JP2020170566A - 仕訳を表示するためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動仕訳された内容を確認するための処理が軽減できるシステムを提供する。【解決手段】会計支援システム10は、複数の取引明細を含む会計証拠書類60の第1の画像データ2を取得するインターフェイス11と、複数の取引明細の各々の仕訳データ3と、第1の画像データの取引明細の表示個所とを関連させて表示可能な仕訳表示データ5を生成する仕訳処理ユニット30とを有する。仕訳処理ユニットは、第1の画像データから文字情報などを読み取るOCRユニット13と、合計金額を抽出するユニット15aと、合計金額を分割した取引明細の取引金額の組み合わせに合致する組み合わせを抽出し、その組み合わせを構成する文字情報を仕訳対象データとして抽出するユニット15bと、自動仕訳するユニット16と、第1の画像データの取引明細を仕訳データと関連づけて仕訳表示データを生成するユニット17とを含む。【選択図】図1
Description
本発明は、仕訳を表示するためのシステムおよび方法に関するものである。
特許文献1には、ユーザの取引の証拠となる証憑の仕訳先を出力する仕訳ユニットと、仕訳対象の証憑に含まれる複数の文字情報が証憑中の表記位置により分割された分割データを、仕訳対象の証憑を示す識別情報とともに、電子化のために異なる作業者に分散して送信する分散ユニットと、異なる作業者により電子化された、分割電子化された文字情報を取得し、分割電子化された文字情報から識別情報に基づき仕訳ユニットにより仕訳される仕訳対象データを生成する集約ユニットとを有する会計支援システムを提供することが記載されている。
仕訳日記帳に自動仕訳された仕訳を、会計証拠書類である証憑、例えば、請求書、領収書などの記載と突合せて、仕訳内容を確認または照合することは、仕訳を会計ソフトなどの会計システムに取り込む前の手続きとして重要である。仕訳が自動的に生成されると、自動仕訳された内容を確認するための処理が必要となり、突合せ処理(突合)の労力の軽減が要望されている。
本発明の一態様は、複数の取引明細を含む会計証拠書類の第1の画像データを取得するユニットと、複数の取引明細の各々の仕訳データと、第1の画像データ中の複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させて表示可能な仕訳表示データを提供する仕訳処理ユニットとを有するシステムである。この仕訳表示データに基づいて、会計証拠書類と、複数の取引明細の各々の仕訳データに対応する仕訳を含む仕訳日記帳とを画面に表示し、仕訳日記帳に含まれる第1の仕訳をクリックなどの動作により選択すると、画面に表示された会計証拠書類中の、複数の取引明細の中の第1の仕訳に対応する第1の取引明細を示すようにすることができる。逆に、画面に表示された会計証拠書類に含まれる第2の取引明細を選択すると、画面に表示された仕訳日記帳の中の、第2の取引明細に対応する第2の仕訳を示すようにすることができる。
したがって、画面上で、仕訳日記帳のそれぞれの仕訳と、その仕訳の証拠となる証憑とを突合せできるだけではなく、証拠書類に複数の取引明細が含まれる場合であっても、個々の取引明細と、それに対応する仕訳とを画面上で簡単に突合せして照合できる。このため、仕訳された内容と、その証拠書類の記載内容との照合の作業の労力を大幅に低減できる。
このシステムは、端末の画面上に、会計証拠書類と複数の取引明細の各々の仕訳データに対応する仕訳を含む仕訳日記帳とを表示させる閲覧サポートユニットを含んでいてもよい。閲覧サポートユニットは、画面に表示された仕訳日記帳に含まれる第1の仕訳を選択すると、仕訳表示データに基づいて、画面に表示された会計証拠書類中の、複数の取引明細の中の第1の仕訳に対応する第1の取引明細に該当する行または領域を示すように構成されてもよい。閲覧サポートユニットは、画面に表示された会計証拠書類に含まれる第2の取引明細に該当する行または領域を選択すると、仕訳表示データに基づいて、画面に表示された仕訳日記帳の中の、第2の取引明細に対応する第2の仕訳を示すように構成されてもよい。
本発明の他の態様の1つは、複数の取引明細を含む会計証拠書類と複数の取引明細の各々の仕訳を含む仕訳日記帳とを表示する画面と、上記のように構成された閲覧サポートユニットとを有するシステム、例えば、ユーザー端末である。複数の取引明細を含む会計証拠書類と、複数の取引明細に対応するそれぞれの仕訳とを関連して表示することができる。
閲覧サポートユニットは、コンピュータネットワーク、例えばインターネットなどのクラウドを介してユーザーの端末に仕訳日記帳を表示するように構成されていてもよい。閲覧サポートユニットは、アプリケーション(プログラム、プログラム製品)として供給し、ユーザーの端末にダウンロードされて、スタンドアロンあるいはクラウドを介して仕訳日記帳を表示するように構成されていてもよい。
仕訳処理ユニットは、第1の画像データから文字情報と、文字情報の表示位置とを関連付けして読み取る文字情報取得ユニットと、表示位置および/または文字情報から、文字情報に含まれる複数の取引明細の取引金額の合計金額を抽出するユニットと、文字情報に含まれる複数の数字情報の複数の組み合わせの中から、合計金額を分割した複数の取引明細の取引金額の組み合わせに合致する、第1の組み合わせを抽出し、文字情報の中の、第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域の文字情報を複数の取引明細の各々の仕訳対象データとして抽出するユニットと、仕訳対象データを仕訳けて各々の仕訳データを生成するユニットと、第1の画像データの第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域を複数の取引明細の各々の表示個所として各々の仕訳データと関連づけて仕訳表示データを生成するユニットとを含んでもよい。
この仕訳処理ユニットは、1つの証拠書類に含まれる複数の取引明細の金額が、その証拠書類に含まれる合計金額に合致する組み合わせを構成するという観点から、個々の取引明細の内容および表示個所を自動的に判別し、抽出することにより各々の取引明細に対応する仕訳データを生成できる。さらに、第1の組み合わせに基づいて、取引明細と仕訳データを関連付けして仕訳表示データを生成できる。
本発明の他の態様の1つは、複数の取引明細を含む会計証拠書類の第1の画像データを取得するユニットと、複数の取引明細の各々の仕訳データを生成する仕訳処理ユニットとを有するシステムである。仕訳処理ユニットは、第1の画像データから文字情報と、文字情報の表示位置とを関連付けして読み取る文字情報取得ユニットと、表示位置および/または文字情報から、文字情報に含まれる複数の取引明細の取引金額の合計金額を抽出するユニットと、文字情報に含まれる複数の数字情報の複数の組み合わせの中から、合計金額を分割した複数の取引明細の取引金額の組み合わせに合致する、第1の組み合わせを抽出するユニットと、文字情報の中の、第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域の文字情報を複数の取引明細の各々の仕訳対象データとして抽出するユニットと、仕訳対象データを自動仕訳して仕訳データを生成するユニットとを含む。1つの証拠書類に含まれる複数の取引明細の金額は、その証拠書類に含まれる合計金額に合致する組み合わせを構成するという観点に基づいて、複数の取引明細を含む会計証拠書類から、各々の取引明細に関する仕訳データを自動的に抽出できる。
