JP2020175901A - 合成樹脂製袋の開口部シール構造 - Google Patents

合成樹脂製袋の開口部シール構造 Download PDF

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Abstract

【課題】既存のセキュリティテープに依存せず、より安価に「開封した場合に開封したことがわかるシール」を可能ならしめる技術を提案する。【解決手段】合成樹脂製袋の開口部をシールする構造。合成樹脂製袋本体の裏面側から開口の上方に延出し、粘着剤層からなる粘着テープ部を備えている袋ベロ部と、前記合成樹脂製袋本体の表面に形成されていて、前記袋ベロ部が前記合成樹脂製袋本体の表面に向けて折り畳まれたときに、前記袋ベロ部の粘着テープ部が接着される被着印刷部とからなる。前記被着印刷部は、前記袋ベロ部が備えている前記粘着テープ部が前記被着印刷部に接着された後、前記粘着テープ部が前記被着印刷部から引き剥がされると、前記粘着剤層と一緒に剥離する剥離インキで印刷されている部分と、それ以外の、前記粘着剤層と一緒に剥離することがないインキで印刷されている部分とで構成されている。【選択図】図3

Description

この発明は、合成樹脂製の袋の開口部を封緘するシール構造に関する。
特に、封緘した後に開封すると、封緘後に開封したものであることが視認可能になるシール構造に関する。
「外国人旅行者向け消費税免税制度」により、免税店で販売が行われ、購入された商品を包装・収納するために、免税袋が従来から使用されている。
免税袋は、国土交通大臣及び経済産業大臣により「開封した場合に開封したことがわかるシールで封印すること」と指定されている。封をする部分に貼付して開封の有無を確実に表示させることができるシールに関しては、従来から、種々の提案が行われている(例えば、特許文献1)。
上記の事情から、免税袋には、一般的に、開封の痕跡が簡単に確認できるよう工夫されたセキュリティテープが装着されている。
このセキュリティテープはさまざまなテープ・シールメーカーで開発されているが、いずれも、剥がすと一目で開封の確認ができるように工夫がなされたテープである。主に、合成樹脂や紙等の基材と、粘着材、インク、剥離材等を含む溶剤が塗布されたロール巻取りや、様々なシートやシール状で販売されている。
このようなセキュリティテープはいずれも価格が高く、結果として免税袋が高額となることから、免税袋を使用する免税店の負担は大きなものになっている。
特開2009−57550号公報
この発明は、既存のセキュリティテープに依存せず、より安価に「開封した場合に開封したことがわかるシール」を可能ならしめる技術を提案することを目的にしている。
[1]
合成樹脂製袋の開口部をシールする構造であって、
合成樹脂製袋本体の裏面側から開口の上方に延出し、粘着剤層からなる粘着テープ部を備えている袋ベロ部と、
前記合成樹脂製袋本体の表面に形成されていて、前記袋ベロ部が前記合成樹脂製袋本体の表面に向けて折り畳まれたときに、前記袋ベロ部の粘着テープ部が接着される被着印刷部とからなり、
前記被着印刷部は、前記袋ベロ部が備えている前記粘着テープ部が前記被着印刷部に接着された後、前記粘着テープ部が前記被着印刷部から引き剥がされると、前記粘着剤層と一緒に剥離する剥離インキで印刷されている部分と、それ以外の、前記粘着剤層と一緒に剥離することがないインキで印刷されている部分とで構成されている
合成樹脂製袋の開口部シール構造。
[2]
前記剥離インキで印刷されている部分が前記袋ベロ部の粘着剤層からなる粘着テープ部と一緒に剥離することで、前記被着印刷部に、文字情報及び/又は図形・模様情報が表示される[1]の合成樹脂製袋の開口部シール構造。
上述した合成樹脂製袋の開口部シール構造により、さまざまなテープ・シールメーカーが開発・提供している、けっして安価と評することのできない価格帯のセキュリティテープを使用せずに、セキュリティテープを装着した場合と同等の機能を発揮するシール構造を提供することができる。すなわち、本発明は、袋の被着部側に独自の印刷加工を施すことによって、既存のセキュリティテープに依存せず、より安価に「開封した場合に開封したことがわかるシール」を可能ならしめる技術である。
