JP3103418U - 乗用車用カーテン - Google Patents

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Abstract

【課題】前部及び後部サイドウインドに容易に且つ確実に取り付けられ、サイドウインドを隙間無く遮蔽し、意匠的に見栄えのよい乗用車用カーテンを提供する。
【解決手段】前部及び後部サイドウインド2A,2Bに取り付けられるカーテン部と、センターピラー2Cに取り付けられる係止部とで構成される乗用車用カーテン1であって、カーテン部は、断面略C字状の上方レール部材を備えてなり上枠2Aa,2Baに接着される上方カーテンレールと、断面略C字状の下方レール部材を備えてなり下枠2Ab,2Bbに接着される下方カーテンレールと、布体からなるカーテン体とで構成され、カーテン体が、布体の上下端縁に設けられるランナー部材と、側縁部に固着されるカーテンベルトとを具備し、係止部は、取付部と、略J字状の引掛部とで構成され、カーテンベルトが係止される。
【選択図】図1

Description

本考案は、乗用車の内部に取り付けられる乗用車用カーテンに係り、特に、前部及び後部サイドウインドに取り付けられる乗用車用カーテンに関する。
従来、乗用車内に差し込む日差しの日よけや車外からの視線を排除するために乗用車内にカーテンなどが設けられている。しかし、乗用車に設けられるカーテンのほとんどが、後部サイドウインドにのみ設けられているものであった。このようなカーテンは、ウインドの上枠にカーテンレールをビスなどで取り付け、カーテンレール内にランナー部材を設けて、該ランナー部材とカーテンとをフック部材で結合させているものであった。なお、ランナー部材は、カーテンを開閉させるとカーテンレール内を摺動する。
また、乗用車の前部サイドウインドに取り付けられるカーテンとしては、下記特許文献1に開示されるようなカーテンがあった。このようなカーテンは、カーテン布がメッシュ状の織物により構成されており、一方の面に金属被膜などが設けられていた。カーテンの周囲には枠縁が設けられているとともに、該枠縁の内側に吸盤が設けられていた。このカーテンは、吸盤によって乗用車の各ウインドに取り付けられるものであった。
実用新案登録第3030704号公報
しかしながら、上述したような従来の乗用車用カーテンでは、カーテンレールがビスによって固定されているため、車体の内側にビスを取り付けるための孔を穿設しなければならなかった。したがって、カーテンレールの取り付け作業が煩雑となり、手間がかかっていた。また、車体に孔を穿設するには専用の工具などが必要となり、費用がかかるという問題があった。そして、孔を穿設するための専門の技術などもいくらか必要となり、誰でも容易に取り付けられるものではなかった。このため、カーテンレールの取り付けを初心者が行う場合、その取り付けが不十分となってしまう虞があった。さらに、このような乗用車用カーテンは、乗用車の前部及び後部の両サイドウインドに取り付けられるものではなく、ほとんどが後部サイドウインドにのみ取り付けられるものであった。
また、上記特許文献1に開示のカーテンは、乗用車の前部サイドウインドにも容易に取り付けられるものの、一定の形状に固定成形されているため、車種ごとに形状や大きさの異なる乗用車のウインドを隙間無く遮蔽することができなかった。さらに、このようなカーテンは、意匠的にあまり見栄えのするものではなく、乗用車の外観を損ねていた。
そこで本考案は、上記問題点を解消するために、乗用車の前部及び後部サイドウインドに容易に且つ確実に取り付けることができるとともにサイドウインドを隙間無く遮蔽することができ、また、乗用車の外観を損ねないような意匠的に見栄えのよい乗用車用カーテンを提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本考案の請求項1記載の乗用車用カーテン1は、乗用車2の内部にて、左右の前部サイドウインド2A,2Aと左右の後部サイドウインド2B,2Bとに取り付けられるカーテン部3と、左右のセンターピラー2C,2Cに取り付けられる係止部4とで構成される乗用車用カーテン1であって、
前記カーテン部3は、断面略C字状の上方レール部材21Aの両端にエンドキャップ26A(26Aa,26Ab)が固着されてなり、前記前部サイドウインド2A及び前記後部サイドウインド2Bのそれぞれの上枠2Aa,2Baに沿って接着される上方カーテンレール20Aと、
断面略C字状の下方レール部材21Bの両端にエンドキャップ26B(26Ba,26Bb)が固着されてなり、前記前部サイドウインド2A及び前記後部サイドウインド2Bのそれぞれの下枠2Ab,2Bbに沿って接着される下方カーテンレール21Bと、