仕訳処理ユニットは、第1の画像データから読み取られた文字情報の一部の部分文字情報と、第1の画像データ中の部分文字情報に該当する部分画像データとをクラウドを介して作業者の端末に出力し、作業者から部分画像データの表示内容と部分文字情報との照合結果を収集する文字情報照合ユニットを含んでもよい。証拠書類に記載された金額などに関する画像と文字情報とを、クラウドを介して1または複数の作業者により照合することにより、証拠書類から読み取られた文字情報の精度を向上できる。したがって、証拠書類に記載された合計金額に基づいて、複数の取引明細を自動的に判別する処理の精度を向上できる。
文字情報照合ユニットは、第1の画像データから読み取られた文字情報の内の、照合対象の部分文字情報を除く他の部分文字情報に該当する他の部分画像データを解読不能に加工した照合用の画像データを生成する画像データ生成ユニットを含んでもよい。解読不能な加工の一例はモザイク加工である。
本発明の他の態様の1つは、会計証拠書類と仕訳とを突合(照合)する方法であり、以下のステップを含む。
1.複数の取引明細を含む会計証拠書類と、複数の取引明細の各々の仕訳を含む仕訳日記帳とを端末の画面上に表示すること。
2.画面に表示された仕訳日記帳に含まれる第1の仕訳を選択すると、複数の取引明細の各々の仕訳と複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させて表示可能な仕訳表示データに基づいて、画面に表示された会計証拠書類中の、複数の取引明細の中の第1の仕訳に対応する第1の取引明細に該当する行または領域を示すこと。
3.画面に表示された会計証拠書類に含まれる第2の取引明細に該当する行または領域を選択すると、画面に表示された仕訳日記帳の中の、第2の取引明細に対応する第2の仕訳を示すこと。
1.複数の取引明細を含む会計証拠書類と、複数の取引明細の各々の仕訳を含む仕訳日記帳とを端末の画面上に表示すること。
2.画面に表示された仕訳日記帳に含まれる第1の仕訳を選択すると、複数の取引明細の各々の仕訳と複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させて表示可能な仕訳表示データに基づいて、画面に表示された会計証拠書類中の、複数の取引明細の中の第1の仕訳に対応する第1の取引明細に該当する行または領域を示すこと。
3.画面に表示された会計証拠書類に含まれる第2の取引明細に該当する行または領域を選択すると、画面に表示された仕訳日記帳の中の、第2の取引明細に対応する第2の仕訳を示すこと。
本発明の他の態様の1つは、仕訳を行う方法であって、複数の取引明細を含む会計証拠書類の第1の画像データを取得することと、複数の取引明細の各々の仕訳データと、第1の画像データ中の複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させて表示可能な仕訳表示データを提供することとを有する。
仕訳表示データを提供することは、第1の画像データから文字情報と、文字情報の表示位置とを関連付けして読み取ることと、表示位置および/または文字情報から、文字情報に含まれる前記複数の取引明細の取引金額の合計金額を抽出することと、文字情報に含まれる複数の数字情報の複数の組み合わせの中から、合計金額を分割した前記複数の取引明細の取引金額の組み合わせに合致する、第1の組み合わせを抽出することと、文字情報の中の、第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域の文字情報を複数の取引明細の各々の仕訳対象データとして抽出することと、仕訳対象データを仕訳けして仕訳データを生成することと、第1の画像データの第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域を複数の取引明細の各々の表示個所として各々の仕訳データと関連づけて仕訳表示データを生成することとを含んでもよい。
本発明の他の態様の1つは、仕訳データを生成する方法である。この方法は、複数の取引明細を含む会計証拠書類の第1の画像データを取得することと、複数の取引明細の各々の仕訳データを生成することとを有し、仕訳データを生成することは、第1の画像データから文字情報と、文字情報の表示位置とを関連付けして読み取ることと、表示位置および/または文字情報から、文字情報に含まれる複数の取引明細の取引金額の合計金額を抽出することと、文字情報に含まれる複数の数字情報の複数の組み合わせの中から、合計金額を分割した複数の取引明細の取引金額の組み合わせに合致する、第1の組み合わせを抽出することと、文字情報の中の、第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域の文字情報を複数の取引明細の各々の仕訳対象データとして抽出することとを有する。
仕訳表示データを提供すること、および、仕訳データを生成することは、第1の画像データから読み取られた文字情報の一部の部分文字情報と、第1の画像データ中の部分文字情報に該当する部分画像データとをクラウドを介して作業者の端末に出力し、作業者から部分画像データの表示内容と部分文字情報との照合結果を収集することを含んでいてもよい。照合結果を収集することは、第1の画像データから読み取られた文字情報の内の照合対象の部分文字情報を除く他の部分文字情報に該当する他の部分画像データを解読不能に加工した照合用の画像データを生成することを含んでいてもよい。
本発明の他の態様の1つは、上記に記載のシステムとして、コンピュータを稼働する命令を有するプログラムまたはプログラム製品であり、プログラムまたはプログラム製品は、CD−ROM、フラッシュメモリなどの適当な記録媒体に記録して提供することができる。
図1に、会計サービスシステムの一例を示している。この会計サービスシステム1は、ユーザーから提供される証憑(証憑類)、たとえば、経費精算の証憑類の整理と仕訳作業とを行うシステムである。ユーザーは、個人および会社であってもよく、個人あるいは会社を顧問先とする会計事務所および税理士事務所であってもよく、会計事務を要求されるその他の組織であってもよい。この会計サービスシステム1においては、ユーザーの会計システム20の画像化ユニット(画像データ化機能、画像データ生成モジュール、画像データ生成手段)21が、インターネット(クラウド)9により接続された会計支援システム10に対し、証憑類の原本(会計証拠書類)を画像データ(第1の画像データ)2に変換してアップロードする。
会計支援システム10においては、会計証拠書類の画像データ(第1の画像データ)2を取得した後、画像データ2に含まれる取引明細を自動仕訳した仕訳データ3を生成する。ユーザーの会計システム20は、仕訳データ3をダウンロードし、自社の会計システムまたは会計ソフト27に取り込む。この際、会計支援システム10は、画像データ2として提供された会計証拠書類に含まれる複数の取引明細の各々の表示個所と仕訳データ3とを関連させて表示可能な仕訳表示データ5を生成および提供し、ユーザーの会計システム20の端末25において、仕訳データ3を含む仕訳日記帳(元帳)7と会計証拠書類60とを表示して突き合わせする照合機能(突き合わせ機能)26をサポートする。
