JP2020169078A - シート排出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】立ち上がった位置を越えて回動可能な排出ストッパを備えたシート排出装置において、排出ストッパを立ち上げるときの操作性を向上させる。【解決手段】シート排出装置を備えた画像形成装置1は、排出トレイ25と、排出トレイ25に収納される第1位置と、第1位置から立ち上がり、排出されたシートSを規制する第2位置と、第2位置を挟んで第1位置と反対側の第3位置との間で揺動する排出ストッパ61と、第1位置にある排紙ストッパ61とは当接せず第2位置にある排出ストッパ61に当接して排出ストッパ61を保持する第4位置と、第3位置にある排出ストッパ61に当接する第5位置との間で変位可能な保持部材62と、保持部材62を第5位置から第4位置へ向けて付勢するバネ64と、バネ64の付勢力に抗して保持部材62を第4位置に規制する規制部材63とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、排出ストッパを備えたシート排出装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来から排出されたシートが装置外に落下しないように排出トレイに排出ストッパを備えた画像形成装置が知られている。例えば特許文献1には、立ち上がった位置にある排出ストッパを手前側に押すことで、バネの付勢力に抗してさらに回動させることができる構成が開示されている。このような構成は、排出トレイの上方が原稿読取装置等で覆われる、いわゆる胴内排出型の画像形成装置において、シートを取り出すための開口部が狭くなることへの対策として特に有効となる。
特開2018−165204号公報
しかしながら、特許文献1の構成によれば、排出ストッパを立ち上げるときにも反対方向にバネの付勢力が作用するため、バネの付勢力に抗して排出ストッパを操作しなければならず、操作性に改良の余地がある。
本発明は、立ち上がった位置を越えて回動可能な排出ストッパを備えたシート排出装置において、排出ストッパを立ち上げるときの操作性を向上させることを目的とする。また、そのシート排出装置を備えた画像形成装置を提供することも目的とする。
本発明のシート排出装置は、排出ローラ(241)によって排出されたシート(S)を支持する排出トレイ(25)と、第1回動軸心(R1)を中心として揺動可能であって、前記排出トレイ(25)に収納される第1位置と、前記第1位置から立ち上がり、排出されたシート(S)を規制する第2位置と、前記第2位置を挟んで前記第1位置と反対側の第3位置との間で揺動する排出ストッパ(61)と、前記第1位置にある前記排紙ストッパ(61)とは当接せず前記第2位置にある前記排出ストッパ(61)に当接して前記排出ストッパ(61)を保持する第4位置と、前記第3位置にある前記排出ストッパ(61)に当接する第5位置との間で変位可能な保持部材(62)と、前記保持部材(62)を前記第5位置から前記第4位置へ向けて付勢するバネ(64)と、前記バネ(64)の付勢力に抗して前記保持部材(62)を前記第4位置に規制する規制部材(63)と、を備える。
本発明によれば、規制部材が保持部材を第4位置に規制することにより、排出ストッパは第1位置と第2位置との間においてバネで付勢されない。よって、排出ストッパを第1位置から第2位置へ立ち上げるときにバネの付勢力に抗して操作する必要がなく、操作性が向上する。また、ユーザがシートを取り出すために排出ストッパを第2位置から第3位置へ押した場合でも、排出ストッパはバネの付勢力によって自動的に第3位置から第2位置へ戻るため、使い勝手がよい。
一実施形態の画像形成装置の斜視図である。 一実施形態の画像形成装置の内部構成の概要を示す模式側面図である。 排出ストッパが第1位置にあるときのストッパ部周辺の拡大平面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 排出ストッパが第2位置にあるときのストッパ部周辺の拡大平面図である。 図6のC−C断面図である。 排出ストッパが第3位置にあるときのストッパ部周辺の拡大平面図である。 図8のD−D断面図である。