前記前部サイドウインド2A及び前記後部サイドウインド2Bをそれぞれ遮蔽可能な面積を有する略矩形の布体5aからなるカーテン体5とで構成され、
前記カーテン体5が、前記上方及び下方レール部材21A,21Bに摺動可能に取り付けられるとともに前記布体5aの上端縁と下端縁とにそれぞれ設けられる複数のランナー部材9と、
前記センターピラー2Cと近接する前記布体5aの側縁部に固着されているカーテンベルト8とを具備し、
前記係止部4は、略板状の取付部41と、前記取付部41に突設される略J字状の引掛部43とで構成され、前記カーテン体5を束ねたカーテンベルト8が係止されることを特徴とする。
このような構成によれば、上方及び下方カーテンレール20A,20Bがそれぞれ前部及び後部サイドウインド2A,2Bの上枠2Aa,2Baと下枠2Ba,2Bbとに接着によって取り付けられるため、車体の内側に孔などを穿設する必要がなく、カーテンレール21A,21Bを容易に取り付けることが可能となる。また、上方及び下方カーテンレール21A,21Bが接着という簡単な方法で取り付けられることにより、カーテンレール21A,21Bを確実に取り付けることが可能となる。さらに、カーテン体5が前部及び後部サイドウインド2A,2Bのそれぞれを遮蔽可能な面積に形成され、且つ上方及び下方カーテンレール21A,21Bがサイドウインド2A,2Bの上枠2Aa,2Ba及び下枠2Ab,2Bbに沿って取り付けられているため、前部及び後部サイドウインド2A,2Bを隙間無く遮蔽することが可能となる。また、カーテン体5にはカーテンベルト8が固着されているため、カーテンベルト8の紛失を防止することが可能となる。さらに、係止部4に略J字状の引掛部43が形成されていることにより、カーテンベルト8によって束ねられたカーテン体5を容易に係止部4に係止させることが可能となる。
請求項2記載の乗用車用カーテン1は、前記複数のランナー部材9のうち最外方に位置し、前記センターピラー2Cと近接する方のランナー部材9bが、前記上方及び前記下方レール部材21A,21Bの開放端30A,30B側に前記エンドキャップ26A,26B(26Ab,26Bb)で固定されていることを特徴とする。
このような構成によれば、最外方のランナー部材9(9b)が他方のエンドキャップ26Ab(26Bb)によって固定されることにより、カーテン体5の後端が上方及び下方レール部材20A,20Bの開放端30A,30B側に固定される。これにより、カーテン体5を確実に展開させることが可能となり、サイドウインド2A,2Bを隙間無く遮蔽することが可能となる。
請求項3記載の乗用車用カーテン1は、前記上方レール部材21Aが、前記前部及び後部サイドウインド2A,2Bの上枠2Aa,2Bbの形状に沿って変形することを特徴とする。
このような構成によれば、上方レール部材21Aが、例えば、アルミニウム合金などの応力を加えることで自由に曲げ延ばしができるような素材で形成されることによって、上方レール部材21Aを乗用車2の前部及び後部サイドウインド2A,2Bの上枠2Aa,2Baの形状にあわせて湾曲させることが可能となり、サイドウインド2A,2Bを隙間無く遮蔽することが可能となる。
本考案による乗用車用カーテンによれば、上方及び下方カーテンレールがサイドウインドに接着という簡単な方法で取り付けられるため、カーテンレールを容易に且つ確実に取り付けることが可能となる。そして、カーテン体が前部及び後部サイドウインドのそれぞれを遮蔽可能な面積に形成され、且つカーテンレールがサイドウインドの上枠及び下枠に沿って取り付けられているため、前部及び後部サイドウインドを隙間無く遮蔽することが可能となる。
また、カーテン体の後端が上方及び下方レール部材のセンターピラーと近接する端部に固定されているため、カーテン体を確実に展開させることが可能となる。これにより、サイドウインドを隙間無く遮蔽することが可能となり、意匠的にも見栄えがよい。
さらに、上方レール部材が応力を加えることで自由に曲げ延ばしできるため、上方レール部材を乗用車の前部及び後部サイドウインドの上枠の形状にあわせて湾曲させることが可能となる。これにより、サイドウインドを隙間無く遮蔽することが可能となるとともに、見栄えよく乗用車にカーテンを取り付けることが可能となる。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1(a)は本考案による乗用車用カーテンを閉めた状態の右側面図、図1(b)は同カーテンを開けた状態の右側面図、図2はA−A断面図、図3(a)は本考案による乗用車用カーテンを閉めた状態の左側面図、図3(b)は同カーテンを開けた状態の左側面図、図4はB−B断面図、図5はC−C断面図、図6はD−D断面図である。