本明細書において、仕訳表示データ5を提供することは、仕訳表示データ5をユーザーが端末25を介して利用可能な状態にすることを意味する。会計支援システム10は、ユーザーの会計システム20の端末25が仕訳表示データ5をダウンロード可能な状態で提供してもよく、端末25が会計支援システム10の提供するウェブサイトなどを介して、仕訳表示データ5をダウンロードせずに仕訳日記帳7の仕訳と会計証拠書類の取引とが照合できるようにしてもよい。照合機能26により、ユーザーは、端末25において、仕訳日記帳7を、会計証拠書類60を含めて表示させることができ、仕訳表示データ5を利用して、個々の仕訳データ3と会計証拠書類60に含まれる個々の取引明細との突合せが可能となる。
会計支援システム10は、複数の取引明細を含む会計証拠書類の第1の画像データ2を取得するユニット(インターフェイス、機能、モジュール)11と、顧客(ユーザー)毎の会計証拠書類のデータを蓄積するデータベース12と、仕訳表示データ5を生成して提供する仕訳処理ユニット(仕訳処理装置、仕訳処理モジュール)30とを有する。仕訳表示データ5は、複数の取引明細の各々の仕訳データ3と、第1の画像データ2の中の複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させて表示可能としたデータである。会計支援システム10は、さらに、ユーザーの端末25の画面上に、仕訳表示データ5に基づいて、第1の画像データ2により表示される会計証拠書類と、複数の取引明細の各々の仕訳データ3に対応した仕訳を含む仕訳日記帳7とを表示させる閲覧サポートユニット19を含む。会計支援システム10は、サーバ41などの、メモリ、CPUなどのコンピュータ資源を備えた装置を用いて実装することが可能であり、会計支援システム10としての機能は、サーバ41にダウンロードされて稼働するプログラムであって、会計支援システム10としての機能を実現するための命令を含むプログラム(プログラム製品)45により、適当な記録媒体に記録して提供してもよい。プログラム(プログラム製品)45は、CPUにより以下で説明する各ユニット(各機能、各モジュール)を実現するための命令を含む。例えば、プログラム45は、サーバ41のメモリ48に格納され、CPU47がプログラム45をダウンロードして実行することにより仕訳処理ユニット30などの機能を提供してもよい。
仕訳処理ユニット30は、第1の画像データ2から文字情報31と、文字情報31の表示位置32とを関連付けして読み取るOCRユニット(文字情報取得ユニット、OCR機能、OCRモジュール)13を有する。OCRユニット13は、第1の画像データ2により供給された会計証拠書類に含まれる情報を、文字情報31と表示位置32とを含むデジタルデータ33に変換する。OCRユニット13は、画像データを文字情報31に変換するOCRエンジンを内蔵していてもよく、インターネット9を介して、クラウド上に開放されているOCRエンジンを利用して文字情報31を取得してもよい。
図2に、会計証拠書類(証拠書類)60の一例を示している。証拠書類60の一例である請求書60aには様々な情報が含まれる。請求書60aは、例えば、会計証拠書類60の名称61、整理番号62、発行日63、発行先64、発行元65、請求金額66、明細の記述67、取引明細の詳細70、取引の概要情報68、振込先の情報69などを含む。会計証拠書類60としての証憑には、さらに、発行元の宣伝広告、証憑が発行された理由、証憑に付随した処理用の内容など、仕訳に有用な情報のみならず、仕訳に不要な情報も含まれていることが多い。
図3に、証拠書類60の画像データ2をOCRユニット13によりデジタルデータ33に変換した例を示している。図3には、デジタルデータ33が画像に貼りついた状態で示しているが、実際は、OCRユニット13により、数字、漢字およびその他のシンボルを含む文字情報38は、例えば、テキストデータとして提供されてもよく、位置情報32はLOGデータとして提供されてもよく、文字情報38および位置情報32が、TSV、CSVなどの形式のファイルで提供されてもよい。さらに、OCRユニット13においては、証拠書類60の画像データ2において、一連と判断される領域の文字情報38が部分文字情報31として一体で読み取られ、部分文字情報31に対応する領域の画像データが部分画像データ35として切り出され、図1に示すライブラリ39に保存される。したがって、証拠書類60から得られた文字情報38は、部分文字情報(文字情報)31の集合である。
仕訳処理ユニット30は、さらに、OCRユニット13により読み取られた文字情報31などを、クラウド9を介して複数のクラウドワーカー95に分散して確認(照合)する文字情報照合ユニット(クラウドワーカーサポートユニット、文字情報照合機能、文字情報照合モジュール)14と、デジタルデータ33から複数の取引明細を自動判別する自動判別ユニット(自動判別機能、自動判別モジュール)15と、取引明細から仕訳データ3を生成する仕訳エンジン(仕訳エンジンモジュール)16と、証拠書類60の各取引明細と対応する仕訳データ3とを関連付けて表示する仕訳表示データ5を生成する仕訳表示データ生成ユニット(生成機能、生成モジュール)17とを含む。仕訳表示データ5は、出力ライブラリ37に格納され、データ管理ユニット18を介してユーザーの会計システム20に対して提供される。
文字情報照合ユニット14は、1または複数の作業者にクラウド9を介して接続して文字情報31を確認および照合するサービスを提供する。文字情報照合ユニット14は、第1の画像データ2から読み取られた文字情報の一部の部分文字情報31と、第1の画像データ2の中の部分文字情報31に該当する部分画像データ35とをクラウド9を介して1または複数の作業者95の端末に出力し、それらの作業者95から部分画像データ35の表示内容と部分文字情報31との照合結果(確認結果)を収集する。各々の作業者95には、証拠書類60の一部、例えば、書類に付された整理番号62の部分文字情報31と部分画像データ35とが供給される。
作業者95は、整理番号62のみに関して、部分画像データ35の表示内容と部分文字情報31とを照合し、部分文字情報31に誤りがあれば、それを修正する。このため、各々の作業者95は、証拠書類60のどの部分の情報、または、どの会社の情報を照合しているかは不明となり、証拠書類60の内容についての秘匿性を担保しながら、各々の文字情報31の変換精度(読み取り精度)を大幅向上できる。また、同一の部分の部分文字情報31と部分画像データ35とを複数の作業者95に分散して確認したり、同一の作業者95に時間をずらして確認させることにより、さらに、文字情報31の精度を向上できる。
