JP2020175776A - 自動車用カーテンの取付具 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の自動車車内のピラー上縁端に取り付けるカーテンの取付具は、カーテン紐を確実に取り付けることなど使い勝手に課題があった。【解決手段】取付具(1)は、フック部(1a)、底部(1b)、ベース部(1c)、ピラー差込部(1d)が連続して形成されるとともに、フック部(1a)から底部(1b)にかけての幅方向中央には、スリット部(1e)が連続して形成され、底部(1b)に形成されたスリット部(1e)は、フック部(1a)に形成されたスリット部(1e)の幅よりも左右に拡張された拡張スリット部(1f)を形成して取付具(1)へのカーテン紐(2)の確実な取り付けと容易な取り外しを可能とした。【選択図】図1
Description
本発明は、自動車の車内にカーテンを装着するための取付具に関する。
昨今、ワンボックス型車やミニバン型車の広い車内スペースを利用して高速道路のパーキングや道の駅などで仮眠や車中泊をすることが多い。そこで仮眠や車中泊をする際に、プライバシーの保護や車外からの光を遮って安眠するためのカーテンが提案されている。例えば、実用新案登録第3128202号公報(特許文献1)に開示される自動車用カーテン装置は、車内の各ピラー部に装着した取付具にカーテン紐とカーテン紐の端部に装着したコードストッパを係合して各ウィンドウにカーテンを張り渡して装着するものである。
特許文献1の図3に示された取付具5は、当該公報の段落番号0015に示されるように、フック部8と、フック部8に連続して形成された係合部9とから構成されている。また、段落番号0017に示されるように、係合部9は上記フック部8の外側片に筒状に形成され、カーテン紐7が挿通可能な大きさになっている。さらに、図5及び段落番号0019に示されるように、カーテン紐7の両側には、コードストッパ13が着脱可能に設けられ、係合部9にコードストッパ13が係合して貫通しない(抜けない)大きさに設定されている。このように構成された取付具5は、カーテン紐7とカーテン紐7の端部に装着したコードストッパ13を係合するときは、係合部9にカーテン紐7の端部を挿通した後、コードストッパ13を通して使用される。
しかしながら、車内にカーテン6と取付具5を装着したままといった使用態様であれば特に不都合は生じないが、取付具5からカーテン紐7を外すといったときは、
コードストッパ13をカーテン紐7から取り外してから係合部9からカーテン紐7を引き抜くといった手間が生じる。あらためて取付具5の係合部9にカーテン紐7の端部を挿通した後、コードストッパ13を通す必要があり煩わしい。
コードストッパ13をカーテン紐7から取り外してから係合部9からカーテン紐7を引き抜くといった手間が生じる。あらためて取付具5の係合部9にカーテン紐7の端部を挿通した後、コードストッパ13を通す必要があり煩わしい。
また、特許文献1に開示されていないが、例えば、前と後のサイドウィンドウにそれぞれカーテンを装着するときに、前ウィンドウのカーテン後端側のカーテン紐7と、後ウィンドウのカーテン前端側のカーテン紐7を、それぞれ一つの取付具5を使用するのではなく、一つの取付具5を共用することも可能である。この場合、前ウィンドウのカーテン後端側のカーテン紐7端部を取付具5の係合部9の前側開口から後方に向かって挿通させ、一方、後ウィンドウのカーテン前端側のカーテン紐7端部を取付具5の係合部9の後側開口から前方に向かって挿通させる。このように2本のカーテン紐7を係合部9に互い違いに逆方向から挿通させることは、取付具5からカーテン紐7を外すことも含めて極めて煩雑で使い勝手に課題があるものである。
さらに、特許文献1の図7及び図8に示される取付具5は、当該公報段落番号0023に示されるように、差込み溝17が形成されたコードストッパ13を、取付具5のフック部8に形成された受け溝19に差し込むことにより簡単にコードストッパ13を取付具5に係合してカーテン紐7を取付具5間に張ることができるものである。このように差込み構成にすることで、コードストッパ31を取付具5から容易に着脱することでき、取付具5をピラー部と着脱するよりも操作が容易である。
しかしながら、差込み溝17が形成されたコードストッパ13は、一般に市販されているものではないため、受け溝19が形成された取付具5専用に用意する必要がある。
さらにまた、特許文献1に開示されていないが、図7に示された取付具5の受け部18にコードストッパ13を係合したカーテン紐7を単に引っ掛けて使用してもよいが、上方に持ち上がりカーテン紐7が取付具5から外れやすいといった不都合があった。
そこで本発明は、かかる課題を考慮し、自動車用カーテンのカーテン紐とコードストッパを確実に取り付けられるとともに、容易に取り外せることを可能とした自動車用カーテンの取付具を提供することを目的としている。
かかる課題を解決するために本発明の請求項1によれば、自動車車内のピラー上縁端に取り付けるカーテンの取付具であって、取付具は、フック部、底部、ベース部、ピラー差込部が連続して形成されるとともに、フック部から底部にかけての幅方向中央には、スリット部が連続して形成され、底部に形成されたスリット部は、フック部に形成されたスリット部の幅よりも左右に拡張された拡張スリット部を形成したことで解決される。