本考案の乗用車用カーテン1は、図1,3に示すように、乗用車2内において、乗用車の左右の前部サイドウインド2A,2A及び左右の後部サイドウインド2B,2Bにおける上枠2Aa,2Ba及び下枠2Ab,2Bbに開閉自在に取り付けられる。また、この乗用車用カーテン1は、図2,4に示すように、例えば、乗用車2の走行中などにはカーテン1を束ねてセンターピラー2Cの近傍に係止させる。
本考案の乗用車用カーテン1は、前部サイドウインド2Aに取り付けられるカーテン1と後部サイドウインド2Bに取り付けられるカーテン1とは、図1に示す垂直線Lを対称軸として左右対称をなしている。そして、図5,6に示すように、設置状態においても略同等の構成となっている。したがって、ここからは前部サイドウインド2Aに取り付けられるカーテン1の構成のみを説明し、後部サイドウインド2Bに取り付けられるカーテン1の構成の説明については省略する。
図7は本考案による乗用車用カーテンを構成するカーテン体の斜視図、図8は同カーテンの上部拡大断面図、図9は同カーテンを構成するカーテン体の上部拡大斜視図、図10は同カーテンの下部拡大断面図、図11は同カーテンを構成するカーテン体の下部拡大斜視図、図12は同カーテンを構成する上方カーテンレールの分解斜視図、図14は同下方カーテンレールの分解斜視図、図15は同カーテンを構成する係止部の斜視図、図16はE−E断面図、図17はF−F断面図である。
この実施の形態の乗用車用カーテン1は、カーテン部3と、係止部4とで略構成されている。
カーテン部3は、カーテン体5と、上方カーテンレール20Aと、下方カーテンレール20Bとで略構成されている。
カーテン体5は、図7に示すように、前部サイドウインド2Aを遮蔽可能な面積を有するとともに遮光性を有する略矩形の布体5aよりなる。なお、本実施の形態では、布体5aには、黒色の布体が用いられている。また、カーテン体5の上部と下部とには、それぞれ複数のタック5bが所定間隔あけて並んで設けられている。
このカーテン体5の上部と下部とには、それぞれ折り返し部6a,6bが形成されている。図8に示すように、カーテン体5の上部に設けられている折り返し部6aは、第1から第3の折り返しからなる。まず、第1の折り返し6a1では、布体5aが下方に折り返されている。なお、第1の折り返し6a1は、カーテン体5の上端縁を形成している。次に、第2の折り返し6a2では、下方に向かう布体5aが上端縁からの所定距離で上方に折り返されている。最後に、第3の折り返し6a3では、第2の折り返し6a2で上方に折り返された布体5aが再び下方に折り返されている。そして、このように折り込まれた布体5aを所定位置で縫合して折り返し部6aが形成される。
また、図10に示すように、カーテン体5の下部に形成されている折り返し部6bは、上述した上部の折り返し部6aと同様に、第1から第3の折り返しからなる。まず、第1の折り返し6b1では、布体5aが上方に折り返されている。なお、第1の折り返し6b1は、カーテン体5の下端縁を形成している。次に、第2の折り返し6b2では、上方に向かう布体5aが下端縁からの所定距離で下方に折り返されている。最後に、第3の折り返し6b3では、第2の折り返し6b2で下方に折り返された布体5aが再び上方に折り返されている。そして、このように折り込まれた布体5aを所定位置で縫合して折り返し部が形成される。
これら上部と下部の折り返し部6a,6bには、それぞれ内布7が設けられている。この内布7は、長手方向が布体5aの長手方向と略同等の長さに形成され、小孔7aが長手方向に所定間隔あけて並んで設けられている。
さらに、図7に示すように、カーテン体5の両側縁部のうち、設置状態でセンターピラー2Cと近接する側縁部には、カーテンベルト8が縫合などによって固着されている。このカーテンベルト8の固着部分となる一端にはフック側(オス側)面ファスナー8aが設けられ、他端にはパイル側(メス側)面ファスナー8bが設けられている。なお、このカーテンベルト8は、本実施の形態では、カーテン体5の高さ方向の中心(図7中一点鎖線で示す)よりやや下方に固着されている。
カーテン体5の上部と下部には、図9,11に示すように、複数のランナー部材9が取り付けられている。ランナー部材9は、略矩形ブロック状のランナー部10と略鉤状のフック部11とが一体に形成されてなる。このランナー部材9は、フック部11を内布7の小孔7aに引っ掛けてカーテン体5に取り付けられる。
上方カーテンレール20Aは、図12に示すように、上方レール部材21Aと、エンドキャップ26Aとで略構成されている。