図4に、部分画像データ35に含まれる情報の一例を示している。文字情報照合ユニット14は、第1の画像データ2から読み取られた全文字情報38の内の、照合対象の部分文字情報31を除く他の部分文字情報に該当する他の部分画像データ35aを解読不能に加工した照合用の画像データ90を生成する照合用画像データ生成ユニット(生成モジュール、生成機能)14aを含んでいてもよい。図4に示した例では、発行元65を示す文字情報31が、照合を行う作業者95に秘匿される、他の部分文字情報として設定されている。このため、照合用画像データ90では、発行元65を示す画像データが、秘匿される部分画像データ35aとしてモザイク処理され、作業者95からは文字が判別できないようにされている。また、振込先の情報69に含まれている発行元の会社名を示す画像データも、秘匿される部分画像データ35aとしてモザイク処理され、作業者95からは文字が判別できないようにされている。この例では、作業者95により、発行元65を除く、他の証拠書類60の文字情報31が照合されるが、発行元65は不明となるので、情報の秘匿性を担保できる。
作業者95に対し、秘匿される部分画像データ35aは、モザイクに変換されてもよく(モザイク処理)、秘匿される部分画像データ35aが照合用画像データ90から削除されてもよく(白抜き処理)、黒などの色で塗りつぶされてもよい。秘匿される部分画像データ35aを縮小した後に拡大することにより画像データの一部が失われてモザイク画像に変換され、判別できない文字が存在していることを示す情報は照合用画像データ90に保存される。ある作業者95に対して秘匿された部分画像データ35aは、他の作業者95に対して、その部分画像データ35aに限定して(他の部分画像データを含まず)確認させてもよく、発行元65の情報については作業者95による確認対象とせずに、仕訳処理ユニット30においてユーザー識別情報として優先的に処理されるようにしてもよい。
自動判別ユニット15は、表示位置32および/または文字情報31から、文字情報に含まれる複数の取引明細の取引金額の合計金額を抽出するユニット(合計金額抽出ユニット、合計金額抽出機能、合計金額抽出モジュール)15aと、文字情報31に含まれる複数の数字情報の複数の組み合わせの中から、合計金額を分割した複数の取引明細の取引金額の組み合わせに合致する、第1の組み合わせを抽出し、文字情報の中の、第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域の文字情報を複数の取引明細の各々の仕訳対象データとして抽出するユニット(取引明細抽出ユニット、取引明細抽出機能、取引明細抽出モジュール)15bとを含む。
図3に示すように、証拠書類60の文字情報31には、通常、数多くの数字情報が含まれる。例えば、請求書番号62、日付63、請求金額66、口座情報69などがある。さらに、取引明細の詳細70にも、数量71、単価72、各取引の合計金額(小計)73などが含まれる可能性がある。また、概要情報68にも、すべての取引の合計金額75に加えて、消費税額76、請求金額66などが含まれる可能性がある。合計金額抽出ユニット15aは、文字情報(部分文字情報)31に含まれる「合計」、「総額」などの取引金額の合計金額を示唆する文字列を認識し、それらに基づいて合計金額であることが想定される数字情報75を抽出する。また、合計金額抽出ユニット15aは、合計金額は多くの場合、証拠書類60の下側、または左側などに表示されることから、文字情報31とともに表示位置32から合計金額であることが想定される数字情報75を抽出する。さらに、税額76および総額77などの「合計金額」に関わる他の文字列を認識し、それらに関わる数字情報の組み合わせ(計算)を含めて、合計金額を示す数字情報75を抽出してもよい。
合計金額75を抽出するアルゴリズムはこれらに限定されない。数字情報を含む部分文字情報31の精度が高くなければ、自動的に合計金額75を抽出することは難しいことが多い。会計支援システム10においては、OCRユニット13の読み取り精度が不足する場合であっても、部分文字情報31をクラウドワーカー(作業者)95により確認することにより、部分文字情報31の精度を担保できる。
取引明細抽出ユニット15bは、証拠書類60から抽出された部分文字情報31のうち、数字情報として認識された部分文字情報31の様々な組み合わせを想定する。数量71、単価72、取引単位の金額73においても、それらの部分文字情報31が分離されて認識されているとは限らず、連続した数字情報として認識されていたり、金額73が分断されて認識されている場合もあり得る。取引単位の金額73の合計と、合計金額75とは完全一致するので、合計金額75に該当する数値情報を含む部分文字情報31の組み合わせ(第1の組み合わせ)79は、基本的に一義的に決定できる。
組み合わせを選択するために用いることが可能な基準(スクリーニング、フィルタリング)の1つは、例えば、合計金額75が抽出されている場合は、取引の金額73が合計金額75をオーバーすることはあり得ないので、そのような数値が含まれる組み合わせを排除することである。また、金額の表示位置で、組み合わせに用いられる金額を選別してもよい。すなわち、証拠書類60の中における、取引単位の金額73の表示位置は共通することがほとんどである。このため、第1の組み合わせ79を抽出する際に、表示位置32を参照してもよい。
取引明細抽出ユニット15bは、さらに、文字情報31の中の、第1の組み合わせ79を構成する各々の数値情報73を含む行81a〜81cの文字情報82a〜82cを、複数の取引明細の各々の仕訳対象データ4として抽出する。図3に示した証拠書類60には、3つの取引明細が含まれており、取引明細抽出ユニット15bは、取引単位の金額73を含む3つの行81a〜81cのそれぞれの行に含まれている、請求明細の文字情報74、数量71、単価72、および金額73をそれぞれの取引の文字情報82a〜82cとして認識し、仕訳対象データ4として抽出する。多くの証拠書類60においては、複数の取引明細を含む場合、行単位で取引明細が記載されているが、列方向の他の情報が含まれているなどの場合は、他の情報を除いた領域単位で取引明細に関する文字情報を抽出してもよい。
仕訳エンジン16は、仕訳対象データ4から仕訳データ3を生成するユニット(モジュール)として機能する。仕訳エンジン16は、自動的に仕訳を行い、仕訳対象データ4の勘定科目を判定する。例えば、仕訳エンジン16は、証拠書類60の名称61などから取引の方向と、計上および消込との組み合わせにより「収入計上」、「支出計上」、「入金消込」、「出金消込」を含むカテゴリーを自動判定したり、過去の仕訳日記帳(元帳)の仕訳を解析し、仕訳対象データ4に含まれる取引明細などの情報との距離に基づき仕訳対象データ4の勘定科目を決定したりする機能を含む。仕訳エンジン16は、仕訳対象データ4を、会計帳簿として所定のフォーマットを備えた仕訳帳(仕訳日記帳)7に仕訳としてエントリーされる仕訳データ3に変換(生成)する。勘定科目などが追加されて仕訳けられた仕訳データ3は会計上の汎用データであり、様々なソフトウェア会社あるいはサービスプロバイダが提供している会計ソフト27または会計システムに対して、仕訳データ3を介して取引の内容を自動的に入力することができる。