袋の被着印刷部を、
(1)粘着テープを被着印刷部に接着した後、被着印刷部から粘着テープを引き剥がすときに、粘着テープの粘着材層と一緒に剥離する剥離インキで印刷されている部分と
(2)被着印刷部から粘着テープを引き剥がすときに、粘着テープの粘着材層と一緒に剥離することがない、一般的に市販されている普通のインキで印刷されている部分と
の2区分で構成し、しかも、前記剥離インキと、前記一般的に市販されている普通のインキとを、同一色で、粘着テープが被着印刷部に接着される前の袋が開口している初期の状態では、被着印刷部をベタ印刷として視認できるだけである
という独自の印刷加工とすることによって、既存のセキュリティテープに依存せず、より安価に「開封した場合に開封したことがわかるシール」を提供することができた。
この発明によれば、既存のセキュリティテープに依存せず、より安価に「開封した場合に開封したことがわかるシール」を可能ならしめる技術を提供することができる。
これにより、合成樹脂製免税袋に必要な開口部シール構造が、より安価に提供することができる。
この発明の一実施形態に係る合成樹脂製袋の開口部シール構造において、袋ベロ部に装着された粘着テープ部から剥離フィルムを剥がして粘着剤層からなる粘着テープ部を露出させる状態を説明する正面図。 図1図示の工程に引き続き、袋ベロ部を合成樹脂製袋本体の表面側に向けて折り畳んで、袋ベロ部の粘着テープ部を、合成樹脂製袋本体の表面に形成されている被着印刷部に接着させた状態を説明する正面図。 図2図示の工程に引き続いて、袋ベロ部の粘着テープ部を被着印刷部から引き剥がすことで、被着印刷部に文字情報及び/又は図形・模様情報が表示される状態を説明する正面図。
この実施形態に係る合成樹脂製袋の開口部シール構造は、合成樹脂製袋1の開口部を封緘する構造である。
図1図示のように、合成樹脂製袋本体2の裏面側から開口部の上方に袋ベロ部3が延出している。袋ベロ部3は、粘着剤層からなる粘着テープ部である粘着テープ4を備えており、粘着テープ4の表面には剥離フィルム5が取り付けられている。
合成樹脂製袋本体2及び、袋ベロ部3からなる合成樹脂製袋1は、例えば、ポリエチレン製である。
合成樹脂製袋本体2の表面6にはベタ帯状の被着印刷部8が形成されている。合成樹脂製袋本体2の表面6において被着印刷部8が形成されている位置は、図2図示のように、袋ベロ部3が合成樹脂製袋本体2の表面側に向けて折り畳まれたときに袋ベロ部3の粘着テープ4が接着される位置になっている。
図1に矢印11で示すように、粘着テープ4から剥離フィルム5を引き剥がし、引き続いて、図2に矢印12で示すように、袋ベロ部3を合成樹脂製袋本体2の表面側に向けて折り畳む。こうして、剥離フィルム5を剥離した後の粘着テープ4を、被着印刷部8に接着することで合成樹脂製袋本体2の開口部を封緘(シール)する。
被着印刷部8は、粘着テープ4が、図2図示のように、被着印刷部8に接着された後、図3に矢印13で示すように、袋ベロ部3を被着印刷部8から引き剥がすと、粘着テープ4を構成している粘着剤層と一緒に剥離する剥離インキで印刷されている部分9と、それ以外の、粘着テープ4を構成している粘着剤層と一緒に剥離することがないインキで印刷されている部分10とで構成されている。
そこで、図2図示のように、袋ベロ部3の粘着テープ4を被着印刷部8に接着した後、図3図示のように、袋ベロ部3が被着印刷部8から引き剥がされると、剥離インキで印刷されている部分が袋ベロ部3に装着された粘着剤層からなる粘着テープ4と一緒に剥離する。これによって、被着印刷部8に、図3図示のように、文字情報あるいは、図形・模様情報あるいは、文字情報と図形・模様情報との双方が表示される。
この結果、合成樹脂製袋1の開口部がいったん封緘(シール)された後に開封されると、図3図示のように、合成樹脂製袋本体2の表面6に形成されている被着印刷部8に、文字情報及び/又は図形・模様情報が表示され、封緘後に開封したものであることが確認でき、視認可能になる。
合成樹脂製部材の所定の表面を一時的に保護する目的の保護フィルム代用品として、あるいは、合成樹脂製部材の表面を塗装する場合であって部分的にマスキングが必要な場合に等に、塗布、乾燥後、市販されている一般的な粘着テープを張り付けて引き剥がすことで簡単・容易に合成樹脂製部材の表面から剥離する剥離インキが従来から広く知られている。
