックプレート
61 貫通四角孔
62 スライド突出部
71、72、73、 回転シャフト
75 シャフト
80 強制作動レバー
155 円弧誘導部
202 ディテントレバー。

Claims (6)

  1. 第1の弾性手段の弾性力により施錠状態を解錠状態に変化させ、施錠対象を保持可能な保持部を有するラッチを備えた施錠装置であって、
    電気的な作用により進退可能な第1の規制プレートを備えた動作アクチュエータと、
    前記第1の規制プレートの規制解除により回転する回転プレートと、
    前記回転プレートの動作により進退可能であり、前記ラッチを施錠状態に保持する第2の規制プレートと、
    を備えたことを特徴とする施錠装置。
  2. 前記第2の規制プレートは、前記回転プレートが挿入され、前記回転プレートが移動可能な空間と、前記回転プレートを弾性力により弾性する第2の弾性手段と、を備え、
    前記回転プレートは、前記第2の弾性手段により前記ラッチを解錠状態に変位するのを補助する補助手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の施錠装置。
  3. 前記補助手段は、前記回転プレートに連結された第3の弾性手段と、前記第3の弾性手段と連結され、前記ラッチの施錠状態又は解錠状態と共に移動可能である移動シャフトと、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の施錠装置。
  4. 前記回転プレートが回転する軸と同じ軸に軸支され、前記ラッチを解錠状態に弾性する前記第3の弾性手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の施錠装置。
  5. 前記第1の規制プレートが規制状態に変位しても、前記第1の弾性手段から前記第3の弾性手段の弾性力により解錠状態に回転移動することが可能な前記ラッチを備えたことを特徴とする請求項3及び請求項4の何れか一項に記載の施錠装置。
  6. 前記第1の規制プレートが規制状態に変位しても、前記第1の弾性手段から前記第3の弾性手段の弾性力に逆らって、施錠状態に回転移動することが可能な前記ラッチを備えたことを特徴とする請求項3から請求項5の何れか一項に記載の施錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114484227A (zh) * 2021-12-09 2022-05-13 华能青岛热电有限公司 一种应用于发电机智能测量采样设备的移动装置

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