仕訳表示データ生成ユニット(生成機能、生成モジュール)17は、自動判別ユニット15において複数の取引明細を示すとして抽出された、第1の組み合わせ79を構成する各々の数値情報73を含む行81a〜81cの文字情報82a〜82cにそれぞれ対応する第1の画像データ2の領域(行)85a〜85cを部分画像データとして、それぞれの取引の仕訳データ3と関連付けて表示するための仕訳表示データ5を生成する。仕訳表示データ生成ユニット17は、生成した仕訳表示データ5をそれぞれの取引明細に対応する部分画像データ85a〜85cは、それぞれの取引明細に含まれる部分文字情報31の部分画像データ35の組み合わせにより生成されてもよく、第1の組み合わせ79を構成する数値情報73が判明した後に、新たに、その数値情報73を含む行(領域)81a〜81cを設定し、その行81a〜81cの部分画像データ85a〜85cを第1の画像データ2から抽出してもよい。
会計支援システム10は、ユーザーの会計システム20の端末25の画面上に、会計証拠書類60と、複数の取引明細の各々の仕訳データ3に対応する仕訳を含む仕訳日記帳(元帳)7とを関連して表示するように構成された閲覧サポートユニット(サポート機能、サポートモジュール)19を含む。ユーザー端末25の照合ユニット(突き合わせ機能、照合機能、照合モジュール)26は、会計支援システム10に用意された閲覧サポートユニット19を介して仕訳日記帳7を表示してもよい。閲覧サポートユニット19は、ユーザー端末25の照合機能(突き合わせモジュール)26に含まれていてもよく、クラウド9を介して仕訳表示データ5および仕訳データ3などの仕訳日記帳7を表示するために必要なデータを使用して以下のサービスを提供してもよい。ユーザー端末25は、これらのデータを予めダウンロードして、スタンドアロンのシステムとして以下のサービスを提供してもよい。
閲覧サポートユニット19は、端末25の画面に表示された仕訳日記帳7に含まれる第1の仕訳をクリックなどにより選択すると、仕訳表示データ5に基づいて、画面に表示された会計証拠書類60の中の、複数の取引明細の中の第1の仕訳の仕訳データ3に対応する第1の取引明細に該当する行(領域)を示す第1の機能19aを含む。閲覧サポートユニット19は、さらに、画面に表示された会計証拠書類60に含まれる第2の取引明細に該当する行(領域)をクリックなどにより選択すると、仕訳表示データ5に基づいて、画面に表示された仕訳日記帳7の中の、第2の取引明細に対応する仕訳データ3を表示する第2の仕訳を示す第2の機能19bを含む。閲覧サポートユニット19は、ユーザーの会計システム20の端末25にダウンロード可能なアプリケーションとして提供されてもよく、HTTPなどのプロトコルを用いて端末25のウェブブラウザによりクラウド9を介して閲覧を可能とするウェブサーバーとして提供されてもよい。
図5〜図7に、閲覧サポートユニット(閲覧エンジン)19により提供される端末25の画面25aに表示される幾つかの例を示している。図5は、会計証拠書類60aが1つの取引明細を含む際の表示例であり、画面25aには、仕訳日記帳7と、証拠書類60aとが並列に表示され、仕訳日記帳7に含まれる複数の仕訳データ3に対応した仕訳300の中の、表示されている証拠書類60aに対応する仕訳301がハイライトされる。ハイライトされる方法は、仕訳日記帳7の該当する仕訳301の表示色を変えてもよく、表示フォントを変えてもよく、仕訳301を示す行を囲う表示を変えてもよく、その他の様々な表示形態を採用できる。
仕訳日記帳7に含まれる複数の仕訳300の中の特定の仕訳301が、画面25aをクリックするなどの手段により選択されると、閲覧エンジン19の第1の機能19aにより、仕訳表示データ5に基づいて、会計支援システム10のデータベース12に保存されている会計証拠書類の画像データ2の中から、その仕訳301の仕訳データ3に対応する会計証拠書類60aの画像データ2が選択され、画面25aに表示されてもよい。証拠書類60aの画像は、画面25aに、仕訳日記帳7と並列に、例えば左右に分かれて表示されてもよく、上下に分かれて表示されてもよく、証拠書類60aがポップアップ画面として表示されてもよく、証拠書類60aとそれに対応する仕訳301の詳細とのみが、別画面または小画面で対比できるように表示されてもよい。証拠書類60aに含まれる仕訳対象の取引が1組の場合は、取引を特定する部分(行)がハイライトされてもよく、ハイライトされなくてもよい。
会計支援システム10のデータベース12に保存されている、特定のユーザーから提供された複数の証拠書類の画像の中から、特定の証拠書類60aが選択されると、閲覧エンジン19の第2の機能19bにより、仕訳表示データ5に基づいて、その証拠書類60aに対応する仕訳データ3に対応する仕訳301を含む仕訳日記帳7のページが画面25aに表示され、該当する仕訳データ3の仕訳301がハイライトされるようにしてもよい。
図6は、会計証拠書類60が複数の取引明細を含む際の表示例であり、画面25aには、仕訳日記帳7と、複数の取引明細を示す証拠書類60とが並列に表示され、仕訳日記帳7に含まれる複数の仕訳データ3に対応した複数の仕訳300の中の仕訳(第1の仕訳)302と、証拠書類60に表示されている複数の取引明細の中の、仕訳302に対応する取引明細(第1の取引明細)の行(領域)85aとがハイライトされる。閲覧エンジン19の第1の機能19aにより、仕訳日記帳7に含まれる複数の仕訳300の中で、第1の仕訳302が選択されると、仕訳表示データ5に基づいて、会計支援システム10に保存されている会計証拠書類の画像データ2の中から、その仕訳302の仕訳データ3に対応する会計証拠書類60の画像データ2が選択されて表示される。さらに、証拠書類60の中の第1の仕訳302に該当する第1の取引の領域85aがハイライト表示される。
閲覧エンジン19の第2の機能19bにより、会計支援システム10に保存されている、特定のユーザーから提供された複数の証拠書類の画像の中から証拠書類60が選択されると、その証拠書類60に含まれる取引に関する仕訳が含まれる仕訳日記帳7の該当ページが、証拠書類60とともに画面25aに表示されてもよい。さらに、証拠書類60に含まれる複数の取引の中から、第1の取引の領域85aが、画面をクリックするなどの方法により選択されると、仕訳表示データ5に基づいて、その取引に対応する仕訳302を含む仕訳日記帳7のページが表示され、該当する仕訳302がハイライトされるようにしてもよい。
図7は、会計証拠書類60が複数の取引明細を含む際の表示例であり、画面25aには、仕訳日記帳7と、複数の取引明細を示す証拠書類60とが左右に並列に表示されている。証拠書類60の第2の取引明細の行85bが画面25aをクリックするなどの方法で選択されると、その行85bが行85aに代わってハイライトされ、第2の機能19bにより、仕訳表示データ5に基づいて、仕訳日記帳7の、第2の取引明細の仕訳データ3に対応する第2の仕訳303がハイライトされる。逆に、仕訳日記帳7に含まれる複数の仕訳300の中の仕訳302に続く、第2の仕訳303が選択されると、第1の機能19aにより、仕訳表示データ5に基づいて、証拠書類60に表示されている複数の取引明細の中の、第2の仕訳303と、それに対応する第2の取引明細の行(領域)85bとがハイライトされてもよい。
この場合も、仕訳302の代わりに仕訳303が選択されると、第1の機能19aにより、仕訳表示データ5に基づいて、証拠書類60のハイライトが、取引明細の行85aから行85bにシフトしてもよい。なお、仕訳300の1つに対応する、証拠書類60に含まれる取引明細は1つに限定されず、複数であってもよい。仕訳300に対応する証拠書類60に含まれる取引明細は連続して記載されたものでなくてもよく、断続的に記載されたものであってもよい。