以下の説明では、図1に示すように画像形成装置1が使用可能に設置された状態を基準とし、シートトレイ21が引き出される側を前、その反対側を後とし、画像形成装置1を前側から見て左右方向を規定し、さらに画像形成装置1の第2筐体3側を上、第1筐体2側を下とし、各方向を定める。本実施形態において、左右方向は排出ローラ241のシート排出方向と直交する幅方向の一例である。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置1の斜視図である。図2は画像形成装置1の内部構成の概要を示す模式側面図である。画像形成装置1は、第1筐体2と、第2筐体3と、原稿押さえ4と、ADF(auto document feeder)5とを備えている。
第1筐体2は略直方体形状の筐体である。第1筐体2には、図2に示すように、シートSを収容するシートトレイ21と、シートトレイ21からシートSを搬送する搬送機構22と、搬送機構22によって搬送されてきたシートSに画像を形成する画像形成部23と、画像形成部23から第1筐体2外へシートSを排出する排出機構24とが収容されている。搬送機構22及び排出機構24は、一対のローラを複数配置することで構成され、排出機構24の最下流部には排出トレイ25にシートSを排出する排出ローラ241が配置されている。画像形成部23の構成には特に限定はなく、電子写真方式、インクジェット方式、サーマルヘッド方式などの構成を用いることができる。
画像形成装置1は、いわゆる胴内排紙型と呼ばれる形態を有する。第1筐体2の上面は窪んでおり、後側から前側に向かって湾曲しつつ登るように傾斜したシート支持面25Aを有する排出トレイ25が形成されている。シート支持面25Aは、排出機構24によって排出されたシートSを支持する面である。また、排出トレイ25には、排出されたシートSを整合するとともに装置外へ落下しないようにシートSの排出方向下流側端部を規制するストッパ部6が設けられている。排出機構24と排出トレイ25とストッパ部6とは、シート排出装置の一例である。
第1筐体2の上面前部と第2筐体3の下面前部との間には、シート取出口26が形成される。そして、画像が形成されたシートSは、排出機構24によって後側から前側に向かって排出トレイ25に排出される。
第2筐体3は、略直方体形状の筐体であり、第1筐体2の上方に第1筐体2の上面を覆うように設けられている。第2筐体3の後端部は左右方向を回動軸とするヒンジ11によって第1筐体2の後端部と上下方向に回動可能に連結されている。これにより、第2筐体3は、第1筐体2に対して、第1筐体2の上面を覆う閉位置と第1筐体2の上面を開放する開位置との間で回動可能である。
第2筐体3は、傾斜した前上面にタッチパネルや操作ボタン等の操作部31を備えている。第2筐体3の上面には、原稿を支持するプラテンガラス等の原稿支持面32が配置されている。第2筐体3には、原稿支持面32に支持された原稿から画像を読み取る画像読取部33が収容されている。
画像読取部33は、いわゆるフラットベッドタイプと呼ばれる形態を有する。画像読取部33は、画像を読み取るイメージセンサと、イメージセンサを駆動する駆動機構とを備えている。イメージセンサとしては、例えば前後方向に複数のフォトダイオードが列設されたライン型のセンサを用いることができる。駆動機構はモータ及び複数のギヤ等で構成され、イメージセンサを左右方向に移動させる。これにより、画像読取部33はイメージセンサを移動させながら原稿支持面32に支持された原稿を読み取ることができる。
原稿押さえ4は、略直方体形状の筐体であり、第2筐体3の上方に第2筐体3の上面を覆うように設けられている。原稿押さえ4の後端部はヒンジ11と平行な回動軸を有するヒンジ12によって第2筐体3の後端部と上下方向に回動可能に連結されている。これにより、原稿押さえ4は、第2筐体3に対して、原稿支持面32を覆う閉位置と原稿支持面32を開放する開位置との間で回動可能である。
ADF5は原稿押さえ4の上部に設けられている。ADF5は、原稿供給トレイ51と、原稿供給トレイ51に支持された原稿を搬送し、イメージセンサの上方を通過させて原稿押さえ4の上面の原稿排出トレイ53に排出する搬送機構52とを備えている。これにより、画像読取部33は複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に読み取ることができる。また、原稿排出トレイ53には、図1に示すように、排出された原稿を整合するとともに装置外へ落下しないように原稿の排出方向下流側端部を規制するストッパ部54が設けられている。
このような構成の画像形成装置1において、ユーザは原稿押さえ4の前端部を持ち上げることで原稿押さえ4を開き、原稿支持面32に原稿を載置することができる。また、ユーザはADF5の原稿供給トレイ51に原稿を載置することで複数の原稿を自動的に読み取らせることができる。