上方レール部材21Aは、平板(上板)22Aの両端に側板23A,23Aが屈曲形成されて断面略C字状となり、下部には長手方向に延びる開口条24Aが形成されている。また、平板(上板)22Aには、サイドウインド2Aの上枠2Aaに取り付けるための両面テープなどからなる接着層25Aが設けられている。この上方レール部材21Aは、応力を加えることで曲げ延ばしが自在な、例えば、アルミニウム合金などで形成されている。さらに、上方レール部材21Aの両端には、エンドキャップ26Aが固着される。
エンドキャップ26Aは、上方レール部材21Aの断面の外形と略同等の外形に形成されている端板27Aに上方レール部材21A内に挿入可能な形状の挿入部28Aが設けられている。挿入部28Aには、前述したランナー部材9のランナー部10が嵌合される溝部29Aが形成されている。このエンドキャップ26Aは一対で構成され、一方26Aaは、予め上方レール部材21Aに固着されている。また、他方26Abは、カーテン取り付け時に固着される。そのため、カーテン設置前の状態では、他方のエンドキャップ26Abが取り付けられる上方レール部材21Aの端部は開放端30Aとなっている。
下方カーテンレール20Bは、図13に示すように、下方レール部材21Bと、エンドキャップ26Bとで略構成されている。
下方レール部材21Bは、平板(下板)22Bの両端に側板23B,23Bが屈曲形成されて断面略C字状となり、上部には長手方向に延びる開口条24Bが形成されている。また、平板(下板)21Bには、サイドウインド2Aの下枠2Abに取り付けるための両面テープなどからなる接着層25Bが設けられている。この下方レール部材21Bは、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエンスチレン)樹脂などの合成樹脂で形成されている。さらに、上方レール部材25Bの両端には、エンドキャップ26Bが固着される。
エンドキャップ26Bは、下方レール部材21Bの断面の外形と略同等の外形に形成されている端板27Bに下方レール部材21B内に挿入可能な形状の挿入部28Bが設けられている。挿入部28Bには、前述したランナー部材9のランナー部10が嵌合される溝部29Bが形成されている。このエンドキャップ26Bは一対で構成され、一方26Baは、予め上方レール部材21Bに固着されている。また、他方26Bbは、カーテン取り付け時に固着される。そのため、カーテン設置前の状態では、他方のエンドキャップ26Bbが取り付けられる下方レール部材21Bの端部は開放端30Bとなっている。
係止部4は、図14,15,16に示すように、取付部41と、引掛部43とで略構成されている。
取付部41は、略矩形板状に形成されている。取付部41の取付面となる一方の面には、両面テープなどからなる接着層42が設けられている。また、一方の面の裏面側に位置する他方の面には引掛部43が設けられている。
引掛部43は、略J字状に形成され、取付部41の下部に突設されている。引掛部43の先端には、略鉤状の爪部44が設けられている。
係止部4は、センターピラー2Cの側面近傍に接着層42を介して取り付けられる。そして、図14に示すように、係止部4の引掛部43にカーテン体5のカーテンベルト8が掛けまわされ、カーテン1の開放時にカーテンベルト8によって束ねられたカーテン体5をセンターピラー2Cの近傍に係止させる。
ここで、上方及び下方カーテンレール20A,20Bの乗用車1における前部サイドウインド2Aへの取り付けについて説明する。
上方カーテンレール20Aは、前部サイドウインド2Aの上枠2Aaに取り付けられる。このとき、上方カーテンレール20Aを前部サイドウインド2Aの上枠2Aaの形状にあわせて手などで応力を加えて湾曲させる。そして、上方カーテンレール20Aは、接着層25Aを介して上枠2Aaに接着される。これで、上方カーテンレール20Aの取り付けが完了する。
また、下方カーテンレール20Bは、前部サイドウインド2Aの下枠2Abに取り付けられる。ここで、サイドウインド2Aの下枠2Abは基本的には略直線をなしているため、下方カーテンレール20Bは上方カーテンレール20Aのように湾曲させる必要がない。したがって、下方カーテンレール20Bは直線形状のまま接着層25Bを介して下枠2Abに接着される。これで、下方カーテンレール20Bの取り付けが完了する。
次いで、カーテン体5の上方及び下方カーテンレール20A,20Bへの取り付け手順について説明する。
まず、図12(又は図13)に示すように、カーテン体5の複数のランナー部材9のうち、挿入方向の先端に位置するランナー部材9(9a)のランナー部10から順次上方(又は下方)レール部材21A(21B)の開放端30A(30B)から内部へと挿入し、後端(最外方)のランナー部材9(9b)を残して全て挿入する。
次に、挿入方向の後端となるランナー部材9(9b)のランナー部10を、この段階で固着されていないエンドキャップとなる他方のエンドキャップ26Ab(26Bb)の溝部29A(29B)に嵌め込む。