さらに、閲覧サポートユニット19は、証拠書類60に含まれる各々の取引明細に対応して自動的に生成された複数の仕訳300を、画面25aの上で、マージして1つの仕訳300として仕訳日記帳7に記載されるように更新するユニット(機能、モジュール)19cを含んでいてもよい。更新ユニット19cは、例えば、税率が異なる取引に対応する仕訳300を、税率毎にまとめた仕訳となるように自動更新する機能を備えていてもよい。更新ユニット19cは、複数の取引に対応する行85a〜85cの内、税率等の要件から1つの仕訳300として纏められる取引を自動的にハイライトする機能を備えていてもよい。さらに、更新ユニット19cは、自動的に生成された仕訳300を複数に分割する機能を含んでいてもよい。
このように、閲覧サポートユニット(閲覧エンジン)19は、1つの画面25aに、仕訳日記帳7に含まれる仕訳300と、その仕訳300に対応する仕訳データ3の証拠となる証拠書類60または60aの画像とを並列に表示する。このため、ユーザーの会計担当者は、会計支援システム10により自動仕訳された仕訳データ3(仕訳300)と、その証拠となる書類60または60aの記載内容とを簡単に突き合わせて照合することができる。さらに、1つの証拠書類60に複数の取引明細が含まれる場合であっても、それぞれの取引明細の領域85aおよび85bと、それに対応する仕訳データ3に対応する仕訳302および303とが、それぞれ対応して表示される。このため、それぞれの取引明細に関する仕訳データ3と、取引の記載内容とを簡単に突き合わせて照合することができる。したがって、ユーザーの会計担当者が、会計支援システム10において自動仕訳された内容の確認に要する労力および時間を大幅に低減できる。
図8に、会計支援システム10における処理の概要をフローチャートにより示している。ステップ51において、ユーザーの会計システム20より、会計証拠書類60となる証憑類の画像データ(第1の画像データ)2が、クラウド9に接続されたインターフェイスユニット11を介して入力される。ステップ52において、文字情報を取得するOCRユニット13が、画像データ2から文字情報31と、表示位置の情報32とを関連付けして読み取り、ステップ53において、文字情報照合ユニット14が、分割された文字情報(部分文字情報)31と、分割された画像データ(部分画像データ)35とをクラウド9に接続された1または複数の作業者95に分配し、作業者95が照合した結果を収集する。部分画像データ35は、照合が不要な部分文字情報31に該当する画像データが除かれた画像データ(照合用の画像データ)90であってもよい。
図9に、文字情報照合ユニット14において、照合用画像データ生成ユニット14aを用いて、照合用の画像データ90を生成してクラウドワーカー95に提供する処理の一例を示している。ステップ530において、OCRユニット13から、会計証拠書類(証憑)60の部分文字情報31と対応する表示位置情報32とを取得する。ステップ531において、表示位置情報32に基づいて、部分文字情報31を所定のルールに沿って並び替えて証憑60をデータ的に再現し、メモリに保存する。例えば、表示位置情報32に基づいて、部分文字情報31を、証憑60の上側および左側を優先して並び替えて保存する。ステップ532において、並び替えられた部分文字情報31に連番を付す。
ステップ533において、並び替えられた部分文字情報31の順番と内容とを参照して、証憑60の種別、例えば、「請求書」、「領収書」などを判断する。並び替えられた部分文字情報31の中で、上下または左右に連続する文字情報が、予め登録された証憑60の種別を示す単語と一致するものがあれば、証憑60の種別を特定できる。さらに、その部分文字情報31の表示位置情報32から証憑60の画像データ2の向きを確認でき、向きが異なれば、90度回転するなどの処理により所定の向きに部分文字情報31を並び替えて連番を付与しなおすことができる。証憑60の種別が判明すると、その種別、例えば、「請求書」にしたがった幾つかの表示形式を参照して、OCRユニット13により読み取られた文字情報31を、より精度よく解析できる。
ステップ534において、ログインアカウントにより、会計支援システム10にログインしたユーザーの名称を判断する。この例では、図4に示すように、会計証拠書類60のユーザーの会社名65を秘匿して、クラウドワーカー95に提供し、文字情報を照合する。そのため、秘匿する文字情報の内容を、ログインアカウントを利用して自動的に生成している。クラウドワーカー95に対して秘匿する文字情報は、請求書などの特定の会計証拠書類60のフォーマットを参照して選択してもよく、ユーザー毎に設定されていてもよく、ランダムに選択されてもよい。
ステップ535において、秘匿する文字情報を、読み取られた部分文字情報31から検索し、ステップ536において、該当する部分文字情報に付された連番に対応する表示位置情報32を取得する。本例においては、図4に示すように、請求元(会社名)65と、口座情報69と該当する文字情報が含まれており、それらに対応する連番が抽出される。ステップ537において、表示位置情報32に基づき、秘匿する部分文字情報に対応する部分画像データ35aを取得し、その部分画像データ35aを縮小した後に拡大してモザイク画像に変換する。ステップ538で、変換した部分画像データ35aを会計証拠書類60の画像に戻して、照合用の画像データ90を生成する。ステップ539において、照合対象の文字情報31と、照合用の画像データ90とをクラウドワーカー95に提供し、照合結果を取得する。
図8に戻り、作業者95により確認された文字情報31を用いて、ステップ54において、取引明細自動判別ユニット15により、1つの会計証拠書類60に含まれている複数の取引明細を自動的に判別する。先ず、ステップ54aにおいて、合計金額抽出ユニット15aにより、文字情報31の中から合計金額に相当する数値情報を抽出する。ステップ54bにおいて、取引明細抽出ユニット15bにより、合計金額に対応する数値情報の組み合わせ(第1の組み合わせ)79を、取引金額の組み合わせとして抽出し、その第1の組み合わせに含まれる数値情報を含む行あるいは領域の文字情報31をそれぞれ仕訳対象データ4として抽出する。
ステップ55において、自動仕訳エンジン16により、仕訳対象データ4を仕訳けして、仕訳日記帳7に仕訳(エントリー)として表示される仕訳データ3を生成する。ステップ56において、仕訳表示データ生成ユニット17により、仕訳データ3と、証拠書類60に含まれている複数の取引明細のそれぞれの表示領域(部分画像データ)85a〜85cとを関連付けした仕訳表示データ5を生成し、利用可能とする。ステップ57において、閲覧サポートユニット19が、会計支援システム10から提供される仕訳表示データ5を用いて、ユーザーの会計システム20の照合機能26における仕訳日記帳7の表示をサポートし、ユーザーの会計担当者が仕訳結果(仕訳日記帳の仕訳内容)を確認できるようにする。仕訳結果が確認されると、ステップ58において、会計システム20からのダウンロード要求により、仕訳データ3をユーザーの会計システム20に供給する。ユーザーの会計システム20においては、仕訳データ3を会計システム20に組み込まれている会計ソフトに供給し、その後の会計処理を行う。