また、排出トレイ25のストッパ部6を立ち上げた状態にしておくことにより、排出トレイ25に排出されたシートSを整合するとともに落下を抑制できる。さらに、原稿排出トレイ53のストッパ部54を立ち上げた状態にしておくことにより、原稿排出トレイ53に排出された原稿を整合するとともに落下を抑制できる。
[ストッパ部の構成]
図3は、排出ストッパ61が第1位置にあるときのストッパ部6周辺の拡大平面図、図4は、図3のA−A断面図、図5は、図3のB−B断面図である。図6は、排出ストッパ61が第2位置にあるときのストッパ部6周辺の拡大平面図、図7は、図6のC−C断面図である。図8は、排出ストッパ61が第3位置にあるときのストッパ部6周辺の拡大平面図、図9は、図8のD−D断面図である。
排出トレイ25のストッパ部6は、凹部251と、排出ストッパ61と、保持部材62と、規制部材63と、バネ64と、接触部材65とを有する。
<凹部>
凹部251は、排出トレイ25の前端部の略中央部分に設けられる。図3から図5に示すように、凹部251は、平面視で略矩形であり、排出ストッパ61をシート支持面25Aとほぼ面一に収納可能な大きさに形成される。凹部251には、支持突起252と、孔部253とが設けられている。
支持突起252は、凹部251の左右中央の後端部付近に設けられ、収納された排出ストッパ61の揺動先端部を支持する突起である。なお、支持突起252の位置及び形状には特に限定はなく、収納された排出ストッパ61を支持できればよい。孔部253は、凹部251の左右中央の前端部近傍に設けられた略矩形で上下方向に貫通する貫通孔である。孔部253を通じて保持部材62の上部は上方へ突出する。
<排出ストッパ>
排出ストッパ61は、規制部611と、第1回動軸部612とを有する。規制部611は、排出されたシートSの前端部と当接してシートSを排出トレイ25上に規制する部材である。規制部611は、左右方向、上下方向の長さが凹部251のそれらの長さとほぼ等しい略矩形の板状部材であり、凹部251に段差なく収納可能となっている。規制部611のシートSを規制する側の面には、シートSを滑らかに搬送するため、シート排出方向に延びる複数のリブ613が左右方向に並設されている。
第1回動軸部612は、規制部611の前端部近傍を第1回動軸心R1とし、規制部611の左右端部から左右方向に突出して延びる軸部である。第1回動軸部612は、凹部251の前端部近傍に形成された図示しない孔部に回動可能に支持される。
排出ストッパ61は、第1回動軸部612の第1回動軸心R1を中心に、第1位置(図4に示す位置)と第2位置(図7に示す位置)と第3位置(図9に示す位置)との間で揺動可能である。第1位置は、排出ストッパ61が凹部251に収納される位置である。排出ストッパ61は、規制部611が凹部251の支持突起252に当接して支持されることで第1位置に保持される。
第2位置は、排出ストッパ61が第1位置から立ち上がり、排出されたシートSを規制する位置である。第2位置は、排出ストッパ61の重心が回動軸心R1よりも前側にくる位置とする。これにより、排出ストッパ61は、第2位置において前方へ倒れようとし、規制部611が保持部材62に当接することで第2位置に保持される。
第3位置は、第2位置を挟んで第1位置と反対側の位置である。排出ストッパ61は、外力によって規制部611が保持部材62を押し下げ、保持部材62の前面62Aが孔部253の前端部に当接して支持されることで第3位置に保持される。
ユーザは、第1位置にある排出ストッパ61の後端部をつまんで前上側へ回動させることで、排出ストッパ61を第1位置から第2位置へ揺動させることができる。さらに、第2位置にある排出ストッパ61を前下側へ押すことで、排出ストッパ61を第2位置から第3位置へ揺動させることができる。
本実施形態において排出ストッパ61は、第1位置にあるときには第1筐体2から前方へ突出することなく凹部251に収納され、第2位置にあるときには第1筐体2から前方へ突出するため、画像形成装置1の小型化と規制可能なシートSの長尺化とを両立させている。
<保持部材>
保持部材62は、第1接触部621と、第2接触部622と、第2回動軸部623とを有する揺動部材である。第1接触部621は、第2位置及び第3位置にある排出ストッパ61の規制部611と接触して排出ストッパ61を保持する部分である。第1接触部621は、凹部251の孔部253から上方へ突出した保持部材62の上部に形成された面であり、左右方向に延び、後上方に面する。本実施形態において第1接触部621は、排出ストッパ61が第1位置又は第2位置にあるときシート支持面25Aに対して約45°の角度に形成されている。この角度は排出ストッパ61が第2位置にあるときの規制部611の角度となる。