かかる課題を解決するために本発明の請求項2によれば、自動車車内のピラー上縁端に取り付けるカーテンの取付具であって、取付具は、フック部、底部、ベース部、ピラー差込部が連続して形成されるとともに、フック部から底部にかけての幅方向中央には、スリット部が連続して形成され、底部に形成されたスリット部は、フック部に形成されたスリット部の幅よりも左右に拡張された拡張スリット部を形成し、該スリット部にカーテン紐を掛け止めてカーテンを装着することで解決される。
かかる課題を解決するために本発明の請求項3によれば、取付具は、フック部、底部、ベース部、ピラー差込部が金属材から連続して折り曲げられ一体に形成されるとともに、フック部から底部にかけての幅方向中央には、スリット部が連続して形成され、底部に形成されたスリット部は、フック部に形成されたスリット部の幅よりも左右に拡張された拡張スリット部を形成したことで解決される。
かかる課題を解決するために本発明の請求項4によれば、取付具のフック部に形成されたスリットの横幅は、後述するカーテン紐の直径の50%から130%の範囲、拡張スリット部の横幅は、カーテン紐の直径の100%から260%の範囲、拡張スリット部の縦寸は、カーテン紐の直径の50%から130%の範囲としたことで解決される。
本発明によれば、自動車車内のピラー上縁端に取り付けるカーテンの取付具であって、取付具は、フック部、底部、ベース部、ピラー差込部が連続して形成されるとともに、フック部から底部にかけての幅方向中央には、スリット部が連続して形成され、底部に形成されたスリット部は、フック部に形成されたスリット部の幅よりも左右に拡張された拡張スリット部を形成したので、自動車用カーテンのカーテン紐を容易かつ確実に取り付けられるとともに、取り外すことも容易とした使い勝手に優れた自動車用カーテンの取付具を提供することを実現した。
本発明の第1実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の自動車用カーテンの取付具の斜視図、図2は、取付具の正面図、図3は、取付具の平面図、図4は、取付具の底面図、図5は、取付具の背面図、図6は、取付具の右側面図である。
図1に示されるように、取付具(1)は、フック部(1a)、底部(1b)、ベース部(1c)、ピラー差込部(1d)が連続して図1に示されるように折曲げられて一体に形成される。また、フック部(1a)から底部(1b)にかけての幅方向中央には、スリット部(1e)が形成され、底部(1b)のスリット部(1e)は、フック部(1a)に形成されたスリット部(1e)の幅よりも左右に拡張された拡張スリット部(1f)として形成される。このように形成された取付具(1)は、自動車室内のピラー上縁部の裏側にピラー差込部(1d)を差し込んで装着して用いられる。なお、取付具(1)は、鉄材など金属板を折曲げて一体に形成しているが、例えば金属部材と樹脂成形品の別体部材を組み合わせて形成してもよい。また、フック部(1a)の上端(開放側端部)は内側に向かって折り曲げられているが、これは乗員の安全とカーテン紐(2)の抜け止を兼ねたものである。
図7は、スリット部(1e)とカーテン紐(2c)の寸法関係を示すである。スリット(1e)の横幅は、後述するカーテン紐(2c)の直径の50%から130%の範囲、拡張スリット部(1f)の横幅は、カーテン紐(2c)の直径の100%から260%の範囲、拡張スリット部(1f)の縦寸は、カーテン紐(2c)の直径の50%から130%の範囲として設定される。例えばカーテン紐(2c)の直径が4mmとすれば、スリット(1e)の横幅は、2mmから5.2mmとなる。カーテン紐(2c)は、ポリエステルなどから形成され、直径が4mmの紐であっても寸法が一定するわけではなく、ある程度の潰れや膨張は生じるため上述したような設定範囲とすれば、取付具(1)にカーテン紐(2c)を容易かつ確実に装着することが可能となる。
図8は、カーテン(2)の構成を示す図である。図7に示したカーテン(2)は、自動車の後部座席・荷室のサイドウィンドウを覆うことができるように概ね横幅140cm、高さ70cmの設定としているが、運転席・助手席のサイドウィンドウやフロント・リアウィンドウのカーテンはその横幅に合わせて適宜設定される。カーテン(2)は、カーテン生地部(2a)の上辺(図示においては上辺近傍)を袋縫いして筒状部(2b)を形成し、筒状部(2b)の内部にカーテン紐(2c)が挿通される。また、カーテン紐(2c)は、筒状部(2b)の両端開口部から数cmほど突出してそこに既製品のコードロック(2d)が装着される。また、カーテン生地(2a)の左右の辺には各ウィンドウ間に連続して装着されるカーテンの端部同士を接続して隙間を無くすための面ファスナー(2e)が縫い付けられてカーテン(2)全体が構成される。
図9は、自動車車内の各ピラー部を示す図である。図9おいては、ミニバン型自動車を例として示している。図9に示されるように、自動車のピラー(3)は、前部からAピラー、Bピラー、Cピラー、Dピラーで構成され、本発明の取付具(1)は、カーテン(2)を装着したい部分のピラーの上縁部に装着して用いる。例えば、後席サイドウィンドウにカーテン(2)を装着する場合は、BピラーとCピラーの上縁部に取付具(1)を装着してカーテン(2)を架け渡す。