図10に、ユーザーの会計システム20において、照合機能(突き合わせユニット、突き合わせモジュール)26により、会計証拠書類60と仕訳日記帳7の仕訳300とを突き合わせする過程を示している。ステップ571において、図6に示すように、複数の取引明細を含む会計証拠書類60と、複数の取引明細の各々の仕訳300を含む仕訳日記帳7とを、ユーザーの会計システム20の端末25の画面25a上に表示する。このプロセスの最初としては、会計証拠書類60または仕訳日記帳7のいずれか一方のみが表示されていてもよい。
ステップ572において、画面25aに表示された仕訳日記帳7に含まれる第1の仕訳302をクリックなどの動作(処理)により選択されると、ステップ574において、仕訳表示データ5に基づいて、閲覧サポートユニット19により、画面25aに表示された会計証拠書類60の中の、複数の取引明細の中の第1の仕訳302に対応する第1の取引明細に該当する行または領域85aがハイライトなどの処理により示される。画面25aに、予め該当する会計証拠処理60が表示されていなければ、第1の仕訳302が選択された段階で、閲覧サポートユニット19は、その仕訳302に該当する取引が含まれる会計証拠書類60の画像データ2を取得し、画面25aに表示する処理を同時に行う。
ステップ573において、図7に示したように、画面25aに表示された会計証拠書類60に含まれる第2の取引明細に該当する行または領域85bがクリック等により選択されると、ステップ575において、仕訳表示データ5に基づいて、閲覧サポートユニット19により、画面25aに表示された仕訳日記帳7の中の、第2の取引明細に対応する第2の仕訳303がハイライトなどの処理により示される。画面25aに、予め該当する仕訳303が含まれている仕訳日記帳(元帳)7が表示されていなければ、第2の取引明細の領域85bが選択された段階で、閲覧サポートユニット19は、その取引明細85bに該当する仕訳が含まれる仕訳日記帳7を画面25aに表示する処理を同時に行う。
この会計支援システム10がサポートする会計サービスシステム1におけるユーザーは、会計処理が必要となる法人あるいは個人であってもよく、個人あるいは会社を顧問先とする会計事務所および税理士事務所であってもよい。ユーザーは、会計証拠書類60となる証憑類の画像データ2を会計支援システム10にクラウド9を介して提供することにより、自動仕訳された結果が得られるとともに、仕訳データ3を含む仕訳日記帳7と証拠書類60とを、ユーザーの会計システム20の画面25aに表示させることで、簡単に突合せできる。さらに、会計支援システム10は、1つの証拠書類60に複数の取引明細が含まれている場合であっても、画面25aの上に、1つの証拠書類60に含まれている個々の取引明細と、それに対応する仕訳300とを視覚的に関連付けして、対比できる状態で表示できる。このため、ユーザーの会計担当者は、会計支援システム10により、自動仕訳された結果と、証拠書類に記載された明細の内容とを、きわめて容易に、また短時間に、照合することが可能となり、仕訳の作成・突合せに要する労力を大幅に低減できる。
なお、上記おいて開示した証憑、画像および画面の表示は一例であり、本発明はこれらの記載および表示に限定されるものではない。また、上記において、図面を参照して本発明の特定の実施形態を説明したが、様々な他の実施形態および変形例は本発明の範囲および精神から逸脱することなく当業者が想到し得ることであり、そのような他の実施形態および変形は以下の請求の範囲の対象となり、本発明は以下の請求の範囲により規定されるものである。
10 会計支援システム
Claims (19)
- 複数の取引明細を含む会計証拠書類の第1の画像データを取得するユニットと、
前記複数の取引明細の各々の仕訳データと、前記第1の画像データ中の前記複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させて表示可能な仕訳表示データを提供する仕訳処理ユニットとを有するシステム。 - 請求項1において、
端末の画面上に、前記会計証拠書類と、前記複数の取引明細の各々の仕訳データに対応する仕訳を含む仕訳日記帳とを表示させる閲覧サポートユニットであって、
前記画面に表示された前記仕訳日記帳に含まれる第1の仕訳を選択すると、前記仕訳表示データに基づいて、前記画面に表示された前記会計証拠書類中の、前記複数の取引明細の中の前記第1の仕訳に対応する第1の取引明細に該当する行または領域を示すように構成された閲覧サポートユニットを、さらに有するシステム。 - 請求項1において、
端末の画面上に、前記会計証拠書類と、前記複数の取引明細の各々の仕訳データに対応する仕訳を含む仕訳日記帳とを表示させる閲覧サポートユニットであって、
前記画面に表示された前記会計証拠書類に含まれる第2の取引明細に該当する行または領域を選択すると、前記仕訳表示データに基づいて、前記画面に表示された前記仕訳日記帳の中の、前記第2の取引明細に対応する第2の仕訳を示すように構成された閲覧サポートユニットを、さらに有するシステム。 - 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記仕訳処理ユニットは、前記第1の画像データから文字情報と、前記文字情報の表示位置とを関連付けして読み取る文字情報取得ユニットと、
前記表示位置および/または前記文字情報から、前記文字情報に含まれる前記複数の取引明細の取引金額の合計金額を抽出するユニットと、
前記文字情報に含まれる複数の数字情報の複数の組み合わせの中から、前記合計金額を分割した前記複数の取引明細の取引金額の組み合わせに合致する、第1の組み合わせを抽出し、前記文字情報の中の、前記第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域の文字情報を前記複数の取引明細の各々の仕訳対象データとして抽出するユニットと、
前記仕訳対象データを仕訳して前記各々の仕訳データを生成するユニットと、
前記第1の画像データの前記第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域を、前記複数の取引明細の各々の表示個所として前記各々の仕訳データと関連づけて前記仕訳表示データを生成するユニットとを含む、システム。 - 複数の取引明細を含む会計証拠書類の第1の画像データを取得するユニットと、
前記複数の取引明細の各々の仕訳データを生成する仕訳処理ユニットとを有し、
前記仕訳処理ユニットは、前記第1の画像データから文字情報と、前記文字情報の表示位置とを関連付けして読み取る文字情報取得ユニットと、
前記表示位置および/または前記文字情報から、前記文字情報に含まれる前記複数の取引明細の取引金額の合計金額を抽出するユニットと、
前記文字情報に含まれる複数の数字情報の複数の組み合わせの中から、前記合計金額を分割した前記複数の取引明細の取引金額の組み合わせに合致する、第1の組み合わせを抽出するユニットと、
前記文字情報の中の、前記第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域の文字情報を前記複数の取引明細の各々の仕訳対象データとして抽出するユニットと、
前記仕訳対象データを自動仕訳して前記仕訳データを生成するユニットとを含む、システム。 - 請求項4または5において、