第2接触部622は、接触部材65と接触してバネ64の付勢力を受ける部分である。第2接触部622は、凹部251の下方に位置する保持部材62の下部に形成された面であり、左右方向に延び、後下方に面する。本実施形態において第2接触部622は、排出ストッパ61が第1位置又は第2位置にあるときシート支持面25Aに対して約60°の角度に形成されている。
第2回動軸部623は、凹部251の下方に位置する保持部材62の下部における第2接触部622の上方位置を第2回動軸心R2とし、保持部材62の左右端部から左右方向に突出して延びる軸部である。第2回動軸部623は、凹部251の下方に形成された図示しない孔部に回動可能に支持される。
保持部材62は、第2回動軸部623の第2回動軸心R2を中心に、第4位置(図4及び図7に示す位置)と第5位置(図9に示す位置)との間で揺動可能である。第4位置は、第1位置にある排紙ストッパ61とは当接せず、第2位置にある排出ストッパ61に第1接触部621が当接して排出ストッパ61を保持する位置である。保持部材62は、バネ64によって押圧され、規制部材63が凹部251の裏面251Aに当接することで第4位置に保持される。
よって、排出ストッパ61は、第1位置と第2位置との間においてバネ64の付勢力を受けない。そのため、排出ストッパ61を第1位置から第2位置へ立ち上げるときにバネ64の付勢力に抗して操作する必要がなく、操作性が向上する。
第5位置は、第3位置にある排出ストッパ61に第1接触部621が当接する位置である。保持部材62は、外力によって押される排出ストッパ61に押し下げられ、その前面62Aが孔部253の前端部に当接して支持されることで第5位置に保持される。
図9に示すように、保持部材62は、第2回動軸心R2から第1接触部621までの第1半径距離L1が第2回動軸心R2から第2接触部622までの第2半径距離L2より大きくなるように構成される。この構成によれば、てこの原理により、ユーザは軽い力で排出ストッパ61を第2位置から第3位置へ押すことができる。また、バネ64の伸縮量が小さくなるため、第1筐体2を小型化することができる。
このように、保持部材62を揺動部材で構成することにより、保持部材を上下方向にスライドするスライド部材で構成する場合よりも、上下方向の長さを短く構成することができ、第1筐体2の高さを低くすることができる。
<規制部材>
規制部材63は、バネ64の付勢力に抗して保持部材62を第4位置に規制する部材である。規制部材63は、凹部251の下方に位置する保持部材62の下部において左右方向に延び、凹部251と上下方向に重なる位置に設けられる。規制部材63の上面63Aは平面である。保持部材62が第4位置にあるとき、規制部材63の上面63Aが凹部251の裏面251Aに当接することで保持部材62を第4位置に規制する。
本実施形態において、規制部材63は保持部材62と一体に形成されているが、保持部材62と規制部材63とは別部品であってもよい。規制部材63の位置及び形状には特に限定はなく、保持部材62を第4位置に規制できればよい。
<バネ>
バネ64は、保持部材62を第5位置から第4位置へ向けて付勢するバネである。バネ64は、圧縮コイルバネであり、凹部251の下方における保持部材62の第2接触部622の後方であって、左右方向において保持部材62の第2接触部622と重なる位置に、前後方向に延びるように配置されている。
なお、バネ64は、圧縮コイルバネに限定されることはなく、保持部材62を第5位置から第4位置へ向けて付勢するバネであればよく、引張コイルバネ、ねじりコイルバネ、板バネ等であってもよい。バネ64は、本実施形態で前後方向に延びるように配置しているように、水平方向に配置することが好ましい。これにより、第1筐体2の高さを低くすることができる。
<接触部材>
接触部材65は、バネ64の先端部の一例としての前端部に取り付けられ、保持部材62の第2接触部622と接触する部材である。接触部材65は、第2接触部622と接触する前端部の角を丸めた棒状部材である。接触部材65は、前端部より細くなっている後端部側をバネ64の前端部に挿入することでバネ64に固定されている。
接触部材65は、左右方向において保持部材62と重なる位置に配置される。これにより、凹部251に形成される孔部253が大きかったとしても、ユーザからは保持部材62に隠れて接触部材65が見えにくくなり、外観がよい。