最後に、ランナー部10が嵌め込まれた他方のエンドキャップ26Ab(26Bb)の挿入部28A(28B)を上方(下方)レール部材21A(21B)の開放端30A(30B)から内部へ挿入する。このとき、挿入部28A(28B)に設けられている接着層25A(25B)によって他方のエンドキャップ26Ab(26Bb)と上方(下方)レール部材21A(21B)とが固定される。これにより、後端(最外方)のランナー部材9(9b)は、上方(下方)レール部材21A(21B)の開放端30A(30B)側に固定される。
以上の手順で、カーテン体5の上方及び下方カーテンレール20A,20Bへの取り付けが完了する。
なお、カーテン体5の取り付けは、上方カーテンレール20Aと下方カーテンレール20Bのどちらから行ってもよい。また、カーテン体5を上方カーテンレール20Aと下方カーテンレール20Bに同時に取り付けてもよい。つまり、各ランナー部材9を上方及び下方レール部材21A,21Bに交互に挿入していくような手順で取り付けてもよい。
以上、図面を参照して説明した乗用車用カーテン1は、乗用車2の右側面における前部(後部)サイドウインド2A(2B)に取り付けられるカーテン1である。同じく乗用車2の左側面におけるサイドウインドに取り付けられる乗用車用カーテンは、上述のカーテン1が180度の回転対称となったものである。
なお、上述した実施の形態では、カーテン体5をなしている布体5aは、遮光性を有する布体としているが、カーテン体5がメッシュ状の布体で構成されていてもよい。これによっても、充分な遮光性が得られるとともに、乗用車2の外観に豪華さを醸し出すことができる。
この実施の形態によれば、上方及び下方カーテンレール20A,20Bがそれぞれ前部及び後部サイドウインド2A,2Bの上枠2Aa,2Baと下枠2Ab,2Bbとに接着によって取り付けられるため、車体の内側に孔などを穿設する必要がなく、カーテンレール20A,20Bを容易に取り付けることが可能となる。また、上方及び下方カーテンレール20A,20Bが接着という簡単な方法で取り付けられることにより、カーテンレール20A,20Bを確実に取り付けることが可能となる。さらに、カーテン体5が前部及び後部サイドウインド2A,2Bのそれぞれを遮蔽可能な面積に形成され、且つ上方及び下方カーテンレール20A,20Bがサイドウインド2A,2Bの上枠2Aa,2Ba及び下枠2Ba,2Bbに沿って取り付けられているため、前部及び後部サイドウインド2A,2Bを隙間無く遮蔽することが可能となる。また、カーテン体5にはカーテンベルト8が固着されているため、カーテンベルト8の紛失を防止することが可能となる。そして、係止部4に略J字状の引掛部43が形成されていることにより、カーテンベルト8によって束ねられたカーテン体5を容易に係止部4に係止させることが可能となる。さらに、引掛部43に爪部44が設けられていることによって、カーテンベルト8の抜脱を防止することができる。
また、最外方のランナー部材9(9b)が他方のエンドキャップ26Ab(26Bb)によって固定されることにより、カーテン体5の後端が上方及び下方レール部材20A,20Bの開放端30A,30B側に固定される。これにより、カーテン体5を確実に展開させることが可能となり、サイドウインド2A,2Bを隙間無く遮蔽することが可能となる。
さらに、上方レール部材21Aが、例えば、アルミニウム合金などで形成されていることから、上方レール部材21Aは、応力を加えることで自由に曲げ延ばしができるようになる。これにより、この上方レール部材21Aを乗用車2の前部及び後部サイドウインド2A,2Bの上枠2Aa,2Baの形状にあわせて湾曲させることが可能となり、サイドウインド2A,2Bを隙間無く遮蔽することが可能となる。
(a)本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態が取り付けられた乗用車において、該乗用車用カーテンを閉めた状態を示す右側面図である。 (b)本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態が取り付けられた乗用車において、該乗用車用カーテンを開けた状態を示す右側面図である。 図1におけるA−A断面図である。 (a)本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態が取り付けられた乗用車において、該乗用車用カーテンを閉めた状態を示す左側面図である。 (b)本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態が取り付けられた乗用車において、該乗用車用カーテンを開けた状態を示す左側面図である。 