前記仕訳処理ユニットは、前記第1の画像データから読み取られた文字情報の一部の部分文字情報と、前記第1の画像データ中の前記部分文字情報に該当する部分画像データとをクラウドを介して作業者の端末に出力し、前記作業者から前記部分画像データの表示内容と前記部分文字情報との照合結果を収集する文字情報照合ユニットを含む、システム。 - 請求項6において、
前記文字情報照合ユニットは、前記第1の画像データから読み取られた前記文字情報の内の照合対象の部分文字情報を除く他の部分文字情報に該当する他の部分画像データを解読不能に加工した照合用の画像データを生成する画像データ生成ユニットを含む、システム。 - 複数の取引明細を含む会計証拠書類と、前記複数の取引明細の各々の仕訳を含む仕訳日記帳とを表示する画面と、
前記画面に表示された前記仕訳日記帳に含まれる第1の仕訳を選択すると、前記複数の取引明細の各々の仕訳と前記複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させて表示可能な仕訳表示データに基づいて、前記画面に表示された前記会計証拠書類中の、前記複数の取引明細の中の前記第1の仕訳に対応する第1の取引明細に該当する行または領域を示し、前記画面に表示された前記会計証拠書類に含まれる第2の取引明細に該当する行または領域を選択すると、前記画面に表示された前記仕訳日記帳の中の、前記第2の取引明細に対応する第2の仕訳を示すように構成された閲覧サポートユニットとを有するシステム。 - 複数の取引明細を含む会計証拠書類と、前記複数の取引明細の各々の仕訳を含む仕訳日記帳とを端末の画面上に表示することと、
前記画面に表示された前記仕訳日記帳に含まれる第1の仕訳を選択すると、前記複数の取引明細の各々の仕訳と前記複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させて表示可能な仕訳表示データに基づいて、前記画面に表示された前記会計証拠書類中の、前記複数の取引明細の中の前記第1の仕訳に対応する第1の取引明細に該当する行または領域を示すことと、
前記画面に表示された前記会計証拠書類に含まれる第2の取引明細に該当する行または領域を選択すると、前記画面に表示された前記仕訳日記帳の中の、前記第2の取引明細に対応する第2の仕訳を示すこととを有する方法。 - 請求項9において、
さらに、前記会計証拠書類の第1の画像データを取得することと、
前記複数の取引明細の各々の仕訳に対応する仕訳データと、前記第1の画像データ中の前記複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させた前記仕訳表示データを提供することとを有する、方法。 - 複数の取引明細を含む会計証拠書類の第1の画像データを取得することと、
前記複数の取引明細の各々の仕訳データと、前記第1の画像データ中の前記複数の取引明細の各々の表示個所とを関連させて表示可能な仕訳表示データを提供することとを有する方法。 - 請求項11において、
前記会計証拠書類と、前記複数の取引明細の各々の仕訳データに対応する仕訳を含む仕訳日記帳とを端末の画面上に表示することと、
前記画面に表示された前記仕訳日記帳に含まれる第1の仕訳を選択すると、前記仕訳表示データに基づいて、前記画面に表示された前記会計証拠書類中の、前記複数の取引明細の中の前記第1の仕訳に対応する第1の取引明細に該当する行または領域を示すこととをさらに有する、方法。 - 請求項11において、
前記会計証拠書類と、前記複数の取引明細の各々の仕訳データに対応する仕訳を含む仕訳日記帳とを端末の画面上に表示することと、
前記画面に表示された前記会計証拠書類に含まれる第2の取引明細に該当する行または領域を選択すると、前記仕訳表示データに基づいて、前記画面に表示された前記仕訳日記帳の中の、前記第2の取引明細に対応する第2の仕訳を示すこととをさらに有する、方法。 - 請求項11ないし13のいずれかにおいて、
前記仕訳表示データを提供することは、前記第1の画像データから文字情報と、前記文字情報の表示位置とを関連付けして読み取ることと、
前記表示位置および/または前記文字情報から、前記文字情報に含まれる前記複数の取引明細の取引金額の合計金額を抽出することと、
前記文字情報に含まれる複数の数字情報の複数の組み合わせの中から、前記合計金額を分割した前記複数の取引明細の取引金額の組み合わせに合致する、第1の組み合わせを抽出することと、
前記文字情報の中の、前記第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域の文字情報を前記複数の取引明細の各々の仕訳対象データとして抽出することと、
前記仕訳対象データを仕訳けて前記各々の仕訳データを生成することと、
前記第1の画像データの前記第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域を前記複数の取引明細の各々の表示個所として前記各々の仕訳データと関連づけて前記仕訳表示データを生成することとを含む、方法。 - 請求項14において、
前記仕訳表示データを提供することは、前記第1の画像データから読み取られた文字情報の一部の部分文字情報と、前記第1の画像データ中の前記部分文字情報に該当する部分画像データとをクラウドを介して作業者の端末に出力し、前記作業者から前記部分画像データの表示内容と前記部分文字情報との照合結果を収集することをさらに含む、方法。 - 複数の取引明細を含む会計証拠書類の第1の画像データを取得することと、
前記複数の取引明細の各々の仕訳データを生成することとを有し、
前記仕訳データを生成することは、前記第1の画像データから文字情報と、前記文字情報の表示位置とを関連付けして読み取ることと、
前記表示位置および/または前記文字情報から、前記文字情報に含まれる前記複数の取引明細の取引金額の合計金額を抽出することと、
前記文字情報に含まれる複数の数字情報の複数の組み合わせの中から、前記合計金額を分割した前記複数の取引明細の取引金額の組み合わせに合致する、第1の組み合わせを抽出することと、
前記文字情報の中の、前記第1の組み合わせを構成する各々の数値情報を含む行または領域の文字情報を前記複数の取引明細の各々の仕訳対象データとして抽出することとを有する方法。 - 請求項16において、
前記仕訳データを生成することは、前記第1の画像データから読み取られた文字情報の一部の部分文字情報と、前記第1の画像データ中の前記部分文字情報に該当する部分画像データとをクラウドを介して作業者の端末に出力し、前記作業者から前記部分画像データの表示内容と前記部分文字情報との照合結果を収集することをさらに含む、方法。 - 請求項15または17において、
前記照合結果を収集することは、前記第1の画像データから読み取られた前記文字情報の内の照合対象の部分文字情報を除く他の部分文字情報に該当する他の部分画像データを解読不能に加工した照合用の画像データを生成することを含む、方法。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載のシステムとして、コンピュータを稼働する命令を有するプログラム。
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