保持部材62が本実施形態のように揺動部材で構成される場合、保持部材62がバネ64をこじりやすくなるが、接触部材65を設けることによって、接触部材65が保持部材62の第2接触部622に対して滑りながら押すため、こじりの発生を抑制することができる。なお、接触部材65は必須の構成ではなく、接触部材65を省略してバネ64の前端部が保持部材62の第2接触部622と接触するようにしてもよい。
[ストッパ部の動作]
図4に示すように、排出ストッパ61が第1位置にあり、保持部材62が第4位置にある状態において、ユーザが排出ストッパ61の規制部611の後端部をつまんで引き上げると、規制部611は第1位置から立ち上がる。このとき、排出ストッパ61はバネ64の付勢力を受けないため、ユーザは小さな力で排出ストッパ61を操作できる。そして、図7に示すように、規制部611が第4位置にある保持部材62の第1接触部621に当接することで、排出ストッパ61は第2位置に保持される。
図7の状態において、排出されたシートSは排出ストッパ61に当接することで排出トレイ25上に規制される。そして、シートSを取り出すためにユーザがバネ64の付勢力に抗して排出ストッパ61を前下側へ押すと、排出ストッパ61は第2位置から第3位置へ向かって揺動し、保持部材62は第4位置から第5位置へ向かって揺動する。そして、図9に示すように、保持部材62の前面62Aが孔部253の前端部に当接することで、保持部材62は第5位置に保持され、排出ストッパ61は第3位置に保持される。
このように、排出ストッパ61を押さえることでシート取出口26が大きくなり、シートSが取り出しやすくなる。シートSが取り出され、排出ストッパ61が押されなくなると、保持部材62はバネ64の付勢力によって第5位置から第4位置へ戻り、排出ストッパ61は第3位置から第2位置へ戻る。このように、シートSを取り出した後、排出ストッパ61はバネ64の付勢力によって自動的に第2位置へ戻るため、ユーザは排出ストッパ61を第2位置へ戻す必要がなく、使い勝手がよい。
[その他]
上記の実施形態において保持部材62は第2回動軸心R2を中心に揺動する揺動部材としたが、上下方向にスライドするスライド部材であってもよい。具体的には、保持部材の下面に第2接触部を配置し、第2接触部の下方にバネを設け、バネが保持部材を押し上げる方向に付勢する構成とすることができる。
また、上記の画像形成装置1にはADF5の原稿排出トレイ53にストッパ部54が設けられている。このストッパ部54も排出トレイ25のストッパ部6と同様の構成とすることができる。
[実施形態の効果]
上記の画像形成装置1は、排出ローラ241によって排出されたシートSを支持する排出トレイ25を備える。また画像形成装置1は、第1回動軸心R1を中心として揺動可能であって、排出トレイ25に収納される第1位置と、第1位置から立ち上がり、排出されたシートSを規制する第2位置と、第2位置を挟んで第1位置と反対側の第3位置との間で揺動する排出ストッパ61を備える。また画像形成装置1は、第1位置にある排紙ストッパ61とは当接せず第2位置にある排出ストッパ61に当接して排出ストッパ61を保持する第4位置と、第3位置にある排出ストッパ61に当接する第5位置との間で変位可能な保持部材62を備える。また画像形成装置1は、保持部材62を第5位置から第4位置へ向けて付勢するバネ64を備える。また画像形成装置1は、バネ64の付勢力に抗して保持部材62を第4位置に規制する規制部材63を備える。
この構成によれば、規制部材63が保持部材62を第4位置に規制することにより、排出ストッパ61は第1位置と第2位置との間においてバネ64で付勢されない。よって、排出ストッパ61を第1位置から第2位置へ立ち上げるときにバネ64の付勢力に抗して操作する必要がなく、操作性が向上する。また、ユーザがシートSを取り出すために排出ストッパ61を第2位置から第3位置へ押した場合でも、排出ストッパ61はバネ64の付勢力によって自動的に第3位置から第2位置へ戻るため、使い勝手がよい。
また上記の画像形成装置1によれば、保持部材62は、第4位置と第5位置との間で第2回動軸心R2を中心として揺動可能な揺動部材で構成される。
この構成によれば、保持部材62を上下方向にスライドするスライド部材で構成する場合よりも、上下方向の長さを短く構成することができ、第1筐体2の高さを低くすることができる。