この実施形態の合成樹脂製袋の開口部シール構造は、免税袋、等の合成樹脂製袋の開口部近傍に形成する被着印刷部8を、上述した剥離性のあるインキと、剥離することのないインキとで所定の文字情報及び/又は図形・模様情報が表示されるように塗り分けて形成している。
そこで、袋ベロ部3に装着された粘着テープ4を、いったん、合成樹脂製袋本体2の表面6に形成されている被着印刷部8に接着させた後、図3図示のように、袋ベロ部3を被着印刷部8から引き剥がすと、剥離インキで印刷されている部分9が、粘着テープ4を構成している粘着剤層と一緒に剥離し、その一方、粘着剤層と一緒に剥離することがないインキで印刷されている部分10が被着印刷部8として残る。
たとえば、同一色の剥離インキ及び、剥離しないインキを使用し、剥離インキで印刷されている部分9を VOID という文字列にしておけば、合成樹脂製袋1の開口部が開口している、被着印刷部8の初期状態では、同一色の被着印刷部8をベタ印刷として視認できるだけである。
一方、袋ベロ部3の粘着テープ部4を、いったん、合成樹脂製袋本体2の表面6に形成されている被着印刷部8に接着させた後、図3図示のように、袋ベロ部3を被着印刷部8から引き剥がすと、被着印刷部8から VOID という文字列部分のみが剥離される。これによって、図3図示のように、文字情報及び/又は図形・模様情報が表示され、いったん封緘(シール)された後に開封が行われたものであることが視認可能になる。
上述したように、剥離インキは、従来公知のものであり、市販されている一般的な粘着テープを張り付けて引き剥がすことで簡単・容易に剥離できるものである。そこで、袋ベロ部3の粘着テープ4を構成する粘着剤層は、市販品の安価な粘着剤、接着剤で調製することができる。あるいは、一般的な糊・接着テープを用いて粘着テープ4を形成することもできる。
このように、本実施形態によれば、免税袋に、従来、一般的に使用されていたセキュリティテープを用いることなく、一般的に市販されている剥離性のないインキと、剥離性のあるインキ、一般的に市販されている粘着剤、接着剤、糊・接着テープを用いて合成樹脂製免税袋の開口部シール構造を提供することができる。
そこで、従来から稼働している一般的な工場設備に対して新規な設備構成を追加する必要なしに製造することができ、高価なセキュリティテープを使用する必要が無いので、安価に合成樹脂製免税袋の開口部シール構造を提供することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが本発明は上述した実施形態に限られず、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。
1 合成樹脂製袋
2 合成樹脂製袋本体
3 袋ベロ部
4 粘着テープ
5 剥離フィルム
6 剛性樹脂製袋本体の表面
8 被着印刷部
9 剥離インキで印刷されている部分
10 剥離することがないインキで印刷されている部分

Claims (2)

  1. 合成樹脂製袋の開口部をシールする構造であって、
    合成樹脂製袋本体の裏面側から開口の上方に延出し、粘着剤層からなる粘着テープ部を備えている袋ベロ部と、
    前記合成樹脂製袋本体の表面に形成されていて、前記袋ベロ部が前記合成樹脂製袋本体の表面に向けて折り畳まれたときに、前記袋ベロ部の粘着テープ部が接着される被着印刷部とからなり、
    前記被着印刷部は、前記袋ベロ部が備えている前記粘着テープ部が前記被着印刷部に接着された後、前記粘着テープ部が前記被着印刷部から引き剥がされると、前記粘着剤層と一緒に剥離する剥離インキで印刷されている部分と、それ以外の、前記粘着剤層と一緒に剥離することがないインキで印刷されている部分とで構成されている
    合成樹脂製袋の開口部シール構造。
  2. 前記剥離インキで印刷されている部分が前記袋ベロ部の粘着剤層からなる粘着テープ部と一緒に剥離することで、前記被着印刷部に、文字情報及び/又は図形・模様情報が表示される請求項1記載の合成樹脂製袋の開口部シール構造。
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