図2におけるB−B断面図である。 図1におけるC−C断面図である。 図1におけるD−D断面図である。 本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態を構成するカーテン体を示す斜視図である。 本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態の上部拡大断面図である。 本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態を構成するカーテン体を示す上部拡大斜視図である。 本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態の下部拡大断面図である。 本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態を構成するカーテン体を示す下部拡大斜視図である。 本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態を構成する上方カーテンレールを示す分解斜視図である。 本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態を構成する下方カーテンレールを示す分解斜視図である。 本考案による乗用車用カーテンの一実施の形態を構成する係止部を示す斜視図である。 図14におけるE−E断面図である。 図14におけるF−F断面図である。
符号の説明
1…乗用車用カーテン
2…乗用車
2A…前部サイドウインド
2Aa…(前部サイドウインドの)上枠
2Ab…(前部サイドウインドの)下枠
2B…後部サイドウインド
2Ba…(後部サイドウインドの)上枠
2Bb…(後部サイドウインドの)下枠
2C…センターピラー
3…カーテン部
4…係止部
5…カーテン体
5a…布体
8…カーテンベルト
9…ランナー部材
9b…最外方のランナー部材
20A…上方カーテンレール
20B…下方カーテンレール
21A…上方レール部材
21B…下方レール部材
26A(26Aa,26Ab),26B(26Ba,26Bb)…エンドキャップ
30A,30B…開口端
41…取付部
43…引掛部

Claims (3)

  1. 乗用車の内部にて、左右の前部サイドウインドと左右の後部サイドウインドとに取り付けられるカーテン部と、左右のセンターピラーに取り付けられる係止部とで構成される乗用車用カーテンであって、
    前記カーテン部は、断面略C字状の上方レール部材の両端にエンドキャップが固着されてなり、前記前部サイドウインド及び前記後部サイドウインドのそれぞれの上枠に沿って接着される上方カーテンレールと、
    断面略C字状の下方レール部材の両端にエンドキャップが固着されてなり、前記前部サイドウインド及び前記後部サイドウインドのそれぞれの下枠に沿って接着される下方カーテンレールと、
    前記前部サイドウインド及び前記後部サイドウインドをそれぞれ遮蔽可能な面積を有する略矩形の布体からなるカーテン体とで構成され、
    前記カーテン体が、前記上方及び下方レール部材に摺動可能に取り付けられるとともに前記布体の上端縁と下端縁とにそれぞれ設けられる複数のランナー部材と、
    前記センターピラーと近接する前記布体の側縁部に固着されているカーテンベルトとを具備し、
    前記係止部は、略板状の取付部と、前記取付部に突設される略J字状の引掛部とで構成され、前記カーテン体を束ねたカーテンベルトが係止されることを特徴とする乗用車用カーテン。
  2. 前記複数のランナー部材のうち最外方に位置し、前記センターピラーと近接する方のランナー部材が、前記上方及び前記下方レール部材の開放端側に前記エンドキャップで固定されていることを特徴とする請求項1記載の乗用車用カーテン。
  3. 前記上方レール部材が、前記前部及び後部サイドウインドの上枠の形状に沿って変形することを特徴とする請求項1又は2記載の乗用車用カーテン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126402A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Ud Trucks Corp 車両用カーテンレールのエンドキャップ
JP2013023069A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Furukawa Electric Co Ltd:The スライドシート用給電装置

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