また上記の画像形成装置1によれば、保持部材62は、排出ストッパ61と接触する第1接触部621と、バネ64の付勢力を受ける第2接触部622とを有する。保持部材62は、第2回動軸心R2から第1接触部621までの第1半径距離L1が第2回動軸心R2から第2接触部622までの第2半径距離L2より大きくなるように構成される。
この構成によれば、てこの原理により、ユーザは軽い力で排出ストッパ61を第2位置から第3位置へ押すことができる。また、バネ64の伸縮量が小さくなるため、第1筐体2を小型化することができる。
また上記の画像形成装置1によれば、排出トレイ25は、第1位置にある排出ストッパ61を収容する凹部251を有する。バネ64は、圧縮コイルバネであり、凹部251と上下方向に重なる位置に水平方向に延びるように配置される。
この構成によれば、バネ64が水平方向に配置されるため、第1筐体2の高さを低くすることができる。
また上記の画像形成装置1によれば、バネ64の先端部に、保持部材62と接触する接触部材65が設けられる。
この構成によれば、保持部材62が第2回動軸心R2を中心として揺動可能な揺動部材で構成される場合、保持部材62がバネ64をこじりやすくなるが、接触部材65を設けることによって、接触部材65が保持部材62に対して滑りながら押すため、こじりの発生を抑制することができる。
また上記の画像形成装置1によれば、接触部材65は、シート排出方向と直交する幅方向において保持部材62と重なる位置に配置される。
この構成によれば、ユーザからは保持部材62に隠れて接触部材が見えにくくなり、外観がよい。
1 画像形成装置
25 排出トレイ
61 排出ストッパ
62 保持部材
63 規制部材
64 バネ
65 接触部材
241 排出ローラ
251 凹部
621 第1接触部
622 第2接触部
L1 第1半径距離
L2 第2半径距離
R1 第1回動軸心
R2 第2回動軸心
S シート

Claims (7)

  1. 排出ローラによって排出されたシートを支持する排出トレイと、
    第1回動軸心を中心として揺動可能であって、前記排出トレイに収納される第1位置と、前記第1位置から立ち上がり、排出されたシートを規制する第2位置と、前記第2位置を挟んで前記第1位置と反対側の第3位置との間で揺動する排出ストッパと、
    前記第1位置にある前記排紙ストッパとは当接せず前記第2位置にある前記排出ストッパに当接して前記排出ストッパを保持する第4位置と、前記第3位置にある前記排出ストッパに当接する第5位置との間で変位可能な保持部材と、
    前記保持部材を前記第5位置から前記第4位置へ向けて付勢するバネと、
    前記バネの付勢力に抗して前記保持部材を前記第4位置に規制する規制部材と、を備えることを特徴とするシート排出装置。
  2. 前記保持部材は、前記第4位置と前記第5位置との間で第2回動軸心を中心として揺動可能な揺動部材で構成されることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 前記保持部材は、
    前記排出ストッパと接触する第1接触部と、
    前記バネの付勢力を受ける第2接触部と、を有し、
    前記第2回動軸心から前記第1接触部までの第1半径距離が前記第2回動軸心から前記第2接触部までの第2半径距離より大きくなるように構成されることを特徴とする請求項2に記載のシート排出装置。
  4. 前記排出トレイは、前記第1位置にある前記排出ストッパを収容する凹部を有し、
    前記バネは、圧縮コイルバネであり、前記凹部と上下方向に重なる位置に水平方向に延びるように配置されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシート排出装置。
  5. 前記バネの先端部に、前記保持部材と接触する接触部材が設けられることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか一項に記載のシート排出装置。
  6. 前記接触部材は、シート排出方向と直交する幅方向において前記保持部材と重なる位置に配置されることを特徴とする請求項5に記載のシート排出装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成部と、
    画像が形成されたシートを排出する請求項1から請求項6の何れか一項に記載のシート排出装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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