図10は、取付具(1)をピラー(3)の上縁部に装着した状態を示す図、図11及び図12は、取付具(1)をピラー(3)の上縁部に装着した状態の断面図である。図10乃至図12に示されるように、取付具(1)は、ピラー差込部(1d)をピラー(3)の上縁部からピラー(2)の裏側に差し込んで装着される。なお、取付具(1)をピラー(3)に差し込んだときに、ベース部(1c)との間に隙間が空くときは、図11の矢印方向にピラー差込部(1d)とベース部(1c)との角度を狭めることによって図12に示されるように取付具(1)のベース部(1c)とピラー(3)が密着して確実に装着することができる。また、ベース部(1c)とピラー(3)を両面粘着テープを併用して固定することで、より確実に取付具(1)をピラー(3)に装着することができる。
図13は、取付具(1)にカーテン紐(2c)を装着する過程を示す図で、図13(A)は、取付具(1)のスリット(1e)にカーテン紐(2c)を挿し入れる過程、図13(B)は、カーテン紐(2c)を拡張スリット部(1e)に通して係合した状態を示している。
図14は、取付具(1)にカーテン紐(2c)を装着した状態を示す正面図で、図14(A)は、カーテン紐(2c)を片側から挿し入れて通した状態、図14(B)は、カーテン紐(2c)を両側から挿し入れて通した状態である。
図13に示されるように、取付具(1)に取り付けられたカーテン紐(2c)は、取付具(1)のスリット(1e)の上方の開放された端部からカーテン紐(2c)を挿し入れ、底部(1b)にスリット(1e)と連続して形成された拡張スリット部(1f)に係合して、図14に示されるように、カーテン紐(2c)の端部に装着されたコードロック(2d)が取付具(1)からの抜け止めとしての役割を果たす。
また、図14(B)に示されるように、カーテン紐(2c)を両側から通した状態の場合は、例えば後席のサイドウィンドウと荷物室のサイドウィンドウのように連続してカーテン(2)を装着する場合、後席のサイドウィンドウの自動車後方側の取付具(1)と荷物室のサイドウィンドウの自動車前方側の取付具(1)をそれぞれ用意して(2個用意して)ピラー(3)に装着するのではなく、1個の取付具(1)を共用することができるといった利点がある。
1 取付具
1a フック部
1b 底部
1c ベース部
1d ピラー差込部
1e スリット部
1f 拡張スリット部
2 カーテン
2a カーテン生地部
2b 筒状部
2c カーテン紐
2d コードロック
2e 面ファスナー
3 ピラー
1a フック部
1b 底部
1c ベース部
1d ピラー差込部
1e スリット部
1f 拡張スリット部
2 カーテン
2a カーテン生地部
2b 筒状部
2c カーテン紐
2d コードロック
2e 面ファスナー
3 ピラー
Claims (4)
- 自動車車内のピラー上縁端に取り付けるカーテンの取付具であって、取付具は、フック部、底部、ベース部、ピラー差込部が連続して形成されるとともに、フック部から底部にかけての幅方向中央には、スリット部が連続して形成され、底部に形成されたスリット部は、フック部に形成されたスリット部の幅よりも左右に拡張された拡張スリット部を形成したことを特徴とする自動車用カーテンの取付具。
- 自動車車内のピラー上縁端に取り付けるカーテンの取付具であって、取付具は、フック部、底部、ベース部、ピラー差込部が連続して形成されるとともに、フック部から底部にかけての幅方向中央には、スリット部が連続して形成され、底部に形成されたスリット部は、フック部に形成されたスリット部の幅よりも左右に拡張された拡張スリット部を形成し、該スリット部にカーテン紐を掛け止めてカーテンを装着することを特徴とする自動車用カーテンの取付具。
- 取付具は、フック部、底部、ベース部、ピラー差込部が金属材から連続して折り曲げられ一体に形成されるとともに、フック部から底部にかけての幅方向中央には、スリット部が連続して形成され、底部に形成されたスリット部は、フック部に形成されたスリット部の幅よりも左右に拡張された拡張スリット部を形成したことを特徴とする請求項1及び請求項2の何れかに記載の自動車用カーテンの取付具。
- 取付具のフック部に形成されたスリットの横幅は、カーテン紐の直径の50%から130%の範囲、拡張スリット部の横幅は、カーテン紐の直径の100%から260%の範囲、拡張スリット部の縦寸は、カーテン紐の直径の50%から130%の範囲としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の自動車用カーテンの取付具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019079425A JP2020175776A (ja) | 2019-04-18 | 2019-04-18 | 自動車用カーテンの取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019079425A Pending JP2020175776A (ja) | 2019-04-18 | 2019-04-18 | 自動車用カーテンの取付具 |
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2019
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Legal Events
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A711 | Notification of change in applicant |
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